JP2015112679A - 打ち込み工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】打ち込み工具において、複数の打ち出し動作を円滑に遂行するための技術を提供する。【解決手段】釘打機100は、圧縮シリンダ131と、打ち込みシリンダ121と、圧縮シリンダ131内の圧縮ピストン133を駆動させるクランク機構115および電動モータ111と、クランク機構115の位置を測定する磁気センサ150を有する。当該釘打機100は、磁気センサ150に検出されたクランク機構115の位置に基づいて圧縮ピストン133の位置を検出する。そして、1回目の打ち出し動作が終了後、圧縮ピストン133が下死点以外に停止した場合に、2回目の打ち出し動作終了後の圧縮ピストン133の停止位置が下死点に近づくように、圧縮ピストン133に対するブレーキ制御を変更する。【選択図】図3

Description

本発明は、打ち込み具を打ち出す打ち込み工具に関する。
米国特許第8,079,504号明細書には、打ち込み具を被加工材に打ち込む打ち込み工具が記載されている。当該打ち込み工具は、第1シリンダ内で第1ピストンが圧縮空気を生成し、圧縮空気が第2シリンダに送られる。そして、圧縮空気が第2シリンダ内の第2ピストンを移動させている。第2ピストンの移動により、第2ピストンが打ち込み具を打撃する。これにより、打ち込み具が被加工材に向かって打ち出されるように構成されている。また、当該打ち込み工具は、打ち込み具を打ち込む作動サイクルにおいて第1ピストンの位置を検出するセンサを有している。そして、当該センサに検出された第1ピストンの位置に応じて制御装置がモータへの通電を停止して、第1ピストンを停止させている。
米国特許第8,079,504号明細書
しかしながら、上記の打ち込み工具は、第1ピストンが所定の適切な位置に停止しなかった場合には、次の作動サイクルにおいて、空気の圧縮が不足したり、空気を圧縮しすぎたりして打ち込み具の打ち出し動作に不具合が生じる可能性がある。そこで、本発明は、打ち込み工具において、複数の打ち出し動作を円滑に遂行するための技術を提供することを目的とする。
上記課題は請求項1に記載の発明によって解決される。本発明に係る打ち込み工具の好ましい形態によれば、第1シリンダと、第1シリンダ内に摺動可能に収容された第1ピストンと、第1ピストンを駆動する駆動機構と、第1シリンダに連通された第2シリンダと、第2シリンダ内に摺動可能に収容された第2ピストンと、第1シリンダと前記第2シリンダを連通させる連通路と、前記連通路に設けられた弁部材と、第1ピストンの位置を検出するためのセンサと、第1ピストンの駆動を制御するためのコントローラと、を有する。弁部材が閉じられて、前記第1シリンダと前記第2シリンダの連通が遮断された状態で、第1ピストンが摺動することで、第1シリンダ内に圧縮空気が生成される。また、弁部材が開かれて、第1シリンダ内の圧縮空気が連通路を介して第2シリンダに供給されることで、当該圧縮空気によって第2ピストンが移動される。そして、打ち込み具は、圧縮空気による第2ピストンの移動によって、射出口から打ち出される。この打ち込み工具において、コントローラは、第1ピストンが上死点を通過後、第1ピストンに対してブレーキを掛けることで、第1ピストンを停止させる。
この打ち込み工具においては、打ち込み具を打ち出すための第1の打ち出し動作が終了後にセンサに検出された第1ピストンの停止位置が、下死点以外の位置である場合に、コントローラは、第1の打ち出し動作に続く第2の打ち出し動作終了後の第1ピストンの停止位置が、1回目の打ち出し動作後の第1ピストンの停止位置に比べて、下死点に近づくように、第1ピストンに対するブレーキ制御を変更する。ブレーキ制御の変更とは、典型的には、ブレーキ開始時間を変更すること、ブレーキ制動力を変更すること、あるいはブレーキ制動時間を変更すること、を好適に包含する。
本発明によれば、所定の打ち出し動作後に第1ピストンが下死点に位置しない場合であっても、次の打ち出し動作後は第1ピストンの停止位置が下死点に近づけられる。すなわち、第1ピストンの停止位置を下死点に近づくように、第1ピストンの駆動が調整される。したがって、第2の打ち出し動作に続く第3の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点から移動が開始される。したがって、複数の打ち出し動作が円滑に行われる。さらに、打ち出し動作前に圧縮ピストンが下死点に位置することで、各打ち出し動作における第1シリンダ内によって生成される圧縮空気量がほぼ一定となる。その結果、複数の打ち出し動作における打ち込み具の打ち出し速度が安定化する。特に、複数の打ち出し動作が連続する連続打ち出し動作において、本発明は有用である。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、コントローラは、第1の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点から動き始めてから所定の第1の時間が経過したときに、第1ピストンに対してブレーキを掛ける。そして、第1の打ち出し動作終了後の第1ピストンの停止位置が、下死点以外の位置である場合に、コントローラは、第2の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点から動き始めてから第1の時間とは長さが異なる第2の時間が経過したときに、第1ピストンに対してブレーキを掛ける。典型的には、第1の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点を超えて停止した場合には、コントローラは、第2の時間として、第1の時間よりも短い時間に設定する。一方、第1の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点より手前に停止した場合には、コントローラは、第2の時間として、第1の時間よりも長い時間に設定する。そして、コントローラは、第2の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点から動き始めてから第2の時間が経過したときに、第1ピストンに対してブレーキを掛ける。すなわち、コントローラは、第1の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングに対して、第2の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングを変更する。なお、第1ピストンが下死点から動き始めてからの経過時間は、第1ピストンの位置とほぼ1対1に対応するため、本発明においては、第1ピストンの位置に基づいて、第1ピストンにブレーキを掛ける構成も当然に包含する。
本形態によれば、第2打ち出し動作において、ブレーキ開始タイミングが変更されて、第1ピストンの停止位置が調整される。したがって、第1ピストンの駆動の制御が容易に変更される。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、コントローラは、第1の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点から動き始めてから所定時間が経過したときに、第1ピストンに対して第1制動力でブレーキを掛ける。そして、第1の打ち出し動作終了後の第1ピストンの停止位置が、下死点以外の位置である場合に、コントローラは、第2の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点から動き始めてから所定時間が経過したときに、第1ピストンに対して第1制動力とは異なる第2制動力のブレーキを掛ける。ブレーキの制動力は、ブレーキを掛けることによって減速される第1ピストンの単位時間当たりの減速率によって定義される。第2制動力は、第1の打ち出し動作終了後の第1ピストンの停止位置に基づいて決定される。したがって、第1の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点を超えて停止した場合には、第2の打ち出し動作における第2制動力は、第1制動力よりも大きくなるように設定される。一方、第1の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点より手前に停止した場合には、第2の打ち出し動作における第2制動力は、第1制動力よりも小さくなるように設定される。
