JP2011200288A - 遊技機の基板ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】開封したことを確実に発見できる遊技機の基板ケースを提供する。
【解決手段】本発明の遊技機の基板ケース(100)は、上ケース(101)と下ケース(102)とが重なり合う部分に、ICタグを内蔵した封印シール(104)を貼り付けるための封印シール装着部(105)が形成されている。この封印シール装着部は、上側シール貼付部(106)と、下側シール貼付部(107)と、上側シール貼付部および下側シール貼付部を覆うための封印シールカバー(110)と、カッター小片(115)とを備えている。上側シール貼付部には、封印シールカバーの挿抜方向に沿ってスリット(108)が形成され、下側シール貼付部には、スリットの形状に沿うように長溝(109)が形成されている。カッター小片が嵌め込まれた状態の封印シールカバーを一側に向けて引き抜くと、カッター小片は、封印シールカバーと一体となってスリット内および長溝内を移動するよう構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に用いる基板ケースに関し、特に、基板ケースにICタグ付きの封印シールを貼り付ける場合に好適なものである。
一般に、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機には、遊技の制御を行う種々の制御基板が設けられている。この制御基板は、上ケースと下ケースとからなる基板ケース内に収納されて遊技機の裏面や筐体内部に着脱可能に取り付けられている。このような基板ケースには、制御基板に対する不正行為(例えば、遊技の主制御を行うためのプログラムが記憶された正規ROMを不正なプログラムが記憶された不正ROMに交換する行為や、所謂ぶら下がり基板と称する不正基板を制御基板に電気的に接続して正規の動作を妨げるようにする行為など)を防止するために、一部を破壊しない限り封印状態を解除できない封印部材(例えば、アンカーリベット及びワンウェイネジ等)で封印されている。
また、近年では、識別情報が格納されたICタグが付いた封印シール(ICタグ封印シール)をカバー体(上ケース)とベース体(下ケース)とに跨るようにして貼り付けておき、不正にICタグ封印シールを剥がそうとすると、ICタグ封印シールが破損してリーダー機による識別情報の読み取りができなくなることにより、不正行為がされたことを発見しようとする技術が公知となっている(特許文献1参照)。
特開2009−261640号公報
しかしながら、不正行為を行う手口は日を追うごとに巧妙になってきており、ICタグ封印シールが破損しないように剥がして、制御基板の正規ROMを不正ROMに交換し、再び、ICタグ封印シールを貼り直すといった不正行為が実際に行われるようになってきている。このような不正行為が行われると、ICタグ封印シール自体は破損していないため、リーダー機で識別情報を検査しても、読み取った識別情報自体は正規のものである。従って、実際には不正行為が行われているにも拘わらず、リーダー機では不正行為を発見することができない。このため、遊技場(ホール)が被る被害は、甚大なものとなっているのが実情である。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、開封したことを確実に発見できる遊技機の基板ケースを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、 上ケースを下ケースに重ね合わせることにより、その内部に遊技の制御を行う制御基板を収納することが可能な遊技機の基板ケースにおいて、前記上ケースと前記下ケースとが重なり合う部分には、識別情報が記憶されたICタグを内蔵した封印シールを前記上ケースと前記下ケースとに跨って貼り付けることが可能な封印シール装着部が形成され、この封印シール装着部は、前記上ケースの一部を成すと共に前記封印シールの一部が貼り付けられる上側シール貼付部と、前記下ケースの一部を成し、前記封印シールの他の一部が貼り付けられると共に前記上側シール貼付部と重なり合うことが可能な下側シール貼付部と、開口を有する箱状体を成すと共に前記上側シール貼付部および前記下側シール貼付部を覆う封印シールカバーと、この封印シールカバーに嵌め込まれるカッター小片とを備え、前記封印シールカバーは、前記開口を重なり合った状態の前記上側シール貼付部と前記下側シール貼