JP2012170548A - 遊技機の基板ユニット - Google Patents

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裕 赤木
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Abstract

【課題】封印作業を簡単に行うことができると共に、開封されたことを確実に発見できる遊技機の基板ユニットを提供する。
【解決手段】開閉可能な基板ケース104(上下ケース101,102)内に制御基板105が収納されている遊技機の基板ユニット100において、上ケース101に設けたシール装着部107と下ケース102に設けた連結部102bとをネジ111で固定すると共に、ネジ111の上からシール装着部107に封印シール112を貼着した後、シールカバー103をシール装着部107に挿入して取り外し不能状態にスナップフィット結合した。シールカバー103には切除容易部103bが形成されており、この切除容易部103bに差し込んだ治具113で封印シール112を突き破らない限り、ネジ111を緩めることができないようになっている。
【選択図】図12

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に備えられる基板ユニットに関するものである。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機には遊技の制御を司る種々の制御基板が設けられており、通常、この制御基板は上ケースと下ケース内に収納されることで基板ユニットとして構成され、遊技機の裏面や筐体内部に着脱可能に取り付けられている。このような基板ユニットにおいては、制御基板に対する様々な不正行為、例えば、遊技の主制御を行うためのプログラムが記憶された正規ROMを不正なプログラムが記憶された不正ROMに交換する行為や、所謂ぶら下がり基板と称される不正基板を制御基板に電気的に接続して正規の動作を妨げるようにする行為などを防止するために、両ケースがアンカーリベットやワンウェイネジ等の封印部材を用いて封印されており、この封印部材の一部を破壊しない限り両ケースの封印状態を解除できないようになっている。
また、近年では、識別情報が格納されたICタグの付いた封印シール(ICタグ封印シール)を上ケースと下ケースとに跨がるように貼り付けると共に、このICタグ封印シールを覆うシールカバーを上ケースに取り付けるようにした基板ユニットが知られている(特許文献1参照)。かかる基板ユニットでは、シールカバーを取り外してからICタグ封印シールを不正に剥がそうとすると、ICタグ封印シールが破損してリーダー機による識別情報の読み取りを不可能とするため、不正行為が行われたことを発見できるようになっている。
特開2009−261640号公報
しかしながら、不正行為を行う手口は日を追うごとに巧妙になってきており、シールカバーを取り外してからICタグ封印シールを破損しないように丁寧に剥がし、この状態で両ケースを開放して内部の制御基板に搭載された正規ROMを不正ROMに交換した後、再びICタグ封印シールを貼り直してシールカバーを取り付けるという不正行為が行われることがある。このような不正行為が行われた場合、ICタグ封印シール自体は破損していないため、リーダー機で読み取った識別情報は正規のものとなり、リーダー機では不正行為を発見することができなくなる。しかも、シールカバーとICタグ封印シールが痕跡を残さずに上手に再装着されていると、目視確認によっても不正行為を発見することができず、遊技場(ホール)の被る被害は甚大なものとなっていた。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、封印作業を簡単に行うことができると共に、開封されたことを確実に発見できる遊技機の基板ユニットを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の基板ユニットは、相対的にスライド移動して重ね合わされた第1ケースおよび第2ケースと、これら両ケースの内部に収納された遊技に関する制御を司る制御基板と、前記第1ケースに設けられたシール装着部と前記第2ケースに設けられた連結部とを重ね合わせて一体的に固定するネジと、このネジの頭部を覆うように前記シール装着部に貼着された識別情報の記憶されたICタグ付きの封印シールと、前記シール装着部にスナップフィット結合されて前記封印シールを覆う箱形形状のシールカバーとを備え、前記シールカバーの内壁面と前記シール装着部の外壁面とにスナップフィット結合用の係止部が形成されていると共に、このシールカバーの前記ネジの頭部を臨む箇所に、前記ネジを回転操作するための治具挿入用の開口または切断されることで前記開口となる切除容易部が形成されている構成にした。
