JP2015007308A - 弾性経編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用感が良好であり、運動追従性に優れ、運動機能向上に寄与することができ、さらに、伸長力によって用途が限定されることがなく、着用による型崩れの生じ難い衣服の材料として使用できる、伸長性及び伸長回復性に優れる弾性経編地の提供。【解決手段】本発明に係る弾性経編地は、三枚筬を除く複数枚の筬により編成されてなる弾性経編地であって、少なくとも一つの筬に弾性繊維が、その他の筬に非弾性繊維が、それぞれ、配されてなり、該編地の80%伸長時の、経方向の伸長力と緯方向の伸長力がいずれも100cN〜600cNであり、経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.8〜1.8であり、かつ、80%伸長・回復を3回繰り返した後の経方向の伸長回復率と緯方向の伸長回復率がいずれも85%以上であることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、インナー、スポーツウェア、水着等に使用可能な伸長性及び伸長回復性に優れる弾性経編地に関する。
従来、ショーツやガードル、ブラジャーなどの身体にフィットするインナー、スポーツウェア等の身体にフィットするアンダーシャツ、水着等として、弾性糸を含有する弾性経編地が多く使用されている。これらの経編地を用いたインナーは着用感が良好であり、また身体の補型性を高めることができる。
さらに、これらの弾性経編地を用いたスポーツウェアや水着として、締め付け作用による身体機能の向上を目標として種々の製品が販売されている。これらの製品に使用されるトリコット経編地として、合成繊維マルチフィラメント又は綿糸の如く紡績糸からなる非弾性繊維を用いて地組織を1−0/2−3の編組織で編成し、この地組織に弾性繊維を用いて1−2/1−0の編組織を組み合わせることによって得られるハーフ組織からなるトリコット2way経編地が多く使用されている。このトリコット2way経編地は経緯方向に生地が伸びるものの、経方向に比べ緯方向の伸びは極端に少なくなっており、製品として着用した時のフィット感について不満があった。
また、このように経方向と緯方向に対する伸長性が大きく異なる編地においては、衣服の実着用時の応力がかかる方向と生地の伸長しやすい方向とをあわせて生地を裁断する必要があるため、生地の使い方に大きな制約を受けるという問題もある。
そのため、伸長性と伸長回復性とを、経緯両方向で適切なバランスで発揮させることを目的にして、弾性糸を二目編で編成し、コース方向の密度を所定のものとすることで、経と緯の伸長応力を比較的同じレベルにする方法が提案されているが、弾性繊維の伸長回復性を左右する非弾性繊維の編成方法については全く触れられておらず、衣服としたときの回復性からくる運動追随性において、不十分となる問題がある。(以下の特許文献1を参照のこと)。また、弾性糸がループを形成してなる緯編組織で編成したり、弾性糸を地組織に挿入して編成することにより、経と緯の伸長性を比較的同じレベルにまで合わせる方法が提案されているが、この方法では伸長させる為に大きな力が必要なものしか得られず、用途が限定され、ショーツやインナーシャツ、スポーツアンダーシャツ等の比較的小さい力で伸張することが要求される用途には適さないという問題がある(以下の特許文献2を参照のこと)。
伸長時の応力が低く、かつ、経方向/緯方向の伸長力比が一定範囲である、経緯の伸縮バランスに優れた弾性経編地として、弾性糸と非弾性糸がいずれも特定のアトラス編組織で構成された弾性経編地も開示されている(以下の特許文献3を参照のこと)。この方法では伸長時の応力を低くすることによって、着用時に窮屈な感じがしないソフトストレッチな経編地が得られるが、伸長回復性が低くなり、身体機能向上を狙ったスポーツ商品では、着用時に型崩れが生じるという問題や、運動追従性が悪く衣服が筋肉の動きと一体化しないことにより運動を阻害するという問題がある。
近年、体の動きにあわせて単に伸縮するだけでなく、体の動きをサポートするような伸長機能を有する衣料が求められている。具体的には、締め付け感(又はフィット感)が良好であるとともに、運動追従性に極めて優れ、身体の動きとほぼ同じように動くことができることによって身体の筋肉等をサポートして運動機能向上に寄与することができ、さらに、伸長力によって用途が限定されることがなく、着用による型崩れが生じ難い衣服や衣服用編地が求められている。しかしながら、前述の編地によっては、低応力で伸長するソフトストレッチ性、及び伸長回復運動に追従できる伸長回復性に優れる衣料を得ることは困難であった。
特開平7−70894号公報 特開平6−2252号公報 特許第3897150号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記のような従来技術の問題点を解決し、インナー、スポーツウェア、水着等に適した、伸長性及び伸長回復性、又は運動追随性及び着用感に優れる弾性編地を提供することである。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討し、新しい構造の編地や着用テストなどの実験を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1]少なくとも二枚の筬により編成されてなる弾性経編地であって、少なくとも一つの筬に弾性繊維が、その他の筬に非弾性繊維が、それぞれ、配されてなり、該編地の80%伸長時の、経方向の伸長力と緯方向の伸長力がいずれも100cN〜600cNであり、経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.8〜1.8であり、かつ、80%伸長・回復を3回繰り返した後の経方向の伸長回復率と緯方向の伸長回復率がいずれも85%以上であることを特徴とする前記弾性経編地。
