JP2543861Y2 - 打込み機の打込み動作様式切り換え装置 - Google Patents

打込み機の打込み動作様式切り換え装置

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JP2543861Y2
JP2543861Y2 JP216693U JP216693U JP2543861Y2 JP 2543861 Y2 JP2543861 Y2 JP 2543861Y2 JP 216693 U JP216693 U JP 216693U JP 216693 U JP216693 U JP 216693U JP 2543861 Y2 JP2543861 Y2 JP 2543861Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、打込み機の打込み動作
様式を切り換えるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】釘打機等の打込み機には、例えば実開昭
61−172783号に示されるように、釘等の止め具
を被打込み材に打ち込む際の動作様式を自在に変更する
ことができるようにしたものがある。この動作様式に
は、止め具を被打込み材に打ち込む度にトリガーレバー
を引いたり放したりする操作を必要とする単発打ちと、
トリガーレバーは引いたままにし止め具を打ち込む度に
打込み機を被打込み材の方に押し付ける連続打ちとがあ
る。
【0003】打込み機には、その動作様式を切り換える
ための切換えレバーが設けられており、この切換えレバ
ーを操作することによりトリガーレバーに軸支されたコ
ンタクトレバーがその第一と第二の回動停止位置間で切
り換えられるようになっている。このコンタクトレバー
の回動停止位置の変更により、トリガーバルブの操作が
変更され、打込み動作様式が切り換えられることとな
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の切換えレバーの回動操作はトリガーレバーの側壁表
面に設けられた操作ツマミを回すことによって行うよう
になっているため、打込み作業中に指等が操作ツマミに
触れ易く、切換えレバーが不用意に切り換えられるおそ
れがある。
【0005】また、操作ツマミを動かす方向がトリガー
レバーを引く方向と同じであることから、操作ツマミを
動かす際に誤ってトリガーレバーを引いてしまうおそれ
がある。
【0006】さらに、切換えレバーはコンタクトレバー
の方から加わる力により倒れ易く、打込み動作様式が不
用意に変換されてしまうおそれがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、打込み機のトリガーレバー7にその引き
方向に直交する向きに伸びる支軸27を介し軸支された
コンタクトレバー8をその第一と第二の回動停止位置間
で切り換えることにより該打込み機の打込み動作様式を
切り換える装置において、上記コンタクトレバー8は、
上記第一と第二の回動停止位置に夫々対応する第一と第
二の摺動停止位置のいずれかで停止するように、上記
軸27にその長さ方向に摺動可能に支持され、上記コン
タクトレバー8の上記第一と第二の摺動停止位置の一方
において該コンタクトレバー8に接してその回動を規制
する凸部28が上記トリガーレバー7の内部に設けら
れ、上記支軸27上でその長さ方向に上記コンタクトレ
バー8と一体で摺動することにより、上記コンタクトレ
バー8を上記第一と第二の摺動停止位置のいずれかに選
択的に切り換える切換えレバー29が上記支軸27に
動可能に取り付けられ、上記切換えレバー29には、上
記第一と第二の摺動停止位置で該切換えレバー29を付
勢し上記トリガーレバー7に係合せしめるバネ片33が
設けられた構成を採用している。
【0008】
【作用】打込み機の打込み動作様式を切り換えるに際
し、切換えレバーを支軸上で摺動させ、一方の摺動停止
位置から他方の摺動停止位置にずらす。
