JP2011104290A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】図柄表示装置の裏側に必要となる前後方向の寸法を小さく抑えることができる遊技機を提供する。
【解決手段】液晶パネル43を収容するケース44の右端縁部に、基板収容部48が設けられる。基板収容部48に内部画成した基板用空間S2に、矩形状のインバータ基板49が、その板厚方向が前後方向と交差すると共に短手方向が前後方向に略沿う縦置き姿勢で収容される。ケース44の裏面に、表示制御装置61と統括制御装置62とが左右方向に並んで取付けられる。基板収容部48に収容されているインバータ基板49は、液晶パネル43が収容される表示用空間S1および表示制御装置61や統括制御装置62に対し、前後方向と交差する左右方向で重なっている。
【選択図】図10

Description

この発明は、図柄表示装置で図柄組み合わせゲームやリーチ演出等の遊技演出を行なう遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状の装飾部材が配設されて、該装飾部材の窓口から遊技盤の裏側に配設した液晶式やドラム式等の図柄表示装置を臨ませ、この図柄表示装置で図柄組み合わせゲームやリーチ演出等の遊技演出を行なうよう構成されている。またパチンコ機では、図柄表示装置における表示部の前側を移動する動作を行なう可動体を備えた演出装置を遊技盤に配設し、該可動体を前記図柄表示装置で行なわれる遊技演出に合わせて表示部の前側で動作させることにより、視覚的な演出効果を向上させ、遊技の興趣を増大するようにしたパチンコ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、前記図柄表示装置の裏側には、該図柄表示装置の表示を制御する制御基板を備える表示制御装置や、図柄表示装置に電力を供給するインバータ基板を備えるインバータ装置、あるいは表示制御装置に演出用の制御信号を出力すると共にパチンコ機に配設される前記演出装置や発光装置等の各種電気部品を制御する制御基板を備える統括制御装置が配設されている。この場合に、図柄表示装置の裏側における制御装置等を配設し得る領域は限られているため、一部の制御装置等(例えば表示制御装置と統括制御装置)を前後に重ね合わせて配設している(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−112848号公報 特開2007−260044号公報
近年では、視覚的な演出効果を一層高めるために、複数の演出装置を遊技盤に配設する傾向にある。この場合に、インパクトのある演出を行なうべく可動体を大型化すると、複数の可動体が表示部の前側を移動する際に相互に干渉しないようするために、各可動体の移動経路を前後に離間するように配置する必要があり、表示部の前側に必要となる前後寸法が大きくなる。またパチンコ機では、前述したように図柄表示装置の裏側に複数の制御装置等が前後に重ね合わせて配設されているため、図柄表示装置の裏側に必要となる前後寸法も大きなものであった。
ここで、パチンコ機を遊技場(所謂ホール)に設置するに際しては、各パチンコ機の裏側を夫々対向する状態で設置台に取り付けるため、パチンコ機の裏側に突出し得る大きさは限られている。前述のように、図柄表示装置の裏側に複数の制御装置等を前後に重ね合わせて設置する構成では、図柄表示装置の裏側における前後方向の寸法が大きくなっているため、複数の演出装置を配設する構成を採用しようとすると、パチンコ機全体としての前後方向の奥行き寸法の更なる増大を招くため、図柄表示装置の裏側に配設した制御装置等が対向配置したパチンコ機と干渉してしまう畏れがある。すなわち、複数の演出装置を遊技盤に配設して、インパクトのある演出を行なうことが困難であるのが実状である。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、図柄表示装置の裏側に必要となる前後方向の寸法を小さく抑えることができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
遊技球が流下可能な遊技領域(18a)が前側に設けられる遊技盤(17)と、該遊技盤(17)の裏側に配設され、各種図柄を可変表示可能な表示手段(43)をケース(44)に内部画成した表示用空間(S1)に収容して構成されて、該表示手段(43)の表示部を遊技盤(17)に設けた可視部(26a)に後方から臨ませた図柄表示装置(13)とを備えた遊技機において、
前記ケース(44)の縁部に、前記表示用空間(S1)に前後方向と交差する方向で一部が重なるように設けられた基板収容部(48)と、
前記ケース(44)の裏面に設けられ、基板を備える装置(61,62)が設置される設置部(60)とを備え、
前記基板収容部(48)に、矩形状に形成された他の基板(49)を、板厚方向が前後方向と交差すると共に短手方向が前後方向に略沿う縦置き姿勢で、前記表示用空間(S1)および前記設置部(60)に設置された装置(61,62)に前後方向と交差する方向で重なるように収容したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、表示手段を収容するケースの縁部に設けた基板収容部に、基板をケース内の表示用空間と前後方向と交差する方向に一部が重なる縦置き姿勢で収容するようにしたから、該基板をケース裏面に配設するための領域を削減でき、他の基板を備える装置をケースの裏面に前後に重ね合わせることなく並べて取付けることができ、図柄表示装置の裏側に必要となる前後方向の寸法を小さく抑えることができる。すなわち、図柄表示装置の裏側に必要となる前後方向の寸法を小さく抑えることができる分だけ、遊技機全体の前後寸法を変えることなく、図柄表示装置における表示部の前側に寸法的な余裕ができ、遊技盤に複数の演出装置を配設してインパクトのある演出を可能とし得る。
