JP2013254935A - 電子部品、電子部品内蔵基板及び電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品、電子部品内蔵基板及び電子部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】改善された信頼性を有する電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品1は、素体10と、素体10の外表面に配された第1及び第2の外部電極13,14とを備える。第1及び第2の外部電極13,14は、金属銅を含む層と、素体10上で互いに対向する第1及び第2の外部電極13,14の縁端部で金属銅を含む層を覆う酸化銅からなる保護層15,16とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品、電子部品内蔵基板及び電子部品の製造方法に関する。
従来、例えばモバイル通信端末などの種々の電子装置に、セラミックコンデンサなどのセラミック電子部品が用いられている。近年、電子機器の小型化に対する要求が高まってきており、それに伴い、配線基板内に電子部品を埋め込むことによって電子機器を小型化することが提案されている。一般的に、配線基板内に埋め込まれた電子部品と配線との電気的接続は、ビアホール電極を介して行われている。このビアホール電極を形成するためのビアホールは、配線基板内の電子部品の外部電極に向けてレーザー光を照射することにより形成される。このため、基板埋め込み型の電子部品には、外部電極の耐レーザー性が優れていることが求められる。これに鑑み、配線基板内に埋め込まれる電子部品として、例えば特許文献1には、表層がCuめっき膜により構成された外部電極を有するセラミック電子部品が開示されている。
特開2012−28456号公報
近年、セラミック電子部品の耐候性、特に高温多湿環境下での信頼性をさらに改善したいという要望が高まってきている。
本発明は、改善された信頼性を有する電子部品を提供することを主な目的とする。
本発明に係る電子部品は、素体と、素体の外表面に配された第1及び第2の外部電極とを備える。第1及び第2の外部電極は、金属銅を含む層と、素体上で互いに対向する第1及び第2の外部電極の縁端部で金属銅を含む層を覆う酸化銅からなる保護層とを有する。
本発明に係る電子部品のある特定の局面では、保護層は、金属銅を含む層の表面全体を覆う。
本発明に係る電子部品の別の特定の局面では、保護層は、CuOを含む。
本発明に係る電子部品の他の特定の局面では、保護層は、CuOを含む。
本発明に係る電子部品のさらに他の特定の局面では、第1の外部電極と第2の外部電極との間の最短距離が0.6mm以下である。
本発明に係る電子部品内蔵基板は、樹脂基板と、樹脂基板内に埋設された電子部品とを備える。電子部品は、素体と、素体の外表面に配された第1及び第2の外部電極とを備える。第1及び第2の外部電極は、金属銅を含む層と、素体上で互いに対向する第1及び第2の外部電極の縁端部で金属銅を含む層の表面を覆う、酸化銅からなる保護層とを有する。
本発明に係る電子部品内蔵基板のある特定の局面では、樹脂基板は、樹脂基板の主面に開口しており、第1または第2の外部電極の金属銅を含む層に臨むビアホールを有する。電子部品内蔵基板は、ビアホール内に配されており、第1または第2の外部電極の金属銅を含む層に接続されたビアホール電極をさらに備える。
本発明に係る電子部品内蔵基板の別の特定の局面では、ビアホールは、保護層を貫通して第1または第2の外部電極の金属銅を含む層に臨んでいる。
本発明に係る電子部品の製造方法では、素体を用意する。素体の上に外部電極を形成する。外部電極を形成する工程は、金属銅を含む層を形成する工程と、金属銅を含む層の表層を酸化処理することにより、酸化銅からなる保護層を形成する工程とを含む。
本発明に係る電子部品の製造方法のある特定の局面では、外部電極を有酸素雰囲気下において加熱することにより酸化工程を行う。