このように構成された基板ユニットでは、第1ケースのシール装着部と第2ケースの連結部とを重ね合わせてネジで一体的に固定し、そのネジの頭部を覆い隠すようにシール装着部に封印シールを貼着した後、シール装着部に対して外方から箱形形状のシールカバーを挿入すると、両者の係止部どうしがシールカバーの内部でスナップフィット結合される。その結果、シールカバーが第1ケースのシール装着部に対して外部にロック解除部を持たない「嵌め殺し」と呼ばれる取り外し不能状態で取り付けられるため、シールカバーを取り外して封印シールを剥がすような不正行為を確実に防止することができる。また、両ケースを開封する場合は、シールカバーに形成された開口(または切除容易部)にドライバー等の治具を挿入してネジを緩めることにより、シール装着部と連結部とを分離することができるが、その際、治具で封印シールを突き破らないとネジを回すことができないため、封印シールの破損痕跡の有無を目視確認することによって、両ケースが開封されたことを確実に発見することができ、封印シールが破損している場合はリーダー機での読み取りが不能となる。特に、切断されることによって開口となる切除容易部がシールカバーに形成されている場合、切除容易部を切断しない限りネジに治具をアクセスできないため、切除容易部の破損痕跡の有無を目視確認することによって、両ケースが開封されたことをより確実に発見することができる。
上記の構成において、連結部が第2ケースの側面に設けられた直方体形状の板状体であると共に、シール装着部が、第1ケースに設けられて連結部の一面を除いて包囲する装着本体部と、この装着本体部に重ね合わされて連結部の一面を覆うスペーサ板とからなり、封印シールがこれら装着本体部とスペーサ板とに跨がって貼着されていると、ネジを緩めてシール装着部と連結部とを分離した後、さらにシール装着部を装着本体部とスペーサ板とに分離することにより、シールカバーとシール装着部のスナップフィット結合を比較的容易に解除することができる。
本発明による遊技機の基板ユニットは、第1ケースのシール装着部と第2ケースの連結部とをネジ止めしてシール装着部に封印シールを貼着した後、シール装着部に対してシールカバーをスナップインするという簡単な作業で両ケースを封印することができ、また、シールカバーの開口から挿入した治具で封印シールを突き破らない限りネジを緩めることができないため、封印シールの破損痕跡の有無を目視確認することによって、両ケースが開封されたことを確実に発見することができる。
本発明の基板ユニットが取り付けられたパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機のガラス扉を開けた状態の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 本発明の実施形態例に係る基板ユニットの外観斜視図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 図4に示す基板ユニットの平面図である。 図5のB−B線に沿う断面図である。 図4の基板ユニットに備えられる上ケースと制御基板の分解斜視図である。 図4の基板ユニットに備えられる基板ケースの組立途中状態を示す斜視図である。 図4の基板ユニットに備えられる基板ケースとスペーサ板および封印シールの分解斜視図である。 図10の基板ケースに封印シールを貼着した状態を示す平面図である。 図11のC−C線に沿う断面図である。 図11に示す基板ケースとシールカバーの分解斜視図である。 図4の基板ユニットを開封する手順を示す斜視図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本発明の基板ユニットが取り付けられたパチンコ機(遊技機)Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉3等を備えており、ガラス扉3にはガラスやプラスチック等からなる透明板4が取り付けられている。
図2に示すように、機枠1の左側枠部には上側軸受け体5と下側軸受け体(図示せず)が固着されており、この下側軸受け体よりも下方の左下隅部には大型のスピーカ6が配設されている。一方、本体枠2の左側枠部の上下両端には第1ピン(図示せず)が設けられており、これら両第1ピンが対応する上下の軸受け体に軸支されることにより、本体枠2は機枠1に対して開閉自在となっている。
本体枠2の上部内側には遊技盤7が収納されており、この遊技盤7の盤面(前面)は透明板4を透して目視可能となっている。遊技盤7はガイドレール8等によって区画形成された遊技領域9を有しており、詳細な説明は省略するが、遊技領域9には可変表示装置や始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。遊技盤7よりも下方の本体枠2はガラス扉3によって覆い隠される設置部2bとなっており、この設置部2b内の下部中央には遊技球を遊技領域9に向けて発射する発射装置10が配設されている。
