JP2013229224A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタを支障なく小型にする。
【解決手段】ハウジング部11のキャビティ19の内面にはランス20が設けられる。ランス20はランス本体21と斜面部22とを有する。ランス本体21は、キャビティ19の内面から前方で且つキャビティ19の中心側に向けて片持ち状に突出する形態をなす。斜面部22は、ランス本体21の前端部に連なり且つランス本体21の後端部よりも幅狭の形態をなし、キャビティ19内に臨む位置にあって前方へ向けてキャビティ19の中心から離れる向きに傾斜する第1斜面31と、第1斜面31と反対側の位置にあって前方へ向けてキャビティ19の中心に近づく向きに傾斜する第2斜面32とを有し、第1斜面31が前方へ向けて次第に幅狭となる先窄まり状の形態をなす。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、従来のコネクタが開示されている。このものは、キャビティを有するハウジング部と、キャビティの内面から前方で且つキャビティの中心側に向けて片持ち状に突出する撓み可能なランスとを備えている。キャビティ内には後方から端子金具が挿入され、正規挿入された端子金具はランスによって弾性的に抜け止めされるようになっている。
実開平7−34569号公報
ところで、コネクタの小型化の要請がある場合に、例えば、ランス全体を小型にすると、端子金具に対するランスの保持力が減退し、端子金具がキャビティから抜け出るおそれがある。これに鑑み、例えば、ランスの前端部をキャビティの内面から逃げる形状に切欠して、ランスが撓み変形したときに、ランスの前端部がキャビティの内面と干渉するのを回避できるようにすることも可能である。しかし、ランスの前端部を切欠して小型にすると、キャビティ内に前方から異物が進入したときに、ランスの前端部が異物と干渉して破損されるおそれがある。特に、端子金具がキャビティ内に半挿入状態で留め置かれ、ランスが撓み変形したままの状態のときに、キャビティ内に前方からリテーナが進入すると、リテーナの先端部でランスの前端部が小突かれて破損され易いという事情がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタを支障なく小型にすることを目的とする。
本発明のコネクタは、端子金具が後方から挿入されるキャビティを有するハウジング部と、前記キャビティの内面から前方で且つ前記キャビティの中心側に向けて片持ち状に突出する形態をなし、前記キャビティ内に前記端子金具が挿入される途中では、前記端子金具と干渉して撓み変形され、前記キャビティ内に前記端子金具が正規挿入された状態では、前記端子金具を弾性的に抜け止めするランス本体と、前記ランス本体の前端部に連なり且つ前記ランス本体よりも幅狭の形態をなし、前記キャビティ内に臨む位置にあって前方へ向けて前記キャビティの中心から離れる向きに傾斜する第1斜面とその第1斜面と反対側の位置にあって前方へ向けて前記キャビティの中心に近づく向きに傾斜する第2斜面とを有し、前記第1斜面が前方へ向けて次第に幅狭となる先窄まり状の斜面部とを備えるところに特徴を有する。
ランス本体の前端部に幅狭の斜面部が連なり、斜面部の第2斜面がランス本体の撓み変形時にキャビティの内面から逃げる形態になっているため、ランス本体の撓み量を確保した上で、ハウジング部を小型にすることができる。特に、斜面部が先窄まり状の形態であるため、仮に、キャビティの内面が凹曲面等のフラット面でない形状であっても、斜面部がキャビティの内面と干渉するのを回避することができる。また、ランス本体の撓み変形時に、キャビティ内に前方から異物が進入してきても、進入する異物に対面して第1斜面が位置するため、異物との干渉に起因する損傷を回避することができる。したがって、本発明によれば、コネクタを支障なく小型にすることが可能となる。
