JP2003129361A - 伸縮バランスに優れた経編地およびその製造方法 - Google Patents

伸縮バランスに優れた経編地およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003129361A
JP2003129361A JP2001328115A JP2001328115A JP2003129361A JP 2003129361 A JP2003129361 A JP 2003129361A JP 2001328115 A JP2001328115 A JP 2001328115A JP 2001328115 A JP2001328115 A JP 2001328115A JP 2003129361 A JP2003129361 A JP 2003129361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knitted fabric
warp
elastic
warp knitted
weft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001328115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3897150B2 (ja
Inventor
Takamasa Miie
隆昌 御家
Yuichiro Omote
雄一郎 表
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2001328115A priority Critical patent/JP3897150B2/ja
Publication of JP2003129361A publication Critical patent/JP2003129361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3897150B2 publication Critical patent/JP3897150B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】裁断方向に制限の少ないタテとヨコ方向のバラ
ンスのとれた応力伸長特性を有する着用時に窮屈な感じ
がしないソフトストレッチな経編地を容易に提供するこ
とである。 【解決手段】即ち本発明の第一は、弾性糸及び非弾性糸
で構成された経編地であって、50%伸長時の伸長力が
経方向及び緯方向ともに300g/2.5cm以下であ
り、かつそのときの縦方向/緯方向の伸長力比が0.7
〜1.3でありことを特徴とする経緯の伸縮バランスに
優れた弾性経編地である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縦及び横方向の伸縮
バランスに優れた弾性経編地に関する。より詳しくは本
発明は、インナーウエアやスポーツウエア等に使用した
時の着用感に優れた弾性経編地に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インナーウエア、スポーツウ
エア等に使用される弾性経編地は、合成繊維マルチフィ
ラメント又は綿糸の如く紡績糸からなる非弾性糸を用い
て地組織を10/23の編組織で編成し、この地組織に
弾性糸12/10の編組織で組み合わせる事によって得
られるハーフ組織からなるトリコット2wayが多く使
用されている。この生地はタテヨコ方向に生地が伸びる
ものの、タテ方向に比べヨコ方向の伸びは極端に少なく
なっており、製品として着用した時のフィット感につい
て不満があった。
【0003】また、タテとヨコ方向に対する応力伸長特
性が大きく異なる編地においては、衣服の実着用事の応
力がかかる方向と生地の伸長しやすい方向とをあわせて
生地を裁断する必要があるため、生地の使い方に大きな
制約を受けて使用し難いという問題がある。
【0004】そのためタテとヨコの両方向に対する応力
伸長特性と伸長回復性とのバランスを適切に発揮させる
ことを目的にして、弾性糸の繊度を大きくすることや、
あるいは多数本の弾性糸を使用することが提案されてい
る。
【0005】ところが、そうした場合は多数の弾性糸が
使用される為、風合いが悪化することや、ストリークな
どの品位が悪化しやすくなるだけでなく、生地が厚いも
のとなることから用途が限定されてしまうという問題が
ある。
【0006】また弾性糸の振り幅を大きくしたり、挿入
糸を加えることでタテとヨコの応力伸長特性を比較的同
じレベルにまであわせることはできるが、前記と同様の
厚地になるという問題とさらに応力に対する伸度が低
い、つまり伸長させる為には大きな力が必要となり、実
着用においては窮屈な感じのするものになるという問題
が依然残っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、裁断
方向に制限の少ないタテとヨコ方向のバランスのとれた
応力伸長特性を有する経編地であって、着用したときに