請求項2に係る発明では、前記ケース(44)の前記設置部(60)に、前記表示手段(43)の表示を制御する基板を備える表示制御装置(61)が取付けられると共に、該表示制御装置(61)と前記基板収容部(48)との間の設置部(60)に、表示制御装置(61)に演出用の制御信号を出力する基板を備える演出用制御装置(62)が取付けられ、前記ケース(44)の裏面には、少なくとも基板収容部(48)が設けられる縁部から前記演出用制御装置(62)の設置領域を越える位置までに亘って溝部(60a)が形成され、前記他の基板(49)と表示制御装置(61)とを電気的に接続する配線(63)が該溝部(60a)内を引き回されるよう構成したことを要旨とする。
請求項2の発明によれば、基板と表示制御装置とを電気的に接続する配線を溝部に収容することで、演出用制御装置をケース裏面に当接状態で取付けることができ、後方への突出寸法を抑制し得る。また、前記配線を引き回す領域を、複数の制御装置が取付けられる領域外に確保する必要がなく、ケースの裏面を有効に利用し得る。更に、演出用制御装置をケースに着脱する際に両側の基板収容部および表示制御装置で案内し得ると共に、配線を引っ掛けることも防止し得る。
請求項3に係る発明では、前記基板収容部(48)の内部に、前後方向に延在する固定板(52)が配設され、該固定板(52)には、前記他の基板(49)における前端縁に係脱自在に係合する第1の係合部(54a)および後端縁に係脱自在に係合する第2の係合部(53a)が設けられ、各係合部(54a,53a)によって固定板(52)に係合保持された他の基板(49)は、短手方向が前記表示手段(43)に対して傾斜する姿勢となるよう構成したことを要旨とする。
請求項3の発明によれば、固定板を介して基板を斜めに保持することで、基板収容部の後方への突出寸法を抑制することができ、図柄表示装置の裏側における前後方向の寸法をより小さく抑えることができる。
請求項4に係る発明では、前記ケース(44)における左右何れか一方の縁部には、該ケース(44)を前記遊技盤(17)に着脱自在に固定する一対の固定部(46b,46b)が上下方向に離間して設けられ、両固定部(46b,46b)の間のケース縁部に前記基板収容部(48)が設けられることを要旨とする。
請求項4の発明によれば、ケースを遊技盤に固定するために設けられる一対の固定部の間の領域を利用して基板収容部を設けることで、ケースの外側方への寸法の増大も抑制できる。
本発明に係る遊技機によれば、図柄表示装置の裏側における前後方向の寸法を小さく抑えることができ、図柄表示装置の表示部前側で可動体を移動する複数の演出装置を配設してインパクトのある演出を可能とし得る。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る裏ユニットを、図柄表示装置を配設した状態で示す背面図である。 実施例に係る裏ユニットを、図柄表示装置を配設した状態で示す平面図である。 実施例に係る裏ユニットを、図柄表示装置を配設した状態で示す右平面図である。 実施例に係る裏ユニットを、図柄表示装置を取外した状態で示す背面図である。 実施例に係る裏ユニットを前側から視た状態で示す概略斜視図である。 実施例に係る図柄表示装置を示す背面図である。 実施例に係る図柄表示装置を示す分解斜視図である。 実施例に係る図柄表示装置を示す横断平面図である。 実施例に係る図柄表示装置における基板収容部の配設部位を、後ケース体を取外した状態で示す要部横断平面図である。 実施例に係る図柄表示装置における基板収容部の配設部位を示す要部背面図である。 実施例に係る基板収容部を構成する後ケース体に固定板を収容した状態で示す概略斜視図である。 実施例に係る基板収容部を構成する後ケース体および固定板とインバータ基板を示す概略斜視図である。 実施例に係る基板収容部を構成する固定板を示す底面図である。 実施例に係る基板収容部を構成する後ケース体を示す底面図である。 実施例に係る基板収容部を構成する後ケース体に固定板を収容した状態を、図8のA−A線で示す横断面図である。 実施例に係る基板収容部を構成する後ケース体に固定板を収容した状態を、図8のB−B線で示す横断面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤17(図2参照)が着脱可能に保持された本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられて、該遊技盤17の裏側に対して、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置13が着脱し得るよう配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤17を透視保護するガラス板を備えた装飾枠としての前枠14が開閉可能に組付けられると共に、該前枠14の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前記前枠14の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿16が一体的に組付けられており、前枠14の開閉に合わせて上球受け皿16も一体的に開閉するよう構成される。
前記パチンコ機10の裏側には、図示しないが、パチンコ機10の電源制御を行なう電源装置、球払出し装置を駆動制御する払出し制御装置、打球発射装置を駆動制御する発射制御装置、外部端末に接続されるインターフェース基板等が配設されている。なお、これらの各装置は、前記遊技盤17の裏側に配設される主制御装置(図示せず)に配線接続され、該主制御装置からの制御信号に基づいて所定の制御を実行するようになっている。
