JP2006193396A - 光学素子製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形室内のステージを構成する部材の熱膨張により、部材が変形または破損することを防止することが可能な光学素子製造装置を提供することを目的とする。
【解決手段】弾性体歪量調節機構に相当する六角ボルト32を、弾性体に相当する4つの各皿バネ33のそれぞれの孔34及び均熱板21に設けられている孔28に通し、六角ボルト32の先端部に設けられる雄ネジ35と温度制御ブロック20の上面に設けられる雌ネジ36とを螺合することにより、六角ボルト32を温度制御ブロック20に固定し、かつ、皿バネを六角ボルト32の頭部と均熱板21との間に設ける。これにより、温度制御ブロック20、均熱板21などが熱膨張することにより生じる部材間の押圧に応じて皿バネを変形させて押力を緩和でき、部材の変形・破損を防止出来る。
【選択図】図3

Description

本発明は、成形ブロック内の光学素子素材を加熱して軟化させると共に加圧して成形し、レンズやプリズムなどの光学素子を製造する光学素子製造装置に関する。
近年、成形ブロック内に光学素子素材を収容し、その光学素子素材を加熱して軟化させると共に加圧して成形する方法により、高精度の光学素子を大量に低コストで製造することが広く行われている。また、そうして製造された光学素子がデジタルカメラ、カメラ付き携帯電話などに広く適用されている。
例えば、一対の成形型と胴型とにより構成される成形ブロックに光学素子素材を収容し、複数の成形ブロックを同時に連続して光学素子製造装置に挿入させることにより、高精度の光学素子を効率的に製造する光学素子製造装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1に記載される光学素子製造装置では、成形室内において、加熱工程、加圧成形工程、及び冷却工程の各工程を行うステージが工程毎に1以上備えられている。そして、各ステージは、それぞれ、温度制御可能なヒーターを内蔵した温度制御ブロックが、成形ブロックに当接する均熱板と光学素子製造装置本体側に固定される断熱板とに狭持されることにより構成されている。
特開平8−259240号 (第3〜8頁、第1〜9図)
しかしながら、光学素子素材を軟化させるために十分に成形ブロックを加熱するとき、温度制御ブロック、均熱板、及び断熱板は、それぞれ、熱膨張により寸法が変化する。また、温度制御ブロック、均熱板、及び断熱板は、それぞれ、構造中心から外に向かって温度が低下する温度分布が存在するため、熱膨張による全体の寸法変化量は一様ではない。このとき、ステージを構成する各部材(上記温度制御ブロック、均熱板、及び断熱板など)がネジなどにより十分な強度で互いに固定されている場合、各部材の熱膨張によって生じる各部材同士の押力により部材が変形したり、破損したりすることがある。特に、均熱板の材料として、炭化タングステンなどの超硬金やセラミックなどの強度があり、且つ、脆い材料を適用したとき、その均熱板は温度制御ブロックなどの部材の熱膨張により変形し頻繁に破損してしまうという問題がある。
そこで、本発明では、成形室内のステージを構成する部材の熱膨張により部材が変形または破損することを防止することが可能な光学素子製造装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の光学素子製造装置は、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、前記1対のステージは、それぞれ、ヒーターが内部に設けられ、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接する温度制御ブロックと、前記温度制御ブロックに設けられる孔を通り、前記温度制御ブロックを前記成形室に押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、前記温度制御ブロックと前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体とを備えることを特徴とする。
また、本発明の光学素子製造装置は、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、前記1対のステージは、それぞれ、ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、前記温度制御ブロック及び前記均熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック及び前記均熱板を前記成形室に押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、前記均熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体とを備えることを特徴とする。
また、本発明の光学素子製造装置は、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、前記1対のステージは、それぞれ、ヒーターが内部に設けられ、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接する温度制御ブロックと、前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、前記温度制御ブロックに設けられる孔を通り、前記温度制御ブロックを前記断熱板に押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、前記温度制御ブロックと前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体とを備えることを特徴とする。
また、上記光学素子製造装置の弾性体歪量調整機構は、ボルトにより構成され、前記弾性体は、前記温度制御ブロックと前記ボルトの頭部との間に設けられるように構成されてもよい。