窮屈な感じがしないソフトストレッチな経編地を提供す
ることである。また本発明の別の目的はタテとヨコ方向
のストレッチバランスに優れた薄い経編地を容易に作る
ことができる製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は下記の構成
からなる。 1.弾性糸及び非弾性糸で構成された経編地であって、
50%伸長時の伸長力が経方向及び緯方向ともに300
g/2.5cm以下であり、且つ縦方向/緯方向の伸長
力比が0.7〜1.3であることを特徴とする経緯の伸
縮バランスに優れた弾性経編地。 2.経編地を構成するすべての弾性糸が同一組織である
ことを特徴とする上記第1に記載の経緯の伸縮バランス
に優れた弾性経編地。 3.弾性糸と非弾性糸がフルセットに配列され、各糸条
1針振りで3乃至4ウエールにわたって互いに反対方向
にアトラス編方式で往復しながら、1コースずつ編成さ
れていることを特徴とする上記第1又は2に記載の経緯
の伸縮バランスに優れた弾性経編地。 4.引裂き強力が700g以上であることを特徴とする
上記第1〜3のいずれかに記載の経緯の伸縮バランスに
優れた弾性経編地。 5.破裂強力が2kg以上であることを特徴とする上記
第1〜4のいずれかに記載の経緯の伸縮バランスに優れ
た弾性経編地。 6.生地に使用されている全弾性糸の平均番手(dTe
x)と生地に使用されている全非弾性糸の平均番手(d
Tex)の合計に対する編地の厚み係数(下記式1)が
0.006以下であることを特徴とする上記第1〜5の
いずれかに記載の経緯の伸縮バランスに優れた弾性経編
地。 式(1)=生地厚み(mm)/(全弾性糸の平均番手
(dTex)+全非弾性糸の平均番手(dTex)) 7.フロント筏に非弾性糸をフルセットに配列させ、バ
ック筏に弾性糸をフルセットに配列させた2枚の筏で編
成する経編地において、各糸条を1針振りで3乃至4ウ
エールにわたって互いに反対方向にアトラス編方式で往
復させながら、1コースずつ編成することを特徴とする
経緯の伸縮バランスに優れた弾性経編地の製造方法。
【0009】本発明で言う弾性糸とは、ポリウレタンを
主体とする重合体組成物を紡糸して得られる弾性繊維で
ある。ポリウレタンはポリエーテル系、ポリエステル
系、ポリカーボネート系など、公知のポリウレタンを挙
げることが出来る。かかるポリウレタンはポリイソシア
ネート、ポリマージオール、所望により低分子多官能活
性水素化合物を反応させて得ることが出来る。ポリイソ
シアネートとしては、例えば4,4´−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネ
ート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−ト
リレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−シシク
ロヘキサンジイソシアネート、4,4´−ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ートなどの1種またはこれらの混合物を用いることが出
来る。中でも好ましいのは4,4´−ジフェニルメタン
ジイソシアネートである。ポリマージオールは両末端に
ヒドロキシル基を持つ分子量が600〜7000の実質
的に線状の重合体として、例えばポリテトラメチレンエ
ーテルグリコール、ポリプロピレンエーテルグリコー
ル、ポリエチレンエーテルグリコール、ポリペンタメチ
レンエーテルグリコールなどのポリエーテルポリオール
や、コポリ(テトラメチレン・ネオペンチレン)エーテ
ルジオール、コポリ(テトラメチレン・2−メチルブチ
レン)エーテルジオール、コポリ(テトラメチレン・
2,3−ジメチルブチレン)エーテルジオール、コポリ
(テトラメチレン・2,2−ジメチルブチレン)エーテ
ルジオールなどの2種以上の炭素数6以下のアルキレン
基を含むコポリエーテルポリオールや、アジピン酸、セ
バシン酸、マレイン酸、イタコン酸、マゼライン酸、マ
ロン酸、コハク酸、グルタール酸、スベリン酸、ドデカ
ンジカルボン酸、β―メチルアジピン酸、ヘキサヒドロ
テレフタル酸などの2塩基酸の1種または2種以上の混
合物とエチレングリコール、1,2−プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、1,4−ジメチロール
シクロヘキサンなどのグリコールの1種あるいは2種以
上の混合物から得られるポリエステルポリオールや、ポ
リエーテルエステルジオール、ポリラクトンジオール、
ポリカーボネートジオールなどの任意のポリオールを用
いることが出来る。
【0010】本発明で言う非弾性糸とは、ポリエチレン
テレフタレート、ナイロン6、ナイロン66、アクリ
ル、アクリレートに代表される合成繊維マルチフィラメ
ントや、レーヨンやアセテートに代表される化学繊維さ
らには綿や羊毛などの天然繊維などを意味する。
【0011】本発明の経編地は50%伸長時の伸長力が
経方向及び緯方向ともに300g/2.5cm以下であ
ることが望ましい。50%伸長時の伸長力とは編地を5
