JP2011025363A - 打込み工具 - Google Patents

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潤一 岩上
Shinji Hirabayashi
伸治 平林
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Abstract

【課題】 打込み工具において、コンパクト化に資する技術を提供する。
【解決手段】モータ111と、第1シリンダ131と、モータ111により駆動されて第1シリンダ131内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストン133と、第2シリンダ121と、第2シリンダ121に移動して止具を打込む第2ピストン123と、第1シリンダ131の中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドル103と、を有する打込み工具であって、第1シリンダ131と第2シリンダ121とは、当該第1シリンダの中心軸方向視において径方向の少なくとも一部が互いに重なるように配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被加工材に釘等の止具の打込み作業を行う電気−空圧式打込み工具に関する。
従来の電気−空圧式打込み工具は、例えば特公平7−47270号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1に記載の打込み工具は、バッテリで駆動する電動モータ及び当該電動モータで駆動される圧縮装置を搭載する構成であり、圧縮装置により生成された圧縮空気を打撃用のシリンダ内に供給し、この供給された圧縮空気によって打込み機構を作動させて止具を打込むように構成されている。
上記のように、バッテリで駆動する電動モータ及び圧縮装置をそれぞれ搭載した電気−空圧式打込み工具によれば、外部電源から電力を供給する電源コード、及び外部の空気供給源から圧縮空気を供給するエアホースが不要となり、作業がし易いという長所を得ることができる。
ところで、釘打ち作業を遂行する場合においては、操作上の観点から機体のコンパクト化を図ることが重要であるが、従来の打込み工具の場合、この点において更なる改良の余地がある。
特公平7−47270号公報
本発明は、上記の問題に鑑み、打込み工具において、コンパクト化に資する技術を提供することをその目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る打込み工具の好ましい形態は、モータと、第1シリンダと、モータにより駆動されて第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、第2シリンダと、第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、止具の打込み側と反対側において、第1シリンダ及び第2シリンダの少なくとも一方に連接されて当該第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルとを有する。そして、第1ピストンによって生成された第1シリンダ内の圧縮空気を第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により止具の打込み作業を遂行する構成とされる。なお、本発明における「打込み工具」は、典型的には、釘打機ないしタッカーがこれに該当し、「止具」としては、先端を尖らせた直線棒状のものであって、頭部に笠を有するもの、あるいは有しないもの、更にはU字状のステープル等を、広く包含する。
本発明に係る打込み工具の好ましい形態によれば、特徴的構成として、第1シリンダと第2シリンダとは、当該第1シリンダの中心軸方向視において径方向の少なくとも一部が互いに重なるように配置されている。
本発明によれば、第1シリンダと第2シリンダにつき、当該第1シリンダの中心軸方向視において径方向の少なくとも一部が重なる配置とすることで、第1シリンダと第2シリンダとを中心軸方向と交差する径方向に互いに接近させることができ、これにより打込み工具のコンパクト化が可能になる。また、第1シリンダが第2シリンダに接近することに伴い当該第1シリンダに連接されたハンドルが第2シリンダの中心軸線、すなわち止具の打込み軸線に近づくため、止具の打込み動作時の反動を手で抑え易くなり、打込み工具の操作性が向上される。
上述した第1シリンダと第2シリンダにつき、少なくとも径方向の一部が互いに重なるように配置する構成において、第1シリンダの中心軸は、第2シリンダの内径の範囲内に配置されていることが好ましい。
また、第1シリンダの中心軸が第2シリンダの内径の範囲内に配置される構成とした場合には、第1シリンダの中心軸と第2シリンダの中心軸が同一軸線上に配置されることが好ましい。更には、第1シリンダの中心軸と第2シリンダの中心軸が同一軸線上に配置される構成とした場合には、第1シリンダと第2シリンダが直列状に配置された構成とすることが可能である。
本発明に係る打込み工具の別の形態は、モータと、第1シリンダと、モータにより駆動されて第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、第2シリンダと、第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、止具の打込み側と反対側において、第1シリンダ及び第2シリンダの少なくとも一方に連接されて当該第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルとを有する。そして、第1ピストンによって生成された第1シリンダ内の圧縮空気を第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により止具の打込み作業を遂行する構成とされる。なお、本発明における「打込み工具」は、典型的には、釘打機ないしタッカーがこれに該当し、「止具」としては、先端を尖らせた直線棒状のものであって、頭部に笠を有するもの、あるいは有しないもの、更にはU字状のステープル等を、広く包含する。
本発明に係る打込み工具の別の形態によれば、特徴的構成として、第1シリンダと第2シリンダとは、当該第1シリンダの中心軸と第2シリンダの中心軸が互いに平行となるように配置されるとともに、第1シリンダは、第2シリンダの中心軸周りに複数配置されている。なお、本発明における「平行となるように配置」とは、平行に配置される態様は勿論のこと、概ね平行に配置される態様を包含する。