(遊技盤について)
前記中枠12に配設される前記遊技盤17は、図2または図3に示すように、前面(盤面)にパチンコ球が流下可能な遊技領域18aが画成され、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材からなる平板状の透明板(板部材)18と、該透明板18の裏面に組付けられて前記図柄表示装置13が着脱可能に配設されると共に、何れも後述する可動演出装置35,36,37(図7参照)や各種発光装置が配設される合成樹脂材で形成された裏ユニット19とから構成され、該裏ユニット19に形成された前後に開口する開口部19aを介して図柄表示装置13の表示部を前面側から視認し得るよう構成されている。裏ユニット19に形成される開口部19aは、図6,図7に示す如く、該裏ユニット19の上下および左右幅の大部分が開口する大型の開口部である。ここで、前記透明板18および裏ユニット19は、外郭形状が略整合する大きさおよび形状に形成されて、該透明板18と裏ユニット19とを組付けた状態で透明板18の裏面を裏ユニット19で全面的に覆うよう構成される。
(透明板について)
図1または図2に示すように、前記透明板18の前面には、円弧状に形成した案内レール20が配設されると共に、該案内レール20の右方位置に、左端縁が右方に凹む円弧状に形成した第1盤面飾り部材21が配設されている。そして、前記案内レール20および第1盤面飾り部材21により前記遊技領域18aが略円形状に画成される。また、前記透明板18の盤面には、前記案内レール20の左方(遊技領域18aの外側)の上下位置に第2盤面飾り部材22が夫々が配設されている。前記第1および第2盤面飾り部材21,22の夫々は、不透明な合成樹脂材から形成されており、透明板18において該第1および第2盤面飾り部材21,22が配設された部分を除いた領域(すなわち遊技領域18a)で裏側(裏ユニット19)を視認し得るよう構成されている。すなわち、前記裏ユニット19に配設される可動演出装置35,36,37や各種発光装置等は、透明板18を介して前側から視認し得るようになっている。なお、前記透明板18の遊技領域18a内には、多数の遊技釘(図示せず)が植設されており、該遊技領域18aを流下するパチンコ球は、遊技釘との接触により流下方向が不規則に変更させられるよう構成してある。
前記透明板18には、後述する装飾部材26の配設位置より下方位置に、前記遊技領域18aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置23や特別入賞装置24が配設されており、始動入賞装置23の始動入賞口へのパチンコ球の入賞を契機として、所定数のパチンコ球が賞球として前記上下の球受け皿15,16に払い出されると共に前記図柄表示装置13の表示部において図柄変動演出が開始され、該図柄変動演出の結果、図柄表示装置13の表示部に所定の図柄組み合わせ(例えば同一図柄の三つ揃い等)で図柄が停止表示されることで所謂「大当り」が発生し、これにより特別入賞装置24へのパチンコ球の入賞が許容されて多数の賞球を獲得し得るようになっている。なお、透明板18には、特別入賞装置24の左右両側に普通入賞装置25が夫々が配設されている。
(装飾部材について)
前記透明板18には、前後に貫通する貫通孔が形成されており、該貫通孔に対して前後に開口する枠状の装飾部材26が嵌め込まれるようにして着脱自在に配設される。そして、前記裏ユニット19の開口部19aから臨む前記図柄表示装置13の表示部は、装飾部材26における前後に開口する窓口26aを介して透明板18(遊技盤17)の前側に露出して、該図柄表示装置13の表示部で展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。すなわち、当該遊技盤17において装飾部材26の窓口26a内が、図柄表示装置13の表示部を前側から視認可能とする可視部となる。
前記装飾部材26には、上縁部から左右両縁部に亘り、透明板18の前面より前方に突出する円弧状の庇状部26bが設けられており、前記遊技領域18aに打ち出されたパチンコ球を外周部の庇状部26bで案内し得ると共に、該パチンコ球が装飾部材26の窓口26aを横切って流下するのを庇状部26bで規制している。また装飾部材26には、図2に示す如く、窓口26aの下側に、ステージ27が配設されると共に、窓口26aの左側に、遊技領域18aに開口して該遊技領域18aを流下するパチンコ球を取込んでステージ27に案内する球通路部28が設けられ、該球通路部28からステージ27に通出されたパチンコ球は、ステージ27上を左右に転動した後に、前記各入賞装置23,24,25が配設されている遊技領域18aに排出される。
前記装飾部材26には、図2に示す如く、窓口26aにおける上部に上可動演出装置29が配設され、該上可動演出装置29は、駆動手段によって上可動体29aが、前記図柄表示装置13における表示部の前側に臨む作動位置と該表示部の前側から退避する待機位置との間を移動するよう構成される。また、装飾部材26の右下部に右下可動演出装置30が配設されており、該右下可動演出装置30は、駆動手段によって右下可動体30aが回転されて演出を行なうよう構成される。なお、上可動体29aおよび右下可動体30aは、何れも内部に発光装置を備え、動作による演出のみならず発光によっても演出し得るようになっている。
(裏ユニットについて)
