JP6712693B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、二つのケース部材によって基板を収容する基板ケースを備える遊技機に関する。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機は、所定の電子部品の装着された基板を備えており、このような基板は基板ケースなどのケース部材に収容されている。
また、電子部品等に不正改造を行う目的で基板ケースを開封する行為を防止する遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平9−173598号公報
ところが、このような従来の遊技機には、改善の余地があった。
上記課題を達成するため、本発明の遊技機は、 少なくとも第1ケース部材と第2ケース部材とによって基板を収容する基板ケースを備える遊技機において、前記基板は、当該基板に対して挿抜可能に装着される所定の電子部品と、当該基板における前記電子部品の装着される側の装着面と前記電子部品とに跨って貼付されるシール部材と、を備えるとともに、前記第1ケース部材に取り付けられ、前記第1ケース部材は、前記基板の当該第1ケース部材からの取り外しに基づいて、前記電子部品を前記基板から脱抜させる部品脱抜部と、前記基板の外周縁を囲む外側壁の内側に設けられ、少なくとも前記電子部品を囲む包囲壁部と、を備え、前記包囲壁部は、当該包囲壁部の前記装着面側に位置する先端部において、前記電子部品の配置側を内側としたときに外側に向けて延出形成されるフランジ部を備え、前記フランジ部は、前記装着面に貼付されたシール部材におけるシール表面と、前記シール表面にほぼ直交するシール側面と、にそれぞれ対向する面を有するシール押え部を備えるとともに、前記装着面に近接又は接触し、前記電子部品の前記基板からの脱抜に基づいて、前記シール部材の少なくとも一部が破断又は剥離される構成としてある。
遊技機の外観を示す正面図である。 遊技機の内部構成を示す斜視図である。 遊技機の制御構成を示すブロック図である。 主基板ユニットの全体斜視図である。 主制御基板を模式的に示す図であり、(a)は正面図、(b)はA−A断面図である。 上ケース部材を模式的に示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面矢視図、(c)はB−B断面矢視図である。 主制御基板を上ケース部材に取り付けた状態を模式的に示す一実施形態に係る図であり、(a)はB−B断面図、(b)はA−A断面図と要部の拡大図である。 主制御基板を上ケース部材に取り付けた状態を模式的に示す他の実施形態に係る図であり、(a)はB−B断面図、(b)はA−A断面図と要部の拡大図である。
本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
スロットマシン100は、遊技機の一例であり、従来のスロットマシンと同様に、複数のリール141a,141b,141cを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
具体的には、スロットマシン100は、図1、2に示すように、筐体100bと、筐体100b前面側を覆う前扉100aとから構成されている。
前扉100aは、筐体100bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられる扉体で、この前面側には、遊技者に操作される複数の操作部などが設けられている。
例えば、操作部として、機内にメダルを投入するためのメダル投入口120が設けられ、所定数(例えば、3枚)のメダルがメダル投入口120から投入されることで、メダル投入口120と連通するメダルセレクタ120bによってメダルが検出され、ゲーム開始可能な状態となる。
また、押下操作可能なベットボタン120a(例えば、マックスベットボタン)が設けられ、操作に応じて内部的に記憶したクレジットメダルからデータ形式のメダルをゲームに投入することもできる。
また、リール141a,141b,141cの回転を始動させるスタートレバー130が設けられ、ゲーム開始可能な状態において遊技者により操作されることで、スロットマシン遊技が開始され、リール141a,141b,141cが回転を開始する。
