JP2014103862A - 無塩発酵味噌を含む米加工食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】食塩を含まず、酵素活性や糊化液の粘度などの点が、通常の味噌と異なる無塩発酵味噌を練り込んだ米加工食品を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、通常の味噌と比べて、酵素活性が強く、精米粉に添加したときに糊化粘度を低下させる新規の無塩発酵味噌を米加工食品に練り込むことにより、食塩濃度が低く、優れた食感や膨化性、湯溶け性が得られ、長期保存性に優れるとともに、血圧降下作用、抗酸化作用等の効用を有する米菓、米粉を使用した洋菓子、米粉ホットケーキ、米粉麺又は米粉パン等の米加工食品を提供する。
【選択図】図9

Description

本発明は、無塩の味噌様食品である無塩発酵味噌を練り込んだ米加工食品、具体的には、前記無塩発酵味噌を練り込んだ米菓、米粉を使用した洋菓子、米粉ホットケーキ、米粉麺又は米粉パンに関する。
味噌は、日本各地の気候、風土、食習慣に合わせて育まれてきた日本食に欠かせない調味料の一つである。近年、味噌は抗がん作用、抗酸化作用、コレステロール低下能などの効用を有することが知られており、健康食品として注目を集めている。
味噌のこうした効用を生かすとともに、食品の旨味・風味を高めるために、味噌を加えたパン(特許文献1)や麺(特許文献2)が開発されている。しかし、通常の辛口味噌の食塩濃度は約12〜14%であるため、パンや麺に味噌を加えると、食品中の塩分濃度が高くなるという問題点があった。塩分を多く含む食品は、高血圧、脳卒中の一因となることが知られていることから、食品の減塩化が求められている。
ところで、味噌の塩分量を減少させるために、これまでに減塩味噌や、塩を全く添加しない大豆発酵食品が開発されてきた。以下、塩を全く添加しない大豆発酵食品を無塩発酵味噌と称する。特許文献3には、味噌を水で希釈して脱塩味噌を製造する方法が開示されている。特許文献4には、発酵アルコールを添加して、酸敗を防止し、短時間高温で、熟成させる無塩発酵味噌の製造方法が開示されている。こうして製造した減塩味噌及び無塩発酵味噌は、その原料や製造方法により、香気、風味、酵素活性などの特徴が全く異なる。
しかしながら、これまでに、通常の味噌を加えたパンや麺は開発されているが、減塩味噌又は無塩発酵味噌を加えた食品は開発されていなかった。
一方、発明者らは、超硬質米の用途開発の研究を行う課程で、米粉パンや米粉麺の製造技術を開発してきたが、従来の米粉パン、米粉菓子、米粉麺などの米粉製品は、老化しやすい、茹でると溶けやすい、麺どうしがくっつきやすい、ごわごわとした硬い食感になりやすい、という問題点があった。
特公昭62−181732号公報 特開2001−186850号公報 特開昭63−214154号公報 特開2007−6834号公報
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、新規の無塩発酵味噌を含む米加工食品を提供することを課題とする。
発明者らは、上記課題を達成するために鋭意検討した結果、無塩発酵味噌を新たに開発した。そして、この無塩発酵味噌は通常の味噌に比べて酵素活性が強く、精米粉に添加したときに糊化粘度を低下させるため、前記無塩発酵味噌を米加工食品に加えることにより、米加工食品の食塩量を低減できるだけでなく、優れた食感や膨化性、湯溶け性が得られ、長期保存性に優れるとともに、血圧降下作用、抗酸化作用等の効用が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の米加工食品は、無塩発酵味噌を練り込んだ米加工食品であって、