[2]前記弾性繊維は、筬にフルセットで通糸され、かつ、ループを形成している、前記[1]に記載の弾性経編地。
[3]前記非弾性繊維の編目の傾きが20〜70度である、前記[2]に記載の弾性経編地。
[4]三枚筬により編成されており、一つの筬に弾性繊維が通糸され、他の二つの筬に、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、それぞれ、1イン1アウトで非弾性繊維が通糸されている、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の弾性経編地。
[5]前記弾性繊維が通糸されている筬の組織は、デンビー組織であり、そして前記非弾性繊維が通糸されている筬の内のいずれか一方の組織が、前記弾性繊維が通糸されている筬の組織に対し同方向のプレーンコード組織であり、他方の組織が、前記弾性繊維が通糸されている筬の組織に対し異方向のプレーンコード組織である、前記[4]に記載の弾性経編地。
[6]前記弾性繊維が通糸されている筬の組織は、コース方向にジグザグ状に編成された二目編組織であり、そして前記非弾性繊維が通糸されている筬の内のいずれか一方の組織が、前記弾性繊維が通糸されている筬の組織に対し同方向のプレーンコード組織であり、他方の組織が、前記弾性繊維が通糸されている筬の組織に対し異方向のプレーンコード組織である、前記[4]に記載の弾性経編地。
[7]前記非弾性繊維の少なくとも1種は、2針振りで5ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されている、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の弾性経編地。
[8]三枚筬により編成されており、一つの筬において弾性繊維は、1針振りで3ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成され、他の筬において非弾性繊維は、前記弾性繊維と同方向に、2針振りで5ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されており、そして残りの筬において非弾性繊維は、前記非弾性繊維と異方向に、2針振りで5ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されている、前記[7]に記載の弾性経編地。
[9]三枚筬により編成されており、一つの筬において弾性繊維は、二目編組織でコース方向にジグザグ状に編成され、他の筬において非弾性繊維は、2針振りで5ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されており、そして残りの筬において非弾性繊維は、前記非弾性繊維と異方向に、2針振りで5ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されている、前記[7]に記載の弾性経編地。
人体の伸長方向の動きに追随して生地が伸長された際に、伸長方向の応力と人体の周方向における生地の応力が、着用感に大きく影響を及ぼすが、本発明の弾性編地は、編地の経方向と緯方向の両者において所定の伸長を有し、かつ、瞬間回復性が良好であることから、運動追随性や着脱性に優れ、着用した際の快適性に優れる。また、生地の不必要な伸度が抑制されるために、生地の耐久性を向上させることができる。
本発明の弾性経編地の瞬間回復性を評価する装置である。 編目における非弾性糸及び弾性糸の糸配置図である((a)、(b)、(c)の態様、及び(d)、(e)、(f)の態様)。 本発明の弾性経編地組織図の一例である(実施例1)。 本発明の弾性経編地組織図の一例である(実施例5)。 本発明の弾性経編地組織図の一例である(実施例6)。 本発明の弾性経編地組織図の一例である(実施例8)。 本発明の弾性経編地組織図の一例である(実施例9)。 従来の編地組織図の一例である(比較例1)。 従来の編地組織図の一例である(比較例2)。 従来の編地組織図の一例である(比較例3)。 従来の編地組織図の一例である(比較例4)。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の弾性経編地は、弾性繊維と非弾性繊維が用いられてなることを特徴とする。
本発明で使用される非弾性繊維は、フィラメント糸又は紡績糸のいずれであってもよい。具体的には、フィラメント糸としては、レーヨン、アセテート繊維、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、アクリル系繊維、ポリプロピレン系繊維、塩化ビニル系繊維等の化合繊からなるものが好ましい。フィラメント糸の形態は、原糸(未加工糸)、仮撚加工糸、先染糸などのいずれであってもよく、また、これらの複合糸であってもよい。
紡績糸としては、木綿、羊毛、麻などの天然繊維、レーヨン、アセテート、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、アクリル系繊維、ポリプロピレン系繊維、塩化ビニル系繊維等の化合繊からなるものが好ましく、これらは単独又は混紡されたもの等、いずれであってもよい。
すなわち用途によって、適宜好適な素材を選定すればよい。また、繊度や単糸数についても特に限定されるものではなく、用途や、使用する編機のゲージに好適な繊度や単糸数のものを選定すればよい。