本形態によれば、第2の打ち出し動作において、ブレーキ制動力が変更されることで、第1ピストンの停止位置が調整される。したがって、ブレーキ制動力を適宜調節することで、第1ピストンがより正確に下死点に停止される。なお、ブレーキ制動力は、ブレーキ開始からブレーキ終了まで一定の制動力であってもよく、ブレーキ開始からの時間経過に応じて制動力を変化させてもよい。ブレーキ開始後にブレーキ制動力が変化する場合には、ブレーキ開始から終了までの平均制動力がブレーキ制動力として定義される。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、コントローラは、第1の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点から動き始めてから所定時間が経過したときに、第1ピストンに対して第1制動時間継続してブレーキを掛ける。そして、第1の打ち出し動作終了後の第1ピストンの停止位置が、下死点以外の位置である場合に、コントローラは、第2の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から動き始めてから所定時間が経過したときに、前記第1ピストンに対して第1制動時間とは長さが異なる第2制動時間継続してブレーキを掛ける。なお、第1ピストンにブレーキを掛ける制動時間の長さの変更は、ブレーキの制動力を変更することで達成される。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、駆動機構は、第1ピストンを駆動するためのクランク機構を有する。このクランク機構は、クランク軸と、クランク軸と前記第1ピストンを連結する連結部材を有する。センサは、クランク軸の位置を検出可能であり、コントローラは、センサの検出結果に基づいて、クランク軸のクランク角度を算出する。そして、コントローラは、第1の打ち出し動作において、クランク角度が第1の角度のときに、第1ピストンに対してブレーキを掛ける。さらに、第1の打ち出し動作終了後の第1ピストンの停止位置が、下死点以外の位置である場合に、コントローラは、第2の打ち出し動作において、クランク角度が第1の角度とは異なる第2の角度のときに、第1ピストンに対してブレーキを掛ける。典型的には、第1の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点を超えて停止した場合には、コントローラは、第2の角度として、第1の角度よりも小さい角度に設定する。一方、第1の打ち出し動作において、第1ピストンが下死点より手前に停止した場合には、コントローラは、第2の角度として、第1の角度よりも大きい角度に設定する。そして、コントローラは、第2の打ち出し動作において、クランク角度が第2の角度のときに、第1ピストンに対してブレーキを掛ける。すなわち、コントローラは、ブレーキ開始タイミングとして、クランク軸のクランク角度を基準に設定する。換言すると、第1ピストンが下死点から動き始めてからの経過時間は、第1ピストンの位置であるクランク角度とほぼ1対1に対応するため、第1ピストンが下死点から動き始めてからの経過時間をクランク軸のクランク角度によって定義する。クランク角度としては、第1ピストンが下死点に位置する時のクランク軸のクランク角度が0度と設定され、第1ピストンが上死点に位置する時のクランク軸のクランク角度が180度と設定される。したがって、第1ピストンが再度下死点に位置する時のクランク軸のクランク角度は360度であり、このときクランク角度がリセットされて0度となる。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、駆動機構は、第1ピストンを駆動するための電動モータを有する。そして、コントローラは、電動モータの駆動を制御することで、第1ピストンにブレーキを掛けるように構成されている。例えば、電動モータを短絡制御、あるいはPWM(Pulse Width Modulation)制御することにより、電動モータの回転を減速させることで、第1ピストンにブレーキが掛けられる。
本形態によれば、電動モータの駆動を制御することで、第1ピストンにブレーキがかけられる。したがって、第1ピストンにブレーキをかけるために、電動モータとは別にブレーキ装置を設ける必要がない。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、駆動機構は、第1ピストンを駆動するためのクランク機構を有する。このクランク機構は、クランク軸と、クランク軸と第1ピストンを連結する連結部材を有する。そして、センサは、クランク軸、連結部材およびモータの回転軸のうちいずれかの構成要素の位置を検出し、コントローラは、センサの検出結果に基づいて、第1ピストンの位置を算出する。
本形態によれば、センサが、第1ピストン以外のクランク軸、連結部材またはモータの回転軸の位置を測定することにより、第1ピストンの位置を検出する。第1ピストンは、第1シリンダに収容されているため、第1ピストンの位置を直接測定することは難しい。しかしながら、本形態によれば、第1ピストンの位置を直接測定することなく、容易に第1ピストンの位置が検出される。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、センサは、第1の打ち出し動作開始前に、第1ピストンの位置を検出する。そして、第1ピストンの位置が下死点以外の位置である場合に、コントローラが第1ピストンを下死点に移動させる。
本形態によれば、第1ピストンが下死点に停止していない場合でも、打ち出し動作を開始する前に、第1ピストンを下死点に移動させるため、各打ち出し動作において、第1ピストンが圧縮する空気に対する圧縮量が一定になる。
本発明によれば、打ち込み工具において、複数の打ち出し動作を円滑に遂行するための技術が提供される。
本発明の代表的な実施形態に係る電気−空気式の釘打機の全体構成を示す外観図である。 図1のA矢視図である。 釘打機の内部機構の全体構成を示す断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図2のV−V線断面図である。 図3のVI−VI線断面図であり、バルブが閉止された状態を示す。 図6において、バルブが開放され、打ち込みピストンが前方へと移動された釘打ち状態を示す。 図6において、バルブの開放状態が維持され、打ち込みピストンが後方の初期位置近くに戻された状態を示す。 釘打機の制御系統を示すブロック図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の代表的な実施形態として、第1実施形態につき、図1〜図8を参照して説明する。第1実施形態においては、打ち込み工具の一例として電気−空気式釘打機を用いて説明する。図1及び図2に示すように、釘打機100は、概括的に見て、本体ハウジング101と、マガジン105を主体として構成される。本体ハウジング101は、工具本体として規定されており、釘打機100の外郭を形成している。マガジン105には、打ち込み具として被加工材に打ち込まれる釘(図示省略)が装填されている。本体ハウジング101は、ほぼ対称形の1対のハウジングを合わせて結合して形成されている。当該本体ハウジング101は、ハンドル103、打ち込み機構収容部101A、圧縮装置収容部101B、モータ収容部101Cを一体に備えている。
ハンドル部103、打ち込み機構収容部101A、圧縮装置収容部101B及びモータ収容部101Cは、釘打機100の側面視において、概ね四角形を形成するように配置されている。ハンドル部103は、所定長さで延在する長尺状の部材であり、一端側が打ち込み機構収容部101Aに連接され、他端側がモータ収容部101Cに連接されている。一方、圧縮装置収容部101Bは、ハンドル部103に対して概ね並行状に延在され、一端側が打ち込み機構収容部101Aに連接され、他端側がモータ収容部101Cに連接されている。これにより、釘打機100は、ハンドル部103、打ち込み機構収容部101A、圧縮装置収容部101B及びモータ収容部101Cによって囲まれた空間Sを形成している。
図1に示すように、釘打機100は、先端部(図1の右端)にドライバガイド141とLED107が配置されている。図1における右方向が釘の打ち出し方向である。なお、説明の便宜上、釘打機100の先端側(図1の右側)を前側、その反対側(図1の左側)を後側という。また、釘打機100におけるハンドル部103の打ち込み機構収容部101Aとの連接側(図1の上側)を上側、ハンドル部103のモータ収容部101Cとの連接側(図1の下側)を下側という。
