JP4477518B2 - 光学素子の製造方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱軟化させた光学素子素材を押圧、変形させて光学素子を成形する光学素子の製造方法及び装置に関し、特に、成形品たる光学レンズ等の光学素子の偏芯精度を安定的に維持することが可能な光学素子の製造方法及び装置に関する。
光学素子の成形では、対向する上下一対の金型をスリーブ型内に挿入し、スリーブ型内で上下の金型を摺動させてプレスし成形することが行われる。すなわち、光学素子素材を中間に挟んだ上型及び下型をスリーブ型内に摺動可能に挿入することで上下型の光軸を芯合わせ状態とし、この状態でプレスヘッドの間に配設する構造が採用されている。この成形装置では、加熱によって光学ガラス素材が変形可能な温度(ガラス転移温度)以上に達したとき、スリーブ型を固定した後、上型と下型を接近移動させて光学素子素材を加圧変形させて光学素子を成形する。
この場合、スリーブ型の内周面と上下の金型の外周面とは接触した状態となっていて、この接触状態で上下の金型がスリーブ型内で接近するように摺動する。このため、理想的にはスリーブ型はクリアランスがゼロとなるように上下の金型を挟むのが好ましいが、スリーブ型と上下の金型は剛体から成っていて、接触部分が摩耗する。この摩耗により、スリーブ型と上下の金型の真円度が崩れるため、上下の金型の光軸を合わせることが難しくなり、よって上下の金型を交換する必要が生じる。この摩耗を防止するため、上下の金型とスリーブ型との間に所定のクリアランスを設けるのが一般的であるが、この場合には、上下の金型の押圧方向と略直交する方向にずれるシフトずれと、押圧方向と傾斜した方向にずれるチルトずれとが上下の金型の間で発生し易い。このずれにより、成形品としての光学素子の精度が低下する原因となるため、近年、金型の高精度化が要求されており、レンズ両面の偏芯精度及び光軸精度の向上が必須となっている。
これを防止すべく、従来、例えば図6に示すように、上型201と下型202、及びスリーブ型203で構成される内部空間に光学素子素材204を投入し、この光学素子材料204を加熱加圧して成形されるが、下型202としてガラス材料を用い、また上型201及びスリーブ型203としてタングステンカーバイト(WC)を主成分とする超硬合金、サーメット、セラミックス及び石英等の材料から任意に選択できる材料の組み合わせで構成している。そして、下型202とスリーブ型203の熱膨張係数を、下型202であるガラス材料の熱膨張係数>スリーブ型203の熱膨張係数、のように設定することで、下型202とスリーブ型203の熱膨張係数の大小関係により、成形する温度領域(ガラス転移温度)では下型202はスリーブ型203に焼きばめ状態となるようにする。これにより、下型202の光軸の傾斜を小さくし、光学素子(成形品)の両面の光軸精度の向上を図っている(特許文献1参照)。
特開2004−277242号公報(第4頁、図1)
しかしながら、前述した従来の技術では、下型202とスリーブ型203との熱膨張係数の差を用いて下型202とスリーブ型203間のクリアランスを減少させ、金型精度を高くするには限界があった。すなわち、従来技術では下型202にガラス材料を用いているが、このガラス材料は上型201の材料である超硬合金に対し熱膨張係数が大きく異なるため、例えば冷却時にガラス材料の下型202は早急に縮んでいくのに対し、超硬合金の上型201の冷却速度は遅いため、成形品である光学素子(光学レンズ等)の両面での熱収縮差が大きく、レンズ面に良くない影響を与える。また、ガラス材料と超硬合金の熱伝導率、及び軟らかさの差も大きいため、ガラス材料からなる下型202の方が変形し易く、このため下型202のキャビティ部分の面がきれいに加工されていても、焼きばめ段階でその面に傷が付きやすい等の課題があった。
更に、下型202とスリーブ型203間のクリアランスを小さくしすぎた場合は、スリーブ型203が破損してしまうおそれがあると共に、クリアランスが小さすぎると、上型201及び下型202の摺動抵抗が増加して成形荷重が変化し、成形品の面精度に悪影響を及ぼすという課題があった。
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、高精度な偏芯精度の光学素子を成形することのできる光学素子の製造方法及び装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項に係る発明は、加熱軟化した光学素子素材を押圧、変形させて光学素子を成形する光学素子の製造装置において、
圧方向に移動自在に対向配置された一対の金型と、