弾性繊維としては、ポリウレタン弾性糸、ポリエーテル・エステル弾性糸、ポリアミド弾性糸、ポリオレフィン弾性糸、あるいは、これらに非弾性繊維を被覆し、カバリング状態としたものでもよい。更に天然ゴム、合成ゴム、半合成ゴムからなる糸状である、いわゆるゴム糸などを使用することもできるが、伸縮性に優れ、一般的に広く利用されているポリウレタン弾性糸が好適である。弾性繊維についても、繊度や単糸数について特に限定されるものではなく、用途や、使用する編機のゲージに好適な繊度および単糸数のものを選定すればよい。
本発明の弾性経編地は、少なくとも二枚の筬により編成され、少なくとも1つの筬に弾性繊維、その他の筬には非弾性繊維がそれぞれ配されることを特徴とする。編成時に使用する筬は、編機正面に立ったときに、最も手前の筬をフロント筬、最も奥にある筬をバック筬、それらの中間にある筬をミドル筬と表記する。二枚の筬を使用する場合、どちらの筬にどの繊維を使用するかは特に限定されないが、フロント筬に弾性繊維を配すると、弾性繊維が表面に出やすくなり、表面品位が悪くなることがあるため、フロント筬に非弾性繊維、バック筬に弾性繊維を配置することが好ましい。三枚の筬により編成される場合においても、どの筬にどの繊維を使用するかは特に限定されないが、上述の理由、および、バック筬とミドル筬にそれぞれ弾性繊維を配すると、目付けが大きくなり、着用時に重たく感じてしまうことがあるため、弾性繊維はバック筬だけに配されることが好ましい。
本発明の弾性経編地は、弾性繊維がフルセットで通糸され、弾性繊維がループを形成していることが好ましい。弾性繊維をフルセットで通糸しない場合、弾性繊維が入っていない部分の伸張特性が低下することがあり、弾性繊維がループを構成しない場合は、伸長時の応力が高いものしかできないことや、編地内の弾性繊維の位置が安定せず、衣服として着用したときの型崩れや表面品位が悪化することがある。
本発明の弾性経編地は、80%伸長時の経方向及び緯方向の伸長力が100cN〜600cNであり、経方向/緯方向の伸長力比が0.8〜1.8であることを特徴とする。
経方向及び緯方向の伸長力は、好ましくは100cN〜500cN、より好ましくは100cN〜300cN、更に好ましくは100cN〜200cNである。伸長力が100cN未満であると、伸長回復性が悪くなることがあり、一方、伸長力が600cNを超えると、伸長力が大き過ぎることにより、運動時に突っ張り感を感じることがある。また、伸長力比は、好ましくは0.9〜1.7、より好ましくは0.9〜1.6、更に好ましくは1.0〜1.5である。この80%伸長時の経方向/緯方向の伸長力比が0.8未満もしくは1.8を超えると、製品として着用した時に型崩れが生じたり、フィット感が悪くなることがある。
なお、本発明で規定する「編地の80%伸長時の経方向/緯方向の伸長力比」とは、以下に説明するように、弾性経編地の経方向及び緯方向の引張試験において、伸長率80%時の往路応力の測定値を伸長力とし、下記式(1):
伸長力比=(経方向伸長力)÷(緯方向伸長力) 式(1)
で求められる値である。
本発明の弾性経編地は、80%伸長・回復を3回繰り返した後の経方向及び緯方向の伸長回復率がいずれも85%以上であることを特徴とする。この80%伸長・回復を3回繰り返した後の経方向及び緯方向の伸長回復率が85%未満であると、製品として着用した時に型崩れが生じることがある。
ここで「80%伸長・回復を3回繰り返した後の経方向及び緯方向の伸長回復率」とは、以下に説明するように、弾性経編地の経方向及び緯方向の引張試験において、伸長率80%までの繰返し伸長回復における往路応力及び復路応力を測定して得られた伸長回復曲線から3回伸長回復後の残留伸び(%)を読み取り、下記式(2):
伸長回復率(%)=[(80−(残留伸び))÷80]×100 式(2)
により求められる値である。
実着用時の型崩れやフィット感はウェアに使用される生地の伸長回復率に大きく影響するが、実際の運動においては、生地が運動によって追随することが重要で、そのためには瞬間的な回復性が特に重要である。そこで、本発明者は鋭意検討し、瞬間回復性を評価する指標を作り上げた。
図1に、瞬間回復性を評価するために用いた試験機の概略図を示す。大栄科学精器(株)製のデマッチャー疲労試験機(DC−3型)を使用し、試験機の固定試料把持部1aに20cm角にサンプリングした試料を試料固定枠1bに固定し、試験機に設置する。更に、同試験機の可動試料把持部1cに突き上げ丸棒1dを設置する。突き上げ丸棒1dの最大突き上げ高さは試料固定枠1bから上方に6cmとなるように突き上げ丸棒の高さを調節する。突き上げ丸棒の最大突き上げ高さは最大突き上げ時の試料が約50%伸長するように設定したものである。
(株)ライブラリー社製高速度カメラ「ひまわりGE200」を三脚にて試料固定枠と水平位置及び、試料固定枠前面から20cmの位置に設置する。デマッチャー疲労試験機を1分間に500回の突き上げ動作を行うように設定し、稼動させ、500回目の突き上げ動作を1秒間に200コマの条件で撮影する。撮影した動画より、突き上げ動作500回後の丸棒下降時に丸棒の先端が試料固定枠の下端を通過した時点を0として、そこから0.05秒以内の試料固定枠からの最大試料たるみを、(株)ライブラリー社製動作解析ソフト「Move−tr/2D」を使用し測定する。
この時の試料たるみの少ないものほど、瞬間的な回復性に優れ、運動時の追随性が良好となり、突き上げ500回後の最大試料たるみが好ましくは3.0mm以下、特に好ましくは2.0mm以下である。