また、本発明の光学素子製造装置は、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、前記1対のステージは、それぞれ、ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、前記温度制御ブロック及び均熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック及び均熱板を前記断熱板に押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、前記均熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体とを備えることを特徴とする。
また、上記光学素子製造装置の弾性体歪量調整機構は、ボルトにより構成され、前記弾性体は、前記均熱板と前記ボルトの頭部との間に設けられるように構成されてもよい。
また、本発明の光学素子製造装置は、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、前記1対のステージは、それぞれ、ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、前記均熱板に設けられる孔を通り、前記均熱板を前記温度制御ブロックに押えつけるように固定する第1の弾性体歪量調整機構と、前記均熱板と前記第1の弾性体歪量調整機構との間に設けられる第1の弾性体とを備えることを特徴とする。
また、上記光学素子製造装置の第1の弾性体歪量調整機構は、ボルトにより構成され、前記第1の弾性体は、前記均熱板と前記ボルトの頭部との間に設けられるように構成されてもよい。
また、上記光学素子製造装置の1対のステージは、それぞれ、前記断熱板に設けられる孔を通り、前記断熱板を前記温度制御ブロックに押えつけるように固定する第2の弾性体歪量調整機構と、前記断熱板と前記第2の弾性体歪量調整機構との間に設けられる第2の弾性体とを備えるように構成されてもよい。
また、上記光学素子製造装置の第2の弾性体歪量調整機構は、ボルトにより構成され、
前記第2の弾性体は、前記断熱板と前記ボルトの頭部との間に設けられるように構成されてもよい。
また、本発明の光学素子製造装置は、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、前記1対のステージは、それぞれ、ヒーターが内部に設けられ、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接する温度制御ブロックと、前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、前記温度制御ブロック及び断熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック及び前記断熱板を挟持して互いに固定させる弾性体歪量調整機構と、前記断熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体とを備えることを特徴とする。
また、本発明の光学素子製造装置は、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、前記1対のステージは、それぞれ、ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、前記温度制御ブロック、前記均熱板、及び断熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック、前記均熱板、及び断熱板を挟持して互いに固定させる弾性体歪量調整機構と、前記断熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体とを備えることを特徴とする。
また、上記光学素子製造装置の弾性体歪量調整機構は、ボルトとナットとにより構成され、前記弾性体は、前記断熱板と前記ナットとの間に設けられるように構成されてもよい。
また、上記光学素子製造装置の弾性体は、1以上の皿バネにより構成されてもよい。
また、上記光学素子製造装置の弾性体は、コイルバネにより構成されてもよい。
また、上記光学素子製造装置の弾性体は、ゴムにより構成されてもよい。
また、本発明のステージは、成形室内に設けられ、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを加熱すると共に加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形するステージであって、ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、前記均熱板に設けられる孔を通り、前記均熱板を前記温度制御ブロックに押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、前記均熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体とを備えることを特徴とする。
また、本発明のステージは、成形室内に設けられ、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを加熱すると共に加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形するステージであって、ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、前記温度制御ブロック、前記均熱板、及び断熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック、前記均熱板、及び断熱板を挟持して互いに固定させる弾性体歪量調整機構と、前記断熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ステージを構成する部材が熱膨張することにより生じる部材間の押力に応じて弾性体を変形させることができるので、部材にかかる押力を緩和させることができ、部材が変形または破損することを防止することができる。
