JP6374809B2 - 光学素子の製造装置、及び、光学素子の製造方法 - Google Patents

光学素子の製造装置、及び、光学素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、成形素材を収容する型セットを用いて光学素子を製造する光学素子の製造装置及び製造方法に関する。
近年、レンズ、プリズム、ミラー等の光学素子には、高性能化や高機能化が求められており、例えば、光学面形状を非球面形状にして性能を改善する方法が知られている。特に、非球面形状を有する光学素子の大量生産の場面では、加熱軟化させた成形素材を成形型で加圧成形する製造方法が採られている。
非球面形状を有する光学素子には限られないが、光学素子の量産に向く製造装置としては、成形素材を収容する型セットを、加熱、加圧成形、及び冷却の各ステージに順次搬送して所望の光学素子を製造する光学素子の製造装置が知られている。型セットは、例えば、上型、下型、及び胴型を有する。胴型は、上型及び下型の周囲に位置する筒形状の部材である。なお、型セットは、上型と下型との間に位置する筒形状の補助胴型を更に有するものなどもある。
ところで、最近の動向として、光学素子の中大口径化かつ薄肉化のニーズが高まっている。特に光学素子の形状が大型化するほど、成形時の離型のタイミング制御が困難になる。離型状態を十分に制御できていない場合、ワレ、カン、焼き付きなどの外観不良が発生しやすいことが経験的に知られている。
なお、一般的に、成形された光学素子と成形型の成形面との離型は、上記の加熱、加圧成形、及び冷却の各工程のうち、冷却工程で生じる。
離型に関する技術としては、光学素子の光学機能面の外周縁部が一対の成形型の成形面から離れたことをモニタし、離れた時点で直ちに上型へのプレス力を解除する光学素子の成形方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、離型に関する技術として、一対の成形型を開閉可能に且つ一方の成形型を傾斜可能に支持する型支持手段と、一方の成形型を他方の成形型に対し傾ける型傾斜駆動手段と、を有する光学素子の成形装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−2826号公報 特開2007−15906号公報
上記の光学素子の量産に向く製造装置、つまり、型セットを、加熱、加圧成形、及び冷却の各ステージに順次搬送して所望の光学素子を製造する製造装置では、各ステージの温度が制御される。しかし、型セットの温度分布が異なるなどの要因で離型状態を制御するのは困難であり、光学素子と成形型の成形面とが冷却途中で離型してしまったり、離型が不完全な状態で止まってしまったりすることがある。このように離型のタイミングがばらつくと、成形型の成形面から光学素子への面形状の転写不良や、ワレ、カン、焼き付きなどによる光学素子の外観不良が生じやすい。
また、上述のように光学素子の離型をモニタする場合、モニタのための構成が追加になるばかりか、離型したことをモニタするため、そもそも離型タイミングのばらつきは解消できない。更には、上型を持ち上げるための複雑な構成も必要になる上に、型セットを用いた光学素子の製造に適用することが極めて困難である。
また、上述のように型支持手段及び型傾斜駆動手段を有する光学素子の成形装置は、一方の成形型を他方の成形型に対し傾けるための構成が大型化・複雑化する。更には、型セットを用いた光学素子の製造に適用することができない。
本発明の目的は、型セットに収容された成形素材の離型状態を簡易な構成で制御することができる光学素子の製造装置及び製造方法を提供することである。
1つの態様では、光学素子の製造装置は、成形素材を挟んで互いに対向するように配置された第1の成形型及び第2の成形型を有する型セットを挟み込む上ステージユニット及び下ステージユニットと、前記上ステージユニット及び前記下ステージユニットにより挟み込まれた前記型セットの側面を押圧する側面押圧部と、を備え、前記上ステージユニット及び前記下ステージユニットのうちの一方における前記型セットとの接触面には、前記側面押圧部によって前記側面を押圧された前記型セットの前記第1の成形型に接触することで、当該第1の成形型を傾かせる突出部が形成されている。
他の1つの態様では、光学素子の製造方法は、互いに対向するように配置された第1の成形型及び第2の成形型を有する型セットに収容された成形素材を加熱する加熱工程と、前記加熱された成形素材を加圧成形する加圧成形工程と、前記加圧成形された成形素材を冷却する冷却工程と、を含み、前記冷却工程では、前記型セットを上ステージユニット及び下ステージユニットにより挟み込んだ状態で、前記成形素材を冷却し、前記冷却工程は、前記上ステージユニット及び前記下ステージユニットにより挟み込まれた前記型セットの側面を押圧する側面押圧工程を有し、前記側面押圧工程では、前記上ステージユニット及び前記下ステージユニットのうちの一方における前記型セットとの接触面に形成された突出部が、前記側面を押圧された前記型セットの前記第1の成形型に接触することで、当該第1の成形型を傾かせる。