付部に向けて一側から被せることにより、前記上側シール貼付部と前記下側シール貼付部とを一緒に覆うものであり、前記上側シール貼付部には、前記封印シールカバーを前記一側に向けて引き抜く方向に沿ってスリットが形成され、前記下側シール貼付部には、前記上側シール貼付部と重なり合った状態で前記スリットの形状に沿うように長溝が形成され、前記封印シールカバーには前記カッター小片を嵌め込むための孔が設けられ、前記カッター小片は、一旦前記孔に嵌め込まれると抜けない構造を有し、前記上側シール貼付部および前記下側シール貼付部を覆った状態の前記封印シールカバーに前記カッター小片を前記孔から嵌め込むと、前記カッター小片は、前記スリットおよび前記長溝に挿入された状態に保持され、前記カッター小片が嵌め込まれた状態の封印シールカバーを前記一側に向けて引き抜くと、前記カッター小片は、前記封印シールカバーと一体となって前記スリット内および前記長溝内を移動するよう構成されたことを特徴としている。
本発明によれば、スリットの一部を覆い隠すようにして上側シール貼付部と下側シール貼付部とに跨るように封印シールを貼り付けた後、封印シールカバーを挿入して、一旦カッター小片を孔から嵌め込んでしまうと、上ケースと下ケースを開封したい場合には、必ず封印シールカバーを取り外す必要がある。ここで、本発明は、封印シールカバーを引き抜くと、カッター小片も一体となってスリット内と長溝内を移動する構成となっているので、スリットを覆い隠すように貼り付けられた封印シールは、カッター小片がスリット内をスライド移動することにより、確実に引き裂かれる。そのために、封印シールが引き裂かれたことを目視で直ちに確認することができる。
さらに、スリット上にICタグが位置するようにして封印シールを貼り付けておくことにより、封印シールカバーを引き抜くと、カッター小片が、封印シールを破壊するのと同時にICタグも破壊する。よって、リーダー機で封印シールの識別情報を読み取ろうにも、ICタグが破壊されており、読取り機で識別情報を読み取ることができない。このように、本発明によれば、基板ケースを開封しようとすると、封印シールが引き裂かれ、ICタグも破壊されてしまうので、不正行為があったことを確実に発見することができるのである。
しかも、本発明では、カッター小片を封印シールカバーに差し込む前であれば、封印シールを破壊することなく何度でも封印シールカバーを取り外すことができるため、例えば、封印シールに記載されている表示を直接確認したいような場合に利便性がある。
なお、本発明のICタグは、RFID(Radio frequency identification)形式のものに限定されるものではなく、記憶された識別情報をリーダー機によって非接触で読み取り可能な構成であれば全て含まれる。
また、本発明は、上記構成において、前記カッター小片は、前記封印シールカバーを前記一側に引き抜く方向における前面に鋭利なエッジ部が形成されており、前記封印シールは、前記ICタグが前記スリット上に位置するようにして前記上側シール貼付部と前記下側シール貼付部に跨って貼り付けられ、前記封印シールカバーを前記一側に向けて引き抜くと、前記カッター小片の前記エッジ部が前記封印シールを引き裂きながら前記スリット内を移動することを特徴としている。
この構成によれば、カッター小片に鋭利なエッジ部が形成されているため、ICタグをより確実に破壊でき、不正行為の発見を確かなものとすることができる。なお、本発明のエッジ部は、封印シールを引き裂くことが可能な程度に鋭利な形状であれば全て含まれ、例えば、刃が形成されているものも本発明のエッジ部に含まれる。
また、上記構成において、前記封印シールカバーに爪部が設けられ、前記上ケースおよび前記下ケースの少なくとも一方に前記爪部と係合する係合部が設けられ、前記爪部と前記係合部の係合により、前記封印シールカバーが前記上ケースおよび前記下ケースに保持されるようにすることが好ましい。封印シールカバーを簡単に上ケースおよび下ケースに保持でき、取り付け作業の効率化が図れるからである。
本発明によれば、一旦カッター小片を嵌め込んで封印が完了すると、その後に基板ケースを開封したい場合には、必ず封印シールが引き裂かれるため、不正に基板ケースを開封する行為を確実に発見できる。
