JP2015209358A - 光学素子の製造装置 - Google Patents

光学素子の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015209358A
JP2015209358A JP2014092094A JP2014092094A JP2015209358A JP 2015209358 A JP2015209358 A JP 2015209358A JP 2014092094 A JP2014092094 A JP 2014092094A JP 2014092094 A JP2014092094 A JP 2014092094A JP 2015209358 A JP2015209358 A JP 2015209358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature control
control block
optical element
heating
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014092094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6234316B2 (ja
Inventor
今井 聡
Satoshi Imai
聡 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2014092094A priority Critical patent/JP6234316B2/ja
Priority to CN201580014854.8A priority patent/CN106103365B/zh
Priority to PCT/JP2015/060580 priority patent/WO2015163114A1/ja
Publication of JP2015209358A publication Critical patent/JP2015209358A/ja
Priority to US15/267,030 priority patent/US10315945B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6234316B2 publication Critical patent/JP6234316B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould
    • C03B11/122Heating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/02Press-mould materials
    • C03B2215/08Coated press-mould dies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/66Means for providing special atmospheres, e.g. reduced pressure, inert gas, reducing gas, clean room
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/72Barrel presses or equivalent, e.g. of the ring mould type
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/86Linear series of multiple press moulds

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】光学素子の製造装置において、簡素な構成で光学素子の精度を向上させる。【解決手段】光学素子の製造装置1は、成形素材を収容する型セットを挟むように対向して配置され該型セットに対して加熱、加圧、及び冷却のうち少なくとも1つを行う一対のステージユニット110を複数対備え、ステージユニット110は、温度を制御される温度制御ブロック111を有し、複数対のステージユニット110の配列方向である第1の方向(矢印D1,X)と一対のステージユニット110の対向方向である第2の方向(Z)とに直交する第3の方向(矢印D3,Y)において、温度制御ブロック111は、両端側に位置し加熱源(熱電対116)が配置された加熱領域R2,R3と、中央側に位置し第1の方向(矢印D1,X)の全体に亘って加熱源(熱電対116)が配置されない非加熱領域R1と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、光学素子を製造する光学素子の製造装置に関する。
近年、レンズ、プリズム、ミラー等の光学素子には、高性能化や高機能化が求められており、例えば、光学面形状を非球面形状にして性能を改善する方法が知られている。特に、非球面形状を有する光学素子の大量生産の場面では、加熱軟化させた成形素材を成形型で加圧する製造方法が採られている。
中大口径サイズの光学素子に対するニーズがある。そのため、中大口径サイズの光学素子の量産対応が必要になっている。中大口径サイズの光学素子に限られないが、光学素子の量産に向く光学素子の製造装置としては次のようなものがある。
すなわち、型セットに収容された成形素材を、加熱、加圧、及び冷却の各ステージに順次搬送して所望の光学素子を製造する光学素子の製造方法が知られている。型セットは、例えば、上型、下型、胴型などを有する。胴型は、上型及び下型の周囲に位置する筒形状の部材である。
光学素子の製造装置には、加熱ステージ、加圧ステージ、冷却ステージなどとして、上下一対のステージユニットが複数対配置される。
ステージユニットには、温度制御ブロックが取り付けられる。この温度制御ブロックは、温度制御が可能であり、対応付けされた工程(加熱工程、加圧工程、又は冷却工程)の条件が設定されている。
温度制御ブロックには、加熱源及び温度測定部が埋設される。加熱源として、通常、複数のカートリッジタイプのヒータを使用し、温度測定部として、熱電対等の温度センサを用いて所定位置の温度を検出する方法がとられている。
温度制御ブロックは、ステージユニット外の温度出力調整装置として機能する制御部と接続されている。また、温度制御ブロックは、温度センサからの出力信号に基づいて加熱源の出力状態が調整されることで、温度状態が制御される。
上述のような温度制御ブロックにおいて、ヒータカートリッジのワット密度が高い部分と低い部分とを設けることで、温度分布を改善する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−116705号公報
上述のように温度分布を改善するために、ヒータカートリッジのワット密度が高い部分と低い部分とを設ける構成は、構造が複雑になる。ところで、ステージユニットにおける温度制御ブロックの表面の温度分布は、複数対のステージユニットの配列方向の両端ではなく、この配列方向に直交する水平方向における両端(雰囲気と接する側)に向けて温度が低下する現象を確認することができる。これは、温度制御ブロックの中央部では、放熱量が少ないために熱が溜まりやすく、配列方向の両端では、隣接する温度制御ブロックの放熱の影響を受けるためである。
温度制御ブロックに温度分布があると、型セットの上型及び下型の成形面に温度分布が伝播する。成形面の温度分布は成形中の成形素材に対して内部歪みとして蓄積され、最終的には光学素子の形状精度を悪化させる。
