JP4402611B2 - 遊技機における基板封止構造および基板封止方法 - Google Patents

遊技機における基板封止構造および基板封止方法 Download PDF

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Description

本発明は、遊技機における基板の封止技術に関する。
パチンコ機やパチンコスロットでは、遊技実行中に所定条件を満たすと遊技者にとって有利な特別遊技状態である大当たりとなり、遊技球やメダル等の遊技媒体を多量に獲得できる。遊技媒体は、種々の景品と交換できるため、遊技者は大当たり獲得を目指す。
大当たりになると、遊技機に組み込まれた可変表示装置に各種図柄の変動やキャラクターの出現により実行される様々な演出が表示される。
可変表示装置に表示される演出は、遊技機内部に実装された制御装置によって制御されるが、制御装置は、可変表示装置への演出の表示制御だけでなく、大当たりを引き当てるための大当たり抽選プログラムを実行する。大当たり抽選プログラムは、電子的制御に基づいて特定の乱数を引き当てた場合に大当たりとなるように設定されたプログラムである。
また、遊技機には各種電飾やスピーカが取り付けられているが、制御装置は、これらの電飾を光らせたり、演出に合わせて鳴り響く効果音をスピーカから出したりするといった制御も行う。当該制御を行えるように制御装置には、基本処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)と、CPUでの処理に用いられるデータを一時記憶するRAM(Random Access Memory)と、CPUにて処理する前記大当たり抽選プログラムを含む各種プログラムその他のプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)とが基板上に備えられている。そして、CPUは、RAMに記憶されているデータやROMに記憶されているプログラムを必要に応じて読み出すことで、各種制御を実行する。
ところで既述のように、大当たりを引き当てると種々の景品と交換できるため、大当たりが連続するように改竄された大当たり抽選プログラムを記憶した不正なROMに基板ごと取り替えられてしまうといった事態が生じた。
そこで、このような不正を防止するために、後述する特許文献では、大当たり抽選プログラムの改竄防止技術について開示する。
これらの文献によれば、ROMが取り付けられている基板を遊技機本体に固定されるケースに収納した上でさらにケースや基板をシールで封印し、不正行為があっても容易にわかるようにしたり、あるいはネジその他の螺合手段によりケースから基板を取り外せないようにしたりする技術が開示されている。
しかし、印刷技術が発達した今日では、封印用のシール(封印シール)は簡単に偽造でき、封印シールを剥がした上から偽の封印シールを貼り付ければ、基板を取り外した痕跡を隠せてしまう。
また、螺合手段を用いて基板の取外しを防止する場合は構造が複雑になる。
一方、基板やケースをリサイクルする場合にはそれまで付いていた封印シールを剥離するが、封印シールには粘着剤が付いているので、剥離するとその痕跡が基板やケースに残
ってしまう。このためリサイクルする場合は基板やケースに残っている粘着剤をきれいに落とす必要がある。
螺合手段を用いてケースから基板の取り外しができないようにされたものにあってはその構造が複雑でケースと基板とを分離し難いため、リサイクル効率が悪い。
特開平9−253280号公報 特開2001−70511号公報 特開2003−164635号公報 特開2002−282415号公報 特開2003−210665号公報 特開2003−236203号公報 特開2004−57292号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その解決しようとする課題は、封印シールを用いなくても、遊技用のプログラムが記憶されているROMやこれが取り付けられている基板が不正に取り外されたことを容易に判別でき、さらにはケースと基板のリサイクルを行うに好適な技術を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
すなわち本発明の遊技機における基板封止構造は、遊技機内部に設けられると共に、遊技実行中に所定条件が満たされた場合に遊技状態を遊技者にとって有利な特別遊技状態とする遊技用プログラムを記憶した記憶媒体が取り付けられた基板を収納し、基板収納後、収納口を閉塞する蓋体を備えた基板収納ケースと、この基板収納ケース内に設けられる箱部と、この箱部の壁面に形成された通し孔と、前記基板に一端で固定され他端で自由とされ、当該他端が前記箱部の通し孔に挿通されて前記基板および前記箱部を繋ぐ橋絡部材とを有し、この橋絡部材は、その前記自由な他端の側に、当該他端が前記箱部の通し孔に挿通されると抜けを防止するが、当該挿通状態で引き抜かれると、橋絡部材本体から分離する分離部を有することを特徴とする。