前記瞬間的な回復性に優れるということは、着用において、肘や膝を屈曲した後、伸ばした際に、編地がたるまないことを意味し、サポート力の低下が小さいことを意味する。肘や膝のみならず、運動時の筋収縮と筋弛緩に伴う筋肉部分の大きさの変化にも追随し、運動時の筋肉を常に一定のサポート力で保持する効果にも優れる。従って、このことにより、例えば、本発明の弾性経編地からロングタイツを試作し、膝の屈曲・伸展動作を行った際に、大腿直筋組織内の酸化ヘモグロビン量がロングタイツを履かない素足や従来のロングタイツに対して高い結果となることが判明した。酸化ヘモグロビンとは、肺から酸素を運んできたヘモグロビンのことであり、特に、有酸素運動において、酸化ヘモグロビンが筋組織に多く存在するということは、酸素によって脂肪や糖を分解してエネルギーを得ている筋にとって、エネルギーを持続させる環境にあるということである。この効果は、本発明の弾性経編地の瞬間回復性の良さから、静脈還流を促進し、血流を向上させたためと考えられる。
この瞬間回復性を良好とするためには、編地の80%伸長・回復を3回繰り返した後の経方向及び緯方向の伸長回復率がいずれも85%以上であることと同時に、編地の80%伸長時の経方向/緯方向の伸長力比が0.8〜1.8であることが必要である。そのためには、弾性繊維の伸びやすさを妨げる非弾性繊維の組織構成を工夫する必要があり、本発明者は、非弾性繊維の編目、特に弾性繊維と非弾性繊維とで構成される編目の傾きを調節することが重要であることを見出した。
本発明の弾性経編地には、後述する方法で測定された非弾性繊維の編目の傾きが20〜70度の編目を含むことが好ましい。特に好ましくは20〜60度、更に好ましくは30〜50度である。
非弾性繊維の編目の傾きが20度未満であると、編目の伸長が経方向に大きく影響することとなり、緯方向の伸長性が低下し、その結果、経/緯の伸長力比が所定のものにならないことがある。非弾性繊維の編目の傾きが70度を超えると、編成性が悪化し、編成困難となることがある。編地中の単位面積における非弾性繊維の全ループにおける、編目の傾きが20〜70度の編目の割合が20〜80%であることが好ましく、より好ましくは25〜60%である。
傾きをもつ編目の配置においては、1ウェル毎に存在することが好ましく、更に、同一ウェル内に存在する傾きをもつ編目は50〜100%の比率で存在することが好ましい。
本発明で規定する「非弾性繊維の編目の傾き」とは、(株)キーエンス社製デジタルマイクロスコープVHX−500にて、編地を経緯両方向同時に約22Nの応力で伸長させた状態で、ニードルループ面の表面写真を倍率100倍にて撮影する。撮影した写真から、コース方向の軸に対して非弾性繊維のループの傾きを分度器にて測定して求められるものである。
ここで、コース方向の軸とは、コース方向に連なる同一ウェルの編目の中心を結ぶ線から近似される直線で示される。非弾性繊維のループの傾きとは、該ループの根元と先端を結んだ直線が、ループの中心付近において上記コース方向の軸を示す直線との間で交差する角度(鋭角側を採用する)のことである。
本発明者は、上記非弾性繊維の編目が、編目を構成する弾性繊維と非弾性繊維の位置関係によって、編目の傾きを変化させる方法を見出した。図2に、非弾性繊維の編目を傾ける方法について詳細に説明する。
ハーフトリコット2way編地組織の模式図を2b、編地表面の拡大写真を2cに示す。該ハーフトリコット編地は非弾性繊維を用いて地組織を1−0/2−3の編組織で編成し、この地組織に弾性繊維を用いて1−2/1−0の編組織を組み合わせることによって得られる。この編地は、全ての編目において、非弾性繊維と弾性繊維が異方向であり(2a)、その結果、非弾性繊維と弾性繊維の編目にかかる力が均等となり、編地上の非弾性繊維の編目はコース方向の軸に平行に整列する構成となる。2cの写真から実測される、非弾性繊維の編目の傾きは全て0〜15度の範囲である。
本編地を経方向に伸長させると、変形しやすい編目がコース方向すなわち編地の経方向に連なっていることから、編地の経方向への伸長性が大きいものとなる。一方、編地の緯方向は、編目と編目をつなぐシンカーループの伸びやすさのみで伸長性が決まることとなり、編地を緯方向に伸長させると、伸長性の低い非弾性繊維が弾性繊維よりも先に突っ張ることとなり、編地の緯方向への伸長性が小さいものとなり、伸長時の経方向/緯方向の伸長力比が0.8を下回り、瞬間回復性が不良となる。
一方、本発明の好ましい一態様である編地組織の模式図を2e、編地表面の拡大写真を2fに示す。これは、三枚筬を使用し、ミドル筬の非弾性繊維の組織を弾性繊維に対して同方向としたものである。この編地は、ミドル筬の非弾性繊維が作る編目において、非弾性繊維と弾性繊維が同方向であり(2d)、その結果、編目にかかる力を一方に片寄らせ、非弾性繊維の編目をウェル方向に傾けることができる。2fの写真から実測される、ミドル筬の非弾性繊維が作る編目の傾きには、20〜70度の範囲を示すものが多く存在する。
この編地は、経方向だけでなく、編目が編地の緯方向の力にも変形しやすくなり、緯方向に伸長しやすくなる。その結果、経緯両方向の伸長力、伸長力比、回復率に優れ、瞬間回復性に優れた編地となる。
本発明の性能を発現するための好適な編組織として、以下の三つの組織のものが挙げられる。
一つ目の好ましい編組織は、三枚筬により編成されてなる経編地において、一つの筬に弾性繊維が通糸され、その他の二つの筬に、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、それぞれ1イン1アウトで非弾性繊維が通糸されている組織である。特に、弾性繊維がデンビー組織であり、更に、非弾性繊維が通糸されている筬のどちらか一方の組織が、弾性繊維の組織に対し同方向のプレーンコード組織であり、もう一方が弾性繊維の組織に対し異方向のプレーンコード組織であることが好ましい。