【0009】これにより、コンタクトレバーは、その一
方の回動停止位置から他方の回動停止位置に切り換えら
れる。コンタクトレバーは、トリガーレバーの内部に設
けられた凸部との接触状態が非接触状態となり又はその
逆となり、その回動停止位置が変わる。
【0010】コンタクトレバーの回動停止位置が変わる
と、コンタクトレバーとトリガーバルブとの共働関係も
変わり、打込み機の動作様式が切り換えられることとな
る。このように、切換えレバーは、動作様式の変更に際
しコンタクトレバーの支軸上で摺動させるようになって
おり、その摺動方向はトリガーレバーの引き方向と交差
し動く方向を相互に異にするので、切換えレバーが誤動
作することがない。
【0011】また、コンタクトレバーは一方の回動停止
位置にてトリガーレバー内部に固定的に設けられた凸部
に当接するので、コンタクトアームを安定的に付勢する
事が出来る。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本考案に係る打込み機の
打込み動作様式切り換え装置の実施例を説明する。
【0013】図1及び図2に示されるように、この打込
み機は、その外殻となるハウジング1と、釘等の止め具
を打撃するドライバ2を保持したピストン3と、該ピス
トン3を摺動自在に収容し、上記ハウジング1内に装着
されたシリンダ4と、該シリンダ4の一端を開閉するこ
とにより、該シリンダ4に対し圧縮空気の導入及び排出
を行って上記ピストン3を往復動させる主バルブ装置5
と、該主バルブ装置5を動作させるための上記ハウジン
グ1に取り付けられたトリガーバルブ6と、ハウジング
1に軸支された上記トリガーバルブ6を操作するための
トリガーレバー7と、上記トリガーバルブ6の操作に際
し該トリガーレバー7と共働する該トリガーレバー7に
回動可能に軸支されたコンタクトレバー8と、先端部9
aが当該打込み機の先端から先方に突出し、後端部9b
が上記トリガーレバー7に対向したコンタクトアーム9
とを有している。
【0014】ハウジング1は、上記シリンダ4を横向き
で収容する上部と、該上部に縦向きで連なり把持部1a
となった下部とを有している。ハウジング1の上部の前
部分には、釘等の止め具を供給するためのマガジン10
が取り付けられている。ハウジング1の把持部1a内
は、圧縮空気が貯留される圧縮空気室11となってい
る。
【0015】ピストン3はその前端部でドライバ2を水
平に支持しており、ドライバ2はピストン3の往復動に
伴いハウジング1の上部内にて往復動し、マガジン10
から供給される止め具をハウジング1の上部の前端から
打ち出すようになっている。
【0016】シリンダ4とハウジング1との間には、ピ
ストン3の復動に利用する空気を溜めておくための戻り
空気室12が形成されている。シリンダ1の後端部は上
記圧縮空気室11に通じる開口となっており、該開口は
主バルブ装置5により開閉されるようになっている。
【0017】主バルブ装置5は、ハウジング1の後部内
に摺動可能に収納された主バルブ13を有している。主
バルブ13は、シリンダ1の上記開口の端縁に接離可能
であり、該開口を開いた時に圧縮空気室11内の圧縮空
気をシリンダ4内に流入させ、シリンダ4の開口を閉じ
た時にシリンダ4内から圧縮空気を大気中に排出するよ
うになっている。主バルブ13は、スプリング14によ
り常時シリンダ開口を閉じる向きに付勢されている。
【0018】主バルブ13とハウジング1の後端部との
間には、該主バルブ装置5の主バルブ室15が形成され
ている。該主バルブ室15は、通気路16を介して上記
圧縮空気室11に導通している。この通気路16から上
記主バルブ室15に圧縮空気が供給されると、その圧力
により主バルブ13はシリンダ4の開口側に移動し、該
開口を閉じる。逆に、通気路16より主バルブ室15内
の圧縮空気が排出されると、圧縮空気室11からの圧縮
空気が主バルブ13を押し開き、シリンダ4内に流入し
てピストン3を前方に移動させる。
