JP2014083660A - 打ち込み工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】打ち込み工具における検出技術に関する更なる改良技術を提供する。
【解決手段】圧縮シリンダ131と、圧縮ピストン133と、クランク機構115と、電動モータ111と、制御装置109と、釘の打ち出しを許容する第1の位置と釘の打ち出しを規制する第2の位置とを移動可能なドライバガイド141と、ドライバガイド141第2の位置に位置する場合に、圧縮シリンダ131内の空気を外部に連通可能に構成された開閉弁と、電流センサと、を有する釘打機100が構成される。釘打機100は、圧縮シリンダ131内の空気の圧力変動によって釘を打ち出すように構成されている。制御装置109は、ドライバガイド141が第2の位置に位置するときの所定のタイミングにおいて、電動モータ111を駆動させることで電流センサに検出された指標が、所定の範囲を外れている場合に、その後の釘の打ち出しを規制するように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、打ち込み具を打ち出す打ち込み工具に関する。
米国特許第8,079,504号明細書には、打ち込み具を被加工材に打ち込む打ち込み工具が記載されている。当該打ち込み工具は、第1シリンダ内で第1ピストンが圧縮空気を生成し、圧縮空気が第2シリンダに送られる。そして、圧縮空気が第2シリンダ内の第2ピストンを移動させている。第2ピストンの移動により、第2ピストンが打ち込み具を打撃する。これにより、打ち込み具が被加工材に向かって打ち出されるように構成されている。また、当該打ち込み工具は、打ち込み具を打ち込む作動サイクルにおいて第1ピストンの位置を検出するセンサを有している。そして、当該センサに検出された第1ピストンの位置に応じて制御装置がモータへの通電を停止する。これにより、第1ピストンを次の作動サイクルのために適切な位置に停止させている。
米国特許第8,079,504号明細書
しかしながら、米国特許第8,079,504号明細書に記載された打ち込み工具は、センサが故障した場合に、空気の圧縮が不足したり、空気を圧縮しすぎたりして打ち込み具の打ち出し動作に不具合が生じる可能性がある。そこで、本発明は、打ち込み工具における検出技術に関する更なる改良技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る打ち込み工具の好ましい形態によれば、シリンダと、シリンダ内を摺動可能なピストンと、ピストンに連接されたクランク機構と、クランク機構を駆動するモータと、モータを制御するコントローラと、打ち込み具の打ち出しを許容する第1の位置と打ち込み具の打ち出しを規制する第2の位置とを移動可能な可動部材と、可動部材が第2の位置に位置する場合に、シリンダ内の空気をシリンダの外部に連通可能に構成された弁機構と、シリンダ内の空気の圧力に対応した指標を検出するためのセンサと、を有する打ち込み工具が構成される。当該打ち込み工具は、シリンダ内の空気の圧力変動によって打ち込み具を打ち出すように構成されている。そして、コントローラは、可動部材が第2の位置に位置するときの所定のタイミングにおいて、モータを駆動させることでセンサに検出された指標が、所定の範囲を外れている場合に、その後の打ち込み具の打ち出しを規制するように構成されている。なお「シリンダ内の空気の圧力に対応した指標」とは、シリンダ内の空気の圧力、ピストンが摺動する速度または加速度、クランク機構が駆動する速度または加速度、あるいはモータが駆動する際の電流値または電圧値を好適に包含する。
本発明によれば、打ち込み工具の通常状態において、可動部材が第2の位置に位置する場合には、弁機構によってシリンダ内の空気が外部に連通している。しかしながら、弁機構などに不具合が生じている打ち込み工具の異常状態においては、シリンダ内の空気が外部に連通しない可能性がある。すなわち、意図せず打ち込み具が打ち出されてしまう可能性がある。そして、弁機構などに不具合が生じている場合には、通常状態におけるシリンダ内の空気の圧力に対応した指標と異なる値を示す。すなわち、シリンダ内の空気が外部に連通している場合に比べて、弁機構などに不具合が生じた場合には、シリンダ内の圧力が所定の範囲よりも高い値あるいは低い値を示す。したがって、当該指標を検出することで弁機構などに不具合が生じているか否かを検出することができる。すなわち、弁機構などに不具合が生じているか否かを検出することができる打ち込み工具を提供することができる。そして、弁機構などに不具合が生じている場合には、その後の打ち込み具の打ち出しが規制され、意図せず打ち込み具が打ち出されることを防止することができる。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、センサは、指標としてモータに流れる電流を検出するように構成されている。そして、コントローラは、所定のタイミングにおいて、センサによって検出された電流値が、所定の閾値を超えた場合に、その後の打ち込み具の打ち出しを規制するように構成されている。
本形態によれば、弁機構に不具合が生じてシリンダ内の空気が外部に連通していない場合には、モータを駆動させると、シリンダ内の空気が圧縮または膨張されることで、モータの負荷が大きくなる。言い換えると、モータに流れる電流値が高くなる。したがって、モータに流れる電流を検出することで、弁機構などに不具合が生じているか否かを検出することができる。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、コントローラは、所定のタイミングにおいて、シリンダ内の空気が最大圧縮状態である上死点に対応するピストンの位置に向かってピストンを移動させるようにモータを駆動するように構成されている。特に、コントローラは、モータを正回転するように駆動するように構成されていることが好ましい。