弾性繊維が配されて編成される好ましい組織はデンビー組織であり、デンビー組織には、1−2/1−0で示される閉じ目のデンビー組織、または2−1/0−1で示される開き目のデンビー組織などがあり、特に限定されない。弾性繊維の組織を、デンビー組織以外の組織で編成すると、パワーが強いものしかできず、用途が限定され好ましくない。
非弾性繊維の組織は、生地の厚みを抑えるため、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、それぞれ1イン1アウトで非弾性繊維が通糸することが好ましく、1−0/2−3、2−3/1−0で示される閉じ目のプレーンコード組織、または0−1/3−2、3−2/0−1で示される開き目のプレーンコード組織が好ましい。ここで、1イン1アウトの通糸とは、筬の通糸箇所に対して1針おきに通糸することである。
非弾性繊維が通糸されている筬のどちらか一方の組織は、弾性繊維の組織に対し同方向のプレーンコード組織であることが好ましく、もう一方は、弾性繊維の組織に対し異方向のプレーンコード組織であることが好ましい。非弾性繊維が全て弾性繊維と異方向であった場合、編地上の非弾性繊維の編目はコース方向に全て整列する構成となり、経方向と緯方向の伸長力のバランスが悪くなり、瞬間回復性が悪くなることがある。非弾性繊維が全て弾性繊維と同方向であった場合、編地上の非弾性繊維の編目は全てウェル方向に傾いたものとなり、編地の経方向に伸びにくいものとなり、経方向と緯方向の伸長力のバランスが悪くなり、瞬間回復性が悪くなることがある。
二つ目の好ましい編み組織は、非弾性繊維の少なくとも1種が2針振りで5ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されてなる組織である。特に、三枚筬からなり、弾性繊維が1針振りで3ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成され、非弾性繊維の少なくとも1種は2針振りで5ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されてなることが好ましい。このとき、非弾性繊維のアトラス編みは弾性繊維と反対方向であることが好ましい。弾性繊維が1針振りで4ウェル以上にわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されると、非弾性繊維と弾性繊維のバランスが取りにくくなり、編成性に問題となることがある。また、弾性繊維が2針振り以上で編成されると、シンカーループの重なりが増え、編地厚みが増えてしまうことがある。
非弾性繊維の少なくとも1種が1針振りで5ウェルにわたって弾性繊維と反対方向にアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されると、非弾性繊維のシンカーループの余裕がなくなり、生地としての伸びが十分出なくなることがある。また、非弾性繊維の少なくとも1種が1針振りで3ウェルにわたって弾性繊維と反対方向にアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されると、特に経方向の伸び易さが減少し、回復性も低下することから製品として着用した時のフィット感が悪くなることがある。
非弾性繊維の少なくとも1種が2針振りで6ウェル以上にわたって弾性繊維と反対方向にアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されると、組織柄が強くなり、特異的な外観のものとなってしまうことがある。
非弾性繊維の少なくとも1種は2針振りで5ウェルにわたって弾性繊維と同方向にアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されると、編地上の非弾性繊維の編目は全てウェル方向に傾いたものとなり、編地の経方向に伸びにくいものとなり、経方向と緯方向の伸長力のバランスが悪くなり、瞬間回復性が悪くなることがある。
本発明の弾性経編地において、三枚筬を使用し編成する場合、フロント筬、及びミドル筬に非弾性繊維が通糸されることが好ましい。このときにいずれかの筬に配された非弾性繊維は、2針振りで5ウェルにわたって弾性繊維と反対方向にアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成され、他の筬に配された非弾性繊維は2針振りで5ウェルにわたって弾性繊維と同じ方向にアトラス編みされていれば、経緯両方向の伸長性を発現させ易いことから特に好ましい。
三つ目は上記二種それぞれの編組織において、弾性繊維の編組織を二目編みにした本発明の弾性経編地の編組織である。二目編みにすることで、伸長応力の低いものはできないが、伸長応力の高いものを得るには効果的である。但し、あまり伸長応力が大きすぎると、運動時に突っ張り感を感じ、運動を阻害することがあるので、同様に大きな伸長力が得られる弾性繊維を挿入組織にすることや、挿入組織を併用する編み組織は好ましくない。
本発明に弾性経編地の弾性繊維を二目編みにする時、二目編みの組織は同一のウェルだけで編成されてもよく、コース方向に異なるウェルをまたいで編成されてもよいが、コース方向にジグザク状に編成する編み組織が好ましく、例えば、組織としては2−0/1−3や0−2/3−1、2−0/1−3/3−5/4−2などがある。ジグザグ状にコース方向に編成しない二目編みは、弾性繊維の重なりが多くなり、伸長応力がかなり大きいものしかできないことや、編地の厚みが増えることがあり好ましくない。例えば、組織としては2−0/2−0や2−0/0−2などである。