本発明の実施例のコネクタにおけるコネクタハウジングの正面図である。 コネクタハウジングの平面図である。 コネクタハウジングの内部を斜め上方向から見た断面図である。 コネクタハウジングの内部を上方から見た断面図である。 コネクタハウジングの内部を下方から見た断面図である。 コネクタハウジングの内部を側方から見た断面図である。 ランスが撓み変形した状態でコネクタハウジングの内部を側方から見た断面図である。 リテーナが仮係止位置にある状態でコネクタの内部を側方から見た断面図である。 リテーナが本係止位置にある状態でコネクタの内部を側方から見た断面図である。 リテーナの斜視図である。 リテーナの背面図である。
本発明は、次のように具体化することができる。
キャビティの内面における第2斜面が臨む位置には、ランス本体の撓み変形時に斜面部が進入する凹部が形成されている。これにより、ランス本体の撓み量を大きく確保した上で、ハウジング部を充分に小型にすることができる。
ハウジング部におけるランス本体と対向する位置には、ランス本体の撓み方向に貫通する貫通孔が形成され、ハウジング部には、ランス本体の撓み動作を規制することによって端子金具を二次的に抜け止めするリテーナが前方から取り付けられ、リテーナはロック突起を有し、ロック突起が貫通孔内に弾性的に嵌り込んで貫通孔の前端に係止されることにより、リテーナがハウジング部に抜け止めされるようになっている。例えば、ランス本体を成形するに際し、ハウジング部の小型化を考慮して、ハウジング部に金型の引き抜きに起因する貫通孔が形成されることがある。上記によれば、かかる貫通孔がリテーナをハウジング部に保持するためのロック構造として兼用されるため、専用のロック構造を別に設ける必要がなく、ハウジング部の構成が簡素化される。
<実施例>
本発明の実施例を図1〜図11によって説明する。実施例のコネクタは、コネクタハウジング10と、リテーナ70と、端子金具90とを備えている。
コネクタハウジング10は合成樹脂製であって、図1に示すように、ブロック状のハウジング部11と、ハウジング部11の周囲を取り囲む筒状の嵌合筒部12とを有している。ハウジング部11と嵌合筒部12との間には、図6に示すように、図示しない相手コネクタを嵌合可能な嵌合空間13が前方に開口して形成されている。また、コネクタハウジング10の後部には、ハウジング部11及び嵌合筒部12を互いに連結する連結部14が形成されている。
図2に示すように、嵌合筒部12の上壁には開口部15が形成され、開口部15の内部にはロックアーム16が露出して配置されている。ロックアーム16は、開口部15の幅方向両端に連結される一対の支持部17を支点として上下方向に撓み変形可能とされている。コネクタハウジング10が相手コネクタに正規嵌合されると、ロックアーム16が相手コネクタに設けられた図示しないロック受け部を弾性的に係止し、これによって両コネクタが嵌合状態に保持されるようになっている。
図6に示すように、ハウジング部11の外周面における連結部14の直前位置には、段差部18が周方向に形成されている。ハウジング部11のうち段差部18を介した前方領域は、後方領域よりも薄肉とされ、図9に示すように、この前方領域の外周面に、前方からゴム製のシールリング60が装着され、さらにリテーナ70が装着されるようになっている。シールリング60は、段差部18とリテーナ70との間で前後方向に位置決めされ、且つハウジング部11の外周面と相手コネクタとの間に弾性的に圧縮されることによってコネクタ間を液密にシールする役割をはたす。
ハウジング部11の内部には、図6に示すように、複数のキャビティ19が前後方向に貫通して形成されている。図1に示すように、各キャビティ19は、上下方向に複数段で且つ幅方向に複数列となって整列して配置されている。各キャビティ19内には、後方から端子金具90が挿入される。
端子金具90は、導電性の金属板を曲げ加工等して成形され、図9に示すように、接続部91とバレル部92とを有している。接続部91は、相手コネクタに装着された図示しない相手端子金具のタブが挿入されて接続される筒状の形態とされている。バレル部92は、接続部91の後方に位置し、電線100の端末部で露出する芯線に圧着により接続され、且つその後方で電線100の端末部における被覆に嵌着されたゴム栓200に圧着により接続されるようになっている。