該一対の金型が挿入されその外周面と略同形状の内周面を有し且つ一部に切欠部が形成されて、前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記内周面が弾性変形可能なスリーブ型と
前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記スリーブ型の前記内周面の径を小さくも大きくも弾性変形させることが可能な変形手段と、を備え、
前記一対の金型から成形された前記光学素子を取り出す、又は前記光学素子素材を金型へ投入する温度以下では、前記一対の金型のうち一方の金型の外周面の寸法は、他方の金型の外周面の寸法よりも大きく、且つ、前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きいことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、加熱軟化した光学素子素材を押圧、変形させて光学素子を成形する光学素子の製造装置において、
圧方向に移動自在に対向配置された一対の金型と、
該一対の金型が挿入されその外周面と略同形状の内周面を有しかつ一部に切欠部が形成されて、前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記内周面が弾性変形可能なスリーブ型と
前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記スリーブ型の前記内周面の径を小さくも大きくも弾性変形させることが可能な変形手段と、を備え、
前記光学素子素材のガラス転移点以上の温度では、前記一対の金型のうち一方の金型の外周面の寸法は、他方の金型の外周面の寸法よりも大きく、
前記光学素子素材のガラス転移点以上の温度において前記一方の金型の外周面の寸法が前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きくなるように、前記一方の金型の熱膨張係数を前記スリーブ型の熱膨張係数よりも大きくしてあることを特徴とする。
請求項に係る発明は、加熱軟化した光学素子素材を押圧、変形させて光学素子を成形する光学素子の製造装置において、
圧方向に移動自在に対向配置された一対の金型と、
該一対の金型が挿入されその外周面と略同形状の内周面を有しかつ一部に切欠部が形成されて、前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記内周面が弾性変形可能なスリーブ型と、
前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記スリーブ型の前記内周面の径を小さくも大きくも弾性変形させることが可能な変形手段と、を備え、
前記一対の金型から成形された前記光学素子を取り出す、又は前記光学素子素材を金型へ投入する温度以下では、前記一対の金型のうち一方の金型の外周面の寸法が他方の金型の外周面の寸法よりも小さくなるように且つ、前記光学素子素材のガラス転移点以上の温度では、前記一方の金型の外周面の寸法が前記他方の金型の外周面の寸法よりも大きくなるように、前記一方の金型の熱膨張係数を記他方の金型の熱膨張係数よりも大きくしてあり、
前記一対の金型から成形された前記光学素子を取り出す、又は前記光学素子素材を金型へ投入する温度以下では、前記他方の金型の外周面の寸法は、前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きく、
前記光学素子素材のガラス転移点以上の温度において前記一方の金型の外周面の寸法が前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きくなるように、前記一方の金型の熱膨張係数を前記スリーブ型の熱膨張係数よりも大きくしてあることを特徴とする。
請求項に係る発明は、加熱軟化した光学素子素材を押圧、変形させて光学素子を成形する光学素子の製造方法において、
対向配置された一対の金型を挿入可能に該一対の金型の外周面と略同形状の内周面を有し、かつ一部に切欠部が形成されて押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記内周面が弾性変形可能なスリーブ型と、
前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記スリーブ型の前記内周面の径を小さくも大きくも弾性変形させることが可能な変形手段と、を用い、