具体的には、一つ目の好ましい編組織、すなわち三枚筬により編成されてなる経編地において、一つの筬に通糸される弾性繊維が二目編組織で、コース方向にジグザグ状に編成され、その他の二つの筬に、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、それぞれ1イン1アウトで非弾性繊維が通糸されている組織であることが好ましい。非弾性繊維が通糸されている筬のどちらか一方の組織が、コース方向にジグザグ状に編成される弾性繊維の組織に対し同方向のプレーンコード組織であり、もう一方が弾性繊維の組織に対し異方向のプレーンコード組織であることが特に好ましい。
また、二つ目の好ましい編組織、すなわち三枚筬により編成される経編地において、弾性繊維が二目編組織で、コース方向にジグザグ状に編成され、非弾性繊維の少なくとも1種は2針振りで5ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されてなり、非弾性繊維の他の一種は2針振りで5ウェルにわたって上記非弾性繊維と異方向にアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されてなる組織であることが好ましい。
以下、本発明の弾性経編地に共通する好ましい態様、製造条件について説明する。
本発明の弾性経編地において、三枚筬を使用し編成する場合、フロント筬やミドル筬に非弾性繊維をフルセットで通糸してもよいが、生地の厚みを抑える為、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、それぞれ1イン1アウトで非弾性繊維が通糸することが好ましい。ここで、1イン1アウトの通糸とは、筬の通糸箇所に対して1針おきに通糸することである。
生機の編成条件としては、前記した糸使い、糸繊度、組織の組み合わせで、安定した張力と優れた生地品位となるよう、ランナー長を適宜調整すればよい。尚、「ランナー」とは、一定コース数(これを「ラック」と言い、通常、480コースを1ラックとする)を編むのに使用する糸の長さ(cm)を言う。
本発明の弾性経編地は、トリコット編機、ラッセル編機にて編成可能であり、編機のゲージについては、特に限定されないものの、18〜40ゲージの編機を、用途や使用する繊維の太さによって、任意に選択することが好ましい。
本発明の弾性経編地は、要求される用途に準じて目付を調整することが好ましく、より好ましくは、目付100〜500(g/m)の範囲で調整するとよい。
本発明の弾性経編地は、要求される用途に準じて厚みを調整することが好ましく、より好ましくは、厚み0.4〜1.0(mm)の範囲で調整するとよい。
本発明の弾性経編地は、生機編地とした後、精錬、熱セット、染色等の加工を行う。加工方法は、通常の弾性繊維混経編地の加工方法に準じて行えばよい。また、要求される伸度特性、伸度バランスにより、適宜仕上げ密度を調整することが好ましく、より好ましくは仕上げ密度を1インチ(2.54cm)当たり50〜100ウェル、80〜150コースの範囲で調整するとよい。
さらに、染色段階での付帯加工として、防汚加工、抗菌加工、消臭加工、防臭加工、吸汗加工、吸湿加工、紫外線吸収加工、減量加工など、さらに後加工としてカレンダー加工、エンボス加工、シワ加工、起毛加工、オパール加工、シリコン系柔軟剤等を使用した柔軟加工など、最終的な要求特性に応じて適宜付与することができる。
本発明の弾性経編地は、例えば、身体にフィットするインナー、スポーツウェア、水着等の用途に利用することが可能であり、本発明の弾性経編地を使用することにより、着用感が良好であるとともに、運動追従性に優れ、運動機能向上に寄与することができ、さらに、伸長力によって用途が限定されることがなく、着用による型崩れが発生し難い、着用感と見映えの優れた衣服を製造することができる。
以下、本発明を、実施例より具体的に説明する。
実施例における各評価は次のとおり行った。
(1)ウェル方向への非弾性繊維の傾き
(株)キーエンス社製デジタルマイクロスコープVHX−500にて、編地を経緯両方向同時に約22Nの応力で伸長させた状態で、ニードルループ面の表面写真を倍率100倍にて撮影する。撮影した写真から、以下の基準で求めたコース方向の軸に対する非弾性繊維の各ループの傾きを分度器で測定する。
コース方向の軸:コース方向に連なる編目の中心から近似される直線で示される。
非弾性繊維のループの傾き:1つのループの根元と先端を結んだ直線が、ループの中心付近において上記コース方向の軸を示す直線との間で交差する角度(鋭角側を採用する)で示される。
(2)伸長力、伸長力比
引張試験機を使用し、2.5cm巾で10cmの把持間隔で把持した編地を引張速度300mm/分で伸長・回復を3回繰り返し、伸長率80%までの往路応力、復路応力を測定し、伸長回復曲線を描き、伸長1回目における伸長率80%時の応力を伸長力とした。経方向及び緯方向の伸長回復曲線からそれぞれの伸長力を読み取り、下記式(1):
伸長力比=(経方向伸長力)÷(緯方向伸長力) 式(1)
により求めた。
(3)伸長回復率
伸長力比の試験方法で得られた伸長回復曲線から3回目の残留伸び(%)を読み取り、下記式(2):
伸長回復率(%)={[(80−(残留伸び))÷80]×100 式(2)
により求めた。
(4)生地たるみ
図1に示す大栄科学精器(株)製のデマッチャー疲労試験機(DC−3型)を使用し、試験機の固定試料把持部1aに20cm角にサンプリングした試料を試料固定枠1bに固定し、試験機に設置する。更に、同試験機の可動試料把持部1cに突き上げ丸棒1dを設置する。突き上げ丸棒1dの最大突き上げ高さは試料固定枠1bから上方に6cmとなるように突き上げ丸棒の高さを調節する。突き上げ丸棒の最大突き上げ高さは最大突き上げ時の試料が約50%伸長するように設定したものである。
次に(株)ライブラリー社製高速度カメラ「ひまわりGE200」を三脚にて試料固定枠と水平位置及び、試料固定枠前面から20cmの位置に設置する。