図3に示すように、打ち込み機構収容部101Aは、釘打ち込み機構120を収容している。釘打ち込み機構120は、打ち込みシリンダ121及び打ち込みピストン123を主体として構成される。この打ち込みシリンダ121が、本発明における「第2シリンダ」に対応し、打ち込みピストン123が、本発明における「第2ピストン」に対応する実施構成例である。
打ち込みシリンダ121内には、釘を打込む打ち込みピストン123が前後方向(打ち込みシリンダ121の長軸方向)に摺動自在に収容されている。打ち込みピストン123は、打ち込みシリンダ121内に摺動自在に収容されたピストン本体部124と、当該ピストン本体部124に一体状に設けられて前方へと延在する釘打ち込み用の長尺状のドライバ125とから構成されている。ピストン本体部124とドライバ125は、シリンダ室121aに供給される圧縮空気によって打ち込みシリンダ121の長軸方向に直線状に移動可能に構成されている。これにより、ドライバ125がドライバガイド141の打ち込み通路141a内を前方に移動して釘を打ち出す。シリンダ室121aは、打ち込みシリンダ121の内壁面とピストン本体部124の後側の面とにより囲まれる空間として形成されている。ドライバガイド141は、打ち込みシリンダ121の先端部に配置され、先端に釘の射出口を有する打ち込み通路141aを備えている。
図1に示すように、マガジン105は、本体ハウジング101の先端側、すなわち、圧縮装置収容部101Bの前方に配置されている。このマガジン105は、ドライバガイド141に連結されており、打ち込み通路141aに対して、釘を供給する。なお、図3に示すように、マガジン105には、釘を供給方向(図3の上方)に押すためのプッシャプレート105aが設けられている。このプッシャプレート105aによって釘がドライバガイド141の打ち込み通路141aに打ち込み方向と交差する方向から1本ずつ供給される。
図3に示すように、圧縮装置収容部101Bは、圧縮装置130を収容している。圧縮装置130は、圧縮シリンダ131と、圧縮ピストン133と、クランク機構115を主体として構成される。圧縮ピストン133は、圧縮シリンダ131内を上下方向に摺動可能に配置されている。この圧縮シリンダ131が、本発明における「第1シリンダ」に対応し、圧縮ピストン133が、本発明における「第1ピストン」に対応する実施構成例である。
圧縮シリンダ131は、マガジン105に沿って配置され、上端側が打ち込みシリンダ121の前端部に連接されている。そして、圧縮ピストン133がマガジン105に沿って上下方向に摺動するように配置されている。この圧縮ピストン133の動作方向は、打ち込みピストン123の動作方向と概ね直交している。圧縮ピストン133が上下方向に摺動することで、圧縮シリンダ131の内部空間である圧縮室131aの容積が変化する。すなわち、圧縮ピストン133が圧縮室131aの容積を減少する上方側へと移動することで圧縮室131aの空気を圧縮する。この圧縮室131aは、打ち込みシリンダ121と近接する上部側に形成されている。また、圧縮シリンダ131は、大気解放バルブ(図示省略)を備えており、圧縮室131aを大気に解放可能に構成されている。大気開放バルブは、打ち込み動作時には閉状態に保持されており、打ち込み動作時以外には、開状態に切り替えられる。
図3に示すように、モータ収容部101Cは、電動モータ111を収容している。電動モータ111は、当該電動モータ111の回転軸線が打ち込みシリンダ121の長軸線に対して概ね平行となるように配置されている。従って、電動モータ111の回転軸線は、圧縮ピストン133の動作方向に対しては直交している。なお、モータ収容部101Cの下部側には、バッテリ装着領域が形成されており、電動モータ111に電力を供給する充電式のバッテリパック110が着脱可能に装着される。
図3に示すように、電動モータ111の回転は、遊星歯車式の減速機構113によって減速された後、クランク機構115に伝達される。そして、電動モータ111の回転は、クランク機構115によって直線運動に変換されて圧縮ピストン133に伝達される。減速機構113及びクランク機構115は、圧縮装置収容部101Bの後方領域とモータ収容部101Cの前方領域にわたって配置された内側ハウジング102内に収容されている。
クランク機構115は、クランク軸115aと偏心ピン115bと連接ロッド115cを主体として構成されている。クランク軸115aは、遊星歯車式の減速機構113に連接され、減速機構113によって回転駆動される。偏心ピン115bは、クランク軸115aの回転中心から偏心した位置に設けられている。連接ロッド115cは、一端が偏心ピン115bに相対回動自在に連接され、他端が圧縮ピストン133に相対回動自在に連接されている。このクランク機構115は、圧縮シリンダ131の下方に配置されている。以上の構成により、圧縮装置130として、圧縮シリンダ131、圧縮ピストン133及びクランク機構115を主体としたレシプロ式の圧縮装置が構成される。このクランク機構150および電動モータ111が、本発明における「駆動機構」に対応する実施構成例である。
図3に示すように、ハンドル部103には、トリガ103aとトリガスイッチ103bが設けられている。また、クランク機構115の下方には制御装置109が配置されている。図9に示すように、制御装置109は、電磁石138、コンタクトアームスイッチ143、トリガスイッチ103b、電動モータ111、磁気センサ150、およびバッテリパック110に接続されている。そして、電動モータ111は、ハンドル部103に設けられたトリガ103aと本体ハウジング101の先端領域に設けられたドライバガイド141の操作に応じて、制御装置109によって制御される。
トリガスイッチ103bは、トリガ103aが引き操作されることでオン状態となり、トリガ103aの引き操作が解除されることでオフ状態となる。なお、トリガ103aは、ハンドル部103、打ち込み機構収容部101A、圧縮装置収容部101B及びモータ収容部101Cによって囲まれる空間Sに向かって突出して配置されている。ドライバガイド141は、コンタクトアームとして構成されており、釘打機100の前後方向に移動可能に本体ハウジング101の先端領域に配置されている。図6に示すように、ドライバガイド141は、付勢ばね142により前方に向かって付勢されている。そして、ドライバガイド141が前方に位置するときには、コンタクトアームスイッチ143はオフ状態となり、ドライバガイド141が本体ハウジング107側に移動されたときには、コンタクトアームスイッチ143はオン状態となる。そして、電動モータ111は、トリガスイッチ103bとコンタクトアームスイッチ143が共にオン状態に切替えられたときに通電駆動され、いずれか一方がオフ状態に切替えられたときに停止される。
図5に示すように、釘打機100は、圧縮シリンダ131の圧縮室131aと打ち込みシリンダ121のシリンダ室121aとを連通する空気通路135およびバルブ室137aを備えている。
図5に示すように、空気通路135は、連通ポート135a、連通ポート135b、連通路135c、環状溝121cおよびバルブ室137aを主体として構成されている。図4に示すように、連通ポート135aは、圧縮シリンダ131のシリンダヘッド131bに形成されている。この連通ポート135aは、圧縮室131aに連通している。また、図5に示すように、連通ポート135bは、打ち込み用シリンダ121のシリンダヘッド121bに形成されている。この連通ポート135bは、バルブ室137aに連通している。連通路135cは、連通ポート135aと連通ポート135bを連通させている。この連通路135cは、パイプ状部材により形成され、打ち込みシリンダ121に沿って前後方向に直線状に延在している。この空気通路135が、本発明における「連通路」に対応する実施構成例である。
図5に示すように、打ち込み連通ポート135bは、バルブ室137aの周面に形成された環状溝121cに連通している。この環状溝121cは、バルブ室137aに連通している。さらに、バルブ室137aは、シリンダ室121aに連通している。これにより、連通ポート135bは、環状溝121cおよびバルブ室137aを介してシリンダ室121aに連通している。バルブ室137aには、空気通路135を開放及び閉鎖する電磁バルブ137が収容されている。この電磁バルブ137が、本発明における「弁部材」に対応する実施構成例である。