また、図3に示すように、ハウジング部11におけるキャビティ19の内面には、ランス20が一体に形成されている。ランス20は、ランス本体21と、ランス本体21よりも幅狭の斜面部22とからなる。ランス本体21は、キャビティ19の内面の下壁23からキャビティ19の中心側となる上方へ突出するとともに、同下壁23から前方へ突出する片持ち状の形態とされている。そして、ランス本体21は、キャビティ19の内面に一体に連結された厚肉の後端部24を支点として上下方向に撓み変形可能とされ、図6に示すように、自然状態では前後方向にほぼ沿って配置されている。ランス本体21の下方には、対向するキャビティ19の内面との間に撓み空間25が形成されている。
また、ランス本体21の前端部には、係止突起26が上方へ突出して形成されている。キャビティ19内に端子金具90が挿入されると、図7に示すように、挿入途中の端子金具90が係止突起26と干渉して、ランス本体21が後端部24を支点として撓み空間25に撓み変形させられる。その後、図8に示すように、キャビティ19内に端子金具90が正規挿入されると、ランス本体21が弾性的に復帰して、係止突起26が接続部91に係止可能に配置され、これにより端子金具90がキャビティ19内に抜け止め状態に保持される。
ランス本体21の下面には、図3及び図6に示すように、ランス本体21の後端部24から前方へ向けて次第に上り勾配(キャビティ19の中心に次第に近づく勾配)となる基礎斜面27が形成されている。この基礎斜面27によってランス本体21の前端部は薄肉の形態になっている。また、ランス本体21の前端面には、前方へ向けて次第に下り勾配(キャビティ19の中心から次第に離れる勾配)となるテーパ状の本体側斜面28が形成されている。
斜面部22は、図3及び図5に示すように、ランス本体21の基礎斜面27に一体に連結され、基礎斜面27の幅方向略中央部にあって基礎斜面27の略全長に亘って延びる略角柱状のリブ29を有している。図6に示すように、リブ29の後部の下面(後述する第2斜面32を除く部分)は、ランス本体21が自然状態にあるときに、前後方向にほぼ沿って配置される。
図6に示すように、斜面部22の前端面の略上半部は、前方へ向けて次第に下り勾配となるテーパ状の第1斜面31とされ、斜面部22の前端面の略下半部は、前方へ向けて次第に上り勾配となるテーパ状の第2斜面32とされている。第1斜面31は、本体側斜面28の下端に連なり、前後方向に対して本体側斜面28よりもやや急勾配で傾いている。また、第2斜面32は、第1斜面31の下端に連なり、前後方向に対して緩勾配で傾きつつ細長く延出している。図7に示すように、端子金具90の挿入途中でランス本体21が撓み変形したときに、第1斜面31が上下方向にほぼ沿って配置され、第2斜面32が前後方向にほぼ沿って配置されるようになっている。
また、第1斜面31は、図1に示すように、本体側斜面28に連なる上端から下端にかけて次第に溝幅を狭める正面視台形、詳細には正面視等脚台形の形態とされている。第1斜面31の上端は、本体側斜面28の下端とほぼ同幅に連なり、ランス本体21の幅寸法に揃えられている。一方、第1斜面31の下端は、リブ29の幅寸法に揃えられている。
第2斜面32は、図1に示すように、第1斜面31の下端に連なる上端から下端にかけて同幅で延びる正面視四角形の形態とされている。したがって、第2斜面32の幅寸法は、リブ29の幅寸法と同一である。
さらに、斜面部22は、図5に示すように、リブ29の両側面から第1斜面31の両側縁にかけて拡開する一対のテーパ状の第3斜面33を有している。両第3斜面33によって第1斜面31の幅寸法が規定され、且つ斜面部22の前端部の強度が確保されるようになっている。なお、斜面部22は、その前端部に形成された第1斜面31、第2斜面32及び両第3斜面33によって先窄まり状の形態を呈することになる。
ハウジング部11の前端には、図8に示すように、端子金具90を前止めする前壁34が形成されている。また、図1及び図6に示すように、ハウジング部11の前端における前壁34の下方には、型抜き孔35が開口して形成されている。型抜き孔35は、ランス20を成形するための図示しない金型が前方へ通過してなるものであって、ランス20の前方に位置している。