本体枠2の右側枠部にはシリンダ錠11aを有する施錠装置11が設置されており、図示省略されているが、この施錠装置11は本体枠2の裏面に配置された後部施錠杆と本体枠2の前面に配置された前部施錠杆とを備えている。常態では、施錠装置11の後部施錠杆により機枠1に対して本体枠2が施錠されると共に、施錠装置11の前部施錠杆により本体枠2に対してガラス扉3が施錠されている。そして、シリンダ錠11aの鍵穴に図示せぬ鍵を差し込み、この鍵を一方向(例えば時計回り)へ回動すると、後部施錠杆が上動して本体枠2が開錠されるようになっている。また、シリンダ錠11aの鍵穴に差し込んだ鍵を他方向(反時計回り)へ回動すると、前部施錠杆が上動してガラス扉3が開錠されるようになっている。
ガラス扉3の左側枠部の上下両端には第2ピン(図示せず)が設けられており、これら両第2ピンを本体枠2の上下の軸孔(図示せず)に挿入することにより、ガラス扉3は本体枠2に対して開閉自在となっている。図1に戻り、ガラス扉3には遊技盤7の盤面に対向する大きな開口3aが開設されており、この開口3aは透明板4によって塞がれている。ガラス扉3の前面上部には比較的小型のスピーカ12が左右に1個ずつ配設されており、これらスピーカ12と前述した大型のスピーカ6とによって遊技に関する様々な効果音を発するようになっている。また、ガラス扉3の前面下部には、遊技盤7の裏面に配設された球払出装置(後述する)から払い出された遊技球を収容する上段受皿13と、上段受皿13から排出された遊技球を収容する下段受皿14と、遊技者による押下操作が可能なプッシュ釦15とが設けられており、上段受皿12の右側方には発射装置10の発射強度を調整するための操作ハンドル16が配設されている。
図3に示すように、このパチンコ機Pの背面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御処理部17と、主制御処理部17からの指令を受けて可変表示装置やスピーカ等の各種装置を制御する副制御処理18と、賞球払出装置19と、主制御処理部17からの指令を受けて賞球払出装置19を制御する払出制御処理部20と、操作ハンドル16の回動量に応じて発射装置10の作動を制御する発射制御処理部21と、賞球数や大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板22等が設けられている。
主制御処理部17は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶および記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等が実装された制御基板(メイン基板)とを備えており、このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。後述するように、制御基板は基板ユニット100の構成部品である基板ケース内に収納されており、この基板ケースが遊技盤7の裏面に固定されている。
次に、基板ユニット100の詳細な構造について図4〜図13を参照しながら説明すると、本実施形態例に係る基板ユニット(遊技機の基板ユニット)100は、矩形箱状の透明な上ケース(第1ケース)101と、矩形箱状の透明な下ケース(第2ケース)102と、一面を開放した箱形形状の透明なシールカバー103とを備えている。そして、上ケース101と下ケース102をスライド嵌合によって重ね合わせることで基板ケース104が構成されており、この基板ケース104の内部に制御基板105が収納されている。
図8に示すように、上ケース101の一方の側部(短辺)には複数の封止孔101aが形成され、他方の側部には装着本体部101bが突出形成されている。この装着本体部101bは全体的に見ると裏面を開放した直方体箱形状となっており、その側面中央部に貫通孔101cが穿設されていると共に、両端面に第1の係止部としての係止爪101dが形成されている(図5参照)。なお、図7と図12に示すように、装着本体部101bの裏面側の開放端は後述するスペーサ板106によって塞がれるようになっており、これら装着本体部101bとスペーサ板106とでシール装着部107が構成されている。
また、上ケース101の天面周縁部には複数の角形孔101eが穿設されており、この上ケース101の内部に制御基板105が複数本のネジ108を用いて固定されている。この制御基板105の表面には前述した主制御処理部17の回路構成部品であるCPUやROM等(図示せず)が実装される他、外部接続用の複数のコネクタ109が実装されており、これらコネクタ109は上ケース101の角形孔101e内に露出するようになっている。
