JP2003309373A - 電子部品、部品内蔵基板および部品内蔵基板の製造方法 - Google Patents

電子部品、部品内蔵基板および部品内蔵基板の製造方法

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JP2003309373A JP2002116100A JP2002116100A JP2003309373A JP 2003309373 A JP2003309373 A JP 2003309373A JP 2002116100 A JP2002116100 A JP 2002116100A JP 2002116100 A JP2002116100 A JP 2002116100A JP 2003309373 A JP2003309373 A JP 2003309373A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無鉛はんだ実装に対応でき、作業性および接
合信頼性を確保できる電子部品、および、層間の電気的
接続を信頼性高く行うことができ、配線パターンのファ
インピッチ化にも対応する部品内蔵基板を提供するこ
と。 【解決手段】 電子部品11の端子電極14の表層を銅
で構成しその上に水溶性プリフラックスでなる防錆処理
層17を形成する。防錆処理層17ははんだ付け時に除
去されて下地の銅が露出され、無鉛はんだに対する濡れ
性を確保する。部品11を基板内部に収容する場合の層
間接続は銅めっき31に担わせることにより、層間接続
孔29の小径化、高アスペクト比化に対応できる。な
お、層間接続孔33に対応する部位の防錆処理層17の
除去は、レーザ加工後のデスミア処理または銅めっき3
1の形成に先だってのめっき前処理で容易に行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無鉛はんだ実装に
対応できる電子部品、ならびに、当該部品を絶縁層の内
部に収容した部品内蔵基板および部品内蔵基板の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器では、プリント配線板
に印刷された配線回路パターン上に各種部品をはんだ付
けして搭載することにより、組立が行われる。このはん
だ付けに用いるはんだは、Sn(すず)とPb(鉛)か
らなる合金が広く汎用的に用いられており、プリント配
線板に接続される部品電極に対しても、はんだが濡れや
すいようにSnとPbからなるはんだめっきが施されて
きた。
【0003】図7に、電子部品として例えばチップ型積
層セラミックコンデンサをプリント配線板上にはんだ付
けした状態を示す(特開平5−74644号)。チップ
型積層セラミックコンデンサ1は、表面に内部電極パタ
ーン2が形成された薄膜シート状のセラミック材3を多
層に積層し、その積層体の両側面にそれぞれ共通の端子
電極4,4を形成して、各内部電極パターン2を互い違
いに並列に接続した構造を有している。そして、このセ
ラミックコンデンサ1をプリント配線板5に実装する場
合には、プリント配線板5上に形成された配線回路パタ
ーン6,6に対し、端子電極4,4をそれぞれはんだ7
で接合するようにしている。
【0004】図8は、従来のチップ型積層セラミックコ
ンデンサ1の端子電極4の断面構造の一例を示してい
る。下地電極層8は、PdAg(パラジウム−銀)、A
g、Ni(ニッケル)等が焼成等で形成される。下地電
極層8が例えばAgで形成されている場合、これとはん
だが直に接触すると、Agがはんだ中に溶解するという
問題(Agくわれ)が生じる。これを防止するために、
この下地電極層8上にはバリア層として、例えばNiや
Cu(銅)からなる中間電極層9が形成されている。そ
して、この中間電極層9上に、SnPbからなるはんだ
めっきを施して表面処理し、これを外部電極層10とし
ている。
【0005】ところが、近年、地球環境保護の観点か
ら、環境汚染物質であるPbを使用しない、いわゆる無
鉛はんだを電子機器の製造に使用する動きが強まってい
る(日経エコロジー1999年11月号 p.98)。無鉛はんだ材
料としては、SnAg(すず−銀)系はんだ、SnAg
Cu(すず−銀−銅)系はんだ、SnAgBiCu(す
ず−銀−ビスマス−銅)系はんだ、SnCu(すず−
銅)系はんだ、SnZn(すず−亜鉛)系はんだ等が提
案されており、これらはいずれも原材料にPbを用いず
に作製される。
【0006】このような無鉛はんだを用いた実装プロセ
スに、従来のPb入りのはんだめっき部品を適用する
と、次のような問題が生じる。
【0007】ウェーブはんだ付けプロセスにおいては、
