JPH09272026A - 制御弁装置および起動感度調節装置付のファスナ駆動装置 - Google Patents

制御弁装置および起動感度調節装置付のファスナ駆動装置

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JPH09272026A
JPH09272026A JP8340330A JP34033096A JPH09272026A JP H09272026 A JPH09272026 A JP H09272026A JP 8340330 A JP8340330 A JP 8340330A JP 34033096 A JP34033096 A JP 34033096A JP H09272026 A JPH09272026 A JP H09272026A
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JP
Japan
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trigger
pressure
fastener
valve
assembly
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Application number
JP8340330A
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English (en)
Inventor
Brian M White
エム.ホワイト ブライアン
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SUTANRII BOSUTEITSUCHI Inc
Stanley Bostich Inc
Original Assignee
SUTANRII BOSUTEITSUCHI Inc
Stanley Bostich Inc
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Publication date
Application filed by SUTANRII BOSUTEITSUCHI Inc, Stanley Bostich Inc filed Critical SUTANRII BOSUTEITSUCHI Inc
Publication of JPH09272026A publication Critical patent/JPH09272026A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/04Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by fluid pressure, e.g. by air pressure
    • B25C1/041Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by fluid pressure, e.g. by air pressure with fixed main cylinder
    • B25C1/043Trigger valve and trigger mechanism

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気圧作動式ファスナ駆動装置であって、特
に単一作動に続く装置の自動作動か、装置の自動作動の
みかをオペレータが選択できるようにするトリガー感度
調整構造体を備えて、制御弁組立体を改良したファスナ
駆動装置を提供する。 【解決手段】 制御弁組立体32は、ピストンをファス
ナ駆動ストローク方向へ移動させるために蓄圧室22の
圧力をシリンダ20へ導き、また戻りストロークの方向
へ移動させるように制御する。この制御弁組立体はメイ
ンバルブ34、2次バルブ(シャトルバルブ60)、メ
インバルブおよび2次バルブの動作を制御する第1およ
び第2作動部材80,88、作動部材を移動させるトリ
ガー部材30、およびトリガー部材の枢動を調整するよ
うに構成された調整構造体100を含む。調整構造体
は、トリガー部材が第1移動距離を移動されたときに第
1作動部材80を閉止位置から開放位置へ移動させて装
置を単一作動させ、第2移動距離への枢動が第2作動部
材88を開放位置から閉止位置へ移動させて自動作動シ
ーケンスを開始させるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファスナ駆動装置に
係わり、特にトリガー感度を調整する構造体を含む空気
圧作動式ファスナ駆動装置用の制御弁組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】ファスナ駆動装置に使用されている従来
の制御弁は、ガイドトラックを画成する携帯用ハウジン
グと、連続してファスナをガイドトラック内へ横方向に
給送するためのマガジン組立体と、駆動トラック内を滑
動可能なファスナ駆動部材と、駆動ストロークおよび戻
りストロークを含むサイクル時にファスナ駆動部材を移
動させるピストンシリンダユニットと、サイクルを実行
するために装置および大気との圧縮空気シリンダの連通
を制御する圧力作動式構造体とを典型的に含む。このよ
うな装置では、単一の駆動ストロークはトリガーバルブ
を作動させるトリガーステムの移動によって行われる。
トリガーバルブは次ぎにメイン制御バルブを制御し、こ
のメイン制御バルブが開いて駆動ストロークを開始させ
るようにする。ファスナ駆動部材の戻りストロークはト
リガーステムの解放によって開始される。トリガーステ
ムが第2移動距離へ移動されると、第2トリガーステム
が閉止位置へ移動され、この閉止位置は装置を自動作動
態様にて作動させる。トリガーステムは自動作動を維持
するために所定位置に保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、単一
作動に続く装置の自動作動か、装置の自動作動のみかを