本発明によれば、改善された信頼性を有する電子部品を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。 本発明の一実施形態に係るセラミック電子部品の長さ方向及び厚み方向に沿った略図的断面図である。 本発明の一実施形態に係るセラミック電子部品の幅方向及び厚み方向に沿った略図的断面図である。 本発明の一実施形態における電子部品内蔵基板の一部分の長さ方向及び厚み方向に沿った略図的断面図である。 第1の変形例に係るセラミック電子部品の長さ方向及び厚み方向に沿った略図的断面図である。 第2の変形例に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。 第3の変形例に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。 第4の変形例に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。 実施例において作製した電子部品内蔵基板の略図的平面図である。 図9の線X−Xにおける略図的断面図である。 実験例1のCu−LMMスペクトルである。 実験例2のCu−LMMスペクトルである。 実験例3のCu−LMMスペクトルである。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものである。図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
図1は、実施形態に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。図2は、本実施形態に係るセラミック電子部品の長さ方向及び厚み方向に沿った略図的断面図である。図3は、本実施形態に係るセラミック電子部品の幅方向及び厚み方向に沿った略図的断面図である。
図2及び図3に示されるセラミック電子部品1は、コンデンサ、インダクタ、抵抗、圧電部品、サーミスタ、IC、複合部品などであってもよい。なお、本発明に係る電子部品は、セラミック電子部品でなくてもよい。本発明に係る電子部品は、例えば、樹脂、金属、半導体等を用いて構成されていてもよい。
セラミック電子部品1の寸法は、特に限定されない。例えば、セラミック電子部品1の長さ寸法は、0.6mm〜1.6mmであることが好ましく、幅寸法は、0.3mm〜0.8mmであることが好ましく、厚み寸法は、0.05mm〜0.8mmであることが好ましい。例えば、長さ寸法が1.0mmであり、幅寸法が0.5mmであり、厚み寸法が0.1mm〜0.55mmであってもよい。例えば、長さ寸法が0.6mm、幅寸法が0.3mm、厚み寸法が0.1mm〜0.33mmであってもよい。
セラミック電子部品1は、素体(セラミック素体)10を備えている。素体10は、略直方体状である。素体10は、長さ方向L及び幅方向Wに沿って延びる第1及び第2の主面10a、10bと、長さ方向L及び厚み方向Tに沿って延びる第1及び第2の側面10c、10d(図3を参照)と、幅方向W及び厚み方向Tに沿って延びる第1及び第2の端面10e、10f(図2を参照)とを有する。
なお、「略直方体」には、角部や稜線部が丸められた直方体が含まれるものとする。
素体10は、適宜のセラミック材料により構成することができる。素体10は、例えば、チタン酸バリウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、ジルコン酸カルシウムなどを主成分とする誘電体セラミックスにより構成されている。素体10には、適宜のセラミック材料に加えて、例えば、Mn化合物、Co化合物、希土類化合物、Si化合物などの副成分を適宜添加されていてもよい。
図2及び図3に示されるように、素体10の内部には、第1及び第2の内部電極11,12が設けられている。第1及び第2の内部電極11,12は、それぞれ、長さ方向L及び幅方向Wに沿って設けられている。すなわち、第1及び第2の内部電極11,12は、それぞれ、第1及び第2の主面10a、10bと平行に設けられている。第1及び第2の内部電極11,12は、厚み方向Tにおいてセラミック層10gを介して対向している。
第1の内部電極11は、第1の端面10eに引き出されている。第1の内部電極11は、第1の端面10eから長さ方向Lに沿って延びている。第1の内部電極11は、第2の端面10f並びに第1及び第2の側面10c、10dには引き出されていない。
第2の内部電極12は、第2の端面10fに引き出されている。第2の内部電極12は、第2の端面10fから長さ方向Lに沿って延びている。第2の内部電極12は、第1の端面10e並びに第1及び第2の側面10c、10dには引き出されていない。
第1及び第2の内部電極11,12は、それぞれ、適宜の導電材料により構成することができる。具体的には、第1及び第2の内部電極11,12は、それぞれ、Ni,Cu,Ag,Pd,Au,Pt,Snなどの少なくとも一種により構成することができる。