【0019】トリガーバルブ6は、主バルブ装置5の主
バルブ室15に対し圧縮空気の導入、排出及び封入のい
ずれかを行って主バルブ13に対し閉動作、開動作及び
閉動作維持のいずれかを行わせるためのもので、次のよ
うな構造となっている。
【0020】すなわち、トリガーバルブ6は、ハウジン
グ1の把持部1aの前側に横向きに固着されたバルブシ
リンダ17と、該バルブシリンダ17中に摺動自在に収
容されたトリガーバルブステム18とを有している。
【0021】バルブシリンダ17には、その後部から前
部に向って、圧縮空気導入孔19、給排気孔20、排気
孔21が順に形成されている。圧縮空気導入孔19は上
記圧縮空気室11内の圧縮空気をバルブシリンダ17内
に導入するものであり、給排気孔20は上記通気路16
をバルブシリンダ17内に導通させるものであり、排気
孔21はバルブシリンダ17内を大気中に開放するもの
である。
【0022】トリガーバルブステム18は、バルブシリ
ンダ17内の後部に収納されたスプリング22により常
にバルブシリンダ17の前方に付勢されている。トリガ
ーバルブステム18の前部にはステム18aが設けられ
ており、該ステム18aはバルブシリンダ17から外部
に向って突出し、トリガーレバー7の背後に対向してい
る。
【0023】上記トリガーバルブステム18には、バル
ブシリンダ17の内壁面に密接し得るOリングからなる
第一,第二,第三の各弁23,24,25がその後から
前に向って設けられている。各弁23,24,25は、
トリガーバルブステム18が第一,第二,第三の各位置
に停止した時に、夫々上記主バルブ室15に対し圧縮空
気の導入、排出及び封入のいずれかを行って主バルブ1
3に対し閉動作、開動作及び閉動作維持のいずれかを行
わしめるようになっている。すなわち、第一の位置は、
図3,図4,図5,図7,図8,図9,図10に示され
るように、トリガーバルブステム18がバルブシリンダ
17内を最前部に前進した位置であり、第一と第二の弁
23,24が圧縮空気導入孔19を介して通気路16を
圧縮空気室11に連通させ、第三の弁25が通気路16
を排気孔21から遮断するようになっている。第二の位
置は、図6及び図11に示されるように、トリガーバル
ブステム18がバルブシリンダ17内を最後部に後退し
た位置であり、第二の弁24が通気路16と圧縮空気室
11との間を遮断し、第三の弁25が通気路16と排気
孔21とを連通させるようになっている。第三の位置
は、図12に示されるように、第二と第三の弁24,2
5が通気路16をシールし、通気路16を圧縮空気室1
1と排気孔21との両方から遮断するようになってい
る。
【0024】しかして、上記第一の位置において、圧縮
空気室11内の圧縮空気は、給排気孔20、通気路16
を経て主バルブ室15内に流入し、主バルブ13をシリ
ンダ4の開口に押し付け、シリンダ4内を密封する。上
記第二の位置においては、主バルブ室15内の圧縮空気
は通気路16、給排気孔20、排気孔21を経て大気中
に放出され、その結果圧縮空気室11内の圧縮空気が主
バルブ13の片面に作用して開動作させる。これによっ
て、シリンダ4内に圧縮空気が流入しピストン3を作動
させ、ピストン3の前部のドライバ2に止め具の打込み
を行わせる。トリガーバルブステム18が上記第一の位
置に戻ると、圧縮空気室11内の圧縮空気が、圧縮空気
導入孔19、通気路16を経て主バルブ室15内に導入
され、主バルブ13を閉動作させる。それにより、シリ
ンダ4内は大気中に解放され、図示しない戻し機構によ
ってピストン3は図1に示されるような位置に復帰し初
期の状態となる。また、トリガーバルブステム18が第
二の位置から第三の位置に移ると、圧縮空気室11と通
気路16との間が遮断され、かつ排気孔21と通気路1
6との間が遮断され、打込み状態は中断したままとな
る。
【0025】トリガーレバー7は、前後方向に回動可能
にハウジング1に対し支軸26により支えられている。
コンタクトレバー8は、トリガーレバー7の下部に上記