デマッチャー疲労試験機を1分間に500回の突き上げ動作を行うように設定し、稼動させ、500回目の突き上げ動作を1秒間に200コマの条件で撮影する。
撮影した動画より、突き上げ動作500回後の丸棒下降時に丸棒の先端が試料固定枠の下端を通過した時点を0として、そこから0.05秒以内の試料固定枠からの最大試料たるみを、(株)ライブラリー社製動作解析ソフト「Move−tr/2D」を使用し測定する。
(5)着用型崩れ性
実施例で作製した弾性経編地を用いて身体にフィットするテニスシャツを縫製し、2時間テニスをした後、脱衣し、特に肘部の編地の型崩れ(変形)の有無を、また、肘部の編地が変形したシャツについては脱衣後に手で揉んで変形が無くなるか否かを加味して、以下の評価基準で目視判定した。実用上問題がないのは下記の基準で3以上である:
5 : 型崩れが全く無い
4 : 若干肘部に型崩れが生じているが気にならない
3 : 肘部が変形しているが、揉むと変形が解消する
2 : 肘部の変形が大きく、かなり揉まないと元に戻らない
1 : 肘部の変形が甚だしく、かなり揉んでもほとんど元に戻らない
[実施例1]
カールマイヤー製の28ゲージのシングルトリコット機を用いて、フロントとミドルの筬に34dtx−18fのポリエステルフィラメントを、バックの筬に33dtxのポリウレタン繊維を配し、フロントの組織を3−4/2−1かつ1イン1アウトで配糸し、該ランナーを140(cm/ラック)、ミドルの組織を1−0/2−3かつ1イン1アウトで配糸し、該ランナーを140(cm/ラック)、バックの組織を1−0/1−2、該ランナーを89(cm/ラック)で編成し、生機を得た。図3に、この組織図を示す。
この生機を弾性経編地の通常の染色および吸水柔軟加工工程で加工し、編地を得た。すなわち、50℃の槽、60℃の槽、80℃の槽、計3槽を用いて、リラックス、精錬を行い、190℃で熱セットを行い、さらに市販のポリエステル用吸水剤を併用し、130℃で染色、市販の柔軟剤を付与後、170℃で仕上げセットを実施し、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスと伸長回復性に優れ、フィット感が良好で着用型崩れの小さい編地であった。
[実施例2]
フロントの組織を1−0/2−3、該ランナーを154(cm/ラック)、ミドルの組織を3−4/2−1、該ランナーを150(cm/ラック)、バックのランナーを86(cm/ラック)で編成する以外は、実施例1と同じ条件で、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスと伸長回復性に優れ、着用型崩れの小さい編地であった。
[実施例3]
フロントのランナーを146(cm/ラック)、ミドルの組織を3−2/0−1、該ランナーを146(cm/ラック)、バックのランナーを85(cm/ラック)で編成する以外は、実施例1と同じ条件で、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスと伸長回復性に優れ、着用型崩れの小さい編地であった。
[実施例4]
フロントとミドルの筬に44dtx−34fのナイロンフィラメントを配する以外は、実施例1と同じ条件で、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスがやや劣るが、伸長回復性に優れ、着用型崩れの小さい編地であった。
[実施例5]
カールマイヤー製の28ゲージのシングルトリコット機を用いて、フロント筬及びミドル筬に44dtex/24fのポリエステルフィラメントをそれぞれ1イン1アウトで通糸し、バック筬に22dtexのポリウレタン繊維をフルセットで通糸し、フロントの組織を4−5/3−2/1−0/2−3、該ランナーを154(cm/ラック)、ミドルの組織を2−1/3−4/5−6/4−3、該ランナーを150(cm/ラック)、バックの組織を1−0/1−2/2−3/2−1、該ランナーを86(cm/ラック)で編成し、生機を得た。図4に、この組織図を示す。この生機を実施例1と同様に染色加工し、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスと伸長回復性に優れ、フィット感が良好で着用型崩れの小さい編地であった。
[実施例6]
カールマイヤー製の32ゲージのシングルトリコット機を用いて、フロント筬に33dtex/48fのポリエステルフィラメントを、バック筬に22dtexのポリウレタン繊維をそれぞれフルセットで通糸し、フロントの組織を4−5/3−2/1−0/2−3、該ランナーを140(cm/ラック)、バックの組織を1−0/1−2/2−3/2−1、該ランナーを70(cm/ラック)で編成し、生機を得た。図5に、この組織図を示す。
この生機を実施例1と同様に染色加工し、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスと伸長回復性に優れ、フィット感が良好で着用型崩れの小さい編地であった。
[実施例7]
フロント筬及びミドル筬に44dtex/36fのポリエステルフィラメント、バック筬に44dtexのポリウレタン繊維を通糸し、フロントのランナーを152(cm/ラック)、ミドルのランナーを146(cm/ラック)、バックのランナーを85(cm/ラック)にした以外は、実施例5と同じ条件で、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスと伸長回復性に優れ、フィット感が良好で着用型崩れの小さい編地であった。
[実施例8]
