JP2014188779A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体吐出ヘッドの液体吐出面に付着した異物をより確実に除去できる、液体吐出装置を提供すること。
【解決手段】拭き取り装置は、第1拭き取り部材31と、第2拭き取り部材32と、第3拭き取り部材33とを備えている。第1拭き取り部材31の先端部の第1粗面部31aは、第2拭き取り部材32の先端部の第2粗面部32a、及び、第3拭き取り部材33の先端部の第3粗面部33aよりも、表面粗さが大きくなっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
液体を吐出する液体吐出装置として、ノズルが形成された液体吐出面に付着した異物などを除去する機構を備えたものが知られている。その中でも、特許文献1には、インクジェットヘッドのインク吐出面(ノズル形成面)を払拭するものであって、インク吐出面に付着したインクの除去と、インク吐出面に固着した異物の除去の、両方の除去動作が可能なワイピング装置が開示されている。
特許文献1のワイピング装置は、インク吐出面に押し付けられるワイピング部材を有する。ワイピング部材は、その一面側の、ゴム等の弾性板からなるワイピング用素材と、その他面側の、フェルト等のラビング用素材とが接合された複合材である。ワイピング部材は、インク吐出面に対して一方向に移動することによって、インク吐出面に付着したインクをワイピング用素材で払拭する。また、ワイピング部材は、インク吐出面に対して前記一方向とは反対方向に移動することによって、インク吐出面に固着した異物をラビング用素材で擦り取る。
特許第4277156号公報
しかし、前記特許文献1のワイピング装置では、インク吐出面の異物をラビング用素材で除去する際に、1回のワイピング部材の移動でインク吐出面が1回しか拭き取られない。そのため、紙粉(紙の繊維)がノズルに突き刺さっていたり、あるいは、固化したインクがインク吐出面にこびり付いているような場合には、このような異物を除去できない虞があった。
本発明の目的は、液体吐出ヘッドの液体吐出面に付着した異物をより確実に除去できる、液体吐出装置を提供することである。
第1の発明の液体吐出装置は、複数のノズルが形成された液体吐出面を有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドの前記液体吐出面を拭き取る拭き取り装置と、前記拭き取り装置が前記液体吐出ヘッドに対して前記液体吐出面に沿った所定方向における一方側に移動するように、前記拭き取り装置と前記液体吐出ヘッドの少なくとも一方を移動させる駆動部と、を備え、前記拭き取り装置は、前記液体吐出面と交差する方向に延び、その先端部において前記液体吐出面に接触する、第1拭き取り部と、前記第1拭き取り部と前記所定方向に間隔を空けて並べて配置され、且つ、前記第1拭き取り部と同じく前記液体吐出面と交差する方向に延び、その先端部において前記液体吐出面に接触する、第2拭き取り部と、を有し、前記第1拭き取り部の先端部における表面粗さが、前記第2拭き取り部の先端部における表面粗さよりも大きいことを特徴とするものである。
本発明では、拭き取り装置が2つの拭き取り部を有する。従って、拭き取り装置が液体吐出面に対して1回移動することによって、2つの拭き取り部により液体吐出面が続けて拭き取られることから、その分、インク吐出面に付着した異物が除去されやすくなる。また、液体吐出面に大きい異物が付着している場合は、表面粗さが大きい拭き取り部で拭き取って、表面に形成された凹凸で異物に引っ掛けるようにして除去することが好ましい。しかし、表面粗さが大きい拭き取り部だけでは、その表面の凹凸よりも小さい異物を取り除くことは難しい。本発明では、2つの拭き取り部の先端部の表面粗さが異なる。そのため、表面粗さの粗い第1拭き取り部によって大きい異物を除去する一方で、表面粗さの小さい第2拭き取り部によって小さい異物を除去できる。
第2の発明の液体吐出装置は、前記第1の発明において、前記第1拭き取り部と前記第2拭き取り部は、前記一方側から、前記第1拭き取り部、前記第2拭き取り部の順に並んでいることを特徴とするものである。
液体吐出面に大きい異物と小さい異物が存在する場合に、第2拭き取り部、第1拭き取り部の順で液体吐出面が拭き取られると、大きい異物の存在によって液体吐出面が平滑でない状態で、表面粗さの小さい第2拭き取り部で液体吐出面が拭き取られることとなり、第2拭き取り部で小さい異物を除去することができない場合もあり得る。この点、本発明では、先に、第1拭き取り部の拭き取りにより大きい異物が除去された状態で、第2拭き取り部の拭き取りが行われることから、大きい異物と小さい異物の両方を除去しやすくなる。
第3の発明の液体吐出装置は、前記第1又は第2の発明において、前記第1拭き取り部の曲げ剛性が、前記第2拭き取り部の曲げ剛性よりも大きいことを特徴とするものである。
第1拭き取り部の曲げ剛性が大きいと、第1拭き取り部が撓みにくいため液体吐出面に強く押し付けることができる。従って、第1拭き取り部により、大きな異物を強い力で拭き取って除去することが可能となる。
第4の発明の液体吐出装置は、前記第1又は第2の発明において、前記第1拭き取り部は、その先端側に曲げ変形可能な第1変形可能部を有し、前記第2拭き取り部も、その先端側に曲げ変形可能な第2変形可能部を有し、前記第1変形可能部の長さが、前記第2変形可能部の長さよりも短いことを特徴とするものである。
第1拭き取り部の第1変形可能部の長さが短いと、第1拭き取り部が撓みにくいため液体吐出面に強く押し付けることができる、従って、第1拭き取り部により、大きな異物を強い力で拭き取って除去することが可能となる。
第5の発明の液体吐出装置は、前記第1〜第4の何れかの発明において、前記拭き取り装置は、前記第1拭き取り部と前記第2拭き取り部とを一体的に連結する連結部を有することを特徴とするものである。