本発明の実施の形態例に係る基板ケースが取り付けられるパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機のガラス扉を開けた状態の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 本発明の実施の形態例に係る基板ケースの外観斜視図である。 図4に示す基板ケースの正面図であり、封印シールカバーの一部を切り欠いて内部を露呈した状態を示した図である。 図4に示す基板ケースの分解斜視図である。
以下、発明の実施の形態例を図面を参照して説明する。まず、本発明の実施の形態例に係る基板ケースが取り付けられるパチンコ機(遊技機)Pの構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。パチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2の内側に収容された遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられ、中央に大きく開口部8が形成されたガラス扉4と、このガラス扉4の開口部8に取り付けられた透明なガラス板10と、前面枠2の下側に開閉自在に配設され、遊技球を収容する受皿5を有する前面ボード6と、前面枠2の下部に設けられた発射装置9と、前面ボード6に取り付けられ、パチンコ球の発射強度を調整するハンドル7等を具備している。さらに、ガラス扉4の上部にはスピーカ20が左右に1個ずつ取り付けられており、遊技に関する様々な効果音を発している。また、受皿5の側部には、遊技者が押下操作するタッチボタン60が設けられている。
また、図3に示すように、このパチンコ機Pは、背面側に、主制御処理部11と、副制御処理部を構成する演出制御処理部12a、特別図柄表示制御部12b、ランプ制御処理部12c、払出制御処理部12e、および普通図柄表示制御部12fと、発射制御処理部13と、賞球払出装置14等を備えている。
遊技盤3は、その盤面に遊技領域31を有しており、前面枠2に装着した後、ガラス板10から遊技領域31を観察することができる。遊技領域31は、遊技球を滑走させるガイドレール32と遊技球規制レール33によって略円形状となるように区画形成されており、発射装置9によって打ち出された遊技球はこの遊技領域31内を流下する。また、遊技領域31内には、特別図柄表示装置17と、演出表示装置34と、スルーチャッカ21と、普通図柄表示装置22と、電動チューリップ49と、ステージ36と、第1始動入賞口(始動口)37aおよび第2始動入賞口(始動口)37bと、一般入賞口38と、アウト口39と、遊技釘(図示せず)と、風車(図示せず)と、アタッカー装置41等が設けられている。なお、遊技盤3に設けられたこれらの構成は公知であるため、各構成の詳しい説明は省略する。
主制御処理部11は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶及び記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等が実装されたメイン基板(制御基板)103と、このメイン基板103を収納する基板ケース(遊技機の基板ケース)100とを備えて構成されている。このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。なお、基板ケース100は、遊技盤3の裏面に支持部材等を介して設けられている。
副制御処理部を構成する演出制御処理部12a、特別図柄表示制御部12b、ランプ制御処理部12c、払出制御処理部12e、および普通図柄表示制御部12fは、主制御処理部11からの指令(コマンド)を受けて、演出表示装置34やスピーカ20、その他の演出装置(LED装置など)などの制御を行う装置である。この副制御処理部を構成する各装置も、遊技盤3の裏面に支持部材等を介して設けられている。
演出制御処理部12aは、遊技の演出に関する制御を行うためのものであり、特別図柄表示制御部12bは、主制御処理部11で決定した特別図柄に関する表示の制御を行うためのものであり、普通図柄表示制御部12fは、普通図柄に関する表示の制御を行うためのものである。また、ランプ制御処理部12cは、主制御処理部11からコマンドを受けて各種ランプや電飾の点灯制御を行うものである。また、払出制御処理部12eは、CRユニットからの信号を受けて遊技球を遊技者に貸し出すように賞球払出装置14を制御する他、主制御処理部11からの払出指令を受けて、所定個数の賞球を遊技者に対して払い出すように賞球払出装置14を制御するためのものである。また、発射制御処理部13は、ハンドル7の回動量に応じて、発射装置9に対する作動の制御を行う装置である。