前記裏ユニット19は、図6に示すように、前方に開口する矩形箱状に形成された箱状本体31と、該箱状本体31の開口前端部に形成されて当該箱状本体31の開口外側へ延出し、前記透明板18の裏面に当接する取付部32とから構成される。箱状本体31は、前記透明板18に対向する矩形板状に形成された対向面部33と、該対向面部33における上下左右の各縁部から前方に延出する画壁部34とから前方に開口するよう形成されて、画壁部34の前端部から箱状本体31の開口外側へ向けて延出するよう前記取付部32が形成されている。そして、取付部32の前面を透明板18の裏面に当接した状態で、ネジを介して透明板18に裏ユニット19が着脱自在に固定される。また対向面部33に、上下および左右幅の大部分が開口する大型の前記開口部19aが形成されている。
前記透明板18の裏側に裏ユニット19を取付けた状態で、該裏ユニット19の対向面部33と透明板18との間に所要の空間が画成され、前記対向面部33に設けられる前記可動演出装置35,36,37や発光装置等が該空間に臨むよう構成される。実施例では、図7に示す如く、下側の対向面部33に下可動演出装置35が配設され、左側の対向面部33に左可動演出装置36が配設され、右側の対向面部33に右可動演出装置37が配設される。下可動演出装置35は、駆動手段によって一対の下可動体35a,35aが、前記図柄表示装置13における表示部の前側に臨む作動位置と該表示部の前側から退避する待機位置との間を移動するよう構成される。また、右可動演出装置37は、駆動手段によって右可動体37aが、図柄表示装置13における表示部の前側に臨む作動位置と該表示部の前側から退避する待機位置との間を移動するよう構成される。更に、左可動演出装置36は、駆動手段によって左可動体36aが、図柄表示装置13における表示部の前側を斜め上下方向に移動するよう構成される。なお、下可動体35a,35aおよび右可動体37aは、何れも作動位置において対応する窓口26aの端縁部(下端縁部および右端縁部)から図柄表示装置13における表示部の中央まで延出する大型のものであり、両可動体35a,37aは、作動位置において相互に干渉しないように移動経路が前後に離間するよう設定される。また右可動体37aは、前記装飾部材26に配設された前記上可動体29aおよび右下可動体30aに対しても移動経路が前後(後側)に離間するよう設定されて、上可動体29aおよび右下可動体30aと干渉しないよう構成してある。
前記裏ユニット19の裏面には、図6に示す如く、前記開口部19aを囲繞するように装着部38が設けられ、該装着部38に、前記図柄表示装置13が表示部を開口部19aに臨ませるように後側から取付けられる。この装着部38には、図柄表示装置13の下端縁および左端縁(図6では右側)を位置決めする突条38aが設けられ、下側の突条38aより下方の対向面部33の裏面に、中継基板設置部39が設けられる。また、装着部38における左側端縁に設けられる突条38aに、右方(開口部19a側)に開口する差込み受部40が上下方向に離間して2箇所に設けられると共に、該装着部38における右側端縁に、上下方向に離間して一対の固定受部41,41が設けられ、図柄表示装置13の左端縁に設けられた差込片46a,46a(後述)を対応する差込み受部40,40に差込むと共に、該図柄表示装置13の右端縁に設けた固定部46b,46b(後述)を対応する固定受部41,41に当接した状態で、固定手段47,47を介して図柄表示装置13を装着部38に着脱自在に固定するよう構成される。
前記裏ユニット19における下側の対向面部33の裏面には、図3,図6に示す如く、複数の前記中継基板設置部39が左右方向に離間して設けられ、各中継基板設置部39には、複数のコネクタ接続部が設けられた中継基板42が着脱自在に取付けられて、該中継基板42に設けたコネクタ接続部に対して、前記可動演出装置29,30,35,36,37や発光装置等の電気部品に接続した配線および後述する統括制御装置62に接続した配線の夫々がコネクタ接続されて、各電気部品が統括制御装置62に電気的に接続されるようになっている。また、前記主制御装置に接続した配線も中継基板42に接続されて、該主制御装置と統括制御装置62とは電気的に接続される。
(図柄表示装置について)
前記図柄表示装置13は、図8〜図10に示す如く、各種図柄を表示可能な液晶パネル(表示手段)43がケース44に収容されたユニットとして構成される。ケース44は、前方へ開口する矩形箱状に形成されて前記液晶パネル43の背面および外周を囲繞するケース本体45と、該ケース本体45の開口前縁に組付けられ、該液晶パネル43の前面側外周縁に当接する矩形枠状に形成された前カバー体46とから構成され、ケース本体45に前カバー体46を組付けることで内部画成される表示用空間S1に液晶パネル43が収容されるようになっている。
前記前カバー体46(ケース44)には、図8に示すように、裏ユニット19(遊技盤17)の左側面(左右の一方側面で図8では右側)に、側方(左側面から離間する方向)へ突出する板状の差込片46aが上下に離間する2箇所に設けられている。両差込片46a,46aは、前記裏ユニット19に設けられた前記差込み受部40,40に挿脱自在に差込まれて係止されるよう構成される。また、前記前カバー体46(ケース44)における右側面(左右の他方側面で図8では左側)の上下端部に、側方(右側面から離間する方向)へ突出する固定部46bが夫々形成されており、前記裏ユニット19に設けられた前記固定受部41,41に対応する固定部46b,46bが後側から当接し得るよう構成される。各固定部46bには固定手段47が取付けられており、該固定手段47を介して固定部46bを固定受部41に固定することで、図柄表示装置13が裏ユニット19の装着部38に位置決め固定されるようになっている。
(基板収容部について)