1つの駆動部で2つの拭き取り部を一体的に移動させて、液体吐出面の拭き取りを行うことができる。
第6の発明の液体吐出装置は、前記第1〜第5の何れかの発明において、前記第1拭き取り部は、その先端部に、前記所定方向における前記一方側に向いた第1粗面部と、前記所定方向における他方側に向き、且つ、前記第1粗面部よりも表面粗さの小さい第1滑面部と、を有し、前記第2拭き取り部も、その先端部に、前記所定方向における前記一方側に向き、且つ、前記第1粗面部よりも表面粗さの小さく、前記第1滑面部よりは表面粗さの大きい、第2粗面部と、前記所定方向における前記他方側に向き、且つ、前記第2粗面部よりも表面粗さの小さい第2滑面部と、を有し、
前記駆動部は、前記第1拭き取り部の前記第1粗面部と前記第2拭き取り部の前記第2粗面部とを前記液体吐出面に接触させた状態で、前記拭き取り装置を、前記液体吐出面に対して前記所定方向における前記一方側に移動させ、次に、前記第1拭き取り部の前記第1滑面部と前記第2拭き取り部の前記第2滑面部とを前記液体吐出面に接触させた状態で、前記拭き取り装置を、前記液体吐出面に対して前記所定方向における前記他方側に移動させることを特徴とするものである。
本発明の拭き取り装置は、液体吐出面の異物の除去に加え、液体吐出面に付着した液体の拭き取りも行う。ここで、液体吐出面の異物を除去するために、拭き取り装置の表面粗さの粗い部分で液体吐出面を拭き取ると、液体吐出面に形成されたノズル内のメニスカスが乱れる場合がある。ノズルのメニスカスが乱れた状態で液体を吐出すると、吐出が不安定になる。また、表面粗さが大きい面で液体吐出面を拭き取っても、液体吐出面に付着した液体を十分に拭き取ることはできない。
本発明では、第1拭き取り部が第1粗面部と第1滑面部を有し、第2拭き取り部が第2粗面部と第2滑面部を有する。まず、拭き取り装置が液体吐出面に対して一方側に移動することで、第1拭き取り部の第1粗面部と第2拭き取り部の第2粗面部でそれぞれ液体吐出面を拭き取って、液体吐出面の異物を除去する。次に、拭き取り装置が液体吐出面に対して他方側に移動することで、第1拭き取り部の第1滑面部と第2拭き取り部の第2滑面部で液体吐出面をそれぞれ拭き取ることにより、液体吐出面に付着している液体を除去するとともに、ノズルのメニスカスを整える。また、このとき、第1拭き取り部の第1滑面部と第2拭き取り部の第2滑面部により、続けて液体吐出面が拭き取られるため、液体の拭き残しを防止できる。
本発明によれば、拭き取り装置が液体吐出面に対して1回移動することによって、2つの拭き取り部によって液体吐出面が続けて拭き取られることから、その分、インク吐出面に付着した異物が除去されやすくなる。また、本発明では、2つの拭き取り部の先端部の表面粗さが異なる。そのため、表面粗さの粗い第1拭き取り部によって、液体吐出面に付着した大きい異物を除去する一方で、表面粗さの小さい第2拭き取り部によって、液体吐出面に付着した小さい異物を除去できる。
本実施形態に係るプリンタの概略平面図である。 図1のII-II線矢視図である。 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図である。 拭き取り装置の3つの拭き取り部材の側面図である。 粗面部の拡大図である。 拭き取り装置の、異物除去のための第1拭き取り動作を示す図である。 拭き取り装置のインク拭き取りのための第2拭き取り動作を示す図である。 拭き取り動作時における拭き取り部材の状態を示す図であり、(a)は第1拭き取り動作時の状態、(b)は第2拭き取り動作時の状態をそれぞれ示す。 メンテナンス処理のフローチャートである。 変更形態に係る拭き取り装置の拭き取り部材の側面図である。 別の変更形態に係る拭き取り装置の拭き取り部材の側面図である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、所定の搬送方向に搬送される記録用紙に対してインクを吐出して画像等を記録する、インクジェット式のプリンタに本発明を適用した一例である。図1は、本実施形態のプリンタの概略平面図である。図2は、図1のII-II線矢視図、図3は、プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図である。尚、以下では、図1の紙面手前側を上方、紙面向こう側を下方、図1の左右方向(用紙幅方向)をプリンタの左右方向と定義して、適宜、上下左右の方向語を使用して説明する。
(プリンタの概略構成)
図1〜図3に示すように、プリンタ1は、インクジェットヘッド2と、2つの搬送ローラ3,4と、拭き取り装置5と、制御装置6等を備えている。
インクジェットヘッド2(本発明の液体吐出ヘッド)は、用紙幅方向に長尺なライン型のヘッドである。インクジェットヘッド2は図示しないインクタンクと接続されており、インクタンクからインクが供給される。インクジェットヘッド2の下面には、その長手方向(用紙幅方向)に沿って2列に配列された複数のノズル10が形成されている。以下、複数のノズル10が形成されたインクジェットヘッド2の下面を、インク吐出面2a(本発明の液体吐出面)と称する。
2つの搬送ローラ3,4は、インクジェットヘッド2の長手方向と直交する方向(搬送方向)において、インクジェットヘッド2を挟むように配置されている。これら2つの搬送ローラ3,4は、搬送モータ12(図3参照)によって同期して回転駆動され、記録用紙100を搬送方向に搬送する。
インクジェットヘッド2は、2つの搬送ローラ3,4によって搬送方向に搬送される記録用紙100に対して、インク吐出面2aの複数のノズル10からそれぞれインクを吐出することにより、記録用紙100に所望の文字や画像等を印刷する。