0%伸長させたときの応力を意味し、これは例えばガー
ドルに縫製した場合において、実着用時の座位における
尻部生地にかかる応力と相関している。この50%伸長
時の伸長力が300g/2.5cmより大きくなると、
座ったときの姿勢において圧迫感を感じる為好ましくな
い。好ましくは250g/2.5cm以下であり、更に
好ましくは200g/2.5cm以下である。
【0012】また本発明の経編地は50%伸長時の縦方
向/緯方向の伸長力比が0.7〜1.3であることが望
ましい。縦方向と緯方向の伸長力比が0.7未満である
と縦方向もしくは緯方向の1.3を越えると、製品とし
て着用した時のフィット感が悪くなり好ましくない。
【0013】また、タテとヨコ方向に対する応力伸長特
性が大きく異なる編地においては、衣服の実着用事の応
力がかかる方向と生地の伸長しやすい方向とをあわせて
生地を裁断する必要があるため、生地の使い方に大きな
制約を受ける為好ましくない。経編地として更に好まし
くは0.8〜1.2である。
【0014】本発明の経編地は構成するすべての弾性糸
が同一組織であることが好ましい。弾性糸の編組織が異
なった場合、非弾性糸を編成するオサ1枚と弾性糸を編
成するオサ2枚が必要となり、合計で3枚のオサが必要
となり、編機が限定される事や生産性の低下、コストア
ップとなる為好ましくない。又、どうしても経編地が厚
くなっていしまう為着用時に外衣の外から製品のライン
が見えたり動きにくくなったりする為好ましくない。更
に弾性糸を使用する量が多くなる為、パワーが強くなっ
てしまい、着用時に圧迫感を受ける為好ましくない。
【0015】本発明の経編地は、弾性糸と非弾性糸がフ
ルセットに配列され、各糸条が1針振りで3乃至4ウエ
ールにわたって互いに反対方向にアトラス編方式で往復
しながら、1コースずつ編成されていることが好まし
い。非弾性糸をフルセットに配列しない場合、経編地表
面に凹凸が出てくる為、均一な外観が得られず好ましく
ない。又弾性糸をフルセットに配列しない場合、弾性糸
のはいってない所が伸長特性がなくなる為好ましくな
い。
【0016】本発明の経編地は、各糸条が1針振りで3
乃至4ウエールにわたって互いに反対方向にアトラス編
方式で往復しながら、1コースずつ編成されていること
が好ましい。各糸条が1針振りで2ウエールのみにわた
って互いに反対方向に1コースずつ編成された場合、経
編地が裂けやすくなり好ましくない。又1針振りで5ウ
エールにまたがった場合、ヨコ段がきつく発生し外観を
悪くする為好ましくない。更に各糸条が2針振りで互い
に反対方向にアトラス編方式で往復しながら編成された
場合、経編地が厚くなる為好ましくない。
【0017】本発明の経編地は引裂き強力が700g以
上であることが好ましい。引裂き強力が700gを下回
ると、製品として着用した時又は経編地を縫製する時に
裂けやすくなる為好ましくない。
【0018】本発明の経編地は破裂強力が2Kg以上で
あることが好ましい。破裂強力が2Kgを下回ると、製
品として着用した時又は経編地を縫製する時に破れやす
くなる為好ましくない。
【0019】本発明の経編地に使用されている全弾性糸
の平均番手(dTex)と生地に使用されている全非弾
性糸の平均番手(dTex)の合計に対する編地の厚み
係数(下記式1)が0.006以下であり、下記式を満
足する事が好ましい。 式(1)=生地厚み(mm)/(全弾性糸の平均番手
(dTex)+全非弾性糸の平均番手(dTex)) 式(1)における値が0.006を越える事は、生地
(仕上加工上がりの製品生地)が厚くなる事を意味し、
そうした場合、製品が厚くなる事により、着用時に違和
感を生じたり、動きにくくなったりする為好ましくな
い。又、この経編地をインナー用ショーツやガードルと
して着用した場合、着用部分とそうでない部分に段差が
生じそれが外衣から見えてくる為好ましくない。
【0020】本発明の経編地はフロント筏に非弾性糸を
フルセットに配列させ、バック筏に弾性糸をフルセット
に配列させた2枚の筏で編成する経編地において、各糸
条を1針振りで3乃至4ウエールにわたって互いに反対
方向にアトラス編方式で往復させながら、1コースずつ
編成することが好ましい。フロントオサに弾性糸を使用
した場合、これは、製品の表、裏両面に弾性糸が出てく
る事になる為、染色により着色出来ない状況となり外観
不良となり好ましくない。
【0021】以下に今回の測定方法を示す
【0022】(伸長力)編成された伸縮性弾性経編地か
ら幅2.5cm、長さ16cmの試験片を採取し、インスト
ロン型引張試験機に引張間隔10cmで取付け、移動させ
るチャックの下降および上昇速度を30cm/minと
し、15%、30%、50%、80%伸長時の伸長力を
測定した。伸長力の値は3サイクル目におけるそれぞれ
の値を用いた。なお、チャックを下降/上昇から上昇/
下降へ切替える時のホールド時間は零とし、3サイクル
を連続で繰り返した。
【0023】(伸長率)編成された伸縮性弾性経編地か
ら幅2.5cm、長さ16cmの試験片を採取し、インスト