溶融した無鉛はんだ中に部品電極めっきのSnPb成分
が溶け込み、生産枚数が増えるに伴い、槽内はんだ中の
Pb成分が増大してしまう。不純物として混入したPb
により、はんだの融点、表面張力、流体特性等が変化す
るため、生産管理が難しくなるという問題がある。ま
た、無鉛はんだ中にPbが混入することにより、接合信
頼性に悪影響を及ぼすリフトオフが発生し易くなるとい
う報告もある(森ら、Proc.of Mate 2001, pp417-422,
2001 )。
【0008】一方、リフローはんだ付けプロセスにおい
ては、Biが添加された無鉛はんだでSnPbめっきさ
れた部品を接続すると、部品電極とはんだの接続界面付
近にSnPbBiの3元共晶成分が形成されると考えら
れている。これは、融点が95℃程度と低いので、接合
信頼性に重大な影響を及ぼすとされている。
【0009】これらのことから、部品電極の表面処理も
無鉛化することが強く求められており、Snめっき、S
nAgめっき、SnBiめっき、SnCuめっき等が検
討され、一部実用化もされている。
【0010】しかし、これらの無鉛めっきを部品電極の
表面処理に用いても、以下に挙げるような問題が発生す
る。
【0011】電極表面の無鉛はんだめっきで、最も代表
的なのはSnめっきである。しかし、これにはウィスカ
の懸念が生じる。電子機器の小型化、高機能化に伴い、
接続ピッチもさらに狭まってくることが予想されるの
で、ウィスカによる絶縁信頼性低下は重大な問題であ
る。
【0012】SnCuめっきについても、めっき皮膜が
圧縮応力を内在しているため、特に、Cu系素材上にお
いては、ウィスカの発生を防止することが本質的には難
しいことが報告されている(縄舟、エレクトロニクス実
装学会、Vol.4, p.276-281,2001)。
【0013】また、無鉛めっきの方式も、上述のSnP
bめっき電極と同様に、ウェーブはんだ付け時にはんだ
浴中に溶け込む。SnAgめっきのAg成分はSnC
u、SnZnはんだ等においては不純物となる。また、
SnBiめっきのBi成分はSnCu、SnZn、Sn
AgCuはんだ等において不純物となる。これらの不純
物により、はんだの融点、表面張力、流体特性等が変化
するため、生産管理や接合信頼性の確保が難しくなる。
【0014】一方、近年におけるプリント配線板技術に
おいては、基板の高密度実装化、多機能化の流れから、
チップ型積層セラミックコンデンサやチップ抵抗等の受
動部品あるいは半導体チップやそのパッケージ部品(以
下、これらを総称して「電子部品」という。特許請求の
範囲においても同じ。)を絶縁層内部に収容した形態の
部品内蔵基板の開発が進められている。
【0015】そのなかで、内蔵された電子部品の端子電
極を、絶縁層を貫通する層間接続部を介して絶縁層上の
導体パターンへ電気的に接続するものがある。この層間
接続部は、絶縁層を貫通する層間接続孔の内壁面に銅め
っきを形成して構成する態様と、層間接続孔内へソルダ
ーペーストを充填して形成する態様とがある。
【0016】ここで、内蔵される部品電極にはんだめっ
きが形成された従来の電子部品を部品内蔵基板に適用す
る場合、層間接続部を形成するにあたっては、端子電極
上のはんだめっきに対する、層間接続用の銅めっきの付
きまわり性が悪いために、層間接続孔の内壁面へ銅めっ
きを形成する工法を採用することができない。
【0017】また、層間接続孔へのソルダーペーストの
供給および充填は、層間接続孔の孔径が小さくなるほ
ど、また、そのアスペクト比が大きくなるほど、困難に
なるという問題がある。更に、ソルダーペーストの供給
量を一定にするのも困難であり、多過ぎると層間接続孔
からはんだが溢れてランド間のショートを招くおそれが
あり、他方、少な過ぎると適正な層間接続が行えなくな
るおそれがある。
【0018】配線パターンのファインピッチ化には、層
間接続孔の小径化およびこれに伴う高アスペクト比化は
避けられないことからも、端子電極にはんだめっきを形
成した従来の電子部品を内蔵部品とする部品内蔵基板に
おいては、配線パターンのファインピッチ化に対応する
ことが非常に困難となる。また、ソルダーペーストの供
給を適切に制御しないと、適正な層間接続が行えなくな
ってしまう。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、無鉛はんだ実装に対応でき、かつ、はん
だ付け作業性や接合部の機械的、電気的信頼性を確保で
きる電子部品を提供することを課題とする。
【0020】また、本発明は、層間の電気的接続を信頼
性高く行うことができ、配線パターンのファインピッチ
化にも十分に対応することができる部品内蔵基板および