オペレータが選択できるようにするトリガー感度調整構
造体とともに改良された制御弁組立体を有する説明した
形式のファスナ駆動装置を提供することである。この装
置は組み立ておよび保守を容易に行えるように構成され
配置される。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、ファスナ駆
動トラックを画成するハウジングと、連続してファスナ
を駆動トラック内へ横方向に給送するためのファスナマ
ガジンと、駆動トラック内に滑動可能に取り付けられ、
駆動トラック内のファスナに係合して該ファスナを駆動
トラックから長手方向外方へ向かって被加工物に打ち込
むようにする駆動ストロークおよび戻りストロークを含
む作動サイクル時に移動できるように駆動トラックに滑
動可能に取り付けられたファスナ駆動部材とを含む空気
圧作動式ファスナ駆動装置を提供することによって達成
される。駆動ピストンはファスナ駆動部材に連結され
る。シリンダが備えられ、該シリンダ内に駆動ピストン
が往復駆動可能に取り付けられる。通路を経てシリンダ
の一端部に空気蓄圧室が外部的に連通される。
【0005】通路を開いてシリンダの該一端部の内部に
蓄圧室の圧力を伝え、これによりファスナ駆動部材の駆
動ストロークを実行する方向へピストンを移動させるよ
うにするために、また通路を閉じてシリンダの該一端部
を大気解放し、これによりファスナ駆動部材の戻りスト
ロークを実行する方向へピストンを移動させるようにす
るために制御弁組立体が備えられる。この制御弁組立体
はハウジング組立体内にてシリンダの該一端部と蓄圧室
との間に配置され、通路を開閉するために開位置と閉位
置との間を移動可能なメインバルブを含む。装置が自動
作動シーケンスにて作動できるようにするために、2次
バルブ構造体がハウジング組立体に構成され配置され
る。
【0006】制御弁組立体は、作動における単一作動シ
ーケンスを開始させるために、閉止位置から開放位置へ
移動してメインバルブの開位置へ向かう移動を開始さ
せ、これによりファスナ駆動ストロークにおけるファス
ナ駆動部材の移動を開始させるように構成され配置され
た第1作動部材を含む。2次バルブ構造体の移動を開始
させ、これにより装置が自動作動シーケンスにて作動で
きるようにするために常時の開放位置から作動時の閉止
位置へ移動できるように第2作動部材が取り付けられ
る。
【0007】常時の非作動位置から作動位置へ手動で移
動できるようにトリガー組立体が取り付けられる。第1
および第2作動部材は、(1)トリガー部材の第1移動
距離の枢動が第1作動部材をその常時の閉止位置から作
動時の開放位置へ移動させて装置を単一作動させるよう
にする、および(2)トリガー部材の更に第2移動距離
への枢動が第2作動部材をその常時の開放位置から作動
時の閉止位置へ移動させて装置の自動作動シーケンスを
開始させるようにする、ように構成され配置される。
【0008】トリガー組立体調整構造体が備えられ、こ
のトリガー組立体調整構造体は非作動位置にあるトリガ
ー組立体の一部分に係合してトリガー組立体の該部分の
枢動を制御し、これにより単一作動に続く装置の自動作
動か、装置の自動作動のみかをオペレータが選択できる
ように構成され配置される。
【0009】トリガー組立体は、前記ハウジング組立体
に枢着されたトリガー部材と、トリガー組立体が第1移
動距離を移動したときは第1作動部材に係合するように
前記トリガー部材に枢動連結されたロッカーアームとを
含む。トリガー組立体調整構造体は、トリガー組立体が
非作動位置にあるときはロッカーアームに係合してその
移動を制限するように構成され配置されたトリガー停止
部材と、該トリガー停止部材と連動してトリガー停止部
材の位置を手動調整できるようにする調整部材とを含
む。トリガー停止部材がトリガー組立体へ向かって第1
作動位置に調整されたときは、トリガー組立体の第1移
動距離の移動がロッカーアームを第1作動部材に係合さ
せて装置を単一作動させ、またトリガー組立体の第2移
動距離への更なる移動がトリガー部材を第2作動部材に
係合させて自動作動シーケンスを行わせる。
【0010】トリガー停止部材が前記トリガー組立体か
ら第2作動位置へ調整されると、トリガー部材の移動は
第2作動部材のみを作動させ、これにより装置が自動作
動シーケンスのみで作動するようになる。
【0011】本発明のこれらおよび他の目的は以下の詳
細な説明および特許請求の範囲の欄を読むことで一層明
白になろう。
【0012】本発明は図解のための実施例が示されてい
る添付図面を参照することで最も良く理解されよう。
【0013】
【発明の実施の形態】図面を更に詳しく参照すれば、本
発明の原理を具現する空気圧作動式ファスナ駆動装置が
図1に全体を符号10で示されている。この装置10
は、全体を符号12で示すハウジングを含み、該ハウジ
ング12は円筒形ハウジング部分13と、該円筒形ハウ
ジング部分13から横方向へ延在するフレームハウジン
グ部分15とを有している。中空形状のハンドグリップ
部分14はフレームハウジング部分15に形成されてお
り、ハンドグリップ部分14は連通された供給源からの
圧縮空気のための蓄圧室22を構成している。ハウジン
グ12は通常はノーズ部片を更に含み、このノーズ部片
はファスナ駆動トラック16を画成しており、ファスナ
駆動トラック16は通常の構造および作動のものである
全体を符号18で示すマガジン組立体内に取り付けられ
たファスナパッケージから最前のファスナ17を横方向
に受け入れるようになされている。シリンダハウジング
部分13の内部にはシリンダ20が取り付けられ、この
シリンダ20は蓄圧室22と外部的に連通されて配置さ
れた上端部を有する。シリンダ20の内部にピストン2
4が取り付けられている。ピストン24によりファスナ
駆動部材26が担持されており、このファスナ駆動部材
26は駆動トラック16の内部に滑動可能に取り付けら
れて、ピストンシリンダユニットにより作動サイクル時
に移動可能とされており、この作動サイクルはファスナ
駆動部材26が駆動トラック16内のファスナに係合し
て該ファスナを長手方向外方へ被加工物に打ち込む駆動
