JP2007230033A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Atsumichi Imazeki
敦道 今関
Hiroshi Ikeda
宏 池田
Takaaki Sekiyama
隆明 関山
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富士ゼロックス株式会社
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Abstract

【課題】部品点数が増加することなく、かつノズル面に液体を残留させることなく、安定してそのノズル面をクリーニングできる液滴吐出装置の提供を課題とする。
【解決手段】液滴を吐出するノズル60を複数有する液滴吐出ヘッド20と、液滴吐出ヘッド20のノズル面21を、移動しつつ払拭して清掃するワイピング部材52と、ワイピング部材52を往復移動させる移動機構46と、を備えた液滴吐出ヘッド10において、ワイピング部材52に、往路移動時にノズル60から供給された液体Jをノズル面21に広げる凹凸部54と、復路移動時に凹凸部54によってノズル面21に広げられた液体Jを除去するエッジ部58と、を形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、液滴を吐出するノズルを複数有する液滴吐出ヘッドと、液滴吐出ヘッドのノズル面を、移動しつつ払拭して清掃するワイピング部材と、ワイピング部材を往復移動させる移動機構と、を備えた液滴吐出装置に関する。
インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)のノズルからインク滴を吐出して記録用紙(記録媒体)に画像を記録するインクジェット記録装置(液滴吐出装置)は、従来から知られている。このようなインクジェット記録装置には、インクジェット記録ヘッドの吐出状態を良好に保つため(画質不良の発生を防止するため)のメンテナンスユニット(回復装置)が配設されている。メンテナンスユニットには、ノズル面に当接してノズル内のインク乾燥を防止するキャップや、ノズル面に付着した異物等を除去するゴム板状のワイパーブレード、更には増粘したインクやノズル内の気泡を吸引除去するために、キャップを介して接続された吸引ポンプ等が備えられている。
このようなメンテナンスユニットは、記録用紙の全幅に対応可能とされたフルライン型のインクジェット記録ヘッドを搭載したインクジェット記録装置においても、そのインクジェット記録ヘッドに対応可能とされたものを備える必要がある。特に、このようなフルライン型のインクジェット記録ヘッドでは、微細なノズルを多数有しているので、そのノズル面に付着した残留インクや異物等をワイパーブレードで除去するワイピング(払拭)機構は、ノズルの吐出状態を安定させるために必要不可欠な機能である。
ところで、ゴム製のワイパーブレードにより、インクジェット記録ヘッドのノズル面をワイピングする際、ノズル面が乾いている状態でワイピングを行うと、そのノズル面に形成されている撥水処理膜を傷付けるおそれがある。そのため、ノズルからインクを滲み出させて、複数のクリーニング部材でノズル面をクリーニング(清掃)する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この方法では、複数のクリーニング部材を必要とするため、装置サイズの大型化や部品点数(コスト)が増加するという問題がある。また、ノズルからインクを滲み出させるための駆動をしながらゴム製のワイパーブレードでクリーニングすると、クリーニング後のノズル面に、滲み出したインクが残留するという問題があった。
特許第3535885号公報
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、部品点数が増加することなく、かつノズル面に液体を残留させることなく、安定してそのノズル面をクリーニングできる液滴吐出装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の液滴吐出装置は、液滴を吐出するノズルを複数有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドのノズル面を、移動しつつ払拭して清掃するワイピング部材と、前記ワイピング部材を往復移動させる移動機構と、を備えた液滴吐出ヘッドにおいて、前記ワイピング部材が、往路移動時に前記ノズルから供給された液体を前記ノズル面に広げる凹凸部と、復路移動時に前記凹凸部によって前記ノズル面に広げられた液体を除去するエッジ部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、往路移動時に、ワイピング部材に形成された凹凸部により、ノズルから供給された液体をノズル面全体に広げることができる。つまり、ノズル面全体を液体によって湿潤させることができる。そして、復路移動時に、ワイピング部材に形成されたエッジ部により、ノズル面全体に広げられた液体を除去することができる。したがって、ノズル面に液体を残留させることなく、安定してそのノズル面をクリーニングすることができる。また、ワイピング部材の形状を改良するだけで済むので、部品点数が増加することはない。