部品内蔵基板の製造方法を提供することを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
当たり、本発明の電子部品は、端子電極の表層が銅でな
り、その表層に形成されている防錆処理層が、水溶性プ
リフラックスでなることを特徴とする。
【0022】端子電極の表層が銅でなるので、有鉛・無
鉛いずれのはんだであっても、はんだ濡れ性は良好であ
る。また、防錆処理層としての水溶性プリフラックス
は、銅でなる端子電極の表層の酸化を防止できるもので
あれば特に限定されないが、イミダゾール系の水溶性プ
リフラックスを用いるのが好ましい。水溶性プリフラッ
クスによる防錆層は、通常のはんだ付け工程で除去され
るために、これがはんだ濡れ性を阻害することはない。
【0023】したがって、本発明の電子部品によれば、
鉛を含む合金による電極表面処理(はんだめっき)が不
要となるため、それ自体で環境負荷を下げられるばかり
でなく、無鉛はんだ実装にも対応することが可能とな
る。また、はんだ付け時にめっき中の鉛成分が溶出する
こともないので、機械的、電気的なはんだ付け信頼性を
確保することができる。
【0024】一方、本発明の部品内蔵基板は、絶縁層
と、この絶縁層の一方の面に形成された導体層と、上記
絶縁層の内部に収容される電子部品と、上記導体層と電
子部品の端子電極との間を導通させるための層間接続部
とを備え、上記端子電極の表層が銅でなり、その表層の
一部の領域が層間接続部と電気的に接続される一方、そ
の表層の他の領域には、防錆処理層が形成されている。
【0025】本発明の部品内蔵基板は、内蔵される電子
部品の端子電極が、層間接続部と接続される領域以外の
領域が防錆処理されているので、基板内部における端子
電極の防錆作用が得られる。また、層間接続部を、絶縁
層を貫通する層間接続孔の内壁面に銅めっきを形成して
構成することにより、小径でアスペクト比の高い層間接
続孔に対しても容易に導電性を付与することが可能とな
り、配線パターンのファインピッチ化に十分に対応して
適正な層間接続作用を行うことができる。
【0026】また、本発明の部品内蔵基板の製造方法
は、表層が銅でなる電子部品の端子電極を水溶性プリフ
ラックスでコーティングする工程と、この電子部品を絶
縁層の内部に収容する工程と、その絶縁層に対し、収容
した電子部品の端子電極を外部へ露出するための層間接
続孔を形成する工程と、層間接続孔の形成部位に対応す
る部分のみ上記端子電極上の水溶性プリフラックスを除
去する工程と、層間接続孔の内壁面に銅めっきを形成す
る工程とを有する。
【0027】本発明では、電子部品の端子電極の表層が
銅であるので、層間接続部の銅めっきの付きまわりが良
好であり、ファインピッチパターンにも十分に対応する
ことができる。また、層間接続部の接続部位のみ端子電
極上の水溶性プリフラックスを除去することにより、接
合信頼性を確保できる。水溶性プリフラックスの部分的
な除去は、酸またはアルカリ性の薬液を用いて容易に行
うことができ、例えば無電解めっきの前処理工程と同時
に行えるので、既存のめっき形成プロセスを用いて本発
明を実施できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0029】(第1の実施の形態)本実施の形態では、
本発明の電子部品として、チップ型積層セラミックコン
デンサ(以下、単にセラミックコンデンサという。)へ
の適用例について説明する。図1は、そのセラミックコ
ンデンサの断面構造を示している。
【0030】セラミックコンデンサ11は、表面に内部
電極パターン12が形成された薄膜シート状のセラミッ
ク材13を多層に積層し、その積層体の両端部にそれぞ
れ共通の端子電極14(図では、一端側の端子電極のみ
示す。)を形成して、各内部電極パターン12を互い違
いに並列に接続した構造を有している。
【0031】セラミック材13は、例えばチタン酸バリ
ウム(BaTiO3)やPZT(PbTiO3(チタン酸
鉛)とPbZrO3(ジルコン酸鉛)との混合物)等の
セラミック誘電体で構成される。内部電極パターン12
は、例えばニッケル(Ni)やパラジウム(Pd)など
からなり、セラミック材13にペースト等の形態で塗布
された後、焼成して形成される。端子電極14は、下地
電極層15と、外部電極層16とを有している。
【0032】下地電極層15は、PdAg,Ag,Ni
等、通常のチップ部品に用いられているものがそのまま
適用でき、焼成等で形成される。本発明では、この下地
電極層15に、中間電極層を介さずに外部電極層16が
形成される。外部電極層16は、銅(Cu)で形成され
る。外部電極層16の形成は、例えば電解めっきにより