ストロークおよび戻りストロークを含んでなる。
【0014】前述した作動サイクルを実行するために、
本発明による全体を符号28で示す制御弁組立体が備え
られる。この制御弁組立体28はハウジング組立体を含
み、このハウジング組立体は図示実施例では符号31で
示すピンによりフレーム部分15に連結されたトリガー
ハウジング64と、ねじ33とされることが好ましい固
定具によってトリガーハウジング64に固定されたバル
ブハウジング35とを含む。ハウジング64,35はプ
ラスチック材料からモールド成形されるのが好ましい。
O−リング47,49はバルブハウジング35をハウジ
ング12のフレーム部分内に密封する。
【0015】特に図1〜図4、図8および図9を参照す
れば、制御弁組立体28は全体を符号32で示すメイン
制御バルブ構造体を含み、該メイン制御バルブ組立体3
2はバルブハウジング35に対して取り付けられるメイ
ンバルブ34を含んでいる。メイン制御バルブ構造体3
2はシリンダの一端部37と蓄圧室22との間の通路3
6に対して取り付けられる。メインバルブ34は通路3
6を開閉するために開位置および閉位置の間を移動可能
であり、また環状の第1感圧面38および相対する環状
の第2感圧面40を有する。メインバルブが閉じられる
と、第2感圧面40は図1に示されるように環状ハウジ
ングシート44を超えて延在する。コイルばね52とさ
れたばね構造体が第1感圧面38に作用する蓄圧室の圧
力と一緒になってメインバルブ34を閉位置に押圧す
る。したがって、ばね力52と第1感圧面38に作用す
る力との合計は相対する第2感圧面40に作用する圧力
による力より大きくなり、これがメインバルブ34を閉
位置に保持することになる。ばね52は放出シール手段
53の面とメインバルブ34の面との間に配置される。
放出シール手段53はバルブハウジング35に固定さ
れ、その上部環状面はメインバルブ34が完全に開いた
位置(図2)にあるときにメインバルブ34の内面に接
触し、放出通路106を閉じる。
【0016】ウレタン製シール部材43がメインバルブ
34の第2感圧面40に取り付けられ、メインバルブ3
4が閉じられたときの密封を保証する。図1に示される
ように、メインバルブ34が閉位置にあるときには、メ
インバルブ34の上面はハウジング12のシート44と
密封係合状態にある。O−リング50はハウジング35
内のメインバルブ34を密封するために備えられる。
【0017】全体を符号42で示す軸方向通路構造体は
メイン制御バルブ構造体32を通り、メインバルブ34
および放出シール53を通して形成されている。この通
路構造体42はバルブハウジング35の通路67、およ
びトリガーハウジング64の通路69を含む。通路構造
体42は以下に明白となるように、2次バルブ構造体に
圧力信号を与える。更に、空気フィルタ45がメインバ
ルブ34内に配置される。
【0018】圧力室46はメインバルブ34の第1感圧
面38とハウジング35の一部分との間に画成される。
この圧力室46は供給孔48を経て蓄圧室22すなわち
蓄圧室22内の高圧力と通じている。この高圧力は以下
に説明するようにメインバルブ34を開くために大気中
に放出される。
【0019】図7〜図9を参照すれば、メインバルブト
リガーポート54は圧力室46および第1放出ポート5
8(図2)を制限的なブリード通路59を経て連結して
おり、このブリード通路59の機能は以下に明かとな
る。
【0020】制御弁組立体28はトリガーハウジング6
4のボア62内に取り付けられたシャトルバルブ60と
された2次バルブ構造体を含む。シャトルバルブ60は
第1有効圧力面66を有し、この第1有効圧力面66は
ピストン上方圧力と圧力連通されている。「ピストン上
方圧力」なる用語は、ピストン24と通じた圧力を意味
する。この圧力は、装置のいずれのサイクル部分が作動
されているかに応じて低圧または高圧となる。このよう
な連通は、第1有効圧力面66が軸方向通路構造体42
に通じており、この軸方向通路構造体42がバルブハウ
ジング35の通路67およびハウジング64の通路69
を含んでいることから、達成される。通路64は圧力通
路77のニードルバルブ組立体73と連通している。ボ
ア71はニードルバルブ組立体73(図6)を収容して
おり、このニードルバルブ組立体73は手動で調整でき
るニードルバルブ75を含んでいる。圧力通路77はニ
ードルバルブ75、およびブリードボア79と連通して
いる。ニードルバルブブリードボア79は図8および図
9に示されるようにシャトルバルブ60と連通してい
る。ポート81は圧力キャビティ92(図5)をニード
ルバルブ組立体のボア79と連通している。ニードルバ
ルブ75で形成されるはピストンストロークの頂点での
ピストン休止を選択的に制限する。
【0021】シャトルバルブ60は、第1有効圧力面6
6と対向したポート105を経て蓄圧室と連通した第2
有効圧力面68を有する。第1有効圧力面66は第2有
効圧力面よりも広い。図8に示すように、ポート105
から伝えられた蓄圧室の圧力による第2有効圧力面68
での常時の押圧によってシャトルバルブ60が開位置に
あるとき、メインバルブトリガーポート54は制限的な
ブリード通路59と連通する。ポート105は蓄圧室2
2と直接的に連通される。O−リング83は高圧力がシ
ャトルバルブ60を通過するのを防止する。
【0022】図9を参照すれば、ピストン上方圧力すな
わち高圧力が第1有効圧力面66に作用して、第2有効
圧力面68に伝わる蓄圧室の圧力によって第2有効圧力
面68に作用する力よりも大きな力を与えるとき、シャ
トルバルブ60は閉位置へ向けて移動されるのであり、
この閉位置においてはシャトルバルブ60の面72はハ
ウジングの面74に係合してポート54とブリード通路
59との連通が阻止されるようになされる。O−リング
85はボア79内の圧力をブリード通路59内の圧力か
ら隔離し、またO−リング87はブリード通路をトリガ
ーポート54から隔離する。
【0023】図5に示されるように、制限的なブリード
通路59はメインバルブトリガーポート54をトリガー