本発明の目的は、簡素な構成で光学素子の精度を向上させる光学素子の製造装置を提供することである。
1つの態様では、光学素子の製造装置は、成形素材を収容する型セットを挟むように対向して配置され該型セットに対して加熱、加圧、及び冷却のうち少なくとも1つを行う一対のステージユニットを複数対備え、前記ステージユニットは、温度を制御される温度制御ブロックを有し、前記複数対のステージユニットの配列方向である第1の方向と前記一対のステージユニットの対向方向である第2の方向とに直交する第3の方向において、前記温度制御ブロックは、両端側に位置し加熱源が配置された加熱領域と、中央側に位置し前記第1の方向の全体に亘って前記加熱源が配置されない非加熱領域と、を含む。
前記態様によれば、簡素な構成で光学素子の精度が向上する。
第1実施形態に係る光学素子の製造装置の内部構造を示す正面図である。 第1実施形態における型セットを示す断面図である。 第1実施形態における温度制御ブロックを示す平面図である。 第1実施形態における非加熱領域の寸法比率と温度差との関係を示すグラフである。 第1実施形態における温度制御ブロックの第3の方向の位置と温度との関係を示すグラフである。 第2実施形態における温度制御ブロックを示す平面図である。 第3実施形態における均熱部材及び温度制御ブロックを示す側面図である。 第4実施形態における一対の保温部材、均熱部材、及び温度制御ブロックを示す平面図である。 第5実施形態における均熱部材及び温度制御ブロックを示す平面図である。
以下、実施の形態に係る光学素子の製造装置について、図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造装置1を示す断面図である。
図1に示す光学素子の製造装置1は、成形室2と、加熱ステージ10と、加圧ステージ20と、冷却ステージ30と、投入側載置台40と、排出側載置台50と、を備える。
成形室2は、遮蔽板2aと、投入側シャッタ2bと、排出側シャッタ2cと、内部シャッタ2dと、を有する。
遮蔽板2aは、成形室2の内部に配置され、投入側載置台40が配置される空間(予備室)と、加熱ステージ10、加圧ステージ20、冷却ステージ30、及び排出側載置台50が配置される空間(成形空間)とを仕切る。
投入側シャッタ2bは、型セット100が成形室2内に投入される際に開放するように制御される。また、排出側シャッタ2cは、型セット100が成形室2内から排出される際に開放するように制御される。成形室2は、投入側シャッタ2b及び排出側シャッタ2cによって密閉されている。
成形室2内は、大気圧であるか、又は、不活性ガス(Arガス等)若しくは窒素ガス(N等)で置換されている。不活性ガスや窒素ガスを使用する場合、成形室2内には、図示しない配管でガスが供給される。
成形室2内では、複数の型セット100が、投入側載置台40、加熱ステージ10、加圧ステージ20、冷却ステージ30、排出側載置台50の順に連続的に移送される。
加熱ステージ10、加圧ステージ20、及び冷却ステージ30は、一対の下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32と、加圧部13,23,33と、を有する。
下ステージユニット11,21,31と上ステージユニット12,22,32とは、型セット100を挟むように対向して配置されている。
下ステージユニット11,21,31は、温度制御ブロック11a,21a,31aと、均熱部材11b,21b,31bと、を有する。同様に、上ステージユニット12,22,32も、温度制御ブロック12a,22a,32aと、均熱部材12b,22b,32bと、を有する。
詳しくは後述するが、温度制御ブロック11a,21a,31a,12a,22a,32aには、加熱源の一例であるカートリッジヒータと、温度測定部の一例である熱電対とが配置されている。
均熱部材11b,21b,31b,12b,22b,32bは、例えば板状又はブロック状を呈し、温度制御ブロック11a,21a,31a,12a,22a,32aよりも型セット100側に位置する。均熱部材11b,21b,31b,12b,22b,32bは、型セット100に当接する。
加圧部13,23,33は、上ステージユニット12,22,32を上下動させることで、上ステージユニット12,22,32と下ステージユニット11,21,31との間に搬送される型セット100ひいては図2(a)及び(b)に示す成形素材201を加圧する。この成形素材201は例えばガラスであり、成形素材201から製造される光学素子202は例えばガラスレンズである。
なお、下ステージユニット11,21,31は、成形室2内の例えばベース部に固定されている。また、光学素子の製造装置1の全体に熱が伝わりにくくするよう、下ステージユニット11,21,31とベース部の間、及び、上ステージユニット12,22,32と加圧部13,23,33との間に、断熱ブロックや冷却ブロックを介在させてもよい。
また、光学素子の製造装置1において、過熱防止、あるいは、温度安定化のために、上記のベース部及び加圧部13,23,33の周辺に冷却水を流す配管を設置してもよい。また、光学素子の製造装置1は、図示しない制御部によって、各部の動作制御、並びに、下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32の温度制御が実施される。
ここで、加熱ステージ10、加圧ステージ20、及び冷却ステージ30(下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32)の配列方向、すなわち型セット100の移送方向を第1の方向(矢印D1)と呼ぶ。この第1の方向(矢印D2)は、互いに直交するXYZ座標系のX方向に一致する。
また、下ステージユニット11,21,31と上ステージユニット12,22,32との対向方向を第2の方向(矢印D2)と呼ぶ。この第2の方向(矢印D2)は、互いに直交するXYZ座標系のZ方向に一致する。
なお、各ステージ10,20,30(一対の下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32)は、より細かな制御を行うために細分化しておいても構わない。例えば、加熱ステージ10、加圧ステージ20、及び冷却ステージ30の一部又は全部が複数ずつ配置されていてもよい。或いは、加熱工程と加圧工程とを行う単一のステージや加圧工程と冷却工程とを兼ねる単一のステージを配置して、ステージ数を2つにしてもよい。
図2(a)及び(b)に示すように、型セット100は、上型101と、下型102と、胴型103と、補助型104と、を有する。
上型101と下型102とは、対向して配置されている。上型101及び下型102は、例えば円柱形状を呈する。
上型101には、例えば凹形状の成形面101aが底面に形成されている。また、下型102には、凹形状の成形面102aが上面に形成されている。
上型101の上端には、段付き部101bが形成されている。また、下型102の下端にも、段付き部102bが形成されている。
胴型103は、円筒形状を呈する。また、胴型103は、上型101の段付き部101bと下型102の段付き部102bとの間において、上型101及び下型102の周囲に配置されている。なお、上型101は、外周面において胴型103の内周面に対し摺動可能である。
補助型104は、例えばリング状(中央に貫通孔が形成された円板形状)を呈する。また、補助型104は、上型101と下型102との間で且つ胴型103の内側に配置されている。