このように、部材が変形または破損することを防止することができるので、部材が変形または破損したときに光学素子の製造が停止することを減少させることができ、変形または破損した部材の交換の手間や費用を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の光学素子製造装置を示す図である。
図1に示すように、光学素子製造装置1は、成形室2と、供給ステージ3と、光学素子素材供給装置4と、投入プッシャー5と、入口シャッター6と、成形ブロック13を加熱する2つ(入口シャッター6側を第1、次を第2とする)の加熱ステージ7と、加圧成形ステージ8と、冷却ステージ9と、出口シャッター10と、取出しステージ11と、成形室2内で前記成形型と胴型とにより構成される成形ブロック13を加熱ステージ7側から冷却ステージ9に移動させる移動手段(不図示)とを備えて構成されている。なお、成形室2内に設けられる加熱ステージ7、加圧成形ステージ8、及び冷却ステージ9のそれぞれの数は特に限定されない。
次に、光学素子製造装置1の動作について説明する。
まず、光学素子製造装置1は、供給ステージ3において、光学素子素材供給装置4により光学素子素材12を一対の成形型と胴型とにより構成される成形ブロック13内に、一対の成形型のうちの上型を取り外した状態で載置し、次いで上型を組み込んで成形ブロック13内に光学素子素材12を収容した状態にする。
次に、光学素子製造装置1は、入口シャッター6及び出口シャッター10を開け、投入プッシャー5により成形前の光学素子素材12が入った成形ブロック13を成形室2内の加熱ステージ7に投入すると共に、成形室2の冷却ステージ9から成形後の光学素子素材12が入った成形ブロック13を取出しステージ11に取り出す。なお、光学素子製造装置1は、1つの成形ブロック13が光学素子の製造に適した温度に調整された各ステージ上を設定されたサイクルに従って移動機構により順次移動するように構成されてもよいし、複数の成形ブロック13が光学素子の製造に適した温度に調整された各ステージ上を設定されたサイクルに従って移動機構により同時に連続して移動するように構成されてもよい。
そして、光学素子製造装置1は、入口シャッター6及び出口シャッター10を閉め、供給ステージ3から加熱ステージ7に移動した成形ブロック13を所定の温度になるまで加熱することにより成形ブロック13内の光学素子素材12を軟化させ、加熱ステージ7から加圧成形ステージ8に移動した成形ブロック13を所定の圧力で加圧することにより成形ブロック13内の光学素子素材12を成形し、加圧成形ステージ8から冷却ステージ9に移動した成形ブロック13を所定の温度になるまで冷却する。その後、光学素子製造装置1は、再び、入口シャッター6及び出口シャッター10を開け、成形ブロック13を成形室2から取出しステージ11に取り出し、成形後の光学素子素材12を成形ブロック13から取り出すことにより光学素子を製造する。
上記加熱ステージ7は、シャフト14を備える上下動可能な上部加熱ステージ7−1と、その上部加熱ステージ7−1に対向して成形室2の底部に設けられる下部加熱ステージ7−2とから構成されている。また、上部加熱ステージ7−1が下部加熱ステージ7−2上に移動した成形ブロック13まで下降し、成形ブロック13に当接することにより、上部加熱ステージ7−1及び下部加熱ステージ7−2のそれぞれの温度を成形ブロック13に伝え成形ブロック13を加熱する。なお、加熱ステージ7の第1(入口シャッター6側の加熱ステージ)は、加熱ステージ7の第2(加圧成形ステージ8側の加熱ステージ)よりも高温度に制御されている。
上記加圧成形ステージ8は、シャフト14を備える上下動可能な上部加圧成形ステージ8−1と、その上部加圧成形ステージ8−1に対向して成形室2の底部に設けられる下部加圧成形ステージ8−2とから構成されている。また、上部加圧成形ステージ8−1が下部加圧成形ステージ8−2上に移動した成形ブロック13まで下降し、成形ブロック13を加圧することにより、成形ブロック13内の光学素子素材12を所定の形に成形する。なお、上部加圧成形ステージ8−1及び下部加圧成形ステージ8−2も成形ブロック13を加熱する機能を有しているものとする。
上記冷却ステージ9は、シャフト14を備える上下動可能な上部冷却ステージ9−1と、その上部冷却ステージ9−1に対向して成形室2の底部に設けられる下部冷却ステージ9−2とから構成されている。また、上部冷却ステージ9−1が下部冷却ステージ9−2上に移動した成形ブロック13まで下降し、成形ブロック13に当接することにより、上部冷却ステージ9−1及び下部冷却ステージ9−2のそれぞれの温度(加熱ステージ7や加圧成形ステージ8の温度よりも低い温度)を成形ブロック13に伝え成形ブロック13を冷却する。
<第1実施形態>
図2は、図1に示す下部加圧成形ステージ8−2の断面図である。なお、上部加熱ステージ7−1、下部加熱ステージ7−2、上部加圧成形ステージ8−1、上部冷却ステージ9−1、及び下部冷却ステージ9−2は、下部加圧成形ステージ8−2と構成が同じであるため、各ステージのそれぞれの構成の説明を省略する。また、上部加熱ステージ7−1、上部加圧成形ステージ8−1、及び上部冷却ステージ9−1は、成形室2内において、下部加熱ステージ7−2、下部加圧成形ステージ8−2、及び下部冷却ステージ9−2に対して逆さに設けられているものとする。また、下部加圧成形ステージ8−2は、以下、単にステージ8とする。
図2に示すように、ステージ8は、温度制御ブロック20と、均熱板21と、断熱板22と、前記各部材が積層された状態で4隅部に設けられた第1の弾性体歪量調整機構23と、第1の弾性体24と、第1の弾性体歪量調整機構23と対応する位置にそれぞれ設けられた第2の弾性体歪量調整機構25と、第2の弾性体26とを備えて構成されている。