第1の内部電極11は、図2に示される第1の外部電極13に接続されている。第1の外部電極13は、第1の端面10eの少なくとも一部を覆い、第1及び第2の主面10a、10bに至っている。すなわち、第1の外部電極13は、第1の端面10eの実質的に全体を覆う部分と、第1の主面10aの上に設けられた部分と、第2の主面10bの上に設けられた部分とを有する。なお、第1の外部電極13は、第1及び第2の側面10c、10dのそれぞれの上にも設けられていてもよい。
第2の内部電極12は、第2の外部電極14に接続されている。第2の外部電極14は、第2の端面10fの少なくとも一部を覆い、第1及び第2の主面10a、10bに至っている。すなわち、第2の外部電極14は、第2の端面10fの実質的に全体を覆う部分と、第1の主面10aの上に設けられた部分と、第2の主面10b上に設けられた部分とを有する。なお、第2の外部電極14は、第1及び第2の側面10c、10dのそれぞれの上にも設けられていてもよい。
第1及び第2の外部電極13,14は、縁端部を有し、素体10の同一面上で互いの縁端部が対向している。すなわち、第1及び第2の外部電極13,14の縁端部が第1及び第2の主面10a、10b上で互いに対向している。縁端部とは、素体10の表面における外部電極13,14の外周部分を意味する。
第1及び第2の外部電極13,14のそれぞれは、実質的に全体がCu(金属銅)を含む層で覆われている。第1及び第2の外部電極13,14のそれぞれの全体がCuまたはCuを含む合金により構成されていてもよいし、CuまたはCuを含む合金により構成された層よりも素体10側にCuを含まない層が設けられていてもよい。Cuを含む合金としては、例えば、Cu−Ag合金、Cu−Au合金、Cu−Al合金、Cu−Ni合金、Cu−Pd合金などが挙げられる。本実施形態においては、第1及び第2の外部電極13,14のそれぞれの全体がCuを含む層で覆われている。
第1の外部電極13の金属銅を含む層の表面には、第1の保護層15が設けられている。第1の外部電極13の金属銅を含む層の少なくとも第2の外部電極14と対向する縁端部は、第1の保護層15により覆われている。具体的には、本実施形態では、第1の外部電極13の金属銅を含む層の表面の実質的に全体が第1の保護層15により覆われている。
第2の外部電極14の金属銅を含む層の表面には、第2の保護層16が設けられている。第2の外部電極14の金属銅を含む層の少なくとも素体10の同一面上で第1の外部電極13と対向する縁端部は、主面10a、10bの上に位置する部分は、第2の保護層16により覆われている。具体的には、本実施形態では、第2の外部電極14の金属銅を含む層の表面の実質的に全体が第2の保護層16により覆われている。
第1及び第2の保護層15,16は、酸化銅からなる。具体的には、第1及び第2の保護層15,16は、CuO及びCuOの少なくとも一方を含む。
なお、Cu,CuO,CuOの特定には、X線光電子分光法(XPS)を用いることができる。XPS分析装置を用いてCu−LMMスペクトルを測定し、検出されたピークのエネルギーからCu,CuO,CuOの特定を行うことができる。Cuに基づくピークのエネルギーは、約568.5eVである。CuOに基づくピークのエネルギーは、約570eVである。CuOに基づくピークのエネルギーは、約569eVである。従って、約568.5eVにピークが検出された場合は、Cuが含まれると判断され、検出されなかった場合は、Cuが含まれないと判断される。約570eVにピークが検出された場合は、CuOが含まれると判断され、検出されなかった場合は、CuOが含まれないと判断される。約569eVにピークが検出された場合は、CuOが含まれると判断され、検出されなかった場合は、CuOが含まれないと判断される。すなわち、保護層の表面のCu−LMMスペクトルを測定し、Cu,CuO,CuOのうちCuに基づくピークが検出されず、CuOまたはCuOのピークが検出された場合は、その保護層は酸化銅からなる。
なお、セラミック電子部品1は、例えば以下の要領で製造することができる。まず、第1及び第2の内部電極11,12を有する素体10の上に、Cu(金属銅)を含む層で覆われた第1及び第2の外部電極を形成する。第1及び第2の外部電極の形成は、例えば、電極ペースト層の焼成やめっきにより形成することができる。めっきは電解めっきと無電解めっきのどちらでも構わない。本実施形態では、素体10の上に直接Cuの電解めっきを施している。
次に、外部電極の酸化処理を行うことにより、金属銅を含む層の少なくとも素体10の同一面上で互いに対向する縁端部が酸化されてなり、金属銅を含む層が酸化銅からなる保護層15,16で覆われた外部電極13,14を形成することにより、セラミック電子部品1を完成させることができる(酸化工程)。有酸素雰囲気下で加熱することにより酸化工程を行ってもよいし、酸化剤を含む薬液に浸漬することにより酸化工程を行ってもよい。また、めっき浴の成分を調整することで酸化されやすいめっき層を予め形成してもよい。