前記無塩発酵味噌は、食塩を除いた味噌原材料を所定の水分に調製し、2.5%以下のアルコールを添加して麹由来の雑菌を軽減する雑菌低減処理を施し、50〜70℃、1日〜5日の短期間高温仕込みによって酵素分解処理を促進し、前記の処理終了後に、30℃以下で所望の発酵微生物を添加して2週間以上の低温発酵処理を行うことにより製造されたものであることを特徴とする。
また、前記低温発酵処理を、当初10℃の低温として、所定期間経過毎に順次30℃まで段階的な温度管理で実施したことを特徴とする。
また、米菓、米粉を使用した洋菓子、米粉ホットケーキ、米粉麺又は米粉パンであることを特徴とする。
また、前記無塩発酵味噌を加熱し、内在性酵素を失活させた後に米粉又は小麦粉/米粉混合粉末と混合して製造されたことを特徴とする。
また、定温しんとう器、熱風乾燥機、電磁誘導加熱器、電子レンジ及びオートクレーブからなる加熱装置群のうちの1種類を用いて前記無塩発酵味噌を加熱したことを特徴とする。
本発明によれば、一般の味噌に比べて、酵素活性が強く、精米粉に添加したときに糊化粘度を低下させる無塩発酵味噌を米加工食品に加えることで、食塩濃度が低く、優れた食感や膨化性、湯溶け性を有し、長期保存性に優れるとともに、血圧降下作用、抗酸化作用等の効用を有する米加工食品を提供することができる。
無塩発酵味噌及び一般の味噌のアミラーゼ活性の比較(電気泳動・活性染色)を示す図である。 精米粉末に各種の味噌又は無塩発酵味噌を添加した場合の糊化粘度特性の変動を示すグラフである。 無塩発酵味噌及び一般の味噌を添加した米粉ホットケーキの比較を示す図である。 図3の米粉ホットケーキの噛み応えの比較を示すグラフである。 黒米の発芽玄米を原料とする無塩発酵味噌を練り込んだ米粉麺を示す図である。 米粉麺のゆで溶け試験結果を示す図である。 無塩発酵味噌混合米麺の噛み応えを示すグラフである。 無塩発酵味噌混合ベーグルパンを示す図である。 無塩発酵味噌混合パンの噛み応えを示す図である。 無塩発酵味噌混合パンの水分活性の調節を示す図である。 各種の無塩発酵味噌の機能性評価(ポリフェノール含量)を示すグラフである。 動物飼育試験の結果を示すグラフである。 越車・おくのむらさきの発芽玄米使用無塩発酵味噌のGABA含量を示すグラフである。 無塩発酵味噌を25%添加して作製した米粉50%含有麺を示す図である。 無塩発酵味噌を添加して製造した米菓製造品を示す図である。
本発明の米加工食品に加える無塩発酵味噌は、特願2012−242765号明細書に大豆発酵食品として記載されており、無塩状態で変敗・腐造を生じない大豆発酵処理により得られる無塩の大豆発酵食品である。以下、前記大豆発酵食品を無塩発酵味噌と称する。具体的には、前記無塩発酵味噌は、食塩を除いた味噌原材料を所定の水分に調製し、2.5%以下のアルコールを添加して麹由来の雑菌を軽減する雑菌低減処理を施し、50〜70℃、1日〜5日の短期間高温仕込みによって酵素分解処理を促進し、前記の処理終了後に、30℃以下で所望の発酵微生物を添加して2週間以上の低温発酵処理を行うことにより製造される。
通常の味噌醸造と同様に大豆ペーストに麹を加えて無塩発酵を意図しても、耐塩性を備えていない麹由来の雑菌が繁殖してしまう。そこで静菌効果が認められる最小限のアルコール(2.5%以下)を添加して、仕込み温度50〜70℃で1〜5日の仕込みを行う。この仕込みでは、一般の乳酸菌の生育温度は15〜45℃であるために、雑菌の異常繁殖が抑えられ、麹菌酵素による速やかな糖化がなされ、酵母(発酵微生物)のエネルギー源となる糖類・アミノ酸の含量を高めると共に、最終製品の「旨味・甘味」を増強する。