また、本発明に係る請求項2に記載の液滴吐出装置は、液滴を吐出するノズルを複数有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドのノズル面を、移動しつつ払拭して清掃するワイピング部材と、前記ワイピング部材を往復移動させる移動機構と、を備えた液滴吐出ヘッドにおいて、前記液滴吐出ヘッドが、前記複数のノズルよりも前記ワイピング部材の移動方向上流側に、液体を供給するダミーノズルを有し、前記ワイピング部材が、往路移動時に前記ダミーノズル及び前記ノズルから供給された液体を前記ノズル面に広げる凹凸部と、復路移動時に前記凹凸部によって前記ノズル面に広げられた液体を除去するエッジ部と、を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、往路移動時に、ワイピング部材に形成された凹凸部により、ダミーノズル及びノズルから供給された液体をノズル面全体に広げることができる。つまり、ノズル面全体を液体によって湿潤させることができる。そして、復路移動時に、ワイピング部材に形成されたエッジ部により、ノズル面全体に広げられた液体を除去することができる。したがって、ノズル面に液体を残留させることなく、安定してそのノズル面をクリーニングすることができる。また、ワイピング部材の形状を改良するだけで済むので、部品点数が増加することはない。更に、画像記録用ノズルの他に、ノズル面の湿潤だけを目的としたダミーノズルを形成したので、ノズル面全体を液体によって確実に湿潤させることができる。
また、請求項3に記載の液滴吐出装置は、請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置において、前記凹凸部が、所定間隔を隔てて複数突設された柱状部材で構成されていることを特徴としている。
そして、請求項4に記載の液滴吐出装置は、請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置において、前記凹凸部が、平面視で略波型形状とされて構成されていることを特徴としている。
更に、請求項5に記載の液滴吐出装置は、請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置において、前記凹凸部が、平面視及び側面視で略波型形状とされて構成されていることを特徴としている。
請求項3乃至請求項5に記載の発明によれば、ノズルやダミーノズルから供給された液体をノズル面全体に容易かつ確実に広げることができる。
以上のように、本発明によれば、部品点数が増加することなく、かつノズル面に液体を残留させることなく、安定してそのノズル面をクリーニングできる液滴吐出装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1、図2では、本発明に係る液滴吐出装置の一例としてのインクジェット記録装置10の概略構成が示されている。したがって、以下において、液滴吐出ヘッドをインクジェット記録ヘッド20とし、液滴吐出ヘッドによって画像が記録される記録媒体を記録用紙Pとして説明をする。また、図1、図2で示す側を側面とし、インクジェット記録ヘッド20の直下における記録用紙Pの搬送方向と平行な方向側を正面とする。
図1、図2で示すように、インクジェット記録装置10は、記録用紙Pが収容される給紙トレイ12と、この給紙トレイ12から供給された記録用紙Pに画像を記録する画像記録部14と、画像記録部14へ記録用紙Pを搬送する搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録された記録用紙Pを収容する排紙トレイ18と、を有している。
画像記録部14は、インクジェット記録ヘッド20を有しており、このインクジェット記録ヘッド20は、複数のノズル60(図7参照)が形成されたノズル面21(図3〜図5参照)を有している。このノズル面21は、インクジェット記録装置10での画像記録が想定される記録用紙Pの最大幅と同程度か、又はそれ以上の記録可能領域を有している。つまり、このインクジェット記録ヘッド20は、シングルパス印字が可能な所謂Full Width Array(FWA)となっている。