また、各リール141に対応して停止ボタン150a,150b,150cが設けられており、遊技者により各停止ボタン150が押下操作されることで、回転している各リール141を停止させることができる。
また、前扉100aには、操作部の他にも様々な装置が設けられ、例えば、停止状態にある各リール141に表された縦方向に連続する3つの図柄が視認可能な表示窓160、メダルが払い出されるメダル払出口170bなどが設けられている。
また、LEDなどの発光手段を備えるランプ110、液晶表示器などの所定の映像表示手段を備える表示器180、所定音を出力可能なスピーカ190などの遊技演出用出力部が設けられている。
一方、筐体100bは、筐体構造を有し、スロットマシン遊技に必要な様々な機械、装置などが収納されている。
例えば、リール141a,141b,141c、各リール141を回転させる図示しないステッピングモータ及び回転位置を検出するセンサなどを備えるドラムユニット140が設けられている。
また、メダルの貯留・払い出し行うメダル払出装置170が設けられ、払い出されたメダルはメダル払出口170bを介して遊技者に提供される。
また、メダル払出装置170には、メダルを貯留するホッパー170aが設けられ、メダル投入口120より投入されたメダルがメダルセレクタ120bを介してホッパー170aに誘導される。
また、筐体100bには、主基板ユニット1と副基板ユニット20が設けられている。
主基板ユニット1は、スタートレバー130、停止ボタン150などの操作部からの操作信号に基づいて、ドラムユニット140、メダル払出装置170などの各装置を制御する主制御基板4(図3参照)を基板ケースに収容したものからなる。
主制御基板4は、CPUなどを備えるコンピュータとして構成され、以下のようなスロットマシン遊技の進行に関する制御を行う。
具体的には、主制御基板4は、ゲーム開始可能な状態において、スタートレバー130に対する操作を検知すると、各リール141の回転を開始させる。
また、これと同時に、再遊技役、小役、ボーナスなどの当選役を抽選により決定する内部抽選処理を実行し、各リール141の回転中において、各停止ボタン150に対する押下操作を検知すると、抽選結果に対応した図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール141の停止制御を行う。
また、停止した各リール141に表された縦方向に連続する3つの図柄の組合せを判定し、小役に対応する図柄の組合せでの停止を判定したときには、所定数のメダルを払い出すようにメダル払出装置170を制御するなどのスロットマシン遊技の進行に関する制御を行う。
副基板ユニット5は、副制御基板51(図3参照)を基板ケースに収容したものからなる。
副制御基板51は、主制御基板4と同様にCPUなどを備えるコンピュータとして構成され、スロットマシン遊技に同期した遊技演出を実行する。
具体的には、副制御基板51は、主制御基板4から送信される制御コマンドに基づいてランプ110、表示器180、スピーカ190などの演出用出力部を制御して、例えば、主制御基板4からボーナス遊技開始を示す制御コマンドを受信すると、ランプ110を所定の態様で発光させ、表示器180に所定の映像を表示させる。さらに、所定のファンファーレ音をスピーカ190から出力させるなどのスロットマシン遊技に同期した遊技演出を実行する。
スロットマシン100は、このような一般的なスロットマシンが備える構成に加え、主基板ユニット1、副基板ユニット5などの基板を備える基板ユニットが以下に示す特徴的な構成を備えている。以下の説明では、特徴的な構成を主基板ユニット1に適用した場合について説明する。
[主基板ユニット]
主基板ユニット1は、図4〜8に示すように、上ケース部材2、下ケース部材3、主制御基板4などの複数の部材から構成されている。
主制御基板4は、プリント基板41とこれに装着される電子部品とで構成されている。
プリント基板41は、電子部品が装着され、装着面として機能する部品装着面41aと、これらの部品の端子部を半田接合する半田面41bと、を有している。
部品装着面41aには、CPU(中央演算処理装置)、ROM及びRAMなどの記憶手段がワンチップ化されたチップ部品42(例えば、ワンチップマイコン)、I/OインターフェイスなどのIC部品、抵抗、コンデンサ、トランジスタなどの様々な電子部品が装着されている。