本形態によれば、ピストンが上死点に向かうようにモータを駆動することで、シリンダ内の空気を圧縮される。したがって、空気の圧力に対応する指標を検出することで、シリンダ内の空気が圧縮されたか否かを判断することができる。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、上死点とは反対の下死点におけるクランク機構のクランク角度を0°として、上死点におけるクランク角度を180°とした場合に、コントローラは、前記所定のタイミングにおいて、クランク角度が150°以下となるようにモータを駆動するように構成されている。
本形態によれば、打ち込み工具はクランク角度が180°近傍で打ち込み具が打ち出されるように構成されているため、クランク角度が150°以下となるようにモータを駆動することで、弁機構などに不具合が生じているか否かを検出する動作において、打ち込み具が意図せず打ち出されることを規制することができる。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、モータに電流を供給するための着脱可能なバッテリを備えている。そして、所定のタイミングは、バッテリを装着した時として規定されている。
本形態によれば、バッテリを装着した際に、打ち込み工具の初期状態の確認のために、コントローラが弁機構などに不具合が生じていないかを検出する打ち込み工具を提供することができる。
本発明に係る打ち込み工具の更なる形態によれば、コントローラによって打ち込み具の打ち出しが規制されていることを報知する報知手段を有する。報知手段としては、発光手段、振動発生手段、音生成手段等が用いられることが好ましい。発光手段としては、典型的には、LEDやレーザー照射装置などが用いられる。振動発生手段としては、典型的には、モータを備え、モータの回転によって振動を発生する手段が用いられる。また、音生成手段としては、典型的には、スピーカを備え、記憶された音源を当該スピーカから出力する手段が用いられる。
本形態によれば、報知手段によって、打ち込み具の打ち出しが規制されていることをユーザに報知することができる。
本発明によれば、打ち込み工具において、打ち込み工具における検出技術に関する更なる改良技術を提供することができる。
釘打機の全体構成を示す外観図である。 図1のA矢視図である。 図2のB矢視図である。 釘打機の内部機構の全体構成を示す断面図である。 図4のV−V線断面図である。 図2のVI−VI線断面図である。 図4のVII−VII線断面図であり、バルブが閉止された状態を示す。 図3のVIII−VIII線断面図である。 釘打機の外気連通機構付近の部分斜視図である。 図8において、ドライバガイドが移動された状態を示す断面図である。 図7において、バルブが開放され、打ち込みピストンが前方へ移動された状態を示す断面図である。 図7において、バルブの開放状態が維持され、打ち込みピストンが後方の初期位置近くに戻された状態を示す断面図である。 釘打機の制御系統を示すブロック図である。
本発明の実施形態につき、図1〜図13を参照しつつ詳細に説明する。実施形態は、打ち込み工具の一例として電気−空圧式釘打機を用いて説明する。図1〜図3に示すように、釘打機100は、概括的に見て、本体ハウジング101と、マガジン105を主体として構成される。本体ハウジング101は、工具本体を構成しており、釘打機100の外郭を形成している。マガジン105には、被加工材に打ち込まれる釘(図示省略)が装填されている。本体ハウジング101は、ほぼ対称形の1対のハウジングを合わせて結合して形成されている。当該本体ハウジング101は、ハンドル部103、打ち込み機構収容部101A、圧縮装置収容部101B、モータ収容部101Cを一体に備えている。
ハンドル部103、打ち込み機構収容部101A、圧縮装置収容部101B及びモータ収容部101Cは、概ね四角形を形成するように配置されている。ハンドル部103は、所定長さで延在する長尺状の部材である。ハンドル部103の一端側が打ち込み機構収容部101Aの一端側に連接され、ハンドル部103の他端側がモータ収容部101Cの一端側が連接されている。一方、圧縮装置収容部101Bは、ハンドル部103に対して概ね平行に延在するように配置されている。圧縮装置収容部101Bの一端側が打ち込み機構収容部101Aの他端側に連接され、圧縮装置収容部101Bの他端側がモータ収容部101Cの他端側に連接されている。これにより釘打機100は、ハンドル部103、打ち込み機構収容部101A、圧縮装置収容部101B及びモータ収容部101Cによって囲まれた空間Sを形成している。
図1に示すように、釘打機100は、先端部(図1の右端)にドライバガイド141とLED107が配置されている。図1において右方向が釘の打ち出し方向である。なお、説明の便宜上、釘打機100の先端側(図1の右側)を前側又は前方、その反対側(図1の左側)を後側又は後方という。また、釘打機100におけるハンドル部103の打ち込み機構収容部101Aとの連接側(図1の上側)を上側又は上方、ハンドル部103のモータ収容部101Cとの連接側(図1の下側)を下側又は下方という。
図4に示すように、打ち込み機構収容部101Aは、釘打ち込み機構120を収容している。釘打ち込み機構120は、打ち込みシリンダ121及び打ち込みピストン123を主体として構成される。