前記ケース44の右側縁部には、図8に示す如く、前記固定部46b,46bの間に臨む部位に基板収容部48が設けられ、該基板収容部48に、液晶パネル43のバックライトに電力を供給すると共に制御するインバータ基板(他の基板)49が収容されている。基板収容部48は、図10に示す如く、前記前カバー体46の右側面から側方に延出する前受部50と、該前受部50および前記ケース本体45に対して着脱自在に配設されて前受部50との間に基板用空間S2を画成する後ケース体51と、該基板用空間S2内に収容状態で設置されてインバータ基板49を係合保持する固定板52とを備える。インバータ基板49は、図9または図14に示す如く、矩形状に形成されて、長手方向が上下方向で短手方向が前後方向に略沿う(板厚方向が前後方向と交差する左右方向に沿う)縦置き姿勢で基板用空間S2に収容される。またインバータ基板49は、前記表示用空間S1とは反対側を向く面を実装面として、該実装面に各種の電子部品が実装される。
(前受部について)
前記前受部50は、図11に示す如く、前カバー体46の右側面における前端縁から側方に延出する前壁50aと、該前壁50aの延出端から後方に延出する側壁50bとから構成されて、前壁50aと側壁50bおよび前カバー体46の右側面とで画成される基板用空間S2の前側部分が、前記表示用空間S1と左右方向(前後方向と交差する方向)で重なるようになっている。前受部50には、前記後ケース体51に設けられる後述の位置決め突部55が嵌挿可能な後側に開口する位置決め孔50cが、側壁50bの上下端部および中間位置の複数箇所に設けられている(図12参照)。また側壁50bの内面(基板用空間側)には、上下方向に離間して一対の固定爪50d,50dが設けられ、該固定爪50dに前記固定板52の支持板54(後述)が係脱自在に係止されるようになっている。なお、基板収容部48の外端(表示用空間S1から離間する端)となる側壁50bは、前記固定部46bより側方に突出しないように設定される。
前記ケース本体45および前カバー体46における右端縁側の裏面には、前記後ケース体51に設けられる複数の固定用通孔56a(後述)に対応する位置にネジ孔44aが夫々形成されている(図12参照)。また、ケース本体45における右端縁には、前記固定板52に設けられる一対の係止フック53b,53b(後述)が係脱自在に係止される一対の係止片45a,45aが上下方向に離間して設けられている。なお、ケース本体45における右端縁側の裏面には、上下端部側において前側に凹む凹部45bが夫々形成されて、各凹部45bに後ケース体51の対応する脚部59が嵌合するよう構成される。
(固定板について)
前記固定板52は、図11,図13〜図15に示す如く、矩形板状に形成された本体板53と、該本体板53における一方の長手辺である前端に内角が鈍角となるように形成されて側方に延出する支持板54とから略L字状に形成されている。なお、固定板52は、本体板53における支持板54が延出する側の面(以後、内面と称す)とは反対側の面(以後、外面と称す)が表示用空間S1側を向き、かつ短手方向が前後方向を向く姿勢で基板用空間S2に収容されるようになっている。また固定板52の支持板54に、前記インバータ基板49における前端縁に係脱自在に係合する弾性変形可能な第1の係合部54aが設けられると共に、本体板53における内面の後端部に、インバータ基板49における後端縁に係脱自在に係合する第2の係合部53aが設けられ、インバータ基板49の後端縁を第2の係合部53aに係合したもとで、該インバータ基板49の前端縁を第1の係合部54aに係合することで、インバータ基板49は、本体板53の内面に実装面とは反対側の反実装面を対向した状態で固定板52に係合保持される(図17参照)。
前記固定板52における本体板53の外面には、図15に示す如く、上下方向に離間して一対の係止フック53b,53bが突設されている。そして、前記前受部50の固定爪50d,50dに支持板54の延出端を係合するよう該前受部50の前壁50aに支持板54を当接すると共に、係止フック53b,53bをケース本体45の係止片45a,45aに係止することで、当該固定板52は、前端部が前受部50内に収容された状態で位置決め固定される。このとき、固定板52は、本体板53に対して支持板54が内角を鈍角となるよう形成してあることから、該支持板54を前受部50の前壁50aに当接した状態では、図11に示す如く、本体板53は後方に向かうにつれて表示用空間S1側(液晶パネル43側)に傾斜する姿勢となる。すなわち、本体板53に沿って配設される前記インバータ基板49についても、その短手方向が表示用空間S1側(液晶パネル43側)に対して傾斜する姿勢となって、当該インバータ基板49のケース本体裏面からの突出寸法を小さく抑え得るようになっている。なお、固定板52の支持板54には、前受部50の側壁50bにおける上下方向の中間位置に設けた前記位置決め孔50cが形成されるボス部50eに対応する位置に嵌凹部54bが夫々設けられ、各嵌凹部54bを対応するボス部50eに嵌合することでも固定板52の前受部50に対する位置決めがなされるよう構成してある。
(後ケース体について)
前記後ケース体51は、図13,図17,図18に示す如く、前側に開口する箱状に形成されて、その開口前面の複数箇所に前方に突出する位置決め突部55が突設されている。また、後ケース体51におけるケース本体側に臨む内側壁51aの前端に、ケース本体側に延出する延出部56が上下方向に離間して設けられると共に、後ケース体51における上下の壁の前端に、上下方向に延出する延出部56が夫々設けられる。各延出部56には、固定用通孔56aが形成されている。そして、各位置決め突部55を、前記前受部50の対応する前記位置決め孔50cに後側から嵌挿して位置決めすると共に、各延出部56をケース本体45および前カバー体46の裏面に当接した状態で、各固定用通孔56aに後側から挿通したネジをケース本体45および前カバー体46の対応するネジ孔44aに螺挿することで、後ケース体51が前受部50との間に基板用空間S2を画成した状態で位置決め固定される。