上記温度制御ブロック20は、例えば、ステンレスやインコネルなど強度や耐熱性がある板状の金属で構成され、温度制御可能な棒状のヒーター27が2本内部に設けられている。なお、温度制御ブロック20はSiC等のセラミック材でもよい。またヒーター27は3本以上であってもよい。
上記均熱板21は、例えば、炭化タングステンやセラミックなどの板状の超硬金属で構成され、成形ブロック13を加熱する際に成形ブロック13と接し、温度制御ブロック20から発生する熱を成形ブロック13に均一に伝える。
上記断熱板22は、例えば、ステンレスなどの金属板の表面に溝を形成すること等により接触面積を減少した形態で構成され、成形室2の底部に固定されると共に、温度制御ブロック20と成形室2との間に設けられる。
上記第1の弾性体歪量調整機構23は、例えば、六角ボルトやフランジボルトなどであって、均熱板21の4隅のそれぞれに設けられる孔28に通され、先端部に設けられる雄ネジと温度制御ブロック20の上面に設けられる雌ネジとが螺合されていくことにより均熱板21を温度制御ブロック20に押えつけるように固定させる。
上記第1の弾性体24は、皿バネであって、均熱板21と第1の弾性体歪量調整機構23との間に設けられる。例えば、第1の弾性体24は、均熱板21と六角ボルトの頭部との間に設けられる。
これにより、第1の弾性体24は、均熱板21を温度制御ブロック20に押えつけるように固定する。
上記第2の弾性体歪量調整機構25は、例えば、六角ボルトやフランジボルトなどであって、断熱板22の4隅部のそれぞれに設けられる切欠き部30に穿設される孔29に通され、先端部に設けられる雄ネジと温度制御ブロック20の下面に設けられる雌ネジとが螺合されていくことにより断熱板22を温度制御ブロック20に押えつけるように固定させる。
上記第2の弾性体26は、皿バネであって、断熱板22と第2の弾性体歪量調整機構25との間に設けられる。例えば、第2の弾性体26は、孔29が設けられている断熱板22の切欠き部30の上面と六角ボルトの頭部との間に設けられる。
これにより、第2の弾性体26は、断熱板22を温度制御ブロック20に押えつけるように固定する。
なお、第1の弾性体歪量調整機構23の長さを調整して製作しておくことにより第1の弾性体24の弾性力を調整することができる。
また、第2の弾性体歪量調整機構25の長さを調整して製作しておくことにより第2の弾性体26の弾性力を調整することができる。
また、第1の弾性体24及び第2の弾性体26は、それぞれ、温度制御ブロック20から発生する熱の影響をあまり受けないように、例えば、ステンレス、ニッケル、クロムなどを含む耐熱合金で構成されていることが望ましい。
また、第1の弾性体歪量調整機構23及び第1の弾性体24は、ステージ締結機構を構成するものとする。
また、第2の弾性体歪量調整機構25及び第2の弾性体26も、同様に、ステージ締結機構を構成するものとする。
また、各ステージ締結機構は、温度制御ブロック20、均熱板21、及び断熱板22において、方形である各部材の四隅にそれぞれ設けられているものとする。
また、図2に示す一点鎖線は、温度制御ブロック20がヒーター27から発生する熱により熱膨張しているときの温度制御ブロック20の形状を示しており、後述する図面に示す一点鎖線も同様である。一般に、構造物には、中心から外に向かって温度が低下していくことを示す温度分布が存在する。この温度分布は温度制御ブロック20にも存在するため、ヒーター27の熱により温度制御ブロック20の中心部が温度制御ブロック20の端部に比べて膨らみ、温度制御ブロック20は太鼓状になる。
図3は、上記ステージ締結機構の断面図である。なお、図2に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図3に示すステージ締結機構31は、第1の弾性体歪量調整機構23に相当する六角ボルト32と、第1の弾性体24に相当する4つの皿バネ33(33−1、33−2、33−3、及び33―4)とにより構成されている。なお、皿バネ33の個数や弾性力が互いに異なる皿バネ33の組合せは特に限定されない。
上記六角ボルト32は、互い違いに重ねられた4つの皿バネ33のそれぞれの孔34及び均熱板21に設けられている孔28に通され、六角ボルト32の雄ネジ35と温度制御ブロック20の上面に設けられる雌ネジ36とが螺合されることにより、温度制御ブロック20に固定される。
これにより、皿バネ33は、均熱板21を温度制御ブロック20に押えつけるように固定する。
なお、六角ボルト32の頭部は、プラスドライバと係合される溝やマイナスドライバと係合される溝が設けられていてもよい。
また、孔28及び孔34は、それぞれ、六角ボルト32のネジが切られていない部分が孔28及び孔34に対して遊嵌するような大きさに構成されていることが望ましい。
例えば、図2において、ヒーター27の熱により温度制御ブロック20の中心部が熱膨張する場合を考える。
まず、温度制御ブロック20の中心部が熱膨張すると、温度制御ブロック20から均熱板21に対してと、温度制御ブロック20から断熱板22に対してそれぞれ押力が発生する。そして、これらの押力により均熱板21が温度制御ブロック20に対して浮き上がろうとすると共に、温度制御ブロック20が断熱板22に対して浮き上がろうとし、第1の弾性体24及び第2の弾性体26がそれぞれ変形する。
すなわち、温度制御ブロック20から均熱板21への押力が均熱板21を介して第1の弾性体24に伝わり、その力により第1の弾性体24が変形する。また、温度制御ブロック20から断熱板22への押力が断熱板22を介して第2の弾性体26に伝わり、その力により第2の弾性体26が変形する。
このように、温度制御ブロック20が熱膨張することにより発生する各押力を第1の弾性体24及び第2の弾性体26で吸収することができるので、均熱板21や断熱板22にかかる各押力を緩和することができ、均熱板21が破損することや断熱板22が変形することを防止することができる。