また、インクジェット記録ヘッド20は、記録用紙Pの搬送方向に対して、その上流側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に並設されており、サーマル方式や圧電方式等の公知の手段によって、インク滴が吐出されるように構成されている。なお、そのインクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクが使用可能であり、インクジェット記録装置10には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにインクを供給するインクタンク22Y、22M、22C、22Kが配設されている。
更に、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kには、回復装置としてのメンテナンスユニット40Y、40M、40C、40Kが備えられている。このメンテナンスユニット40Y〜40Kは、イエロー(Y)とマゼンタ(M)、シアン(C)とブラック(K)の2組に分かれて、それぞれ印刷時における待機位置(図1参照)と、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする実行位置(図2参照)とにラック・ピニオン等の移動機構により移動可能に構成されている。
各メンテナンスユニット40Y〜40Kは、キャップ42、チューブポンプ44、ワイパーユニット50(図3〜図5参照)等を有しており、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする際には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが所定高さ上昇することにより、各ノズル面21に対して、メンテナンスユニット40Y〜40Kがそれぞれ対向配置できるようになっている。
一方、給紙トレイ12中の記録用紙Pは、ピックアップローラー24によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラー対25によって画像記録部14へ送られる構成になっている。搬送手段16は、記録用紙Pの印刷面をインクジェット記録ヘッド20に対面させるための搬送ベルト30を有しており、この搬送ベルト30は、用紙搬送方向下流側に配置された駆動ローラー26と、用紙搬送方向上流側に配置された従動ローラー28とに張架されて、図示の矢印A方向(反時計方向)に循環駆動(回転)するように構成されている。
また、従動ローラー28の上部には、搬送ベルト30の表面側から、その搬送ベルト30に従動する帯電ローラー32が配設されている。この帯電ローラー32によって搬送ベルト30が帯電される(電荷が与えられる)ことにより、記録用紙Pが搬送ベルト30に静電吸着されて搬送される構成である。なお、搬送ベルト30は、記録用紙Pを静電吸着して保持する構成に限定されるものではなく、記録用紙Pとの摩擦により、あるいは記録用紙Pを吸引や粘着などの非静電的手段によって保持する構成にしてもよい。
また、搬送ベルト30の下方には、反転部34が設けられており、両面印刷するときには、複数の搬送ローラー対36により、記録用紙Pが搬送されて、再度インクジェット記録ヘッド20へ供給されるようになっている。そして、排紙トレイ18への搬送路の適宜位置にも、複数の搬送ローラー対38が配設されている。なお、図示しないが、このインクジェット記録装置10には、画像信号に応じてインク滴の吐出タイミングと使用するノズルを決定し、そのノズルに駆動信号を印加するインクジェット記録ヘッド20の制御手段と、インクジェット記録装置10全体の動作を制御するシステム制御手段が備えられている。
以上のような構成のインクジェット記録装置10において、次にメンテナンスユニット40Y〜40Kについて詳細に説明する。図3〜図5はメンテナンスユニット40Y〜40Kとインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kを示した概略図である。上記したように、メンテナンスユニット40Y〜40Kは、各色のインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対応して複数個(図示のものは4個)配設されており、キャップ42やワイパーユニット50等が各色のインクジェット記録ヘッド20Y〜20K毎に個別に配設されている。
ワイパーユニット50は、ワイピング部材としてのワイパーブレード52を有しており、ワイパーブレード52は、ゴム等の板状弾性体で構成されている。また、ワイパーブレード52の基部は、保持部材としてのホルダー48に保持されており、そのホルダー48は、2本1組とされたボールネジ46等の移動機構に支持されて、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの架設方向(記録用紙Pの搬送方向と直交する方向)に往復移動可能とされている。