図9に示すように、下ケース102の一方の側部(短辺)には複数の封止孔102aが形成され、他方の側部には連結部102bが突出形成されている。この連結部102bは直方体形状の板状体であり、その側面中央部にネジ孔102cが穿設されている。そして、かかる下ケース102に対して前述した上ケース101を図9の矢印で示す方向へスライド嵌合することにより、両ケース101,102は重ね合わされて基板ケース104となる。その際、下ケース102の連結部102bが上ケース101の装着本体部101b内に挿入されることにより、装着本体部101の貫通孔101cの奥側に連結部102bのネジ孔102cが位置するようになっている。
図10に示すように、この基板ケース104の一方の短辺側は、両ケース101,102の封止孔101a,102aにアンカーリベットやワンウェイネジ等の封印部材110を嵌め込むことによって封印されている。また、基板ケース104の他方の短辺側において、上ケース101の装着本体部101bと下ケース102の連結部102bとは、貫通孔101cに挿入したネジ111をネジ孔102cに螺入することによって一体的に固定されている。前述したように、装着本体部101bの裏面側の開放端はスペーサ板106によって塞がれており、これら装着本体部101bとスペーサ板106とによってシール装着部107が構成される。
図11と図12に示すように、シール装着部107の装着本体部101bとスペーサ板106に跨がるように封印シール112が貼り付けらており、装着本体部101bと連結部102bを固定しているネジ111の頭部は封印シール112によって覆い隠されている。封印シール112は裏面に粘着層が形成された矩形状のベースシートを備えた公知のものであり、詳細については説明を省略するが、粘着層にはICタグが埋め込まれている。このICタグは、ベースシートの対角線に沿って延びる長尺状のアンテナと、アンテナの中央付近に配置されたICチップとを備えており、ICチップに記憶された固有の識別情報がリーダー機によって読み取り可能となっている。なお、封印シール112のベースシートは手指を用いて簡単に破ることが可能であり、ベースシートを破ることによってICタグも同時に切断される。
図13に示すように、シールカバー103は一面を開放した箱形形状の樹脂成形品であり、その両内端面には第2の係止部としての係止溝103aが形成されている(図5参照)。また、シールカバー103の開口と対向する面の中央部には切除容易部103bが設けられており、この切除容易部103bは円形孔の内周面から中心に向かって延びる複数の腕部を有している。そして、このシールカバー103を封印シール112の外方からシール装着部107に挿入して押し込むると、装着本体部101bの外壁面に形成された係止爪(第1の係止部)101dとシールカバー103の内端面に形成された係止溝(第2の係止部)103aとがスナップフィット結合される。すなわち、シールカバー103の内部で係止爪101dと係止溝103aとがロック状態となり、このロック状態をシールカバー103の外部から解除することはできなくなる。その結果、図4〜図7に示すように、シールカバー103が上ケース101のシール装着部107に対して外部にロック解除部を持たない「嵌め殺し」と呼ばれる取り外し不能状態で取り付けられ、切除容易部103bが封印シール112を介してネジ111の頭部に対峙する。
次に、このように構成された基板ユニット100の基板ケース104に制御基板105を収納して封印するまでの手順を説明する。まず、上ケース101の内部に制御基板105を複数本のネジ108を用いて固定した後(図8参照)、図9に示すように、上ケース101を下ケース102に対して同図の矢印方向へスライド嵌合することにより、両ケース101,102を重ね合わせて基板ケース104を得る。その結果、両ケース101,102の封止孔101a,102aどうしが重ね合わされると共に、下ケース102の連結部102bが上ケース101の装着本体部101bの裏面に重ね合わされる。
しかる後、両封止孔101a,102aに封印部材110を嵌め込んで基板ケース104の一方の短辺側を封印すると共に、基板ケース104の他方の短辺側で重なり合う装着本体部101bと連結部102bとを、貫通孔101cに挿入したネジ111をネジ孔102cに螺着することで固定する。次いで、図10に示すように、連結部102bの裏面にスペーサ板106を重ねて装着本体部101bの開放端を塞いだ後、ネジ111の上から装着本体部101bとスペーサ板106とに跨がるように封印シール112をコの字状に貼り付ける(図12参照)。
次いで、図13に示すように、シールカバー103を封印シール112の外方からシール装着部107に挿入して押し込み、その挿入過程で装着本体部101bの外壁面に形成された係止爪101dとシールカバー103の内端面に形成された係止溝103aとをスナップフィット結合させると、シールカバー103が上ケース101のシール装着部107に対して嵌め殺しと呼ばれる取り外し不能状態で取り付けられる(図5参照)。その結果、基板ケース104の他方の短辺側も封印され、この時点で基板ケース104の封印が完了して図4〜図7に示す基板ユニット100を得ることができる。この状態では、封印シール112の全体がシールカバー103で覆われているため、封印シール112を剥がすことはできなくなっている。なお、封印が完了した基板ユニット100に対してリーダー機をシールカバー103に近付けることにより、封印シール112のICタグに記憶されている識別情報を読み取ることができる。
