JP2015500307A5 - - Google Patents

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JP2015500307A5
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  1. 式(I):
    Figure 2015500307
    [式中、
    は、水素、クロロ、メチルまたはメトキシであり、
    は、水素またはメトキシであり、
    ただし、RおよびRの少なくとも一方が水素以外であり、
    は、クロロ、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシカルボニル、5員アザ−ヘテロアリールまたは基−CH−OR、−CH−NRまたは−C(=O)−NR
    {式中、
    は、水素、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキルまたはフェニルであり、
    ここで、
    (i)当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシ、(C−C)−アルコキシ、ヒドロキシカルボニル、(C−C)−アルコキシカルボニル、アミノ、アミノカルボニル、モノ−(C−C)−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C−C)−アルキルアミノカルボニル、(C−C)−シクロアルキルまたは3個までのフルオロ原子で置換されており、
    (ii)当該(C−C)−シクロアルキルは、所望により(C−C)−アルキル、ヒドロキシおよびアミノからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されており、
    (iii)当該フェニルは、所望によりフルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C−C)−アルキルおよび(C−C)−アルコキシからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されており、
    は、水素または(C−C)−アルキルであり、
    は、水素、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルキルカルボニル、(C−C)−シクロアルキルまたは4〜6員ヘテロシクロアルキルであり、
    ここで、
    (i)当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシ、(C−C)−アルコキシ、ヒドロキシカルボニル、(C−C)−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノ−(C−C)−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C−C)−アルキルアミノカルボニルまたは(C−C)−シクロアルキルで置換されており、
    (ii)当該(C−C)−シクロアルキルは、所望により(C−C)−アルキル、ヒドロキシおよびアミノからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されており、
    (iii)当該4〜6員ヘテロシクロアルキルは、所望により(C−C)−アルキル、ヒドロキシ、オキソおよびアミノからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されており、
    は、水素、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキルまたは4〜6員ヘテロシクロアルキルであり、
    ここで、
    (i)当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシ、(C−C)−アルコキシ、ヒドロキシカルボニル、(C−C)−アルコキシカルボニル、アミノ、アミノカルボニル、モノ−(C−C)−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C−C)−アルキルアミノカルボニルまたは(C−C)−シクロアルキルで置換されており、
    (ii)当該(C−C)−シクロアルキルは、所望により(C−C)−アルキル、ヒドロキシおよびアミノからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されており、
    (iii)当該4〜6員ヘテロシクロアルキルは、所望により(C−C)−アルキル、ヒドロキシ、オキソおよびアミノからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されているか、
    あるいは、
    およびR、または、RおよびRは、それぞれ、それらが結合している窒素原子と一体となって結合して、単環式飽和4〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成し、当該環は、N(R)およびOから選択される第2環ヘテロ原子を含んでもよく、そして、環炭素原子で、(C−C)−アルキル、オキソ、ヒドロキシ、アミノおよびアミノカルボニルからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されていてもよく、
    ここで、Rは、水素、(C−C)−アルキル、ホルミルまたは(C−C)−アルキルカルボニルである。}
    を表し、
    は、クロロ、シアノ、(C−C)−アルキルまたは基−CR8A8B−OH、−CH−NR10、−C(=O)−NR1112または−CH−OR15
    {式中、
    8AおよびR8Bは、水素、(C−C)−アルキル、シクロプロピルおよびシクロブチルからなる群から独立して選択され、
    は、水素または(C−C)−アルキルであり、
    10は、水素、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルキルカルボニル、(C−C)−シクロアルキルまたは4〜6員ヘテロシクロアルキルであり、
    ここで、
    (i)当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、モノ−(C−C)−アルキルアミノカルボニルまたはジ−(C−C)−アルキルアミノカルボニルで置換されており、
    (ii)当該(C−C)−シクロアルキルは、所望により(C−C)−アルキル、ヒドロキシおよびアミノからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されており、
    (iii)当該4〜6員ヘテロシクロアルキルは、所望により(C−C)−アルキル、ヒドロキシ、オキソおよびアミノからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されており、
    11は、水素または(C−C)−アルキルであり、