ロン型引張試験機に引張間隔10cmで取付け、移動させ
るチャックの下降または上昇速度を30cm/minと
し、1.0kg、1.5kg、2.25kg荷重時の伸
長率を測定した。
【0024】引裂強力はJIS L1096 D法(ペ
ンジュラム法)に準ずる
【0025】破裂強力はJIS L1096 A法(ミ
ューレン形法)に準ずる
【0026】厚さはJIS L1096試験方法に準ず
【0027】
【実施例】(実施例1)32ゲージの2枚オサのトリコ
ット編機を使用し、フロントオサにナイロン44dte
x−34fセミダル糸、バックオサにスパンデックス4
4dtex使いとし、組織はフロントオサ10/12/
23/21、バックオサは23/21/10/12で機
上コース60コース/インチにて編成した。次いでプリ
ウエッター−プリセッター(190℃*40秒)−染色
(液流染色100℃*45分)−ファイナルセット(17
5℃*40秒)の条件で後加工し125コース/イン
チ、65ウエール/インチの経編地を得た。得られた経
編地の評価結果を表−1に示す。表−1より得られた経
編地はタテとヨコ方向のバランスのとれた応力伸長特性
を有し、着用したときに窮屈な感じがしないソフトスト
レッチな経編特性を得た。
【0028】(実施例2)28ゲージの2枚オサのトリ
コット編機を使用し、フロントオサにナイロン44dt
ex−34fセミダル糸、バックオサにスパンデックス
33dtex使いとし、組織はフロントオサ10/12
/23/21、バックオサは23/21/10/12で
機上コース65コース/インチにて編成した。次いでプ
リウエッター−プリセッター(190℃*40秒)−染
色(液流染色100℃*45分)−ファイナルセット(1
75℃*40秒)の条件で後加工し115コース/イン
チ、60ウエール/インチの経編地を得た。得られた経
編地の評価結果を表−1に示す。表−1より得られた経
編地はタテとヨコ方向のバランスのとれた応力伸長特性
を有し、着用したときに窮屈な感じがしないソフトスト
レッチな経編特性を得た。
【0029】(実施例3)36ゲージの2枚オサのトリ
コット編機を使用し、フロントオサにエステル33dt
ex−24fブライト糸、バックオサにスパンデックス
44dtex使いとし、組織はフロントオサ10/12
/23/21、バックオサは23/21/10/12で
機上コース70コース/インチにて編成した。次いでプ
リウエッター−プリセッター(190℃*40秒)−染
色(液流染色130℃*45分)−ファイナルセット(1
75℃*40秒)の条件で後加工し135コース/イン
チ、67ウエール/インチの経編地を得た。得られた経
編地の評価結果を表−1に示す。表−1より得られた経
編地はタテとヨコ方向のバランスのとれた応力伸長特性
を有し、着用したときに窮屈な感じがしないソフトスト
レッチな経編特性を得た。
【0030】(比較例1)32ゲージの2枚オサのトリ
コット編機を使用し、フロントオサにナイロン44dt
ex−34fセミダル糸、バックオサにスパンデックス
44dtex使いとし、組織はフロントオサ10/2
3、バックオサは12/10で機上コース60コース/
インチにて編成した。次いでプリウエッター−プリセッ
ター(190℃*40秒)−染色(液流染色100℃*
45分)−ファイナルセット(175℃*40秒)の条
件で後加工し125コース/インチ、65ウエール/イ
ンチの経編地を得た。得られた経編地の評価結果を表−
1に示す。表−1より得られた経編地はソフトストレッ
チを有するもののタテとヨコ方向の伸長力、伸長率共に
バランスが悪い経編特性となった。
【0031】(比較例2)28ゲージの4枚オサのラッ
セル編機を使用し、フロントオサにナイロン44dte
x−34fセミダル糸、ミドルオサにスパンデックス2
35dtex糸、バックオサにスパンデックス44dt
ex使いとし、組織はフロントオサ42/24/20/
24/42/46、ミドルオサは22/00/22/0
0/22/00、バックオサは22/00/66/44
/66/00で機上コース60コース/インチにて編成
した。次いでプリウエッター−プリセッター(190℃
*40秒)−染色(液流染色100℃*45分)−ファイ
ナルセット(175℃*40秒)の条件で後加工し20
4コース/インチ、55ウエール/インチの経編地を得
た。得られた経編地の評価結果を表−1に示す。表−1
より得られた経編地はタテとヨコ方向のバランスはいい
が伸長力の大きいパワーの強すぎる経編特性となった。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によると、裁断方向に制限の少な
いタテとヨコ方向のバランスのとれた応力伸長特性を有
する着用時に窮屈な感じがしないソフトストレッチで薄
地の経編地を容易に提供することを可能とした。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性糸及び非弾性糸で構成された経編地で
    あって、50%伸長時の伸長力が経方向及び緯方向とも
    に300g/2.5cm以下であり、且つ縦方向/緯方