前記態様によれば、型セットに収容された成形素材の離型状態を簡易な構成で制御することができる。
本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造装置の内部構造を示す正面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1実施形態における冷却ステージの上ステージユニットの均熱部材を示す底面図及びそのA−A断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1実施形態における型セットを示す断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1実施形態における側面押圧工程を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態における側面押圧工程を説明するための説明図である。 本発明の第3実施形態における側面押圧工程を説明するための説明図である。 本発明の第4実施形態における側面押圧工程を説明するための説明図である。
以下、本発明の第1〜第4実施形態に係る光学素子の製造装置及び製造方法について、図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造装置1の内部構造を示す正面図である。
図1に示す光学素子の製造装置1は、成形室2と、加熱ステージ10と、加圧成形ステージ20と、冷却ステージ30と、投入側載置台40と、排出側載置台50と、を備える。
成形室2は、遮蔽板2aと、投入側シャッタ2bと、排出側シャッタ2cと、内部シャッタ2dと、を有する。
遮蔽板2aは、成形室2の内部に配置され、投入側載置台40が配置される空間(予備室)と、加熱ステージ10、加圧成形ステージ20、冷却ステージ30、及び排出側載置台50が配置される空間(成形空間)とを仕切る。
投入側シャッタ2bは、後述する型セット100が成形室2内に投入される際に開放するように制御される。また、排出側シャッタ2cは、型セット100が成形室2内から排出される際に開放するように制御される。成形室2は、投入側シャッタ2b及び排出側シャッタ2cによって密閉されている。
成形室2内は、大気であるか、又は、不活性ガス(Arガス等)若しくは窒素ガス(N等)で置換されている。不活性ガスや窒素ガスを使用する場合、成形室2内には、図示しない配管でガスが供給される。
成形室2内では、複数の型セット100が、投入側載置台40、加熱ステージ10、加圧成形ステージ20、冷却ステージ30、排出側載置台50の順に連続的に移送される。
加熱ステージ10、加圧成形ステージ20、及び冷却ステージ30は、一対の下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32と、駆動部13,23,33と、を有する。
下ステージユニット11,21,31と上ステージユニット12,22,32とは、型セット100を挟むように対向して配置されている。
下ステージユニット11,21,31は、温度制御ブロック11a,21a,31aと、均熱部材11b,21b,31bと、を有する。同様に、上ステージユニット12,22,32も、温度制御ブロック12a,22a,32aと、均熱部材12b,22b,32bと、を有する。
温度制御ブロック11a,21a,31a,12a,22a,32aには、加熱源の一例であるカートリッジヒータが例えば3本配置されている。
均熱部材11b,21b,31b,12b,22b,32bは、例えば板状又はブロック状を呈し、温度制御ブロック11a,21a,31a,12a,22a,32aよりも型セット100側に位置する。均熱部材11b,21b,31b,12b,22b,32bは、型セット100に当接する。
冷却ステージ30の上ステージユニット32の均熱部材32bの底面図である図2(a)及びそのA−A断面図である図2(b)に示すように、均熱部材32bの型セット100との接触面である底面には、凹部32b−1が形成されている。この凹部32b−1は、型セット100が搬送されてくる例えば均熱部材32bの底面の中央に形成されている。凹部32b−1の水平断面形状は、例えば円形である。
凹部32b−1が形成されていることで、均熱部材32bの底面のうち凹部32b−1を除く部分は、相対的に突出部となっている。そして、この突出部は、凹部32b−1の周縁の段差部32b−1aを含むといえる。この段差部32b−1aは、均熱部材32bの底面に対し例えば垂直である。また、段差部32b−1aは、後述する側面押圧部60の押圧方向(図4(b)の左側)に向かって突出量が大きくなる。詳しくは後述するが、段差部32b−1aは、型セット100の側面が押圧されることで、上型101の外周面に接触し、上型101を傾かせる。なお、突出部としては、均熱部材32bから下方に突出する突起などの他の突出部であってもよい。突起が形成される場合、突起の周囲が段差部として機能することになる。