打ち込みシリンダ121は、ピストン123を前後方向(長軸方向)に摺動可能に収容している。打ち込みピストン123は、ピストン本体部124とドライバ125を有する。ドライバ125は、長尺状の部材である。このドライバ125は、ピストン本体部124に一体状に設けられており、前方に延在するように配置されている。ピストン本体部124とドライバ125は、シリンダ室121aに供給される圧縮空気によって打ち込みシリンダ121の長軸方向に移動可能に構成されている。これにより、ドライバ125がドライバガイド141の打ち込み通路141a内を前方に移動することで釘を打ち出すように構成されている。打ち込みシリンダ室121aは、打ち込みシリンダ121の内壁面とピストン本体部124の後側の面とにより囲まれる空間として形成されている。ドライバガイド141は、打ち込みシリンダ121の先端部に配置され、先端に釘の射出口を有する打ち込み通路141aを備えている。
図1に示すように、マガジン105は、本体ハウジング101の先端側、すなわち、圧縮装置収容部101Bの前方に配置されている。このマガジン105は、打ち込み具である釘を収容している。また、マガジン105は、ドライバガイド141に連結されており、打ち込み通路141aに対して、釘を供給するよう構成されている。なお、図3に示すように、マガジン105には、釘を供給方向(図4の上方)に押すためのプッシャプレート105aが設けられている。このプッシャプレート105aによって釘がドライバガイド141の打ち込み通路141aに打ち出し方向と交差する方向から1本ずつ供給される。
図4に示すように、圧縮装置収容部101Bは、圧縮装置130を収容している。圧縮装置130は、圧縮シリンダ131と、圧縮ピストン133と、クランク機構115を主体として構成される。圧縮ピストン133は、圧縮シリンダ131内を上下方向に摺動自在に配置されている。この圧縮ピストン133が、本発明における「ピストン」に対応する実施構成例である。また、圧縮シリンダ131が、本発明における「シリンダ」に対応する実施構成例である。
圧縮シリンダ131は、マガジン105に沿って配置され、圧縮シリンダ131の上端側は打ち込みシリンダ121の前側端部に連接されている。そして、圧縮ピストン133がマガジン105に沿って上下方向に摺動動作するように配置されている。この圧縮ピストン133の動作方向は、打ち込みピストン123の動作方向と概ね直交している。圧縮ピストン133が上下方向に摺動動作することで、圧縮シリンダ131の内部空間である圧縮室131aの容積が変化する。すなわち、圧縮ピストン133が圧縮室131aの容積を減少する上方側へと移動することで圧縮室131aの空気を圧縮する。この圧縮室131aは、打ち込みシリンダ121と近接する上部側に形成されている。
図4に示すように、モータ収容部101Cは、電動モータ111を収容している。電動モータ111は、モータ軸の回転軸線が打ち込みシリンダ121の長軸線に対して概ね平行となるように配置されている。従って、電動モータ111の回転軸線は、圧縮ピストン133の動作方向に対して直交している。なお、モータ収容部101Cの下部側には、バッテリ装着領域が形成されており、電動モータ111に電力を供給する充電式のバッテリパック110が着脱可能に装着される。
図4に示すように、電動モータ111の回転出力は、遊星歯車式の減速機構113によって適宜減速された後、クランク機構115に伝達される。そして、電動モータ111の回転出力は、クランク機構115によって直線運動に変換されて圧縮ピストン133に伝達される。減速機構113及びクランク機構115は、内側ハウジング102に収容されている。この内側ハウジング102は、圧縮装置収容部101Bとモータ収容部101Cの間に配置されている。
クランク機構115は、クランク軸115aと偏心ピン115bと連接ロッド115cを主体として構成されている。クランク軸115aは、遊星歯車式の減速機構113に連接している。すなわち、クランク軸115aは、減速機構113で減速回転された電動モータ111の回転出力によって回転駆動される。偏心ピン115bは、クランク軸115aの回転中心から偏心した位置に設けられている。連接ロッド115cは、一端が偏心ピン115bに相対回動可能に連接され、他端が圧縮ピストン133に相対回動可能に連接されている。このクランク機構115は、圧縮シリンダ131の下方に配置されている。以上の構成により、圧縮装置130として、圧縮シリンダ131、圧縮ピストン133及びクランク機構115を主体としたレシプロ式の圧縮装置が構成されている。この電動モータ111が、本発明における「モータ」に対応する実施構成例である。また、クランク機構115が、本発明における「クランク機構」に対応する実施構成例である。
ハンドル部103には、トリガ103aとトリガスイッチ103bが設けられている。また、クランク機構115の下方には制御装置109が配置されている。そして、電動モータ111は、ハンドル部103に設けられたトリガ103aと本体ハウジング101の先端領域に設けられたドライバガイド141の操作に応じて、制御装置109によって制御されるように構成されている。トリガ103aが引き操作されることでトリガスイッチ103bがオン状態となる。一方、トリガ103aの引き操作が解除されることでトリガスイッチ103bがオフ状態となる。