同様に、均熱板21や断熱板22が熱膨張することにより発生する押力も、第1の弾性体24及び第2の弾性体26で吸収することができるので、均熱板21や断熱板22にかかるそれぞれの押力を緩和することができ、均熱板21が破損することや断熱板22が変形することを防止することができる。
このように、本実施形態では、ステージ8を構成する部材、すなわち、温度制御ブロック20、均熱板21、及び断熱板22などが熱膨張することにより生じる部材間の押力に応じて第1の弾性体24及び第2の弾性体26をそれぞれ変形させることができるので、部材にかかる押力を緩和させることができ、部材が変形することや破損することを防止することができる。
これにより、部材が変形または破損したときに光学素子の製造が停止することを減少させることができ、変形または破損した部材の交換の手間や費用を抑えることができる。
なお、上記ステージ8は、第2の弾性体歪量調整機構25及び第2の弾性体26を省略して構成してもよい。
このように構成しても、ステージ8を構成する部材、すなわち、温度制御ブロック20や均熱板21などが熱膨張することにより生じる押力を、第1の弾性体24の変形により緩和させることができ、均熱板21が破損することを防止することができる。
<第2実施形態>
図4は、他の実施形態のステージの断面図である。なお、図2に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図4に示すように、ステージ40は、温度制御ブロック20と、均熱板21と、断熱板22と、押えシャフト41と、ナット42と、弾性体43とを備えて構成されている。なお、押えシャフト41及びナット42により、弾性体歪量調整機構Aを構成するものとする。また、弾性体歪量調整機構A及び弾性体43によりステージ締結機構Bを構成するものとする。
上記押えシャフト41は、例えば、六角ボルトやフランジボルトなどであって、均熱板21に設けられる孔28、温度制御ブロック20に設けられる孔44、及び断熱板22に設けられる孔29に通され、先端部に設けられる雄ネジとナット42の雌ネジとが螺合されることによりナット42に固定される。
上記弾性体43は、皿バネであって、断熱板22と弾性体歪量調整機構Aとの間に設けられる。例えば、弾性体43は、断熱板22の切欠き部30の上面とナット42との間に設けられる。
これにより、押えシャフト41及びナット42は、温度制御ブロック20、均熱板21、及び断熱板22を弾性体43を介して挟持し互いに固定させる。
図4に示すように、ステージ締結機構Bを構成しても、上述の第1実施形態と同様、温度制御ブロック20などが熱膨張することにより発生する押力を弾性体43の変形により緩和させることができるので、均熱板21が破損することや断熱板22が変形することを防止することができる。
また、断熱板22を隔てて弾性体43を設ける構成としているため、温度制御ブロック20から離れた位置に弾性体43を配置させることができる。そのため、耐熱材料により弾性体43を構成する必要がなくなり、弾性体43を構成する皿バネの材料の選択肢を広げることができる。
<第3実施形態>
図5は、他の実施形態のステージの断面図である。なお、図4に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図5に示すステージ50の特徴とする点は、図4に示すステージ40の弾性体43が皿バネではなくゴム(例えば、フッ素ゴムなど)で構成されている点である。
すなわち、図4に示すステージ締結機構Bのように、押えシャフト41とナット42とにより弾性体歪量調整機構Aを構成する場合、温度制御ブロック20から離れた位置に弾性体43を設けることができるので、弾性体43をゴムなどの耐熱性が低い材料で構成することができる。例えば、断熱板22において250℃以下になる部分に切欠き部30を設け、その切欠き部30に弾性体43を配置する場合、その弾性体43をゴムで構成することができる。
このように、ゴムで構成される弾性体43は、弾性体43を皿バネで構成する場合に比べて同体積での歪量がゴムの方が大きいので、皿バネで構成される弾性体43よりも体格を小さくすることができる。これにより、ステージ締結機構Bを小型化することができるので、その分光学素子製造装置1の製造コストを下げることができる。
また、上述の第1実施形態と同様、温度制御ブロック20が熱膨張することにより発生する押力を弾性体43の変形により緩和させることができるので、均熱板21が破損することや断熱板22が変形することを防止することができる。
<第4実施形態>
図6は、他の実施形態のステージの断面図である。なお、図2及び図4に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図6に示すステージ60の特徴とする点は、図2に示すステージ8の第1の弾性体歪量調整機構23が、均熱板21に設けられる孔28及び温度制御ブロック20に設けられる孔44を通り、第1の弾性体歪量調整機構23の先端部に設けられる雄ネジと断熱板22の上面に設けられる雌ネジとが螺合されることにより断熱板22に固定される点と、第1の弾性体24が皿バネではなくコイルバネで構成されている点である。
これにより、第1の弾性体24は、温度制御ブロック20及び均熱板21を押えつけるように断熱板22に固定する。
このように、第1の弾性体歪量調整機構23及び第1の弾性体24のみでステージ締結機構Cを構成することにより、上述の第1実施形態と同様、温度制御ブロック20が熱膨張することにより発生する押力を第1の弾性体24の変形により緩和させることができるので、均熱板21が破損することや断熱板22が変形することを防止することができる。
また、ステージ締結機構Cのみで温度制御ブロック20の熱膨張による均熱板21の破損や断熱板22の変形を防ぐことができるので、図2に示す第2の弾性体歪量調整機構25や第2の弾性体26を省略することができる分、ステージ60の体格をステージ8に比べて小さくすることができ、光学素子製造装置1の製造コストを下げることができる。