また、図2に示すように、インクジェットヘッド2とインクタンク(図示省略)との間にはパージポンプ11が配置されている。このパージポンプ11により、インクタンクからのインクを加圧してインクジェットヘッド2に供給することにより、インクジェットヘッド2の複数のノズル10からインクを強制的に排出させる(この動作をパージという)。このパージにより、インクジェットヘッド2内に混入した異物やエア、あるいは、乾燥によって増粘したインクなどがノズル10から排出されるため、ノズル10の吐出不良の解消、あるいは、吐出不良の発生防止が可能となる。尚、パージによって複数のノズル10から排出されたインクは、記録用紙100が搬送される平面よりも下側に配置された、図示しない廃インク受け部材に回収される。
拭き取り装置5は、インクジェットヘッド2のインク吐出面2aを拭き取って、インク吐出面2aに付着した異物の除去と、インク吐出面2aに付着したインクの除去をそれぞれ行う。インク吐出面2aに付着した異物としては、インク吐出面2aのノズル10に突き刺さった紙粉(紙の繊維)や、インク吐出面2aに固着した固化インクなどが挙げられる。拭き取り装置5によってインク吐出面2aを拭き取ることにより、上記のような異物をインク吐出面2aから除去する。また、上述のパージが行われた後には、ノズル10から排出されたインクの一部がインク吐出面2aに付着するため、この付着したインクを行うために拭き取り装置5でインク吐出面2aを拭き取る。拭き取り装置5は、用紙幅方向に並ぶ3つの拭き取り部材31,32,33と、これら3つの拭き取り部材31〜33を保持する保持部材30とを有する。また、保持部材30には、3つの拭き取り部材31〜33を保持部材30に対して昇降させる昇降駆動モータ(図4参照)も設けられている。昇降駆動モータにより、3つの拭き取り部材31〜33の上下位置を調整可能である。3つの拭き取り部材31〜33の具体的な構成については後で説明する。
拭き取り装置5は、用紙幅方向に移動可能に構成されている。図2に示すように、拭き取り装置5の保持部材30は、用紙幅方向に延びるガイドレール14に取り付けられている。また、保持部材30には、拭き取り駆動モータ13に接続された無端ベルト15が連結されている。そして、無端ベルト15が拭き取り駆動モータ13によって走行駆動されることにより、拭き取り装置5は、ガイドレール14に沿って用紙幅方向に移動する。また、拭き取り駆動モータ13の回転方向を切り換えることにより、拭き取り装置5を左方(第1払拭方向)と右方(第2払拭方向)の2方向に移動させ、それぞれの移動の際にインク吐出面2aを拭き取らせることができる。
尚、拭き取り装置5を移動させる構成は、図2の構成には限られるものではない。例えば、保持部材30に、用紙幅方向に延びるネジ軸が螺合連結され、このネジ軸が拭き取り駆動モータ13によって回転駆動されることにより、拭き取り装置5が用紙幅方向に移動する構成であってもよい。
図1、図2に示すように、拭き取り装置5は、インク吐出面2aの拭き取りを行わないときには、インクジェットヘッド2よりも右側の位置において待機している。待機状態から拭き取り装置5が用紙幅方向に移動すると、3つの拭き取り部材31〜33の先端部がインク吐出面2aに接触した状態でインク吐出面2aに対して移動し、インク吐出面2aに付着した異物やインクの拭き取りを行う(図6、図7参照)。拭き取り装置5の拭き取り動作については、後で詳述する。
図3に示すように、制御装置6は、CPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、及び、各種制御回路を含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)23等を備える。制御装置6は、インクジェットヘッド2、搬送モータ12、パージポンプ11、拭き取り駆動モータ13と接続されている。また、制御装置6には、操作パネル24や、外部装置であるPC25等も接続されている。
制御装置6は、ROM21に格納されたプログラムに従い、CPU20及びASIC23により、様々な処理を実行させる。一例を挙げると、制御装置6は、PC25から送信された印刷指令に基づいて、インクジェットヘッド2や搬送モータ12を制御して、記録用紙100に画像等を印刷させる。また、パージポンプ11を制御して、インクジェットヘッド2のパージを行わせる。また、拭き取り駆動モータ13を制御して、拭き取り装置5にインクジェットヘッド2のインク吐出面2aの拭き取りを行わせる。
尚、上記では、制御装置6が、CPU20及びASIC23によって各種の処理を行う例を挙げたが、本発明はこれに限るものではなく、制御装置6はいかなるハードウェア構成で実現してもよい。例えば、CPUのみ又はASICのみで処理を行ってもよい。また、2以上のCPUや、2以上のASICに機能を分担して実現してもよい。
(拭き取り装置の詳細)
次に、拭き取り装置5の3つの拭き取り部材31〜33(第1拭き取り部材31、第2拭き取り部材32、第3拭き取り部材33)の構成について詳細に説明する。図4は、3つの拭き取り部材31〜33の側面図である。3つの拭き取り部材31〜33は、それぞれ、ゴム等の弾力性を有する材料で形成された板状の部材であり、インク吐出面2aに対して交差した姿勢で保持部材30に保持されている。より詳細には、3つの拭き取り部材31〜33は、インク吐出面2aと直交する上下方向に対して左側に傾斜した方向に延びている。
図1、図2、図4に示すように、3つの拭き取り部材31〜33は、用紙幅方向の一方側(左側)から順に、第1拭き取り部材31、第2拭き取り部材32、第3拭き取り部材33の順番で、用紙幅方向に間隔を空けて並べて配置されている。3つの拭き取り部材31〜33の間隔は、それぞれの先端部がインク吐出面2aに接触して屈曲したときに(図8参照)、互いに干渉しない程度の隙間とする。また、図4に示すように、3つの拭き取り部材31〜33の間で、インク吐出面2aに接触していない状態での、拭き取り部材の先端位置は、上下方向において同じ位置となっている。