型セット100(上型101、下型102、胴型103、及び補助型104)の材料は、耐熱や耐荷重の面から、例えば、超硬合金、炭化珪素、ステンレス鋼などを用いるとよい。また、上型101及び下型102の成形面101a,102aには、耐久性、並びに、成形素材201と上型101及び下型102との離型性の観点から、型膜コートを実施するのがよい。さらに、成形面101a,102aの離型性を改善させるため、成形面101a,102aには物理的あるいは化学的な手段で離型剤を使った表面処理を実施しておいてもよい。
本第1実施形態の型セット100は、あくまで一例であり、成形素材201を収容し、成形素材201に成形面形状を転写しうるものであればよい。例えば、型セット100は、補助型104を有さないものであってもよい。
また、成形素材201は、一例として、熱可塑性材料としての光学ガラスあるいは光学樹脂が使用できる。あくまで一例であるが、光学ガラスとしては、L−BSL7((株)オハラ製、ガラス転移点498℃、屈伏点549℃)などが知られている。光学素子202の製造方法については後述する。
図3は、本第1実施形態における温度制御ブロック110を示す平面図である。
図3に示す温度制御ブロック110は、図1に示す温度制御ブロック11a,21a,31a,12a,22a,32aとして用いることができる。
温度制御ブロック110は、ブロック本体111と、加熱源の一例であるカートリッジヒータ112〜115と、温度測定部の一例である熱電対116と、を有する。
温度制御ブロック110は、型セット100の移送方向である第1の方向(矢印D1)と一対のステージユニット(11,12,21,22,31,32)の対向方向である第2の方向(矢印D2)とに直交する第3の方向(矢印D3)の両端側に、カートリッジヒータ112〜115が配置された加熱領域R2,R3を含む。また、温度制御ブロック110は、第3の方向(矢印D3)の中央側に位置する非加熱領域R1を含む。この非加熱領域R1は、第1の方向(矢印D1)の全体に亘ってカートリッジヒータ112〜115が配置されない領域である。なお、第3の方向(矢印D3)は、互いに直交するXYZ座標系のY方向に一致する。
ここで、第3の方向(矢印D3)において、温度制御ブロック110の全長Laに対する非加熱領域R1の寸法Lcの比率Lc/Laは、図4に示すように、小さすぎても大きすぎても、温度制御ブロック110の表面(型セット100側)の温度差が大きくなる。そのため、温度分布を10パーセント以上改善するには、比率Lc/Laが0.2≦Lc/La≦0.8であるとよい。特に望ましいのは、比率Lc/Laが0.4≦Lc/La≦0.6の場合である。
図5に示すように、例えば比率Lc/Laが3/7である場合(非加熱領域設定タイプ)は、非加熱領域が設定されないLcが0の場合(従来タイプ)と比較して、第3の方向(矢印D3)の両端(手前・奥)に近づいても温度制御ブロック110の表面温度(型セット100側)が低くなりづらい。なお、非加熱領域設定タイプと従来タイプとで第3の方向(矢印D3)の中央の温度が一致しているのは、温度制御ブロック110の中央の温度が同一となるように制御された場合を想定しているためである。
なお、非加熱領域R1を設けるのは少なくとも1つのステージユニット11,21,31,12,22,32であればよいが、少なくとも一対の下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32の両方に設けられるとよい。非加熱領域R1を設けるのは、冷却ステージ30が最も効果的であり、次が加圧ステージ20である。冷却ステージ30における冷却工程は、成形素材201が流動可能な軟化状態から、流動しない固化状態へ変化する工程であり、最も、光学素子202の形状精度が決定される工程だからである。
図3に示すブロック本体111には、カートリッジヒータ112〜115が挿入される挿入穴と、熱電対116が挿入される挿入穴とが形成されている。ブロック本体111の材料は、耐熱や耐荷重の面から、例えば、ステンレス鋼、超硬合金、炭化珪素、窒化アルミニウム、セラミックスなどを用いるとよい。
カートリッジヒータ112〜115は、ブロック本体111の上記挿入孔に挿入されている。カートリッジヒータ112〜115は、上記の第3の方向の両端側からブロック本体111に例えば2本ずつ挿入されている。但し、カートリッジヒータ112〜115の本数は、各加熱領域R2,R3に1本ずつであっても3本以上あってもよい。
カートリッジヒータ112〜115は、図示しない制御部に接続され、例えば設定温度によって予め出力を選択されており、温度を制御される。これにより、温度制御ブロック110の温度が制御される。
熱電対116は、非加熱領域R1のほぼ中央において温度測定を行う。なお、熱電対116は、温度制御ブロック110の表面に露出していてもよいし、或いは、温度制御ブロック110に埋設されていてもよい。図示しない制御部は、熱電対116による測定結果に基づき、カートリッジヒータ112〜115の温度を制御する。
以下、本第1実施形態に係る光学素子の製造方法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
型セット100を利用して成形素材201から光学素子202を製造する工程は、型セット100の組み立て工程、加熱工程、加圧工程、冷却工程、分解工程の流れをとる。通常、型セット100の組み立て工程と分解工程は、光学素子の製造装置1の外で実施される。光学素子の製造装置1では、加熱工程、加圧工程、冷却工程が順次実施される。
<組み立て工程>
まず、型セット100の組み立て工程について説明する。
下型102の上面に補助型104を載せた状態で、例えばボール形状の成形素材201を補助型204の貫通孔の中に入れて、下型102の成形面102aの上に載せる。
この状態で、下型102及び補助型104の周囲に胴型103を嵌合させ、さらに、上型101をその成形面101aが、下型102上の成形素材201に対向するように配置する。
このように、胴型103に対向して挿入される上型101と下型102とで成形素材201を挟み込むことで、型セット100の組み立てが完成する。この後、組み立てられた型セット100は、光学素子の製造装置1の投入側に配置され、投入側シャッタ2bが開放した状態で成形室2内へ順次投入される。
<加熱工程>
次に、成形素材201を加熱軟化させる加熱工程について説明する。
型セット100は、成形室2内において、加圧ステージ20等が配置された成形空間に移送される前に、投入側載置台40が配置される空間(予備室)で型セット100の内部を窒素ガスにより置換される。
その後、型セット100が加熱ステージ10に移送される前段階で遮蔽板2aの内部シャッタ2dが開き、移送が終了した後段階で内部シャッタ2dが閉じる。
型セット100は、移送ロボットによって、投入側載置台40から加熱ステージ10の下ステージユニット11上に移送される。そして、加熱ステージ10の上ステージユニット12が加圧部13の駆動により下降する。
型セット100は、下ステージユニット11と上ステージユニット12とに挟まれた状態で保持される。
下ステージユニット11及び上ステージユニット12の温度は、上述の温度制御ブロック110,11a,12aによって成形温度近辺の温度に保たれている。
図2(a)に示す型セット100及びこの型セット100に収容された成形素材201は、下ステージユニット11及び上ステージユニット12を介して、成形素材201に応じた成形温度に達するように所定時間だけ加熱される。なお、この成形温度は、成形素材201に使用されるガラスの屈伏点温度よりも高い温度に設定される。これにより、成形温度下では成形素材201は軟化状態になる。上述の加熱工程が終了すると、上ステージユニット12が加圧部13の駆動により上昇する。