したがって、橋絡部材を引き抜くと、分離部が橋絡部材本体から分離される。遊技場にて遊技機が設置されている状態で橋絡部材の引き抜きが正当に行われる場合を、基板収納ケースに収納されている記憶媒体の改竄や前記基板の取り替えが行われていないか否かを検証する場合、又は同ケースに収納されている前記基板若しくは前記基板に設けられる前記記憶媒体を含む回路構成部材の交換を行う場合のみと定めておけば、当該検証や交換の際にすでに橋絡部材が引き抜かれた状態にあれば、何者かによって不正が行われたことが判明する。
また、橋絡部材の引き抜きにより不正を発見できるので、従来使用されていたシールは使用しないで済む。さらに、螺合手段によりケースから基板を取り外せないようしたものではないので、ケースから基板を取り外すことも容易である。
したがって、本発明によれば、遊技用のプログラムが記憶されているROMやこれが取り付けられる基板が不正に取り外されたことを封印シールを用いなくても容易に判別できる。そして、リサイクルを行うのに好適である。しかし、不正防止力を高めるためには、封止シールを併用することが好ましい。
以下、本発明に係る遊技機における基板封止構造および基板封止方法について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、遊技機であるパチンコスロット10は、筐体11には上扉12aと下扉12bとからなる前面扉を有する。各扉12a,12bは、それぞれ一対の扉ヒンジ16,16(図面では下扉12bのヒンジ16のみ示す。)により回転自在に取り付けられている。
上扉12aには、4個の表示窓13が設けられており、筐体11内に設けられるリールユニット26の第1リール14a、第2リール14b、第3リール14c及びサブリール15が各々の表示窓13を介して確認できる。各リールには多数の図柄が表示されている。そして一つの表示窓13から1リールにつき3個の図柄を確認することができ、表示窓13に記した図示しない所定の入賞有効ライン上で第1〜第3リールが所定図柄で揃うことにより、いわゆる大当たりが発生する。
下扉12bには、ゲームの開始時に操作される1枚ベットボタン,MAXベットボタン,ペイアウトボタン,メダルを投入するためのメダル投入口,メダルベットが行われた後に操作される押下式スタートレバー,押下式スタートレバーの押下操作により回転し始めるリールの動作を停止させるための第1〜第3ストップボタン等が設けられている。さらに、下扉12bの下部には、メダル受け皿,配当メダル払い出し口,灰皿等が設けられている。
また、筐体11内には、主制御部である電子回路基板であるメイン基板24が、メイン基板収納ケース25に収納された状態で、リールユニット26よりも奥に取り付けられている。リールユニット26は支持枠27により筐体11の内壁に着脱自在に取り付けられる。
メイン基板24は、パチンコスロット10の遊技実行中に所定条件が満たされた場合に遊技状態を遊技者にとって有利な特別遊技状態(大当たり)とする遊技用プログラムを記憶した記憶媒体であるROM31が実装されているROM専用基板32やCPU33などの各種回路部品が実装される。CPU33は、ROM31に記憶されている情報を適宜読み出して、その情報に基づいてパチンコスロット10の作動を制御する。
メイン基板収納ケース25は、図2に示すように、ケース本体25aと、ケース本体25aに対しケースヒンジ29を介して回動可能に取り付けられる蓋体25bとからなる。ケース本体25aおよび蓋体25bは、透光性を有するABS樹脂からできている。ケース本体25aには、その底部25a1にメイン基板24が取り付けられている。
また、図3に示すようにメイン基板24の実装面24aには、ROM専用基板32が、起立した状態で、CPU33はメイン基板24に平行な状態で(図2参照)取り付けられている。なお符号32cは、ROM専用基板32のコネクタであり、符号24cはメイン基板24のコネクタであり、両コネクタ介して、ROM専用基板32とメイン基板24とが電気的に接続される。
さらに、底部25a1には、メイン基板収納ケース25の一部分として一体成型された箱部40がメイン基板24におけるROM専用基板32の設置場所近傍に形成されている。箱部40は、前記蓋体25bのある側に開口40aを有し(図3参照)、開口40aはこれを閉じる閉塞板42で閉じられている。
閉塞板42は、スナップ結合(ぱっちん止め)により箱部40と結合され、一旦閉塞す