尚、3つの拭き取り部材31〜33が1つの保持部材30に取り付けられることにより、これら3つの拭き取り部材31〜33が互いに連結されることとなり、1つの拭き取り駆動モータ13により一体的に移動させることができる。即ち、本実施形態の保持部材30が、本発明の「連結部」に相当する。
第1拭き取り部材31は、その先端部の左側部に第1粗面部31aを有し、先端部の右側部に第1滑面部31bを有する。即ち、第1粗面部31aは左側を向き、第1滑面部31bは右側を向いている。第1粗面部31aの表面粗さは、第1滑面部31bの表面粗さよりも大きい。
また、第2拭き取り部材32も、その先端部の左側面に第2粗面部32aを有し、先端部の右側面に第2滑面部32bを有する。即ち、第2粗面部32aは左側を向き、第2滑面部32bは右側を向いている。また、第2粗面部32aの表面粗さは、第1滑面部32bの表面粗さよりも大きい。
同様に、第3拭き取り部材33も、その先端部の左側面に第3粗面部33aを有し、先端部の右側面に第3滑面部33bを有する。即ち、第3粗面部33aは左側を向き、第3滑面部33bは右側を向いている。また、第3粗面部33aの表面粗さは、第3滑面部33bの表面粗さよりも大きい。
また、第1粗面部31aの表面粗さRa1、第2粗面部32aの表面粗さRa2、第3粗面部33aの表面粗さRa3を比較すると、Ra1>Ra2>Ra3となっている。即ち、3つの粗面部31a,32a,33aのうち、左側に位置するものほど表面粗さが大きくなっている。尚、第1滑面部31bの表面粗さRb1、第2滑面部32bの表面粗さRb2、第3滑面部33bの表面粗さRb3は、ほぼ同じである。以上の表面粗さの関係を整理すると、Ra1(第1粗面部31a)>Ra2(第2粗面部32a)>Ra3(第3粗面部33a)>Rb1(第1滑面部31b)=Rb2(第2滑面部32b)=Rb3(第3滑面部33b)である。
粗面部31a,32a,33aの表面の凹凸形状は特には限定されないが、図5に一例を挙げる。図5は粗面部の拡大図であり、(a)は第1粗面部、(b)は第2粗面部、(c)は第3粗面部をそれぞれ示す。図 に示すように、3つの粗面部31a,32a,33aは、それぞれ、搬送方向に延び、且つ、上下方向に並ぶ複数の凸部31b,32b,33bからなる。粗面部の表面粗さが大きいほど、凸部の突出量が大きく、また、凸部の配置間隔も大きくなっている。即ち、3つの粗面部31a,32a,33aのうち、表面粗さの最も大きい第1粗面部31aの凸部31bの突出量が最も大きく、また、凸部31bの配置間隔が最も大きくなっている。
尚、上記のように表面粗さが互いに異なる複数の部分を形成する方法としては、例えば、射出成型によって拭き取り部材31〜33を成型する際に、金型の、拭き取り部材31〜33の先端部を成型する箇所の内面粗さを変えておく。また、レーザー加工や研磨加工等の、公知の粗面加工あるいは鏡面加工を採用してもよい。あるいは、表面粗さの異なる材質からなるシート等を貼り付けて粗面部等を形成してもよい。
尚、本実施形態における、第1拭き取り部材31と第2拭き取り部材32の組み合わせ、または、第1拭き取り部材31と第3拭き取り部材33の組み合わせ、あるいは、第2拭き取り部材32と第3拭き取り部材33の組み合わせが、それぞれ、本発明の「第1拭き取り部」と「第2拭き取り部」に相当する。
図4に示すように、3つの拭き取り部材31〜33の間で曲げ剛性(即ち、屈曲のしにくさ)も異なっている。具体的には、第1拭き取り部材31の厚みが大きく、次に、第2拭き取り部材32の厚みが大きく、第3拭き取り部材33の厚みが最も小さくなっている。尚、曲げ剛性は、弾性係数Eと断面二次モーメントIの積で示される。3つの拭き取り部材31〜33の曲げ剛性を異ならせるには、上記のように、厚みを異ならせて断面二次モーメントIを異ならせる他にも、3つの拭き取り部材31〜33の材質を異ならせて弾性係数Eを異ならせてもよい。例えば、硬度が異なる3種類のゴムを使用して、3つの拭き取り部材31〜33をそれぞれ形成する。
次に、拭き取り装置5によるインク吐出面2aの拭き取り動作について説明する。図6は、拭き取り装置の異物除去のための第1拭き取り動作を示す図である。図7は、拭き取り装置のインク拭き取りのための第2拭き取り動作を示す図である。また、図8は、拭き取り動作時における拭き取り部材の状態を示す図であり、(a)は第1拭き取り動作時の状態、(b)は第2拭き取り動作時の状態をそれぞれ示す。
図2に示すように、拭き取り装置5の待機状態(インク吐出面2aに接触していない状態)では、3つの拭き取り部材31〜33の先端位置は、インク吐出面2aを含む平面よりも上方にある。そして、図6,図7に示すように、拭き取り装置5をインク吐出面2aに対して用紙幅方向に移動させたときには、3つの拭き取り部材31〜33は、その先端部がインク吐出面2aに押しつけられて屈曲した状態で移動し、インク吐出面2aを拭き取る。
(第1拭き取り動作)
インク吐出面2aに付着した異物を除去する、拭き取り装置5の第1拭き取り動作について説明する。制御装置6は、拭き取り駆動モータ13を制御して、拭き取り装置5を、用紙幅方向の一方側(左側、第1払拭方向ともいう)に移動させる。このとき、図6、図8(a)に示すように、3つの拭き取り部材31〜33がそれぞれ屈曲し、それらの先端部の左側部がインク吐出面2aに接触する。この状態のままで、拭き取り装置5をインク吐出面2aに沿って第1払拭方向に移動させる。
3つの拭き取り部材31〜33の左側部には、それぞれ、表面粗さの大きい、第1粗面部31a、第2粗面部32a、及び、第3粗面部33aが形成されている。第1払拭方向に移動しながら3つの拭き取り部材31〜33がインク吐出面2aを拭き取る際には、3つの粗面部31a〜33aがインク吐出面2aに接触しながら移動するため、インク吐出面2aに付着した紙粉Pや固着インクIa等を拭き取って除去することができる。また、拭き取り装置5が、インク吐出面2aに対して1回移動することによって、3つの拭き取り部材31〜33により、インク吐出面2aが3回続けて拭き取られることから、その分、異物が除去されやすくなる。