<加圧工程>
次に、光学素材201を加圧する加圧工程について説明する。
型セット100は、移送ロボットによって、加熱ステージ10の下ステージユニット11から加圧ステージ20の下ステージユニット21に移送される。そして、加圧ステージ20の上ステージユニット22が加圧部23の駆動により下降する。
図2(a)に示す型セット100は、成形温度に保持された状態で、下ステージユニット21と上ステージユニット22との間加圧される。
図2(b)に示すように、型セット100において、上型101と下型102とで挟圧される成形素材201は、変形しながら、上型101、下型102、及び補助型104で囲まれた空間部に充満していく。
ボール形状の成形素材201から光学素子202の所望形状が得られた段階で上ステージユニット22の加圧を止めれば、成形が完了する。
なお、光学素子202の所望形状を得るためには、上述のように下ステージユニット21と上ステージユニット22との間で型セット100を加圧する際に、上ステージユニット22の移動量を制御してもよいし、加圧力と加圧時間を設定して制御してもよい。上述の加圧工程が終了すると、上ステージユニット22が加圧部23の駆動により上昇する。
<冷却工程>
次に、成形素材201を冷却する冷却工程について説明する。
型セット100は、移送ロボットによって、加圧ステージ20の下ステージユニット21から冷却ステージ30の下ステージユニット31に移送される。そして、冷却ステージ30の上ステージユニット32が加圧部33の駆動により下降する。
下ステージユニット31及び上ステージユニット32の温度は、上述の温度制御ブロック110,31a,32aによって型セット100及び成形素材201を冷却可能な温度に保たれている。通常、冷却温度は成形素材201のガラス転移点よりも低い温度に設定される。
型セット100は、下ステージユニット11と上ステージユニット12とに挟まれた状態で保持されながら、冷却温度まで冷却される。冷却工程においては、軟化状態の成形素材201が十分固化するまで上型101や下型102から離型してしまわないように冷却圧力をかけて保圧する。特に、離型タイミングを制御するため、冷却圧力を高くして、隣接する軸へ搬送される直前に急激に減圧させる方法をとると効果的である。
冷却時は、成形された光学素子202の転写精度の確保と歪の低減のため、加圧状態が必要になる場合もある。なお、この冷却時の加圧力は、成形品である光学素子202に割れが発生しない程度の範囲で設定される。
冷却工程では、加熱された成形素材201(光学ガラス)が軟化状態から固化状態に移行し、光学素子202の形状が安定する。
なお、型セット100が加圧ステージ20から冷却ステージ30へ搬送されると、型セット100内部の温度が急激に低下する。そのため、軟化状態のガラスである成形素材201が急激に冷却されて、ガラスの固化状態にばらつきが生じやすい。
そこで、下ステージユニット31の上面と型セット100の底面との間に断熱部を設置して温度変化を低減させることが効果的である。断熱部の例として、熱伝導率の低い材料を用いたり、接触面積を小さくしたりすることが挙げられる。断熱部については第5実施形態においても述べるが、例えば均熱部材11b,21b,31b,12b,22b,32bに設けられる。
型セット100及び成形素材201が冷却されると、上ステージユニット32が加圧部33の駆動により上昇する。
型セット100は、移送ロボットによって、冷却ステージ30の下ステージユニット31から排出側載置台50の上に移送される。そして、型セット100は、排出側載置台50上で待機するとともに、十分に冷却される。
<分解工程>
次に、型セット100を分解して、製造された光学素子202を取り出す分解工程について説明する。
型セット100は、排出側シャッタ2cが開放した状態で排出側載置台50から成形室2の外へ排出される。その後、型セット100は、組み立て工程と逆の手順で分解される。分解された型セット100からは成形された光学素子202が得られる。なお、得られる光学素子202は、上型101及び下型102の成形面101a,102aの形状を転写されることで、光軸方向の両面に光学機能面が形成される。
以上の工程を繰り返すことで、循環的に型セット100を利用した光学素子の製造を実施できる。複数の型セット100を連続的に成形室2に投入して使用すれば、単位時間あたりの成形数を向上させることができる。
以上説明した本第1実施形態では、一対のステージユニットの一例である下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32が複数対配置される。下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32は、成形素材201を収容する型セット100を挟むように対向して配置され、型セット100に対して加熱、加圧、及び冷却のうち少なくとも1つを行う。また、下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32は、温度を制御される温度制御ブロック110,11a,21a,31a,12a,22a,32aを有する。また、各ステージ10,20,30(複数対のステージユニット11,21,31,12,22,32)の配列方向である第1の方向(矢印D1)と、一対のステージユニット(下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32)の対向方向である第2の方向(矢印D2)と、に直交するのが第3の方向(矢印D3)である。この第3の方向(矢印D3)において、温度制御ブロック110,11a,21a,31a,12a,22a,32aは、両端側に位置しカートリッジヒータ112〜115(加熱源の一例)が配置された加熱領域R2,R3と、中央側に位置し第1の方向(矢印D1)の全体に亘ってカートリッジヒータ112〜115が配置されない非加熱領域R1と、を含む。
そのため、各ステージ10,20,30の配列方向である第1の方向(矢印D1)の全体に亘ってカートリッジヒータ112〜115が配置されない非加熱領域R1を設けるという簡素な構成によって、第3の方向(矢印D3)における雰囲気と接する両端側に向けて温度制御ブロック110,11a,21a,31a,12a,22a,32aの温度が低下する現象を抑えることができる。これにより、型セット100の上型101及び下型102の成形面101a,102aに温度分布が伝播するのを抑えることができ、成形中の成形素材201に対して内部歪みが蓄積されて光学素子202の形状精度が悪化するのを防止することができる。
よって、本第1実施形態によれば、簡素な構成で光学素子202の精度が向上する。
また、本第1実施形態では、第3の方向(矢印D3)において、温度制御ブロック110,11a,21a,31a,12a,22a,32aの全長Laに対する非加熱領域R1の寸法Lcの比率が0.2≦Lc/La≦0.8である場合、図4に示すように、温度制御ブロック110,11a,21a,31a,12a,22a,32aに温度差が生じるのをより一層抑えることができる。
〔第2実施形態〕
図6は、第2実施形態における温度制御ブロック210を示す平面図である。
本第2実施形態では、熱電対216,217が2つ配置されていること以外、上述の第1実施形態と同様であるため、主に熱電対216,217について説明する。