行うことができ、その厚さは1μm以上10μ以下、本
実施の形態では3〜5μmとされている。
【0033】端子電極14には、その表層である外部電
極層16の上に、水溶性プリフラックスでなる防錆処理
層17が形成されている。水溶性プリフラックスは、溶
剤型プリフラックスのように製造時に多量の揮発性有機
化合物(VOC;volatile organic compounds)を使用
しないことから、環境保全の観点から有利である。
【0034】水溶性プリフラックスからなる防錆処理層
17は、浸漬法により外部電極層16上に形成すること
ができるので、比較的安価に端子電極14の防錆処理を
行うことができる。
【0035】また、水溶性プリフラックスとして、イミ
ダゾール系の水溶性プリフラックスを用いることによっ
て、銅でなる外部電極層16上に選択的に防錆処理層を
形成することが可能である。ここで、イミダゾール系と
しては、アルキルイミダゾール、フェニルイミダゾー
ル、ベンゾイミダゾール等が該当する。
【0036】水溶性プリフラックスでなる防錆処理層1
7は、例えば1μm以下の厚さで端子電極14の外部電
極層16上に形成され、外部電極層16を構成する銅と
の錯体結合により、端子電極14上に被着される。
【0037】以上のようにして、本実施の形態のセラミ
ックコンデンサ11が構成される。なお、他端側の端子
電極にも、上述した端子電極14と同様な構成を備えて
いるので、その説明は省略するものとする。
【0038】さて、以上のように構成されるセラミック
コンデンサ11において、防錆処理層17は端子電極1
4の表面の酸化を防止するように機能する。また、この
セラミックコンデンサ11を図示しないプリント配線板
上に実装する際には、防錆処理層17は通常のはんだ付
け工程で除去されるために、端子電極14表層の外部電
極層16は外部へ露出される。有鉛、無鉛いずれのはん
だであっても、外部電極層16を形成する銅との濡れ性
は良好である。なお、はんだ付けプロセスは、ウェーブ
はんだ付け、リフローはんだ付けのいずれのプロセスも
適用可能である。
【0039】したがって、本実施の形態によれば、端子
電極14に対し、鉛を含む合金による電極表面処理が不
要となるため、それ自体で環境負荷を下げられるばかり
でなく、無鉛はんだ実装にも対応することが可能であ
る。
【0040】また、本実施の形態によれば、鉛を含む合
金による電極表面処理が不要となるために、はんだ付け
プロセス時において無鉛はんだ中への鉛成分の溶出がな
くなり、これにより、品質管理負担が低減されるのでは
んだ付け作業性が向上するとともに、良好なはんだ接合
部が得られるので機械的、電気的な接合信頼性が確保さ
れる。
【0041】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。図2は、本実施の形態
の部品内蔵基板21の構成を示している。部品内蔵基板
21は、電子部品として、第1の実施の形態で説明した
セラミックコンデンサ11を内蔵している。
【0042】セラミックコンデンサ11は、プリント配
線板22の上に非導電性の接着剤26を介して接合され
ている。プリント配線板22は、例えば両面銅張積層板
で構成され、絶縁基材23と、その両面の導体層(銅)
を所定形状にパターニング形成してなる配線パターン2
4A,24Bとを備えている。
【0043】絶縁基材23は、例えば、ガラス繊維にエ
ポキシ樹脂やポリイミド樹脂を含浸させたもの、紙にフ
ェノール樹脂を含浸させたもの、ガラス繊維にビスマレ
イミドトリアジン樹脂とエポキシ樹脂との混合物(商品
名:BTレジン)を含浸させたもの等の有機系材料で構
成されるが、これ以外にも、アルミナやガラス含有セラ
ミックス、窒化アルミニウム等のセラミック系材料で構
成することも可能である。
【0044】配線パターン24A,24Bは、部分的
に、スルーホール25を介して互いに電気的に接続され
ている。スルーホール25は、従来公知の構成を有し、
絶縁基材23に形成した貫通孔とその内壁面に形成した
銅等の導電めっきとから構成されたり、あるいは、上記
貫通孔内にはんだや導電ペースト等の導電材料を充填し
て構成される。
【0045】プリント配線板22の上面には、セラミッ
クコンデンサ11を覆うように絶縁層としての絶縁性樹
脂層(以下、単に「樹脂層」ともいう。)27が積層さ
れている。セラミックコンデンサ11は、この絶縁性樹
脂層27の構成樹脂によってモールドされている。
【0046】絶縁性樹脂層27の上面には、銅箔等を所
定形状にパターニング形成してなる導体パターン28A
が形成されている。この導体パターン28Aは、プリン
ト配線板22上の配線パターン24Aとセラミックコン