また、インク吐出面2aに大きい異物が付着している場合は、表面粗さが大きい拭き取り部材で拭き取り、その表面に形成された凹凸で異物に引っ掛けるようにして除去することが好ましい。しかし、表面粗さが大きい拭き取り部材しかないと、その表面の凹凸よりも小さい異物を取り除くことは難しい。この点、本実施形態では、3つの拭き取り部材31〜33の粗面部31a〜33aの表面粗さが異なる。そのため、表面粗さが大きい第1拭き取り部材31によって大きい異物を除去する一方で、それよりも表面粗さの小さい第2拭き取り部材32、第3拭き取り部材33によって小さい異物を除去できる。
また、インク吐出面2aに大きい異物と小さい異物が存在する場合に、一番始めに、表面粗さの小さい第3拭き取り部材33によりインク吐出面2aが拭き取られるとすると、大きい異物の存在によってインク吐出面2aが平滑でない状態で、表面粗さの小さい第3拭き取り部材33でインク吐出面2aを拭き取ることとなり、小さい異物を除去することができない場合もあり得る。この点、本実施形態では、拭き取り装置5が移動する第1払拭方向の下流側、即ち、左側から、第1拭き取り部材31、第2拭き取り部材32、第3拭き取り部材33の順に並んでいる。そのため、表面粗さが最も大きい第1粗面部31aを有する第1拭き取り部材31の拭き取りによって、インク吐出面2aから先に大きい異物を除去した後に、第2拭き取り部材32、第3拭き取り部材33の拭き取りが行われることから、大きい異物と小さい異物の両方を除去しやすくなる。
また、3つの拭き取り部材31〜33の間で、粗面部31a〜33aの表面粗さが大きいものほど、曲げ剛性が大きくなっている。つまり、第1拭き取り部材31の曲げ剛性が最も大きく、次に、第2拭き取り部材32、第3拭き取り部材33の順に曲げ剛性が小さくなっている。大きい異物を除去するための第1拭き取り部材31の曲げ剛性が大きいと、拭き取り時に第1拭き取り部材31が撓みにくいためインク吐出面2aに強く押し付けられる。従って、第1拭き取り部材31により、大きな異物を強い力で拭き取って除去することが可能となる。
尚、3つの拭き取り部材31〜33は、インク吐出面2aに接触していない状態(図2参照)において、インク吐出面2aと直交する上下方向に対して左側へ傾いている。そのため、左側へ移動する第1拭き取り動作の際には、図8(a)に示すように、3つの拭き取り部材31〜33の先端部が、インク吐出面2aに引っ掛かるような形で接触する。この状態で3つの拭き取り部材31〜33が移動することによって、インク吐出面2aから異物を掻き取るように除去することができる。
(第2拭き取り動作)
次に、インク吐出面2aに付着したインクを除去する、拭き取り装置5の第2拭き取り動作について説明する。制御装置6は、拭き取り駆動モータ13を制御して、拭き取り装置5を、用紙幅方向の、第1払拭方向とは反対側(右側、第2払拭方向ともいう)に移動させる。すると、図7、図8(b)に示すように、3つの拭き取り部材31〜33がそれぞれ屈曲し、それらの先端部の右側部がインク吐出面2aに接触する。この状態のままで、拭き取り装置5をインク吐出面2aに沿って第2払拭方向に移動させる。
3つの拭き取り部材31〜33の右側部には、それぞれ、表面粗さの小さい、第1滑面部31b、第2滑面部32b、及び、第3滑面部33bが形成されている。そのため、3つの滑面部31b〜33bがインク吐出面2aに接触して、インク吐出面2aに付着したインクIbを除去する。また、特にパージが行われた直後の状態では、複数のノズル10のメニスカスが乱れた状態であるが、表面粗さが小さい滑面部31b〜33bでインク吐出面2aを拭き取ることにより、複数のノズル10内のメニスカスを整えることができる。さらに、3つの滑面部31b〜33bによって、インク吐出面2aが3回続けて拭き取られるため、インクの拭き残しを防止できる。
尚、3つの拭き取り部材31〜33は、インク吐出面2aに接触していない状態(図2参照)で、上下方向に対して左側へ傾いている。そのため、右側へ移動する第1拭き取り動作の際には、3つの拭き取り部材31〜33の先端部がインク吐出面2aに沿いやすくなる。従って、3つの拭き取り部材31〜33がそれぞれインク吐出面2aに対してスムーズに移動しやすくなる。
尚、上述した第1拭き取り動作時には、拭き取り装置5の移動速度は比較的遅いことが好ましい。ノズル10に紙粉等の異物が突き刺さっている場合に、拭き取り装置5が速い速度で移動すると異物が引きちぎられてしまい、異物の一部がノズル10内に残ってしまう虞がある。そこで、制御装置6は、異物除去のための第1拭き取り動作時における拭き取り装置5の移動速度が、インク拭き取りのための第2拭き取り動作時における拭き取り装置5の移動速度よりも小さくなるように、拭き取り駆動モータ13を制御することが好ましい。
また、拭き取り装置5が図6の第1拭き取り動作のみを行う場合、拭き取り装置5は、左側に移動しつつ第1拭き取り動作を行った後、拭き取り部材31〜33をインク吐出面2aに接触させることなく、右側の待機位置に戻ることが好ましい。また、図7の第2拭き取り動作のみを行う場合についても、拭き取り装置5は、第2拭き取り動作を行う前に、拭き取り部材31〜33をインク吐出面2aに接触させることなく左側に移動することが好ましい。このように、拭き取り部材31〜33をインク吐出面2aに接触させることなく拭き取り装置5を左右に移動させるには、昇降駆動モータ(図4参照)によって、拭き取り部材31〜33を、それらの先端部がインク吐出面2aに接触しない位置まで下げればよい。