本発明によれば、第1シリンダを第2シリンダの中心軸周りに複数配置する構成としたことで、止具の打込み作業に必要な圧縮空気の生成能力を維持しつつ各第1シリンダを小径に形成でき、これにより打込み工具のコンパクト化が可能になる。また、第1シリンダが第2シリンダに接近することに伴いハンドルを第2シリンダの中心軸線、すなわち止具の打込み軸線に近づけて配置することができるため、止具の打込み動作時の反動を手で抑え易くなり、打込み工具の操作性が向上される。
また、第1シリンダを複数配置する構成においては、複数の第1シリンダは、第1シリンダの中心軸方向視において第2シリンダの中心軸に対し左右対称に配置されていることが好ましい。
本発明に係る打込み工具の更なる別の形態は、モータと、第1シリンダと、モータにより駆動されて第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、第2シリンダと、第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、止具の打込み側と反対側において、第1シリンダに連接されて第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルとを有する。そして、第1ピストンによって生成された第1シリンダ内の圧縮空気を第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により止具の打込み作業を遂行する構成とされる。なお、本発明における「打込み工具」は、典型的には、釘打機ないしタッカーがこれに該当し、「止具」としては、先端を尖らせた直線棒状のものであって、頭部に笠を有するもの、あるいは有しないもの、更にはU字状のステープル等を、広く包含する。
本発明に係る打込み工具の更なる別の形態によれば、特徴的構成として、第1シリンダは、当該第1シリンダの中心軸が第2シリンダの中心軸と平行に配置されるとともに、断面形状が非円形に形成されている。なお、本発明における「平行となるように配置」とは、平行に配置される態様は勿論のこと、概ね平行に配置される態様を包含する。
本発明によれば、第1シリンダの断面形状を非円形とすることで、第1シリンダを第2シリンダに対して径方向に接近させて配置することができ、これにより打込み工具のコンパクト化が可能になる。また、第1シリンダが第2シリンダに接近することに伴い当該第1シリンダに連接されたハンドルが第2シリンダの中心軸線、すなわち止具の打込み軸線に近づくため、止具の打込み動作時の反動を手で抑え易くなり、打込み工具の操作性が向上される。
第1シリンダの断面形状を非円形とする構成においては、第1シリンダの断面形状は、当該第1シリンダの中心軸方向視において第2シリンダの中心軸に対し左右対称形に形成されていることが好ましい。
本発明に係る打込み工具の更なる形態によれば、ハンドルには、モータの駆動と停止を操作する打込み操作部が設けられている。そして、打込み操作部は、打込み工具の重心を通って第2シリンダの中心軸と平行に延在する重心面と同一面上又は当該重心面よりも第2シリンダ側に配置されている。このように、打込み操作部を配置することで、打込み動作時に作用する反動を作業者が抑え易くなり、操作性が向上する。なお、本発明において「同一面上に配置」とは、同一面上に配置することは勿論のこと、概ね同一平面上に配置する態様を包含する。
本発明に係る打込み工具の更なる別の形態は、モータと、第1シリンダと、モータにより駆動されて第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、第2シリンダと、第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、止具の打込み側と反対側において、第1シリンダ又はモータに連接されて第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルとを有する。そして、第1ピストンによって生成された第1シリンダ内の圧縮空気を第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により止具の打込み作業を遂行する構成とされる。なお、本発明における「打込み工具」は、典型的には、釘打機ないしタッカーがこれに該当し、「止具」としては、先端を尖らせた直線棒状のものであって、頭部に笠を有するもの、あるいは有しないもの、更にはU字状のステープル等を、広く包含する。
本発明に係る打込み工具の更なる別の形態によれば、特徴的構成として、第2シリンダの中心軸方向に関して止具打込み側を前方、その反対側を後方としたとき、打込み工具の側面視においてハンドルとモータと第1シリンダが三角形を成すように配置されるとともに、ハンドルの前方に配置されるモータ又は第1シリンダは、第2シリンダに近い方が前方に位置し、遠い方が後方に位置するように第2シリンダの中心軸に対し傾斜している構成とした。すなわち、本発明では、ハンドルの前方に配置されたモータ又は第1シリンダを、当該モータの回転軸又は第1シリンダの中心軸が第2シリンダの中心軸に対して傾斜状に配置したものであり、これによりモータ又は第1シリンダをハンドルに接近して配置できるため、打込み工具のコンパクト化が可能となる。なお、本発明における「三角形を成すように配置」とは、三角形を成すように配置する態様は勿論のこと、概ね三角形を成すように配置する態様を包含する。
本発明に係る打込み工具の更なる形態によれば、モータ又は第1シリンダが第2シリンダに対して傾斜状に配置された構成において、モータ又は第1シリンダの前方には、止具を当該打込み部の動作線上に向けて供給するためのマガジンを有している。そしてマガジンは、当該マガジンの長軸方向がモータの回転軸又は第1シリンダの中心軸と平行となるように配置されている。すなわち、本発明は、モータ又は第1シリンダとマガジンとを第2シリンダの中心軸に対して傾斜状に配置したものである。これにより、モータ又は第1シリンダのみならずマガジンをもハンドル側に接近することになり、打込み工具をより一層コンパクト化できる。なお、本発明における「平行となるように配置」とは、平行に配置される態様は勿論のこと、概ね平行に配置される態様を包含する。
本発明に係る打込み工具の更なる別の形態は、モータと、第1シリンダと、モータにより駆動されて第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、第2シリンダと、第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、止具の打込み側と反対側において、第1シリンダに連接されて第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルとを有する。そして、第1ピストンによって生成された第1シリンダ内の圧縮空気を第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により止具の打込み作業を遂行する構成とされる。なお、本発明における「打込み工具」は、典型的には、釘打機ないしタッカーがこれに該当し、「止具」としては、先端を尖らせた直線棒状のものであって、頭部に笠を有するもの、あるいは有しないもの、更にはU字状のステープル等を、広く包含する。
