JP2009106691A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1ケース部材41と、該第1ケース部材に重合されて取り付けられる第2ケース部材42とから基板収納部材40を構成し、第1ケース部材と第2ケース部材とを重合させると、基板押さえ部材42gにより第1ケース部材内の第1基板61の固定が行われ、かつ、位置決め突起41fにより第2基板62の面方向の移動規制を行うとともに、第2ケース部材の凹部42aの底壁42cが第2基板上の電子部品(ROM66)の表面に当接することで前記電子部品及び第2基板の重合方向の移動規制を行う構成とする。
【選択図】図6
Description
また、通常基板には多くの電子部品、とくに制御用のCPUやROM等が搭載され、該基板は、上蓋と下蓋とにより構成される箱形状の基板ボックス(基板収納部材)に収納される。(例えば、特許文献2)。
そこで本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、コネクタ接続により重合された基板の脱落を効果的に防止するとともに、確実に接続されていなかった場合にも基板収納部材に収納するだけで確実に接続の補助をすることのできる遊技機を提供することを目的とする。
前記基板収納部材は、
第1ケース部材と、該第1ケース部材に重合されて取り付けられる第2ケース部材と、からなり、
前記第1ケース部材には、
第1基板(例えば表示制御基板)と、該第1基板に重合するようにコネクタ接続され、前記第1基板と対向しない側の表面にメモリなどの電子部品(例えば表示制御用のROM)が搭載された第2基板(例えば表示制御用ROM基板)とが、前記回路基板として収納されるとともに、
該第2基板の位置決めを行う位置決め突起が形成され、
前記第2ケース部材には、
前記第1ケース部材に取り付けられた第2基板に搭載された前記電子部品に対応する位置に形成された凹部と、少なくとも前記第1基板を固定するための基板押さえ部材と、が設けられ、
前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とを重合させると、前記基板押さえ部材により前記第1ケース部材内の第1基板の固定が行われ、かつ、前記位置決め突起により前記第2基板の面方向の移動規制を行うとともに、前記凹部の底壁が前記第2基板上の前記電子部品の表面に当接することで前記電子部品及び前記第2基板の重合方向の移動規制を行うように構成されることを特徴とする。
また、例えば請求項3に記載のように、前記凹部の底壁の外面であって、前記電子部品の表面に対応する面に、前記電子部品の面方向の移動を規制する規制突起を突設した構成としてもよい。
また、例えば請求項5に記載のように、前記規制突起は、前記第2基板に搭載される前記電子部品の周縁を囲むように突設される構成としてもよい。
前記第2ケース部材から前記電子部品に向かって立設される起立部と、
前記電子部品のパッケージ表面に当接して該凹部の底壁をなすレンズ部材と、から構成され、
前記レンズ部材を、前記起立部に対して着脱可能に設けた構成としてもよい。
また、例えば請求項7に記載のように、前記基板収納部材に収納される複数の回路基板は、その機能毎に分割して別個に設けた構成としてもよい。
(第1形態例)
まず、第1形態例を説明する。
A.遊技盤の概略構成
図1は本形態例のパチンコ機の遊技盤1の裏面図である。図2(a)は後述するパネルケース30及びこのパネルケース30に取り付けられたサブ制御ユニット31等を示す裏面図である。また図2(b)はパネルケース30からサブ制御ユニット31を取り外した状態を示す裏面側斜視図である。
図1において、符号1は遊技盤である。この遊技盤1の前面には、打ち込まれた遊技球がアウト又はセーフ(入賞)となる遊技領域(図示省略)が形成されている。
なお遊技釘は、遊技領域の上部に飛入した遊技球がこれに当りながら流下するものであり、センターケース等の取付部分を除いた遊技領域内に複数本植設されている。