また、図3及び図6に示すように、ハウジング部11の上壁には、上段のキャビティ19と対向する位置に貫通孔36が上下に貫通して形成されている。貫通孔36は、ランス20を成形するための図示しない金型が後方へ通過してなるものであり、上段のランス20と対向する位置に配置されている。また、貫通孔36は、前後方向に延びて後方に開口する形態とされている。図9に示すように、貫通孔36の前端は、リテーナ70の後述するロック突起78によって弾性的に係止される係止縁37とされている。
また、図3に示すように、ハウジング部11におけるキャビティ19の内面の下壁23には、ランス20の斜面部22と対向する位置に凹部38が形成されている。凹部38は、上段のキャビティ19の幅方向略中央部において下壁23を上下に貫通するとともに、前後方向に延びて後方に開口する形態とされている。凹部38の前面は前壁34によって閉止されている。そして、凹部38は、斜面部22の前端部が嵌合可能な大きさを有している。端子金具90の挿入途中でランス本体21が撓み変形すると、斜面部22が凹部38内に進入するようになっている。なお、既述したように、斜面部22は先窄まり状の形態であるため、図4に示すように、凹部38の幅寸法はランス本体21の幅寸法よりも充分に小さくされている。
続いてリテーナ70について説明する。リテーナ70は合成樹脂製であって、図10及び図11に示すように、全体としてキャップ状をなし、前板部71と、前板部71の外周縁から後方に突出する筒状の周板部72とを有している。そして、リテーナ70は、ハウジング部11に前方から取り付けられ、図8に示す仮係止位置から図9に示す本係止位置へと移動可能とされている。
前板部71は、ハウジング部11の前面を覆うように配置され、各キャビティ19と対向する位置毎に窓孔73を有している。各窓孔73には前方から相手端子金具のタブが挿入され、挿入されたタブが各窓孔73を通してキャビティ19内に誘導されるようになっている。また、図10及び図11に示すように、前板部71の後面には、複数の突片74が突出して形成されている。各突片74は、各窓孔73の下縁から後方に突出する形態とされている。各突片74の後端部の上面には、有底の凹所75が形成されている。凹所75は、平面視四角形をなし、突片74の後端に開口する形態とされている。
図8に示すように、リテーナ70が仮係止位置にあるとき、前板部71はハウジング部11の前面から離間して配置され、突片74はランス20の撓み空間25より前方に位置する。一方、図9に示すように、リテーナ70が本係止位置にあるとき、前板部71は型抜き孔35に嵌着されてハウジング部11の前端を構成し、且つ各突片74は各ランス20の撓み空間25に進入する。このとき、各突片74の凹所75に各ランス20の斜面部22が嵌入され、各ランス20の撓み動作及び遊動が規制されるようになっている。
また、図10及び図11に示すように、周板部72の上壁には、幅方向に一対のロック部77が形成されている。両ロック部77は、周板部72の上壁における前部と後部とに分かれて配置され、周囲よりも薄肉の形態になっている。また、ロック部77の下面には、爪状のロック突起78が突出して形成されている。そして、ロック部77は、両脇に入れられたスリット79間にて上下方向に撓み変形可能とされている。
リテーナ70が仮係止位置にあるときには、後側のロック部77のロック突起78が貫通孔36に弾性的に嵌り込んで係止縁37に係止可能に配置される。また、図9に示すように、リテーナ70が本係止位置にあるときには、前側のロック部77のロック突起78が貫通孔36に弾性的に嵌り込んで係止縁37に係止可能に配置される。これにより、リテーナ70は仮係止位置及び本係止位置の両位置においてハウジング部11に抜け止めされるようになっている。
次に、本実施例のコネクタの作用効果を説明する。