このチップ部品42は、図4に示すように、ソケット43に挿抜可能に装着されるピン挿入タイプのパッケージを有し、例えば、DIP(Dual Inline Package)タイプの電子部品である。
なお、本実施形態のチップ部品42は、正面視略長方形に形成されており、以下の説明において、図4〜6に示すように、チップ部品42の短手方向をA−A方向、チップ部品42の長手方向をB−B方向という。
ソケット43は、プリント基板41に半田接合されており、チップ部品42に設けられるピン状の端子部と導通可能なコンタクト部を備える。
このようなチップ部品42とソケット43の構成により、端子部のコンタクト部への押し込み操作により、チップ部品42をソケット43に装着することができ、チップ部品42を所定の器具等(例えば、ROM抜きなど)で挟んで上方に引き抜くことで、ソケット43からチップ部品42を脱抜することができる。
また、チップ部品42には、その脱抜の痕跡を残すために、図4に示すように、封印シール44が貼付されている。
封印シール44は、シール部材の一例であり、チップ部品42と部品装着面41aとに跨って貼付され、その剥離により、例えば、「開封」の文字がチップ部品42の表面や部品装着面41aに転写されるように構成されている。
これにより、チップ部品42の脱抜には封印シール44の剥離が伴うことから、「開封」文字の転写を脱抜の痕跡とすることができる。
また、封印シール44を剥離させずに、チップ部品42を無理に脱抜したときのために、封印シール44は、チップ部品42に貼付された部分と部品装着面41aに貼付された部分とに封印シール44がそれぞれ分断されるように構成されている。例えば、チップ部品42に貼付された部分と部品装着面41aに貼付された部分の間にミシン目や薄肉部などの脆弱部を設けてある。
これにより、チップ部品42や部品装着面41aに残存する封印シール44の分断部分を、封印シール44を剥がさずに、チップ部品42を無理に脱抜した痕跡とすることができる。
また、封印シール44は、図5(a)に示すように、有色又は無色透明な透明領域441(点線領域内)を有している。
この透明領域441は、チップ部品42の表面に表される当該チップ部品に関する情報421(例えば、型式「ABC」)に重なるように設けられている。これにより、チップ部品42に封印シール44が貼付されていても、情報421(例えば、型式「ABC」)をすべて視認可能とすることができる。
また、部品装着面41aには、図5(a)に示すように、封印シール44の貼付領域を指定するガイド部411が設けられている。
ガイド部411は、例えば、貼付領域の外縁に沿ってプリント基板41に印刷された図形(例えば、コの字)とすることができる。このようなガイド部411を設けることにより、封印シール44を確実にチップ部品42と部品装着面41aとに跨って貼付することができる。
以上のように構成された主制御基板4は、例えば、プリント基板41の四隅に穿設されたネジ孔40を介して上ケース部材2に取り付けられ(図7参照)、上ケース部材2と下ケース部材3の間に収容される(図4参照)。
上ケース部材2と下ケース部材3は、共に矩形状のケース構造を有し、容易に破壊できないように、無色透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)で形成されている。
上ケース部材2は、第1ケース部材の一例であり、部品装着面41a側を被覆可能、下ケース部材3は、第2ケース部材の一例であり、半田面41b側を被覆可能に構成され、これらのケース部材2,3によって一の基板ケースが形成されることになる。
また、下ケース部材3は、これらのケース部材2,3を開閉可能に軸支するヒンジ30aを備え、このヒンジ30aは、上ケース部材2と下ケース部材3とを閉じたケース閉状態において、ヒンジ30a側からこれらのケース部材を開放することができないように構成してある。
また、主基板ユニット1は、ヒンジ30aの設けられた一辺に対向する対辺側において、上ケース部材2と下ケース部材3とを開閉不能に封止する封止部21,31を備えている(図4参照)。
封止部21,31は、図示しないネジやピン等が封止部21,31それぞれに挿抜不能に係止されることにより、上ケース部材2と下ケース部材3とを開閉不能にロックするロック手段となっている。