ステムボア76と連結する。トリガーステムボア76は
第1放出ポート58を画成している。第1作動部材を形
成するトリガーステム80は、常時の閉止位置から作動
時の開放位置へ移動してメインバルブ34の開位置へ向
かう移動を開始させ、これによりファスナ駆動ストロー
クにおけるファスナ駆動部材26の移動をるようにする
ために、ハウジング64で担持される。この第1駆動部
材80は、その常時の閉止位置へコイルばね82により
常時押圧されている。図1に示すように、この閉止位置
において作動部材80の面84はO−リングを圧縮状態
で介在させてハウジング面86と係合し、第1放出ポー
ト58を密封する。
【0024】第2駆動部材88を形成する自動トリガー
ステムは、常時の開放位置から作動時の閉止位置へ移動
してシャトルバルブ60の閉位置へ向かう移動を開始さ
せるようにするために、ハウジング64で担持される。
この第2駆動部材88は、第2放出ポート91を形成す
るボア90内に配置される。図1〜図4に示すように、
第2作動部材88はその常時の開放位置へばね93によ
り常時押圧されている。第2作動部材88は以下に明白
となるようにその閉止位置にあるときは第2放出ポート
91を閉止する。図5に示すように、圧力キャビティ9
2は第2作動部材88を収容しているボア90と圧力連
通されており、またポート81と圧力連通されている。
【0025】図1〜図4を参照すれば、制御弁組立体2
8はトリガー組立体を含み、該トリガー組立体は常時の
非作動位置から作動位置へ手動で移動できるようにする
ためにピン95でハウジング64に枢着されたトリガー
部材30を含んでいる。トリガー部材30は常時はばね
96で下方へ押圧される。ばね96はトリガー部材30
の面とトリガーハウジング64の面との間に配置され
る。トリガー組立体はまた、ピン99でトリガー部材3
0に枢動連結されたロッカーアーム98を含む。第1お
よび第2作動部材80,88は、トリガー部材30の第
1移動距離の移動がロッカーアーム98を第1作動部材
80に係合させて該第1作動部材80をその閉止位置か
ら作動時の開放位置へ移動させるように、構成され配置
される。トリガー部材30の更に第2移動距離への移動
は、第2作動部材88をその開放された非作動位置から
その閉止された作動位置へ移動させる。
【0026】図1〜図4に示すように、全体を符号10
0で示すトリガー部材感度調整構造体はハウジング64
に担持されており、また以下に更に詳しく説明するよう
に、単一作動に続く装置の自動作動か、または装置の自
動作動のみかをオペレータが選択できるようにするため
に、トリガー部材30の移動を調整できるように構成さ
れ配置される。この調整構造体100はトリガー停止部
材102を含み、該トリガー停止部材102はトリガー
部材30の非作動位置においてロッカーアーム98に係
合してその移動を制限すなわち制御するように構成され
配置される。調整ノブ104はトリガー停止部材102
と連動して該トリガー停止部材102の垂直方向の位置
を手動調整できるようになす。トリガー停止部材102
をその最上方位置すなわちトリガー部材30へ向かって
調整することで、装置10は以下に説明するように単一
作動に続いて自動作動が行われる。この設定において、
ロッカーアーム98はトリガーステム88をまず開放位
置へ移動させ、これにより単一作動が行われる。トリガ
ー部材30が更に引張られると、自動トリガーステム8
0がトリガー部材30の後部によって閉止位置へ移動さ
れて、自動作動を可能にする。調整ノブ104は、装置
の単一作動が自動作動態様に変わる瞬間からのトリガー
部材30の引張り距離を調整することによって、トリガ
ー感度をオペレータが設定できるようにする。
【0027】トリガー停止部材102をその最下方位置
すなわちトリガー部材30から最も離れるように調整す
ることで、装置10は自動作動のみとなる。この設定で
は、トリガー部材30が第2移動距離まで完全に引張ら
れると、自動トリガーステム80はその開放位置に移動
する前に閉止位置へ移動して、単一作動を生じないで自
動作動が行われる。
【0028】
【作動】
1.単一作動シーケンス 装置10を単一作動態様で作動させるために、まずトリ
ガー部材30は第1移動距離だけ指で操作すなわち上方
へ枢動されて、ロッカーアーム98がトリガーステム8
0をその開放位置へ移動して、メインバルブ34の下方
の高圧空気を解放するようになされる。ピストン上方す
なわち高圧な圧力室46の内部空気はメインバルブトリ
ガーポート54へ導かれ、制限的な通路59を通り、ト
リガーステム80を超えて、第1放出ポート58を通し
て大気に放出される。したがって、第1感圧面38は低
圧空気に曝され、第2感圧面40に作用する高圧空気が
ばね52の押圧力に打ち勝ってメインバルブ34をシー
ト座44から離れるように移動させる。蓄圧室22内の
高圧空気は通路36と連通し、通路構造体42はメイン
バルブ34を強制的に開いてこの高圧空気をシリンダ2
0の一端部37に伝え、ピストン24をファスナ駆動装
置10の駆動ストロークを実行する方向へ移動させるよ
うになす。この状態で、放出通路106は閉じられる。
ピストン上方の空気すなわち高圧空気が次ぎに軸方向通
路構造体42を通り、圧力通路77およびニードルバル
ブブリードボア79を通り、シャトルバルブ60の下側
を通してポート81およびキャビティ92内へ放出され
る。キャビティ92はピストン上方の高圧空気と連通さ
れており、また押圧されて開いたシャトルバルブ60と
連通されている。最終的に、高圧空気はその後自動トリ
ガーステム88を超え、第2放出ポート91から大気中
へ放出される。したがって、キャビティ92の内部圧力
は低くなり、シャトルバルブ60はその開位置に保持さ
れる。自動トリガーステム88は開放されるので、高圧
空気はシャトルバルブ60をその閉位置へ変位させるよ
うに第2有効圧力面68に作用する蓄圧室の圧力に打ち
勝つほどに十分高い圧力が第1有効圧力面66に対して
蓄積されることはない。シャトルバルブ60は第2有効
圧力面68に作用する蓄圧室の圧力すなわち高圧力によ
って押圧される。トリガー部材30はこの位置に保持さ