ると閉塞板42をこじ開けなければ開閉できないようにされている。そのために閉塞板42には、その内面に縦断面で先細り形状(弾性を有する鏃形状)をした鏃状突起42a,42aを有する。なお鏃状突起42a,42aは、閉塞板42の内面における対向した位置に離れて形成されている。
箱部40は、透光性を有するABS樹脂からできているケース本体25aと一体成型されているので、箱部40は内部が透けて見える。なお、閉塞板42も同様のABS樹脂製であってもよい。箱部40は、底部25a1から植立する方形な囲繞壁40b(以下周壁40b)によって画成される。周壁40bは一縦断面で見てわかるように、その内部には細長い空洞を有する(図4参照)。当該空洞内天井部には、閉塞板42で箱部40の開口40aを閉じたときに、閉塞板42の鏃状突起42a,42aが無理入れされる嵌合孔40c,40cが形成されている。また嵌合孔40c,40cの周囲には、前記空洞内に突出する鏃状突起42aの内面と係合する係合突起43が形成されている。
閉塞板42で箱部40の開口40aを閉じると、鏃状突起42aと係合突起43とが係合され、スナップ結合が強固になる。
閉塞板42の中央には、次に述べる橋絡部材44の先端部が通される通し孔42bが鏃状突起42a,42aの間に形成されている。通し孔42bは、橋絡部材44の挿通方向に先細りにされた偏平孔である。
橋絡部材44は、ROM専用基板32に一端で固定され他端で自由とされ、当該自由な他端(先端)が前記箱部40の通し孔42bに挿通されてROM専用基板32および箱部40を繋ぐための柔軟性に優れた合成樹脂からなるひも状体である。橋絡部材44は、その前記自由な他端の側に、当該他端が箱部40の通し孔42bに挿通されると抜けを防止するが当該挿通状態で引き抜かれると橋絡部材本体45から分離する球状の分離部46を有する。すなわち球状をした分離部46は、通し孔42bよりも大径である。また橋絡部材44の前記一端には偏平で截頭円錐状の栓部47が設けられている。なお橋絡部材本体45とは、分離部46と栓部47との間の部位をいうものとする。
そして、橋絡部材本体45のうち分離部46の近傍には、橋絡部材本体45と分離部46とを繋ぐ括れ部48を有する。括れ部48の強度は、橋絡部材44を箱部40の通し孔42bに通す取り付け作業を行う場合に何らかの引っ張り力が括れ部48に加わった程度では破断しない程度の強度を有する。
さらに橋絡部材本体45のうち括れ部48の近傍であって栓部47側の箇所は、横断面で見た場合において、円の中心線を境にその対象となる両側を中心線と平行になるように凹ませた如き形状をした凹部45aとされている。
またROM専用基板32には、橋絡部材44をその自由端側から通す貫通孔32bが設けられると共に、この貫通孔32bに橋絡部材44を通すと栓部47により貫通孔32bが閉塞されるようになっている。貫通孔32bは、分離部46よりも幾分大径である。併せてROM専用基板32には、ROM専用基板32の貫通孔32bに通された橋絡部材44の前記自由端(他端)を箱部40の通し孔42bに挿通する前に、橋絡部材44の凹部45aを差し込んで仮止めしておく仮止部42cを有する。
仮止部42cは、ROM専用基板32の一縁から内側に鍵孔状に切欠かれた孔であり、橋絡部材44の自由端部を暫時係止して置く部位である。
なお、仮止部42cは切り欠きに限定されず、橋絡部材44の自由端部を暫時係止しておけるものであれば切り欠きに限られないのは勿論である。
さらに、橋絡部材本体45のうち前記栓部47の近傍には、橋絡部材44をROM専用
基板32の貫通孔32bに最後まで通すと、栓部47との間でROM専用基板32を挟持する挟持部材49を有する。挟持部材49は、スナップ結合できるように縦断面で先細り形状(弾性を有する鏃形状)をしている。橋絡部材44を用いてROM専用基板32および箱部40を繋ぐには、ROM専用基板32に仮止めされている橋絡部材44の凹部45aを仮止部42cから取り外し、箱部40の通し孔42bに分離部46を無理入れするだけでよい。
そして、メイン基板収納ケース25の内部の検証、又は同ケース25に収納されているROM専用基板32若しくはROM専用基板32に設けられるROM31を含む回路構成部材の交換を行う場合のために、橋絡部材44の分離部46を着色したものを異なる色にて複数本用意する。当該検証や交換を行うときには、パチンコスロット10の上扉12aを開き、筐体11内に設けられるリールユニット26を取り除き、リールユニット26よりも奥に取り付けられているメイン基板収納ケース25を筐体から取り外す。そして取り外したメイン基板収納ケース25から橋絡部材44を引き抜いて蓋体25bと箱部40との繋がりを解き、蓋体25bを開いて、前記メイン基板収納ケース25に収納されているROM31の改竄やROM専用基板32の取り替えがされていないことの検証後、又はメイン基板収納ケース25に収納されているROM専用基板32若しくはROM専用基板32に設けられるROM31を含む回路構成部材の交換後、検証や交換前とは別色の分離部を有する橋絡部材44を用いて、蓋体25bと箱部40とを再度繋ぎ、その後はメイン基板収納ケース25を筐体11に取り外した場合と逆の順序で、メイン基板収納ケース25およびリールユニット26を筐体11に取り付け、上扉12aを閉じてパチンコスロット10の稼働準備が調う。