<第5実施形態>
図7は、他の実施形態のステージの断面図である。なお、図4に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図7に示すステージ70の特徴とする点は、図4に示すステージ40の弾性体43が皿バネではなくコイルバネで構成されている点である。なお、コイルバネのバネ定数や材質は特に限定されない。
このようにステージ70を構成しても、上述の第1実施形態と同様、温度制御ブロック20が熱膨張することにより発生する押力を弾性体43の変形により緩和させることができるので、均熱板21が破損することや断熱板22が変形することを防止することができる。
<第6実施形態>
図8は、他の実施形態のステージの断面図である。なお、図6に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図8に示すステージ80の特徴とする点は、図6に示すステージ60の温度制御ブロック20が均熱板21の機能を兼ね備えている点である。
すなわち、温度制御ブロック20は、例えば、炭化タングステンやセラミックなどの板状の超硬金属で構成され、温度制御ブロック20から発生する熱が成形ブロック13に均一に伝わるように構成されている。
そして、第1の弾性体歪量調整機構23は、温度制御ブロック20に設けられる孔44に通され、先端部に設けられる雄ネジと断熱板22の上面に設けられる雌ネジとが螺合されることにより断熱板22に固定される。
これにより、第1の弾性体24は、温度制御ブロック20を断熱板22に押えつけるよう固定する。
このようにステージ80を構成しても、上述の第1実施形態と同様、温度制御ブロック20が熱膨張することにより発生する押力を第1の弾性体24の変形により吸収することができるので、均熱板21が破損することや断熱板22が変形することを防止することができる。
<第7実施形態>
図9は、他の実施形態のステージの断面図である。なお、図4に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図9に示すステージ90の特徴とする点は、図4に示すステージ40の温度制御ブロック20が均熱板21の機能を兼ね備えている点である。
すなわち、温度制御ブロック20は、例えば、炭化タングステンやセラミックなどの板状の超硬金属で構成され、温度制御ブロック20から発生する熱が成形ブロック13に均一に伝えわるように構成されている。
そして、押えシャフト41は、温度制御ブロック20に設けられる孔44に通され、先端部に設けられる雄ネジとナット42の雌ネジとが螺合される。
これにより、押えシャフト41及びナット42は、温度制御ブロック20及び断熱板22を弾性体43を介して挟持し互いに固定させる。
このようにステージ90を構成しても、上述の第1実施形態と同様、温度制御ブロック20が熱膨張することにより発生する押力を弾性体43の変形により緩和させることができるので、均熱板21が破損することや断熱板22が変形することを防止することができる。
<第8実施形態>
図10は、他の実施形態のステージの断面図である。なお、図6に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図6に示すステージ100の特徴とする点は、図6に示すステージ60の第1の弾性体歪量調整機構23が均熱板21に設けられる孔28及び温度制御ブロック20に設けられる孔44に通され、第1の弾性体歪量調整機構23の先端部に設けられる雄ネジと成形室2に設けられる雌ネジとが螺合されている点である。
これにより、第1の弾性体24は、温度制御ブロック20及び均熱板21を成形室2に押えつけるように固定する。
このようにステージ100を構成しても、上述の第1実施形態と同様、温度制御ブロック20が熱膨張することにより発生する押力を第1の弾性体24の変形により緩和させることができるので、均熱板21が破損することや成形室2が変形することを防止することができる。
なお、ステージ100は、さらに、温度制御ブロック20が均熱板21の機能を兼ね備えるように構成してもよい。すなわち、温度制御ブロック20を、例えば、炭化タングステンやセラミックなどの板状の超硬金属で構成し、温度制御ブロック20から発生する熱が成形ブロック13に均一に伝えわるように構成してもよい。また、第1の弾性体歪量調整機構23は、温度制御ブロック20に設けられる孔44に通し、第1の弾性体歪量調整機構23の先端部に設けられる雄ネジと成形室2に設けられる雌ネジとを螺合するように構成してもよい。
これにより、第1の弾性体24は、温度制御ブロック20を成形室2に押えつけるように固定する。
このように構成しても、上述の第1実施形態と同様、温度制御ブロック20が熱膨張することにより発生する押力を第1の弾性体24の変形により緩和させることができるので、均熱板21が破損することや成形室2が変形することを防止することができる。
また、上述の第1〜第8実施形態において、各ステージと成形室2との間に水冷式の冷却装置が設けられていてもよい。
本発明の実施形態の光学素子製造装置を示す図である。 ステージの断面図である。 ステージ締結機構の断面図である。 他の実施形態のステージの断面図である。 他の実施形態のステージの断面図である。 他の実施形態のステージの断面図である。 他の実施形態のステージの断面図である。 他の実施形態のステージの断面図である。 他の実施形態のステージの断面図である。 他の実施形態のステージの断面図である。
符号の説明
1 光学素子製造装置
2 成形室
7 加熱ステージ
8 加圧成形ステージ
9 冷却ステージ
12 光学素子素材
13 成形ブロック
20 温度制御ブロック
21 均熱板
22 断熱板
23 第1の弾性体歪量調整機構
24 第1の弾性体
25 第2の弾性体歪量調整機構
26 第2の弾性体
27 ヒーター
31 ステージ締結機構
32 六角ボルト
33 皿バネ
41 押えシャフト
42 ナット
43 弾性体


Claims (18)