前記一対の金型から成形された光学素子を取り出す、又は前記光学素子素材を金型へ投入する温度以下では、前記一対の金型のうちの一方の金型の外周面の寸法は、他方の金型の外周面の寸法よりも大きく、且つ、前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きく、
前記一方の金型は、前記変形手段により前記スリーブ型の前記内周面のを強制的に大きくして、前記スリーブ型の前記内周面に挿入されることを特徴とする。
本発明によれば、高精度な偏芯精度の光学素子を成形することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る光学素子の製造装置の全体正面図であり、図2は、その平面図である。この図1及び図2において、光学素子の製造装置10は、対向する一対の金型11としての上型12及び下型13と、これら上型12及び下型13の外周面(本実施形態では円形)と略同形状の内周面15を有し、かつ一部に切欠部16が形成されたスリーブ型14と、このスリーブ型14を、光学素子素材23の押圧方向(図1の矢印A方向、すなわち光軸方向)と略直交する方向(図1の矢印B方向)に付勢力を付与して前記内周面15の径を大小に弾性変形させる変形手段20と、を備えている。前記スリーブ型14は、前記内周面15に上型12及び下型13が挿入される本体17と、この本体17の端部から径方向に延びる一対のアーム部18A,18Bと、を備えている。
また、変形手段20は、操作部材21A,21Bを有し、スリーブ型14の一方のアーム部18A及び他方のアーム部18Bにそれぞれ操作部材21A,21Bが配設されている。この操作部材21A,21Bを、シリンダ等の各種アクチュエータ(図示せず)を作動させて、光学素子素材23の押圧方向(矢印A方向)と略直交する方向(矢印B方向)に押し引きして付勢力を付与する。こうすることで、スリーブ型14は切欠部16を有しているので、その内周面15の内径を小さく又は大きく弾性変形させることができる。これにより、例えば自由状態のスリーブ型14の内周面の径よりも大きい下型13を挿入する際は、操作部材21A,21Bを引き側(切欠部16を大きくする方向)に付勢力を付与して、スリーブ型14の内周面15の内径を大きくする。また、スリーブ型14に上型12及び下型13を挿入した状態で、操作部材21A,21Bを押し側(切欠部16を小さくする方向)に付勢力を付与すれば、スリーブ型14の内周面15の内径を小さくすることができる。これにより、スリーブ型14の内周面15を、上型12及び下型13の外周面に当接して移動させ、上型12及び下型13の光軸合わせを行うことができる。なお、光学素子素材23は、上型12と下型13との間の光学面12a,13a(図1参照)に挿入され、両者に挟まれた状態で加圧成形される。
しかして、スリーブ型14は、上型12及び下型13が挿入された状態で下型ヒータプレート24上に載置され、この下型ヒータプレート24は下型ヒータ25の上面に取り付けられている。また、上型12の上端面には、上型ヒータプレート26が密接するように当接配置されていて、この上型ヒータプレート26は上型ヒータ27の下面に取り付けられている。成形時には、上型ヒータプレート26が光学素子素材23の押圧方向(光軸方向)の下方に移動して、上型12が下方に移動し、光学素子素材23の加圧成形が行われる。なお、上型12、下型13、スリーブ型14の材料としては、例えば超硬合金(タングステンカーバイト(WC))等が用いられる。
また、図3は、図2の変形例を示しており、この変形例では、スリーブ型14'は、内周面15'を有し、かつ一部に切欠部16'が形成されて上型12及び下型13が挿入される本体17'と、この本体17'の端部から径方向に延びる一対のアーム部18A',18B'と、を備えている。前記本体17'の肉厚は均一ではなく、一対のアーム部18A',18B'に近接するほど肉厚が薄くなっている。これにより、変形手段20によってスリーブ型14'に付勢力を付与する際、小さい力でスリーブ型14'の内周面15'の径を弾性変形させることができる。
以上において、光学素子を成形するには、一対の金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下(ローディング可能温度)、例えば常温としての一対の金型11の大気暴露状態での酸化開始温度以下において、上型12及び下型13の光学面12a,13aに光学素子素材23を挟み込んだ後に、上型12及び下型13をスリーブ型14内に挿入し、この組み立て状態で、上型12、下型13、及びスリーブ型14を下型ヒータプレート24上に載置する。この状態で、上型ヒータプレート26を上型12の上端面に接触させ、上型ヒータ27及び下型ヒータ25によって下型13、上型12、スリーブ型14を加熱する。この加熱により、上型12及び下型13間に挟み込まれた光学素子素材23が加熱される。光学素子素材23が成形可能な所定の温度(ガラス転移温度)に加熱されたときに、上型ヒータプレート26及び下型ヒータプレート24を相対的に接近させる。これにより、上型12及び下型13による光学素子素材23の加圧成形が開始される。