前記のアルコール添加量2.5%以下が限界値となるのは、一般的に味噌醸造において2%のアルコール添加で酵母の活動が停止するとされており、アルコール添加量が多くなってしまうと、低温発酵処理に際して発酵微生物として味噌用酵母を採用した場合、前記のアルコール添加が発酵進行の阻害要因となってしまう。また高温仕込みに際して添加アルコールの一部は蒸発してしまうので、静菌作用としては最大2.5%以下のアルコール添加量とし、この限界値は実験で裏付けられた。
前記の高温仕込みの後に、仕込み温度を30℃以下として、所望の発酵微生物(酵母・乳酸菌)を相当量添加し、所定期間の仕込みによって当該発酵微生物による発酵を優先的に進行させて残存する雑菌(腐敗菌)の増殖を抑制し、無塩発酵味噌を得ることができるものであり、当初の水分量(ペースト状あるいは液状)、使用する麹菌、使用する麹の歩合、仕込み温度と発酵期間の調整によって、最終品製品の色合いや風味が特徴づけられるものである。
さらに、本発明において用いられる無塩発酵味噌は、前記低温発酵処理を、当初10℃の低温として、所定期間経過毎に順次30℃まで段階的な温度管理で実施してなる。具体的には、当初の低温発酵処理では、雑菌の生育範囲を外し、生菌数の多い添加発酵微生物の優先発酵を確実に促進させる。例えば10〜15℃で1週間、20〜25℃で1〜2週間、30℃で2週間以上のように、発酵微生物が優勢な状態を継続維持させて優先的に増大させ、当該発酵微生物による発酵処理を促進させて、色・味・香を生成して、所望の無塩発酵味噌を得るものである。
こうして得られる無塩発酵味噌は、最終製品の旨み・甘みが増強される。また、前記無塩発酵味噌は、通常の味噌に比べて、アミラーゼ活性が強く、精米粉に添加したとき、精米粉の糊化粘度が低下する。よって、前記無塩発酵味噌を米加工食品に加えることにより、通常の味噌を加えた場合に比べて、塩分濃度が低く抑えられるとともに、優れた食感や膨化性、湯溶け性が得られる。また、無塩発酵味噌を米加工食品に加えることにより、大豆に含まれるポリフェノールによる抗酸化作用、血圧降下作用等の効用が得られる。
また、米加工食品は、米粉あるいは小麦粉/米粉混合粉末100質量部に対して、前記無塩発酵味噌1〜100質量部を配合したときに、優れた食感や膨化性、湯溶け性が得られたことから、米粉あるいは小麦粉/米粉混合粉末100質量部に対して、無塩発酵味噌1〜100質量部を配合することが好ましい。
また、前記米加工食品としては、特に限定されるものではないが、米菓、米粉を使用した洋菓子、米粉ホットケーキ、米粉麺又は米粉パンが好ましい。
また、米粉ホットケーキを製造する際、ホットケーキ用米粉あるいは小麦粉/米粉混合粉末100質量部に対して、前記無塩発酵味噌2〜50質量部を配合したときに、ホットケーキが良く膨化したことから、無塩発酵味噌は2〜50質量部、特に、10質量部を配合することが好ましい。
また、米粉麺を製造する際、精米粉末あるいは小麦粉/米粉混合粉末100質量部に対して、前記無塩発酵味噌1〜50質量部を配合したときに、湯溶けが少なく、噛み応えが良い米粉麺が得られたことから、無塩発酵味噌は1〜50質量部、特に、25質量部を配合することが好ましい。
また、米粉パンを製造する際、精米粉末あるいは小麦粉/米粉混合粉末100質量部に対して、前記無塩発酵味噌1〜80質量部を配合したときに、膨化性と食感が良い米粉パンが得られたことから、無塩発酵味噌は1〜80質量部、特に、50質量部を配合することが好ましい。
なお、前記無塩発酵味噌は、精米粉末あるいは小麦粉/米粉混合粉末に直接混合しても良いが、定温しんとう器、熱風乾燥機、電磁誘導加熱器、電子レンジ、オートクレーブからなる加熱装置群のうちの1種類を用いて無塩発酵味噌を加熱し、内在性酵素を失活させた後に精米粉末あるいは小麦粉/米粉混合粉末と混合して製造することにより、生地の分解が抑制され、生地物性が良好に保持されるので好適である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の思想を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