本発明に係る打込み工具の更なる別の形態によれば、特徴的構成として、第1シリンダと第2シリンダとは、互いの中心軸が平行となるように配置されている。モータは、当該モータの回転軸が第1シリンダの中心軸と交差するように配置されている。マガジンは、当該マガジンの長軸方向が第2シリンダの中心軸と交差するように配置されている。更にマガジンは、打込み工具の側面視においてモータ及び第1シリンダの少なくとも一方に対して少なくとも一部が重なるように配置されている。なお、本発明における「平行となるように配置」とは、平行に配置される態様は勿論のこと、概ね平行に配置される態様を包含する。
すなわち、本発明は、打込み工具を側方から見たときに、マガジンがモータ及び第1シリンダの少なくとも一方に対して少なくとも一部が重なる配置としたものであり、これにより打込み工具につき、第1シリンダの中心軸方向の寸法(前後方向長さ)を縮小してコンパクト化できる。
本発明に係る打込み工具の更なる形態によれば、打込み工具の側方視においてマガジンがモータ及び第1シリンダの少なくとも一方に対して重なる配置構成において、第1シリンダの中心軸方向視において第1シリンダ及びモータは、第1シリンダの中心軸を通るモータの回転軸線又は第1シリンダの中心軸と第2シリンダの中心軸を結ぶ直線がマガジンの長軸方向に対して傾斜するように配置されている。このような配置構成とすることで、第1シリンダ及びモータに対してマガジンを干渉させることなく、上述した重なる配置を合理的に実現することができる。
本発明によれば、打込み工具において、コンパクト化に資する技術が提供されることとなった。
本発明の第1の実施形態に係る釘打機の全体構成を示す断面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る釘打機の全体構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る釘打機の全体構成を示す断面図である。 図4のB−B線断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る釘打機の全体構成を示す断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る釘打機の全体構成を示す断面図である。 第5の実施形態に係る配置構造例を示す模式図である。 第5の実施形態に係る他の配置構造例を示す模式図である。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1及び図2を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は、電気−空気式打込み工具の一例として電気−空気式釘打機を用いて説明する。図1に示すように、釘打機100は、概括的に見て、工具本体としての本体部101と、作業者が握る長尺状のハンドル部103と、被加工材に打ち込まれる止具としての釘nが装填されるマガジン105とを主体として構成される。ハンドル部103は、本体部101の長軸方向(図1の上下方向)の一端側(図示上側)の側面部から当該長軸方向と交差する側方(図示右側)に向って突出する(延在する)状態で一体状に設けられている。ハンドル部103の延在側端部には、駆動モータ111の電源となる充電式のバッテリパック110が装着されている。なお、図1には釘打機100の下向き状態、すなわち本体部101の先端部(図示下端部)が被加工材に向けられた状態が示される。このため、図1において下向き方向が釘nの打込み(発射)方向(長軸方向)であり、ドライバ125による釘nの打撃方向となる。なお、説明の便宜上、本体部101の長軸方向の先端側(図示下側)を前、その反対側(ハンドル部103側)を後という。また、ハンドル部103の本体部101との連接側を上(図示左側)、ハンドル部103の延在端部側を下方(図示右側)という。なお、ハンドル部103は、本発明における「ハンドル」に対応する。
本体部101は、釘打込み機構120の打撃用シリンダ121及び圧縮装置130の圧縮用シリンダ131が一体状に形成された本体ハウジング107と、駆動モータ111が収容されたモータハウジング109とを主体として構成される。ハンドル部103は、本体部101の後端側、具体的には本体ハウジング107における圧縮用シリンダ131の後端側に連接されるとともに、その中心軸Hが打撃用シリンダ121の中心軸Qに対して直交するように下方へと延在されている。モータハウジング109は、本体ハウジング107の先端側、従ってハンドル部103の前方において、当該ハンドル部103に対し所定の間隔を置いて概ね平行に配置されるとともに、長軸方向の一端側が本体ハウジング107に連接され、他端側がハンドル部103の突出側端部に連接されている。
本体ハウジング107における打撃用シリンダ121の先端部(図1において下方)には、釘nの射出口を構成するドライバガイド141が配置されている。マガジン105は、本体部101の最先端側、すなわちモータハウジング109の前方に配置され、その長軸方向が駆動モータ111の回転軸と概ね平行となるように設定されており、釘供給側先端部がドライバガイド141に連結され、他端側がモータハウジング109の他端部に連接されている。なお、マガジン105には、便宜上図示を省略するが、釘nを供給方向(図1において左方)に押すためのプッシャプレートが備えられ、このプッシャプレートによって釘nがドライバガイド141の打込み通路141aに打込み方向と交差する方向から1本ずつ供給されるよう構成されている。打込み通路141aは、ドライバ125が直線動作して釘nを打込む際の通路を構成するものであり、本発明における「打込み部の動作線」に対応する。
本実施の形態では、釘打込み機構120の打撃用シリンダ121と、圧縮装置130の圧縮用シリンダ131とは、それらの中心軸が互いに同一軸線上に配置された構成とされる。すなわち、圧縮用シリンダ131は、図2に示すように、断面略ドーナッツ状に形成されており、圧縮用シリンダ131の内部空間である圧縮室131aが打撃用シリンダ121の外側を取り囲むように形成されている。すなわち、打撃用シリンダ121と圧縮用シリンダ131とは、内外に同軸で配置された二重筒形に形成されている。これにより圧縮用シリンダ131と打撃用シリンダ121とは、釘打機100を前方あるいは後方から見たときの、圧縮用シリンダ131の中心軸方向視において径方向に関して互いに重なる配置とされる。圧縮用シリンダ131は、本発明における「第1シリンダ」に対応し、打撃用シリンダ121は、本発明における「第2シリンダ」に対応する。