また、コンタクトアームとしてのドライバガイド141は、釘打機100の前後方向に移動可能に本体ハウジング101の先端領域に配置されている。図7に示すように、ドライバガイド141は、付勢ばね142により前方に向かって付勢されている。ドライバガイド141が前方に位置するときには、コンタクトアームスイッチ143がオフ状態となる。一方、ドライバガイド141が本体ハウジング107側に移動されたときには、コンタクトアームスイッチ143がオン状態となる。そして、電動モータ111は、トリガスイッチ103bとコンタクトアームスイッチ143が共にオン状態に切替えられたときに通電駆動され、いずれか一方がオフ状態に切替えられたときに停止される。
図6に示すように、釘打機100は、圧縮シリンダ131の圧縮室131aと打ち込みシリンダ121のシリンダ室121aとを連通する空気通路135およびバルブ室137aを備えている。空気通路135は、連通ポート135a、連通ポート135b、連通路135c、環状溝121cおよびバルブ室137aを主体として構成されている。図5に示すように、連通ポート135aは、圧縮シリンダ131のシリンダヘッド131bに形成されている。この連通ポート135aは、圧縮室131aに連通している。また、図6に示すように、連通ポート135bは、打ち込み用シリンダ121のシリンダヘッド121bに形成されている。この連通ポート135bは、バルブ室137aに連通している。連通路135cは、連通ポート135aと連通ポート135bを連通させている。この連通路135cは、打ち込みシリンダ121に沿って前後方向に直線状に延在している。
図6に示すように、連通ポート135bは、バルブ室137aの周面に形成された環状溝121cに連通している。この環状溝121cは、バルブ室137aに連通している。さらに、バルブ室137aは、シリンダ室121aに連通している。これにより、連通ポート135bは、環状溝121cおよびバルブ室137aを介してシリンダ室121aに連通している。バルブ室137aには、空気通路135を開閉する電磁バルブ137が収容されている。
電磁バルブ137は、打ち込みピストン123のピストン本体部124とほぼ同じ直径を有する円柱状部材である。電磁バルブ137は、バルブ室137a内を前後方向に移動可能に配置されている。電磁バルブ137の後方には、電磁石138が配置されている。そして、電磁石138に対する通電を切り替えることで、電磁バルブ137は前後方向に移動する。電磁バルブ137の外周には、前後方向に所定間隔で2個のOリング139a,139bが配置されている。電磁バルブ137は、後方へ移動することで環状溝121cを開放し、前方へ移動することで環状溝121cを閉じる。
具体的には、図7に示すように、前側のOリング139aは、環状溝121cの前方においてバルブ室137aの内壁面と接触することで、環状溝121cとシリンダ室121aとの連通を遮断する。また、図11に示すように、Oリング139aが、環状溝121cの領域内へ移動すると、環状溝121cがシリンダ室121aと連通する。なお、後側のOリング139bは、圧縮空気が連通ポート135bから外側へ漏れ出ることを防止する。すなわち、Oリング139bは、環状溝121cの開閉には関与しない。このように、空気通路135を開閉する電磁バルブ137は、空気通路135のうち、打ち込みシリンダ121のシリンダ室121aとの接続側に設けられている。
電磁バルブ137は、図7に示すように、常時には電磁石138によって環状溝121cを閉じる前方に配置されている。また、ストッパ136は、電磁バルブ137の前方に配置され、電磁バルブ137の前方への移動を規制している。このストッパ136は、シリンダ室121a内に径方向に突出するフランジ状の部材によって形成されている。さらに、ストッパ136は、後方へ移動する打ち込みピストン123の後端位置を規定している。
また、図8に示すように、圧縮シリンダ131の上部には、外気連通機構170が形成されている。外気連通機構170は、圧縮シリンダ131の圧縮室131aを外気に連通させる機構である。この外気連通機構170は、開閉弁180、連通路185および連結部材190を主体として構成されている。
開閉弁180は、弁部材181、Oリング182で構成されている。この開閉弁180は、圧縮シリンダ131に対して相対移動可能に構成されている。すなわち、開閉弁180は、釘打機100の前後方向に移動可能に構成されている。図8においては、開閉弁180が前方に位置しており、開弁状態を示している。この開閉弁180が、本発明における「弁機構」に対応する実施構成例である。
図8、図9に示すように、連通路185は、管状部材186、ノズルガイド187、ネジ188を主体として構成されている。管状部材186の一端部は、ノズルガイド187によって固定されている。ノズルガイド187は、ネジ188によってマガジン105に固定されている。これにより、管状部材186は、マガジン105に固定されている。管状部材186の他端部は、開閉弁180に連接している。この管状部材186と開閉弁180によって、圧縮室131aを大気に連通可能に構成されている。
連結部材190は、一方の端部がドライバガイド141に連結され、他方の端部が開放弁180にピン191を介して連結されている。これにより、連結部材190は、開閉弁180と一体となっている。すなわち、開閉弁180は、ドライバガイド141の移動に伴って、釘打機100の前後方向に移動するように構成されている。そして、ドライバガイド141が付勢ばね142により前方に付勢されることで、開閉弁180は通常時には、開弁状態に維持されている。すなわち、圧縮室131aが外部に連通しており、圧縮室内131a内の空気が圧縮されないように維持されている。このドライバガイド141が、本発明における「可動部材」に対応する実施構成例である。また、ドライバガイド141が開閉弁180を開弁状態にする前方の位置が、本発明における「第2の位置」に対応する実施構成例である。