前記後ケース体51の内面には、図16および図18に示す如く、基板用空間S2に収容された前記固定板52における本体板53の上下端部に係合して上下方向の位置決めを行なう第1位置決め片57,57と、該本体板53の後端部に嵌合して後方および左右方向の位置決めを行なう第2位置決め片58,58とが設けられている。また後ケース体51には、前記内側壁51aからケース本体側に延出する脚部59が上下に離間して設けられ、各脚部59が、ケース本体45に形成された前記凹部45bに嵌合されて位置決めされると共に、凹部45bと脚部59との間に基板用空間S2に連通する配線用空間を画成するよう構成される。この配線用空間には、インバータ基板49と液晶パネル43とを接続する配線の余裕部分が収容されて、該配線がケース44の外部に露出することがないようになっている。なお、凹部45bに脚部59を嵌合した状態で該脚部59の後端は、後述する設置部69の後端より後方に突出しないよう設定される。
前記後ケース体51におけるケース本体側とは反対側の外側壁51bは、図17等に示す如く、基板用空間S2に収容されるインバータ基板49の姿勢に略倣うように前側から後側に向かうにつれてケース本体側に傾斜するよう形成されて、ケース44の裏面より後側での基板収容部48の側方への突出寸法を抑制し得るよう構成してある(図4,図10参照)。また、後ケース体51(基板収容部48)におけるケース本体45の裏面からの突出寸法は、図4,図5に示す如く、ケース本体45の裏面に配設される表示制御装置61のケース本体45後面からの突出寸法と略同一に設定される。
(設置部について)
前記ケース本体45(ケース44)の裏面には、該裏面から一段後方へ突出する設置部60が形成され、該設置部60に、液晶パネル43の表示を制御する基板を備える表示制御装置61および表示制御装置61に演出用の制御信号を出力する基板を備える統括制御装置(演出用制御装置)62が左右方向に並べて着脱自在に配設される。なお、統括制御装置62は、前述したように前記可動演出装置29,30,35,36,37や各発光装置等のパチンコ機10に配設される各種電気部品の制御も行なうものである。実施例では、図4および図10に示す如く、前記基板収容部48が設けられる右側縁部から離間する左側縁部側に表示制御装置61が配設され、該表示制御装置61と基板収容部48との間の設置部60に統括制御装置62が配設されている。そして、統括制御装置62の制御信号に基づいて表示制御装置61が制御を実行して液晶パネル43の表示部で図柄変動ゲームが行なわれると共に、各可動演出装置29,30,35,36,37や各種発光装置が駆動または発光制御される。
前記表示制御装置61および統括制御装置62は、対応する電気部品を制御するための各種電子部品が実装された基板をケースに収容してユニットとして扱い得るよう構成されている。実施例では、統括制御装置62に対して表示制御装置61の前後寸法が大きく設定されて、該表示制御装置61の後端が、前記基板収容部48の後端と略同一面上に臨むようになっている(図4,図5参照)。すなわち、基板収容部48に収容されているインバータ基板49は、前記ケース44の裏面から後方に突出する部分が、前記設置部60に取付けられた表示制御装置61や統括制御装置62に対して前後方向と交差する左右方向で重なっている。
前記ケース本体45の裏面における設置部60には、左右方向の全長に亘って後方および左右方向に開放する溝部60a(図8参照)が形成されて、設置部60に前記統括制御装置62や表示制御装置61を配設した状態で、そのケース前面側に配線用の引回し空間が画成されるようにしてある。そして、前記基板収容部48に収容されているインバータ基板49に一端が接続される配線63は、溝部60a内を統括制御装置62の前側を引き回された後に、前記表示制御装置61の基板に他端が接続されるよう構成される。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記遊技領域18aに打ち出されたパチンコ球は、前記装飾部材26の外周囲を流下し、該パチンコ球が前記球通路部28に通入すると、該パチンコ球は前記ステージ27に通出され、該ステージ27を左右に転動した後に遊技領域18aに排出され、このパチンコ球は始動入賞装置23や普通入賞装置25等に入賞可能となる。そして、始動入賞装置23にパチンコ球が入賞すると、前記統括制御装置62からの制御信号に基づいて前記表示制御装置61により制御される前記図柄表示装置13の図柄が変動開始され、所要の図柄組合わせゲームが展開される。そして、前記図柄表示装置13で展開される図柄変動ゲームの結果、図柄表示装置13に所定の図柄組合わせで図柄が停止表示されたときに、前記特別入賞装置24が入賞口を開放して所謂大当りが発生し、多数の賞球の獲得が可能となる。
また、前記図柄表示装置13で展開される図柄変動ゲームの演出に応じて、前記可動演出装置29,30,35,36,37が、統括制御装置62により作動制御されて、各可動体29a,30a,35a,36a,37aが作動されて動的な演出により遊技の興趣が高められる。また、遊技盤17に配設されている各種発光装置等も、図柄変動ゲームの演出に応じて統括制御装置62からの制御信号に基づいて発光制御されて、発光による演出により遊技の興趣が向上される。なお、前記装飾部材26や裏ユニット19に配設された各可動演出装置29,35,36,37は、夫々の可動体29a,35a,36a,37aの移動経路が前後に離間して相互に干渉しないよう構成してあるから、複数の可動体29a,35a,36a,37aを同時または所定の組合わせで図柄表示装置13における表示部の前側を移動させることで、インパクトのある演出がなされ、遊技の興趣が向上する。