駆動部13,23,33は、上ステージユニット12,22,32を上下動させるとともに、上ステージユニット12,22,32に荷重を付与する。そして、駆動部13,23,33は、上ステージユニット12,22,32と下ステージユニット11,21,31とが型セット100を挟み込んだ状態で、図3(a)及び(b)に示す成形素材201を加圧する。
下ステージユニット11,21,31は、成形室2内の底面のベース部に固定されている。また、光学素子の製造装置1の全体に熱が伝わりにくくするよう、下ステージユニット11,21,31とベース部との間、及び、上ステージユニット12,22,32と駆動部13,23,33との間に、断熱ブロックや冷却ブロックを介在させてもよい。
また、光学素子の製造装置1において、過熱防止、あるいは、温度安定化のために、上記のベース部及び駆動部13,23,33の周辺に冷却水を流す配管を設置してもよい。なお、光学素子の製造装置1は、図示しない制御部によって、各部の動作制御、並びに、下ステージユニット11,21,31及び上ステージユニット12,22,32の温度制御が実施される。
加熱ステージ10、加圧成形ステージ20、及び冷却ステージ30は、より細かな制御を行うために細分化しておいても構わない。例えば、加熱ステージ10、加圧成形ステージ20、及び冷却ステージ30の一部又は全部が複数ずつ配置されていてもよい。或いは、加熱工程、加圧成形工程、及び冷却工程のうちの2工程又は3工程を兼ねる単一のステージを配置して、ステージ数を2つ又は1つにしてもよい。これらの場合、冷却ステージ30の上ステージユニット32の均熱部材32bの段差部32b−1aは、成形素材201の離型が行われる冷却工程を行うステージに形成されればよい。
なお、冷却ステージ30の上ステージユニット32に均熱部材32bが省略される場合には、段差部32b−1a(突出部)は、上ステージユニット32の下端に位置する温度制御ブロック32aなどの他の部材に形成されてもよい。また、段差部32b−1aは、均熱部材31bなどの、下ステージユニット31の上端に位置する部材に形成されていてもよい。
図3(a)及び(b)は、本第1実施形態における型セット100を示す断面図である。
図3(a)及び(b)に示すように、型セット100は、第1の成形型の一例である上型101と、第2の成形型の一例である下型102と、胴型103と、補助胴型104と、を備える。
上型101と下型102とは、成形素材201を挟んで互いに対向するように配置されている。上型101及び下型102は、例えば円柱形状を呈する。
上型101の対向面側には、例えば凹形状の成形面101aが形成されている。また、下型102の対向面側には、例えば凹形状の成形面102aが形成されている。これらの成形面101a,102aは、図3(b)に示す光学素子202(成形素材201)に面形状を転写する。
上型101の図中の上端には、段付き部101bが形成されている。また、下型102の図中の下端にも、段付き部102bが形成されている。
胴型103は、円筒形状を呈する。また、胴型103は、上型101の段付き部101bと下型102の段付き部102bとの間において、上型101及び下型102の周囲に配置されている。なお、上型101は、外周面において胴型103の内周面に対し摺動可能である。
補助胴型104は、例えばリング状を呈する。また、補助胴型104は、胴型103の中空部分において、上型101と下型102との間に配置されている。補助胴型104は、胴型103と一体に設けられていてもよいし、後述する第3実施形態(図6)及び第4実施形態(図7)のように省略されてもよい。なお、型セット100は、第1の成形型の一例である上型101と、第2の成形型の一例である下型102とを有するものであれば適宜変更可能である。
補助胴型104は、光学素子202(成形素材201)の外周面に面形状を転写する成形面104aを内周面に有する。
上述の型セット100(上型101、下型102、胴型103、及び補助胴型104)の材料は、耐熱や耐荷重の面から、例えば、超硬合金、炭化珪素、ステンレス鋼などを用いるとよい。また、上型101及び下型102の成形面101a,102aには、耐久性、並びに、成形素材201と上型101及び下型102との離型性の観点から、型膜コートを実施するのがよい。さらに、成形面101a,102aの離型性を改善させるため、成形面101a,102aには物理的あるいは化学的な手段で離型剤を使った表面処理を実施しておいてもよい。
また、成形素材201は、一例として、熱可塑性材料としての光学ガラスあるいは光学樹脂が使用できる。あくまで一例であるが、光学ガラスとしては、L−BSL7((株)オハラ製、ガラス転移点498℃、屈伏点549℃)などが知られている。
以下、本第1実施形態に係る光学素子の製造方法について、図1〜図4を参照しながら説明する。