ところで、上述した、異物除去のための第1拭き取り動作とインク除去のための第2拭き取り動作は、その目的に応じて、何れか一方のみが単独で行われてもよいが、拭き取り装置5を用紙幅方向に往復させることによって、両方の拭き取り動作を続けて行ってもよい。その一例を以下に挙げる。
以下では、上述したパージを含む、インクジェットヘッド2のメンテナンス処理の一環として、拭き取り装置5に第1、第2拭き取り動作を行わせる例を挙げる。図9は、メンテナンス処理のフローチャートである。尚、図9において、Si(i=10,11,12,13)は各ステップのステップ番号を示す。
このメンテナンス処理は、プリンタ1の電源が投入されている間、常に実行されており、パージ指令の入力待ちの状態で待機している(S10)。記録用紙100に印刷された画像がかすれた場合などに、ユーザが操作パネル24を操作することにより、パージ指令が制御装置6に入力されると(S10:Yes)、制御装置6は、まず、パージポンプ11を制御してパージを実行させる(S11)。尚、ここでのパージ指令は、ユーザによる入力された指令には限られず、例えば、一定期間経過毎に自動的に行われる定期パージの指令であってもよい。
ところで、ノズル10の吐出不良の原因が、インクジェットヘッド2内のインク流路におけるエアの混入や乾燥によるインクの増粘であれば、パージによって、ノズル10から排出されるインクとともに、エアや増粘インクが排出されることによって吐出不良は解消されうる。しかし、ノズル10に紙粉等の異物が突き刺さっている場合も吐出不良が生じ得る。紙粉は長い紙の繊維であって、ノズル10の奥深くまで入り込んでいる場合もあり、このような場合にはパージでは紙粉等の異物が排出されにくく、何度パージを行っても吐出不良が解消されないこともある。
そこで、上記のパージ後に、制御装置6は、拭き取り駆動モータ13を制御して、拭き取り装置5を第1払拭方向に移動させて第1拭き取り動作を行わせる。この第1拭き取り動作により、3つの拭き取り部材31〜33のそれぞれの粗面部31a〜33aによってインク吐出面2aを続けて拭き取ることで、紙粉等の異物を除去する。
しかし、表面粗さの大きい粗面部31a〜33aでインク吐出面2aを拭き取ると、インク吐出面2aのノズル10内のメニスカスが乱れる場合がある。ノズル10のメニスカスが乱れた状態で印刷を行うと、ノズル10からのインクの吐出が不安定になって印刷の品質が低下する。また、表面粗さが大きい粗面部31a〜33aでインク吐出面2aを拭き取るのでは、パージによってインク吐出面2aに付着したインクを十分に拭き取ることはできない。
そこで、第1拭き取り動作の終了後、制御装置6は、拭き取り駆動モータ13を逆回転するように制御して、拭き取り装置5を第2払拭方向に移動させて第2拭き取り動作を行わせる。この第2拭き取り動作により、3つの拭き取り部材31〜33のそれぞれの滑面部31b〜33bでインク吐出面2aを続けて拭き取ることで、インク吐出面2aに付着したインクを拭き取るとともに、複数のノズル10のメニスカスを整える。
本実施形態においては、上記のように、制御装置6が、拭き取り駆動モータ13を制御することによって、拭き取り装置5に第1拭き取り動作と第2拭き取り動作を行わせている。即ち、拭き取り駆動モータ13と、この拭き取り駆動モータ13を制御する制御装置6とが、本発明の「駆動部」に相当する。尚、拭き取り装置5の拭き取り動作の切り換えを、制御装置6の処理を伴わずに行うことも可能である。例えば、拭き取り駆動モータ13と拭き取り装置5との間に設けられた、ギヤ等で構成された適宜の切り換え機構によって、拭き取り装置5の拭き取り動作の切り換えを行う。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]拭き取り装置5の拭き取り部材の数、配置、形状等は適宜変更できる。例えば、拭き取り部材の数は3つには限られず、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
図10(a)に示すように、拭き取り部材31〜33が、インク吐出面2aを含む平面に対して直交した上下方向にそれぞれ延びていてもよい。
また、表面粗さが粗い第1粗面部31aを有する第1拭き取り部材31が、最も強くインク吐出面2aに押しつけられるようにするには、前記実施形態で例示した、拭き取り部材の曲げ剛性を異ならせる他にも、以下のような構成が可能である。
インク吐出面2aに押し当てられたときに変形する、変形可能部の長さが、複数の拭き取り部材の間で異なっていてもよい。例えば、図10(b)では、3つの拭き取り部材31〜33の先端位置は同じであるが、3つの拭き取り部材31〜33自身の長さが異なり、且つ、保持部材30に対する取付位置も上下方向に異なっている。即ち、第1拭き取り部材31の変形可能部の上下方向長さをL1、第2拭き取り部材32の変形可能部の上下方向長さをL2、第3拭き取り部材33の変形可能部の上下方向長さをL3とすると、L1<L2<L3である。
あるいは、拭き取り部材の基端部に、この基端部の変形を拘束する拘束部材が取り付けられてもよい。例えば、図10(c)では、3つの拭き取り部材31〜33の長さはそれぞれ同じで、それらの先端位置も同じである。第1拭き取り部材31と第2拭き取り部材32の基端部には、金属板などからなる拘束部材41,42が拭き取り部材31,32を厚み方向に挟むように取り付けられている。従って、拘束部材41,42により、第1拭き取り部材31と第2拭き取り部材32の基端部の変形が拘束される。ここで、第1拭き取り部材31に取り付けられている拘束部材41の長さは、第2拭き取り部材32に取り付けられている拘束部材42よりも長くなっている。これにより、第1拭き取り部材31の、変形可能部(拘束部材41が取り付けられていない部分)の長さL1は、第2拭き取り部材32の変形可能部の長さL2、第3拭き取り部材33の変形可能部の長さL3と比べて短くなっている。