れる一方、高圧力はメインバルブの自動供給孔48(図
1)を通り、第1放出ポート58から放出される。放出
ポート58の面積は供給孔48よりも広いので、メイン
バルブ34は閉止されるように変位できない。トリガー
部材30が解放されると、トリガーステム80はその閉
止位置へ移動される。高圧空気が供給孔48を経て圧力
室46を充満し、この圧力は第1感圧面38に作用す
る。したがって、ばね52の力に第1感圧面38に作用
する高圧空気による力の合計は対向する第2感圧面40
に作用する高圧力による力より大きい。それ故に、メイ
ンバルブ34はその閉位置へ移動して、放出通路106
は大気解放される。これは装置10の単一作動シーケン
スを終了させる。
【0029】2.自動作動シーケンス 図3および図5〜図7を参照すれば、トリガー部材30
が更に移動されて自動トリガーステム88がその閉止さ
れる作動位置に移動されるようになされると、ピストン
上方の圧縮空気はシャトルバルブ60の第1有効圧力面
66に通じたキャビティ92内に蓄積され、したがって
シャトルバルブ60をその閉止位置へ変位させる。この
ことは、シャトルバルブの第1有効圧力面66が第2有
効圧力面68よりも広いために生じる。キャビティ92
は圧力遅延を生じ、シャトルバルブ60がその閉位置へ
変位するより前にオペレータが自動トリガーステム88
を閉じるように移動できるようにする。このことは、装
置10が単一作動から自動作動へ転換する間にスキップ
するのを防止する。ポート54したがって通路59、お
よび放出ポート58がその後にシャトルバルブ60で閉
止される。したがって、圧力室46は供給孔48を経て
蓄圧室の圧力で満たされる。供給孔48はそのストロー
クの底部におけるピストン休止を制御する。高圧空気は
次ぎにメインバルブ34を上述したように閉位置へ変位
させる。ピストン上方圧力は放出ポート106,108
を通して放出され、これらの放出ポート106,108
は放出ポート構造体(図4)を形成している。キャビテ
ィ92内のピストン上方圧力はポート81(図5)を通
り、ニードルバルブ75を超えて、圧力通路77を通
り、軸方向通路構造体42の通路69およびハウジング
通路67を通り、最終的に放出ポート106,108を
通して放出される。第1有効圧力面66に作用するシャ
トルバルブ60の下方の高圧力は大気に放出され、した
がって第2有効圧力面68に作用する蓄圧室の圧力はシ
ャトルバルブ60をその開位置へ変位させる。圧力室4
6におけるメインバルブ34の下方の蓄圧室の圧力は、
その後ポート54を通り、制限的な通路59を通ってト
リガーステム80を経由して大気に放出される。蓄圧室
22内の高圧力はメインバルブ34をその開位置へ上述
したように押圧し、したがってピストン24を下方へ駆
動する。これは自動作動シーケンスを終了させる。ピス
トンの作動作はトリガー部材が第2作動位置に保持され
る限り繰り返される。上述したトリガー部材30の解放
は装置をその休止状態(図1)へ戻す。
【0030】図8および図9を参照すれば、制限的な通
路59の機能は認識できよう。メインバルブトリガーポ
ートが開かれると、制限的な通路59内の制限された放
出空気がシャトルバルブ60上方で面72に作用する高
圧力を形成する。シャトルバルブ60はしたがって、第
2有効圧力面68に作用する高圧力とポート54で面7
2にてシャトルバルブ60に作用する放出空気の両方に
よって、その開位置へ変位される。通路59はメインバ
ルブ34の下方に高圧力の放出遅延を生じ、これがキャ
ビティ92を完全に大気に放出できるようにする。これ
らの2つの特徴は完全なシャトルバルブストロークを保
証する。更に、ブリード通路59は自動作動サイクル時
の一貫した速度のサイクルを保証する。したがって、ス
テム80のストローク変化は、面86とO−リング87
との間のブリード通路を経て生じ得る。
【0031】メインバルブ34を装置10のフレーム内
に配置することで、工具の全高を低くできることが認識
できる。更に、制御弁組立体28がハウジング12から
着脱可能な単一ユニットとされているので、装置の組み
立ておよび保守が容易にできる。
【0032】本発明の目的は完全且つ効果的に達成され
たことが認識されよう。しかしながら、前述の本発明の
好ましい実施例は本発明の構造および基本原理を説明す
る目的で図示し記載されたのであり、これらの原理から
逸脱せずに変更できることが実現される。したがって本
発明は特許請求の範囲の欄に記載の精神に含まれる全て
の変更を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理にしたがって与えられた、休止状
態で示されたファスナ駆動装置の制御弁組立体の断面
図。
【図2】単一作動態様にて示された、ピストンを駆動す
る状態の制御弁組立体の図1と同様な断面図。
【図3】自動作動態様においてピストンを駆動する状態
の制御弁組立体を示す図1と同様な断面図。
【図4】単一作動態様にておいてピストンの戻りストロ
ーク開始する状態の制御弁組立体の図1と同様な断面
図。
【図5】図1の線5−5に沿う断面図。
【図6】図1の線6−6に沿う断面図。
【図7】図1で矢印A方向に見た制御弁組立体の外観
図。
【図8】本発明のシャトルバルブを開位置で示す、図7
の線8−8に沿う断面図。
【図9】シャトルバルブを閉位置で示す、図7の線8−
8に沿う断面図。
【符号の説明】
10 空気圧作動式ファスナ駆動装置 12 ハウジング 14 ハンドグリップ部分 16 ファスナ駆動トラック 17 先頭のファスナ 18 マガジン組立体 20 シリンダ 22 蓄圧室 24 ピストン 26 ファスナ駆動部材 28 制御弁組立体 30 トリガー部材 32 制御弁構造体 34 メインバルブ 38,40 感圧面 46 圧力室 58 放出ポート 59 制限的なブリード通路 60 シャトルバルブ 66,68 有効圧力面 73 ニードルバルブ組立体 75 ニードルバルブ 80,88 作動部材 92 圧力キャビティ 98 ロッカーアーム 100 トリガー部材感度調整構造体 102 トリガー停止部材 106 放出通路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一作動シーケンスおよび自動作動シー