[第1の実施の形態]
本実施の形態では、図1に示したように、前記一対の金型12,13のうち、スリーブ型14に対し光学素子素材23の押圧方向に相対変位量の小さいいずれか一方の金型、例えば下型13の外周面の寸法(外径)を、前記押圧方向に相対変位量の大きいいずれか他方の金型、例えば上型12の外径よりも大きくしている(図1参照)。この構成により、スリーブ型14に挿入された状態の上型12及び下型13のうち、下型13の外周面がスリーブ型14の内周面15にほとんど隙間なく挿入されるため、挿入と略同時に下型13の光軸合わせを高精度で行うことができる。一方、上型12は、スリーブ型14の内周面15にスムーズに(わずかなクリアランスをもって)挿入されるので、上型12とスリーブ型14の内周面15との間のクリアランスを適宜に調整することで、上型12の光軸合わせも容易かつ高精度で行うことができる。
この場合、スリーブ型14の一対のアーム部18A,18Bを、変形手段20の操作部材21A,21Bにより把持し、図2のB方向に引き操作して付勢力を付与すれば、スリーブ型14は切欠部16を有しているので、その内周面15の寸法(内径)を簡単に大きくすることができ、この内径を大きくした状態で下型13(及び上型12)をスリーブ型14の内周面15に挿入することができる。
[第2の実施の形態]
また、本実施の形態では、少なくとも光学素子素材23のガラス転移点以上の温度(成形温度)、すなわち、ガラス等の光学素子素材23が溶融する温度以上の温度で、前記いずれか一方の金型、例えば下型13の外径がスリーブ型14の自由状態の内周面15の内径よりも大きくなるように、下型13とスリーブ型14との型材料の熱膨張係数に差を設けている。例えば、金型の材料として、下型13の熱膨張係数が上型12の熱膨張係数よりも大きい材料を用いることで、光学素子素材23のガラス転移点以上の温度になると、下型13の外径をスリーブ型14の内径よりも大きくすることができる。
この場合、一対の金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下(ローディング可能温度)、例えば一対の金型11の大気暴露状態での酸化開始温度以下(常温)においては、下型13の径がスリーブ型14の内周面15の内径よりも小さいのであれば、常温においてスリーブ型14内に下型13を簡単に挿入することができるし、一方、常温において下型13の径がスリーブ型14の内周面15の内径よりも大きいのであれば、前述と同様に、スリーブ型14の一対のアーム部18A,18Bを、変形手段20の操作部材21A,21Bにより把持し、引き側に付勢力を付与して、スリーブ型14の内周面15の内径を大きくした状態で下型13を挿入することができる。
以上により、本実施の形態によれば、少なくとも光学素子素材23のガラス転移点以上の温度(成形温度)において、上型12及び下型13の光軸合わせを高精度で行うことができる。
[第3の実施の形態]
更に、本実施の形態では、一対の金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下(例えば200℃以下)では、いずれか一方の金型、例えば下型13の外径がスリーブ型14の自由状態の内周面15の内径よりも大きくなるように設定している。この場合、下型13をスリーブ型14内に挿入するには、前記と同様に、変形手段20の操作部材21A,21Bを引き側に付勢して、スリーブ型14の内周面15の内径を大きくした状態で下型13を挿入する。これにより、少なくとも下型13の光軸合わせを高精度で行うことができると共に、金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下においては、下型13はスリーブ型14に対し光学素子素材23の押圧方向に相対移動することはないため、不用意に下型13がスリーブ型14から離脱するのが防止される。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、一対の金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下では、いずれか一方の金型(例えば下型13)の外径がいずれか他方の金型(例えば上型12)の外径よりも小さく、少なくとも光学素子素材23のガラス転移点以上の温度では、下型13の外径が上型12の外径よりも大きくなるように、下型13と上型12との熱膨張係数に差を設けている。