無塩発酵味噌の製造方法について説明する。
食塩を除いた味噌原材料(蒸煮大豆ペーストに麹を加えたもの)を使用し、この大豆を含んだ原材料を発酵処理して無塩発酵食品を得るもので、原材料については、麹歩合の選択(3歩〜50歩)、水分量の選択(ペースト状又は液体)、使用する麹菌の種類の選択(味噌用麹菌又は焼酎用麹菌)を用い、これらにアルコール2.5%を添加し、50〜70℃の高温で1〜5日間の仕込みを行った。
前記の高温仕込みは、アルコール添加で麹由来の各種雑菌の繁殖(活性)は抑えられ、麹菌酵素による分解が進行して、追加される発酵微生物のエネルギー源となる糖・アミノ酸が生成される。
次に品温を10℃の低温状態とした後に、選択した発酵微生物(味噌用酵母:Zygosaccharomyces rouxii、清酒用酵母:Saccharomyces cerevisiae、ワイン用酵母:Saccharomyces cerevisiae、パン用酵母:Saccharomyces cerevisiae、パネトーネ:酵母・乳酸菌混合、ヘテロ乳酸菌:Leuconostoc mesenteroides又はホモ乳酸菌:Lactobacillus brevis)を追加して発酵を進行させ、発酵微生物の優勢状態を維持しながら、10℃で1週間、15℃で2週間、20℃で1週間(但し、20℃のまま熟成する場合もあり)、30℃で1〜4週間のように順次週間単位で温度を高めていき、適宜な期間の発酵熟成を行ったものである。
[作製例1]無塩発酵味噌PM50MLの製造方法
食塩を除いた味噌原材料(蒸煮大豆ペーストに麹を加えたもの)として、味噌用麹菌を用い、麹歩合を50歩とし、水分量を50%に調製した。ここに、アルコール2.5%を添加し、55℃の高温で3日間の仕込みを行った。次に、品温を10℃の低温状態とした後に、発酵微生物として味噌用酵母を追加して発酵を進行させ、発酵微生物の優勢状態を維持しながら、10℃で1週間、15℃で2週間、20℃で1週間、30℃で4週間のように順次週間単位で温度を高めていき、長期間の発酵熟成を行った。作製した無塩発酵味噌PM50MLは、−80℃で凍結後、フリーズドライヤーFD−1(アイラ(株)社製)を用いて凍結乾燥し、コーヒーミル(イワタニ社製)で粉砕して粉末試料とした。
[作製例2]無塩発酵味噌PM10PaSの製造方法
食塩を除いた味噌原材料(蒸煮大豆ペーストに麹を加えたもの)として、味噌用麹菌を用い、麹歩合を10歩とし、水分量を50%に調製した。ここに、アルコール2.5%を添加し、55℃の高温で3日間の仕込みを行った。次に、品温を10℃の低温状態とした後に、発酵微生物としてパネットーネを追加して発酵を進行させ、発酵微生物の優勢状態を維持しながら、10℃で1週間、15℃で2週間、20℃で1週間、30℃で1週間のように順次週間単位で温度を高めていき、短期間の発酵熟成を行った。作製した無塩発酵味噌PM10PaSは、−80℃で凍結後、フリーズドライヤーFD−1(アイラ(株)社製)を用いて凍結乾燥し、コーヒーミル(イワタニ社製)で粉砕して粉末試料とした。
[作製例3]無塩発酵味噌PM10LMLの製造方法
食塩を除いた味噌原材料(蒸煮大豆ペーストに麹を加えたもの)として、味噌用麹菌を用い、麹歩合を10歩とし、水分量を50%に調製した。ここに、アルコール2.5%を添加し、55℃の高温で3日間の仕込みを行った。次に、品温を10℃の低温状態とした後に、発酵微生物として乳酸菌メセンドロイデスを追加して発酵を進行させ、発酵微生物の優勢状態を維持しながら、10℃で1週間、15℃で2週間、20℃で1週間、30℃で4週間のように順次週間単位で温度を高めていき、長期間の発酵熟成を行った。作製した無塩発酵味噌PM10LMLは、−80℃で凍結後、フリーズドライヤーFD−1(アイラ(株)社製)を用いて凍結乾燥し、コーヒーミル(イワタニ社製)で粉砕して粉末試料とした。