電磁バルブ137は、打ち込みピストン123のピストン本体部124とほぼ同じ直径を有する円柱状部材である。電磁バルブ137は、バルブ室137a内に配置されており、バルブ室137a内を前後方向に移動可能である。電磁バルブ137の後方には、電磁石138が配置されている。電磁石138に対する通電および通電の遮断を切り替えることで、電磁バルブ137が前後方向に移動される。電磁バルブ137の外周には、前後方向に所定間隔で2個のOリング139a,139bが配置されている。電磁バルブ137は、後方へ移動することで環状溝121cを開放し、前方へ移動することで環状溝121cを閉じる。
具体的には、図6に示すように、前側のOリング139aは、環状溝121cの前方においてバルブ室137aの内壁面の一部を形成するシリンダヘッド121bに当接することで、環状溝121cとシリンダ室121aとの連通を遮断する。一方、図7に示すように、Oリング139aが、環状溝121cの領域内へ移動すると、環状溝121cがシリンダ室121aと連通する。なお、後側のOリング139bは、圧縮空気が連通ポート135bから外側へ漏れ出ることを防止するためものであり、環状溝121cの開閉には関与しない。このように、空気通路135を開閉する電磁バルブ137は、空気通路135のうち、打ち込みシリンダ121のシリンダ室121aとの接続側に設けられている。
電磁バルブ137は、図6に示すように、常時には電磁石138によって環状溝121cを閉じるように前方に配置されている。また、ストッパ136は、電磁バルブ137の前方に配置され、電磁バルブ137の前方への移動を規制している。このストッパ136は、シリンダ室121a内に径方向に突出するフランジ状の部材によって形成されている。さらに、ストッパ136は、後方へ移動する打ち込みピストン123の後端位置を規定している。
また、図3に示すように、釘打機100は、磁気センサ150を備えている。この磁気センサ150は、磁石151の磁界によってホール素子152に生じるホール効果に基づいて、クランク軸115aの位置を検出する。磁気センサ150は、磁石151、ホール素子152を主体として構成されている。磁石151は、クランク軸115aに設けられている。一方、ホール素子152は、圧縮装置収容部101Bの磁石151と対向する位置に設けられている。ホール素子152は、バッテリパック110と電気的に接続されており、さらに、制御装置109に接続されている。そして、磁石151の位置によって磁束密度が異なるため、磁束密度に応じたホール素子152の出力電圧に基づいて、制御装置109が磁気センサ150を介してクランク軸115aの位置を測定する。これにより、クランク軸115aに連接された圧縮ピストン133の位置が検出される。この磁気センサ150が、本発明における「センサ」に対応する実施構成例である。
次に、釘打機100の作用および使用方法について説明する。釘打機100は、図3に示すように、打ち込みピストン123が後端位置(図3の左端位置)に位置し、かつ圧縮ピストン133が下端位置(下死点)に位置した状態が初期位置として定められている。すなわち、クランク角度が0度(下死点)のときが初期状態である。
図3に示す初期状態において、ドライバガイド141が被加工材に押し当てられてコンタクトアームスイッチ143(図6参照)がオン状態とされるとともに、トリガ103aが引き操作されてトリガスイッチ103bがオン状態に切替えられると、電動モータ111が通電駆動される。これにより、減速機構113を介してクランク機構115が駆動され、圧縮ピストン133が下死点から上方へ移動される。このとき、電磁バルブ137が空気通路135を閉鎖しているため、圧縮ピストン133の移動によって、圧縮室131a内の空気が圧縮される。
磁気センサ150によって計測されたクランク軸115aのクランク角度が180度に対応する圧縮ピストン133が上端位置(上死点)に達したときに、圧縮室131a内の圧縮空気が最大圧縮状態となる。このとき、電磁石138によって電磁バルブ137が後方へ移動される。これにより、環状溝121cがシリンダ室121aに連通して、圧縮室131a内の圧縮空気が空気通路135を経てシリンダ室121aに供給される。シリンダ室121aに圧縮空気が供給されると、当該圧縮空気による空気ばねの作用によって、図7に示すように、打ち込みピストン123が前方へ移動される。そして、前方へと移動された打ち込みピストン123のドライバ125がドライバガイド141の打ち込み通路141aに待機している釘を打撃する。これにより、釘が打ち出され、打ち出された釘が被加工材に打込まれる。
打ち出し動作後、圧縮ピストン133は上死点から下死点へ向かって移動する。すると、圧縮室131aの容積が増加されて当該圧縮室131a内の空気が大気圧よりも低い負圧となる。圧縮室131a内に生じた負圧は、空気通路135及びシリンダ室121aを通じて打ち込みピストン123に作用する。これにより、図8に示すように、打ち込みピストン123が吸引されて後方へと移動される。そして、打ち込みピストン123は、ストッパ136と当接して初期位置に位置する。電磁バルブ137は、打ち込みピストン123が初期位置に移動されるまでは、空気通路135の開放状態を維持する。打ち込みピストン123が初期位置に位置すると、電磁バルブ137が前方に移動され、空気通路135を閉じる。なお、磁気センサ150によって、例えば、クランク軸115aのクランク角度が310度であることが検出されると、制御装置109は、圧縮ピストン133を減速させて圧縮ピストン133を停止させる。すなわち、制御装置109が圧縮ピストン133にブレーキを掛ける。また、圧縮ピストン133が初期位置(下死点)に位置すると、トリガスイッチ103b及びコンタクトアームスイッチ143がオン状態に維持されていても、電動モータ111に対する通電が遮断され、電動モータ111が停止される。このように、打ち出し動作の1サイクルが終了する。なお、打ち出し動作中には、LED107が、ドライバガイド141の先端領域を照射している。
以上の釘打機100においては、釘の打ち出し動作中に、バッテリパック110の充電切れやバッテリパック110が意図せず外れること等により電動モータ111に対して通電が停止されることがある。また、その他の打ち出し動作時のトラブルなどが生じる可能性がある。上記の場合において、打ち出し動作開始前に、圧縮ピストン133が下死点に停止していない場合がある。圧縮ピストン133が下死点に停止していない場合において、打ち出し動作が開始されると、打ち出し動作開始時の圧縮ピストン133の位置によって、圧縮ピストン133が生成する圧縮空気の圧縮量が異なる。そのため、打ち出し動作毎に打ち出される釘のスピードが一定とならず、被加工材に対する釘の打ち込み量が異なってしまう。そのため、第1実施形態においては、打ち出し動作開始前に、圧縮ピストン133が下死点に位置してない場合には、圧縮ピストン133を下死点に移動させる復帰動作が行われる。なお、復帰動作は、圧縮シリンダ131に形成された大気解放バルブを開いて、圧縮室131aを大気に解放した状態で行われる。
そのため、磁気センサ150は、打ち出し動作開始前に、圧縮ピストン133の位置を検出する。具体的には、以下の各タイミングで、磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定する。
タイミング1:バッテリパック110がバッテリ装着領域に装着された時
タイミング2:トリガ103aが操作された時
タイミング3:ドライバガイド141が被加工材に押し当てられた時
磁気センサ150は、タイミング1〜3の少なくとも1つのタイミングにおいて、クランク軸115aの位置を測定する。すなわち、タイミング1〜3のうち選択されたタイミングにおいて、磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定するように構成されている。磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定するタイミングは、制御装置109に予め設定されている。
例えば、打ち込み具の打ち出し動作中に、バッテリパック110の充電切れや、意図せずバッテリパック110が外れることによって、圧縮ピストン133が下死点以外の位置で停止してしまうことがある。そこで、タイミング1において、磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定することで、圧縮ピストン133の位置を検出する。そして、圧縮ピストン133が下死点以外の位置に位置している場合には、制御装置109が電動モータ111を駆動して、圧縮ピストン133を下死点に移動させる。