ここで変動表示装置は、数字や文字などの識別情報(場合により特図という)を表示可能な表示器(例えば、液晶表示器)を内蔵し、複数列の特図を表示可能である。例えば、左側と中央と右側に特図を縦3列に表示し、各列において数字や文字等よりなる特図を停止状態で表示(停止表示)したり、あるいは変動状態(例えば、縦方向にスクロールする状態)で表示(即ち、変動表示)したりすることが可能である。また変動表示装置は、上記特図とは別個に背景画像やキャラクタ画像などの演出用又は情報報知用の画像が表示可能である。
また変動入賞装置は、後述する大当りになったことを条件として開放される大入賞口を有する装置である。
また始動入賞口は、後述するように特図の始動入賞口として機能する入賞口である。
そして、この変動表示ゲームの停止表示態様(変動表示により導出された特図の組合せ)が特別表示態様(例えば、「3、3、3」などのゾロ目)であれば、大当りと呼ばれる特典が遊技者に付与される。
上記大当り状態になると、変動入賞装置の大入賞口が、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ一時的に開放される開放動作が行われる。そしてこの開放動作は、例えば、15ラウンドまで行われる。また、この大当たり状態では、大当たり状態を演出したり大当たりラウンド数などを遊技者に報知するための大当たり画像の表示が、前記表示画面で実行される。
遊技盤1の裏面側における上部には、ネジ等の止着部材によってパネルケース30が取り付けられ、前述の変動表示装置は、このパネルケース30の内側に配置されている。このパネルケース30の裏側(変動表示装置の裏側)には、インバータ基板ユニット30aやサブ制御ユニット31が脱着可能に設けられている。またパネルケース30の下方には、球寄せ部材32が取り付けられ、この球寄せ部材32の裏側には、メイン制御ユニット33が脱着可能に設けられている。
球寄せ部材32は、遊技盤1の裏側下部に配置されて、各入賞口や入賞装置に入賞した遊技球(入賞球)を誘導してパチンコ機下方に回収するための部材である。
またメイン制御ユニット33は、遊技進行のための制御や遊技機全体の統括的制御を行う遊技制御装置等を内蔵するユニットである。
次に、サブ制御ユニット31の構成について、図3〜図6により説明する。図3は、サブ制御ユニット31を後述する第1ケース部材41側と第2ケース部材42側とに分解した状態を示す前面側斜視図である。図4は、サブ制御ユニット31を後述する第1ケース部材41側と第2ケース部材42側とに分解した状態を示す裏面側斜視図である。図5(a)は、第1ケース部材41への表示制御基板61と表示制御用ROM基板62の取付構造を説明する分解斜視図である。図5(b)は、表示制御基板61への表示制御用ROM基板62の取付構造を説明する分解斜視図である。図6(a)は、サブ制御ユニット31の裏面図である。図6(b)は、図6(a)におけるA−A断面図である。
なお、図5(a)においては表示制御用ROM基板62等の裏面(後面)が見えているが、図5(b)は表示制御用ROM基板62のみ前面を見せた図となっている。
なお、上記表示制御基板61、表示制御用ROM基板62、装飾制御基板63、音声制御基板64、及び音声制御用ROM基板65は、本発明の回路基板に相当し、複数の電子部品が搭載されている。
また、表示制御基板、装飾制御基板、及び音声制御基板は、共通の演出制御基板として一括して設けられる場合もあるが、本例では、その機能毎に分割して別個に設けられている。
また図5(a)に示すように、第1ケース部材41の裏面から見て上辺部左側の2箇所には、表示制御用ROM基板62を位置決めするための前後方向の突起(位置決め突起41f)が形成されている。表示制御用ROM基板62の上部左右2箇所には、位置決め孔62aが形成されており、この位置決め孔62aに前記位置決め突起41fを挿通することにより、表示制御用ROM基板62が第1ケース部材41に対して面方向において位置決めされる。ここで、面方向とは、表示制御基板61(第1基板)に平行な方向(この場合、遊技盤1の盤面に平行な方向)を意味する。
なお、第2ケース部材42は、透明又は半透明の部材によりなり、内部が透視可能となっている。また、第2ケース部材42における前記凹部42aの底壁42cは、凸レンズを形成する構成でもよい。底壁42cが凸レンズとなっていると、ROM66のパッケージ表面を裏側から拡大して見ることが可能となっている。