型セット100を用いて成形素材201から光学素子202を製造する工程は、型セット100の組み立て工程、加熱工程、加圧成形工程、冷却工程(低圧切替工程及び側面押圧工程を含む)、分解工程の流れをとる。通常、型セット100の組み立て工程と分解工程は、光学素子の製造装置1の外で実施される。光学素子の製造装置1では、加熱工程、加圧成形工程、冷却工程が順次実施される。
<組み立て工程>
まず、型セット100の組み立て工程について説明する。
図3(a)に示すように下型102の上面に補助胴型104を載せた状態で、例えばボール形状の成形素材201を補助胴型104の中空部分に入れて、下型102の成形面102aの上に載せる。この状態で、下型102及び補助胴型104の周囲に胴型103を嵌合させ、さらに、上型101をその成形面101aが、下型102上の成形素材201に対向するように配置する。
このように、胴型103内に対向して挿入される上型101と下型102とで成形素材201を挟み込むことで、型セット100の組み立てが完成する。この後、組み立てられた型セット100は、光学素子の製造装置1の投入側に配置され、投入側シャッタ2bが開放した状態で成形室2内へ順次投入される。
<加熱工程>
次に、成形素材201を加熱する加熱工程について説明する。
型セット100は、成形室2内において、加圧成形ステージ20等が配置された成形空間に移送される前に、投入側載置台40が配置される空間(予備室)で型セット100の内部を窒素ガスにより置換される。
その後、型セット100が加熱ステージ10に移送される前段階で遮蔽板2aの内部シャッタ2dが開き、移送が終了した後段階で内部シャッタ2dが閉じる。
型セット100は、移送ロボットによって、投入側載置台40から加熱ステージ10の下ステージユニット11上に移送される。そして、加熱ステージ10の上ステージユニット12が駆動部13の駆動により下降する。
型セット100は、下ステージユニット11と上ステージユニット12とに挟まれた状態で保持される。
図3(a)に示す型セット100及びこの型セット100に収容された成形素材201は、下ステージユニット11及び上ステージユニット12を介して、成形素材201に応じた成形温度に達するように所定時間だけ加熱される。例えば、この成形温度は、成形素材201に使用されるガラスの屈伏点温度よりも高い温度に設定される。これにより、成形温度下では成形素材201は軟化状態になる。上述の加熱工程が終了すると、上ステージユニット12が駆動部13の駆動により上昇する。
<加圧成形工程>
次に、加熱された成形素材201を加圧成形する加圧成形工程について説明する。
型セット100は、移送ロボットによって、加熱ステージ10の下ステージユニット11から加圧成形ステージ20の下ステージユニット21に移送される。そして、加圧成形ステージ20の上ステージユニット22が駆動部23の駆動により下降する。
図3(a)に示す型セット100は、成形温度に保持された状態で、下ステージユニット21と上ステージユニット22との間で加圧される。
図3(b)に示すように、型セット100において、上型101と下型102とで挟圧される成形素材201は、変形しながら、上型101、下型102、及び補助胴型104で囲まれた空間部に充満していく。
ボール形状の成形素材201から光学素子202の所望形状が得られた段階で上ステージユニット22の加圧を止めれば、加圧成形が完了する。
なお、光学素子202の所望形状を得るためには、上述のように下ステージユニット21と上ステージユニット22との間で型セット100を加圧する際に、上ステージユニット22の移動量を制御してもよいし、加圧力と加圧時間を設定して制御してもよい。上述の加圧成形工程が終了すると、上ステージユニット22が駆動部23の駆動により上昇する。
<冷却工程(低圧切替工程及び側面押圧工程)>
次に、加圧成形された成形素材201を冷却する冷却工程について説明する。
型セット100は、移送ロボットによって、加圧成形ステージ20の下ステージユニット21から冷却ステージ30の下ステージユニット31に移送される。そして、冷却ステージ30の上ステージユニット32が駆動部33の駆動により下降する。
下ステージユニット31及び上ステージユニット32の温度は、上述の温度制御ブロック31a,32aによって型セット100及び成形素材201を冷却可能な温度に保たれている。例えば、冷却温度は、成形素材201のガラス転移点よりも低い温度に設定される。
図4(a)に示すように、型セット100は、下ステージユニット31の均熱部材31bと上ステージユニット32の均熱部材32bとに挟み込まれた状態で保持されながら、冷却温度まで冷却される。冷却工程においては、軟化状態の成形素材201が十分固化するまで上型101や下型102から離型してしまわないように冷却圧力(例えば荷重N1)をかけて保圧する。なお、この冷却時圧力は、成形品である光学素子202が砕けたり、割れたりして破壊が発生しない程度の範囲で設定される。