次に、釘打機100の動作について説明する。釘打機100は、図4に示すように、打ち込みピストン123が最後端位置(図4の左端位置)に位置し、かつ圧縮ピストン133が最下端位置(下死点)に位置した状態が初期位置として定められている。すなわち、クランク角度0度(下死点)のときを初期状態としている。
具体的には、図4に示すように、釘打機100は、磁気センサ150を備えている。磁気センサ150は、磁石151、ホール素子152を主体として構成されている。磁石150は、クランク軸115aに設けられている。一方、ホール素子152は、圧縮装置収容部101Bの磁石151と対向する位置に設けられている。ホール素子152は、バッテリパック110と電気的に接続されており、さらに、制御装置109に接続されている。ホール素子152がクランク軸115aの位置を検出し、制御装置109は、圧縮ピストン133が下死点に位置している状態を初期状態と規定している。この制御装置109が、本発明における「コントローラ」に対応する実施構成例である。
図4に示す初期状態において、コンタクトアームとしてのドライバガイド141が被加工材に押し当てられてコンタクトアームスイッチ143(図13参照)がオン状態とされるとともに、トリガ103aが引き操作されてトリガスイッチ103bがオン状態に切替えられると、釘を打ち出す打ち出し動作を開始する。
図10に示すように、ドライバガイド141が後方に移動されると、連結部材190によって開閉弁180が後方に移動される。これにより、開閉弁180が閉弁状態となり、圧縮室131aが密閉される。そして、電動モータ111の駆動によって、減速機構113を介してクランク機構115が駆動され、圧縮ピストン133が上方へと移動する。このとき、電磁バルブ137は、空気通路135を閉鎖しているため、圧縮ピストン133の移動によって、圧縮室131a内の空気が圧縮される。このドライバガイド141が開閉弁180を閉弁状態にする後方の位置が、本発明における「第1の位置」に対応する実施構成例である。
磁気センサ150が、圧縮ピストン133の位置がクランク角度180度である最上端位置(上死点)であることを検出すると、制御装置109は、電磁石138を制御し、電磁バルブ137を後方に移動させる。すなわち、圧縮室131a内の圧縮空気が最大圧縮状態とされたとき、電磁バルブ137が開弁される。これにより、環状溝121cがシリンダ室121aに連通し、圧縮室131a内の圧縮空気が空気通路135を経てシリンダ室121a内へと供給される。シリンダ室121a内に圧縮空気が供給されると、当該圧縮空気による空気ばねの作用によって、図11に示すように、打ち込みピストン123が前方へ移動される。そして、前方へと移動された打ち込みピストン123のドライバ125が打ち込み通路141a(図4参照)に待機している釘を打撃する。これにより、釘を打ち出す打ち出し動作が行われる。
打ち出し動作後、圧縮ピストン133は下死点へ向かって移動する。そのとき、圧縮室131aの容積が増加されて当該圧縮室131a内の空気が大気圧よりも低い負圧となる。圧縮室131a内に発生した負圧は、空気通路135及びシリンダ室121aを通じて打ち込みピストン123に作用する。これにより、図12に示すように、打ち込みピストン123が吸引されて後方へと移動される。そして、打ち込みピストン123は、ストッパ136と当接して初期位置に位置する。
磁気センサ150が、圧縮ピストン133の位置がクランク角度0度である下死点であることを検出すると、制御装置109は、電磁石138を制御し、電磁バルブ137を前方に移動させる。これにより、空気通路135を閉じる。なお、圧縮ピストン133が初期位置に復帰すると、トリガスイッチ103b及びコンタクトアームスイッチ143がオン状態に維持されていても、電動モータ111に対する通電が遮断され、電動モータ111が停止される。このように、打ち出し動作の1サイクルが終了する。なお、打ち出し動作中には、LED107が、ドライバガイド141の先端領域を照射している。
一方、図4に示す初期状態において、コンタクトアームとしてのドライバガイド141が被加工材に押し当てられない状態(オフ状態)において、トリガ103aが引き操作されてトリガスイッチ103bがオン状態に切替えられると、空気噴射動作を開始する。
ドライバガイド141が前方に位置しているため、開閉弁180が開弁状態に維持されている。すなわち、圧縮室131aが大気に連通している。したがって、制御装置109が電動モータ111を駆動させることで、管状部材186を介して圧縮室131a内の空気が外部に釘打機100の前方に噴射される。この外部に放出される空気によって被加工材上の塵などを吹き飛ばすことができる。
以上の釘打機100においては、通常状態においては、ドライバガイド141が第2の位置である前方に位置している場合には、開閉弁180が開弁されており、圧縮室131a内の空気を外部に連通している。しかしながら、開閉弁180などの作動に不具合が生じると、圧縮室131aを外気に連通させることができなくなる。すなわち、釘打機100の異常状態においては、ドライバガイド141が第2の位置である前方に位置している場合であっても、開閉弁180が閉弁されており、圧縮室131aが密閉されている。
通常状態において、釘打機100は、圧縮ピストン133が下死点に位置する状態を初期状態として規定されている。この初期状態においては、開閉弁180が圧縮室131a内の空気を外気に連通させていることが好ましい。そして、打ち出し動作を開始する際に、開閉弁180が閉弁状態となることで、圧縮ピストン133が上死点に位置したときに、圧縮室131a内の空気を所定の圧力まで圧縮することができる。これにより、釘が所定のスピードで打ち出されるように構成されている。しかしながら、開閉弁180の作動に不具合が生じた異常状態においては、圧縮室131a内の空気の圧力が設定された圧力と異なっており、釘打機100は所定のスピードで釘を打ち出すことができなくなる。