また一方で、釘打機100は、1回の打ち出し動作が終了すると、圧縮ピストン133は上死点から下死点に移動し、下死点に停止するよう構成されている。しかしながら、圧縮ピストン133の移動によって生じる慣性力等によって、圧縮ピストン133が正確に下死点に停止しない場合がある。また、打ち出し動作開始後に、トリガ103aの操作を中止したり、ドライバガイド141の押し当てが解除されたりした場合には、打ち出し動作を途中で圧縮ピストン133が停止することになる。そこで、タイミング2において、打ち出し動作を開始しようとして、ユーザがトリガ103aを操作した際に、磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定する。この場合は、タイミング2において磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定することなく、タイミング3において、磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定してもよい。クランク軸115aの位置を測定することで、圧縮ピストン133の位置を検出する。そして、圧縮ピストン133が下死点以外の位置に位置している場合には、制御装置109が電動111モータを駆動して、圧縮ピストン133を下死点に移動させる。
また、釘打機100においては、複数の釘を任意の時間間隔で連続して打ち出す連発動作が行われることがある。すなわち、1回の打ち出し動作の後、トリガ103aを引いた状態で、被加工材に押し当てられたドライバガイド141の押し当てを解除し、被加工材における他の部分に再度ドライバガイド141を押し当てることによって、次の釘の打ち出し動作を行う連発動作が行われる。換言すると、通常の打ち出し動作においては、トリガ103aに対する1度の操作毎に1つの釘が打ち出されるが、連発動作においては、トリガ103aが1度操作された状態で、複数の釘が打ち出される。この連発動作においては、タイミング2において、最初に打ち出し動作を開始しようとして、ユーザがトリガ103aを操作した際に、磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定する。これにより、複数の打ち出し動作のうち、最初の打ち出し動作の開始前にのみ、磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定する。なお、連発動作を行う場合に、各打ち出し動作の前のドライバガイド141が押し当てられたタイミング3において、磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定してもよい。また、連発動作においては、タイミング2とタイミング3において、磁気センサ150がクランク軸115aの位置を測定してもよい。クランク軸115aの位置を測定することで、圧縮ピストン133の位置を検出する。そして、圧縮ピストン133が下死点以外の位置に位置している場合には、制御装置109が電動モータ111を駆動して、圧縮ピストン133を下死点に移動させる。
圧縮ピストン133を下死点に移動させる復帰動作においては、圧縮室131a内の空気を圧縮しないように、制御装置109は、圧縮ピストン133を移動させる。すなわち、圧縮ピストン133は、上死点を通過することなく、下死点まで移動される。
具体的には、磁気センサ150が、クランク軸115aがクランク角度0度から180度の間に位置していることを測定した場合、すなわち、打ち出し動作における下死点から上死点に向かう途中の位置に圧縮ピストン133が位置していると検出された場合には、制御装置109は、電動モータ111を逆回転させて圧縮ピストン133を下死点に移動させる。
一方、磁気センサ150が、クランク軸115aがクランク角度180度から360度の間に位置していることを測定した場合、すなわち、打ち出し動作における上死点から下死点に向かう途中の位置に圧縮ピストン133が位置していると検出された場合には、制御装置109は、電動モータ111を正回転させて圧縮ピストン133を下死点に移動させる。以上のように電動モータ111を制御することで、圧縮ピストン133は、上死点を通過することなく、下死点まで移動される。
なお、LED107は、打ち出し動作の際には、ドライバガイド141の先端領域を照射している。一方、復帰動作の際には、制御装置109は、LED107を点滅させる。これにより、ユーザに対して、復帰動作が行われていることを報知する。なお、LED107が点滅する構成に限られず、LED107が照射する光の色を打ち出し動作と復帰動作とで変えるように構成してもよい。
さらに、第1実施形態においては、所定の打ち出し動作後、圧縮ピストン133が下死点に停止しなかった場合には、所定の打ち出し動作に続く次の打ち出し動作の際に、制御装置109が圧縮ピストン133に対するブレーキ制御を変更する。なお、説明の便宜上、所定の打ち出し動作を1回目の打ち出し動作と称し、次の打ち出し動作を2回目の打ち出し動作と称する。
釘打機100においては、バッテリパック110の電圧変動、あるいは、電動モータ111の駆動に伴う発熱による電動モータ111の特性変化等の要因によって、釘打機100の駆動状態が変化し、圧縮ピストン133が下死点に停止しない場合がある。そのため、所定の1回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の停止位置を磁気センサ150が検出し、圧縮ピストン133が下死点に停止していない場合には、制御装置109が圧縮ピストン133を下死点に移動させるとともに、1回目の打ち出し動作に続く2回目の打ち出し動作の際のブレーキ開始タイミングを変更する。この1回目の打ち出し動作および2回目の打ち出し動作がそれぞれ、本発明における「第1の打ち出し動作」および「第2の打ち出し動作」に対応する実施構成例である。
具体的には、1回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の停止位置として、クランク軸115aがクランク角度0度から180度の間に位置していることを磁気センサ150が測定した場合には、制御装置109は、2回目の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングが1回目の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングよりも早くなるように、ブレーキ開始タイミングを変更する。すなわち、1回目の打ち出し動作において、圧縮ピストン133が下死点を超えて停止した場合には、2回目の打ち出し動作においては、クランク軸115aのクランク角度が305度のときに、圧縮ピストン133に対するブレーキを開始するように変更する。これにより、2回目の打ち出し動作において、圧縮ピストン133が下死点から動き始めてからの経過時間が、1回目の打ち出し動作における当該経過時間に対して短くなる。
一方、1回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の停止位置として、クランク軸115aがクランク角度180度から360度の間に位置していることを磁気センサ150が測定した場合、制御装置109は、制御装置109は、2回目の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングが1回目の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングよりも遅くなるように、ブレーキ開始タイミングを変更する。すなわち、1回目の打ち出し動作において、圧縮ピストン133が下死点より手前に停止した場合には、2回目の打ち出し動作においては、クランク軸115aのクランク角度が315度のときに、圧縮ピストン133に対するブレーキを開始するように変更する。これにより、2回目の打ち出し動作において、圧縮ピストン133が下死点から動き始めてからの経過時間が、1回目の打ち出し動作における当該経過時間に対して長くなる。