そして、このように基板ケース104の封印が完了した基板ユニット100においては、シールカバー103が上ケース101のシール装着部107に嵌め殺しと呼ばれる取り外し不能状態で取り付けられているため、シールカバー103を破壊して内部の係止爪101dと係止溝103aのスナップフィット結合を解除しない限り、シールカバー103をシール装着部107から取り外すことができない。すなわち、内部のスナップフィット結合を破壊してシールカバー103をシール装着部107から取り外すと、そのシールカバー103を再度取り付けることができなくなるため、シールカバー103を取り外して封印シール112を剥がすような不正行為を確実に防止することができる。しかも、簡単な押し込み操作によってシールカバー103がシール装着部107に取り外し不能状態で取り付けられるため、シールカバー103を超音波溶着によってシール装着部107に取り付ける場合に比べると、基板ケース104の封印作業を簡単に行うことができる。
基板ケース104の封印を解除する場合は、まず、基板ケース104の一方の短辺側を封印している封印部材110を取り外した後、図14に示すように、シールカバー103の切除容易部103bにドライバー等の治具113を差し込む。そして、この治具113の先端を封印シール112を挿通してネジ111の頭部にアクセスさせた状態で、治具113を回転操作してネジ111を緩めることにより、上ケース101の装着本体部101bと下ケース102の連結部102bとの結合を解除すると、この時点で基板ケース104の封印が解除される。次いで、上ケース101と下ケース102を離反方向へスライド移動して基板ケース104を開封した後、マイナスドライバー等の工具をシールカバー103の内部に差し込んで係止爪101dと係止溝103aのロック状態を解除することにより、シールカバー103をシール装着部107から取り外す。最後に、封印シール112をシール装着部107から剥がし、スペーサ板106を装着本体部101bから取り外す。
このようにシールカバー103を取り外して基板ケース104を開封する際に、封印シール112を突き破らない限り治具113の先端をネジ111の頭部にアクセスさせることができないため、切除容易部103bの奥側に貼着された封印シール112の破損痕跡の有無を目視確認することによって、基板ケース104が開封されたことを確実に発見することができる。しかも、シールカバー103に治具挿入用の切除容易部103bが形成されており、この切除容易部103bの腕部が治具113の挿入によって切断されるようになっているため、封印シール112の破損痕跡の有無だけでなく、切除容易部103bの破損痕跡の有無を目視確認することによっても、基板ケース104が開封されたことを確実に発見することができる。なお、切除容易部103bの各腕部は治具113の差し込み時や回転操作時に簡単に切断可能であるが、治具113を切除容易部103bに差し込む前に、切除容易部103bの各腕部をニッパー等で切断することで円形孔と同形状の開口を形成し、その後にこの開口に治具113を差し込むようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態例に係る基板ユニット100では、上ケース(第1ケース)101に設けられたシール装着部107と下ケース(第2ケース)102に設けられた連結部102bとをネジ111で固定すると共に、このネジ111の上からシール装着部107に封印シール112を貼着した後、シールカバー103をシール装着部107に挿入して押し込むと、両者103,107の内部で係止爪101dと係止溝103aとがスナップフィット結合するようになっているため、シール装着部107に対してシールカバー103をスナップインするという簡単な作業で基板ケース104(両ケース101,102)を封印することができる。また、シールカバー103の切除容易部103bに差し込んだドライバー等の治具113で封印シール112を突き破らない限りネジ111を緩めることができないため、封印シール112の破損痕跡の有無を目視確認することによって、両ケース101,102が開封されたことを確実に発見することができる。しかも、ネジ111を緩めてもシールカバー103はシール装着部107にスナップフィット結合されたままのロック状態を維持するため、シールカバー103をシール装着部107に取り付けたまま、上ケース101と下ケース102を離反方向へスライド移動して基板ケース104を開封することができる。