さらに、通常状態において、釘打機100は、空気噴射動作によって圧縮室131a内の空気を外部に噴射可能に構成されている。しかしながら、開閉弁180などの作動に不具合が生じた異常状態においては、制御装置109が空気噴射動作を行うように制御しているにも関わらず、意図せず釘が打ち出されてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態においては、開閉弁180が圧縮室131aを外気に連通させているとみなされる状態において、所定のタイミングで制御装置109が電動モータ111を駆動させる。なお、釘打機100においては、バッテリパック110を釘打機100に装着した時、釘を所定数打ち出した後、あるいは空気噴射動作を行う時が所定のタイミングとして設定されている。以上の所定のタイミングは、少なくとも1つのタイミングが設定されていればよい。
電動モータ111を駆動することにより、圧縮ピストン133が駆動される。圧縮室131aが外気に連通している場合には、圧縮室131a内の空気は圧縮されず、電動モータ111の負荷はほぼ一定である。一方、開閉弁180に不具合が生じており、開閉弁180が圧縮室131aを外気に連通させているとみなされる状態であるにも関わらず、圧縮室131aが外気に連通されていない場合には、圧縮室131a内の空気が圧縮される。圧縮ピストン133が上死点に近づくほど、圧縮室131a内の空気が圧縮されるため、電動モータ111の負荷が徐々に大きくなる。なお、開閉弁180が圧縮室131aを外気に連通させているとみなされる状態とは、開閉弁180が開弁状態にあると想定される状態を意味する。言い換えると、ドライバガイド141が、「第2の位置」である前方に位置している状態である。
さらに、本実施形態においては、図13に示すように、電動モータ111の電流を検出する電流センサ161が設けられている。そして、開閉弁180が圧縮室131aを外気に連通させているとみなされる状態において、制御装置109が電動モータ111を駆動させたときに電流センサ161が電流値を検出する。圧縮室131aが外気に連通している場合には、検出された電流値はほぼ一定に推移する。一方、圧縮室131aが外気に連通していない場合には、検出された電流値は、圧縮ピストン133が上死点に近づくに連れて大きくなる。したがって、検出された電流値が、所定の閾値を超えた場合には、制御装置109は、開閉弁180が閉弁状態にあると判断する。すなわち、制御装置109は、開閉弁180などに不具合が生じていると判断する。なお、開閉弁180などの不具合とは、開閉弁180の不具合だけでなく、連通路185、連結部材190およびドライバガイド141の不具合も含まれる。以上により、電流センサ161が電流値を検出することで、開閉弁180が正常に作動しているか否かを検出することができる。
なお、開閉弁180が圧縮室131aを外気に連通させているとみなされる状態において、制御装置109が電動モータ111を駆動させる場合には、圧縮ピストン133の位置がクランク角度の絶対値が0度から150度の範囲となるように、電動モータ111を正回転で駆動させる。すなわち、クランク角度が、210度から360度(0度)を経て150度の範囲となるように電動モータ111が駆動される。
開閉弁180などに不具合が生じて閉弁状態となっている場合には、クランク角度180度になると、釘が打ち出されてしまう。そのため、制御装置109は、釘が打ち出されないクランク角度150度以下で電動モータ111の駆動を停止させる。この電動モータ111の駆動を停止させるクランク角度は、圧縮室131a内の空気が圧縮されて、電動モータ111の負荷変化が検出できる角度に設定されている。なお、以上を踏まえると、クランク角度の絶対値が90度付近で電動モータ111の駆動を停止させることが最も好ましい。
制御装置109は、開閉弁180などに不具合が生じていると判断した場合には、その後の釘の打ち出し動作を禁止する。すなわち、制御装置109は、電動モータ111の駆動を規制する。さらに、制御装置109は、LED107,108を発光させることにより釘の打ち出しが規制されていることを外部に報知する。このLED107,108が、本発明における「報知手段」に対応する実施構成例である。
以上の本実施形態によれば、開閉弁180が正常に作動しているか否かを検出することができる。また、開閉弁180が正常に作動していない場合には、その後の釘の打ち出しを規制することで、意図せず釘が打ち出されてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態によれば、電動モータ111に流れる電流値を検出することによって、開閉弁180が正常に作動しているか否かを検出することができる。すなわち、圧縮室131a内の空気の圧力を直接検出することなく、開閉弁180が正常に作動しているか否かを検出することができる。
また、本実施形態によれば、開閉弁180がドライバガイド141に連結されているため、ドライバガイド141を操作することによって開閉弁180を開閉させることができる。これにより、空気噴射動作を行う際に開閉弁180などに正常に作動しているか否かを検出することができる。
また、本実施形態によれば、LED107,108によって、釘の打ち出しが規制されていることをユーザに報知することができる。したがって、釘打機100に不具合が生じていることをLED107,108によって報知することができる。