打撃用シリンダ121内には、釘nを打撃動作する打撃用ピストン123が長軸方向に摺動自在に収容されている。打撃用ピストン123は、打撃用シリンダ121内に摺動自在に収容されたピストン本体部124と、当該ピストン本体部124に一体状に設けられ、釘nを打撃動作するための長尺状のドライバ125とからなり、打撃用シリンダ121の長軸方向に直線状に移動し、ドライバ125がドライバガイド141の打込み通路141a内を前方に移動して釘nを打込む作動部材として機能する。打撃用ピストン123は、本発明における「第2ピストン」に対応し、ピストン本体部124は、本発明における「摺動部」に対応し、ドライバ125は、本発明における「打込み部」に対応する。打撃用シリンダ121及び打撃用ピストン123によって釘打込み機構120が構成される。
圧縮装置130の圧縮用シリンダ131内には、リング状の圧縮用ピストン133が長軸方向に摺動自在に収容され、当該圧縮用ピストン133は、駆動モータ111からラック・ピニオン機構116を介して駆動される。駆動モータ111は回転軸線が打撃用シリンダ121の中心軸Qと概ね直交し、かつハンドル部103の中心軸Hに対して概ね平行となるようにモータハウジング109内に配置されている。そして、駆動モータ111の回転出力は、歯車減速機構113によって適宜減速されるとともに、運動変換機構としてのラック・ピニオン機構116によって直線運動に変換されて圧縮用ピストン133を直線状に往復運動させる。これにより圧縮用シリンダ131の内部空間である圧縮室131aの容積が変化し、圧縮用ピストン133が圧縮室131aを減少する後方側へと移動することで圧縮室131aの空気を圧縮する。すなわち、本実施の形態では、圧縮装置130として、圧縮用シリンダ131、圧縮用ピストン133及びラック・ピニオン機構116を主体として構成されるレシプロ式の圧縮装置が用いられている。なお、圧縮用ピストン133の往動と復動の切替えについては、例えば駆動モータ111の回転方向を切替えることで可能とされる。
なお、ラック・ピニオン機構116は、歯車減速機構113によって減速回転される回転軸116aと、回転軸116aの外周面に設けられたピニオン116bと、圧縮用ピストン133に設けられ、ピニオン116bと常時に噛み合い係合するラック116cとによって構成されており、圧縮用シリンダ131の前方領域において、本体ハウジング107の内部に収容されている。
なお、駆動モータ111は、ハンドル部103に支軸103cを支点にして回動自在に設けた操作部材としてのトリガ103a及び本体部101の先端領域に設けられる操作部材としてのコンタクトアーム(本実施の形態では、ドライバガイド141がコンタクトアームの機能を兼ね備える構成とされる)によって駆動と停止が制御(操作)される構成とされる。すなわち、ハンドル部103には、手指により操作可能な打込み操作部としてのトリガ103aと、当該トリガ103aが引き操作されることで駆動モータ111を通電駆動するオン状態に投入され、引き操作が解除されることで駆動モータ111を停止するオフ状態に切替わるモータ駆動用のトリガスイッチ103bが設置されている。
他方、コンタクトアームを兼ねるドライバガイド141(以下の説明では、ドライバガイド141がコンタクトアームとして機能する場合に限り、コンタクトアーム141という)は、釘nの長軸方向(打撃方向)に移動可能に取り付けられ、便宜上図示を省略するバネにより先端側に突出するように付勢されている。コンタクトアーム141が突出位置にあるときは、便宜上図示を省略するモータ駆動用のコンタクトアームスイッチがオフ状態とされ、コンタクトアーム141が本体ハウジング107側に移動されたときに、コンタクトアームスイッチがオン状態とされる。そして、駆動モータ111は、トリガスイッチ103bとコンタクトアームスイッチが共にオン状態に切替えられたときに通電駆動され、いずれか一方、又は双方がオフ状態に切替えられたとき停止される。
本体ハウジング107には、圧縮用シリンダ131の圧縮室131aと打撃用シリンダ121の内部とを連通する圧縮空気供給経路としての連通路135と、当該連通路135を開放及び閉鎖する開閉装置としてのメインバルブ137が設けられている。釘打機100は、図1に示すように、打撃用ピストン123が最後端位置(図示上端位置)へと移動され、かつ圧縮用ピストン133が最前端位置(下死点)へと移動された状態が初期位置として定められている。メインバルブ137は、圧縮用シリンダ131のシリンダヘッド側に設けられるとともに、非通電時に閉じる電気的駆動弁としてのノーマルクローズタイプのソレノイドバルブによって構成されており、圧縮用ピストン133が最後端位置へと移動された上死点付近において連通路135を開放する構成とされる。従って、メインバルブ137が連通路135を開放すると、圧縮用ピストン133で圧縮された圧縮室131a内の圧縮空気が打撃用シリンダ121へと供給され、この供給された圧縮空気によって打撃用ピストン123が前方へと移動され、ドライバ125によって釘nを打撃し、被加工材に釘nを打込む。
打撃用シリンダ121には、釘打ち作業終了時、あるいは終了直前において、打撃用シリンダ121内の圧縮空気を大気中に逃がす逆止弁127a付きの逃し孔127が形成されている。当該逃し孔127は、打撃用ピストン123が最前端位置へと移動されたときに、当該打撃用ピストン123のピストン本体部124が通過して打撃用シリンダ121内部を大気に連通させる位置に設けられる。すなわち、ドライバ125による釘打ちが終了すると同時に大気と打撃用シリンダ121の内部とを連通する構成とされ、これによって打撃終了と同時に打撃用シリンダ121内の圧縮空気は、大気中に放出される。なお、逆止弁127aは、打撃用シリンダ121の外側において、逃し孔127を塞ぐように配置された板バネによって構成されており、大気中の空気が逃し孔127から打撃用シリンダ121内に流入(逆流)することを規制する。
圧縮動作後の圧縮用ピストン133が前方へと移動すると、圧縮室131aの容積が増加され、これによって当該圧縮室131a及び打撃用シリンダ121内が負圧化し、当該負圧によって打撃用ピストン123が後方へと移動される構成とされる。また、圧縮用シリンダ131には、圧縮用ピストン133が初期位置としての最前端位置(下死点)に置かれたときに、当該圧縮用ピストン133のピストン本体部133aが通過することで大気と圧縮室131aとを連通する外気補給口139が設けられる。そして、メインバルブ137は、圧縮用ピストン133のピストン本体部133aが外気補給口139を通過して最前端位置(下死点)に置かれたとき、連通路135を閉鎖するように構成される。このように、本実施の形態に係る釘打機100による釘打ち動作は、圧縮用ピストン133が一往復すると、打撃用ピストン123のドライバ125が一回の釘打込み動作を行うように構成されている。