    12は、水素、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキルまたは4〜6員ヘテロシクロアルキルであり、
    ここで、
    (i)当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、モノ−(C−C)−アルキルアミノカルボニルまたはジ−(C−C)−アルキルアミノカルボニルで置換されており、
    (ii)当該(C−C)−シクロアルキルは、所望により(C−C)−アルキル、ヒドロキシおよびアミノからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されており、
    (iii)当該4〜6員ヘテロシクロアルキルは、所望により(C−C)−アルキル、ヒドロキシ、オキソおよびアミノからなる群から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されているか、
    あるいは、
    およびR10、または、R11およびR12は、それぞれ、それらが結合している窒素原子と一体となって結合して、単環式飽和4〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成し、当該環は、N(R13)、O、SおよびS(O)から選択される第2環ヘテロ原子を含んでもよく、そして、環炭素原子で、フルオロ、(C−C)−アルキル、オキソ、ヒドロキシ、アミノおよびアミノカルボニルからなる群から独立して選択される3個までの置換基で置換されていてもよく、
    ここで、R13は、水素、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、ホルミルまたは(C−C)−アルキルカルボニルであり、
    15は、(C−C)−アルキルである。}
    を表す。
    ただし、Gがクロロまたはシアノであるとき、Gはクロロではない。]
    の化合物またはその薬学的に許容される塩、水和物および/または溶媒和物。
  2. が、クロロ、メチルまたはメトキシであり、
    が、水素またはメトキシであり、
    が、クロロ、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシカルボニルを表すか、または、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリルおよびオキサジアゾリルからなる群から選択される5員アザ−ヘテロアリールを表すか、または、基−CH−ORまたは−CH−NR
    {式中、
    は、水素、(C−C)−アルキルまたは(C−C)−シクロアルキルであり、
    ここで、当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシ、(C−C)−アルコキシ、ヒドロキシカルボニル、(C−C)−アルコキシカルボニル、アミノ、アミノカルボニル、(C−C)−シクロアルキルまたは3個までのフルオロ原子で置換されており、
    は、水素または(C−C)−アルキルであり、
    は、水素、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルキルカルボニル、(C−C)−シクロアルキルまたは5員または6員ヘテロシクロアルキルであり、
    ここで、
    (i)当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシ、ヒドロキシカルボニルまたは(C−C)−シクロアルキルで置換されており、
    (ii)当該5員または6員ヘテロシクロアルキルは、所望によりオキソで置換されているか、
    あるいは、
    およびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって結合して、単環式飽和4〜6員ヘテロシクロアルキル環を形成し、当該環は、N(R)およびOから選択される第2環ヘテロ原子を含んでもよく、そして、環炭素原子で、オキソまたはヒドロキシで置換されていてもよく、
    ここで、Rは、水素または(C−C)−アルキルである。}を表し、
    が、クロロ、シアノ、(C−C)−アルキルまたは基−CR8A8B−OH、−CH−NR10、−C(=O)−NR1112または−CH−OR15
    {式中、
    8AおよびR8Bは、水素、(C−C)−アルキルおよびシクロプロピルからなる群から独立して選択され、
    は、水素またはメチルであり、
    10は、水素、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルキルカルボニル、(C−C)−シクロアルキルまたは5員または6員ヘテロシクロアルキルであり、
    ここで、
    (i)当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシまたはアミノカルボニルで置換されており、
    (ii)当該5員または6員ヘテロシクロアルキルは、所望によりオキソで置換されており、
    11は、水素またはメチルであり、
    12は、水素、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキルまたは5員または6員ヘテロシクロアルキルであり、
    ここで、
    (i)当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシで置換されており、
    (ii)当該5員または6員ヘテロシクロアルキルは、所望によりオキソで置換されているか、
    あるいは、
    およびR10、または、R11およびR12は、それぞれ、それらが結合している窒素原子と一体となって結合して、単環式飽和4〜6員ヘテロシクロアルキル環を形成し、当該環は、N(R13)、O、SおよびS(O)から選択される第2環ヘテロ原子を含んでもよく、そして、環炭素原子で、フルオロ、(C−C)−アルキル、オキソ、ヒドロキシ、アミノおよびアミノカルボニルからなる群から独立して選択される3個までの置換基で置換されていてもよく、
    ここで、R13は、水素、(C−C)−アルキル、シクロプロピル、シクロブチル、ホルミルまたは(C−C)−アルキル−カルボニルであり、
    15は、メチルまたはエチルである。}を表し、
    ただし、Gがクロロまたはシアノであるとき、Gはクロロではない、
    請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、水和物および/または溶媒和物。
  3. が、メチルであり、
    が、メトキシであり、
    が、メチル、オキサゾール−5−イルまたは基−CH−ORまたは−CH−NR
    {式中、
    は、水素、(C−C)−アルキル、シクロプロピルまたはシクロブチルであり、
    ここで、当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシカルボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミノ、アミノカルボニル、シクロプロピル、シクロブチルまたは3個までのフルオロ原子で置換されており、