メイン基板収納ケース25のケース本体25aに収納されたメイン基板24は、蓋体25bによって収納口を閉じた後、図示しないかしめ部材によってケース本体25aに封印固定される。
しかして、橋絡部材44を引き抜くと、分離部46が橋絡部材本体45から分離される。パチンコスロット10が遊技場に設置されている状態で橋絡部材44の引き抜きが正当に行われる場合を、前記検証や交換を行う場合のみと定めておけば、当該検証や交換の際にすでに橋絡部材44が引き抜かれた状態にあれば、何者かによって不正が行われたことが判明する。
橋絡部材44の引き抜きにより不正を発見できるので、従来使用されていたシールは使用しないで済む。但し、閉塞板42で箱部40の開口40aを閉じた状態において、閉塞板42と箱部40との封じ目にあたる境界部分を封印する封印シール(封印部材)51を貼着すると不正行為の防止は一層効果的である。
さらに、螺合手段によりケースから基板を取り外せないようしたものではないので、ケースから基板を取り外すことも容易である。
また橋絡部材44はひも状であるからその自由度が高いので使い勝手がよい。
さらにまた、ROM専用基板32の貫通孔32bに橋絡部材44を通せば貫通孔32bは栓部47によって閉塞されるので、換言すれば、橋絡部材44の貫通孔32bからの抜けを防止できるので、橋絡部材44のROM専用基板32への取り付け作業が簡単にできる。
加えて、橋絡部材44は、橋絡部材44をROM専用基板32の貫通孔32bに通すと、前記栓部47との間でROM専用基板32を挟持する橋絡部材44を有するから、橋絡部材44を貫通孔32bに通すだけの簡単作業で橋絡部材44の固定ができる。
また、橋絡部材44の自由端を仮止部42cに仮止めしておけば、橋絡部材44がひも状であっても橋絡部材44が他の部材に絡んだりすることを防止できる。
箱部40は、基板収納ケース25の一部分として一体成型されるので、箱部40を基板収納ケース25に別途配置する必要がない。このためそれだけ手間が省ける。
さらに、箱部40の開口は閉塞板42で閉じられるが、閉塞板42はスナップ結合により箱部40と結合されるので両者の組み付け作業がワンタッチでできる。
さらにまた、箱部40は、透光性を有するから橋絡部材44の引き抜きが行われると、分離部46が箱部40に入っていることが一目瞭然である。しかも、橋絡部材44の分離部46を着色されており、当該分離部46が異色に着色された橋絡部材44を複数用意しておき、ROM31の改竄やROM専用基板32の取り替えが行われていないか否かを検証する場合、又はメイン基板収納ケース25に収納されているメイン基板24若しくはメイン基板24に設けられるROM31を含む回路構成部材の交換を行う場合毎に、当該異色の橋絡部材44を使用すれば、橋絡部材44の分離部46が何色であるかは関係者以外には知らされていないため、偽の橋絡部材44が不正に使用されたとしても容易に不正があったと検証できる。また、点検者が管理している数と実際に箱部40に収容される分離部46の数とが異なり、点検者が管理している数よりも箱部40に収容される分離部46の数の方が多ければ、基板収納ケース25に対して不正が行われたと判断できる。
尚、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば箱部40の形成箇所は、この実施の形態ではメイン基板24におけるROM専用基板32の設置場所近傍であるがこれに限定されるものではない。また、前記検証や交換を行うときに栓部47に検証者や交換者がシールを貼りこのシールに検証印や交換終了の証印を行うことも考えられる。
ROM専用基板32とメイン基板24との接続を解除するためにROM専用基板32を持ち上げたときに、ROM専用基板32に取り付けられている橋絡部材44が引っ張られ、これにより橋絡部材44の分離部46が橋絡部材本体45から切り離されるように橋絡部材44の長さを設定しておけば、ROM専用基板32を引っ張るという作業だけで、ROM専用基板32とメイン基板24との接続を解除するという作業と、封印解除が同時にできるため手間が掛からない。
メイン基板24に適宜に貫通孔を設け、この貫通孔と箱部40とを橋絡部材44によって繋ぐことで封止を行うようにしても良い。