次に、メイン基板103を収納する基板ケース100の構造の詳細について、図4〜図6を参照しながら説明するが、以下の説明において上下左右の方向を言うときは、図5に示すように基板ケースの正面側から見た場合を前提としていることをここで予め断っておく。
本実施形態に係る基板ケース(遊技機の基板ケース)100は、矩形箱状の透明な上ケース101と、矩形箱状の透明な下ケース103とを備えており、上ケース101を下ケース102に重ね合わせると、その内部に空間が形成されるようになっている。その空間にメイン基板103が収納されることとなる。さらに、基板ケース100には、封印シール104を貼り付けるための封印シール装着部105が形成されている。
封印シール104は、ICタグ116が内蔵され、裏面に粘着性材料が塗布されたシールであり、一旦貼り付けると、その後で封印シール104を剥がしても、剥がした痕跡が残る仕様となっている。なお、このICタグ116は、固有の識別情報が記憶されたICチップと、アンテナとを備えており、ICチップに記憶された識別情報はリーダー機によって読み取りが可能となっている。
封印シール装着部105は、図4に示すように上ケース101と下ケース102の重なり合う部分のうち、右側部に形成されている。この封印シール装着部105は、図6に示すように、封印シール104の一部が貼り付けられる上側シール貼付部106と、封印シール104の他の一部が貼り付けられる下側シール貼付部107と、上側シール貼付部106および下側シール貼付部107を覆うための透明な封印シールカバー110と、この封印シールカバー110に嵌め込まれるカッター小片115とを備えて構成されている。
上側シール貼付部106は、上ケース101の右側部に形成されたプレート状の構造体であり、その中央には左右方向(封印シールカバー110の引き抜き方向)に亘ってスリット108が設けられている。なお、スリット108の幅は、カッター小片115の幅より僅かに大きくなっている。また、スリット108を挟んで上下に1つずつネジ止め用孔120a、120bが設けられている。さらに、上側シール貼付部106には、封印シール104の厚さとほぼ等しい高さの段差122が設けられており、この段差122に封印シール104を突き当てることにより、封印シール104の位置合わせが行えるようになっている。そして、封印シール104を貼り付けると、上側シール貼付部106の表面は略面一となる。
下側シール貼付部107は、下ケース102の右側部に形成されたプレート状の構造体であり、その中央には左右方向(封印シールカバー110の引き抜き方向)に亘って長溝109が設けられている。なお、長溝109の幅は、スリット108の幅と同じ寸法になっている。また、長溝109を挟んで上下に1つずつネジ穴121a、121bが設けられている。
そして、上ケース101と下ケース102を重ね合わせると、上側シール貼付部106と下側シール貼付部107とが重なり合うようになり、スリット108と長溝109が丁度一致し、基板ケース100の正面側から見ると1本の溝が形成されたようになる。なお、ネジ止め用孔120aとネジ穴121aの位置が一致し、ネジ止め用孔120bとネジ穴121bとも位置が一致するようになっており、上ケース101と下ケース102を重ね合わせた後にネジ止め用孔120a、120bからネジを挿入してネジ穴121a、121bにてネジ止めすると、上側シール貼付部106と下側シール貼付部107とが固定されることとなる。
封印シールカバー110は、開口112を有し、上側シール貼付部106と下側シール貼付部107とを一度に覆うことが可能な大きさの矩形の箱型形状を成している。この封印シールカバー110には、三角柱形状のカッター小片115が嵌め込まれる程度の大きさの三角孔111が設けられている。
カッター小片115は、詳しくは後述するが、封印シール104を引き裂くための部材であって、その表面に、可撓性の係止爪115aが設けられている。この係止爪115aは、カッター小片115を封印シールカバー110の三角孔111に嵌め込む際には撓むが、三角孔111に嵌め込まれたカッター小片115を引き出そうとしても撓まないようになっている。そのため、一旦カッター小片115が封印シールカバー110の三角孔111に嵌め込まれると、係止爪115aによって、カッター小片115は外側から取り外すことはできなくなる。つまり、このカッター小片115は、所謂、嵌め殺し構造となっているのである。なお、カッター小片115は、三角柱形状の四角形を成す面同士が交わって形成される辺のうち、封印シールカバー110の引き抜き方向における前側に位置する辺が鋭利なエッジ部115bとなっている。