また、ワイパーブレード52は、その先端部が、側面視でインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面21に対して、所定長さLオーバーラップするように構成されている(図4参照)。したがって、ワイピング動作時に、ワイパーブレード52が、ボールネジ46等の移動機構によって移動することにより、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面21に所定の圧力(ノズル面21の撥水処理膜にダメージを与えない程度の圧力)で圧接可能となる構成であり、これによって、ノズル面21を好適にワイピング(払拭)できるようになっている。
また、ワイパーブレード52は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kと接触する先端部分の形状が両面において異なる構成とされている。すなわち、例えば図6で示すように、一方の面52Aには、円柱状部材56が所定間隔を隔てて(例えば格子状に)多数(図示のものは55個)突設されて凹凸部54が形成され、他方の面52Bは、平面状に形成されて、その上端部がシャープなエッジ部58とされている。
以上のような構成のインクジェット記録装置10において、次に、その作用について説明する。まず、ピックアップローラー24及び搬送ローラー対25により、記録用紙Pを搬送ベルト30上に供給する。搬送ベルト30上に供給され、その搬送ベルト30に吸着保持された記録用紙Pは、インクジェット記録ヘッド20の記録位置へ供給され、その印刷面に画像が記録される。そして、その画像記録終了後、記録用紙Pは搬送ベルト30から剥離され、搬送ローラー対38によって排紙トレイ18へ搬送される。
ここで、インクジェット記録ヘッド20をメンテナンスする際には、まず、そのインクジェット記録ヘッド20が所定高さ上昇する。そして、メンテナンスユニット40が搬送ベルト30とインクジェット記録ヘッド20との間に配置される(図2参照)。その後、インクジェット記録ヘッド20をキャッピング位置まで下降させ、各キャップ42を各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面21に被せて、所定のメンテナンス動作を行う。
この所定のメンテナンス動作終了後、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面21をワイパーブレード52によりワイピングして清掃する。そのワイピング動作を図4、図5及び図7、図8を基に詳細に説明する。図8はワイパーブレード52によるワイピング動作を説明したフローチャートである。なお、ワイパーブレード52は、図4、図5で示すように、最初にワイピングする際に(矢印B方向に移動する往路移動のときに)、その移動方向下流側の面が、凹凸部54を有する面52Aとなるようにホルダー48に装着されている。
図7(A)で示すように、印字直後のノズル面21には、印字の際に発生するインクミスト等が増粘インクGとなって付着している。また、ワイパーユニット50は、図4で示すように、初期状態では、インクジェット記録ヘッド20(後述する吸収体66を含む)の真下から外れたホームポジション(待機位置)に配置されている。
図8で示すように、ワイピング命令を受けると(S1)、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが所定の高さ位置へ上昇移動し、キャップ42Y〜42Kから離隔する。この高さ位置は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが、ワイパーブレード52によるノズル面21のワイピングが可能となる位置である。
そして、図7(B)で示すように、インクジェット記録ヘッド20内の圧電アクチュエーター(図示省略)が駆動して、各ノズル60からインクJを滲み出させる(供給する)(S2)。その後、ホームポジション(待機位置)に停止しているワイパーブレード52が、ボールネジ46等の移動機構により、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの架設方向(図4で示す矢印B方向)へ移動を開始する。
すると、ワイパーブレード52は、その先端部がノズル面21に押圧されて撓み変形し、凹凸部54がノズル面21に所定圧で圧接しつつ移動する。そして、各ノズル60を順次通過する。ワイパーブレード52が各ノズル60を通過すると、図7(C)で示すように、各ノズル60から滲み出ていたインクJが、凹凸部54によって保持され、そのままワイパーブレード52の移動に伴って引き伸ばされて、ノズル面21全体に広げられる。これにより、ノズル面21全体がインクJで湿潤され、増粘インクGが、そのインクJにより溶解される(S3)。