図6に示す温度制御ブロック210は、ブロック本体211と、加熱源の一例であるカートリッジヒータ212〜215と、温度測定部の一例である熱電対216,217とを有する。なお、温度制御ブロック210は、図1に示す温度制御ブロック11a,21a,31a,12a,22a,32aとして用いることができる。
2つ(複数の一例)の熱電対216,217は、非加熱領域R1において第1の方向(矢印D1)に間隔を隔てて配置されている。なお、第1の方向(矢印D1)に熱電対216,217と間隔を隔てない熱電対がさらに配置されていてもよい。
カートリッジヒータ212〜215は、上述の第1実施形態と同様に、第3の方向(矢印D3)の両端側からブロック本体211に例えば2本ずつ挿入されている。
そして、一方の非加熱領域R2のカートリッジヒータ212,213と他方の非加熱領域R3のカートリッジヒータ214,215は、第3の方向(矢印D3)において熱電対216,217を挟むように配置されている。なお、このように第3の方向(矢印D3)に挟まれる場合には、ブロック本体111の厚み(Z方向)の位置はずれていてもよい。
本第2実施形態では、2つずつのカートリッジヒータ212〜215が2つの熱電対216,217を挟むように位置するが、3つ以上ずつのカートリッジヒータ212〜215が3つ以上の熱電対216,217を挟むように位置してもよい。或いは、3つ目以降のカートリッジヒータ212〜215が、熱電対216,217を挟み込まなくともよい。
以上説明した本第2実施形態では、上述の第1実施形態と同様の事項に関しては同様の効果、すなわち、簡素な構成で光学素子202の精度が向上するなどの効果を得ることができる。
また、本第2実施形態では、温度制御ブロック210,11a,21a,31a,12a,22a,32aは、非加熱領域R2,R3において各ステージ10,20,30の配列方向である第1の方向(矢印D1)に間隔を隔てて配置された複数の熱電対(温度測定部の一例)216,217を有する。また、第3の方向(矢印D3)における温度制御ブロック210の両端側に位置する加熱領域R2,R3のそれぞれには、第3の方向(矢印D3)において複数の熱電対216,217を挟むようにカートリッジヒータ(複数の加熱源の一例)212〜215が配置されている。
そのため、非加熱領域R1において熱電対216,217により温度制御ブロック210,11a,21a,31a,12a,22a,32aの温度分布をより正確に取得して温度制御を行うことができるため、光学素子202の精度がより一層向上する。
〔第3実施形態〕
図7は、第3実施形態における均熱部材320及び温度制御ブロック310を示す側面図である。
本第3実施形態では、ブロック本体311に均熱部材320と接触しない凹部(非接触部の一例)311aが設けられていること以外、上述の第1実施形態や第2実施形態と同様にすることができるため、主に凹部311aについて説明する。
図7に示す温度制御ブロック310は、ブロック本体311と、加熱源の一例であるカートリッジヒータ312,313とを有する。なお、温度制御ブロック310は、熱電対も有するが、図7では表れない。
温度制御ブロック310よりも図2に示す型セット100側には、均熱部材320が配置されている。この均熱部材320の材料は、熱伝導率が高いことが望ましい。
なお、図7に示す温度制御ブロック310及び均熱部材320は、図1に示す下ステージユニット11,21,31又は上ステージユニット12,22,32として用いることができる。
ブロック本体311の非加熱領域R1には、均熱部材320(均熱部材320のうち非加熱領域R1に対向する領域)に接触しない非接触部の一例として凹部311aが形成されている。
なお、非接触部としては、粗面などであってもよい。また、非接触部は、均熱部材320のうち非加熱領域R1に対向する領域のみに設けられていてもよいし、ブロック本体311及び均熱部材320の両方に設けられていてもよい。
以上説明した本第3実施形態では、上述の第1実施形態や第2実施形態と同様の事項に関しては同様の効果、すなわち、簡素な構成で光学素子202の精度が向上するなどの効果を得ることができる。
また、本第3実施形態では、均熱部材320は、温度制御ブロック310よりも図2に示す型セット100側に位置する。また、温度制御ブロック310の非加熱領域R1と、均熱部材320のうち非加熱領域R1に対向する領域と、のうち少なくとも一方には、他方と接触しない非接触部(凹部311a)が設けられる。そのため、温度制御ブロック310の第3の方向(矢印D3)の中央側の温度が高くなるのを抑えることで、温度制御ブロック310の温度分布の発生をより一層抑えることができる。
〔第4実施形態〕
図8は、第4実施形態における一対の保温部材430,440、均熱部材420、温度制御ブロック410を示す平面図である。
本第4実施形態では、均熱部材420を挟むように配置された一対の保温部材430,440が温度制御ブロック410の加熱領域R2,R3に対向するように配置されていること以外、上述の第1〜第3実施形態と同様にすることができるため、主に保温部材430,440について説明する。
図8に示す温度制御ブロック410は、加熱源の一例であるカートリッジヒータ411〜416と、温度測定部の一例である熱電対417,418,419と、を有する。
なお、温度制御ブロック410は、ブロック本体も有するが、図8では表れない。本第4実施形態では、非加熱領域R1の熱電対417,418,419を第3の方向(矢印D3)に挟むように、各加熱領域R2,R3のそれぞれに3本ずつカートリッジヒータ411〜416が配置されている。
均熱部材420は、第3の方向(矢印D3)の寸法が温度制御ブロック410よりも小さい。そして、この小さくなっているスペースに一対の保温部材430,440が配置されている。
一対の保温部材430,440は、第3の方向(矢印D3)において均熱部材420を挟むように配置されている。また、一対の保温部材430,440は、温度制御ブロック410の加熱領域R2,R3に対向するように配置されている。なお、一対の保温部材430,440は、加熱領域R2,R3の一部のみに対向してもよいし、非加熱領域R1にも対向していてもよい。
一対の保温部材430,440は、均熱部材420よりも断熱性を有する熱伝導率の低い材料から選択するのがよい。あくまで一例であるが、均熱部材420の材料に超硬合金を用いた場合、一対の保温部材430,440の材料はステンレス鋼やセラミックスを選択するとよい。
なお、図8に示す温度制御ブロック410、均熱部材420、及び一対の保温部材430,440は、図1に示す下ステージユニット11,21,31又は上ステージユニット12,22,32として用いることができる。
以上説明した本第4実施形態では、上述の第1〜第3実施形態と同様の事項に関しては同様の効果、すなわち、簡素な構成で光学素子202の精度が向上するなどの効果を得ることができる。
また、本第4実施形態では、一対の保温部材430,440は、温度制御ブロック410よりも図2に示す型セット100側に位置する均熱部材420を第3の方向(矢印D3)において挟むように配置されている。また、一対の保温部材430,440は、温度制御ブロック410の加熱領域R2,R3に対向するように配置されている。そのため、温度制御ブロック410の第3の方向の両端(矢印D3)からの放熱を抑えることで、温度制御ブロック410の温度分布の発生をより一層抑えることができる。
〔第5実施形態〕
図9は、第5実施形態における均熱部材520及び温度制御ブロック510を示す平面図である。