  1. 成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、
    前記1対のステージは、それぞれ、
    ヒーターが内部に設けられ、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接する温度制御ブロックと、
    前記温度制御ブロックに設けられる孔を通り、前記温度制御ブロックを前記成形室に押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、
    前記温度制御ブロックと前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体と、
    を備えることを特徴とする光学素子製造装置。
  2. 成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、
    前記1対のステージは、それぞれ、
    ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、
    前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、
    前記温度制御ブロック及び前記均熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック及び前記均熱板を前記成形室に押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、
    前記均熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体と、
    を備えることを特徴とする光学素子製造装置。
  3. 成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、
    前記1対のステージは、それぞれ、
    ヒーターが内部に設けられ、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接する温度制御ブロックと、
    前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、
    前記温度制御ブロックに設けられる孔を通り、前記温度制御ブロックを前記断熱板に押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、
    前記温度制御ブロックと前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体と、
    を備えることを特徴とする光学素子製造装置。
  4. 請求項1または請求項3に記載の光学素子製造装置であって、
    前記弾性体歪量調整機構は、ボルトにより構成され、
    前記弾性体は、前記温度制御ブロックと前記ボルトの頭部との間に設けられる、
    ことを特徴とする光学素子製造装置。
  5. 成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、
    前記1対のステージは、それぞれ、
    ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、
    前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、
    前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、
    前記温度制御ブロック及び均熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック及び均熱板を前記断熱板に押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、
    前記均熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体と、
    を備えることを特徴とする光学素子製造装置。
  6. 請求項2または請求項5に記載の光学素子製造装置であって、
    前記弾性体歪量調整機構は、ボルトにより構成され、
    前記弾性体は、前記均熱板と前記ボルトの頭部との間に設けられる、
    ことを特徴とする光学素子製造装置。
  7. 成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、
    前記1対のステージは、それぞれ、
    ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、
    前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、
    前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、
    前記均熱板に設けられる孔を通り、前記均熱板を前記温度制御ブロックに押えつけるように固定する第1の弾性体歪量調整機構と、
    前記均熱板と前記第1の弾性体歪量調整機構との間に設けられる第1の弾性体と、
    を備えることを特徴とする光学素子製造装置。
  8. 請求項7に記載の光学素子製造装置であって、
    前記第1の弾性体歪量調整機構は、ボルトにより構成され、
    前記第1の弾性体は、前記均熱板と前記ボルトの頭部との間に設けられる、
    ことを特徴とする光学素子製造装置。
  9. 請求項7に記載の光学素子製造装置であって、
    前記1対のステージは、それぞれ、
    前記断熱板に設けられる孔を通り、前記断熱板を前記温度制御ブロックに押えつけるように固定する第2の弾性体歪量調整機構と、
    前記断熱板と前記第2の弾性体歪量調整機構との間に設けられる第2の弾性体と、
    を備えることを特徴とする光学素子製造装置。