    ケンスにて作動するように構成され配列された空気圧作
    動式駆動装置であって、 ファスナ駆動トラックを画成するハウジングであり、円
    筒形ハウジング部分および該円筒形ハウジング部分から
    横方向に延在したフレームハウジング部分を含んでなる
    ハウジングと、 連続してファスナを駆動トラック内へ横方向に給送する
    ファスナマガジンと、 駆動トラック内のファスナに係合して該ファスナを駆動
    トラックから長手方向外方へ向かって被加工物に打ち込
    むようにする駆動ストローク、および戻りストロークを
    含む作動サイクル時に移動できるように駆動トラックに
    滑動可能に取り付けられたファスナ駆動部材と、 ファスナ駆動部材に連結された駆動ピストンと、 駆動ピストンが往復駆動可能に取り付けられたシリンダ
    と、 通路を経てシリンダの一端部に外部的に連通された空気
    蓄圧室と、 前記通路を開いてシリンダの該一端部の内部に蓄圧室の
    圧力を伝え、これによりファスナ駆動部材の駆動ストロ
    ークを実行する方向へピストンを移動させるようにする
    ための、また前記通路を閉じてシリンダの該一端部を大
    気解放し、これによりファスナ駆動部材の戻りストロー
    クを実行する方向へピストンが移動できるようにするた
    めの制御弁組立体とを含み、 前記制御弁組立体は、 ハウジングのフレーム部分に対して取り付けられたハウ
    ジング組立体、 前記ハウジング組立体に対して取り付けられ、前記通路
    を開閉するために開位置および閉位置の間を移動可能な
    メインバルブ、 前記ハウジング組立体に取り付けられた感圧2次バル
    ブ、および自動作動シーケンスにて装置を作動できるよ
    うに構成され配置された構造体、 作動における単一作動シーケンスを開始させるために、
    閉止位置から開放位置へ移動して前記メインバルブの開
    位置へ向かう移動を開始させ、これによりファスナ駆動
    ストロークにおけるファスナ駆動部材の移動を開始させ
    るように構成され配置された第1作動部材、 前記2次バルブ構造体の移動を開始させ、これにより装
    置が自動作動シーケンスにて作動できるようにするため
    に常時の開放位置から作動時の閉止位置へ移動できるよ
    うに取り付けられた第2作動部材、 常時の非作動位置から作動位置へ手動で移動できるよう
    に前記ハウジング組立体に取り付けられたトリガー組立
    体であり、前記第1および第2作動部材は、(1)トリ
    ガー部材の第1移動距離の枢動が前記第1作動部材をそ
    の常時の閉止位置から作動時の開放位置へ移動させて装
    置を単一作動させるようにする、および(2)前記トリ
    ガー部材の更に第2移動距離への枢動が前記第2作動部
    材をその常時の開放位置から作動時の閉止位置へ移動さ
    せて自動作動シーケンスを開始させるようにする、よう
    に構成され配置されている前記トリガー組立体、および
    非作動位置にあるトリガー組立体の一部分に係合して前
    記トリガー部材の枢動を制御し、これにより単一作動に
    続く装置の自動作動か、装置の自動作動のみかをオペレ
    ータが選択できるように構成され配置されたトリガー組
    立体調整構造体を含んでなることを特徴とする空気圧作
    動式駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたファスナ駆動装置
    であって、前記制御弁組立体がユニットとして前記ハウ
    ジングの前記フレーム部分から取り外せるように構成さ
    れ配置されたことを特徴とするファスナ駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたファスナ駆動装置
    であって、前記トリガー組立体が前記ハウジング組立体
    に枢着された手動で移動できるトリガー部材と、前記ト
    リガー部材に枢動連結されており、前記トリガー部材が
    前記第1移動距離を移動したときに第1作動部材に係合
    するようになされたロッカーアームとを含んでおり、 前記トリガー組立体調整構造体はトリガー組立体がその
    非作動位置にあるときにロッカーアームに係合してその
    移動を制限するように構成され配置されたトリガー停止
    部材と、トリガー停止部材の位置を手動で調整できるよ
    うにトリガー停止部材と連動する調整部材とを含んでお
    り、 これにより、(1)前記トリガー停止部材が前記トリガ
    ー組立体へ向かって第1作動位置に調整されたときは、
    前記トリガー組立体の前記第1移動距離の移動がロッカ
    ーアームを第1作動部材に係合させて装置を単一作動さ
    せ、また前記トリガー組立体の前記第2移動距離への更
    なる移動がトリガー部材を第2作動部材に係合させて自
    動作動シーケンスを行わせる、および(2)前記トリガ
    ー停止部材が前記トリガー組立体から第2作動位置へ調
    整されたときは、トリガー部材の移動が第2作動部材の
    みを作動させ、これにより装置を自動作動シーケンスの
    みで作動するようにさせることを特徴とするファスナ駆
    動装置。
  4. 【請求項4】 単一作動シーケンスおよび自動作動シー
    ケンスで作動するように構成され配置された空気圧作動
    式駆動装置において、該装置は、ピストンを内有するシ
    リンダハウジングの一端部に蓄圧室の圧力を伝えてファ
    スナ駆動部材の駆動ストロークを実行する方向へピスト
    ンを移動させるように、またシリンダの一端部を大気解
    放してファスナ駆動部材の戻りストロークを実行する方
    向へピストンを移動させるようにする制御弁組立体を含
    んでおり、制御弁組立体は、前記シリンダの前記一端部