こうして、ワイパーブレード52の凹凸部54によるノズル面21全体のインク湿潤が完了したら、そのワイパーブレード52は、例えば図4、図5で示すように、インクジェット記録ヘッド20のノズル面21よりも外側の端部に配設された吸収体64に圧接し、凹凸部54に付着している余剰インクが吸収・除去される。これにより、凹凸部54に余剰インクが増粘化して蓄積されることが防止される。
その後、圧電アクチュエーターの駆動を停止し(S4)、ワイパーブレード52を上記とは逆の方向(図5で示す矢印B’方向)へ復路移動させる。すると、ワイパーブレード52は、図7(D)で示すように、今度はその先端部が反対方向に撓み変形して、エッジ部58がノズル面21に所定圧で圧接しつつ移動する。これにより、インクJで湿潤されたノズル面21が好適にワイピングされ、溶解した増粘インクG等の汚染物質が、各ノズル60から滲み出されて広げられたインクJと共に、ワイパーブレード52のエッジ部58によって払拭・除去される(S5)。
なお、ワイパーブレード52のエッジ部58によるノズル面21全体のワイピングが完了すると、そのワイパーブレード52は、例えば図4、図5で示すように、インクジェット記録ヘッド20のノズル面21よりも外側の端部に配設された吸収体66に圧接し、エッジ部58に付着・保持されている増粘インクG等の汚染物質が吸収・除去される。これにより、エッジ部58に増粘インクG等の汚染物質が蓄積されることが防止される。つまり、ワイパーブレード52は、常にクリーンな状態でワイピング動作ができるようになっている。
こうして、ワイピング動作が終了したら、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、キャッピング位置の前段階であるキャップ42とは当接しないキャッピング待機位置へと下降移動し、ダミージェット(空吐出)をキャップ42内へ実施する。その後、印字命令があれば、印字を実行し、印字命令が無ければ、キャッピング動作を行い、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをキャッピングした状態で終了する。
次に、変形例について説明する。上記実施例では、ワイパーブレード52の往路移動時に、凹凸部54が最初にワイピングする画像記録用ノズル60の上流側に付着している増粘インクGには、ノズル60から滲み出されたインクJが供給されないため、その増粘インクGの溶解が不充分となるおそれがある。つまり、ワイパーブレード52の復路移動時に、エッジ部58がワイピングしても、その増粘インクGが除去されない懸念がある。
そこで、その最初にワイピングする画像記録用ノズル60よりも、ワイパーブレード52の往路移動方向上流側に、ノズル面21湿潤用のインクJを供給するダミーノズル62を設けて、そこから供給されるインクJにより、最初にワイピングする画像記録用ノズル60の上流側に付着している増粘インクGを積極的に溶解させる構成にした。以下、図8、図9を基にその説明をするが、上記実施例と異なる点は、ダミーノズル62を設けた点のみである。
図9(A)で示すように、インクジェット記録ヘッド20には、画像記録用ノズル60の他に、ノズル面21を湿潤させるためにインクJを供給するダミーノズル62が設けられている。このダミーノズル62は、上記したように、画像記録用ノズル60よりもワイパーブレード52の往路移動方向上流側に設けられており、ワイパーブレード52が最初にワイピングする画像記録用ノズル60よりも先にワイピングするようになっている。なお、ダミーノズル62から供給する液体は、インクJに限定されないが、インクJとした方が、別途タンク等を設けなくて済むため(部品点数が増加しないため)好ましい。
図8で示すように、ワイピング命令を受けると(S1)、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが所定の高さ位置へ上昇移動し、キャップ42Y〜42Kから離隔する。この高さ位置は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが、ワイパーブレード52によるノズル面21のワイピングが可能となる位置である。
そして、図9(B)で示すように、インクジェット記録ヘッド20内の圧電アクチュエーター(図示省略)が駆動して、ダミーノズル62及び各ノズル60からインクJを滲み出させる(供給する)(S2)。その後、ホームポジション(待機位置)に停止しているワイパーブレード52が、ボールネジ46等の移動機構により、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの架設方向(図4で示す矢印B方向)へ移動を開始する。