デンサ11の端子電極14とに対して、層間接続部3
3,34を介して電気的に接続されている。
【0047】層間接続部33,34は、絶縁性樹脂層2
7を貫通する層間接続孔29,30の内壁面に対して銅
めっき31,32を施してなるビアホールで構成され
る。図3および図4は、導体パターン28Aとセラミッ
クコンデンサ11の端子電極14との間を接続する層間
接続部33の詳細を示している。
【0048】セラミックコンデンサ11の端子電極14
においては、第1の実施の形態で説明したように、イミ
ダゾール系の水溶性プリフラックスでなる防錆処理層1
7によって、銅でなる外部電極層16の防錆作用がなさ
れているが、外部電極層16の一部の領域は、層間接続
部33との電気的な接続を確保するために、開口17a
を介して部分的に外部へ露出され、層間接続孔29の内
壁面とともに銅めっき31によって被覆されている。
【0049】次に、以上のように構成される本実施の形
態の部品内蔵基板21の製造方法について図5および図
6を参照して説明する。
【0050】まず、図5Aに示すように、絶縁基材23
の各面に配線パターン24A,24Bが形成され、部分
的にスルーホール25を設けて層間の電気的な接続が行
われたプリント配線板22を準備または作製する。な
お、プリント配線板22は図示する両面基板に限らず、
片面基板や3層以上の多層基板であってもよい。
【0051】次に、図5Bに示すように、プリント配線
板22の上面の配線パターン24Aが形成されていない
所定の領域に接着剤26を塗布し、その上に、第1の実
施の形態で説明した構成のセラミックコンデンサ11を
載置して、当該セラミックコンデンサ11とプリント配
線板22とを一体化させる。
【0052】このセラミックコンデンサ11がプリント
配線板22上へ搭載される前には、端子電極14の表面
に防錆処理層17として、イミダゾール系の水溶性プリ
フラックスを約1μm以下の厚さでコーティングする工
程が行われる。水溶性プリフラックスのコーティング方
法としては、浸漬法、スプレー法等の公知の手法を用い
ることができる。
【0053】続いて、図5Cに示すように、プリント配
線板22の上面に対し、樹脂付き銅箔36の接着性の樹
脂層27を貼り付け、積層する。このとき、セラミック
コンデンサ11は、樹脂層27を構成する接着樹脂によ
りモールドされる。また、セラミックコンデンサ11の
端子電極14上には防錆処理層17が形成されているの
で、樹脂付き銅箔36の積層に伴う加熱処理による当該
端子電極14の変色が防止される。
【0054】次に、例えば、図6Dに示すように樹脂付
き銅箔36の銅箔層28側からレーザ光Lを照射して、
セラミックコンデンサ11の端子電極14およびプリン
ト配線板22の配線パターン24Aに連絡する層間接続
孔29,30を形成する工程が行われる。
【0055】レーザ光を用いた樹脂付き銅箔36の穿孔
方法としては、銅箔層28に孔径と同径のウィンド
(窓)を形成した後、孔径よりも大きいCO2レーザで
樹脂層27を穿孔するコンフォーマルマスク法、銅箔層
28に孔径よりも大きなウィンドを形成した後、樹脂層
27をCO2レーザで穿孔するラージウィンド法、そし
て、銅箔層28および樹脂層27をCO2レーザで一時
に穿孔するダイレクトレーザ加工法等があるが、本実施
の形態では、いずれの方法も適用可能である。
【0056】レーザ光Lは、樹脂層27を突き抜け、セ
ラミックコンデンサ11の端子電極14およびプリント
配線板22の配線パターン24Aに到達し、これにより
図示するような層間接続孔29,30が形成される。
【0057】その後、層間接続孔29,30内の樹脂残
さを除去するためのデスミア処理工程が行われる。この
デスミア処理は、一般的な酸性の酸化性粗化液やアルカ
リ性の酸化性粗化液を用いることができる。例えば、酸
性の酸化性粗化液としては、クロム/硫酸粗化液があ
り、アルカリ性の酸化性粗化液は過マンガン酸カリウム
粗化液等を用いることができる。
【0058】本実施の形態では、このデスミア処理工程
中において、層間接続孔29の形成位置に対応する端子
電極14上の防錆処理層17を部分的に除去して、表層
の外部電極層16を層間接続孔29を介して外部へ露出
させる開口17a(図3,図4)を形成するようにして
いる。水溶性プリフラックスでなる防錆処理層17は、
酸またはアルカリ性の薬液によって容易に除去されるの
で、層間接続孔29の形成位置に対応する領域のみ、部
分的に、外部電極層16から除去できる。
【0059】続いて、図6Eに示すように、デスミア処
理を施した層間接続孔29,30の内壁面に対して、銅
めっき31,32を形成する工程が行われる。銅めっき