次に上記のように構成された釘打機100の作用および使用方法につき説明する。初期状態において、コンタクトアーム141が被加工材に押し付けられてコンタクトアームスイッチがオン状態とされるとともに、トリガ103aが引き操作されてトリガスイッチ103bがオン状態に切替えられると、駆動モータ111が通電駆動される。これによって歯車減速機構113を介してラック・ピニオン機構116が駆動され、圧縮用ピストン133が後方へと移動を開始し、外気補給口139による圧縮室131aと大気との連通が遮断される。このとき、メインバルブ137は、連通路135を閉鎖しているため、圧縮室131aの容積が減少され、圧縮室131a内に閉じ込められた空気が圧縮される。
圧縮用ピストン133が最後端位置に接近した圧縮動作の上死点付近でメインバルブ137が通電されて連通路135を開放する。このため、圧縮室131a内の圧縮空気が連通路135を経て打撃用シリンダ121内へと供給され、当該圧縮空気によって打撃用ピストン123が前方へ移動される。そして、前方へと移動された打撃用ピストン123のドライバ125がドライバガイド141の打込み通路141aに待機している釘nを打撃し、これを被加工材に打込む。
打撃用ピストン123のピストン本体部124が逃し孔127を通過すると、打撃用シリンダ121内の圧縮空気が逃し孔127を通して大気中に放出される。圧縮用ピストン133が最後端位置へと移動されると、駆動モータ111の回転方向が切替えられ、圧縮用ピストン133は、移動方向を転換して前方へと移動される。この前方への移動により圧縮室131aの容積が増加されて当該圧縮室131aが負圧化され、当該負圧が連通路135及び打撃用シリンダ121内を通じて打撃用ピストン123に作用する。これによって打撃用ピストン123が吸引され、後方の打撃前の位置へと戻される。
なお、圧縮用ピストン133が初期位置としての圧縮開始前の位置(下死点)に復帰すると、外気補給口139が開き、圧縮室131a内に大気中の空気が補給される。また、圧縮用ピストン133が圧縮開始前の位置に復帰すると、トリガスイッチ103b及びコンタクトアームスイッチのオン状態に維持されていても、駆動モータ111に対する通電が遮断され、駆動モータ111が停止され、同時にメインバルブ137に対する通電が遮断され、当該メインバルブ137が連通路135を閉鎖する。かくして、釘打ち動作の1サイクルが終了する。
なお、駆動モータ111に対する回転方向の制御、及びメインバルブ137に対する通電とその遮断については、便宜上図示を省略するが、例えば、圧縮用ピストンク133の位置等を適宜位置検知センサーによって検知し、当該検知信号に基づき、少なくとも駆動モータ111を制御するべく設けられる制御装置(コントローラ)によって制御されるように構成される。
さて、本実施の形態においては、圧縮用シリンダ131の中心軸と打撃用シリンダ121の中心軸が同一軸線上に配置される構成としている。すなわち、圧縮用シリンダ131を断面ドーナッツ状に形成して打撃用シリンダ121の外側に配置した、二重筒形に配置する構成としている。これにより、圧縮用シリンダ131と打撃用シリンダ121とを、径方向において互いに接近した状態での配置とされ、それに伴い圧縮用シリンダ131に対するハンドル部103の連接部位も打撃用シリンダ121の中心軸Qに接近する。ハンドル部103の延在側端部には、バッテリパック110が装着されている。従って、本実施の形態によれば、ハンドル部103の長さを変えずに、打撃用シリンダ121の中心軸Qからバッテリパック110の端面までの上下方向(図1の左右方向)長さを縮小することができ、これによって釘打機100の上下方向(図1の左右方向)のコンパクト化が可能となる。
また、本実施の形態によれば、バッテリパック110が装着された状態での機体の重心位置を打撃用シリンダ121の中心軸Q(打撃中心線)から遠ざけることなく、ハンドル部103を打撃用シリンダ121の中心軸線に近づけることが可能となる。通常、作業者はハンドル部103を握り釘打機100に前方への押圧力を作用させつつ人差指で打込み操作部としてのトリガ103aを引き操作することで釘打ち作業を行う。ドライバ125が釘nを被加工材に打込んだとき、本体部101には、打撃中心線方向の反動が作用するが、上記のように、ハンドル部103を打撃用シリンダ121の中心軸線に近づけることで上記の反動を手で抑え易くなり、操作性が向上することになる。
釘打機100においては、機体の重心位置は、構造的に打撃用シリンダ121の中心軸(打撃中心線)よりも下方にあるが、本実施の形態によれば、上記のように、ハンドル部103を打撃用シリンダ121の中心軸線に近づけて配置できるため、打込み操作部としてのトリガ103aの位置を、機体の重心を通る打込み方向の重心面と同一平面上に配置する構成、あるいは当該重心面よりも上方(打撃用シリンダ121側)に配置する構成とすることが可能となる。その結果、手に作用する釘打込み時の反動が低減され、手による抑え込みがより一層容易となる。なお、重心面とは、重心Gを通り打撃用シリンダ121の中心軸線に平行で、かつ駆動モータ111の回転軸Yと直交する平面をいう。
なお、上記の実施形態では、圧縮用シリンダ131と打撃用シリンダ121との同軸配置を実現するために、圧縮用シリンダ131を断面ドーナッツ状に形成したが、同軸配置の構成はこれに限られない。例えば、便宜上図示を省略するが、打撃用シリンダ121の後方に圧縮用シリンダ131を同一軸線上に直列状に配置することで実現可能である。
また、上記の実施形態において、特に圧縮用シリンダ131と打撃用シリンダ121とを直列状に配置する場合においては、圧縮用シリンダをハンドル部103の後方に配置する構成、更には駆動モータ111をハンドル部103の後方に配置する構成に変更してもよい。
また、上記の実施形態においては、ハンドル部103を圧縮用シリンダ131に連接したが、打撃用シリンダ121に連接してもよい。
(本発明の第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態につき、図3を参照しつつ説明する。図3は釘打機100の上方視での断面図である。本実施の形態は、図3に示すように、複数(本実施の形態では2個)の圧縮用シリンダ131を、当該圧縮用シリンダ131の中心軸Pが打撃用シリンダ121の中心軸Qに対し平行となるように当該打撃用シリンダ121の中心軸Q周りに配置する構成、より好ましくは、2個の圧縮用シリンダ131を、上下方向視において打撃用シリンダ121の中心軸Qを通って延在する垂直面(中心面)に対し左右対称に配置する構成としている。そして、2個の圧縮用シリンダ131の圧縮室131aを連絡通路131bによって互いに連通することで左右一対となすとともに、いずれか一方の圧縮室131aを連通路135によって打撃用シリンダ室121aに連通する構成としている。また、駆動モータ111の回転出力を直線運動に変換して圧縮用ピストン131を直線状に駆動する運動変換機構としてクランク機構115を用いている。上記の構成以外については、前述した第1の実施形態と同様に構成されるため、その説明は省略する。