    向の伸長力比が0.7〜1.3であることを特徴とする
    経緯の伸縮バランスに優れた弾性経編地。
  2. 【請求項2】経編地を構成するすべての弾性糸が同一組
    織であることを特徴とする請求項1に記載の経緯の伸縮
    バランスに優れた弾性経編地。
  3. 【請求項3】弾性糸と非弾性糸がフルセットに配列さ
    れ、各糸条1針振りで3乃至4ウエールにわたって互い
    に反対方向にアトラス編方式で往復しながら、1コース
    ずつ編成されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の経緯の伸縮バランスに優れた弾性経編地。
  4. 【請求項4】引裂き強力が700g以上であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の経緯の伸縮バ
    ランスに優れた弾性経編地。
  5. 【請求項5】破裂強力が2kg以上であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の経緯の伸縮バラン
    スに優れた弾性経編地。
  6. 【請求項6】生地に使用されている全弾性糸の平均番手
    (dTex)と生地に使用されている全非弾性糸の平均
    番手(dTex)の合計に対する編地の厚み係数(下記
    式1)が0.006以下であることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の経緯の伸縮バランスに優れた
    弾性経編地。 式(1)=生地厚み(mm)/(全弾性糸の平均番手
    (dTex)+全非弾性糸の平均番手(dTex))
  7. 【請求項7】フロント筏に非弾性糸をフルセットに配列
    させ、バック筏に弾性糸をフルセットに配列させた2枚
    の筏で編成する経編地において、各糸条を1針振りで3
    乃至4ウエールにわたって互いに反対方向にアトラス編
    方式で往復させながら、1コースずつ編成することを特
    徴とする経緯の伸縮バランスに優れた弾性経編地の製造
    方法。
JP2001328115A 2001-10-25 2001-10-25 伸縮バランスに優れた経編地およびその製造方法 Expired - Lifetime JP3897150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001328115A JP3897150B2 (ja) 2001-10-25 2001-10-25 伸縮バランスに優れた経編地およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001328115A JP3897150B2 (ja) 2001-10-25 2001-10-25 伸縮バランスに優れた経編地およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003129361A true JP2003129361A (ja) 2003-05-08
JP3897150B2 JP3897150B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=19144232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001328115A Expired - Lifetime JP3897150B2 (ja) 2001-10-25 2001-10-25 伸縮バランスに優れた経編地およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3897150B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007052482A1 (ja) * 2005-11-07 2007-05-10 Wacoal Corp. 経編地および該経編地を有する衣料
WO2011070828A1 (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 旭化成せんい株式会社 弾性経編地
JP2012122171A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Mitsubishi Rayon Textile Co Ltd 経編地及びその製造方法
KR101845597B1 (ko) 2013-03-29 2018-04-04 아사히 가세이 셍이 가부시키가이샤 신축성 편지 및 의복
JP2018059222A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 旭化成株式会社 セルロース繊維交編編地
WO2022018960A1 (ja) * 2020-07-20 2022-01-27 東レ株式会社 織編物およびそれを含む衣服