すると、ワイパーブレード52は、その先端部がノズル面21に押圧されて撓み変形し、凹凸部54がノズル面21に所定圧で圧接しつつ移動する。そして、まず初めにダミーノズル62を通過し、次いで各ノズル60を順次通過する。ワイパーブレード52がダミーノズル62及び各ノズル60を通過すると、図9(C)で示すように、ダミーノズル62及び各ノズル60から滲み出ていたインクJが、凹凸部54によって保持され、そのままワイパーブレード52の移動に伴って引き伸ばされて、ノズル面21全体に広げられる。
このとき特に、ダミーノズル62から滲み出されたインクJは、ワイパーブレード52の往路移動方向最上流側に形成されているノズル60のその上流側に付着している増粘インクGに供給されるので、その増粘インクGを確実に溶解することができる。つまり、これにより、ノズル面21全体が確実にインクJで湿潤されるので、ノズル面21に付着している全ての増粘インクGが、そのインクJにより充分に溶解される(S3)。
こうして、ワイパーブレード52の凹凸部54によるノズル面21全体のインク湿潤が完了したら、そのワイパーブレード52は、例えば図4、図5で示すように、インクジェット記録ヘッド20のノズル面21よりも外側の端部に配設された吸収体64に圧接し、凹凸部54に付着している余剰インクが吸収・除去される。これにより、凹凸部54に余剰インクが増粘化して蓄積されることが防止される。
その後、圧電アクチュエーターの駆動を停止し(S4)、ワイパーブレード52を上記とは逆の方向(図5で示す矢印B’方向)へ復路移動させる。すると、ワイパーブレード52は、図9(D)で示すように、今度はその先端部が反対方向に撓み変形して、エッジ部58がノズル面21に所定圧で圧接しつつ移動する。これにより、インクJで湿潤されたノズル面21が好適にワイピングされ、溶解した増粘インクG等の汚染物質が、ダミーノズル62及び各ノズル60から滲み出されて広げられたインクJと共に、ワイパーブレード52のエッジ部58によって払拭・除去される(S5)。
なお、ワイパーブレード52のエッジ部58によるノズル面21全体のワイピングが完了すると、そのワイパーブレード52は、例えば図4、図5で示すように、インクジェット記録ヘッド20のノズル面21よりも外側の端部に配設された吸収体66に圧接し、エッジ部58に付着・保持されている増粘インクG等の汚染物質が吸収・除去される。これにより、エッジ部58に増粘インクG等の汚染物質が蓄積されることが防止される。つまり、ワイパーブレード52は、常にクリーンな状態でワイピング動作ができるようになっている。また、この後の工程は上記実施例と同様であるため、その説明は省略する。
この変形例のように、画像記録用ノズル60の他に、ノズル面21を湿潤させる目的だけの専用ダミーノズル62を設けると、最初にワイピングされる画像記録用ノズル60の上流側にもインクJを供給することができるため、その上流側に付着している増粘インクGを充分に溶解した状態で払拭・除去することができる。したがって、インクジェット記録ヘッド20には、ノズル面21湿潤用のインクJを供給するダミーノズル62を設けることが望ましい。
以上、説明したように、本発明に係るワイパーブレード52は、一方の面52Aを凹凸形状、即ち凹凸部54とし、親インク性を持たせるようにしたので、ダミーノズル62及び各ノズル60から滲み出させたインクJを引き出して保持することが容易にでき、ノズル面21全体に広げる(ノズル面21全体を湿潤させる)ことが確実にできる。また、他方の面52Bを平面状とし、その上端部にシャープなエッジ部58を形成したので、ワイピング動作により、ノズル面21全体を湿潤させているインクJ(溶解した増粘インクG等の汚染物質を含む)を好適に除去することができる。つまり、ノズル面21にインクJを残留させることなく、安定してそのノズル面21をクリーニングすることができる。また、ワイパーブレード52の形状を改良するだけで、部品点数が増加することはないので、コストの増加を防止することができる。
なお、ワイパーブレード52の一方の面52Aに形成する凹凸部54の形状は、図6で示すものに限定されるものではなく、例えば図10で示すように、平面視で略波型形状になるように形成してもよいし、例えば図11で示すように、平面視及び側面視で略波型形状になるように形成してもよい。何れにしても、ダミーノズル62及び各ノズル60から滲み出された(供給された)インクJを容易に保持でき、かつノズル面21全体に確実に広げることができる、親インク性を有する形状であれば、どのような形状に形成してもよい。