本第5実施形態では、均熱部材520が、温度制御ブロック510の非加熱領域R1に対向するように設けられた断熱部521を有すること以外、上述の第1〜第4実施形態と同様にすることができるため、主に断熱部521について説明する。
図9に示す温度制御ブロック510は、加熱源の一例であるカートリッジヒータ511〜516と、温度測定部の一例である熱電対517,518,519と、を有する。
なお、温度制御ブロック510は、ブロック本体も有するが、図9では表れない。本第5実施形態では、上述の第4実施形態と同様に、非加熱領域R1の熱電対517,518,519を第3の方向(矢印D3)に挟むように、各加熱領域R2,R3のそれぞれに3本ずつカートリッジヒータ511〜516が配置されている。
均熱部材520の断熱部521は、温度制御ブロック510の非加熱領域R1よりも広い範囲に亘っており、非加熱領域R1の全体及び加熱領域R2,R3の一部に対向するように設けられている。断熱部521の一例としては、均熱部材520の他の部分よりも熱伝導率の低い材料を用いたり、型セット100との接触面を小さくしたり、内部に空洞を有したりする構造が挙げられる。
均熱部材520の断熱部521は、厚み方向(Z方向)において、型セット100と当接する表面側などの一部のみに設けられていても、全体に亘って設けられていてもよい。また、断熱部521は、必ずしも非加熱領域R1の全体に対向しなくともよいし、過熱領域R2,R3に対向しなくともよい。
なお、均熱部材520は、上述の第4実施形態とは異なり、第1の方向(矢印D1)及び第3の方向(矢印D3)の寸法が温度制御ブロック510と同一であるが、第4実施形態のように図8に示す保温部材430,440が配置されていてもよい。
また、図9に示す温度制御ブロック510及び均熱部材520は、図1に示す下ステージユニット11,21,31又は上ステージユニット12,22,32として用いることができる。
以上説明した本第5実施形態では、上述の第1〜第4実施形態と同様の事項に関しては同様の効果、すなわち、簡素な構成で光学素子202の精度が向上するなどの効果を得ることができる。
また、本第5実施形態では、均熱部材520は、温度制御ブロック510の非加熱領域R1に対向するように設けられた断熱部521を含む。そのため、温度制御ブロック510の第3の方向(矢印D3)の中央側の温度が高くなるのを抑えることで、温度制御ブロック510の温度分布の発生をより一層抑えることができる。
1 光学素子の製造装置
2 成形室
2a 遮蔽板
2b 投入側シャッタ
2c 排出側シャッタ
2d 内部シャッタ
10 加熱ステージ
20 加圧ステージ
30 冷却ステージ
11,21,31 下ステージユニット
12,22,32 上ステージユニット
11a,21a,31a,12a,22a,32a 温度制御ブロック
11b,21b,31b,12b,22b,32b 均熱部材
13,23,33 加圧部
40 投入側載置台
50 排出側載置台
100 型セット
101 上型
102 下型
101a,102a 成形面
101b,102b 段付き部
103 胴型
104 補助型
110 温度制御ブロック
111 ブロック本体
112,113,114,115 カートリッジヒータ
116 熱電対
201 成形素材
202 光学素子
210 温度制御ブロック
211 ブロック本体
212,213,214,215 カートリッジヒータ
216,217 熱電対
310 温度制御ブロック
311 ブロック本体
311a 凹部
312,313 カートリッジヒータ
320 均熱部材
410 温度制御ブロック
411,412,413,414,415,416 カートリッジヒータ
417,418,419 熱電対
420 均熱部材
430,440 保温部材
510 温度制御ブロック
511,512,513,514,515,516 カートリッジヒータ
517,518,519 熱電対
520 均等部材
521 断熱部

Claims (6)

  1. 成形素材を収容する型セットを挟むように対向して配置され該型セットに対して加熱、加圧、及び冷却のうち少なくとも1つを行う一対のステージユニットを複数対備え、
    前記ステージユニットは、温度を制御される温度制御ブロックを有し、
    前記複数対のステージユニットの配列方向である第1の方向と前記一対のステージユニットの対向方向である第2の方向とに直交する第3の方向において、前記温度制御ブロックは、両端側に位置し加熱源が配置された加熱領域と、中央側に位置し前記第1の方向の全体に亘って前記加熱源が配置されない非加熱領域と、を含む、
    ことを特徴とする光学素子の製造装置。
  2. 前記第3の方向において、前記温度制御ブロックの全長Laに対する前記非加熱領域の寸法Lcの比率は、
    0.2≦Lc/La≦0.8
    であることを特徴とする請求項1記載の光学素子の製造装置。
  3. 前記温度制御ブロックは、前記非加熱領域において前記第1の方向に間隔を隔てて配置された複数の温度測定部を有し、
    前記第3の方向における前記温度制御ブロックの両端側に位置する前記加熱領域のそれぞれには、前記第3の方向において前記複数の温度測定部を挟むように複数の前記加熱源が配置されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光学素子の製造装置。
  4. 前記ステージユニットは、前記温度制御ブロックよりも前記型セット側に位置する均熱部材を有し、
    前記温度制御ブロックの前記非加熱領域と、前記均熱部材のうち前記非加熱領域に対向する領域と、のうち少なくとも一方には、他方と接触しない非接触部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の光学素子の製造装置。
  5. 前記ステージユニットは、前記温度制御ブロックよりも前記型セット側に位置する均熱部材と、前記第3の方向において前記均熱部材を挟むように配置された一対の保温部材と、を有し、
    前記一対の保温部材は、前記温度制御ブロックの前記加熱領域に対向するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の光学素子の製造装置。
  6. 前記ステージユニットは、前記温度制御ブロックよりも前記型セット側に位置する均熱部材を有し、
    前記均熱部材は、前記温度制御ブロックの前記非加熱領域に対向するように設けられた断熱部を含む、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の光学素子の製造装置。
JP2014092094A 2014-04-25 2014-04-25 光学素子の製造装置 Active JP6234316B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014092094A JP6234316B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 光学素子の製造装置
CN201580014854.8A CN106103365B (zh) 2014-04-25 2015-04-03 光学元件的制造装置
PCT/JP2015/060580 WO2015163114A1 (ja) 2014-04-25 2015-04-03 光学素子の製造装置