    と蓄圧室との間に取り付けられて開位置および閉位置の
    間を移動できるメインバルブと、装置を自動作動シーケ
    ンスで作動できるように構成され配置された2次バルブ
    構造体と、単一作動を開始させるために閉止位置から開
    放位置へ移動して前記メインバルブの開位置への移動を
    開始させ、これによりファスナ駆動ストロークにおける
    ファスナ駆動部材の移動を開始させるようにする第1作
    動部材と、常時の開放位置から作動時の閉止位置へ移動
    して前記2次バルブ構造体の移動を開始させ、これによ
    り装置を自動作動シーケンスにて作動させることができ
    るように取り付けられた第2作動部材と、常時の非作動
    位置から作動位置へ手動で移動できるように取り付けら
    れたトリガー部材であって、該トリガー部材の第1移動
    距離の移動が前記第1作動部材をその常時の閉止位置か
    ら作動時の開放位置へ移動させ、前記トリガー部材の更
    に第2移動距離への移動が前記第2作動部材をその常時
    の開放位置から作動時の閉止位置へ移動させるように前
    記第1および第2作動部材が構成され配置されている前
    記トリガー部材とを含み、 非作動位置にあるトリガー部材の一部分に係合して該ト
    リガー部材の部分の枢動を制御し、これにより単一作動
    に続く装置の自動作動か、装置の自動作動のみかをオペ
    レータが選択できるように構成され配置されたトリガー
    部材調整構造体を含むことを特徴とする空気圧作動式駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 ファスナ駆動トラックを画成するハウジ
    ングと、 連続してファスナを駆動トラック内へ横方向に給送する
    ファスナマガジンと、 駆動トラック内のファスナに係合して該ファスナを駆動
    トラックから長手方向外方へ向かって被加工物に打ち込
    むようにする駆動ストローク、および戻りストロークを
    含む作動サイクル時に移動できるように駆動トラックに
    滑動可能に取り付けられたファスナ駆動部材と、 ファスナ駆動部材に連結された駆動ピストンと、 駆動ピストンが往復駆動可能に取り付けられたシリンダ
    と、 通路を経てシリンダの一端部に外部的に連通された空気
    蓄圧室と、 前記通路を開いてシリンダの該一端部の内部に蓄圧室の
    圧力を伝え、これによりファスナ駆動部材の駆動ストロ
    ークを実行する方向へピストンを移動させるようにする
    ための、また前記通路を閉じてシリンダの該一端部を大
    気解放し、これによりファスナ駆動部材の戻りストロー
    クを実行する方向へピストンが移動できるようにするた
    めの制御弁組立体とを含んで構成され、前記制御弁組立
    体が、 ハウジング組立体内に取り付けられ、前記シリンダの前
    記一端部と前記蓄圧室との間に配置されて通路を開閉す
    るために開位置と閉位置との間を移動可能で、第1およ
    び第2の相対する感圧面を有するメインバルブを含み、
    また軸方向の貫通通路を含む主制御弁構造体、 前記メインバルブがその閉位置にあるときは前記通路を
    大気解放する、前記軸方向通路に連通している放出通
    路、 供給孔を経て蓄圧室と連通され、前記第1感圧面と前記
    ハウジング組立体の一部分との間に配置された圧力室、 前記メインバルブをその閉位置に押圧するばね構造体、 前記圧力室と第1放出ポートとの間のメインバルブトリ
    ガーポート、 前記メインバルブトリガーポートと前記第1放出ポート
    との間に配置され、第1および第2の相対する有効圧力
    面を有するバルブを含み、該バルブが第1および第2有
    効圧力面に作用する圧力の変化によって前記第1放出ポ
    ートを開閉するように開位置および閉位置の間を移動す
    るように構成され配置されている2次バルブ構造体、 メインバルブの開位置へ向かう移動を開始させ、これに
    よりファスナ駆動ストロークにおけるファスナ駆動部材
    の移動を開始させるようにするために、常時の閉止位置
    から作動時の開放位置へ移動できるように前記ハウジン
    グに担持され、前記閉止位置にあるときは前記第1放出
    ポートを閉止する第1作動部材、前記2次バルブ構造体
    の閉位置へ向かう移動を開始させるために常時の開放位
    置から作動時の閉止位置へ移動できるように前記ハウジ
    ングに担持され、前記閉止位置にあるときは前記軸方向
    通路に連通した第2放出ポートを閉止する第2作動部
    材、 前記第2放出ポートと、前記2次バルブ構造体の前記バ
    ルブの前記第1有効圧力面とに圧力連通されている圧力
    キャビティ、 常時の非作動位置から作動位置へ手動で移動できるよう
    に前記ハウジングに枢着されたトリガー組立体であり、
    前記トリガー組立体の第1移動距離の移動が前記第1作
    動部材をその常時の閉止位置から作動時の開放位置へ移
    動させ、前記トリガー組立体の更に第2移動距離への移
    動が前記第2作動部材をその常時の開放位置から作動時
    の閉止位置へ移動させるように、前記第1および第2作
    動部材が構成され配置されている前記トリガー組立体、
    および前記ハウジング組立体に担持されており、また前
    記トリガー組立体の枢動を調整し、これにより単一作動
    に続く装置の自動作動か、装置の自動作動のみかをオペ
    レータが選択できるように構成され配置されたトリガー
    組立体調整構造体を含んでおり、 これにより、単一作動態様において、前記トリガー組立
    体の前記第1移動距離の移動が前記第1作動部材をその
    作動時の開放位置へ移動させ、この開放位置においては
    メインバルブの前記第1感圧面に作用する前記圧力室内
    の圧力を前記主トリガーポートおよび前記放出ポートを
    通して大気解放して、蓄圧室の圧力が前記メインバルブ
