JP2007125780A - 成形用型及びその製造方法、熱可塑性素材の成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス部材の成形面を除く部分を、該ガラス部材よりも熱伝導率の高い型基材で覆い加熱時間を短縮する。
【解決手段】成形用型1は、熱可塑性素材5の成形温度よりも高い歪点温度を有するガラス部材8、9を型として成形するもので、熱可塑性素材5を挟んで対向配置され、ガラス部材8、9の夫々の成形面8a、9aを除く部分を夫々型基材6、7にて覆われた1対のガラス型2、3を有する。また、この1対のガラス型2、3を嵌挿するスリーブ型4を備えている。型基材6、7は、ガラス部材8、9よりも熱伝導率が高い材料からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガラス型により熱可塑性素材を成形する成形用型及びその製造方法、熱可塑性素材の成形方法に関する。
従来、熱可塑性素材の成形技術として、対向配置された1対の型部材間に熱可塑性素材を配置し、これら1対の型部材と熱可塑性素材を加熱して軟化させ、該熱可塑性素材を押圧成形する手段が用いられている。
このような成形技術において、例えばガラスを型として用いた場合、ガラス無垢の型だと、金属に比してガラス自身の熱伝導率が悪いため、成形作業のサイクルタイムが伸び生産性が落ちてしまう。これに対し、単にサイクルタイムを短くしようとして、成形工程から冷却工程に急に移行すると、ガラスは引張応力に弱いため、ヒートショックで割れてしまう。
これに対し、例えば特許文献1には、光学素子の成形温度よりもガラス転移温度が高いガラス材料からなる型基材に、その型基材の熱伝導率よりも大きい熱伝導率を有する超硬合金からなる棒状部材を一体に設け、かつ棒状部材の一部を型基材から突出させて、この棒状部材を成形時にプレスヘッドに接触させて成形する技術が開示されている。これにより、光学素子の成形時には、ガラスのみからなる型基材で成形するよりも、超硬合金を介して熱が移動するため加熱冷却がスムーズに進行し、成形時間を短縮できるというものである。
特開2005−126258号公報(第3頁、図1)
しかしながら、特許文献1では、ガラス材料からなる型基材と、超硬合金からなる棒状部材との縦弾性係数(ヤング率)の差が大きいため、例えば冷却時には棒状部材よりも型基材の方が大きく収縮する。そして、この場合、ガラスは引張応力に弱いため、型基材に引張り応力が作用し該型基材が破損し易いという課題があった。
本発明は斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ガラス部材の成形面を除く部分を該ガラス部材よりも熱伝導率の高い型基材で覆うことで、加熱時間を短縮し、冷却時のヒートショックを防止し得る成形用型及びその製造方法、熱可塑性素材の成形方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、熱可塑性素材の成形温度よりも高い歪点温度を有するガラス部材を型として、前記熱可塑性素材を成形する成形用型において、
前記熱可塑性素材を挟んで対向配置され、前記ガラス部材の成形面を除く部分を型基材にて覆われた1対のガラス型と、
該1対のガラス型を嵌挿するスリーブ型と、を備え、
前記型基材は、前記ガラス部材よりも熱伝導率が高い材料からなる、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の成形用型において、
前記型基材と前記スリーブ型とは、線膨張係数が略等しい材料からなる、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の成形用型において、
前記型基材は、前記ガラス部材を嵌合可能な嵌合部を有する、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の成形用型において、
前記ガラス部材は、前記型基材よりも線膨張係数が大きく、
前記嵌合部に嵌合された前記ガラス部材は加熱されて膨張し、しまり嵌めで前記型基材に接合される、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ガラス部材を型として用い、熱可塑性素材を成形する成形用型の製造方法において、
前記ガラス部材の成形面となる部分を除いて該ガラス部材を型基材に嵌合し、
該型基材に嵌合した前記ガラス部材とマスタ型を対向配置した状態でスリーブ型に嵌挿し、
前記ガラス部材と前記型基材を所定温度に加熱した状態で、前記マスタ型と前記ガラス部材を相対的に接近移動して前記ガラス部材に成形面を形成し、
この成形面の形成と略同時に、軟化した前記ガラス部材を型基材内で広がるようにして一体的に接合する、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の成形用型の製造方法において、