図4は、セラミック電子部品1を内蔵する電子部品内蔵基板2の一部分の長さ方向及び厚み方向に沿った略図的断面図である。
セラミック電子部品1は、例えば、電子部品内蔵基板2などに使用される。電子部品内蔵基板2は、樹脂基板20を有する。樹脂基板20は、樹脂または樹脂組成物により構成されている。樹脂基板20は、例えば、ガラスエポキシ基板や、ポリビニルアルコール基板等により構成することができる。樹脂基板20は、例えば、表面や内部に配線を有していてもよい。樹脂基板20が配線を有する場合は、樹脂基板20は、配線基板と呼ばれる場合もある。
樹脂基板20には、セラミック電子部品1が埋設されている。樹脂基板20は、樹脂基板20の主面20aに開口しているビアホール17a、17bを有する。ビアホール17aは、セラミック電子部品1の保護層15を貫通し、第1の外部電極13の金属銅を含む層に臨んでいる。ビアホール17a内には、ビアホール電極18aが設けられている。ビアホール電極18aは、第1の外部電極13に接続されている。ビアホール17bは、セラミック電子部品1の保護層16を貫通し、第2の外部電極14の金属銅を含む層に臨んでいる。ビアホール17b内には、ビアホール電極18bが設けられている。ビアホール電極18bは、第2の外部電極14に接続されている。
なお、電子部品内蔵基板2は、例えば、以下の要領で製造することができる。まず、樹脂基板20内にセラミック電子部品1を埋設させる。次に、樹脂基板20の主面20a側から、第1及び第2の外部電極13,14に向けてレーザー光線を照射する。これにより、ビアホール17a、17bを形成する。その後、ビアホール17a、17b内にビアホール電極18a、18bを形成することにより、電子部品内蔵基板2を完成させることができる。
外部電極13,14の金属銅を含む層は、レーザー光線に対する反射率が高い。このため、レーザー光線の照射によりビアホール17a、17bを形成したとしても、素体10が損傷しにくい。
一方、外部電極13,14の酸化銅を含む保護層15,16は、レーザー光線の照射によって焼失する。このため、ビアホールは、保護層15,16を貫通し、金属銅を含む層まで到達する。金属銅を含む層は、レーザー光線を反射するが、レーザー光線が照射されると、金属銅を含む層も少し消失する。このため、金属銅を含む層の損傷による性能劣化を抑制するために、金属銅を含む層よりも保護層15,16を薄くすることが好ましい。具体的には、金属銅を含む層を3μm以上とし、保護層を0.1μm以下とすることが好ましい。
ところで、外部電極の金属銅を含む層が露出している場合、水分の存在下においてセラミック電子部品に電圧が印加されると、外部電極に含まれるCu(金属銅)がイオン化する。イオン化したCu(銅イオン)が移動し、還元され、Cuとして析出する。これをイオンマイグレーションという。その結果、第1の外部電極と第2の外部電極とが短絡してしまう場合がある。特に、第1の外部電極と第2の外部電極との両方が設けられた主面や側面が存在する場合は、対向する縁端部分でCuのマイグレーションに起因する短絡が生じやすい。
樹脂基板20に埋設されるセラミック電子部品1においては、レーザー光線が確実に外部電極13,14に照射されるようにするため、外部電極13,14の第1の主面上の位置する部分が大面積に設けられていることが好ましい。レーザー光線の照射位置精度を考慮すれば、外部電極13,14の第1の主面上に位置する部分は、半径0.1mm以上の円が含まれる以上の大きさを有することが好ましい。このため、外部電極13,14間の間隔が短くなる。その結果、イオンマイグレーションによる絶縁抵抗の低下が生じやすい。外部電極間13,14の間隔が0.6mm以下では、イオンマイグレーションによってショートする可能性がより高くなる。
ここで、本実施形態のセラミック電子部品1では、外部電極13,14の表面に酸化銅をからなる保護層15,16が設けられている。このため、水分の存在下においてセラミック電子部品1に電圧が印加された場合であっても、Cuが高温多湿環境下で発生するマイグレーションが起きにくい。従って、Cuのマイグレーションによる絶縁抵抗の低下を効果的に抑制できるため、改善された信頼性を実現することができる。酸化銅からなる保護層15,16を設けることは、イオンマイグレーションに起因する問題が生じやすい、外部電極15,16間の距離が0.6mm以下であるセラミック電子部品1に特に有効である。但し、外部電極15,16間の距離が短すぎると、電界強度が低くなりすぎる場合がある。このため、外部電極15,16間の距離は、50μm以上であることが好ましい。