31,32の形成方法としては無電解めっき、または、
無電解めっきと電解めっきとを組み合わせて行うことが
できる。
【0060】無電解めっきは、形成した層間接続孔2
9,30の内部を脱脂する脱脂処理等の前処理を行った
後、銅イオン、銅の錯化剤、銅の還元剤およびpH調整
剤などを含有する無電解銅めっき液に浸漬処理すること
によって行われる。一方、電解めっきと組み合わせる場
合には、薄く無電解めっきを形成した後に、例えば、硫
酸銅浴やピロリン酸銅浴中において電解めっき処理が行
われる。
【0061】ここで、レーザ加工法等、後にデスミア処
理を必要とする方法で層間接続孔29,30を形成する
方法以外の方法で、層間接続孔29,30を形成する場
合、例えば、絶縁性樹脂層27が感光性樹脂で構成さ
れ、紫外光を露光光として用いたフォトリソグラフィ法
によって層間接続部29,30が形成される場合には、
デスミア処理は必ずしも必要とされない。この場合、端
子電極14上の層間接続孔の形成部位に対応する防錆処
理層(水溶性プリフラックス)17(図3,図4)は、
上述の前処理工程における脱脂工程で除去される。
【0062】すなわち、上記脱脂処理においては、一般
的にアルカリ性の薬液を用いて行われるが、1μm以下
の厚さで下地の銅(外部電極層16)と錯体結合してい
る水溶性プリフラックスは、アルカリまたは酸を用いて
容易に除去できる関係上、層間接続孔29の脱脂処理と
同時に、層間接続孔29の形成部位に対応する部位のみ
水溶性プリフラックスを除去して、外部電極層16を部
分的に外部へ露出させることができる(図3参照)。な
お、脱脂処理が、酸を用いた酸脱脂処理とされる場合に
おいても、上記と同様に水溶性プリフラックスを除去す
ることができる。
【0063】以上のようにして、層間接続孔29,30
の内壁面に銅めっき31,32が形成されることによっ
て、層間接続部33,34が形成される。この銅めっき
31,32の形成工程においては、プリント配線板22
上の配線パターン24Aおよびセラミックコンデンサ1
1の端子電極14上にも、めっき層が形成される。
【0064】ここで、本実施の形態では、配線パターン
24Aおよび、端子電極14の表層を構成する外部電極
層16がともに銅で形成されているので、銅めっき3
1,32の付きまわりが良好であり、これにより銅箔層
28と配線パターン24Aおよび端子電極14との間の
接合信頼性を確保することができる。
【0065】最後に、樹脂付き銅箔36の銅箔層28を
所定形状にパターニングして導体パターン28Aを形成
する工程を行うことによって、本実施の形態の部品内蔵
基板21の製造プロセスが完了する(図6F)。なお、
導体パターン28Aは、銅箔層28に対する公知のフォ
トリソグラフィ技術を用いて形成することができる。
【0066】以上、本実施の形態によれば、端子電極1
4の表層が銅でなりその防錆処理層17を水溶性プリフ
ラックスで構成した電子部品(セラミックコンデンサ)
11を部品内蔵基板の内蔵部品としているので、端子電
極14と導体パターン28Aとの間の電気的接合を銅め
っき31からなる層間接続部33で担うことを可能とし
ながら、端子電極14上の層間接続に寄与しない領域を
防錆処理層17で被覆して所定の防錆作用を得ることが
できる。これにより、層間接続構造のファインピッチ化
にも十分に対応して高い接合信頼性を得ることができ
る。
【0067】しかも、層間接続部33の形成部位に対応
する、端子電極14上の防錆処理層17を除去するのに
特別な工程を要することは一切なく、その前後の工程の
遂行に通常必要とされる処理を行うことによって当該防
錆処理層17の所望とする領域のみを部分的に除去する
ことができる。また、パターン−パターン間の接続とパ
ターン−端子電極間の接続とを、一度の銅めっきにより
行うことができる。これらのことにより、部品の基板内
蔵化が容易となり、生産性の向上が図られる。
【0068】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
【0069】例えば以上の各実施の形態では、電子部品
として、チップ型積層セラミックコンデンサを例に挙げ
てそれぞれ説明したが、勿論、これだけに限らず、チッ
プ型の抵抗部品や挿入実装型の電子部品にも適用可能で
ある。この場合、上記各部品の端子電極の表層を銅で構
成するか、または銅のリード材を用い、その上に水溶性
プリフラックスでなる防錆処理層を形成することによっ
て、上記実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0070】また、近年においては、表層が銅でなるリ