支軸26と平行な他の支軸27を介して前後方向に回動
可能に支持され、その中間部の背面がトリガーバルブ6
のステム18aに対向し、上部の前面がコンタクトアー
ム9の後端部9bに対向している。
【0026】コンタクトアーム9は、その先端部9aが
止め具を打ち出す当該打込み機の先端から先方に突出
し、後端部9bが上記コンタクトレバー8に対向してお
り、中間部分はハウジング1の外表面に沿って配設され
ている。また、コンタクトアーム9は、スプリング(図
示せず)により、常時前方に付勢されている。
【0027】上記トリガーレバー7、コンタクトレバー
8及びコンタクトアーム9は共働して上記トリガーバル
ブ6を操作し、そのトリガーバルブステム18を上記第
一、第二、第三の位置のいずれかに停止させるようにな
っている。そのうち第三の位置は、コンタクトレバー8
をその第一と第二の回動停止位置間で切り換えることに
より、選択されるようになっており、上記トリガーバル
ブステム18の第三の位置が選択される場合は該打込み
機は単発打ちの打込み動作様式に変換され、該第三の位
置が選択されない場合は該打込み機は連続打ちの打込み
動作様式に変換される。
【0028】このような打込み機の打込み動作様式を切
り換えるための装置が上記トリガーレバー7に設けられ
ている。すなわち、図13乃至図21に示されるよう
に、上記コンタクトレバー8は、上記第一と第二の回動
停止位置に夫々対応する第一と第二の摺動停止位置のい
ずれかで停止するように、その支軸27に摺動可能に支
持され、上記コンタクトレバー8の上記第一と第二の摺
動停止位置の一方において該コンタクトレバー8に接し
てその回動を規制する凸部28が上記トリガーレバー7
の内部に設けられ、上記支軸27上で摺動することによ
り、上記コンタクトレバー8を上記第一と第二の摺動停
止位置のいずれかに選択的に切り換える切換えレバー2
9が上記支軸27に取り付けられている。
【0029】コンタクトレバー8は、トリガーレバー7
の指掛け部7aの背面に対向する該背面よりも幅狭の平
板部8aと、該平板部8aの左右両側から前側に突出
し、トリガーレバー7の左右両側の側壁部7b,7cに
対向する側壁部8b,8cとを備えている。コンタクト
レバー8は、その支軸27に沿って摺動可能であり、そ
の一方の側壁部8cがトリガーレバー7の一方の側壁7
cに当接した位置が、上記第一の摺動停止位置に対応
し、他方の側壁部8bがトリガーレバー7の他方の側壁
部7bに当接した位置が上記第二の摺動停止位置に対応
している。
【0030】上記凸部28は、トリガーレバー7の指掛
け部7aの背面に突設された鰭状片であり、コンタクト
レバー8が上記第一の摺動停止位置に停止した時にその
平板部8aに当接し、コンタクトレバー8が上記第二の
摺動停止位置に停止した時にその左右側壁8b,8cの
端縁に当接するようになっている。
【0031】切換えレバー29は、上記コンタクトレバ
ー8の平板部8aと左右側壁部8b,8cとの間の空洞
内に収納される大きさを有し、上記支軸27に対して摺
動可能に取り付けられ、その一端部はトリガーレバー7
の下端より少し突出し、指掛け片29aとなっている。
このため、指掛け片29aに指を掛けて該指掛け片29
を前方に押し、そして切換えレバー29を支軸27上に
て左右いずれかにスライドさせると、コンタクトレバー
8も該支軸27上を左右いずれかに摺動することにな
る。
【0032】また、切換えレバー29の他端部にはトリ
ガーレバー7の指掛け部7aの背面に向って突出する突
起30が形成されている。指掛け部7aの背面には、該
突起30と係合する凹部31,32が左右二箇所に設け
られている。両凹部31,32は、上記第一と第二の摺
動停止位置に夫々対応し、切換えレバー29を一方に停
止させると上記突起30が一方の凹部31と係合し、切
換えレバー29を他方に停止させると上記突起30が他
方の凹部32と係合するようになっている。切換えレバ
ー29の支軸27を中心にして突起30よりも反対側に