以上のブレーキ開始タイミングの変更により、2回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の停止位置を1回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の停止位置よりも下死点に近づける。したがって、打ち出し動作が連続する場合に、N回目以降の打ち出し動作においては、(N−1)回目の打ち出し動作後における圧縮ピストン133の停止位置に基づいて、N回目の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングが設定される。なお、N回目の打ち出し動作と(N−1)回目の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングとしてのクランク角度の差としての5度は一例を示すものであり、ブレーキ開始タイミングの変更は、クランク角度5度には限られない。
例えば、圧縮ピストン133の停止位置と下死点との距離に応じて、変更するクランク角度を設定してもよい。すなわち、圧縮ピストン133の停止位置が下死点近傍の位置としてクランク角度0度〜15度(あるいはクランク角度345度〜360度)である場合には、N回目の打ち出し動作において、(N−1)回目の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングのクランク角度に対して5度マイナス(5度プラス)する。一方、圧縮ピストン133の停止位置が下死点から離れた位置としてクランク角度15度〜30度(クランク角度330度〜345度)である場合には、N回目の打ち出し動作において、(N−1)回目の打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングのクランク角度に対して10度マイナス(10度プラス)する。
圧縮ピストン133に対するブレーキは、制御装置109が電動モータ111に対する通電を遮断することで遂行される。一方で、制御装置109が電動モータ111の駆動を制御することで、圧縮ピストン133にブレーキをかけてもよい。例えば、制御装置109は、電動モータ111を短絡制御あるいはPWM(Pulse Width Modulation)制御して、電動モータ111の回転数を低減することで、圧縮ピストン133にブレーキをかけてもよい。
1回目の打ち出し動作におけるブレーキ制御に対する、2回目の打ち出し動作におけるブレーキ制御の変更は、特に、連発動作を行う場合に有用である。すなわち、複数の釘を所定の時間内に連続して打ち出す連発動作においては、バッテリパック110のバッテリ残量の変化、あるいは電動モータ111の発熱が大きい。したがって、予め設定されているブレーキ制御だけでは、圧縮ピストン133の停止位置が変動しやすい。そのため、各打ち出し動作終了後の圧縮ピストン133の位置を検出して、ブレーキ制御を変更することで、圧縮ピストン133が下死点に適切に停止される。なお、連発動作においては、各打ち出し動作が1回目の打ち出し動作に対応し、各打ち出し動作に続く打ち出し動作が2回目の打ち出し動作に対応する。なお、1回目の打ち出し動作におけるブレーキ制御に対する、2回目の打ち出し動作におけるブレーキ制御の変更は、トリガ103aに対する1度の操作毎に1つの釘が打ち出される単発打ち出し動作に関して、複数の単発打ち出し動作に対して適用してもよい。
以上の第1実施形態においては、磁気センサ150によって検出されるクランク軸115aの位置(クランク角度)に基づいて、ブレーキ開始タイミングを設定していたが、これには限られない。例えば、制御装置109がタイマーを有しており、各打ち出し動作において、圧縮ピストン133が下死点から移動開始してからの経過時間を計測してもよい。すなわち、クランク軸115aのクランク角度は、タイマーによって計測される経過時間と電動モータ111の回転数によって算出される。したがって、クランク軸115aのクランク角度に対応する経過時間に基づいて、各打ち出し動作におけるブレーキ開始タイミングが設定される。なお、タイマーによる計測時間は、打ち出し動作終了後、圧縮ピストン133が下死点(クランク軸115aのクランク角度0度)に位置するとリセットされる。
(第2実施形態)
以上の第1実施形態においては、制御装置109が、1回目の打ち出し動作と2回目の打ち出し動作において、ブレーキ開始タイミングを変更するように構成されていた。そこで、第2実施形態においては、ブレーキ開始タイミングを変更することなく、ブレーキ制動力を変更することで、1回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の停止位置に比べて、2回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の停止位置を下死点に近づける。なお、釘打機100のブレーキ制御以外の構成については、第1実施形態と同様であり、同じ符号を付して説明を省略する。
ブレーキ制御として、具体的には、電動モータ111の短絡制御と、電動モータ111のPWM制御では、電動モータ111の単位時間当たりの回転数の低下率が異なる。すなわち、ブレーキ制動力が異なる。また、PWM制御においては、パルス波のデューティ比に基づいて、ブレーキ制動力が決定される。釘打機100においては、電動モータ111に対するブレーキ制御として、予め所定のデューティ比のPWM制御が設定されている。
そして、1回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の停止位置を磁気センサ150が検出し、圧縮ピストン133が下死点に停止していない場合には、制御装置109が圧縮ピストン133を下死点に移動させるとともに、2回目の打ち出し動作の際のブレーキ制動力を変更する。2回目の打ち出し動作においては、PWM制御のデューティ比を変更する、あるいは、短絡制御に切り替えることで、ブレーキ制動力が変更される。その結果、制御装置109は、1回目の打ち出し動作と2回目の打ち出し動作において、ブレーキ開始タイミングを変更することなく、ブレーキ制動力を変更される。なお、2回目の打ち出し動作におけるブレーキ制動力は、1回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の停止位置と下死点との距離に基づいて決定される。なお、圧縮ピストン133が停止するまでの時間(ブレーキ制動時間)は、ブレーキ制動力に基づいて決まる。換言すると、第2実施形態においては、ブレーキ開始タイミングを変更することなく、ブレーキ制動時間が変更される。
以上の各実施形態によれば、打ち出し動作を開始する前に、圧縮ピストン133を下死点に移動させているため、打ち出し動作において、圧縮ピストン133が圧縮する空気の圧縮量を一定にすることができる。これにより、打ち出し動作毎における、打ち出される打ち込み具が所定のスピードで打ち出される。
また、各実施形態によれば、連続する複数の打ち出し動作において、圧縮ピストン133が下死点に停止するようにブレーキ制御が各打ち出し動作において変更される。したがって、複数の打ち出し動作が円滑に行われる。また、圧縮ピストン133が下死点に停止するように調整されるため、打ち出し動作前に圧縮ピストン133を下死点に移動させるための時間が削減される。特に、連発動作において、釘の打ち出し時間間隔が短縮される。
また、各実施形態によれば、磁気センサ150は、圧縮ピストン133を直接測定する必要がない。すなわち、圧縮ピストン133のように圧縮シリンダ131などで囲まれた部材の位置を直接測定する必要がない。したがって、クランク軸115aや電動モータ111のモータ軸の位置を測定することで、圧縮ピストン133の位置が容易に検出される。
また、各実施形態によれば、圧縮ピストン133が上死点を通過することなく、圧縮ピストン133が下死点に移動される。これにより、圧縮ピストン133を移動させる際に、圧縮シリンダ131内の空気を圧縮することがない。したがって、圧縮ピストン133を下死点に移動させる際に、意図せず釘が打ち出されることが防止される。
なお、以上の各実施形態においては、1回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133の位置が、下死点付近の所定領域である場合には、2回目の打ち出し動作におけるブレーキ制御を変更しないように構成されていてもよい。具体的には、例えば、1回目の打ち出し動作後の圧縮ピストン133が、クランク軸115aのクランク角度が330度から360度に対応する範囲に停止していることが検知された場合には、2回目の打ち出し動作におけるブレーキ制御を変更しないように構成されていてもよい。