その後、図1に示す冷却ステージ30の駆動部33は、上ステージユニット32に付与していた荷重を、後述する側面押圧工程の開始時には上記の冷却圧力よりも弱める(荷重N2(<N1))(低圧切替工程)。
このような低圧状態(荷重N2)では、成形素材201と型セット100との熱収縮量の差から、成形面101a,102a,104aの界面付近において、成形素材201に応力が集中して増加する。蓄積された応力が限界値に近づくと、離型の開始準備が整う。なお、特に光学素子202が小さいレンズである場合には、駆動部33が上述のように荷重を弱める低圧切替工程を省略してもよい。
また、低圧状態(荷重N2)において、側面押圧部60は、図4(b)に示すように、上ステージユニット32及び下ステージユニット31により挟み込まれた型セット100の側面を押圧する(側面押圧工程)。なお、側面押圧部60は、胴型103の外周面を押圧するが、胴型103の周囲に位置する筒形状の第2の胴型が型セット100に配置されている場合には、第2の胴型の外周面を押圧することになる。このように、型セット100の押圧位置は、上型101を押圧する場合のように上型101の傾きを阻害しなければ胴型103の外周面に限られない。
側面押圧部60は、各ステージに型セット100を移送する移送ロボットであってもよいし、移送ロボットとは別に配置されてもよい。移送ロボットは、複数の型セット100を一括して搬送する櫛歯状のものであってもよいし、単一の型セット100を搬送するものであってもよい。
側面押圧工程では、上ステージユニット32における型セット100との接触面である底面に形成された上述の段差部32b−1aが、側面を押圧された型セット100の上型101に接触することで、この上型101にモーメント力が働き、上型101が傾く。これにより、上型101の鉛直方向の中心軸は、駆動軸33が荷重を付与する方向に対し傾きを有することになる。このとき、上型101は、型セット100の押圧される側面側(図4(b)の右側)よりも、この側面とは反対の側面側(図4(b)の左側)が下型102と遠ざかるように、すなわち上側に位置するように、傾くことになる。なお、上型101の傾きを阻害しない範囲で、上型101と胴型103とのクリアランス、及び、上型101と補助胴型104とのクリアランスが設定されている。
上型101が傾くことで、型セット100の押圧される側面とは反対の側面側(図4(b)の左側)から、上型101の成形面101aと成形素材201とが剥がれ始める。更に、成形面101aの界面付近に蓄積された上述の成形素材201の応力によって、剥がれた部分を基点にして一気に上型101の成形面101aと成形素材201との離型が完了する。
冷却工程では、成形素材201が軟化状態から固化状態に移行し、光学素子202の形状が安定する。型セット100及び成形素材201が冷却されると、上ステージユニット32が駆動部33の駆動により上昇する。
型セット100は、移送ロボットによって、冷却ステージ30の下ステージユニット31から排出側載置台50の上に移送される。そして、型セット100は、排出側載置台50上で待機するとともに、十分に冷却される。なお、上述の冷却工程では、成形素材201は、下型102及び補助胴型104の成形面102a,104aとも離型する。
<分解工程>
次に、型セット100を分解して、製造された光学素子202を取り出す分解工程について説明する。
型セット100は、排出側シャッタ2cが開放した状態で排出側載置台50から成形室2の外へ排出される。その後、型セット100は、組み立て工程と逆の手順で分解される。分解された型セット100からは成形された光学素子202が得られる。
以上の工程を繰り返すことで、循環的に型セット100を用いた光学素子の製造を実施できる。複数の型セット100を連続的に成形室2に投入して使用すれば、単位時間あたりの光学素子202の成形数を向上させることができる。
以上説明した本第1実施形態では、冷却ステージ30の上ステージユニット32及び下ステージユニット31は、成形素材201を挟んで互いに対向するように配置された上型101(第1の成形型)及び下型102(第2の成形型)を有する型セット100を挟み込む。側面押圧部60は、上ステージユニット32及び下ステージユニット31により挟み込まれた型セット100の側面を押圧する。上ステージユニット32(上ステージユニット32及び下ステージユニット31のうちの一方)における型セット100との接触面には、側面押圧部60によって側面を押圧された型セット100の上型101に接触することで、この上型101を傾かせる段差部32b−1a(突出部)が形成されている。
そのため、側面押圧部60及び段差部32b−1a(突出部)を用いた簡易な構成によって、離型のタイミングのばらつきを抑え、成形素材201の上型101の成形面101aからの離型を確実に行うことができる。