本実施の形態によれば、打撃用シリンダ121の中心軸周りに複数の圧縮用シリンダ131を配置したことにより、圧縮装置130による圧縮空気の生成能力を維持しつつ各圧縮用シリンダ131の小径化が可能となり、ハンドル部103を打撃用シリンダ121の中心軸Qに近づけて配置できる。とりわけ、打撃用シリンダ121の中心面に対し左右対称に配置したときは、ハンドル部103を打撃用シリンダ121の中心軸Qにより一層近づくことになる。また、打込み操作部としてのトリガ103aの位置を、機体の重心を通る打込み方向の重心面と同一平面上に配置する構成、あるいは当該重心面よりも上方(打撃用シリンダ121側)に配置する構成とすることが可能となる。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の実施形態の場合と同様に、釘打機100の上下方向(図1の左右方向)のコンパクト化が可能となるとともに、釘打ち時の反動を手で抑え易くなり、操作性が向上する。
なお、本実施形態の場合、ハンドル部103は、2個の圧縮用シリンダ131に連接する構成、あるいは圧縮用シリンダ131と打撃用シリンダ121との双方に連接する構成、又は打撃用シリンダ121のみに連接する構成のいずれを採用しても構わない。
(本発明の第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態につき、図4及び図5を参照しつつ説明する。この実施形態は、圧縮用シリンダ131につき、図5に示すように、断面非円形としての楕円形に形成したものである。また、駆動モータ111の回転出力を直線運動に変換して圧縮用ピストン131を駆動するための運動変換機構としてクランク機構115を用いている。この点以外の構成については、前述した第1の実施形態と同様に構成される。このため、同一構成部材については、第1の実施形態で用いた符号を付してその説明を省略あるいは簡略する。
本実施の形態は、圧縮用シリンダ131の断面形状を上下方向視において打撃用シリンダ121の中心軸Qを通って延在する垂直面(中心面)に対し左右対称の楕円形とすることで、当該圧縮用シリンダ131の中心軸Pを打撃用シリンダ121の中心軸Qに近づけ、ひいてはハンドル部103を打撃用シリンダ121の中心軸Qに近づけている。このため、上述した実施形態の場合と同様に、釘打機100の上下方向のコンパクト化が可能なるとともに、釘打ち時の反動が抑え易くなり、操作性が向上する。
なお、本実施例では、非円形形状として楕円の場合を示したが、これに限らず、円形の一部分、つまり円弧状に形成しても構わない。
(本発明の第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態につき、図6を参照しつつ説明する。この実施形態は、駆動モータ111及びマガジン105を、打撃用シリンダ121に対し傾斜状に配置したものである。図6に示すように、圧縮装置130を駆動する駆動モータ111及び歯車減速機構113を収容したモータハウジング109は、上端側(図示左側)が釘打機100の前寄り、下端側が後寄りとなるように傾斜状に配置されており、これにより打撃用シリンダ121の中心軸Qと、駆動モータ111の回転軸Yが傾斜配置とされている。すなわち、ハンドル部103と圧縮用シリンダ131と駆動モータ111は、概ね三角形を成すように配置されている。また、マガジン105は、その長軸線Xが駆動モータ111の回転軸Yに対し平行に配置され、従って、打撃用シリンダ121に対し駆動モータ111と同様に傾斜配置とされている。なお、圧縮用シリンダ131は、当該圧縮用シリンダ131の中心軸Pが打撃用シリンダ121の中心軸Qに対し平行をなすように、打撃用シリンダ121の下方後方寄りに配置されている。また、ハンドル部103は、中心軸Hが打撃用シリンダ121の中心軸Qに対し概ね直交するように配置されている。
この実施の形態では、圧縮用ピストン133を直線動作させる運動変換機構としてクランク機構115が用いられている。クランク機構115は、歯車減速機構113によって減速回転されるクランク軸115aと、クランク軸115aの回転中心から偏心した位置に設けられた偏心ピン115bと、偏心ピン115bに一端が相対回動自在に連接され、他端が圧縮用ピストン133に相対回動自在に連接された連接ロッド115cとによって構成されており、圧縮用シリンダ131の前方領域において、本体ハウジング107の内部に収容されている。そして、クランク軸115aが駆動モータ111の回転軸と平行に配置されている。このため、クランク機構115の駆動時において、偏心ピン115bは、クランク軸115aの中心軸回りを回転(公転)する際、圧縮用ピストン133に対し上下方向(図示左右方向)に相対的に変位する。そこで、このような相対的な変位を吸収するべく、本実施の形態では、連接ロッド115cが圧縮用ピストン133及び偏心ピン115bに対しそれぞれボールジョイント115dを用いたユニバーサルジョイントによって構成されている。なお、上述した構成以外の構成については、前述した第1の実施形態と概ね同様であるため、同一構成部材については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態によれば、ハンドル部103の前方に配置された駆動モータ111及びマガジン105を、当該駆動モータ111の回転軸Yとマガジン105の長軸方向を打撃用シリンダ121の中心軸Qに対し傾斜させて配置したものであり、これにより駆動モータ111及びマガジン105の下端側をハンドル部103に近づけて配置することができる。その結果、釘打機100の下部側(図示右側)の前後方向の寸法が縮小され、コンパクト化が可能となる。
なお、本実施の形態では、駆動モータ111を打撃用シリンダ121の中心軸Qに対し傾斜させて配置するとしたが、圧縮用シリンダ131と駆動モータ111とを置換し、当該圧縮用シリンダ131の中心軸Pを打撃用シリンダ121の中心軸Qに対し傾斜させて配置する構成に変更してもよい。
なお、上述の実施形態では、ユニバーサルジョイントとしてボールジョイント115dを利用する場合で説明したが、ユニバーサルジョイントとしては、これに限るものではなく、十字形のクロススパイダを用いた構成のものでもよい。
また、上述の実施形態では、クランク軸115aが駆動モータ111の回転軸Yと平行に配置される場合としたが、クランク軸115aを圧縮用シリンダ131の中心軸Pに直角に配置する一方、当該クランク軸115aに対し駆動モータ111の回転軸Yが交差する配置とし、クランク軸115aとモータ側の最終出力軸(歯車減速機構113)との間に、傘歯車を介在することによって回転運動を伝達する構成に変更することも可能である。