作製した無塩発酵味噌はいずれも甘みと酵母発酵香があり、独特の旨味があった。図1に、作製した無塩発酵味噌と一般の味噌のアミラーゼ活性を示す。一般の味噌に比べて、本実施例で作製した無塩発酵味噌はアミラーゼ活性が強いことが確認された。また、図2に示すように、本実施例で作製した無塩発酵味噌はアミラーゼ活性が強いので、一般の味噌に比べて、精米粉に添加したときに、精米粉の糊化粘度が低下することがわかった。したがって、一般の味噌に比べて、酵素活性が強く、精米粉に添加したときに糊化粘度が低いという前記無塩発酵味噌の特徴を活かし、米加工食品の製造に使用することを試みた。
作製例1の無塩発酵味噌を添加して作製した米粉ホットケーキについて説明する。
ホットケーキ用米粉(新潟製粉(株)社製)100g、卵1個、砂糖30g、ヨーグルト大さじ2杯、凍結乾燥した無塩発酵味噌粉末(PM50ML)10g、牛乳大さじ3杯を練り合わせて生地を作り、家庭用ホットプレート(ナショナル社製NF−091)を用いて、140℃で表側を5分間、裏側を3分間加熱してホットケーキを製造した。こうして製造したホットケーキの噛み応えを測定した。
図3に、作製したホットケーキの膨化性の結果を示す。図中、(S)は味噌を加えないホットケーキ、(無塩)は本実施例の無塩発酵味噌を添加したホットケーキ、(西京)は西京味噌を加えたホットケーキ、(仙台)は仙台味噌を加えたホットケーキを表す。通常の味噌に比べて無塩発酵味噌は糊化粘度が低いため、味噌を加えないホットケーキ(S)、西京味噌を加えたホットケーキ(西京)及び仙台味噌を加えたホットケーキ(仙台)と比べて、本実施例の無塩発酵味噌を添加したホットケーキ(無塩)が最もよく膨化した。また、図4に、図3のホットケーキの噛み応えの結果を示す。本実施例の無塩発酵味噌を加えたホットケーキ(無塩)の噛み応えは最も小さく、食感が最も良いことが確認された。本実施例の無塩発酵味噌を加えた場合(無塩)は、味噌を加えない場合(S)と比べても、噛み応えと食感が優れていることが確認できた。
また、上記配合量をホットケーキ用米粉あるいは小麦粉/米粉混合粉末100質量部に対して本実施例の無塩発酵味噌2〜50質量部とした場合も、よく膨化し、噛み応えが小さく、食感が良いことが確認できた。
作製例1の無塩発酵味噌を添加して作製した米粉麺について説明する。
精米粉末30g(品種:こしのめんじまん)を市販強力粉(日清製粉社製カメリア)70g、食塩1.0g、無塩発酵味噌(PM50ML)25gと混合し、純水80gを加え、ホームベーカリー(パナソニック社製SD−BM151)の「うどんパスタモード」で30分間混ねつした後、プラスチック袋に入れ、家庭用冷蔵庫に入れて8℃で一晩静置した。翌日、パスタ製造器(インぺリア社製)を用い、厚さ3mmで5回繰り返し圧延し、シートを作製した後、切り刃を用いて2.2mm幅の麺を作製した。この麺を2gの食塩を含む5Lの湯中でそれぞれ2分間、4分間、6分間ゆがき、20℃の水で1分間冷却した後、官能検査及び物性測定に供した。また、それぞれの時間ごとに湯を採取し、湯溶け状況を観察した。
図5及び6に、本実施例の無塩発酵味噌を配合した米粉麺とゆで溶け試験結果を示す。図中の2、4、6という数字は、それぞれ2分、4分、6分ゆでた後の麺とゆで溶けの結果を示す。通常の米粉麺に比べて、ゆで溶けが少ないことが確認された(図5及び図6)。また、図7に、無塩発酵味噌を配合した米粉麺の噛み応えの結果を示す。無塩発酵味噌を加えた米粉麺は、噛み応えが良いことが確認された(図7)。