また、各実施形態においては、制御装置109が電動モータ111の駆動を制御することで、圧縮ピストン133にブレーキをかけていたが、これには限られない。例えば、クランク軸115aに当接するブレーキシューを備えたブレーキ装置を設けてもよい。
また、各実施形態においては、空気通路135を開閉させるための弁部材として、電磁バルブ137を用いて説明したが、機械的に動作するメカニカルバルブを用いてもよい。
また、各実施形態においては、磁気センサ150は、クランク軸115aの位置を測定していたが、これには限られない。例えば、電動モータ111のモータ軸に磁石151が取り付けられており、磁気センサ150は、当該モータ軸の回転位置を測定することで、圧縮ピストン133の位置を検出してもよい。モータ軸の位置を測定する場合には、圧縮ピストン133が下死点から移動を開始してからのモータ軸の総回転数とモータ軸の回転位置(角度)によって、クランク軸115aのクランク角度が算出される。なお、モータ軸の総回転数は、1回の打ち込み動作が終了するとリセットされる。また、磁気センサ150が圧縮ピストン133の位置を測定するように構成されていてもよい。また、センサとしては、磁気センサの他に、受光部と発光部を備えたフォトインタラプタなどを用いてもよい。
なお、各実施形態は、打ち込み工具として釘打機100を例にして説明したが、釘打機以外のタッカー、ステープラーと呼ばれる打ち込み工具に本発明を適用してもよい。また、打ち込み工具としてバッテリパック110が装着される工具に限られず、電源コードから電力が供給される工具であってもよい。また、駆動機構として、電動モータ111以外にもエンジン等を用いてもよい。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る打ち込み工具は、下記の態様が構成可能である。
(態様1)
請求項1に記載の打ち込み工具であって、
前記コントローラは、タイマーを有しており、
前記タイマーは、各打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から移動を開始後の経過時間を計測し、
前記コントローラは、前記第1の打ち出し動作において、前記タイマーに計測された前記経過時間が第1の時間になったときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるように構成されており、
前記第1の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置が、前記下死点以外の位置である場合に、
前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作において、前記タイマーに計測された前記計測時間が前記第1の時間とは異なる第2の時間になったときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
(態様2)
請求項1または態様1に記載の打ち込み工具であって、
前記第1の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置が、前記下死点を含む所定の範囲内である場合には、前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作におけるブレーキ制御を変更せず、
前記第2の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置が、前記所定の範囲以外である場合には、前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置が、前記第1の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置に比べて、前記下死点に近づくように、前記第1ピストンに対するブレーキ制御を変更するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
(本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係)
本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下の通りである。なお、本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものであり、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
圧縮シリンダ131は、本発明の「第1シリンダ」に対応する構成の一例である。
圧縮ピストン133は、本発明の「第1ピストン」に対応する構成の一例である。
打ち込みシリンダ121は、本発明の「第2シリンダ」に対応する構成の一例である。
打ち込みピストン123は、本発明の「第2ピストン」に対応する構成の一例である。
空気通路135は、本発明の「連通路」に対応する構成の一例である。
電磁バルブ137は、本発明の「弁部材」に対応する構成の一例である。
磁気センサ150は、本発明の「センサ」に対応する構成の一例である。
クランク機構115は、本発明の「駆動機構」に対応する構成の一例である。
クランク軸115aは、本発明の「クランク部材」に対応する構成の一例である。
電動モータ111は、本発明の「駆動機構」に対応する構成の一例である。
電動モータ111は、本発明の「モータ」に対応する構成の一例である。
100 釘打機
101 本体ハウジング
101A 打ち込み機構収容部
101B 圧縮装置収容部
101C モータ収容部
102 内側ハウジング
103 ハンドル部
103a トリガ
103b トリガスイッチ
105 マガジン
105a プッシャプレート
107 LED
108 LED
109 制御装置
110 バッテリパック
111 電動モータ
113 遊星歯車式減速機構
115 クランク機構
115a クランク軸
115b 偏心ピン
115c 連接ロッド
120 釘打ち込み機構
121 打ち込みシリンダ
121a シリンダ室
121b シリンダヘッド
121c 環状溝
123 打ち込みピストン
124 ピストン本体部
125 ドライバ
130 圧縮装置
131 圧縮シリンダ
131a 圧縮室
131b シリンダヘッド
133 圧縮ピストン
135 空気通路
135a 連通ポート
135b 連通ポート
135c 連通路
136 ストッパ
137 電磁バルブ
137a バルブ室
138 電磁石
139a Oリング
139b Oリング
141 ドライバガイド
141a 打ち込み通路
142 付勢ばね
143 コンタクトアームスイッチ
150 磁気センサ
151 磁石
152 ホール素子

Claims (12)

  1. 打ち込み具を射出口から打ち出す打ち込み工具であって、
    第1シリンダと、
    前記第1シリンダ内に摺動可能に収容された第1ピストンと、
    前記第1ピストンを駆動する駆動機構と、
    前記第1シリンダに連通された第2シリンダと、
    前記第2シリンダ内に摺動可能に収容された第2ピストンと、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダを連通させる連通路と、
    前記連通路に設けられた弁部材と、
    前記第1ピストンの位置を検出するためのセンサと、
    前記第1ピストンの駆動を制御するためのコントローラと、を有し、
    前記弁部材が閉じられて、前記第1シリンダと前記第2シリンダの連通が遮断された状態で、前記第1ピストンが下死点から上死点に向かって摺動することで前記第1シリンダ内に圧縮空気が生成され、
    前記弁部材が開かれて、前記第1シリンダ内の前記圧縮空気が前記連通路を介して前記第2シリンダに供給されることで、前記第2ピストンが前記圧縮空気によって移動され、
    前記圧縮空気による前記第2ピストンの移動によって、前記打ち込み具が前記射出口から打ち出されるように構成されており、
    前記コントローラは、前記第1ピストンが前記上死点を通過後、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けることで、前記第1ピストンを停止させるように構成されており、
    第1の打ち出し動作終了後に前記センサに検出された前記第1ピストンの停止位置が、前記下死点以外の位置である場合に、