また、下ケース102の連結部102bにネジ111で固定されるシール装着部107が、上ケース101に一体的に設けられた装着本体部101bと、この装着本体部101bの開放端を塞ぐスペーサ板106との2部材からなるため、装着本体部101bがアンダーカット形状とならず、上ケース101を簡単な金型構造の成形機を用いて安価に製造することができる。しかも、これら装着本体部101bとスペーサ板106とに跨がるように封印シール112が貼着されており、ネジ111を緩めてシール装着部107と連結部102bとを分離した後、さらにシール装着部107を装着本体部101bとスペーサ板106とに分離することができるため、スペーサ板106が取り除かれたスペースを利用してシールカバー103とシール装着部107のスナップフィット結合を比較的容易に解除することができる。
なお、上記実施形態例では、シールカバー103に複数の腕部を有する切除容易部103bを設け、この切除容易部103bの各腕部を治具113の挿入力やニッパー等で切断することにより、治具挿入用の開口が形成されるようになっているが、予めシールカバー103に腕部を持たない開口(バカ孔)を穿設しておいても良い。この場合においても、シールカバー103の開口の奥側に貼着された封印シール112の破損痕跡の有無を目視確認することによって、基板ケース104が開封されたことを確実に発見することができる。
また、上記実施形態例では、上ケース101のシール装着部107が、上ケース101に一体的に設けられた装着本体部101bと、この装着本体部101bの開放端を塞ぐスペーサ板106との2部材からなる場合について説明したが、スライドコア方式の金型成形機を用いて装着本体部101bとスペーサ板106とを一体成形することも可能である。
また、上記実施形態例では、上ケース101のシール装着部107と下ケース102の連結部102bとを一体化するネジ111が、装着本体部101bの側面の貫通孔101cから挿入されて連結部102bのネジ孔102cに螺着されるようになっているが、これとは逆に、ネジ111を連結部102bに穿設された貫通孔に挿入して装着本体部101bのネジ孔に螺着することも可能である。
また、上記実施形態例では、本発明の基板ユニット100をパチンコ機Pに適用した場合について説明したが、スロットマシン等の他の遊技機についても同様に適用可能であることは言うまでもない。
7 遊技盤
100 基板ユニット
101 上ケース(第1ケース)
101a 封止孔
101b 装着本体部
101c 貫通孔
101d 係止爪(係止部)
102 下ケース(第2ケース)
102a 封止孔
102b 連結部
102c ネジ孔
103 シールカバー
103a 係止溝(係止部)
103b 切除容易部
104 基板ケース
105 制御基板
106 スペーサ板
107 シール装着部
110 封印部材
111 ネジ
112 封印シール
P パチンコ機(遊技機)

Claims (2)

  1. 相対的にスライド移動して重ね合わされた第1ケースおよび第2ケースと、これら両ケースの内部に収納された遊技に関する制御を司る制御基板と、前記第1ケースに設けられたシール装着部と前記第2ケースに設けられた連結部とを重ね合わせて一体的に固定するネジと、このネジの頭部を覆うように前記シール装着部に貼着された識別情報の記憶されたICタグ付きの封印シールと、前記シール装着部にスナップフィット結合されて前記封印シールを覆う箱形形状のシールカバーとを備え、
    前記シールカバーの内壁面と前記シール装着部の外壁面とにスナップフィット結合用の係止部が形成されていると共に、このシールカバーの前記ネジの頭部を臨む箇所に、前記ネジを回転操作するための治具挿入用の開口または切断されることで前記開口となる切除容易部が形成されていることを特徴とする遊技機の基板ユニット。
  2. 請求項1の記載において、前記連結部が前記第2ケースの側面に設けられた直方体形状の板状体であると共に、前記シール装着部が、前記第1ケースに設けられて前記連結部の一面を除いて包囲する装着本体部と、この装着本体部に重ね合わされて前記連結部の一面を覆うスペーサ板とからなり、前記封印シールが前記装着本体部と前記スペーサ板とに跨がって貼着されていることを特徴とする遊技機の基板ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014103862A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Niigata Univ 無塩発酵味噌を含む米加工食品

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JP2014103862A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Niigata Univ 無塩発酵味噌を含む米加工食品

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