ードフレームを有するSOP型、QFP型等の半導体パ
ッケージ部品が開発されているが、このような半導体パ
ッケージ部品に対しても、本発明は適用可能である。
【0071】さらに、以上の第2の実施の形態において
は、電子部品が埋設される絶縁層として樹脂付き銅箔の
樹脂層を適用したが、これに限らず、例えばプリプレグ
等の接着性のある半硬化状態の熱硬化性樹脂シートを用
いたり、あるいは高解像度の感光性樹脂材料を上記絶縁
層として用いてもよい。前者の場合にはその表層に導体
層を貼着あるいはめっき析出させることによって導体パ
ターンを形成すればよく、また、後者の場合には上述の
ようにフォトリソグラフィ法によって電子部品の端子電
極と連絡する層間接続孔を形成することができる。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電子部品に
よれば、端子電極の表層を銅で構成しその上に水溶性プ
リフラックスでなる防錆処理層を形成しているので、無
鉛はんだ実装に対応できるとともに、SnPbのはんだ
めっきを形成する必要をなくして環境問題にも対応で
き、また、はんだ付け性が損なわれることもない。ま
た、無鉛はんだめっきを使用する場合に比べても、はん
だ槽への不純物混入の監視管理負担が削減されるので作
業性が高まり、接合部の機械的、電気的信頼性も確保す
ることができる。
【0073】また、本発明の部品内蔵基板によれば、内
蔵される電子部品の端子電極が、層間接続部と接続され
る領域以外の領域が防錆処理されているので、基板内部
における端子電極の防錆作用を確保しながら、層間接続
部を、絶縁層を貫通する層間接続孔の内壁面に形成した
銅めっきで構成できるので、小径でアスペクト比の高い
層間接続孔に対しても容易かつ適正に導電性を付与する
ことが可能となり、配線パターンのファインピッチ化に
十分に対応することができる。
【0074】さらに、本発明の部品内蔵基板の製造方法
によれば、電子部品の端子電極の表層が銅であるので、
層間接続部の銅めっきの付きまわりが良好であり、ファ
インピッチパターンにも十分に対応することができる。
また、層間接続部の接続部位のみ端子電極上の水溶性プ
リフラックスを除去することにより、接合信頼性を確保
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電子部品の
端子電極の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における部品内蔵基
板の構成を模式的に示す断面図である。
【図3】図2に示した部品内蔵基板の層間接続部の構成
を拡大して示す断面図である。
【図4】図3に示した層間接続部の要部の構成を模式的
に示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における部品内蔵基
板の製造方法を説明する工程断面図であり、Aはプリン
ト配線板の準備工程、Bは電子部品としてのチップ型積
層セラミックコンデンサの搭載工程、Cは樹脂付き銅箔
の積層工程をそれぞれ示す。
【図6】本発明の第2の実施の形態における部品内蔵基
板の製造方法を説明する工程断面図であり、Aは層間接
続孔の形成工程、Bは形成した層間接続孔の内壁面へ銅
めっきを形成する工程、Cは樹脂付き銅箔の銅箔層をパ
ターニングする工程をそれぞれ示す。
【図7】プリント配線板上にはんだ付けされた従来のチ
ップ型積層セラミックコンデンサを示す斜視図である。
【図8】従来のチップ型積層セラミックコンデンサの端
子電極の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
11…セラミックコンデンサ(電子部品)、14…端子
電極、16…外部電極層、17…防錆処理層、21…部
品内蔵基板、22…プリント配線板、24A,24B…
配線パターン、27…絶縁性樹脂層、28…銅箔層、2
8A…導体パターン、29,30…層間接続孔、31,
32…銅めっき、33,34…層間接続部、36…樹脂
付き銅箔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/00 H01G 1/14 V Fターム(参考) 5E028 AA10 BB01 CA02 DA04 JC06 JC11 5E346 AA06 AA12 AA15 AA32 AA35 AA43 AA60 BB01 BB16 CC02 CC08 CC32 DD02 DD12 EE02 EE06 EE07 FF03 FF07 FF45 GG15 GG16 GG17 GG28 GG40 HH07 HH25