    は、水素、メチルまたはエチルであり、
    は、水素、(C−C)−アルキル、アセチル、シクロプロピル、シクロブチルまたは2−オキソピロリジン−3−イルであり、
    ここで、当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシ、ヒドロキシカルボニル、シクロプロピルまたはシクロブチルで置換されているか、
    あるいは、
    およびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって結合して、単環式飽和5員または6員ヘテロシクロアルキル環を形成し、当該環は、NHおよびOから選択される第2環ヘテロ原子を含んでもよく、そして、環炭素原子で、オキソまたはヒドロキシで置換されていてもよい。}
    を表し、
    が、メチルまたは基−CR8A8B−OH、−CH−NR10または−C(=O)−NR1112
    {式中、
    8AおよびR8Bは、独立して、水素またはメチルであり、
    は水素であり、
    10は、水素、(C−C)−アルキル、アセチル、シクロプロピル、シクロブチルまたは2−オキソピロリジン−3−イルであり、
    ここで、当該(C−C)−アルキルは、所望によりヒドロキシまたはアミノカルボニルで置換されており、
    11は、水素またはメチルであり、
    12は、水素、(C−C)−アルキル、シクロプロピル、シクロブチルまたは2−オキソピロリジン−3−イルであり、
    ここで、当該(C−C)−アルキルは所望によりヒドロキシで置換されているか、
    あるいは、
    およびR10、または、R11およびR12は、それぞれ、それらが結合している窒素原子と一体となって結合して、単環式飽和4〜6員ヘテロシクロアルキル環を形成し、当該環は、N(R13)、OおよびS(O)から選択される第2環ヘテロ原子を含んでもよく、そして、環炭素原子で、フルオロ、メチル、オキソ、ヒドロキシ、アミノおよびアミノカルボニルからなる群から独立して選択される3個までの置換基で置換されていてもよく、
    ここで、R13は、水素、ホルミルまたはアセチルである。}
    を表す、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、水和物および/または溶媒和物。
  4. が、メチルであり、
    が、メトキシであり、
    が、基−CH−OR
    {式中、Rは、所望によりヒドロキシ、アミノまたはアミノカルボニルで置換された(C−C)−アルキルである。}を表し、
    が、基−CH−NR10または−C(=O)−NR1112
    {式中、
    は、水素であり、
    10は、2−オキソピロリジン−3−イルであるか、
    あるいは、
    およびR10は、それらが結合している窒素原子と一体となって結合して、ピペラジン−1−イル、3−オキソピペラジン−1−イルまたは4−アセチルピペラジン−1−イル環を形成し、
    11は、水素であり、
    12は、2−オキソピロリジン−3−イルであるか、
    あるいは、
    11およびR12は、それらが結合している窒素原子と一体となって結合して、3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル、4−ヒドロキシピペリジン−1−イルまたは3−オキソピペラジン−1−イル環を形成する。}を表す、請求項1、2または3に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、水和物および/または溶媒和物。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の、化合物4−{[4−アミノ−6−(メトキシメチル)−5−(7−メトキシ−5−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−イル)ピロロ[2,1 f][1,2,4]トリアジン−7−イル]メチル}ピペラジン−2−オン
    Figure 2015500307
    またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  6. 請求項1〜4の何れか1項に記載の、化合物4−{[4−アミノ−6−(メトキシメチル)−5−(7−メトキシ−5−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−イル)ピロロ[2,1 f][1,2,4]トリアジン−7−イル]メチル}ピペラジン−2−オン。
    Figure 2015500307
  7. 請求項1〜6の何れか1項で定義した式(I)の化合物を製造する方法であって、
    [A] 式(II):
    Figure 2015500307
    [式中、Rは、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の6位置換4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジンを、最初に、ホルムアルデヒドおよび式(III):
    Figure 2015500307
    [式中、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    のアミンと、酸の存在下で反応させ、式(IV):
    Figure 2015500307
    [式中、R、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の化合物を得て、次いで、それを臭素化して、式(V):
    Figure 2015500307
    [式中、R、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の化合物とし、続いて、それを式(VI):
    Figure 2015500307
    [式中、
    およびRは、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有し、
    14は、水素または(C−C)−アルキルを表すか、または、両方のR14基が、一体となって結合して、−(CH)−、−C(CH)−C(CH)−、−(CH)−、−CH−C(CH)−CH−または−C(=O)−CH−N(CH)−CH−C(=O)−架橋を形成する。]
    のベンゾチオフェン−2−イル ボロネートと、パラジウム触媒および塩基の存在下でカップリングさせ、式(I-A):
    Figure 2015500307
    [式中、R、R、R、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の標的化合物を得ること、あるいは、
    [B] 式(II):
    Figure 2015500307