前記型基材は、前記ガラス部材よりも熱伝導率が高い材料からなる、ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6に記載の成形用型の製造方法において、
前記ガラス部材は前記型基材よりも線膨張係数が大きく、加熱状態では前記ガラス部材が前記型基材内で膨張して、しまり嵌めで接合される、ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項5〜7のいずれかに記載の成形用型の製造方法において、
前記マスタ型は、前記ガラス部材の前記成形面の冷却時の収縮誤差を打ち消す形状に形成されている、ことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、ガラス部材を型として用いる熱可塑性素材の成形方法において、
前記ガラス部材を該ガラス部材よりも熱伝導率が高い型基材に嵌合してガラス型を形成し、このガラス型を1対として、前記熱可塑性素材を挟んで対向配置してスリーブ型に嵌挿し、
前記1対のガラス型と前記熱可塑性素材を所定温度に加熱した状態で、前記1対のガラス型を相対的に接近移動して前記熱可塑性素材を成形する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ガラス部材の成形面を除く部分を覆う型基材は、前記ガラス部材よりも熱伝導率が高い材料からなるので、ガラス部材の成形面を除く部分を該ガラス部材よりも熱伝導率の高い型基材で覆うことで、加熱時間を短縮し、冷却時のヒートショックを防止することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の成形用型1の構成を示す図である。
同図において、成形用型1は、熱可塑性素材(ガラス、ポリエチレン、ポリカーボネイト等)5を挟んで対向する一対の上ガラス型2と下ガラス型3、及び該一対の上下ガラス型2、3を嵌挿するスリーブ型4を有している。この下ガラス型3とスリーブ型4は、ヒータを兼ねている台座10上に載置されている。
上ガラス型2は、型基材6と該型基材6に形成された嵌合部16に嵌合されたガラス部材8を有している。このガラス部材8は、略円柱形状をなしており、その成形面8aは、熱可塑性素材5に形状を転写する凹面部と、その凹面部の外周に設けられた平面部とから構成されている。なお、本実施の形態では、熱可塑性素材5に形状を転写する面を凹面部としたが、これに限らず凸球面や非球面等としても良い。そして、この型基材6は、ガラス部材8の成形面8aを除く側面及び底面を覆う有底筒状をなしている。また、同様に、下ガラス型3は、型基材7と該型基材7に形成された嵌合部17に嵌合されたガラス部材9を有している。この型基材7は、ガラス部材9の成形面9aを除く側面及び底面を覆う有底筒状をなしている。
本実施形態では、この型基材6、7は、ガラス部材8,9よりも熱伝導率が高く、かつスリーブ型4と線膨張係数が略等しい材料(例えばタングステン合金製)を用いている。また、ガラス部材8、9は、熱可塑性素材5の成形温度よりも高い歪点温度を有している。
上ガラス型2と下ガラス型3は、スリーブ型4の内部で、それぞれの成形面8a、9aが対向するように当該スリーブ型4の両端側から嵌挿されている。本実施形態では、上ガラス型2がスリーブ型4の軸方向に摺動自在となっている。この上ガラス型2の上部には、該上ガラス型2を押圧する上下方向に移動可能でヒータも兼ねているプレス軸13が配置されている。また、熱可塑性素材5は、ガラス部材9の成形面9a上に載置されている。なお、符号11,12は、型基材6、7の底面に形成した空気孔である。
また、図1は、室温での状態を示し、型基材6、7とガラス部材8,9との間に若干のクリアランス14,15を有している。これは、ガラス部材8,9の線膨張係数が型基材6、7の線膨張係数よりも大きい場合を例としたためであり、加熱時にはこのクリアランス14,15はなくなる。
この成形用型1を用いて熱可塑性素材5を成形する方法について説明する。
まず、図1に示すように、下ガラス型3をスリーブ型4に挿入し、これら下ガラス型3とスリーブ型4を台座10に載置する。次いで、下ガラス型3の成形面2aに熱可塑性素材5を載置し、更に上ガラス型2をスリーブ型4に挿入する。そして、この成形用型1を、図2に示す加熱ステージに移動させて、この加熱ステージにて熱可塑性素材5が軟化するような所定温度に加熱する。
この加熱工程では、上ガラス型2の上方に配置された上下方向に移動可能でヒータも兼ねているプレス軸13を下降させ、型基材6の底面に接触させる。
このとき、型基材6、7は、ガラス部材8,9よりも熱伝導率が高い材料を用いているので、加熱源からの熱は、台座10、プレス軸13→型基材6、7→ガラス部材8,9→熱可塑性素材5へと早急に伝達される。このため、加熱時間を短縮することができる。