その他、本発明に係るインクジェット記録装置10は、複写機、プリンター複合機、ワークステーション等の出力機器として用いられる記録装置等、記録用紙P上への文字や画像の記録に用いられるものに限定されるものではなく、例えば、高分子フィルムやガラス上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製等にも適用可能である。
すなわち、「記録媒体」は、記録用紙Pに限定されるものではなく、例えば、OHPシートや配線パターン等が形成される基板なども含まれる。そして、「画像」は、一般的な画像(文字、絵、写真など)のみならず、インク滴が記録媒体上に着弾されることで得られるドットのパターン(配線パターン)なども含まれる。
また、吐出する液体もインクに限定されるわけではない。例えば、溶融状態の半田を基板上に吐出して行う部品実装用のバンプの形成、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成など、様々な工業的用途を対象とした液滴吐出装置全般に対して、本発明に係るインクジェット記録装置10を適用することが可能である。
インクジェット記録装置の印刷時の構成を示す概略側面図 インクジェット記録装置のメンテナンス時の構成を示す概略側面図 インクジェット記録ヘッドとメンテナンスユニットの構成を示す概略側面図 インクジェット記録ヘッドとメンテナンスユニットの構成を示す概略正面図 インクジェット記録ヘッドとメンテナンスユニットの構成を示す概略正面図 ワイパーブレードの構成を示す概略斜視図 ワイパーブレードによるワイピング動作を説明する一部拡大概略正面図 ワイパーユニットによるワイピング動作を説明するフローチャート ワイパーブレードによるワイピング動作を説明する一部拡大概略正面図 ワイパーブレードの別の構成を示す概略斜視図 ワイパーブレードの別の構成を示す概略斜視図
符号の説明
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
20 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
21 ノズル面
40 メンテナンスユニット
46 ボールネジ(移動機構)
50 ワイパーユニット
52 ワイパーブレード(ワイピング部材)
54 凹凸部
56 円柱状部材
58 エッジ部
60 ノズル
62 ダミーノズル
64 吸収体
66 吸収体
G 増粘インク
J インク(液体)

Claims (5)

  1. 液滴を吐出するノズルを複数有する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドのノズル面を、移動しつつ払拭して清掃するワイピング部材と、
    前記ワイピング部材を往復移動させる移動機構と、
    を備えた液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記ワイピング部材は、
    往路移動時に前記ノズルから供給された液体を前記ノズル面に広げる凹凸部と、
    復路移動時に前記凹凸部によって前記ノズル面に広げられた液体を除去するエッジ部と、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 液滴を吐出するノズルを複数有する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドのノズル面を、移動しつつ払拭して清掃するワイピング部材と、
    前記ワイピング部材を往復移動させる移動機構と、
    を備えた液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記液滴吐出ヘッドは、
    前記複数のノズルよりも前記ワイピング部材の移動方向上流側に、液体を供給するダミーノズルを有し、
    前記ワイピング部材は、
    往路移動時に前記ダミーノズル及び前記ノズルから供給された液体を前記ノズル面に広げる凹凸部と、
    復路移動時に前記凹凸部によって前記ノズル面に広げられた液体を除去するエッジ部と、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 前記凹凸部は、所定間隔を隔てて複数突設された柱状部材で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記凹凸部は、平面視で略波型形状とされて構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記凹凸部は、平面視及び側面視で略波型形状とされて構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置。
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