    [式中、Rは、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の6位置換4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジンを、最初に、塩化ホスホリルの存在下、N,N−ジメチルホルムアミドでホルミル化して、式(VII):
    Figure 2015500307
    [式中、Rは、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    のアルデヒドを得て、次いで、それを臭素化して、式(VIII):
    Figure 2015500307
    [式中、Rは、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の化合物とし、続いて、式(VI):
    Figure 2015500307
    [式中、R、RおよびR14は、上で示された意味を有する。]
    のベンゾチオフェン−2−イル ボロネートと、パラジウム触媒および塩基の存在下でカップリングさせ、式(IX):
    Figure 2015500307
    [式中、R、RおよびRは、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の化合物を得て、次いで、それを、
    [B-1] 式(III):
    Figure 2015500307
    [式中、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    のアミンと、酸および還元剤の存在下で反応させ、式(I-A):
    Figure 2015500307
    [式中、R、R、R、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の標的化合物を得るか、または、
    [B-2] 式(X):
    Figure 2015500307
    [式中、R、RおよびRは、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    のカルボン酸に酸化して、最後に、式(XI):
    Figure 2015500307
    [式中、R11およびR12は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    のアミンと、縮合剤の存在下でカップリングさせ、式(I-B):
    Figure 2015500307
    [式中、R、R、R、R11およびR12は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の標的化合物を得ること、あるいは、
    [C] 式(XII):
    Figure 2015500307
    の6位置換4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジンを、最初に、式(VI):
    Figure 2015500307
    [式中、R、RおよびR14は、上で示された意味を有する。]
    のベンゾチオフェン−2−イル ボロネートと、パラジウム触媒および塩基の存在下でカップリングさせ、式(XIII):
    Figure 2015500307
    [式中、RおよびRは、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の化合物を得て、それをホルムアルデヒドおよび式(III):
    Figure 2015500307
    [式中、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    のアミンと、酸の存在下で反応させ、式(I-C):
    Figure 2015500307
    [式中、R、R、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の化合物を得て、続いて、それを、
    [C-1] 式(XIV):
    Figure 2015500307
    [式中、R、R、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    のアルデヒドに酸化して、それを式(XV):
    Figure 2015500307
    [式中、RおよびRは、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    のアミンで、酸および還元剤の存在下で処理し、式(I-D):
    Figure 2015500307
    [式中、R、R、R、R、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有する。]
    の標的化合物を得るか、または、
    [C-2] 式(XVI):
    Figure 2015500307
    [式中、
    、R、RおよびR10は、請求項1〜4の何れか1項で示された意味を有し、
    Xは、クロロ、ブロモまたはヨードである。]の対応する6−(ハロメチル)誘導体に変換し、式(XVII):
    Figure 2015500307
    [式中、R3Aは、請求項1〜4の何れか1項で示されたRの水素以外の意味を有する。]
    のアルコールで、塩基の存在下で処理し、式(I-E):
    Figure 2015500307
    [式中、R、R、R3A、RおよびR10は、上で示された意味を有する。]
    の標的化合物を得ること、
    所望により、適切な場合は、続いて、(i) このようにして得られた式(I)の化合物を、そのエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーに分離すること、および/または、(ii) 対応する溶媒および/または酸または塩基で処理することによって、式(I)の化合物を、その水和物、溶媒和物、塩および/または塩の水和物または溶媒和物に変換すること
    を特徴とする方法。
  8. 疾患を処置および/または予防するための請求項1〜6の何れか1項に定義した化合物。
  9. 癌および腫瘍疾患を処置および/または予防する方法に使用するための請求項1〜6の何れか1項に定義した化合物。
  10. 癌および腫瘍疾患を処置および/または予防する医薬組成物を製造するための請求項1〜6の何れか1項に定義した化合物の使用。
  11. 請求項1〜6の何れか1項に定義した化合物および1種以上の薬学的に許容される添加物を含む医薬組成物。
  12. 1種以上のさらなる治療薬をさらに含む請求項11に記載の医薬組成物。
  13. 癌および腫瘍疾患を処置および/または予防するための請求項11または12に定義した医薬組成物。
  14. 哺乳動物において、癌および腫瘍疾患を処置および/または予防する方法であって、それを必要とする哺乳動物に、請求項1〜6の何れか1項に定義した1種以上の化合物、または、請求項11〜13の何れか1項に定義した医薬組成物を、治療有効量で投与することを含む方法。
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