US15/267,030 US10315945B2 (en) 2014-04-25 2016-09-15 Optical element manufacturing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014092094A JP6234316B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 光学素子の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015209358A true JP2015209358A (ja) 2015-11-24
JP6234316B2 JP6234316B2 (ja) 2017-11-22

Family

ID=54332282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014092094A Active JP6234316B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 光学素子の製造装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10315945B2 (ja)
JP (1) JP6234316B2 (ja)
CN (1) CN106103365B (ja)
WO (1) WO2015163114A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021147293A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 芝浦機械株式会社 ガラス成形機およびアライメント調整方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112851092B (zh) * 2019-11-28 2023-02-21 Daeho科技株式会社 配备第1移送单元以及第2移送单元的大面积成形装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008069019A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Toshiba Mach Co Ltd 光学素子成形装置
JP2010159182A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Olympus Corp 光学素子の製造装置とその製造方法
JP2012116705A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Asahi Glass Co Ltd 光学素子の成形装置及び成形方法
JP2013227176A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Asahi Glass Co Ltd 光学素子の成形装置及び成形方法
JP2013252986A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Asahi Glass Co Ltd 光学素子の成形装置、成形型及び光学素子の成形方法

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0363150B1 (en) * 1988-10-07 1994-06-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. A lens molding method
US5171347A (en) * 1989-01-13 1992-12-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of manufacturing glass optical element
US5250099A (en) * 1990-03-29 1993-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Glass molding process and molding apparatus for the same
US5188652A (en) * 1990-10-26 1993-02-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Machine for molding optical element
JP2803046B2 (ja) * 1990-12-21 1998-09-24 キヤノン株式会社 光学素子の成形方法
US5215566A (en) * 1991-01-18 1993-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing optical element
JP2790262B2 (ja) * 1991-07-19 1998-08-27 キヤノン株式会社 光学素子のプレス成形方法
JP2820852B2 (ja) * 1992-04-21 1998-11-05 住友重機械プラスチックマシナリー株式会社 ガラス圧縮成形機
DE69316268T2 (de) * 1992-06-04 1998-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd Verfahren zum Herstellen von Glasgegenständen
JP3273197B2 (ja) * 1992-07-03 2002-04-08 東芝機械株式会社 光学ガラス素子等の成形装置
JP3537160B2 (ja) * 1993-07-09 2004-06-14 オリンパス株式会社 光学レンズ成形用金型
KR100193374B1 (ko) * 1995-01-30 1999-06-15 오까노 사다오 유리성형품을 프레스 성형하는 방법 및 그 성형장치
JP3759190B2 (ja) * 1995-03-22 2006-03-22 松下電器産業株式会社 光学素子の成形方法
JP3664522B2 (ja) * 1995-07-18 2005-06-29 松下電器産業株式会社 光学素子成形型、光学素子成形方法及び光学素子
JPH0948621A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 Canon Inc 光学素子の成形方法
JPH10101347A (ja) * 1996-09-24 1998-04-21 Fuji Photo Optical Co Ltd 光学部品の射出成形装置及び射出成形方法
US5853631A (en) * 1997-12-08 1998-12-29 D-M-E Company Mold heater startup method
MY128559A (en) * 2000-07-21 2007-02-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Molded glass substrate for magnetic disk and method for manufacturing the same
US7013676B2 (en) * 2001-08-10 2006-03-21 Hoya Corporation Press molding apparatus
JP4092553B2 (ja) * 2002-07-18 2008-05-28 コニカミノルタホールディングス株式会社 搬送システム
DE10234234B4 (de) * 2002-07-27 2006-04-27 Schott Ag Verfahren und Vorrichtungen zum Blankpressen optischer Bauteile