  10. 請求項9に記載の光学素子製造装置であって、
    前記第2の弾性体歪量調整機構は、ボルトにより構成され、
    前記第2の弾性体は、前記断熱板と前記ボルトの頭部との間に設けられる、
    ことを特徴とする光学素子製造装置。
  11. 成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、
    前記1対のステージは、それぞれ、
    ヒーターが内部に設けられ、前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接する温度制御ブロックと、
    前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、
    前記温度制御ブロック及び断熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック及び前記断熱板を挟持して互いに固定させる弾性体歪量調整機構と、
    前記断熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体と、
    を備えることを特徴とする光学素子製造装置。
  12. 成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを上下方向から加熱すると共に上方向から加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形する1対のステージと、該1対のステージが内部に1以上設けられる成形室とを備える光学素子製造装置であって、
    前記1対のステージは、それぞれ、
    ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、
    前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、
    前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、
    前記温度制御ブロック、前記均熱板、及び断熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック、前記均熱板、及び断熱板を挟持して互いに固定させる弾性体歪量調整機構と、
    前記断熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体と、
    を備えることを特徴とする光学素子製造装置。
  13. 請求項11または請求項12に記載の光学素子製造装置であって、
    前記弾性体歪量調整機構は、ボルトとナットとにより構成され、
    前記弾性体は、前記断熱板と前記ナットとの間に設けられる、
    ことを特徴とする光学素子製造装置。
  14. 請求項1〜13の何れか1項に記載の光学素子製造装置であって、
    前記弾性体は、1以上の皿バネにより構成されることを特徴とする光学素子製造装置。
  15. 請求項1〜13の何れか1項に記載の光学素子製造装置であって、
    前記弾性体は、コイルバネにより構成されることを特徴とする光学素子製造装置。
  16. 請求項11〜13の何れか1項に記載の光学素子製造装置であって、
    前記弾性体は、ゴムにより構成されることを特徴とする光学素子製造装置。
  17. 成形室内に設けられ、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを加熱すると共に加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形するステージであって、
    ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、
    前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、
    前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、
    前記均熱板に設けられる孔を通り、前記均熱板を前記温度制御ブロックに押えつけるように固定する弾性体歪量調整機構と、
    前記均熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体と、
    を備えることを特徴とするステージ。
  18. 成形室内に設けられ、成形型と胴型とにより構成される成形ブロックを加熱すると共に加圧し前記成形ブロック内の光学素子素材を成形するステージであって、
    ヒーターが内部に設けられる温度制御ブロックと、
    前記成形ブロックを加熱する際に前記成形ブロックと接し、前記温度制御ブロックから発生する熱を前記成形ブロックに均一に伝える均熱板と、
    前記温度制御ブロックと前記成形室との間に設けられる断熱板と、
    前記温度制御ブロック、前記均熱板、及び断熱板にそれぞれ設けられる孔を通り、前記温度制御ブロック、前記均熱板、及び断熱板を挟持して互いに固定させる弾性体歪量調整機構と、
    前記断熱板と前記弾性体歪量調整機構との間に設けられる弾性体と、
    を備えることを特徴とするステージ。


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JP2018145062A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 富士フイルム株式会社 光学素子製造装置
CN111385955A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 中微半导体设备(上海)股份有限公司 一种等离子体处理器的安装结构及相应的等离子体处理器

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