前記裏ユニット19の装着部38に取付けられている図柄表示装置13では、液晶パネル43が収容されているケース44の右側縁部に基板収容部48が設けられ、該基板収容部48に、前記インバータ基板49が縦置き姿勢で収容されている。すなわち、従来図柄表示装置13の裏面(ケース裏面)に取付けられていたインバータ装置(インバータ基板をケースに収容したもの)をケース44の右側縁部に配置することで、ケース裏面におけるその他の装置を配設するためのスペースを広く取ることが可能となった。従って、表示制御装置61および統括制御装置62を前後に重ね合わせることなく、図3および図4に示す如く、図柄表示装置13の裏面(ケース裏面)に表示制御装置61と統括制御装置62とを左右方向に並べて取付けることができ、複数の制御装置を前後に重ね合わせた場合に比べて、図柄表示装置13の裏側に必要となる前後寸法を小さく抑えることができる。すなわち、パチンコ機全体の前後寸法を変えない条件においては、図柄表示装置13の裏側に必要となる前後方向の寸法を小さく抑えることができる分(前後寸法が小さい統括制御装置62の前後寸法分)だけ、図柄表示装置13における表示部の前側に寸法的な余裕ができ、実施例のように表示部の前側を移動する可動体29a,35a,36a,37aを備える可動演出装置29,35,36,37を複数配設することができ、インパクトのある演出が可能となる。
また、前記基板収容部48に内部画成される基板用空間S2の前部は、図10および図11に示す如く、ケース44に内部画成されて液晶パネル43が収容される表示用空間S1と左右方向に重なるように構成されて、該基板用空間S2に収容されるインバータ基板49の前端部も表示用空間S1に左右方向で重なっている。従って、インバータ基板49は、短手方向において表示用空間S1と左右方向に重なる分だけ、基板後端のケース裏面から後方への突出寸法を短かくすることができ、基板収容部48のために図柄表示装置13の裏側に必要となる前後寸法を小さく抑えることができる。
更に、前記基板収容部48に収容されるインバータ基板49を、図10または図11に示す如く、前側から後側に向かうにつれて表示用空間S1側に傾斜する姿勢となるように固定板52で係合保持するよう構成したから、基板収容部48の後方への突出寸法をより抑制することができる。そして、実施例では、基板収容部48の後端(後ケース体51の後端)を、前記ケース44の設置部60に取付けられている内で前後方向の寸法が大きい方の表示制御装置61の後端と略同一位置に臨むよう構成でき(図4,図5参照)、基板収容部48が表示制御装置61より後方に突出することで、図柄表示装置13の裏側に必要となる前後寸法が大きくなることはない。言い替えるなら、図柄表示装置13の裏側に必要となる前後寸法は、該図柄表示装置13に配設される制御装置の内で最大の前後寸法を有する表示制御装置61の前後寸法で足りることになる。
前記基板収容部48に収容されているインバータ基板49と、前記表示制御装置61の基板とを接続する配線63は、図8に示す如く、前記ケース44の裏面における設置部60に形成した溝部60a内を引き回されている。すなわち、基板収容部48と表示制御装置61との間の設置部60に取付けられる前記統括制御装置62が、配線63をケース44との間で挟み込むのを防止するために統括制御装置62とケース裏面とを離間させる必要はなく、該統括制御装置62の後方への突出寸法を小さくし得る。また、前記配線63を引き回す領域を、統括制御装置62の設置領域外に確保する必要がないから、ケース44の裏面のスペースを有効に利用し得る。更に、統括制御装置62をケース44に着脱する際に配線63を引っ掛けることを防止し得ると共に、統括制御装置62を設置部60に取付けた状態では配線63の後側は該統括制御装置62で覆われるから該配線63を保護することができる。また、基板収容部48と表示制御装置61との間の設置部60に統括制御装置62を取付ける構成により、該統括制御装置62をケース44に着脱する際に両側の基板収容部48および表示制御装置61で案内することができ、着脱作業が容易となる。
なお、実施例では前記基板収容部48に収容されたインバータ基板49と液晶パネル43とを接続する配線の余裕部分を、前記後ケース体51の脚部59とケース本体45の凹部45bとの間に画成される配線用空間に収容するよう構成したから、該配線の余裕部分を保護し得る。また、凹部45bに嵌合した脚部59の後端は、前記設置部69の後端より後方に突出しないよう設定されているから、該脚部59の後側も制御装置等の設置領域として利用することが可能となり、ケース裏面のスペースを有効に利用することができる。
前記基板収容部48は、図柄表示装置13を裏ユニット19に固定するために設けられた固定部46b,46bの間において、該固定部46b,46bより外側方に突出しないように設けてあるから、該基板収容部48を設けることでケース44の外側方への寸法が増大することはない。すなわち、ケース44に基板収容部48を設けた実施例の図柄表示装置13の左右方向の寸法は、従来のケースを用いた図柄表示装置の左右方向の寸法と変わらず、図柄表示装置13を裏ユニット19に取付けるための構成を変更することなく対応し得る。また、基板収容部48を構成する前記後ケース体51における外側壁51bを、前記インバータ基板49の傾斜姿勢に合わせて前側から後側に向かうにつれて表示用空間S1側に傾斜させたことで、ケース44の裏面より後側での基板収容部48の外側方への突出寸法をより抑制することができる。