このような主基板ユニット1は、開閉不能にロックされた状態において、下ケース部材3側が筐体100b奥に面するとともに、上ケース部材2側が筐体100bの正面側開口を向くように、すなわち、部品装着面41aが正面から見えるよう、筐体100b内に配置されている(図2参照)。
[包囲壁部]
上ケース部材2は、図4,6に示すように、チップ部品42を囲む包囲壁部22を備えている。
包囲壁部22は、プリント基板41の外周縁を囲む外側壁2bの内側に設けられるとともに、上ケース部材2の部品装着面41aに対向する対向面2aから部品装着面41aに向かって延設され、少なくともチップ部品42を四方から囲む。つまり、チップ部品42は、外側壁2bと包囲壁部22の二つの壁部により二重に囲まれることになる。
包囲壁部22は、正面視略長方形に形成されたチップ部品42の二つの短辺に対向する短辺側壁部221と、チップ部品42の二つの長辺に対向する長辺側壁部222とを有し、チップ部品42を四方から囲む矩形状の壁部として構成されている。
図5に示す点線412は、包囲壁部22が囲む包囲領域を示しており、チップ部品42のみならず封印シール44を四方から囲むように構成されている。
また、図7に示すように、包囲壁部22の部品装着面41a側の先端部は、主制御基板4を上ケース部材2に取り付けた状態において、部品装着面41aに近接又は接触(好ましくは接触)している。これにより、包囲壁部22の先端部と部品装着面41aとの間の隙間からの不正器具の挿入、チップ部品42に対する不正アクセスを阻止することができる。また、チップ部品42のみならず封印シール44も包囲壁部22に囲まれることから、封印シール44を不正に剥離させる行為も阻止することができる。
なお、包囲壁部22のチップ部品42が配置されている内側と外側とは、包囲壁部22により遮断されることが好ましいが、チップ部品42の放熱を促進させるために、内側と外側との空気を流通させる孔等を包囲壁部22に設けることもできる。
また、包囲壁部22の他の実施形態として、図8に示すように、包囲壁部22の部品装着面側41aに位置する先端部において、チップ部品42の配置側を内側としたときに外側に向けて延出形成されるフランジ部224を設けることもできる。
このフランジ部224は、部品装着面41aに沿って延出形成されるとともに、主制御基板4を上ケース部材2に取り付けた状態において、部品装着面41aに近接又は接触することが好ましく、さらには、接触することが好ましい。
そして、このようなフランジ部224を設けたときには、封印シール44の貼付領域がフランジ部224の範囲内にすべて収まることが好ましい。
また、図8(b)に示すように、フランジ部224にシール押え部223を設けることもできる。
シール押え部223は、封印シール44の厚み分対向面2a側に後退させた凹形状を有するとともに、封印シール44のシール表面と対向する面223aと、シール表面とほぼ直交するシール側面と対向する面223b(3面あり)を有することが好ましい。さらには、各面223a,223bは、封印シール44に接触することが好ましい。
特に、面223aと部品装着面41aとで、封印シール44を挟持するように接触することが好ましい。
これにより、上ケース2の対向面2bに穿設させ、そこから棒材等を挿入してチップ部品42を不正に脱抜させようとしても、封印シール44が挟持されていることにより、チップ部品42の脱抜が阻害され、チップ部品42を保護することができる。
なお、シール押え部223は、封印シール44の厚みが所定の厚み(例えば、0.5mm)以上のときには、封印シール44の厚み分対向面2a側に後退させた凹形状とすることが好ましいが、封印シール44の厚みが所定の厚み(例えば、0.5mm)未満のときには、封印シール44の厚み分対向面2a側に後退させることなく、フラットな面とすることが好ましい。
また、図7(b)に示す例では、封印シール44は包囲壁部22が囲む包囲領域412内に収まるように形成されているが、封印シール44を長手方向に延長させ、封印シール44の一部(例えば、長手方向端部)が包囲領域412からはみ出すように形成することもできる。
封印シール44をこのように形成したときには、長辺側壁部222の部品装着面41a側の先端部に、シール押え部223を備えることが好ましい。
この場合のシール押え部223も、フランジ部224に設けたシール押え部223と同様に、封印シール44の厚み分対向面2a側に後退させた凹形状とすることもできるが、フラットな面とすることもできる。