次に、サブ制御ユニット31の組立及び取付けについて説明する。
サブ制御ユニット31は、次のようにして組立てられる。即ち、第1ケース部材41に既述したように表示制御基板61をネジ止めした後、前記位置決め孔62aに位置決め突起41fを挿入しつつ、コネクタの一方61b、61cとコネクタの他方62b、62cを嵌合させることにより、表示制御基板61に対して表示制御用ROM基板62を重合させて取り付ける(図5参照)。一方、第2ケース部材42には、装飾制御基板63と音声制御基板64と音声制御用ROM基板65をネジ止めしておく。そして、第1ケース部材41の裏面を第2ケース部材42で覆うように第2ケース部材42を取り付ける。この際、まず前記係合片42dを係合開口41dに挿入した後、前記止着部41bの円柱状突起41cを止着受部42bの貫通孔にはめ込む。止着受部42bにはめ込んだ止着部41bの円柱状突起41cは、例えばかしめる(先端を潰す)ことによって、止着受部42bから取外し不可能とし、これによって第1ケース部材41と第2ケース部材42よりなる基板収納部材40を封止する(即ち、止着部41bや止着受部42bを破壊しない限り基板収納部材40を開くことができないようにする)。なお、このような封止構造は、基板の不正改造を防止するため、遊技機を取り締まる法規によって義務付けられている。
また上記組立状態において、前記係合片42dの先端部は前記係合開口41dから横方向に突出した状態となる(図6(a)参照)。
次に、第2形態例を説明する。なお、以下の形態例は、前記凹部42aの底壁42cに特徴を有し、他の構成は第1形態例と同じでよい。
図7(a)は、この第2形態例における第2ケース部材42を示す斜視図である。本例は、前記凹部42aの底壁42cの外面であって、ROM66のパッケージ表面に対応する面に規制突起71を突設したことを特徴とする。規制突起71は、この場合、2個搭載されたROM66の間に臨むように突設されている。
そして規制突起71は、前述した組立状態において、図8(b)に示す如く2個のROM66の間に入り込み、ROM66の面方向の移動を規制する。ここで、面方向とは、表示制御用ROM基板62(第2基板)に平行な方向(この場合、遊技盤1の盤面に平行な方向)を意味する。
なお図8(b)は、サブ制御ユニット31の裏面図(図8(a))におけるB−B断面図である。
なお本例の場合、表示制御用ROM基板62に搭載されるROM66の数は1個でもよい。例えば図9(a)に示すように規制突起71の右側にのみROM66が搭載される態様でもよいし、図9(b)に示すように規制突起71の左側にのみROM66が搭載される態様でもよい。
次に、第3形態例を説明する。
図7(b)は、この第3形態例における第2ケース部材42を示す斜視図である。本例は、前記凹部42aの底壁42cの外面であって、ROM66のパッケージ表面に対応する面に規制突起72〜74を突設したことを特徴とする。規制突起72〜74は、この場合、ROM66の周縁を囲むように突設されている。なお中央の規制突起73は、この場合、2個搭載されたROM66の間に臨むように突設されているが、規制突起72〜74の全体としてはROM66の周囲を囲むように設けられている。
これら規制突起72〜74は、前述した組立状態において、図8(c)に示す如く2個のROM66の周囲を囲むように入り込み、ROM66の面方向の移動を規制する。
なお図8(c)は、サブ制御ユニット31の裏面図(図8(a))におけるB−B断面図である。
なお本例の場合、表示制御用ROM基板62に搭載されるROM66の数は1個でもよい。例えば図10(a)に示すように規制突起73の右側にのみROM66が搭載される態様でもよいし、図10(b)に示すように規制突起73の左側にのみROM66が搭載される態様でもよい。
次に、第4形態例を説明する。
図11は、この第4形態例における第2ケース部材42を示す斜視図である。本例では、前記凹部42aが、第2ケース部材42からROM66に向かって立設される起立部75と、ROM66のパッケージ表面に当接して前記凹部42aの底壁42cをなすレンズ部材76(或いはレンズ部材77又は78)とから構成され、前記レンズ部材76等が前記起立部75に対して着脱可能に設けられている。