更に、メイン基板24の前記適宜な貫通孔からROM専用基板32の貫通孔32bへと向かうように橋絡部材44を挿通させ、その後に、箱部40との封止を行うようにしても良い。
封印解除に伴って分離され、箱部40に収容されている分離部46を取り出すには、閉鎖板42を取外さなければならない。しかし、閉鎖板42は、鏃状突起42aの内面と係合突起43とで固着状態となるように係止されているのでそれだけでも閉鎖板42を取り外すのは難しいが、それに加えて、周壁40bによって形成される空洞内に指などを進入させにくい構造とすれば、取り外し不能となる。そして、無理に閉塞板42を取外そうとしたならば、この閉塞板42が破損してその痕跡を残せるようにする。
尚、鏃状突起42aの軸部に括れ部を設けておけば、閉塞板42の取り外し時にこの括れ部の破損が容易に行われ痕跡を残せ易くなり、これによっても不正行為が行われたことを確認できるので好適である。
また、栓部47の外表面に特殊な刻印を施すことで、橋絡部材44の不正製造を防止することもできる。
本発明に係る基板封止構造が適用されるパチンコスロットの外観を示す斜視図である。 メイン基板収納ケースをその蓋体を開いた状態を示す斜視図である。 図2の要部拡大図である。 箱部の縦断面図である。 図3の要部断面図である。
符号の説明
10 パチンコスロット(遊技機)
11 筐体
12a 上扉
12b 下扉
13 表示窓
14a 第1リール
14b 第2リール
14c 第3リール
15 サブリール
16 扉ヒンジ
24 メイン基板
24a 実装面
24c メイン基板のコネクタ
25 メイン基板収納ケース(基板収納ケース)
25a ケース本体
25a1 底部
25b 蓋体
26 リールユニット
27 支持枠
29 ケースヒンジ
31 ROM(特別記憶媒体)
32 ROM専用基板(基板)
32b 貫通孔
32c ROM専用基板のコネクタ
40 箱部
40a 開口
40b 周壁
40c 嵌合孔
42 閉塞板
42a 鏃状突起
42b 通し孔
42c 仮止部
43 係合突起
44 橋絡部材
45 橋絡部材本体
45a 凹部
46 分離部
47 栓部
48 括れ部
49 挟持部材
51 封印シール(封印部材)

Claims (6)

  1. 遊技機内部に設けられると共に、遊技実行中に所定条件が満たされた場合に遊技状態を遊技者にとって有利な特別遊技状態とする遊技用プログラムを記憶した記憶媒体が取り付けられた基板を収納し、基板収納後、収納口を閉塞する蓋体を備えた基板収納ケースと、
    この基板収納ケース内に設けられる箱部と、
    この箱部の壁面に形成された通し孔と、
    前記基板に設けられた貫通孔と、
    前記基板および前記箱部を繋ぐひも状体の橋絡部材とを有し、
    この橋絡部材は、該橋絡部材の一端に設けられ、前記基板の貫通孔に前記橋絡部材を通した場合において、前記貫通孔を閉塞する栓部と、前記橋絡部材の他端に設けられ、当該他端が前記箱部の通し孔に挿通されると抜けを防止するが、当該挿通状態で引き抜かれると、橋絡部材本体から分離する分離部と、前記分離部を前記橋絡部材本体と繋ぐ括れ部と、を含むことを特徴とする遊技機における基板封止構造。
  2. 前記基板には前記基板に通された橋絡部材の前記他端を前記箱部の通し孔に挿通する前に仮止めしておく仮止部であって、前記基板の縁が切欠かれた溝状の仮止部を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機における基板封止構造。
  3. 前記橋絡部材には、この橋絡部材を前記基板の貫通孔に通すと、前記栓部との間で前記基板を挟持する挟持部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機における基板封止構造。
  4. 前記箱部は、前記基板収納ケースの一部分として一体成型されると共に前記蓋体のある側で開く開口を有し、当該開口はこれを閉じる閉塞板で閉じられ、当該閉塞板はスナップ結合により前記箱部と結合されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の遊技機における基板封止構造。
  5. 前記閉塞板で前記箱部の開口を閉じた状態において、前記閉塞板と前記箱部との封じ目にあたる境界部分を封印する封印部材を有することを特徴とする請求項に記載の遊技機における基板封止構造。
  6. 前記箱部は、透光性を有する透明部材からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載の遊技機における基板封止構造。
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