均一な厚さで、薄い保護層15,16を形成する観点からは、Cuめっき膜に対して上述の酸化処理を行うことが好ましく、特に、第1及び第2の外部電極13,14を有酸素雰囲気下において加熱することにより、保護層15,16を形成するための酸化工程を行うことが好ましい。この場合、金属銅を含む層の表面の実質的に全体を保護層15,16が覆う。
もっとも、保護層15,16をスパッタリング方等の薄膜形成法などの方法により形成してもよい。
CuOを含む保護層15,16と、CuOを含む保護層15,16とのいずれを設けた場合も、イオンマイグレーションを抑制することができる。なかでも、CuOを含む保護層15,16を設けた場合の方が、イオンマイグレーションをより効果的に抑制することができる。よって、イオンマイグレーションをより効果的に抑制する観点からは、CuOを含む保護層15,16を設けることが好ましく、CuOからなる保護層15,16を設けることがより好ましい。
一方、形成容易性の観点からは、CuOを含む保護層15,16の方が好ましい。
なお、保護層15,16は、CuOとCuOとの両方を含んでいてもよい。その場合は、保護層15,16の形成が容易であると共に、イオンマイグレーションを効果的に抑制することができる。なお、CuOとCuOとの両方を含む保護層のCu−LMMスペクトルを測定した場合、CuOに基づくピークのエネルギー(約570eV)と、CuOに基づくピークのエネルギー(約569eV)が近接しているため、2つのピークが重なってブロードなピークが観察される場合もある。
また、酸化銅からなる保護層15,16の方が、金属銅を含む層よりも樹脂基板20に対する密着性が高い。このため、保護層15,16を設けることにより、樹脂基板20とセラミック電子部品1との間に隙間が生じにくい。よって、樹脂基板20とセラミック電子部品1との間に水分が浸入しにくい。従って、イオンマイグレーションを抑制でき、より改善された信頼性を実現することができる。密着性の観点からは、保護層15,16が、金属銅を含む層の表面全体を覆うことが好ましい。また、CuOからなる保護層にすることが好ましい。金属銅を含む層の表面全体をCuOからなる保護層で覆うことがより好ましい。
(第1及び第2の変形例)
図5は、第1の変形例に係るセラミック電子部品の長さ方向及び厚み方向に沿った略図的断面図である。
上記実施形態では、金属銅を含む層を素体10の直上に設ける例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、図5に示されるように、外部電極13,14を、少なくともひとつの下地電極層21と、金属銅を含む少なくともひとつのめっき層22との積層体により構成してもよい。下地電極層21は、めっきによって析出するNi,Cuなどから選択された金属を含んでいてもよい。下地電極層21は、例えば、金属粒子の焼成膜であってもよい。この場合、下地電極層21は、金属粉とセラミック材料やガラス成分などの無機結合剤とを含む電極ペーストを塗布し、焼成することにより形成することができる。金属粉は、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd及びAuの少なくとも一種により構成することができる。金属粉は、Ag−Pd合金等の合金により構成されていてもよい。電極ペーストの塗布は、印刷や浸漬などにより行うことができる。
電極ペーストの塗布を、浸漬により行った場合、図6に示されるように、外部電極13,14の主面10a、10b上に位置する部分の先端部の形状が、幅方向Wにおける略中央部に頂部を有する凸状となる。その結果、第1の外部電極13と第2の外部電極14との間の間隔が狭くなり、電界も強くなりやすい。よって、イオンマイグレーションに起因する短絡が生じやすくなる。従って、上述のイオンマイグレーションにより短絡を抑制できる技術は、このようなセラミック電子部品にも特に有効である。
(第3の変形例)
図7は、第3の変形例に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。図7に示されるように、第1及び第2の外部電極13,14は、それぞれ、第1または第2の端面10e、10fの上と、第1及び第2の主面10a、10bの上とに設けられており、第1及び第2の側面10c、10dの上には実質的に設けられていなくてもよい。このような外部電極13,14は、例えば、焼成前のセラミック素体の主面の上に電極ペーストを印刷た後に、端面を電極ペーストに浸漬し、その後、セラミック素体と同時に焼成し、めっきをすることにより形成することができる。