このようなシール押え部223を備えることにより、上ケース2の対向面2bに穿設させ、そこから棒材等を挿入してチップ部品42を不正に脱抜させようとしても、封印シール44が挟持されていることにより、チップ部品42の脱抜が阻害され、チップ部品42を保護することができる。
[部品脱抜部]
上ケース部材2は、図4,6に示すように,部品脱抜部23を備えている。
部品脱抜部23は、主制御基板4の上ケース部材2からの取り外しに基づいて、チップ部品42を主制御基板4から脱抜させるように作用する。
例えば、部品脱抜部23は、包囲壁部22の内側に設けられ、上ケース2の対向面2bから垂下するとともにB−B方向に撓む弾性を有する支柱部230と、チップ部品42とソケット43との間に挿入される爪部231を備えている。
爪部231のチップ部品42とソケット43との間への挿入は、主制御基板4を上ケース部材2に収容することにより達成される。
具体的には、図7に示すように、部品装着面41aがネジ固定部20や包囲壁部22の先端部に当接するまで、主制御基板4を上ケース部材2に近づけると、チップ部品42の短辺側が支柱部230を撓ませつつ二つの爪部231の間に押し入り、その後、爪部231がチップ部品42とソケット43との間に達し、支柱部230が復元することにより、爪部231がチップ部品42とソケット43との間に挿入されることになる。
これにより、主制御基板4の上ケース部材2への収容とともに、爪部231の挿入が達成される。さらに、ネジ20aをネジ孔40に挿通させるとともに、これを下穴の穿設されたネジ固定部20に螺入させて主制御基板4を上ケース部材2に取り付ける(固定させる)ことが好ましい。
そして、このような取り付け状態から、主制御基板4を上ケース部材2から取り外すことに基づいて、チップ部品42がソケット43から脱抜されることになる。
具体的には、主制御基板4を上ケース部材2から取り出すために、ネジ20aを外すとともに、主制御基板4と上ケース部材2とを引き離そうとすると、その引き離しはチップ部品42とソケット43との間に挿入された爪部231により阻害される。
そして、さらに引き離し力を強め、その力がソケット43のチップ部品42を保持する保持力を上回ると、チップ部品42がソケット43から脱抜することになる。これにより、主制御基板4と上ケース部材2とが引き離され、主制御基板4を上ケース部材2から取り出すことができる。
このときには、チップ部品42のソケット43からの脱抜に基づいて、チップ部品42と部品装着面41aとに跨って貼付されていた封印シール44の少なくとも一部が剥離又は破断されることから、主制御基板4が取り出された痕跡が残ることになる。
なお、引き離し力がチップ部品42の短辺に均等に伝わるように、支柱部230と爪部231のA−A方向に沿った長さは、チップ部品42の短辺に対応する長さが好ましい。
さらに、爪部231のA−A方向及びB−B方向に沿った長さは、チップ部品42の端子部に接触しないような長さにすることが好ましい。
このように、主制御基板4の上ケース部材2からの取り外しに基づいて、チップ部品42を主制御基板4から脱抜させるように作用する部品脱抜部23は、支柱部230と爪部231を有する形態に限らず、様々な形態を有する部品脱抜部を設けることもできる。
例えば、支柱部230に代えて包囲壁部22の短辺側壁部221を用い、チップ部品42とソケット43との間に向かって短辺側壁部221から爪部231を延出形成することもできる。
また、封印シール44は少なくとも一部が剥離又は破断されるものの、チップ部品42は単にソケット43から脱抜されるだけであることから、破壊されることなく、そのまま再利用可能となる。
主制御基板4の上ケース部材2からの取り外しは、不正改造を目的とする場合のみならず、主制御基板4自体のメンテナンスや検査の目的もあることから、チップ部品42を再利用可能とすることは、このような正当な目的のための取り外しに好適である。