上記の図10(b)、(c)のように、第1拭き取り部材31の変形可能部が短いと、第1拭き取り部材31が撓みにくくなり、第1拭き取り部材31の先端部がインク吐出面2aに強く押し付けられる。従って、第1拭き取り部材31により、大きい異物を強い力で拭き取って異物を除去することが可能となる。
また、図10(d)に示すように、3つの拭き取り部材31〜33の保持部材30に対する取付位置は同じで、3つの拭き取り部材31〜33の先端位置が異なっていてもよい。また、インク吐出面2aに接触したときに、大きい異物を除去する第1拭き取り部材31が最も強くインク吐出面2aに押し付けられるように、第1拭き取り部材31の先端位置が、第2拭き取り部材32及び第3拭き取り部材33よりも高くなっている。
また、図10(e)に示すように、3つの拭き取り部材31〜33の傾きが異なっていてもよい。大きい異物は、小さい異物と比べて、インク吐出面2aに強固に付着しており、除去するにはより強い力を作用させる必要がある。この点、拭き取り部材の、インク吐出面2aと直交する上下方向に対する傾斜角度θが小さい、つまり、拭き取り部材の姿勢が鉛直姿勢に近い方が、拭き取り部材の先端部が異物に食い込むように接触するため、異物除去効果が高いと考えられる。この観点からは、図10(e)に示すように、大きい異物を除去するための第1拭き取り部材31の、上下方向に対する傾斜角度θが最も小さく、第2拭き取り部材32、第3拭き取り部材33の順に、傾斜角度θが大きくなっていることが好ましい。
また、3つの拭き取り部材31〜33が等間隔に配置されている必要はなく、拭き取り部材31,32の間隔と、拭き取り部材32,33の間隔を適宜異ならせてもよい。例えば、第1拭き取り部材31によって除去された大きな異物が、隣の第2拭き取り部材32に付着するのを防止する観点から、第1拭き取り部材31と第2拭き取り部材32の間隔を、第2拭き取り部材32と第3拭き取り部材33の間隔よりも大きくしてもよい。尚、3つの拭き取り部材31〜33の全ての間隔を大きくしてもよいのだが、間隔を大きくすると、その分拭き取り装置が大型化することから、必要な箇所のみ間隔を大きくする、上記の構成の方が好ましい。
2]複数の拭き取り部材が連結されている必要は必ずしもなく、複数の拭き取り部材が分離されていてもよい。但し、この場合は、駆動部によって複数の拭き取り部材を個別に移動させる必要があり、駆動部の構成がやや複雑になる。
3]それぞれ粗面部を有する複数の拭き取り部が、1部材で一体的に形成されていてもよい。例えば、図11(a)の拭き取り部材50はゴム等の弾性を有する部材で形成されている。この拭き取り部材50は、上下方向に延びる本体部分54と、本体部分54の一方の側部から斜め上方に枝状に延びる第1拭き取り部51、第2拭き取り部52、第3拭き取り部53を有する。3つの拭き取り部51,52,53の先端部の表面全体には第1粗面部51a、第2粗面部52a、第3粗面部53aが設けられている。一方、本体部分54の、3つの拭き取り部51,52,53とは反対側の面には、粗面部51,52a,53aよりも表面粗さの小さい滑面部54aが設けられている。
この拭き取り部材50は、図11(b)に示すように、左側に移動するときには、それぞれ3つの拭き取り部51〜53の粗面部51a〜53aでインク吐出面2aを拭き取って、インク吐出面2aの異物を除去する。一方、図11(c)に示すように、右側に移動するときには、本体部分54の滑面部54aでインク吐出面2aを拭き取って、インク吐出面2aのインクを除去する。尚、図11の(b)では、図11(c)と比べて、3つの拭き取り部51〜53がインク吐出面2aに強く押し付けられて大きく屈曲している。このようにするためには、昇降駆動モータ(図4参照)により、拭き取り部材50の上下位置を調整し、図11(b)と(c)とで、3つの拭き取り部51〜53とインク吐出面2aとの距離を変化させればよい。
4]拭き取り装置5が、インク吐出面2aに付着した異物の除去専用の装置であってもよい。この場合は、拭き取り装置5によってインク吐出面2aのインクの拭き取りは行わないことから、拭き取り部に、インクを拭き取るための滑面部が設けられる必要はない。
5]前記実施形態では、インクジェットヘッド2に対して拭き取り装置5が移動して、インク吐出面2aを拭き取る構成を例示したが、拭き取り装置5に対してインクジェットヘッド2が移動する構成であってもよい。また、インクジェットヘッド2と拭き取り装置5の双方が移動する構成であってもよい。
例えば、インクジェットヘッドが、用紙幅方向に移動するキャリッジに搭載されて、用紙幅方向に移動しながらインクを吐出する、いわゆるシリアルヘッドである場合には、プリンタに固定的に設けられた拭き取り装置に対してインクジェットヘッドを移動させて、拭き取り装置にインク吐出面の拭き取りを行わせることが可能である。
6]異物の種類によっては、プリンタの使用期間が長いほど生じやすいものもある。例えば、紙粉は、搬送されてくる記録用紙100から飛散するものであるが、搬送ローラ3,4の表面が経年劣化で荒れてくるなどの理由から、プリンタ1を長く使用するにつれて紙粉の発生量が増える場合が考えられる。また、異物除去の第1拭き取り動作では、拭き取り部をインク吐出面2aに強く押しつけて拭き取るため、あまり頻繁に第1拭き取り動作を行うとインク吐出面2aが荒れる虞もある。インク吐出面2aが荒れると、インク吐出面2aの撥インク性が低下してインクが濡れやすくなり、第2拭き取り動作によってインク吐出面2aに付着したインクを除去するのが困難となる。従って、紙粉等の異物が付着しにくい、プリンタ1の使用初期の段階では、不必要に第1拭き取り動作を行わないことが好ましい。