そして、金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下、すなわち成形前の温度(例えば常温)では、例えば下型13の径を上型12の外径よりも小さくし、上型12がスリーブ型14に対し容易に移動しないように圧入状態とする一方、下型13はスリーブ型14に対し容易に摺動可能とする。この状態で、下型13の光学面13aに光学素子素材23を配置し、この光学素子素材23に対し上型12の光学面12aが接触しないように離間して対向配置する。こうして、ローディング可能温度(例えば常温)では光学素子素材23は下型13の光学面13aに載置されているが、上型12の光学面12aは光学素子素材23に接触しない。一方、ガラス転移点以上の温度では、前記とは反対に、下型13の外径が上型12の外径よりも大きくなるようにする。これにより、いわゆる成形時にはスリーブ型14に対し下型13は容易に移動しないように圧入状態となり、一方、上型12とスリーブ型14とは容易に摺動可能となる。
すなわち、金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下では、光学素子素材23は下型13の光学面13aにのみ接触して支持され、上型12の光学面12aには接触しない一方、ガラス転移点以上の温度では、スリーブ型14に対し下型13はほとんど隙間ない状態となる。よって、この状態で上型12を押圧方向にわずかな力を作用させれば、該上型12が降下して光学素子素材23を加圧成形することができる。
このように、本実施の形態で、金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下では、光学素子素材23が上型12の光学面12aに接触しないようにしたのは、この温度で光学素子素材23が上型12の光学面12aに接触すると、該光学素子素材23に傷が付く等の不具合が生じるため、成形時にのみ光学素子素材23が上型12の光学面12aに接触するようにしたものである。
[第5の実施の形態]
上述した実施の形態では、下型13と上型12との熱膨張係数に差を設けた場合について説明したが、本実施の形態では、例えば一対の金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下では、下型13の外径が上型12の外径よりも小さく、一方、少なくとも光学素子素材23のガラス転移点以上の温度では、下型13の外径が上型12の外径よりも大きくなるように一対の金型11の温度をそれぞれ制御可能な加熱手段25,27を備えている。
すなわち、図1において、下型13の温度を制御可能な下型ヒータ25と、上型12の温度を制御可能な上型ヒータ27とを備え、これら下型ヒータ25及び上型ヒータ27にて加熱手段を構成している。
これにより、上述した実施形態と同様に、金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下では、下型13の外径を上型12の外径よりも小さくし、スリーブ型14と上型12とは容易に移動しないように圧入状態とすると共に、下型13とスリーブ型14とは光学素子素材23の押圧方向に摺動可能とすることができる。一方、ガラス転移点以上の温度では、下型13の外径が上型12の外径よりも大きくして、スリーブ型14に対し下型13が容易に移動しないように圧入状態とすると共に、上型12とスリーブ型14とは光学素子素材23の押圧方向に摺動可能とすることができる。
この実施形態によれば、前述と同様に、金型11から成形された光学素子を取出す、又は光学素子素材23を金型11へ投入する温度以下では、光学素子素材23は下型13の光学面13aにのみ接触して支持されるが、上型12の光学面12aには接触しない状態となり、一方、ガラス転移点以上の温度では、スリーブ型14に対し下型13は圧入状態となって高精度で光軸合わせを行うことができる。
[第6の実施の形態]
次に、本実施の形態では、少なくとも光学素子素材23のガラス転移点以上の温度では、いずれか一方の金型(例えば下型13)の外径といずれか他方の金型(例えば上型12)の外径との差を、下型13の表面粗さとスリーブ型14の内周面15の表面粗さとの和の2倍以上とした。
図4において、下型13の外径d1と上型12の外径d2との差を、下型13の表面粗さs1とスリーブ型14の内周面15の表面粗さs2との和の2倍以上とする。これは、スリーブ型14に対して下型13の光軸合わせをしながら、上型12を所定精度で摺動可能な条件を示したものである。
[第7の実施の形態]