US7143609B2 (en) * 2002-10-29 2006-12-05 Corning Incorporated Low-temperature fabrication of glass optical components
CN1331787C (zh) * 2004-02-12 2007-08-15 Hoya株式会社 制造玻璃光学元件的装置和方法及由此制造的玻璃光学元件
JP2007070151A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Asahi Glass Co Ltd 光学素子の成型装置
JP2007131501A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Asahi Glass Co Ltd 光学素子の成型方法及び成型装置
US7473091B2 (en) * 2006-06-15 2009-01-06 Aeho Technology Co., Ltd. Apparatus for manufacturing megapixel multi-focus lens
KR20100014926A (ko) * 2007-03-07 2010-02-11 아사히 가라스 가부시키가이샤 광학 유리 소자의 제조 방법
CN102712125B (zh) * 2010-01-15 2015-02-18 3M创新有限公司 控制多层聚合物薄膜的幅材横向层分布
CN106430918B (zh) * 2011-04-21 2019-05-14 Hoya株式会社 磁盘用玻璃坯料的制造方法及磁盘用玻璃基板的制造方法、玻璃坯料、磁盘用玻璃基板
DE112012005570B4 (de) * 2012-01-05 2018-11-22 AGC Inc. Formvorrichtung und Formverfahren für Glasgehäuse
WO2013136971A1 (ja) * 2012-03-12 2013-09-19 富士フイルム株式会社 レンズ成形装置
JP6132481B2 (ja) * 2012-06-07 2017-05-24 キヤノン株式会社 光学素子の製造方法
JP6360355B2 (ja) * 2014-05-27 2018-07-18 オリンパス株式会社 光学素子の製造装置、及び、光学素子成形用型セット
JP6257465B2 (ja) * 2014-07-18 2018-01-10 オリンパス株式会社 光学素子の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008069019A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Toshiba Mach Co Ltd 光学素子成形装置
JP2010159182A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Olympus Corp 光学素子の製造装置とその製造方法
JP2012116705A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Asahi Glass Co Ltd 光学素子の成形装置及び成形方法
JP2013227176A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Asahi Glass Co Ltd 光学素子の成形装置及び成形方法
JP2013252986A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Asahi Glass Co Ltd 光学素子の成形装置、成形型及び光学素子の成形方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021147293A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 芝浦機械株式会社 ガラス成形機およびアライメント調整方法
JP7295055B2 (ja) 2020-03-23 2023-06-20 芝浦機械株式会社 ガラス成形機

Also Published As

Publication number Publication date
US10315945B2 (en) 2019-06-11
CN106103365B (zh) 2018-12-07
WO2015163114A1 (ja) 2015-10-29
US20170001897A1 (en) 2017-01-05
CN106103365A (zh) 2016-11-09
JP6234316B2 (ja) 2017-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818685B2 (ja) ガラス光学素子成形方法
JP6234316B2 (ja) 光学素子の製造装置
TWI577646B (zh) A manufacturing method of a glass plate, and a manufacturing apparatus for a glass plate
JP2016138008A (ja) ガラス光学素子成形用型セット、及び、ガラス光学素子の製造方法
JP2009113423A (ja) 射出成形用金型
JP2012116697A (ja) 光学素子用成形型及び光学素子の成形方法
JP4223967B2 (ja) ガラス光学素子の製造方法
JP2010159182A (ja) 光学素子の製造装置とその製造方法
JP2011256078A (ja) 光学素子の製造方法
CN114685033A (zh) 通过获得温度的标定曲线进行模压的方法
JP3984498B2 (ja) 成形用金型および、これを用いるプラスチックの成形方法
JP2010024109A (ja) 光学素子の成形方法及び成形装置
JP6374809B2 (ja) 光学素子の製造装置、及び、光学素子の製造方法
JP4445834B2 (ja) 光学素子の成形装置及び成形方法
JP4813305B2 (ja) 光学素子の製造方法
JP2007076945A (ja) ガラスレンズの成形方法及び成形装置
JP3537160B2 (ja) 光学レンズ成形用金型
JP6653135B2 (ja) 光学素子の製造方法及び製造装置
US10233108B2 (en) Optical element shaping mold set and optical element manufacturing method
JP2006193396A (ja) 光学素子製造装置
JPH04338120A (ja) ガラス光学素子の成形方法
JP4231760B2 (ja) 光学ガラス素子の成形装置
TW201943661A (zh) 模造立體玻璃連續成型裝置之加熱熱場裝置
JP2005187216A (ja) 光学素子成形用金型及び光学素子の製造方法
JP2013252986A (ja) 光学素子の成形装置、成形型及び光学素子の成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171024

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6234316

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250