よって、本第1実施形態によれば、型セット100に収容された成形素材201の離型状態を簡易な構成で制御することができる。また、このように成形素材201の離型状態を制御することで、光学素子202への面形状の転写不良や、ワレ、カン、焼き付きなどによる光学素子202の外観不良が生じるのを防ぎ、高精度な光学素子202を製造することができる。
また、本第1実施形態では、冷却ステージ30の駆動部33は、上ステージユニット32を上下動させるとともに、この上ステージユニット32に荷重を付与する。また、駆動部33は、成形素材201の冷却工程において、上ステージユニット32に付与していた荷重N1を、側面押圧部60が型セット100の側面を押圧するときには弱めている(荷重N2(<N1))。そのため、上型101の成形面101aの界面付近における成形素材201の応力を増加させることで離型をしやすくすることができるとともに、側面押圧部60が型セット100の側面を押圧したときに型セット100を移動させやすくすることができる。
また、本第1実施形態では、冷却ステージ30の上ステージユニット32の均熱部材32bの底面における凹部32b−1を除く部分である突出部が、側面押圧部60の押圧方向に向かって突出量が大きくなる段差部32b−1aを含む。この段差部32b−1aは、側面押圧部60によって側面を押圧された型セット100の上型101に接触し、この上型101を、型セット100の押圧される側面側よりも、この側面とは反対の側面側が下型102と遠ざかるように傾かせる。そのため、型セット100を段差部32b−1aに接触させるための簡易な構成によって、成形素材201の離型状態を制御することができる。
〔第2実施形態〕
本第2実施形態では、胴型113の内周面と上型101の外周面との間隔が、上ステージユニット32の接触面側(上側)にかけて大きくなる点において上述の第1実施形態と相違する。そのため、共通点の説明は省略する。
図5は、本第2実施形態における側面押圧工程を説明するための説明図である。
図5に示す型セット100−1の第3の成形型の一例である胴型113の内周面には、例えば上下方向の中央部分から、上端に近づくほど内径が拡がるテーパ面113aが形成されている。これにより、胴型113の内周面と上型101の外周面との間隔は、上ステージユニット32の接触面側(上側)にかけて大きくなる。なお、図5では、テーパ面113aの理解を容易にするために、図3及び図4に示す第1実施形態の胴型103における内周面の位置を二点鎖線(想像線)で示す。
本第2実施形態では、胴型113の内周面と上型101の外周面との間隔を上ステージユニット32の接触面側(上側)にかけて大きくするための構成の一例として、胴型113の内周面にテーパ面113aが形成されている。しかしながら、胴型113の内周面に、連続的ではなく断続的に内径が拡がる階段状部を形成した構成、或いは、上型101の外周面の水平断面形状が上ステージユニット32の接触面側(上側)にかけて小さくなる構成を採用してもよい。これらの構成によっても、胴型113の内周面と上型101の外周面との間隔を上ステージユニット32の接触面側(上側)にかけて大きくすることは可能である。
また、第1実施形態においても述べたように、突出部(均熱部材32bの底面のうち凹部32b−1を除く部分)の段差部32b−1aを上ステージユニット32ではなく下ステージユニット31に形成することもできる。この場合には、胴型113の内周面と下型102の外周面との間隔を下ステージユニット31の接触面側(下側)にかけて大きくすればよい。
以上説明した本第2実施形態では、胴型113(第3の成形型)の内周面と上型101(第1の成形型)の外周面との間隔は、上型101に接触する上ステージユニット32の接触面側にかけて大きくなる。そのため、上型101にモーメント力が働いたときに、上型101が傾きやすくなる。したがって、型セット100−1に収容された成形素材201の離型状態を確実に制御することができる。
〔第3実施形態〕
本第3実施形態では、冷却ステージの上ステージユニットの均熱部材132bの突出部(底面のうち凹部132b−1aを除く部分)が、側面押圧部60の押圧方向に向かって突出量が大きくなる傾斜部132b−1aを含む点において上述の第1実施形態と相違する。そのため、共通点の説明は省略する。
図6は、本第3実施形態における側面押圧工程を説明するための説明図である。
図6に示すように、均熱部材132bの型セット100との接触面である底面には、凹部132b−1が形成されている。この凹部132b−1が形成されていることで、均熱部材132bの凹部132b−1を除く部分は、相対的に突出部となっている。そして、この突出部は、凹部132b−1の周縁の傾斜部132b−1aを含む。
傾斜部132b−1aは、側面押圧部60の押圧方向(図6では左方向)に向かって突出量が大きくなる。なお、傾斜部132b−1aは、凹部132b−1の例えば周縁全体において、凹部132b−1の中心から遠ざかるほど突出量が大きくなる。傾斜部132b−1aは、型セット100の側面が押圧されることで、上型101の上面に接触し、接触部分における上型101の上面を押し下げる。これにより、上型101にモーメント力が働き、上述の第1及び第2実施形態(図4及び図5の時計回り)とは反対方向(図6の反時計回り)に上型101が傾く。