また、好ましくは、下型13の外径と上型12の外径との差を、上型12の表面粗さとスリーブ型14の内周面15の表面粗さとの和の2倍以上でかつ10μm以下とする。
図4において、下型13の外径d1と上型12の外径d2との差を、下型13の表面粗さs1とスリーブ型14の内周面15の表面粗さs2との和の2倍以上とすると共に、かつ10μm以下とする。なお、表面粗さs1,s2の具体的な数値は、およそ0.05μm〜0.08μmのレベルを想定している。本実施形態も、スリーブ型14に対して下型13の光軸合わせをしながら、上型12を所定精度で摺動可能な条件を示したものである。また、発明者の実験によれば、上記「10μm以下」という値は、金型の外形寸法等にはほとんど左右されない値であるとの認識が得られている。
[第8の実施の形態]
本実施の形態では、スリーブ型14の内周面15に一対の金型11を挿入し、更に該一対の金型11間に光学素子素材23を配置した後に、スリーブ型14に対し光学素子素材23の押圧方向と交差する方向に付勢力を付与することにより前記内周面15の寸法を小さくして一対の金型11の光軸合わせをする。
すなわち、図1乃至図3において、スリーブ型14の内周面15に上型12と下型13
を挿入し、更に上型12と下型13の光学面12a,13a間に光学素子素材23が配置されるが、スリーブ型14の内周面15と上型12及び下型13の外周面間には、それぞれ僅かながらクリアランスが残っている。このクリアランスが存在すると、高精度な光軸合わせの妨げとなる。そこで、光学素子素材23のガラス転移点以上の成形温度において、変形手段20の操作部材21A,21Bを矢印B方向の押し側に操作して、内周面15の寸法を小さくして上型12及び下型13の光軸合わせをするものである。この場合において、上型12及び下型13にガラス材料を用いなければ、破損したり傷が付いたりするおそれもない。
[第9の実施の形態]
本実施の形態の光学素子の製造装置は、一対の金型11を挿入可能な内周面150を複数備えたスリーブ型140を有している。なお、図5では、図1乃至図4に示した部材と同一又は相当する部材には、10を乗算した符号を付して説明する。
図5において、このスリーブ型140は、上型12及び下型13と略同形状の内周面150を有しかつ一部に切欠部160が形成されたスリーブ型140を4個有している。前記内周面150は、スリーブ型140の中心から略等間隔で放射状に配置されている。このスリーブ型140は、内周面150に上型12及び下型13が挿入される本体170と、この本体170の端部から径方向に延びる二対のアーム部180A,180Bと、を備えている。更に、スリーブ型140を、光学素子素材23の押圧方向と略直交する方向に押圧付勢して前記内周面150の内径を弾性変形させる変形手段200を備えている。
前記二対のアーム部180A,180Bは、該各アーム部180A,180Bに対向配置された変形手段200,200によって矢印方向の力が作用することにより、内周面150を閉じる方向に移動する。これにより、内周面150は閉じられるように変形して、該内周面150に挿入された上型及び下型(図示せず)の外周面に当接することから、上型及び下型の光軸合わせを行うことができる。本実施形態では、上型及び下型がそれぞれ挿入される内周面150を4箇所に有しており、この数に限定されるものではないが、それぞれの内周面150での上型及び下型の位置決めを同時に行うことができるため、多数の光学素子を同時に成形することができる。
本発明に係る光学素子の製造装置の全体正面図である。 スリーブ型の断面平面図である。 同上の変形例を示す図である。 上型と下型の外周面の寸法差を示す図である。 スリーブ型の他の実施の形態の断面平面図である。 従来の光学素子の製造装置の断面正面図である。
符号の説明
10 光学素子の製造装置
11 一対の金型
12 上型
13 下型
14,140 スリーブ型
15,150 内周面
16,160 切欠部
20,200 変形手段
23 光学素子素材
25 下型ヒータ
27 上型ヒータ

Claims (4)

  1. 加熱軟化した光学素子素材を押圧、変形させて光学素子を成形する光学素子の製造装置において、
    圧方向に移動自在に対向配置された一対の金型と、
    該一対の金型が挿入されその外周面と略同形状の内周面を有し且つ一部に切欠部が形成されて、前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記内周面が弾性変形可能なスリーブ型と
    前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記スリーブ型の前記内周面の径を小さくも大きくも弾性変形させることが可能な変形手段と、を備え、