(第4の変形例)
図8は、第4の変形例に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。
図8に示されるように、第1及び第2の外部電極13,14に加えて、表層に保護層が設けられた外部電極23,24がさらに設けられていてもよい。すなわち、本発明において、外部電極は3つ以上設けられていてもよい。外部電極が3つ以上設けられたセラミック電子部品では、外部電極が2つ設けられたセラミック電子部品よりも主面上における外部電極間距離が短くなる。主面上における幅が0.2mmを超える外部電極が3つ設けられた外形寸法1.0mm×0.5mmのセラミック電子部品の場合、外部電極間の間隔が0.2mm以下になる。このようなセラミック電子部品を樹脂基板に埋設すると、イオンマイグレーションによる電気抵抗の低下が生じやすい。したがって、外部電極を3つ以上備えるセラミック電子部品は、樹脂基板への埋設に不向きである。しかし、このようなセラミック電子部品においても保護層を設けることにより、イオンマイグレーションを防止でき、樹脂基板への埋設が可能となる。
(実験例1)
外部電極13,14の表面に保護層を設けなかったこと以外は図7に示される第3の変形例に係るセラミック電子部品と実質的に同様の構成を有するセラミック電子部品を作製した。
すなわち、焼成前のセラミック素体の主面上にNiを含む電極ペーストを印刷し、端面をNiを含む電極ペーストを浸漬することにより電極ペーストを塗布したのち、セラミック素体と電極ペーストを同時焼成した。続いて、電極ペーストを焼成することにより形成された下地電極層の表面上にCuめっきにより金属銅を含む層を形成し、セラミック電子部品を作製した。セラミック電子部品の長さ方向寸法が1.0mm、幅方向寸法が0.5mm、厚み方向寸法が0.2mmであり、第1と第2の外部電極間の間隔は0.44mmであった。
(実験例2)
実験例1と同様にして作製したセラミック電子部品を70℃の大気中で5分間放置することにより、金属銅を含む層の表面をCuOからなる保護層で覆った外部電極13,14を形成したセラミック電子部品1を作製した。
(実験例3)
実験例1と同様にして作製したセラミック電子部品を120℃の大気中で120分間放置することにより、金属銅を含む層の表面をCuOからなる保護層で覆った外部電極13,14を形成した、セラミック電子部品1を作製した。なお、実験例1,2,3において、保護層の存在及びその成分は、PHYSICAL ELECTRONICS社製Quantum2000を用いてXPS分析したCu−LMMスペクトルとにより特定した。
図11は、実験例1のCu−LMMスペクトルである。図11に示されるように、実験例1のCu−LMMスペクトルでは、Cuのピークが観察されるため、表面にCuが存在していることが分かる。
図12は、実験例2のCu−LMMスペクトルである。図12に示されるように、実験例2のCu−LMMスペクトルでは、Cuのピークが観察されず、CuOのピークが観察されるため、表面にCuが存在せず、CuOが存在していることが分かる。
図13は、実験例3のCu−LMMスペクトルである。図13に示されるように、実験例3のCu−LMMスペクトルでは、Cuのピークが観察されず、CuOのピークが観察されるため、表面にCuが存在せず、CuOが存在していることが分かる。
(評価)
実験例1〜3のそれぞれにおいて作製したサンプルの外部電極の対向部の上に純水の水滴を滴下した状態で外部電極間に6.3Vの電圧を2分間印加しながら絶縁抵抗IR(Ω)を測定した。絶縁抵抗IRがlogIR<5を満たすときショートしたとした。その後、マイグレーションの有無を、金属顕微鏡により観察した。
その結果、保護層が設けられていない実験例1において作製したサンプルにおいてはショート(logIR=3.3)が発生し、第1と第2の外部電極間が接続するマイグレーションが観察された。CuOからなる保護層が設けられた実験例3において作製したサンプルにおいては積層セラミックコンデンサの絶縁抵抗に初期値(logIR=6.2)からの変化がなく、マイグレーションも観察されなかった。CuOからなる保護層が設けられた実験例2において作製したサンプルにおいては、積層セラミックコンデンサの絶縁抵抗がわずかに低下(logIR=5.5)し、マイグレーションによる第1と第2の外部電極間の接続が観察されなかった。