このとき、上型101は、型セット100の押圧される側面側(図6の右側)よりも、この側面とは反対の側面側(図6の左側)が下型102に近づくように、すなわち下側に位置するように、傾くことになる。なお、本第3実施形態においても、上型101の傾きを阻害しない範囲で、上型101と胴型103とのクリアランス、及び、上型101と補助胴型104とのクリアランスが設定されることなどの条件は第1実施形態で述べたとおりである。
本第3実施形態においても、第2実施形態と同様に、胴型103の内周面と上型101の外周面との間隔が、上ステージユニット(均熱部材132b)の接触面側(上側)にかけて大きくなるとよい。そのための構成の一例としては、第2実施形態において上述したように、図5に示す型セット100−1の胴型113の内周面にテーパ面113aが形成された構成が挙げられる。
また、本第3実施形態では、補助胴型104が省略されているが、第1及び第2実施形態と同様に、胴型103の中空部分において、上型101と下型102との間に配置されていてもよい。
以上説明した本第3実施形態では、冷却ステージの上ステージユニットの均熱部材132bの底面のうち凹部132b−1を除く部分である突出部が、側面押圧部60の押圧方向に向かって突出量が大きくなる傾斜部132b−1aを含む。この傾斜部132b−1aは、側面押圧部60によって側面を押圧された型セット100の上型101(第1の成形型)に接触する。また、傾斜部132b−1aは、上型101を、型セット100の押圧される側面側(図6の右側)よりも、この側面とは反対の側面側(図6の左側)が下型102に近づくように傾かせる。
そのため、型セット100を傾斜部132b−1aに接触させるための簡易な構成によって、成形素材201の離型状態を制御することができる。更には、傾斜部132b−1aを用いるため、側面押圧部60の押圧力(或いは型セット100の移動量)を変更することで、上型101の傾き状態を調整することもできる。
〔第4実施形態〕
本第4実施形態では、側面押圧部160の構成が上述の第4実施形態と相違する。そのため、共通点の説明は省略する。
図7は、本第4実施形態における側面押圧工程を説明するための説明図である。
図7に示すように、均熱部材132bの型セット100との接触面である底面には、第3実施形態と同様に、傾斜部132b−1aを含む突出部(凹部132b−1を除く部分)が形成されている。
そのため、本第4実施形態においても、上型101は、型セット100の押圧される側面側(図7の右側)よりも、この側面とは反対の側面側(図7の左側)が下型102に近づくように傾くことになる。
本第4実施形態の側面押圧部160は、型セット100との当接側の先端に楔状突起部160aが形成されている。そのため、この楔状突起部160aは、胴型103に径方向に貫通するように形成された貫通孔103aを貫通し、上型101と下型102との間に進入する。また、側面押圧部160は、楔状突起部160aが上型101と下型102との間に進入した状態で、型セット100の側面を押圧することで、上型101と下型102との間隔を、型セット100の押圧される側面側において押し拡げる。なお、胴型103の貫通孔103aは、胴型103の周囲に形成された複数の通気孔のうちの1つであってもよい。
上述のように側面押圧部160が、上型101と下型102との間隔を、型セット100の押圧される側面側において押し拡げるためには他の構成も採用可能である。例えば、側面押圧部160の先端が半球形状、円錐形状などの他の形状であってもよい。
本第4実施形態においても、第2実施形態と同様に、胴型103の内周面と上型101の外周面との間隔が、上ステージユニット(均熱部材132b)の接触面側(上側)にかけて大きくなるとよい。そのための構成の一例としては、第2実施形態において上述したように、図5に示す型セット100−1の胴型113の内周面にテーパ面113aが形成された構成が挙げられる。
なお、本第4実施形態においても、第3実施形態と同様に補助胴型104が省略されているが、第1及び第2実施形態と同様に、胴型103の中空部分において、上型101と下型102との間に配置されていてもよい。
以上説明した本第4実施形態では、側面押圧部160は、上型101(第1の成形型)と下型102(第2の成形型)との間に進入した状態で型セット100の側面を押圧する。これにより、側面押圧部160は、例えば楔状突起部160aにより、上型101と下型102との間隔を、型セット100の押圧される側面側(図7の右側)において押し拡げる。そのため、第3実施形態で述べたように、傾斜部132b−1aが、上型101を、型セット100の押圧される側面側(図7の右側)よりも、この側面とは反対の側面側(図7の左側)が下型102に近づくように傾かせるのを確実に行うことができる。
1 光学素子の製造装置