また、封印シールカバー110の上下端部には、それぞれ三角柱状の突起(爪部)113a、113bが設けられており、上ケース101には、突起113a、113bと係合する係合突起(係合部)114a、114bが設けられている。
次に、メイン基板103を基板ケース100に取り付けて、基板ケース100を封印するまでの手順について説明する。まず、メイン基板103を下ケース102にネジ止めして固定し、その次に、上ケース101を下ケース102に被せる。そして、上ケース101と下ケース102との締結部(図示せず)を適宜固定すると共に、ネジ止め用孔120a、120bからネジを差し込んで、上側シール貼付部106と下側シール貼付部107とを固定する。その次に、封印シール104の一端を段差122に突き当てて位置合わせをした後、ICタグ116がスリット108上に位置するようにしながら、封印シール104を上側シール貼付部106と下側シール貼付部107とに跨るように全体的に貼り付ける。次いで、封印シールカバー110の開口112を左側に向け、その状態で、封印シールカバー110を右側から左側に移動させて、上側シール貼付部106と下側シール貼付部107とに被せる。さらに、突起113a、113bが係合突起114a、114bと係合するまで左側に押し込むようにして、封印シールカバー110を上ケース101と下ケース102とに保持させる。次いで、カッター小片115を三角孔111から封印シールカバー110に嵌め込む。これにより、基板ケース110の封印が完了する。
封印が完了した状態では、図5に示すようにカッター小片115は、スリット108内の左端に位置している。この状態では、リーダー機を封印シール104に近付けると、ICタグ116に記憶されている識別情報をリーダー機が読取ることができる。なお、図5には、封印シールカバー110の表面の一部を切り欠いて、内部の封印シール104、スリット108、およびカッター小片115が露呈した状態が示されている。
続いて、基板ケース100の封印を解除する手順について説明する。図5の状態から、封印シールカバー110の右端を手で掴んで右側に引き抜くと、突起113a、113bと係合突起114a、114bとの係合が解除され、封印シールカバー110は右側にスライド移動する。このとき、カッター小片115は、その先端部が長溝109にガイドされた状態で、封印シールカバー110と一体となってスリット108内を右側にスライド移動する。ここで、封印シール104はスリット108の一部を覆い隠すように貼り付けられているため、カッター小片115が少し右側にスライド移動すると、カッター小片115は、封印シール104と接触する。そして、さらに封印シールカバー110を右側に引っ張ると、カッター小片115のエッジ部115bは、封印シール104を引き裂きながら、スリット108内を右側にスライド移動し、最終的に、封印シールカバー110がカッター小片115と共に上ケース101、下ケース102から取り外される。
このように、本実施形態に係る基板ケース100によれば、一旦、ICタグ116をスリット108上に位置させて封印シール104を上側シール貼付部106と下側シール貼付部107とに跨るようにして貼り付け、封印シールカバー110を上ケース101および下ケース102に取り付けた後に、一旦、カッター小片115を嵌め込むと、封印シール104を引き裂かない限り封印シールカバー110を取り外すことはできないこととなる。つまり、本実施形態に係る基板ケース100は、一旦封印が完了すると、封印シール104を破壊しない限り封印が解除されない構成となっているのである。しかも、ICタグ116がスリット108上に位置しているので、エッジ部115bによってICタグ116が確実に破壊されることとなる。
よって、基板ケースを不正に開封して不正なROMに交換するような行為を行った場合には、ICタグが破壊されることから、リーダー機で封印シール104の識別情報を読み取ろうにも、読み取ることができない。そのため、本実施形態に係る基板ケース100は、不正行為がされたことを確実に発見することができるのである。勿論、封印シール104が引き裂かれているため、目視確認することによっても、確実に不正行為の発見が可能である。