はトリガーレバー7の指掛け部7aの背面に当接する舌
状のバネ片33が設けられている。該バネ片33によ
り、切換えレバー29の突起30は凹部31,32側に
付勢され、いずれかの凹部31,32と選択的に係合せ
しめられるようになっている。
【0033】次に、上記打込み機の動きについて、打込
み動作様式切り換え装置の操作を交え、単発打ちの場合
と連続打ちの場合とに別けて説明する。連続打ちの場合 図3,図4,図13,図14に示されるように、コンタ
クトレバー8をその平板部8aが凸部28に当接しうる
第一の摺動停止位置にセットする。
【0034】そして、コンタクトアーム8を被打込み材
に当てて打込み機を被打込み材に押し付けるようにす
る。これにより、コンタクトアーム8は後方に動き、そ
の後端部9bがコンタクトレバー8に当接してコンタク
トレバー8を後方に回動させる(図5)。
【0035】次に、図6に示されるように、トリガーレ
バー7を引き操作する。トリガーバルブステム18は前
述した第二の位置に移動し、打込みがなされる。打込み
終了後、打込み機を被打込み材から離すと、図7に示さ
れるように、コンタクトアーム9が元の位置に復帰し、
トリガーバルブ6内のスプリング22の復元力によりト
リガーバルブステム18は前記第一の位置に復帰する。
【0036】この状態で打込み機を被打込み材に押し当
てると、図6の状態となり、再び打込みがなされる。こ
の連続打ちの動作様式から単発打ちの動作様式に換える
場合、まず切換えレバー29の指掛け片29aをトリガ
ーレバー7を引く方向と反対の方向にバネ片33の力に
抗して押し、突起30と一方の凹部32との係合状態を
解除する(図16,図17)。そして、指掛け片29a
を押したまま切換えレバー29を左右方向にスライドさ
せ、突起30を他方の凹部31と対峙させる(図18,
図19)。その後、指掛け片29aから指を離すと、バ
ネ片33の復帰力により、突起30が該凹部31と係合
する(図20,図21)。また、同時にコンタクトレバ
ー8の側壁部8b,8cの縁が凸部28に当接し、連続
打ちの時よりもコンタクトレバー8の回動停止位置がよ
り後方にずれる(図8)。
【0037】単発打ちの場合 図8,図9に示されるように、コンタクトレバー8はそ
の側壁部8b,8cが凸部28に当接しうる第二の摺動
停止位置にセットされている。
【0038】コンタクトアーム9を被打込み材に当てて
打込み機を被打込み材に押し付けるようにすると、コン
タクトアーム9は後方に動き、その後端部9bがコンタ
クトレバー8に当接してコンタクトレバー8を後方に回
動させる(図10)。
【0039】次に、図11に示されるように、トリガー
レバー7を引き操作する。トリガーバルブステム18は
前述した第二の位置に移動し、打込みがなされる。打込
み終了後、打込み機を被打込み材から離すと、コンタク
トアーム9は元の位置に復帰するが、コンタクトレバー
8が凸部28により第二の回動停止位置に停止するの
で、トリガーバルブステム18の移動は中断され、前述
した第三の位置に固定される(図12)。この第三の位
置においては、通気路16が圧縮空気室11と排気孔2
1の両方から遮断さるので、給排気孔20、通気路16
内への圧縮空気供給が行われず、シリンダー4内には圧
縮空気室11から圧縮空気が送られ続け、ピストン3は
前方から復帰できなくなる。この状態で再度打込み機を
被打込み材に押し当てるとトリガーバルブステム18は
第二の位置(図6)になるが、ピストン3が後方に復帰
していないため再び打込みがなされるということはな
い。
【0040】
【考案の効果】本考案は、以上のように、動作様式の変
更に際し切換えレバーをコンタクトレバーの支軸上で
支軸の長さ方向に摺動させるようになっており、その摺
動方向はトリガーレバーの引き方向と交し、動く方向
を相互に異にするので、切換えレバーが誤動作すること
がない。また、打込み動作時に切換えレバーにはその切
換え方向に負荷がかからないので、切換えレバーは自