    前記コントローラは、前記第1の打ち出し動作に続く第2の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置が、前記1回目の打ち出し動作後の前記第1ピストンの停止位置に比べて、前記下死点に近づくように、前記第1ピストンに対するブレーキ制御を変更するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  2. 請求項1に記載の打ち込み工具であって、
    前記コントローラは、前記第1の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から動き始めてから所定の第1の時間が経過したときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるように構成されており、
    前記第1の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置が、前記下死点以外の位置である場合に、
    前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から動き始めてから前記第1の時間とは長さが異なる第2の時間が経過したときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  3. 請求項2に記載の打ち込み工具であって、
    前記第1の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点を超えて停止した場合に、
    前記コントローラは、前記第2の時間として、前記第1の時間よりも短い時間に設定し、
    前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から動き始めてから前記第2の時間が経過したときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  4. 請求項2に記載の打ち込み工具であって、
    前記第1の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点より手前に停止した場合に、
    前記コントローラは、前記第2の時間として、前記第1の時間よりも長い時間に設定し、
    前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から動き始めてから前記第2の時間が経過したときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるよう構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  5. 請求項1に記載の打ち込み工具であって、
    前記コントローラは、前記第1の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から動き始めてから所定時間が経過したときに、前記第1ピストンに対して所定の第1制動力のブレーキを掛けるように構成されており、
    前記第1の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置が、前記下死点以外の位置である場合に、
    前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から動き始めてから前記所定時間が経過したときに、前記第1ピストンに対して前記第1制動力とは異なる第2制動力のブレーキを掛けるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  6. 請求項1に記載の打ち込み工具であって、
    前記コントローラは、前記第1の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から動き始めてから所定時間が経過したときに、前記第1ピストンに対して第1制動時間継続してブレーキを掛けるように構成されており、
    前記第1の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置が、前記下死点以外の位置である場合に、
    前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点から動き始めてから所定時間が経過したときに、前記第1ピストンに対して前記第1制動時間とは長さが異なる第2制動時間継続してブレーキを掛けるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  7. 請求項1に記載の打ち込み工具であって、
    前記駆動機構は、前記第1ピストンを駆動するためのクランク機構を有し、
    前記クランク機構は、クランク軸と、前記クランク軸と前記第1ピストンを連結する連結部材を有し、
    前記センサは、前記クランク軸の位置を検出可能に構成されており、
    前記コントローラは、前記センサの検出結果に基づいて、前記クランク軸のクランク角度を算出し、
    前記コントローラは、前記第1の打ち出し動作において、前記クランク角度が第1の角度のときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるように構成されており、
    前記第1の打ち出し動作終了後の前記第1ピストンの停止位置が、前記下死点以外の位置である場合に、
    前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作において、前記クランク角度が前記第1の角度とは異なる第2の角度のときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  8. 請求項7に記載の打ち込み工具であって、
    前記第1の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点を超えて停止した場合に、
    前記コントローラは、前記第2の角度として、前記第1の角度よりも小さい角度に設定し、
    前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作において、前記クランク角度が前記第2の角度のときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  9. 請求項7に記載の打ち込み工具であって、
    前記第1の打ち出し動作において、前記第1ピストンが前記下死点より手前に停止した場合に、
    前記コントローラは、前記第2の角度として、前記第1の角度よりも大きい角度に設定し、
    前記コントローラは、前記第2の打ち出し動作において、前記クランク角度が前記第2の角度のときに、前記第1ピストンに対してブレーキを掛けるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の打ち込み工具であって、
    前記駆動機構は、前記第1ピストンを駆動するための電動モータを有しており、
    前記コントローラは、前記電動モータの駆動を制御することで、前記第1ピストンにブレーキを掛けるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の打ち込み工具であって、
    前記駆動機構は、前記第1ピストンを駆動するためのクランク機構を有し、
    前記クランク機構は、クランク軸と、前記クランク軸と前記第1ピストンを連結する連結部材を有し、
    前記センサは、前記クランク軸、前記連結部材および前記モータの回転軸のうちのいずれかの構成要素の位置を検出するように構成されており、
    前記コントローラは、前記センサの検出結果に基づいて、前記第1ピストンの位置を算出するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の打ち込み工具であって、
    前記センサは、前記第1の打ち出し動作開始前に、前記第1ピストンの位置を検出するように構成されており、
    前記第1ピストンの位置が前記下死点以外の位置である場合に、前記コントローラが前記第1ピストンを前記下死点に移動させるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
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