    の前記第2感圧面に作用するようになし、これによりメ
    インバルブを開き、放出ポートを閉じて、ファスナ駆動
    ストロークを開始させ、その後軸方向通路と通じた圧力
    は2次バルブ構造体の開いたバルブを通り、前記圧力キ
    ャビティに流入し、また前記第2放出ポートを通して大
    気中に放出され、前記供給孔を通して前記圧力室内に放
    出され、前記第1放出ポートを通って大気解放される圧
    力がメインバルブをその開位置に保持するようになし、
    また前記トリガー部材の解放は前記第1作動部材を常時
    の前記第1放出ポートを閉止する閉止位置へ移動させ
    て、前記供給孔を経て前記圧力室に圧力が伝えられるよ
    うに、また前記第1感圧面に作用してメインバルブをそ
    の閉止位置へ移動させて放出通路を開くようにさせ、 これにより、自動作動態様においては、前記トリガー組
    立体の前記第2移動距離への移動が前記第2作動部材を
    その作動時の閉止位置へ移動させて、前記圧力キャビテ
    ィ内部の圧力が前記第1感圧面に作用して2次バルブ構
    造体のバルブを前記メインバルブトリガーポートを閉止
    する閉位置へ移動させるようになし、圧力が供給孔を経
    て前記圧力室に伝えられてメインバルブの前記第2感圧
    面に作用し、これによりメインバルブをその閉位置へ移
    動させるようになし、シリンダの前記一端部の内部圧力
    が前記放出通路を通って大気に放出され、前記第1感圧
    面に作用する圧力が前記軸方向通路および前記放出通路
    を経て大気中に放出されて2次バルブ組立体のバルブを
    その開位置へ移動させ、これにより前記蓄圧室内の圧力
    が前記第1感圧面に作用して前記メインバルブを開いて
    ファスナ駆動ストロークを開始させるようになすことを
    特徴とする空気圧作動式ファスナ駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されたファスナ駆動装置
    であって、前記トリガー組立体が手動で移動させること
    のできる前記ハウジング組立体に枢着されているトリガ
    ー部材と、前記トリガー部材に枢動連結されて、前記ト
    リガー組立体が前記第1移動距離よりを移動したときに
    第1作動部材に係合するようになされるロッカーアーム
    とを含み、前記トリガー組立体調整構造体がロッカーア
    ームの移動を制限するように構成され配置されたトリガ
    ー停止部材と、該トリガー停止部材と連動してトリガー
    停止部材の一部分を手動で調整できるようにしている調
    整部材とを含んでおり、 これにより、前記トリガー停止部材が前記トリガー組立
    体に向かって第1作動位置に調整されたときには、装置
    は単一作動してトリガー組立体が前記第1移動距離を移
    動したときに自動作動に続くようになされ、また前記ト
    リガー停止部材がトリガー組立体から第2作動位置へ調
    整されたときには、装置はトリガー組立体が前記第2移
    動距離を移動されたときに自動作動態様でのみ作動され
    ることを特徴とするファスナ駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載されたファスナ駆動装置
    であって、前記メインバルブトリガーポートを前記第1
    放出ポートに連結する制限的なブリード通路を更に含
    み、前記2次バルブ構造体の前記バルブはその閉位置に
    あるときは前記メインバルブトリガーポートと前記第1
    放出ポートとの間の連通を阻止するようになされてお
    り、 前記2次バルブ構造体の前記バルブが開位置にあるとき
    は、前記ブリード通路は(1)2次バルブ構造体のバル
    ブに高圧力を作用させ、(2)前記圧力室から蓄圧室の
    圧力の放出を遅延させて、前記圧力室が完全に大気に放
    出できるようになし、これにより前記2次バルブ組立体
    の前記バルブの完全なストロークを保証することを特徴
    とするファスナ駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載されたファスナ駆動装置
    であって、前記軸方向通路と前記2次バルブ構造体の前
    記バルブとの間の通路内に配置された調整可能なニード
    ルバルブを含むニードルバルブ組立体を更に含み、前記
    ニードルバルブは前記通路を選択的に制限するように構
    成され配置されて、装置の自動作動時にこの制限された
    通路が前記ピストンのストロークにおける頂点での休止
    を制御するように構成され配置されたことを特徴とする
    ファスナ駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載されたファスナ駆動装置
    であって、前記第2作動部材がばねによってその常時の
    開放位置に押圧されていることを特徴とするファスナ駆
    動装置。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載されたファスナ駆動装
    置であって、前記第1作動部材がばねによってその常時
    の閉止位置に押圧されていることを特徴とするファスナ
    駆動装置。
  11. 【請求項11】 請求項5に記載されたファスナ駆動装
    置であって、前記第1有効圧力面が第2有効圧力面より
    も広く、前記シリンダの前記一端部においてピストン上
    方圧力に曝されており、前記第2有効圧力面は蓄圧室と
    通じていることを特徴とするファスナ駆動装置。
JP8340330A 1995-11-16 1996-11-15 制御弁装置および起動感度調節装置付のファスナ駆動装置 Pending JPH09272026A (ja)

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