また、上記配合量を精米粉末あるいは小麦粉/米粉混合粉末100質量部に対して、無塩発酵味噌1〜50質量部とした場合も、ゆで溶けが少なく、噛み応えが良いことが確認できた。
作製例1の無塩発酵味噌を添加して作製した各種の米粉ベーグルパンについて説明する。
精米粉ミックス(北陸粉243号60g、コシヒカリ30g、こがねもち10g)に粉末昆布2g、ヨーグルト20g、水150gを加えて30分間、室温で浸漬し、米に十分吸水させた後、電気炊飯器(パナソニック社製KS−HA5)を用いて炊飯した。炊きあがり10分前に無塩発酵味噌粉末(PM50ML)を50g加えた。炊きあがった後、ブレンダー(テスコム社製THM500)で練り上げ、これに強力小麦粉150g、グルテン20g、砂糖15g、食塩2g、スキムミルク10g、バター15g、ドライイースト3gを加えて良く混合し、ホームベーカリー(パナソニック社製SD−BM151)を用いてピザモードで発酵させた。その後、ドーナツ型に成形し、30℃でさらに20分間発酵させた。これを沸騰水中で30秒間加熱したのち、すぐに200℃、15分間焼き上げてベーグルパンを作製した。ベーグルパンの呈味性と栄養性を向上させるため、電気炊飯器で炊飯する際に、枝豆50g、カボチャ100g、トマト100gをそれぞれ加えた3種類のベーグルパンとした。
図8に、作製した無塩発酵味噌を混合した各種の米粉ベーグルパンの写真を示す。作製した無塩発酵味噌を混合した各種の米粉ベーグルパンは、よく膨化し、しっかりした噛み応えがあった。また、図9に、製造した食パンの噛み応え及び膨化性の結果を示す。市販の食パン(A)と比べて、無塩発酵味噌を10%混合した米粉パン(B)及び(C)は、よく膨化し、噛み応えがあり、しっかりした食感であった。
また、上記配合量を精米粉末あるいは小麦粉/米粉混合粉末100質量部に対して、無塩発酵味噌1〜80質量部とした場合も、良い膨化性と食感が得られることが確認できた。
無塩発酵味噌含有パンの水分活性の調節について説明する。
無塩発酵味噌(紫黒米スプラウト)30g、コシヒカリ84g、小麦粉140g、グルテン56g、砂糖(三温糖)30g、脱脂ミルク20g、だし素材60gをホームベーカリー(パナソニック社製SD−BM151)に入れ、直捏ね法により、パンを製造した。乾麺製造装置で調湿し、人工気象室で水分活性を測定したところ、無塩発酵味噌含有パンでは、0.95→0.78→0.67まで水分活性の調節が可能であった(図10)。水分活性を低く調節することで、パンの長期保存が可能となった。
各種の無塩発酵味噌の機能性評価(ポリフェノール含量)について説明する。
実施例3と同様の方法で製造した各種の無塩発酵味噌配合麺について、ポリフェノール含量を調べた結果を図11に示す。なお、図中で、おくのむらさき及び越車は麹作製に用いた米の品種を表し、びっくり発芽は発芽の処理方法を表し、クエン酸麹及び味噌は麹菌の種類を表し、味噌用酵母、乳酸菌ブレビス、ワイン酵母及びパネトーネは発酵微生物の種類を表し、中及び長は熟度を表す。各種の無塩発酵味噌は、機能性成分であるポリフェノールを多く含むことが確認できた。
動物飼育試験の結果について説明する。
12週齢の高血圧自然発症ラット(SHR/Izm系)を、1週間予備飼育した後、試料ごとに各3頭を対象に、2g(=10mL)/kg体重の試料を強制単回経口投与した。投与後、4時間、8時間、24時間に収縮期及び拡張期血圧を測定した。
結果を図12に示す。無塩発酵味噌は、対照に比べて、有意に強い血圧低下効果が認められた。また、無塩発酵味噌を与えた試験群Bの方が、収縮期血圧の低下が顕著であった。
無塩発酵味噌のγ―アミノ酪酸量及び加熱処理後の無塩発酵味噌を含む麺について説明する。