そこで、制御装置6が、プリンタ1をどのくらい使用したかによって、拭き取り装置5の第1拭き取り動作を行うか否かを決定してもよい。例えば、制御装置6が、記録用紙100の総印刷枚数をカウントしておき、この総印刷枚数が所定枚数を超えた場合に、拭き取り装置5に第1拭き取り動作を行わせるようにしてもよい。
7]プリンタが、拭き取り装置5の拭き取り部と、インクジェットヘッド2のインク吐出面2aとの、上下方向の相対位置関係を変更する変更手段を有する場合は、拭き取り部のインク吐出面2aに対する押し付け強さを変更することができる。尚、上記変更手段は、前記実施形態の昇降駆動モータのように、拭き取り装置5の拭き取り部をインクジェットヘッド2に対してインク吐出面2aと直交する方向に移動させるものであってもよいし、逆に、インクジェットヘッド2を拭き取り装置5に対して前記直交方向に移動させるものであってもよい。
例えば、異物を除去するための第1拭き取り動作では、拭き取り部をインク吐出面2aに強く押し当てることが好ましいが、インクを拭き取るための第2拭き取り動作ではそれほど強く押し当てる必要はない。そこで、第1拭き取り動作では、第2拭き取り動作と比べて、拭き取り部をインク吐出面2aに近づけてもよい。
また、第1拭き取り動作において拭き取り部をインク吐出面2aに強く押し当てることを続けていると、早期にインク吐出面2aが荒れる虞がある。そこで、使用初期段階では、拭き取り部とインク吐出面2aとの距離は大きめに設定しておき、プリンタの使用期間が長くなるにつれて、拭き取り部をインク吐出面2aに近づけるようにしてもよい。
以上説明した前記実施形態及びその変更形態は、本発明を、記録用紙にインクを吐出して画像等を印刷するインクジェットプリンタに適用したものであるが、画像等の印刷以外の様々な用途で使用される液体吐出装置においても本発明は適用されうる。例えば、基板に導電性の液体を噴射して、基板表面に導電パターンを形成する液体吐出装置にも、本発明を適用することは可能である。
1 プリンタ
2 インクジェットヘッド
2a インク吐出面
5 拭き取り装置
6 制御装置
10 ノズル
13 拭き取り駆動モータ
30 保持部材
31 第1拭き取り部材
31a 第1粗面部
31b 第1滑面部
32 第2拭き取り部材
32a 第2粗面部
32b 第2滑面部
33 第3拭き取り部材
33a 第3粗面部
33b 第3滑面部
50 拭き取り部材
51 第1拭き取り部
52 第2拭き取り部
53 第3拭き取り部

Claims (6)

  1. 複数のノズルが形成された液体吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドの前記液体吐出面を拭き取る拭き取り装置と、
    前記拭き取り装置が前記液体吐出ヘッドに対して前記液体吐出面に沿った所定方向における一方側に移動するように、前記拭き取り装置と前記液体吐出ヘッドの少なくとも一方を移動させる駆動部と、を備え、
    前記拭き取り装置は、
    前記液体吐出面と交差する方向に延び、その先端部において前記液体吐出面に接触する、第1拭き取り部と、
    前記第1拭き取り部と前記所定方向に間隔を空けて並べて配置され、且つ、前記第1拭き取り部と同じく前記液体吐出面と交差する方向に延び、その先端部において前記液体吐出面に接触する、第2拭き取り部と、を有し、
    前記第1拭き取り部の先端部における表面粗さが、前記第2拭き取り部の先端部における表面粗さよりも大きいことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第1拭き取り部と前記第2拭き取り部は、前記一方側から、前記第1拭き取り部、前記第2拭き取り部の順に並んでいることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1拭き取り部の曲げ剛性が、前記第2拭き取り部の曲げ剛性よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記第1拭き取り部は、その先端側に曲げ変形可能な第1変形可能部を有し、
    前記第2拭き取り部も、その先端側に曲げ変形可能な第2変形可能部を有し、
    前記第1変形可能部の長さが、前記第2変形可能部の長さよりも短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  5. 前記拭き取り装置は、前記第1拭き取り部と前記第2拭き取り部とを一体的に連結する連結部を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液体吐出装置。
  6. 前記第1拭き取り部は、その先端部に、
    前記所定方向における前記一方側に向いた第1粗面部と、
    前記所定方向における他方側に向き、且つ、前記第1粗面部よりも表面粗さの小さい第1滑面部と、を有し、
    前記第2拭き取り部も、その先端部に、
    前記所定方向における前記一方側に向き、且つ、前記第1粗面部よりも表面粗さの小さく、前記第1滑面部よりは表面粗さの大きい、第2粗面部と、
    前記所定方向における前記他方側に向き、且つ、前記第2粗面部よりも表面粗さの小さい第2滑面部と、を有し、
    前記駆動部は、
    前記第1拭き取り部の前記第1粗面部と前記第2拭き取り部の前記第2粗面部とを前記液体吐出面に接触させた状態で、前記拭き取り装置を、前記液体吐出面に対して前記所定方向における前記一方側に移動させ、
    次に、前記第1拭き取り部の前記第1滑面部と前記第2拭き取り部の前記第2滑面部とを前記液体吐出面に接触させた状態で、前記拭き取り装置を、前記液体吐出面に対して前記所定方向における前記他方側に移動させることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の液体吐出装置。

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