    前記一対の金型から成形された前記光学素子を取り出す、又は前記光学素子素材を金型へ投入する温度以下では、前記一対の金型のうち一方の金型の外周面の寸法は、他方の金型の外周面の寸法よりも大きく、且つ、前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きい、光学素子の製造装置。
  2. 加熱軟化した光学素子素材を押圧、変形させて光学素子を成形する光学素子の製造装置において、
    圧方向に移動自在に対向配置された一対の金型と、
    該一対の金型が挿入されその外周面と略同形状の内周面を有しかつ一部に切欠部が形成されて、前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記内周面が弾性変形可能なスリーブ型と
    前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記スリーブ型の前記内周面の径を小さくも大きくも弾性変形させることが可能な変形手段と、を備え、
    前記光学素子素材のガラス転移点以上の温度では、前記一対の金型のうち一方の金型の外周面の寸法は、他方の金型の外周面の寸法よりも大きく、
    前記光学素子素材のガラス転移点以上の温度において前記一方の金型の外周面の寸法が前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きくなるように、前記一方の金型の熱膨張係数を前記スリーブ型の熱膨張係数よりも大きくしてある、光学素子の製造装置。
  3. 加熱軟化した光学素子素材を押圧、変形させて光学素子を成形する光学素子の製造装置において、
    圧方向に移動自在に対向配置された一対の金型と、
    該一対の金型が挿入されその外周面と略同形状の内周面を有しかつ一部に切欠部が形成されて、前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記内周面が弾性変形可能なスリーブ型と、
    前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記スリーブ型の前記内周面の径を小さくも大きくも弾性変形させることが可能な変形手段と、を備え、
    前記一対の金型から成形された前記光学素子を取り出す、又は前記光学素子素材を金型へ投入する温度以下では、前記一対の金型のうち一方の金型の外周面の寸法が他方の金型の外周面の寸法よりも小さくなるように且つ、前記光学素子素材のガラス転移点以上の温度では、前記一方の金型の外周面の寸法が前記他方の金型の外周面の寸法よりも大きくなるように、前記一方の金型の熱膨張係数を記他方の金型の熱膨張係数よりも大きくしてあり、
    前記一対の金型から成形された前記光学素子を取り出す、又は前記光学素子素材を金型へ投入する温度以下では、前記他方の金型の外周面の寸法は、前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きく、
    前記光学素子素材のガラス転移点以上の温度において前記一方の金型の外周面の寸法が前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きくなるように、前記一方の金型の熱膨張係数を前記スリーブ型の熱膨張係数よりも大きくしてある、光学素子の製造装置。
  4. 加熱軟化した光学素子素材を押圧、変形させて光学素子を成形する光学素子の製造方法において、
    対向配置された一対の金型を挿入可能に該一対の金型の外周面と略同形状の内周面を有し、かつ一部に切欠部が形成されて押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記内周面が弾性変形可能なスリーブ型と、
    前記押圧方向と交差する方向からの付勢力により前記スリーブ型の前記内周面の径を小さくも大きくも弾性変形させることが可能な変形手段と、を用い、
    前記一対の金型から成形された光学素子を取り出す、又は前記光学素子素材を金型へ投入する温度以下では、前記一対の金型のうちの一方の金型の外周面の寸法は、他方の金型の外周面の寸法よりも大きく、且つ、前記スリーブ型の自由状態の前記内周面の寸法よりも大きく、
    前記一方の金型は、前記変形手段により前記スリーブ型の前記内周面のを強制的に大きくして、前記スリーブ型の前記内周面に挿入される、光学素子の製造方法。
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