以上においては、電流センサ161が設けられていたが、電圧センサが設けられていてもよい。また、電動モータ111の電流値あるいは電圧値を検出する代わりに、圧縮室131a内の空気の圧力を検出する圧力センサが設けられていてもよい。
また、以上においては、開閉弁180が圧縮室131aを外気に連通させているとみなされる状態において、制御装置109は、電動モータ111を正回転で駆動するように構成されていたが、これには限られない。制御装置109は、電動モータ111を逆回転で駆動するように構成されていてもよい。また、制御装置109は、圧縮室131a内の空気を圧縮するように電動モータ111を駆動するだけでなく、圧縮室131a内の空気を膨張させるように構成されていてもよい。圧縮室131a内の空気を膨張させる場合には、圧縮室131a内の空気の圧力が低下する。したがって、圧縮室131a内の空気の圧力が所定の範囲を外れた場合に、制御装置109がその後の釘の打ち出しを規制するように構成されていてもよい。
また、以上においては、開閉弁180がドライバガイド141に連結されているため、ドライバガイド141を操作することによって開閉弁180を開閉させることができるが、これには限られない。例えば、開閉弁180とドライバガイド141が連結されておらず、制御装置109が開閉弁180を制御するように構成してもよい。すなわち、ドライバガイド141を操作したときのコンタクトアームスイッチ143がオン状態となったときに、制御装置109が開閉弁180を閉弁状態とする。一方、コンタクトアームスイッチ143がオフ状態となったときに、制御装置109が開閉弁180を開弁状態としてもよい。この構成における開閉弁180などの不具合とは、開閉弁180の不具合と、制御装置109の不具合が含まれる。
また、以上においては、可動部材としてドライバガイド141が設定されていたが、これには限られない。例えば、可動部材として、ユーザが打ち出し動作と空気噴射動作を切り替え可能な切替スイッチが設けられていてもよい。
また、以上においては、報知手段としてLED107,108が設けられていたが、LEDは1つのみであってもよい。また、報知手段として、音を生成するブザーや、振動を発生するアクチュエータが設けられていてもよい。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る打ち込み工具は、下記の態様が構成可能である。
(態様1)
「打ち込み具を射出口から打ち出す打ち込み工具であって、
シリンダと、
前記シリンダ内を摺動可能なピストンと、
前記ピストンに連接されたクランク機構と、
前記クランク機構を駆動するモータと、
前記モータを制御するコントローラと、
第1の位置と第2の位置との間を移動可能な可動部材と、
前記シリンダを気密状態に保持する閉弁状態と、前記シリンダ内の空気を前記シリンダの外部に連通させる開弁状態とを選択可能に構成された弁機構と、
前記シリンダ内の空気の圧力に対応した指標を検出するためのセンサと、を有し、
前記シリンダ内の空気の圧力変動によって前記打ち込み具を打ち出すように構成されており、
前記弁機構は、通常時には、前記可動部材が前記第1の位置に位置する場合に前記閉弁状態が選択されて閉弁し、前記可動部材が前記第2の位置に位置する場合に前記開弁状態が選択されて開弁するように構成されており、
前記コントローラは、前記可動部材が前記第2の位置に位置するときの所定のタイミングにおいて、前記モータを駆動させることで前記センサに検出された前記指標が、所定の範囲を外れている場合に、前記弁機構が前記閉弁状態であると判断して、その後の前記打ち込み具の打ち出しを規制するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。」
(態様2)
「請求項1〜7または態様1のいずれか1項に記載の打ち込み工具であって、
前記可動部材と前記弁機構を連結する連結部材を有し、
前記可動部材の移動に伴って、前記弁機構が開閉されるように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。」
(態様3)
「態様2に記載の打ち込み工具であって、
前記コントローラは、前記弁機構が開弁された状態で前記モータを駆動することによって前記シリンダ内の空気を噴射する空気噴射動作を行うように構成されており、
前記所定のタイミングは、前記空気噴射動作を開始する時として規定されていることを特徴とする打ち込み工具。」
(態様4)
「請求項1〜7、態様1〜3のいずれか1項に記載の打ち込み工具であって、
前記所定のタイミングは、前記打ち出し具を所定数打ち出した時として規定されていることを特徴とする打ち込み工具。」
(態様5)
「請求項1〜7、態様1〜4のいずれか1項に記載の打ち込み工具であって、
前記コントローラは、前記モータの駆動を規制することによって、前記打ち込み具の打ち出しを規制するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。」
(本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係)
本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下の通りである。なお、本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものであり、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
制御装置109は、本発明の「コントローラ」に対応する構成の一例である。