また、型基材6は、加熱されたプレス軸13が直接、ガラス部材8に接触させないようにしているため、ガラス部材8が急激な温度変化によって割れることを防止することができる。
図3は、成形工程を示しており、この成形工程では、プレス軸13を所定の加圧力で上ガラス型2を加圧して、加熱軟化した熱可塑性素材5を成形する。このとき、前述したように、型基材6、7とガラス部材8,9との間のクリアランス14,15が略ない状態で加圧するので、チルトやシフトのない高精度な成形品を得ることができる。
更に、図示しないが、冷却工程では、冷却ステージに移動させて、冷却されたプレス軸と台座により所定の保持圧で上ガラス型2を保圧しながら成形用型1を冷却する。このとき、加熱時と同様に、型基材6、7として、ガラス部材8,9よりも熱伝導率が高い材料を用いているので、冷却時間を短縮することができる。
また、加熱時と同様に、型基材6は、冷却されたプレス軸が直接、ガラス部材8に接触させないようにしているため、ガラス部材8が急激な温度変化によって割れることを防止することができる。
(第2の実施の形態)
図4〜図6は、成形用型20の製造方法の実施の形態を示す図である。以下、この成形用型20の製造方法について説明する。
まず、図4に示すように、台座21に超硬合金等からなるマスタ型22と、該マスタ型22を挿嵌したスリーブ型23を載置する。マスタ型22は、後述するガラス型26との対向面側に成形面22aを有している。次に、このマスタ型22に対向するように、成形前のガラス型26をスリーブ型23に挿入する。このガラス型26は、例えばタングステン合金製からなる型基材24と、該型基材24に保持された円柱形状のガラス部材25を有している。この型基材24は、ガラス部材25の成形面25aとなる対向面25bを除く、側面及び底面を覆う有底筒状をなしている。
マスタ型22の成形面22aは、ガラス部材25の成形面25aの冷却時の収縮誤差を打ち消す形状に、変形を見込んで形成されている。また、スリーブ型23の内径と型基材24の外径との嵌合クリアランスは、例えば5μm程度に加工し、熱間でもこのクリアランスが広がらないように、スリーブ型23と型基材24とは同じ材質で作成する。なお、符号31はヒータである。
こうして、図5に示すように、台座21上に、マスタ型22とガラス型26を挿入したスリーブ型23をセットし、全体を加熱してプレス軸27で押圧成形することにより、マスタ型22の成形面22aがガラス部材25に転写される。このとき、軟化したガラス部材25が型基材24内で広がって、ガラス部材25と型基材24が一体的に接合される。
これにより、図6に示すように、型基材24とガラス部材25とが一体的に接合したガラス型26を有する成形用型20を得ることができる。
以上において、室温では、ガラス部材25は、型基材24の嵌合部32に所定のクリアランスを有して保持されている。型基材24の線膨張率よりもガラス部材25の線膨張率が大きいときは、加熱状態で図5に示したように、プレス軸27を下降させて押圧すると、ガラス部材25が側方(スリーブ型23の方向)に広がって、成形される。なお、加熱状態では、このときガラスには粘弾性により内部応力は発生しない。
その後の冷却工程において、ガラス部材25の収縮が型基材24の収縮よりも大きいので、離型させないために型基材24の嵌合部32の内面又はガラス部材25の外周部に、型基材24とガラス部材25とが安定して接合(一体化)される接合層を作るべく、酸化ケイ素、アルミナ、貴金属等によるコート処理を行う。
また、室温では、ガラス部材25は、型基材24の嵌合部32に所定のクリアランスを有して保持されるが、型基材24の線膨張率よりもガラス部材25の線膨張率が小さいときは、加熱状態でプレス軸27を下降させて成形すると、ガラス部材25が側方(スリーブ型23の方向)に広がって、上記クリアランスはなくなる。さらに冷却により、適度な嵌合状態となる。
以上において、型基材24とガラス部材25との接合をより確実にするために、図7に示すように、型基材24の嵌合部32の内側(ガラス部材25と接合する面)を、逆テーパ状の内壁にすると良い。また、図8又は図9に示すように、型基材24の嵌合部32の内側(ガラス部材25と接合する面)に、穴29や突起30を設けても良い。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、基材リング35内に、所定のクリアランスをもってガラス部材39を保持し、このガラス部材39をマスタ型37に押し当てて成形用型40を得るものである。
すなわち、図10に示すように、型基材34を円筒形状の基材リング35と円板形状の基材ベース36に分け、基材リング35とマスタ型37の材料として、スリーブ型38よりも線膨張率の大きな材料を用いる。このとき、スリーブ型38内で、マスタ型37の外周部と基材リング35との間には、基材リング35よりも薄肉のスペーサ41が介装されている。