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101300380B (zh) * 2005-11-07 2011-08-17 株式会社华歌尔 经编织物及具有该经编织物的衣料
JP2007131956A (ja) * 2005-11-07 2007-05-31 Wacoal Corp 経編地および該経編地を有する衣料
WO2007052482A1 (ja) * 2005-11-07 2007-05-10 Wacoal Corp. 経編地および該経編地を有する衣料
JPWO2011070828A1 (ja) * 2009-12-07 2013-04-22 旭化成せんい株式会社 弾性経編地
CN102648313A (zh) * 2009-12-07 2012-08-22 旭化成纤维株式会社 弹性经编织物
WO2011070828A1 (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 旭化成せんい株式会社 弾性経編地
TWI406986B (zh) * 2009-12-07 2013-09-01 Asahi Kasei Fibers Corp Elastic warp knitted fabric
JP2015007308A (ja) * 2009-12-07 2015-01-15 旭化成せんい株式会社 弾性経編地
JP5700688B2 (ja) * 2009-12-07 2015-04-15 旭化成せんい株式会社 弾性経編地
US9279201B2 (en) 2009-12-07 2016-03-08 Asahi Kasei Fibers Corporation Elastic warp knitted fabric
JP2012122171A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Mitsubishi Rayon Textile Co Ltd 経編地及びその製造方法
KR101845597B1 (ko) 2013-03-29 2018-04-04 아사히 가세이 셍이 가부시키가이샤 신축성 편지 및 의복
JP2018059222A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 旭化成株式会社 セルロース繊維交編編地
WO2022018960A1 (ja) * 2020-07-20 2022-01-27 東レ株式会社 織編物およびそれを含む衣服

Also Published As

Publication number Publication date
JP3897150B2 (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2937453B1 (en) Elastic warp knitted fabric
JP6063569B2 (ja) 弾性丸編地
WO2016166993A1 (ja) 伸縮性経編地
JP2007084970A (ja) 伸縮性経編地及びその用途
EP1437432B1 (en) Circularly knitted fabric for fashioning clothes
JP2003129361A (ja) 伸縮バランスに優れた経編地およびその製造方法
JP2003166152A (ja) 弾性経編物およびその製造方法
JP2657200B2 (ja) メッシュ調弾性経編地
JP4229641B2 (ja) 弾性編地
JP2000220065A (ja) 伸縮性経編地およびその製造方法
JP4346872B2 (ja) ストレッチ編地
JPH0827650A (ja) 伸縮性弾性経編地
JP4329015B2 (ja) 軽量かつタテヨコの伸長特性に優れた弾性経編地
JP2006257587A (ja) 伸縮性経編地
WO2012086563A1 (ja) 弾性繊維を有する編地とその製造方法及びその編地を用いた伸縮性衣料と伸縮性衣料資材
JP2718441B2 (ja) 伸縮性経編地およびその製造方法
JPH0434052A (ja) 伸縮性経編地およびその製造方法
CN109844200B (zh) 弹性圆筒形针织物
JP2005213662A (ja) ソフトストレッチ弾性編地及びその製造方法
JP5965093B1 (ja) 伸縮性経編地
JP4452973B2 (ja) 薄くてソフトストレッチを有する綿交弾性経編地およびその製造方法
JP2003073962A (ja) 高ストレッチたて編地およびその製造方法
JP3195598B2 (ja) 伸縮性ラッセル経編地
JP2018188769A (ja) 伸縮性経編地
JP2549645Y2 (ja) 弾性経編地

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3897150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140105

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term