ここで、前記表示制御装置61や統括制御装置62を構成するケースは、収容されている基板に実装された電子部品が正規品であるか否かを外部から確認するために透明に形成されている。この場合に、実施例のように図柄表示装置13の裏面に制御装置61,62を前後に重ね合わせない構成であれば、外枠11に対して中枠12を開放した状態で、何れの制御装置61,62も取外すことなく両制御装置61,62の内部を目視により確認することができ、確認作業が容易となる利点もある。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、透明板に形成した前後に貫通する貫通孔に配設した枠状の装飾部材の窓口内を、図柄表示装置の表示部を前側に臨ませる可視部としたが、貫通孔を設けることなく透明板自体(可視部)を透かして図柄表示装置の表示部を前側から視認可能とする構成を採用し得る。
(2) 実施例では、遊技盤を透明板と裏ユニットとから構成したが、木製の板部材と裏ユニットとから構成したものであってもよい。
(3) 実施例では、図柄表示装置におけるケースの右側縁部に基板収容部を設けたが、該基板収容部は、ケースの左側縁部または上下何れかの縁部に設ける構成を採用することができる。ケースの上または下の縁部に基板収容部を設ける場合は、インバータ基板は、長手方向が左右方向に沿うと共に、板厚方向が前後方向と交差する上下方向に向く姿勢で配置される。
(4) 実施例では、インバータ基板を斜傾姿勢で基板収容部に収容するようにしたが、インバータ基板を、短手方向が液晶パネルの裏面に対して直交する直角姿勢で基板収容部に収容される構成であってもよく、該インバータ基板の前部が表示用空間と左右または上下方向で重なるようにすれば、その重なった分だけはケースの裏面からのインバータ基板(基板収容部)の突出寸法を小さくでき、図柄表示装置の裏側に必要となる前後寸法の削減に寄与し得る。
(5) 実施例では、固定板を介して基板収容部にインバータ基板を収容保持するよう構成したが、固定板を省略し、後ケース体の内部に直にインバータ基板を係合保持させる構成を採用することができる。
(6) 表示手段としては、液晶パネルに限られるものではなく、ドットマトリックス型の表示手段、有機ELディスプレイやプラズマディスプレイ等、その他公知の各種表示手段を採用し得る。
(7) 基板収容部に収容する基板は、インバータ基板に限られるものではなく、図柄表示装置やその他の装置を制御する他の基板であってもよい。
(8) 実施例では、ケース本体の裏面における左右方向の全長に亘って溝部を形成したが、溝部は、少なくとも基板収容部が設けられる縁部から統括制御装置の設置領域を越える位置までに亘って形成されて、基板収容部に収容したインバータ基板に一端が接続する配線を統括制御装置の一側方において溝部に引き込み得ると共に、統括制御装置の他側方において溝部から配線を引き出して表示制御装置の基板に接続し得るようになっていればよい。
(9) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
13 図柄表示装置
17 遊技盤
18a 遊技領域
26a 窓口(可視部)
43 液晶パネル(表示手段)
44 ケース
46b 固定部
48 基板収容部
49 インバータ基板(他の基板)
52 固定板
53a 第2の係合部
54a 第1の係合部
60 設置部
60a 溝部
61 表示制御装置(基板を備える装置)
62 統括制御装置(演出用制御送置,基板を備える装置)
63 配線
S1 表示用空間

Claims (4)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられる遊技盤と、該遊技盤の裏側に配設され、各種図柄を可変表示可能な表示手段をケースに内部画成した表示用空間に収容して構成されて、該表示手段の表示部を遊技盤に設けた可視部に後方から臨ませた図柄表示装置とを備えた遊技機において、
    前記ケースの縁部に、前記表示用空間に前後方向と交差する方向で一部が重なるように設けられた基板収容部と、
    前記ケースの裏面に設けられ、基板を備える装置が設置される設置部とを備え、
    前記基板収容部に、矩形状に形成された他の基板を、板厚方向が前後方向と交差すると共に短手方向が前後方向に略沿う縦置き姿勢で、前記表示用空間および前記設置部に設置された装置に前後方向と交差する方向で重なるように収容した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ケースの前記設置部に、前記表示手段の表示を制御する基板を備える表示制御装置が取付けられると共に、該表示制御装置と前記基板収容部との間の設置部に、表示制御装置に演出用の制御信号を出力する基板を備える演出用制御装置が取付けられ、前記ケースの裏面には、少なくとも基板収容部が設けられる縁部から前記演出用制御装置の設置領域を越える位置までに亘って溝部が形成され、前記他の基板と表示制御装置とを電気的に接続する配線が該溝部内を引き回されるよう構成した請求項1記載の遊技機。
  3. 前記基板収容部の内部に、前後方向に延在する固定板が配設され、該固定板には、前記他の基板における前端縁に係脱自在に係合する第1の係合部および後端縁に係脱自在に係合する第2の係合部が設けられ、各係合部によって固定板に係合保持された他の基板は、短手方向が前記表示手段に対して傾斜する姿勢となるよう構成した請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記ケースにおける左右何れか一方の縁部には、該ケースを前記遊技盤に着脱自在に固定する一対の固定部が上下方向に離間して設けられ、両固定部の間のケース縁部に前記基板収容部が設けられる請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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