以上の結果から、CuOまたはCuOからなる保護層を外部電極の表層に形成することによりCuのマイグレーションを抑制できることが分かる。また、特にCuOからなる保護層を外部電極の表層に形成することにより絶縁抵抗の低下をさらに効果的に抑制できることが分かる。
(実施例)
図9,図10に示すようにエポキシ樹脂からなる樹脂基板30(12mm×12mm×厚み0.8mm)の厚み方向における中央部にセラミック電子部品1を埋設した電子部品内蔵基板を18個作製した。作製されたセラミック電子部品の長さ方向寸法が1.0mm、幅方向寸法が0.5mm、厚み方向寸法が0.2mmであり、第1と第2の外部電極間の間隔は0.44mmであった。埋設したセラミック電子部品1において、保護層15,16は、CuOにより構成されていた。
(比較例)
保護層を設けなかったこと以外は、実施例と同様にして電子部品内蔵基板を18個作製した。
(評価)
実施例及び比較例のそれぞれにおいて作製したサンプルを、電極31,32を介して6.3Vの電圧を印加しながら、120℃、湿度100%RHの空気雰囲気中に400時間放置した。その後、絶縁抵抗IRがLogIR<5を満たすものを故障としてカウントした。結果を下記の表1に示す。表1に示されるように、保護層が設けられた実施例に係るセラミック電子部品は1つも故障しなかった。一方、保護層が設けられなかった比較例に係るセラミック電子部品は18個すべて故障した。
Figure 2013254935
以上の結果から、酸化銅を含む保護層を外部電極上に設けることにより、イオンマイグレーション及びそれに起因する絶縁抵抗の低下を抑制できることが分かる。
1…セラミック電子部品
2…電子部品内蔵基板
10…素体
10a…第1の主面
10b…第2の主面
10c…第1の側面
10d…第2の側面
10e…第1の端面
10f…第2の端面
10g…セラミック層
11…第1の内部電極
12…第2の内部電極
13…第1の外部電極
14…第2の外部電極
15…第1の保護層
16…第2の保護層
17a、17b…ビアホール
18a、18b…ビアホール電極
20…樹脂基板
20a…主面
21…下地電極層
22…めっき層
23,24…表層に保護層が設けられた外部電極

Claims (10)

  1. 素体と、
    前記素体の外表面に配された第1及び第2の外部電極と、
    を備え、
    前記第1及び第2の外部電極は、金属銅を含む層と、前記素体上で互いに対向する前記第1及び第2の外部電極の縁端部で前記金属銅を含む層を覆う酸化銅からなる保護層とを有する、電子部品。
  2. 前記保護層は、金属銅を含む層の表面全体を覆う、請求項1に記載の電子部品。
  3. 保護層は、CuOを含む、請求項1または2に記載の電子部品。
  4. 保護層は、CuOを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子部品。
  5. 前記第1の外部電極と前記第2の外部電極との間の最短距離が0.6mm以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子部品。
  6. 樹脂基板と、
    前記樹脂基板内に埋設された電子部品と、
    を備える電子部品内蔵基板であって、
    前記電子部品は、
    素体と、前記素体の外表面に配された第1及び第2の外部電極とを備え、
    前記第1及び第2の外部電極は、金属銅を含む層と、前記素体上で互いに対向する前記第1及び第2の外部電極の縁端部で前記金属銅を含む層の表面を覆う、酸化銅からなる保護層とを有する、電子部品内蔵基板。
  7. 前記樹脂基板は、前記樹脂基板の主面に開口しており、前記第1または第2の外部電極の金属銅を含む層に臨むビアホールを有し、
    前記ビアホール内に配されており、前記第1または第2の外部電極の金属銅を含む層に接続されたビアホール電極をさらに備える、請求項6に記載の電子部品内蔵基板。
  8. 前記ビアホールは、前記保護層を貫通して前記第1または第2の外部電極の金属銅を含む層に臨んでいる、請求項7に記載の電子部品内蔵基板。
  9. 素体を用意する工程と、
    前記素体の上に外部電極を形成する工程と、
    を備え、
    前記外部電極を形成する工程は、
    前記金属銅を含む層を形成する工程と、前記金属銅を含む層の表層を酸化処理することにより、酸化銅からなる保護層を形成する工程とを含む、電子部品の製造方法。
  10. 前記外部電極を有酸素雰囲気下において加熱することにより前記酸化工程を行う、請求項9に記載の電子部品の製造方法。
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