レンズ部材76〜78の両側には、後方に延びる係止片79がそれぞれ形成されている。そして、起立部75の両側面には前記係止片79が係合する係合開口80が設けられ、これら係止片79と係合開口80の係合によって、起立部75にレンズ部材76〜78がそれぞれ脱着可能となっている。
いずれにしろ本例によれば、凹部42aの底壁42cをなすレンズ部材が着脱可能であるため、ROM66(電子部品)の数や大きさに対応させて前記底壁42cを容易に変更できる。なお、ROM66の数は、例えば全体の記憶容量に応じて変化する。例えば、全体の記憶容量が1ギガなら1個、2ギガなら2個といったように変化する。
例えば、本発明の電子部品は他の部品でもよく、例えばRAM(随時読み出し書き込み可能なメモリ)であってもよい。
31 サブ制御ユニット
40 基板収納部材
41 第1ケース部材
41f 位置決め突起
42 第2ケース部材
42a 凹部
42g 基板押さえ部材
42c 底壁
61 表示制御基板(回路基板、第1基板)
62 表示制御用ROM基板(回路基板、第2基板)
63 装飾制御基板(回路基板)
64 音声制御基板(回路基板)
65 音声制御用ROM基板(回路基板)
66 ROM(電子部品)
71 規制突起
72〜74 規制突起
75 起立部
76,77,78 レンズ部材
Claims (7)
- 複数の電子部品が搭載された複数の回路基板と、該複数の回路基板を収納可能な基板収納部材と、を備えた遊技機において、
前記基板収納部材は、
第1ケース部材と、該第1ケース部材に重合されて取り付けられる第2ケース部材と、からなり、
前記第1ケース部材には、
第1基板と、該第1基板に重合するようにコネクタ接続され、前記第1基板と対向しない側の表面にメモリなどの電子部品が搭載された第2基板とが、前記回路基板として収納されるとともに、
該第2基板の位置決めを行う位置決め突起が形成され、
前記第2ケース部材には、
前記第1ケース部材に取り付けられた第2基板に搭載された前記電子部品に対応する位置に形成された凹部と、少なくとも前記第1基板を固定するための基板押さえ部材と、が設けられ、
前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とを重合させると、前記基板押さえ部材により前記第1ケース部材内の第1基板の固定が行われ、かつ、前記位置決め突起により前記第2基板の面方向の移動規制を行うとともに、前記凹部の底壁が前記第2基板上の前記電子部品の表面に当接することで前記電子部品及び前記第2基板の重合方向の移動規制を行うように構成されることを特徴とする遊技機。 - 前記第2ケース部材に形成される凹部は、その底壁が凸レンズにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記凹部の底壁の外面であって、前記電子部品の表面に対応する面に、前記電子部品の面方向の移動を規制する規制突起を突設したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 前記第2基板には前記電子部品が複数並んで搭載され、前記規制突起は、該複数搭載された電子部品の間に臨むように突設されることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記規制突起は、前記第2基板に搭載される前記電子部品の周縁を囲むように突設されることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
- 前記凹部は、
前記第2ケース部材から前記電子部品に向かって立設される起立部と、
前記電子部品のパッケージ表面に当接して該凹部の底壁をなすレンズ部材と、から構成され、
前記レンズ部材を、前記起立部に対して着脱可能に設けたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。 - 前記基板収納部材に収納される複数の回路基板は、その機能毎に分割して別個に設けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の遊技機。
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