また、本実施形態に係る基板ケース100は、カッター小片115を嵌め込む前であれば、何度でも封印シールカバー110を取り外すことができるので、封印シール104の印字等を再度目視確認したいような場合にも便利である。
なお、上記した実施の形態例では、エッジ部115bとして、三角柱形状の辺の一部を鋭利にした構成を採用したが、この構成に代えて、エッジ部115bに刃や鋸刃を形成するようにしても良い。
また、上記した実施の形態例では、カッター小片115の形状として三角柱状の構成を採用したが、封印シール104を引き裂くことが可能な形状であれば、如何なる形状であっても構わない。
また、上記した実施の形態例では、係合突起114a、114bを上ケース101にのみ設けた構成としたが、この構成に代えて、係合突起114a、114bを下ケース102にのみ設けても良い。あるいは、係合突起114a、114bを上ケース101と下ケース102の両方に設けても良い。何れの構成であっても、封印シールカバー104を好適に保持可能である。
また、上記した実施の形態例に係る基板ケース100は、メイン基板103以外にも、上記した演出制御処理部12a、特別図柄表示制御部12b、ランプ制御処理部12c、払出制御処理部12e、および発射制御処理部13の制御基板を収納するケースとして用いることもできる。
100 基板ケース
101 上ケース
102 下ケース
103 メイン基板(制御基板)
104 封印シール
105 封印シール装着部
106 上側シール貼付部
107 下側シール貼付部
108 スリット
109 長溝
110 封印シールカバー
111 三角孔(孔)
112 開口
113a、113b 突起(爪部)
114a、114b 係合突起(係合部)
115 カッター小片
115a 係止片
115b エッジ部
116 ICタグ

Claims (2)

  1. 上ケースを下ケースに重ね合わせることにより、その内部に遊技の制御を行う制御基板を収納することが可能な遊技機の基板ケースにおいて、
    前記上ケースと前記下ケースとが重なり合う部分には、識別情報が記憶されたICタグを内蔵した封印シールを前記上ケースと前記下ケースとに跨って貼り付けることが可能な封印シール装着部が形成され、
    この封印シール装着部は、前記上ケースの一部を成すと共に前記封印シールの一部が貼り付けられる上側シール貼付部と、前記下ケースの一部を成し、前記封印シールの他の一部が貼り付けられると共に前記上側シール貼付部と重なり合うことが可能な下側シール貼付部と、開口を有する箱状体を成すと共に前記上側シール貼付部および前記下側シール貼付部を覆う封印シールカバーと、この封印シールカバーに嵌め込まれるカッター小片とを備え、
    前記封印シールカバーは、前記開口を重なり合った状態の前記上側シール貼付部と前記下側シール貼付部に向けて一側から被せることにより、前記上側シール貼付部と前記下側シール貼付部とを一緒に覆うものであり、
    前記上側シール貼付部には、前記封印シールカバーを前記一側に向けて引き抜く方向に沿ってスリットが形成され、
    前記下側シール貼付部には、前記上側シール貼付部と重なり合った状態で前記スリットの形状に沿うように長溝が形成され、
    前記封印シールカバーには前記カッター小片を嵌め込むための孔が設けられ、
    前記カッター小片は、一旦前記孔に嵌め込まれると抜けない構造を有し、
    前記上側シール貼付部および前記下側シール貼付部を覆った状態の前記封印シールカバーに前記カッター小片を前記孔から嵌め込むと、前記カッター小片は、前記スリットおよび前記長溝に挿入された状態に保持され、
    前記カッター小片が嵌め込まれた状態の封印シールカバーを前記一側に向けて引き抜くと、前記カッター小片は、前記封印シールカバーと一体となって前記スリット内および前記長溝内を移動するよう構成された
    ことを特徴とする遊技機の基板ケース。
  2. 請求項1の記載において、
    前記カッター小片は、前記封印シールカバーを前記一側に引き抜く方向における前面に鋭利なエッジ部が形成されており、
    前記封印シールは、前記ICタグが前記スリット上に位置するようにして前記上側シール貼付部と前記下側シール貼付部に跨って貼り付けられ、
    前記封印シールカバーを前記一側に向けて引き抜くと、前記カッター小片の前記エッジ部が前記封印シールを引き裂きながら前記スリット内を移動する
    ことを特徴とする遊技機の基板ケース。
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