そして、マスタ型37と基材リング35等を加熱し、熱間でマスタ型37と基材リング35がスリーブ型38としまり嵌めとなった状態で、基材ベース36をプレス軸42で押圧する。すると、軟化したガラス部材39が基材リング35内で広がって、マスタ型37の成形面37aがガラス部材39に転写され、該ガラス部材39に成形面39aが形成される。
本実施の形態によれば、図11に示すように、ガラス部材39を、外径を基準としたマスタ型37の偏心精度を劣化させずに、該マスタ型37の成形面37aをガラス部材39に転写して高精度な成形用型40を得ることができる。
第1の実施の形態の成形用型の断面正面図である。 同上の加熱時の断面正面図である。 同上の成形時の断面正面図である。 第2の実施の形態の成形用型の製造方法の断面正面図である。 同上の成形時の部分断面正面図である。 同上の成形用型の断面正面図である。 同上の成形用型の断面正面図である。 同上の成形用型の断面正面図である。 同上の成形用型の断面正面図である。 第3の実施の形態の成形用型の製造方法の断面正面図である。 同上の成形用型の断面正面図である。
符号の説明
1 成形用型
2 上ガラス型
3 下ガラス型
4 スリーブ型
5 熱可塑性素材
6 上型基材
7 下型基材
8 ガラス部材
8a 成形面
9 ガラス部材
9a 成形面
10 台座
16 嵌合部
17 嵌合部
20 成形用型
21 台座
22 マスタ型
22a 成形面
23 スリーブ型
24 型基材
25 ガラス部材
25a 成形面
25b 対向面
26 ガラス型
28 内壁
29 穴
30 突起
32 嵌合部
34 型基材
35 基材リング
36 基材ベース
37 マスタ型
37a 成形面
38 スリーブ型
39 ガラス部材
39a 成形面
40 成形用型

Claims (9)

  1. 熱可塑性素材の成形温度よりも高い歪点温度を有するガラス部材を型として、前記熱可塑性素材を成形する成形用型において、
    前記熱可塑性素材を挟んで対向配置され、前記ガラス部材の成形面を除く部分を型基材にて覆われた1対のガラス型と、
    該1対のガラス型を嵌挿するスリーブ型と、を備え、
    前記型基材は、前記ガラス部材よりも熱伝導率が高い材料からなる、
    ことを特徴とする成形用型。
  2. 前記型基材と前記スリーブ型とは、線膨張係数が略等しい材料からなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の成形用型。
  3. 前記型基材は、前記ガラス部材を嵌合可能な嵌合部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の成形用型。
  4. 前記ガラス部材は、前記型基材よりも線膨張係数が大きく、
    前記嵌合部に嵌合された前記ガラス部材は加熱されて膨張し、しまり嵌めで前記型基材に接合される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の成形用型。
  5. ガラス部材を型として用い、熱可塑性素材を成形する成形用型の製造方法において、
    前記ガラス部材の成形面となる部分を除いて該ガラス部材を型基材に嵌合し、
    該型基材に嵌合した前記ガラス部材とマスタ型を対向配置した状態でスリーブ型に嵌挿し、
    前記ガラス部材と前記型基材を所定温度に加熱した状態で、前記マスタ型と前記ガラス部材を相対的に接近移動して前記ガラス部材に成形面を形成し、
    この成形面の形成と略同時に、軟化した前記ガラス部材を型基材内で広がるようにして一体的に接合する、
    ことを特徴とする成形用型の製造方法。
  6. 前記型基材は、前記ガラス部材よりも熱伝導率が高い材料からなる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の成形用型の製造方法。
  7. 前記ガラス部材は前記型基材よりも線膨張係数が大きく、加熱状態では前記ガラス部材が前記型基材内で膨張して、しまり嵌めで接合される、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の成形用型の製造方法。
  8. 前記マスタ型は、前記ガラス部材の前記成形面の冷却時の収縮誤差を打ち消す形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の成形用型の製造方法。
  9. ガラス部材を型として用いる熱可塑性素材の成形方法において、
    前記ガラス部材を該ガラス部材よりも熱伝導率が高い型基材に嵌合してガラス型を形成し、このガラス型を1対として、前記熱可塑性素材を挟んで対向配置してスリーブ型に嵌挿し、
    前記1対のガラス型と前記熱可塑性素材を所定温度に加熱した状態で、前記1対のガラス型を相対的に接近移動して前記熱可塑性素材を成形する、
    ことを特徴とする熱可塑性素材の成形方法。
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