また、上述の実施形態において、ハンドル部103の中心軸Hが駆動モータ111の回転軸Yに対し略平行に配置する構成に変更することが可能である。
(本発明の第5の実施形態)
次に本発明の第5の実施形態につき、図7〜図9を参照して説明する。この実際の形態は、釘打機100を左側又は右側から見た側方視において駆動モータ111の一部とマガジン105の一部が、互いに重なるように配置したものである。本実施の形態では、図7に示すように、マガジン105は、釘打機100の側面視において当該マガジン105の下端部が駆動モータ111を収容するモータハウジング109の下端部に重なるように、圧縮用シリンダ131及び打撃用シリンダ121に対し傾斜状に配置されている。これによりマガジン105を駆動モータ111に近づけて配置できる。その結果、釘打機100の下部側(図示右側)の前後方向の寸法が縮小され、コンパクト化が可能となる。
上記のような配置を可能とするには、マガジン105と駆動モータ111(モータハウジング109)との干渉を回避することが必要である。このため、本実施の形態では、マガジン105と駆動モータ111につき、図8又は図9に示す配置構成とすることで上記の干渉を回避している。図8及び図9は、釘打機100を前方から見た正面視における配置構成を例示する模式図である。
図8に示す例では、釘打機100の正面視においてマガジン105の長軸線Xに対し駆動モータ111の回転軸Yを傾斜させて配置している。このように配置することで、マガジン105の下端部を駆動モータ111の下端部に干渉することなく重ねて配置することが可能となる。
また、図9に示す例では、釘打機100の正面視において圧縮用シリンダ131の中心軸Pと打撃用シリンダ121の中心軸Qとを結ぶ直線Zをマガジン105の長軸線Xに対し傾斜させるとともに、駆動モータ111の回転軸Yをマガジン105の長軸線Xに対し平行に配置している。このように配置したときも、マガジン105の下端部を駆動モータ111の下端部に干渉することなく重ねて配置することが可能となる。
図8及び図9には、ハンドル部103の中心軸が符号Hで示される。本実施の形態においては、上記のような配置構成を採用する場合において、バッテリパック110装着状態での釘打機100の機体の重心が、正面視においてハンドル部103の中心軸H上に位置するように、当該ハンドル部103の位置を設定している。これにより、左右の重量バランスの取れた釘打機100が構成されることとなり、操作性が向上する。
第5の実施形態、特に図9に示した例では、正面視においてマガジン105の長軸線Xと駆動モータ111の回転軸Yを平行に配置できるため、側面視においてもマガジン105の長軸線Xと駆動モータ111の回転軸Yが平行になるように配置させることによって、図7に示す傾斜配置の場合よりも更に重なる領域を広くとることができ、釘打機100のより一層のコンパクト化が可能となる。
100 釘打機(打込み工具)
101 本体部
103 ハンドル部
103a トリガ
103b トリガスイッチ
103c 支軸
105 マガジン
107 本体ハウジング
109 モータハウジング
110 バッテリパック
111 駆動モータ(モータ)
113 歯車減速機構
115 クランク機構
115a クランク軸
115b 偏心ピン
115c 連接ロッド
115d ボールジョイント
116 ラック・ピニオン機構
116a 回転軸
116b ピニオン
116c ラック
120 釘打込み機構
121 打撃用シリンダ(第2シリンダ)
123 打撃用ピストン(第2ピストン)
124 ピストン本体部(摺動部)
125 ドライバ(打込み部)
127 逃し孔
127a 逆止弁
130 圧縮装置
131 圧縮用シリンダ(第1シリンダ)
131a 圧縮室
131b 連絡通路
133 圧縮用ピストン(第1ピストン)
133a ピストン本体部
135 連通路
137 メインバルブ
139 外気補給口
141 ドライバガイド(コンタクトアーム)
141a 打込み通路(打込み動作線)

Claims (13)

  1. モータと、
    第1シリンダと、
    前記モータにより駆動されて前記第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、
    前記第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、
    前記止具の打込み側と反対側において、前記第1シリンダ及び前記第2シリンダの少なくとも一方に連接されて当該第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルと、
    を有し、
    前記第1ピストンによって生成された前記第1シリンダ内の圧縮空気を前記第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって前記第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により前記止具の打込み作業を遂行する打込み工具であって、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダとは、当該第1シリンダの中心軸方向視において径方向の少なくとも一部が互いに重なるように配置されていることを特徴とする打込み工具。
  2. 請求項1に記載の打込み工具であって、
    前記第1シリンダの中心軸は、前記第2シリンダの内径の範囲内に配置されていることを特徴とする打込み工具。
  3. 請求項2に記載の打込み工具であって、
    前記第1シリンダの中心軸と前記第2シリンダの中心軸が同一軸線上に配置されていることを特徴とする打込み工具。
  4. 請求項3に記載の打込み工具であって、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダは、直列状に配置されていることを特徴とする打込み工具。
  5. モータと、
    第1シリンダと、
    前記モータにより駆動されて前記第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、
    第2シリンダと、
    前記第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、
    前記止具の打込み側と反対側において、前記第1シリンダ及び前記第2シリンダの少なくとも一方に連接されて当該第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルと、