電動モータ111は、本発明の「モータ」に対応する構成の一例である。
クランク機構115は、本発明の「クランク機構」に対応する構成の一例である。
圧縮シリンダ131は、本発明の「シリンダ」に対応する構成の一例である。
圧縮ピストン133は、本発明の「ピストン」に対応する構成の一例である。
開閉弁180は、本発明の「弁機構」に対応する構成の一例である。
電流センサ161は、本発明の「センサ」に対応する構成の一例である。
LED107は、本発明の「報知手段」に対応する構成の一例である。
LED108は、本発明の「報知手段」に対応する構成の一例である。
100 釘打機
101 本体ハウジング
101A 打ち込み機構収容部
101B 圧縮装置収容部
101C モータ収容部
102 内側ハウジング
103 ハンドル部
103a トリガ
103b トリガスイッチ
105 マガジン
105a プッシャプレート
107 LED
108 LED
109 制御装置
110 バッテリパック
111 電動モータ
113 遊星歯車式減速機構
115 クランク機構
115a クランク軸
115b 偏心ピン
115c 連接ロッド
120 釘打ち込み機構
121 打ち込みシリンダ
121a シリンダ室
121b シリンダヘッド
121c 環状溝
123 打ち込みピストン
124 ピストン本体部
125 ドライバ
130 圧縮装置
131 圧縮シリンダ
131a 圧縮室
131b シリンダヘッド
133 圧縮ピストン
135 空気通路
135a 連通ポート
135b 連通ポート
135c 連通路
136 ストッパ
137 電磁バルブ
137a バルブ室
138 電磁石
139a Oリング
139b Oリング
141 ドライバガイド
141a 打ち込み通路
142 付勢ばね
143 コンタクトアームスイッチ
150 磁気センサ
151 磁石
152 ホール素子
160 電圧センサ
161 電流センサ
170 外気連通機構
180 開閉弁
181 弁部材
182 Oリング
185 連通路
186 管状部材
187 ノズルガイド
188 ネジ
190 連結部材
191 ピン

Claims (7)

  1. 打ち込み具を射出口から打ち出す打ち込み工具であって、
    シリンダと、
    前記シリンダ内を摺動可能なピストンと、
    前記ピストンに連接されたクランク機構と、
    前記クランク機構を駆動するモータと、
    前記モータを制御するコントローラと、
    前記打ち込み具の打ち出しを許容する第1の位置と前記打ち込み具の打ち出しを規制する第2の位置とを移動可能な可動部材と、
    前記可動部材が前記第2の位置に位置する場合に、前記シリンダ内の空気を前記シリンダの外部に連通可能に構成された弁機構と、
    前記シリンダ内の空気の圧力に対応した指標を検出するためのセンサと、を有し、
    前記シリンダ内の空気の圧力変動によって前記打ち込み具を打ち出すように構成されており、
    前記コントローラは、前記可動部材が前記第2の位置に位置するときの所定のタイミングにおいて、前記モータを駆動させることで前記センサに検出された前記指標が、所定の範囲を外れている場合に、その後の前記打ち込み具の打ち出しを規制するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  2. 請求項1に記載の打ち込み工具であって、
    前記センサは、前記指標として前記モータに流れる電流を検出するように構成されており、
    前記コントローラは、前記所定のタイミングにおいて、前記センサによって検出された電流値が、所定の閾値を超えた場合に、その後の前記打ち込み具の打ち出しを規制するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  3. 請求項1または2に記載の打ち込み工具であって、
    前記コントローラは、前記所定のタイミングにおいて、前記シリンダ内の空気が最大圧縮状態である上死点に対応する前記ピストンの位置に向かって前記ピストンを移動させるように前記モータを駆動するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  4. 請求項3に記載の打ち込み工具であって、
    前記コントローラは、前記モータを正回転するように駆動するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  5. 請求項3または4に記載の打ち込み工具であって、
    前記上死点とは反対の下死点における前記クランク機構のクランク角度を0°として、前記上死点における前記クランク角度を180°とした場合に、
    前記コントローラは、前記所定のタイミングにおいて、前記クランク角度が150°以下となるように前記モータを駆動するように構成されていることを特徴とする打ち込み工具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の打ち込み工具であって、
    前記モータに電流を供給するための着脱可能なバッテリを備え、
    前記所定のタイミングは、前記バッテリを装着した時として規定されていることを特徴とする打ち込み工具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の打ち込み工具であって、
    前記コントローラによって前記打ち込み具の打ち出しが規制されていることを報知する報知手段を有することを特徴とする打ち込み工具。
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