カールマイヤー製の28ゲージのシングルトリコット機を用いて、フロントとミドルの筬に56dtx/36fのポリエステルフィラメントを、バックの筬に44dtxのポリウレタン繊維を配し、フロントの組織を3−4/2−1かつ1イン1アウトで配糸し、該ランナーを165(cm/ラック)、ミドルの組織を1−0/2−3かつ1イン1アウトで配糸し、該ランナーを160(cm/ラック)、バックの組織を2−0/1−3、該ランナーを190(cm/ラック)で編成し、生機を得た。図6に、この組織図を示す。この生機を実施例1と同様に染色加工し、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスと伸長回復性に優れ、フィット感が良好で着用型崩れの小さい編地であった。
[実施例9]
フロントの組織を4−5/3−2/1−0/2−3、該ランナーを175(cm/ラック)、ミドルの組織を2−1/3−4/5−6/4−3、該ランナーを175(cm/ラック)で編成する以外は、実施例8と同じ条件で編成し、生機を得た。図7に、この組織図を示す。この生機を実施例1と同様に染色加工し、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスと伸長回復性に優れ、フィット感が良好で着用型崩れの小さい編地であった。
[比較例1]
カールマイヤー製の28ゲージのシングルトリコット機を用いて、フロント筬に34dtex/18fのポリエステルフィラメント、バック筬に33dtexのポリウレタン繊維をそれぞれフルセットで通糸し、フロントの組織を2−3/1−0、該ランナーを140(cm/ラック)、バックの組織を1−0/1−2、該ランナーを89(cm/ラック)で編成し、生機を得た。図8に、この組織図を示す。この生機を実施例1と同様に染色加工し、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスが悪く、フィット感が劣り着用型崩れの大きい編地であった。
[比較例2]
フロント及びミドルの筬に34dtex/18fのポリエステルフィラメント、バック筬に33dtexのポリウレタン繊維をそれぞれフルセットで通糸し、フロントの組織を1−0/4−5、該ランナーを200(cm/ラック)、ミドルの組織を2−3/1−0、該ランナーを140(cm/ラック)、バックの組織を1−0/1−2、該ランナーを89(cm/ラック)で編成し、生機を得た。図9に、この組織図を示す。この生機を実施例1と同様に染色加工し、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスが悪く、フィット感が劣り着用型崩れの大きい編地であった。
[比較例3]
カールマイヤー製の32ゲージのシングルトリコット機を用いて、フロント筬に33dtex/10fのナイロンフィラメント、バック筬に22dtexのポリウレタン繊維をそれぞれフルセットで通糸し、フロントの組織を2−3/2−1/1−0/1−2、該ランナーを110(cm/ラック)、バックの組織を1−0/1−2/2−3/2−1、該ランナーを70(cm/ラック)で編成し、生機を得た。図10に、この組織図を示す。この生機を実施例1と同様に染色加工し、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスが悪く、フィット感が劣り着用型崩れの大きい編地であった。
[比較例4]
カールマイヤー製の28ゲージのシングルトリコット機を用いて、フロント筬に56dtex/36fのポリエステルフィラメント、バック筬に44dtexのポリウレタン繊維をそれぞれフルセットで通糸し、フロントの組織を1−0/2−3、該ランナーを165(cm/ラック)、バックの組織を1−3/2−0、該ランナーを190(cm/ラック)で編成し、生機を得た。図11に、この組織図を示す。この生機を実施例1と同様に染色加工し、以下の表1に示す目付及び密度の編地を得た。
得られた編地の評価結果を以下の表1に示す。得られた編地は経緯伸長バランスが悪く、フィット感が劣り着用型崩れの大きい編地であった。
本発明の弾性経編地を使用することにより、例えば身体にフィットするインナー、スポーツウェア、水着等において、着用感が良好であるとともに、運動追従性に優れ、運動機能向上に寄与することができ、さらに、伸長力によって用途が限定されることがなく、着用による型崩れが発生し難い、着用感と見映えの優れた衣服を製造することができる。
1a 試料把持部
1b 試料固定枠
1c 可動試料把持部
1d 突き上げ丸棒
A フロント筬に配される非弾性繊維
B ミドル筬に配される非弾性繊維
C バック筬に配される弾性繊維

Claims (4)

  1. 三枚筬を除く複数枚の筬により編成されてなる弾性経編地であって、少なくとも一つの筬に弾性繊維が、その他の筬に非弾性繊維が、それぞれ、配されてなり、該編地の80%伸長時の、経方向の伸長力と緯方向の伸長力がいずれも100cN〜600cNであり、経方向の伸長力/緯方向の伸長力の比が0.8〜1.8であり、かつ、80%伸長・回復を3回繰り返した後の経方向の伸長回復率と緯方向の伸長回復率がいずれも85%以上であることを特徴とする前記弾性経編地。
  2. 前記弾性繊維は、筬にフルセットで通糸され、かつ、ループを形成している、請求項1に記載の弾性経編地。
  3. 前記非弾性繊維の編目の傾きが20〜70度である、請求項2に記載の弾性経編地。
  4. 前記非弾性繊維の少なくとも1種は、2針振りで5ウェルにわたってアトラス編みにて往復しながら1コースずつ編成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性経編地。
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