    を有し、
    前記第1ピストンによって生成された前記第1シリンダ内の圧縮空気を前記第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって前記第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により前記止具の打込み作業を遂行する打込み工具であって、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダとは、当該第1シリンダの中心軸と第2シリンダの中心軸が互いに平行となるように配置されるとともに、前記第1シリンダは、前記第2シリンダの中心軸周りに複数配置されていることを特徴とする特徴とする打込み工具。
  6. 請求項5に記載の打込み工具であって、
    前記複数の第1シリンダは、当該第1シリンダの中心軸方向視において前記第2シリンダの中心軸に対し左右対称に配置されていることを特徴とする打込み工具。
  7. モータと、
    第1シリンダと、
    前記モータにより駆動されて前記第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、
    第2シリンダと、
    前記第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、
    前記止具の打込み側と反対側において、前記第1シリンダに連接されて前記第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルと、
    を有し、
    前記第1ピストンによって生成された前記第1シリンダ内の圧縮空気を前記第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって前記第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により前記止具の打込み作業を遂行する打込み工具であって、
    前記第1シリンダは、当該第1シリンダの中心軸が前記第2シリンダの中心軸と平行となるように配置されるとともに、断面形状が非円形に形成されていることを特徴とする打込み工具。
  8. 請求項7に記載の打込み工具であって、
    前記第1シリンダの断面形状は、当該第1シリンダの中心軸方向視において前記第2シリンダの中心軸に対し左右対称形であることを特徴とする打込み工具。
  9. 請求項1,5,7のいずれか1つに記載の打込み工具であって、
    前記ハンドルには、前記モータの駆動と停止を操作する打込み操作部が設けられ、
    前記打込み操作部は、打込み工具の重心を通って前記第2シリンダの中心軸と平行に延在する重心面と同一面上又は前記重心面よりも前記第2シリンダ側に配置されていることを特徴とする打込み工具。
  10. モータと、
    第1シリンダと、
    前記モータにより駆動されて前記第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、
    第2シリンダと、
    前記第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、
    前記止具の打込み側と反対側において、前記第1シリンダ又は前記モータに連接されて前記第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルと、
    を有し、
    前記第1ピストンによって生成された前記第1シリンダ内の圧縮空気を前記第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって前記第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により前記止具の打込み作業を遂行する打込み工具であって、
    前記第2シリンダの中心軸方向に関して前記止具打込み側を前方、その反対側を後方としたとき、打込み工具の側面視において前記ハンドルと前記モータと前記第1シリンダが三角形を成すように配置されるとともに、前記ハンドルの前方に配置される前記モータ又は前記第1シリンダは、前記第2シリンダに近い方が前方に位置し、遠い方が後方に位置するように前記第2シリンダの中心軸に対し傾斜していることを特徴とする打込み工具。
  11. 請求項10に記載の打込み工具であって、
    前記モータ又は第1シリンダの前方には、前記止具を前記打込み部の動作線上に向けて供給するためのマガジンを有し、
    前記マガジンは、当該マガジンの長軸方向が前記モータの回転軸又は前記第1シリンダの中心軸と平行となるように配置されていることを特徴とする打込み工具。
  12. モータと、
    第1シリンダと、
    前記モータにより駆動されて前記第1シリンダ内を往復動することにより圧縮空気を生成する第1ピストンと、
    第2シリンダと、
    前記第2シリンダに摺動自在に収容された摺動部及び当該摺動部に設けられるとともに止具を打込む長尺状の打込み部を備えた第2ピストンと、
    前記止具の打込み側と反対側において、前記第1シリンダに連接されて前記第2シリンダの中心軸方向と交差する方向に延在する長尺状のハンドルと、
    前記止具を前記第2ピストンの打込み部の動作線上へと供給するマガジンと、
    を有し、
    前記第1ピストンによって生成された前記第1シリンダ内の圧縮空気を前記第2シリンダ内へと供給し、当該圧縮空気によって前記第2ピストンを直線状に移動させ、当該第2ピストンの打込み部により前記止具の打込み作業を遂行する打込み工具であって、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダとは、互いの中心軸が平行となるように配置され、前記モータは、当該モータの回転軸が前記第1シリンダの中心軸と交差するように配置され、前記マガジンは、当該マガジンの長軸方向が前記第2シリンダの中心軸と交差するように配置され、
    更に前記マガジンは、打込み工具の側面視において前記モータ及び前記第1シリンダの少なくとも一方に対して少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする打込み工具。
  13. 請求項12に記載の打込み工具であって、
    前記第1シリンダの中心軸方向視において前記第1シリンダ及び前記モータは、前記第1シリンダの中心軸を通る前記モータの回転軸線又は前記第1シリンダの中心軸と第2シリンダの中心軸を結ぶ直線が前記マガジンの長軸方向に対して傾斜するように配置されていることを特徴とする打込み工具。
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