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子電極の表層が銅でなり、前記銅でな
    る端子電極の表層に防錆処理層が形成された電子部品で
    あって、 前記防錆処理層が、水溶性プリフラックスでなることを
    特徴とする電子部品。
  2. 【請求項2】 前記電子部品が、チップ型積層セラミッ
    クコンデンサまたはチップ型抵抗部品であることを特徴
    とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 【請求項3】 前記水溶性プリフラックスが、イミダゾ
    ール系であることを特徴とする請求項2に記載の電子部
    品。
  4. 【請求項4】 絶縁層と、前記絶縁層の一方の面に形成
    された導体層と、前記絶縁層の内部に収容される電子部
    品と、前記導体層と前記電子部品の端子電極との間を導
    通させるための層間接続部とを備えた部品内蔵基板であ
    って、 前記端子電極の表層が銅でなり、 前記銅でなる端子電極の表層の一部の領域が、前記層間
    接続部と電気的に接続される一方、他の領域には防錆処
    理層が形成されていることを特徴とする部品内蔵基板。
  5. 【請求項5】 前記防錆処理層が、水溶性プリフラック
    スでなることを特徴とする請求項4に記載の部品内蔵基
    板。
  6. 【請求項6】 前記電子部品が、チップ型積層セラミッ
    クコンデンサまたはチップ型抵抗部品であることを特徴
    とする請求項4に記載の部品内蔵基板。
  7. 【請求項7】 前記層間接続部が、前記絶縁層を貫通す
    る層間接続孔の内壁面に銅めっきが形成されてなること
    を特徴とする請求項4に記載の部品内蔵基板。
  8. 【請求項8】 前記水溶性プリフラックスが、イミダゾ
    ール系であることを特徴とする請求項5に記載の部品内
    蔵基板。
  9. 【請求項9】 前記絶縁層および前記導体層が、それぞ
    れ、樹脂付き銅箔の樹脂層およびその銅箔層からなるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の部品内蔵基板。
  10. 【請求項10】 前記電子部品が、前記絶縁層の他方の
    面に積層されるプリント配線板上に搭載されていること
    を特徴とする請求項4に記載の部品内蔵基板。
  11. 【請求項11】 電子部品を内部に収容した部品内蔵基
    板の製造方法であって、 表層が銅でなる電子部品の端子電極を水溶性プリフラッ
    クスでコーティングする工程と、 前記電子部品を絶縁層の内部に収容する工程と、 前記絶縁層に対し、前記収容した電子部品の端子電極を
    外部へ露出するための層間接続孔を形成する工程と、 前記層間接続孔の形成部位に対応する部分のみ前記端子
    電極上の水溶性プリフラックスを除去する工程と、 前記層間接続孔の内壁面に銅めっきを形成する工程とを
    有することを特徴とする部品内蔵基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記層間接続孔が、レーザ加工法で形
    成され、 前記水溶性プリフラックスを部分的に除去する工程が、
    前記層間接続孔形成後のデスミア処理工程中において行
    われることを特徴とする請求項11に記載の部品内蔵基
    板の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記層間接続孔が、フォトリソグラフ
    ィ法で形成され、 前記水溶性プリフラックスを部分的に除去する工程が、
    前記銅めっき形成前の前処理工程中において行われるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の部品内蔵基板の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記電子部品が、プリント配線板上の
    非導体部に接着されており、 前記電子部品を絶縁層の内部に収容する工程が、前記プ
    リント配線板の前記電子部品が接着される面に、樹脂付
    き銅箔の樹脂層を積層する工程であることを特徴とする
    請求項11に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記水溶性プリフラックスとして、イ
    ミダゾール系の水溶性プリフラックスを用いることを特
    徴とする請求項11に記載の部品内蔵基板の製造方法。
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