2 成形室
2a 遮蔽板
2b 投入側シャッタ
2c 排出側シャッタ
2d 内部シャッタ
10 加熱ステージ
20 加圧成形ステージ
30 冷却ステージ
11,21,31 下ステージユニット
12,22,32 上ステージユニット
11a,21a,31a,12a,22a,32a 温度制御ブロック
11b,21b,31b,12b,22b,32b 均熱部材
32b−1 凹部
32b−1a 段差部
13,23,33 駆動部
40 投入側載置台
50 排出側載置台
60 側面押圧部
100 型セット
101 上型
102 下型
101a,102a 成形面
101b,102b 段付き部
103 胴型
103a 貫通孔
104 補助胴型
104a 成形面
113 胴型
113a テーパ面
132b 均熱部材
132b−1 凹部
132b−1a 傾斜部
160 側面押圧部
160a 楔状突起部
201 成形素材
202 光学素子

Claims (7)

  1. 成形素材を挟んで互いに対向するように配置された第1の成形型及び第2の成形型を有する型セットを挟み込む上ステージユニット及び下ステージユニットと、
    前記上ステージユニット及び前記下ステージユニットにより挟み込まれた前記型セットの側面を押圧する側面押圧部と、を備え、
    前記上ステージユニット及び前記下ステージユニットのうちの一方における前記型セットとの接触面には、前記側面押圧部によって前記側面を押圧された前記型セットの前記第1の成形型に接触することで、当該第1の成形型を傾かせる突出部が形成されている、
    ことを特徴とする光学素子の製造装置。
  2. 前記上ステージユニットを上下動させるとともに、当該上ステージユニットに荷重を付与する駆動部を更に備え、
    前記駆動部は、前記成形素材の冷却工程において、前記上ステージユニットに付与していた荷重を、前記側面押圧部が前記型セットの前記側面を押圧するときには弱めている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光学素子の製造装置。
  3. 前記突出部は、前記側面押圧部の押圧方向に向かって突出量が大きくなる段差部を含み、
    前記段差部は、前記側面押圧部によって前記側面を押圧された前記型セットの前記第1の成形型に接触し、当該第1の成形型を、前記型セットの押圧される前記側面側よりも当該側面とは反対の側面側が前記第2の成形型と遠ざかるように傾かせる、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光学素子の製造装置。
  4. 前記突出部は、前記側面押圧部の押圧方向に向かって突出量が大きくなる傾斜部を含み、
    前記傾斜部は、前記側面押圧部によって前記側面を押圧された前記型セットの前記第1の成形型に接触し、当該第1の成形型を、前記型セットの押圧される前記側面側よりも当該側面とは反対の側面側が前記第2の成形型に近づくように傾かせる、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光学素子の製造装置。
  5. 前記側面押圧部は、前記第1の成形型と前記第2の成形型との間に進入した状態で前記型セットの前記側面を押圧することで、前記第1の成形型と前記第2の成形型との間隔を、前記型セットの押圧される前記側面側において押し拡げることを特徴とする請求項4記載の光学素子の製造装置。
  6. 前記型セットは、前記第1の成形型及び前記第2の成形型の周囲に配置された筒形状の第3の成形型を更に有し、
    前記第3の成形型の内周面と前記第1の成形型の外周面との間隔は、前記第1の成形型に接触する、前記上ステージユニット及び前記下ステージユニットのうちの前記一方の接触面側にかけて大きくなる、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の光学素子の製造装置。
  7. 互いに対向するように配置された第1の成形型及び第2の成形型を有する型セットに収容された成形素材を加熱する加熱工程と、
    前記加熱された成形素材を加圧成形する加圧成形工程と、
    前記加圧成形された成形素材を冷却する冷却工程と、を含み、
    前記冷却工程では、前記型セットを上ステージユニット及び下ステージユニットにより挟み込んだ状態で、前記成形素材を冷却し、
    前記冷却工程は、前記上ステージユニット及び前記下ステージユニットにより挟み込まれた前記型セットの側面を押圧する側面押圧工程を有し、
    前記側面押圧工程では、前記上ステージユニット及び前記下ステージユニットのうちの一方における前記型セットとの接触面に形成された突出部が、前記側面を押圧された前記型セットの前記第1の成形型に接触することで、当該第1の成形型を傾かせる、
    ことを特徴とする光学素子の製造方法。
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