重、振動等で不用意に切り替わらない程度にバネ片で押
さえておくことで足り、したがって、打込み動作様式の
切換え時には指先等による軽い力で切換えレバーを操作
することができる。
【0041】また、コンタクトレバーは一方の回動停止
位置にてトリガーレバー内部に固定的に設けられた凸部
に当接するので、コンタクトアームを安定的に付勢し、
不用意な切換えを防止する事が出来る。さらに、打込み
動作様式の切換え時には、切換えレバーをバネ片の付勢
力に抗して支軸上で回動させ、次いで支軸上でその長さ
方向に摺動させるので、誤操作のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る打込み動作様式切り換え装置を備
えた打込み機の前部の側面図である。
【図2】上記打込み機の後部の部分切欠側面図である。
【図3】上記打込み動作様式切り換え装置の連続打ち様
式における非作動時の断面図である。
【図4】図3中IV矢視図である。
【図5】上記打込み動作様式切り換え装置の連続打ち様
式におけるコンタクトアーム作動時の断面図である。
【図6】上記打込み動作様式切り換え装置の連続打ち様
式における打込み時の断面図である。
【図7】上記打込み動作様式切り換え装置の連続打ち様
式におけるコンタクトアーム非作動時の断面図である。
【図8】上記打込み動作様式切り換え装置の単発打ち様
式における非作動時の断面図である。
【図9】図8中IX矢視図である。
【図10】上記打込み動作様式切り換え装置の単発打ち
様式におけるコンタクトアーム作動時の断面図である。
【図11】上記打込み動作様式切り換え装置の単発打ち
様式における打込み時の断面図である。
【図12】上記打込み動作様式切り換え装置の単発打ち
様式における打込み防止時の断面図である。
【図13】上記打込み動作様式切り換え装置の連続打ち
様式下での要部の断面図である。
【図14】図13中XIV 矢視図である。
【図15】図13中 XIV−XIV 線断面図である。
【図16】連続打ち動作様式を解除しつつある時の切り
換え装置の要部の断面図である。
【図17】図16中XVII矢視図である。
【図18】単発打ち動作様式にしつつある時の切り換え
装置の要部の断面図である。
【図19】図18中XIX 矢視図である。
【図20】上記打込み動作様式切り換え装置の単発打ち
様式下での要部の断面図である。
【図21】図20中XXI 矢視図である。
【符号の説明】
7…トリガーレバー 8…コンタクトレバー 27…支軸 28…凸部 29…切換えレバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打込み機のトリガーレバーにその引き方
    向に直交する向きに伸びる支軸を介し軸支されたコンタ
    クトレバーをその第一と第二の回動停止位置間で切り換
    えることにより該打込み機の打込み動作様式を切り換え
    る装置において、上記コンタクトレバーは、上記第一と
    第二の回動停止位置に夫々対応する第一と第二の摺動停
    止位置のいずれかで停止するように、上記支軸にその長
    さ方向に摺動可能に支持され、上記コンタクトレバーの
    上記第一と第二の摺動停止位置の一方において該コンタ
    クトレバーに接してその回動を規制する凸部が上記トリ
    ガーレバーの内部に設けられ、上記支軸上でその長さ方
    向に上記コンタクトレバーと一体で摺動することによ
    り、上記コンタクトレバーを上記第一と第二の摺動停止
    位置のいずれかに選択的に切り換える切換えレバーが上
    記支軸に回動可能に取り付けられ、上記切換えレバーに
    は、上記第一と第二の摺動停止位置で該切換えレバーを
    付勢し上記トリガーレバーに係合せしめるバネ片が設け
    られていることを特徴とする打込み機の打込み動作様式
    切り換え装置。
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