実施例1と同様にして原料配合割合及び発酵微生物を変えて各種の無塩発酵味噌を調製した。これらの無塩発酵味噌のγ―アミノ酪酸量を高速液体クロマトグラフによって測定した結果を図13に示す。なお、図中のおくのむらさき及び越車は麹作製に用いた米の品種を表し、発芽玄米、赤玉葱処理及びスプラウトは発芽の処理及び状態を表し、パネットーネ及び乳酸菌は発酵微生物の種類を表す。おくのむらさき(うるち紫黒米)を3日間発芽させたスプラウト(発芽作物)を麹作製に使用し、乳酸菌を使用して発酵させた無塩発酵味噌のGABA含量が最も高く、約433mg/100gときわめて高い値を示した(図13)。
この無塩発酵味噌を80℃で8分間オートクレーブ処理した後、米粉と小麦粉の等量混合粉末100質量部に対し25質量部添加し、不二精機製の小型パスタ器(MPM2500)を用いて製麺した。この麺を熱水中で5分30秒及び8分30秒ゆでた後の麺の写真を図14に示す。このゆで麺は味噌の風味を有しており、良好な食感を示した。
γ―アミノ酪酸含有量の多い無塩発酵味噌を用いる米菓について説明する。
作製例1と同様にして調製した無塩発酵味噌(PM50ML)を電磁誘導加熱調理器(サンソニック製IH COOKING SIC−1400B)を用いて1000Wで5分間予備加熱した後、うるち米粉(平成24年茨城県産ミルキークイーン)100gに対し、乾物重量として10%添加し、ヤーコン乾燥粉末5g、水60gを添加し、80℃の恒温器中で撹拌しながら30分間混合した。この生地をニーダーで良く練り合わせた後、のし棒で延伸し、直径6cm、厚さ約2mmに型抜きし、80℃の熱風乾燥機中で12時間乾燥した。乾燥中、3回各試料をとりだして常温で30分間放置して米菓生地の内層と外層の水分含量が均一になるようにした(テンパリング乾燥)。乾燥終了後、熱風乾燥機の温度を200℃にして15分間焼き上げた。このようにして製造した米菓は味噌の風味があり、食感も良好で、40mg/100gのγ―アミノ酪酸を含有していた。作製した米菓の写真を図15に示す。比較として、無塩発酵味噌を添加しないで同様に製造した米菓は風味が乏しく、γ―アミノ酪酸含量が1.6mg/100gであった。
以上のように本発明は、食品製造業に利用できる。

Claims (5)

  1. 無塩発酵味噌を練り込んだ米加工食品であって、
    前記無塩発酵味噌は、食塩を除いた味噌原材料を所定の水分に調製し、2.5%以下のアルコールを添加して麹由来の雑菌を軽減する雑菌低減処理を施し、50〜70℃、1日〜5日の短期間高温仕込みによって酵素分解処理を促進し、前記の処理終了後に、30℃以下で所望の発酵微生物を添加して2週間以上の低温発酵処理を行うことにより製造されたものであることを特徴とする米加工食品。
  2. 前記低温発酵処理を、当初10℃の低温として、所定期間経過毎に順次30℃まで段階的な温度管理で実施したことを特徴とする請求項1記載の米加工食品。
  3. 米菓、米粉を使用した洋菓子、米粉ホットケーキ、米粉麺又は米粉パンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の米加工食品。
  4. 前記無塩発酵味噌を加熱し、内在性酵素を失活させた後に米粉又は小麦粉/米粉混合粉末と混合して製造されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の米加工食品。
  5. 定温しんとう器、熱風乾燥機、電磁誘導加熱器、電子レンジ及びオートクレーブからなる加熱装置群のうちの1種類を用いて前記無塩発酵味噌を加熱したことを特徴とする請求項4記載の米加工食品。
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