なお、ソケット43からの脱抜に際してチップ部品42が受ける衝撃を緩和させるために、例えば、図7(a)に示すように、チップ部品42と対向面2bとの間に無色透明な緩衝材24(例えば、シリコーン、空気充填タイプの緩衝材など)を設けることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン100は、主制御基板4の取り付けられる上ケース2が包囲壁部22を備えることにより、チップ部品42に対する不正なアクセスが阻害され、セキュリティが高められる。さらに、部品脱抜部23を備えることにより、主制御基板4の上ケース2からの取り外しに基づいて、チップ部品42が主制御基板4から再利用可能に脱抜されるとともに、これに伴って、封印シール44の少なくとも一部が剥離又は破断された痕跡が残ることから、不正行為が抑制され、不正改造から主制御基板4を保護することができる。
一方、特許文献1記載の遊技機では、基板ケースの開封に伴い、チップ部品42が破壊されることから、チップ部品42を再利用することができなかった。
また、基板ケースの開封の痕跡を残すために、上ケース部材と下ケース部材とに跨って封印シールを貼付することが一般的に行われているが、剥離用の溶剤等を用いて痕跡を残すことなく封印シールを剥離させる行為に対しては、有効な対策がなかった。
本実施形態のスロットマシン1によれば、従来の遊技機が改善すべきこのような課題の全部又は一部などを解決することができる。
以上、本発明の遊技機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、包囲壁部22や部品脱抜部23を備える基板ユニットを、主制御基板4を収容する主基板ユニット1に適用したが、副制御基板51を収容する副基板ユニット5や、その他の基板を収容する基板ユニットに適用することもできる。
また、本実施形態では、チップ部品42を矩形状に囲むように包囲壁部22を形成したが、チップ部品42を円状やドーム状に囲むなどの任意な形状とすることもできる。
また、本実施形態では、シール押え部223を、包囲壁部22の部品装着面41a側の先端部を封印シール44の厚み分対向面2a側に後退させた凹形状を有するように構成したが、部品装着面41a側の先端部を後退させずにフラットな面として構成してもよい。
また、包囲壁部22や部品脱抜部23を上ケース部材2と一体に形成することもできるが、これらを別部品として、ネジ等により上ケース部材2に取り付ける(固着させる)こともできる。
また、本実施形態では、電子部品を部品装着面41aのみに装着したが、半田面41bに装着することもできる。
また、本実施形態では、本発明をスロットマシンに適用したがパチンコ(例えば、玉スロ)などその他の遊技機に適用することもできる。
また、メダル、遊技球等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機にも、本発明を適用することができる。
1 主基板ユニット
2 上ケース部材(第1ケース部材)
22 包囲壁部22
223 シール押え部
224 フランジ部
23 部品脱抜部
3 下ケース部材(第2ケース部材)
4 主制御基板
41 プリント基板
41a 部品装着面(装着面)
42 チップ部品(電子部品)
421 情報
43 ソケット
44 封印シール(シール部材)
441 透明領域
100 スロットマシン

Claims (1)

  1. 少なくとも第1ケース部材と第2ケース部材とによって基板を収容する基板ケースを備える遊技機において、
    前記基板は、
    当該基板に対して挿抜可能に装着される所定の電子部品と、
    当該基板における前記電子部品の装着される側の装着面と前記電子部品とに跨って貼付されるシール部材と、を備えるとともに、前記第1ケース部材に取り付けられ、
    前記第1ケース部材は、
    前記基板の当該第1ケース部材からの取り外しに基づいて、前記電子部品を前記基板から脱抜させる部品脱抜部と、
    前記基板の外周縁を囲む外側壁の内側に設けられ、少なくとも前記電子部品を囲む包囲壁部と、を備え、
    前記包囲壁部は、
    当該包囲壁部の前記装着面側に位置する先端部において、前記電子部品の配置側を内側としたときに外側に向けて延出形成されるフランジ部を備え、
    前記フランジ部は、
    前記装着面に貼付されたシール部材におけるシール表面と、前記シール表面にほぼ直交するシール側面と、にそれぞれ対向する面を有するシール押え部を備えるとともに、前記装着面に近接又は接触し、
    前記電子部品の前記基板からの脱抜に基づいて、前記シール部材の少なくとも一部が破断又は剥離される
    ことを特徴とする遊技機。
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