リテーナ70が仮係止位置に留め置かれ、その状態でハウジング部11のキャビティ19内に後方から端子金具90が挿入される。図7に示すように、端子金具90の挿入過程では、ランス本体21が撓み変形して、斜面部22が凹部38内に進入し、これによってランス20がキャビティ19の内面と干渉するのが回避される。この場合、斜面部22が凹部38内に進入する分、ランス20の撓み量を増加させることができ、且つハウジング部11の高さ寸法を小さくすることができる。しかも、ランス本体21が撓み変形すると、斜面部22の第2斜面32がキャビティ19の内面から退避するように凹部38の内底面とほぼ平行に配置される。このため、ランス20の撓み量をより増加させることができ、且つハウジング部11の高さ寸法をより小さくすることができる。
キャビティ19内に端子金具90が正規挿入されると、ランス本体21が弾性的に復帰して、係止突起26が端子金具90を係止可能に配置される。これにより、端子金具90がキャビティ19内に一次的に抜け止めされる。その状態で、リテーナ70が本係止位置に押し込まれる。リテーナ70が本係止位置に至ると、各突片74が撓み空間25に進入して、図9に示すように、各突片74の凹所75に斜面部22が挿入され、各ランス20の撓み動作が規制される結果、端子金具90が二次的に抜け止めされる。また、突片74が型抜き孔35内に進入してキャビティ19の下壁23を構成することにより、端子金具90の前端部が突片74で下支えされてキャビティ19内に位置決めされる。
上記において、仮に、端子金具90が正規挿入位置に至らず半挿入位置で留め置かれると、図7に示すように、ランス本体21が撓み変形したままの状態になる。このとき、ランス20の第1斜面31は突片74の後面とほぼ平行に対面して配置される。このため、リテーナ70を本係止位置に押し込もうとしても、突片74の後面が第1斜面31とほぼ面当たりして、リテーナ70のそれ以上の移動操作が規制される。したがって、リテーナ70の移動操作が規制されることをもって、端子金具90が正規挿入位置に至っていないことを知ることができる。この場合、第1斜面31が上端側ほど幅広であって、突片74と対面する位置関係にあるため、リテーナ70の移動操作を確実に規制することができる。また、第1斜面31が突片74とほぼ面当たり状態になるため、斜面部22が破損するのが回避される。
さらに、キャビティ19内から端子金具90を抜き取る際には、リテーナ70が仮係止位置に退避され、その状態で、キャビティ19内に前方から図示しない治具が挿入される。すると、治具はランス本体21の本体側斜面28を摺動し、場合によっては斜面部22の第1斜面31を摺動する。これにより、ランス20が下方に押し下げられ、係止突起26と端子金具90との係止状態が解除される。その状態で、電線100が後方へ引っ張られることにより、端子金具90をキャビティ19から取り出すことが可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、ランス本体21の前端部の下面に幅狭の斜面部22が連なり、斜面部22の第2斜面32がランス本体21の撓み変形時にキャビティ19の内面から逃げる形態となっているため、ランス本体21の撓み量を確保した上で、ハウジング部11を小型にすることができる。特に、斜面部22が先窄まり状の形態であるため、キャビティ19の内面との干渉を回避し易くなる。
また、ランス本体21の撓み変形時に、キャビティ19内に前方からリテーナ70が進入すると、突片74が第1斜面31にほぼ面当たりするため、リテーナ70との干渉に起因して斜面部22が破損される事態が回避される。
また、ハウジング部11には金型の引き抜きに起因する貫通孔36が形成され、貫通孔36の前端がリテーナ70を仮係止位置及び本係止位置に保持する係止縁37として機能するため、貫通孔36とは別に専用のロック構造が設けられるよりも、ハウジング部11の構成が簡素化される。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、以下のような態様であってもよい。
(1)第1斜面、第2斜面及び第3斜面は、ストレート状のテーパ面ではなく、曲面であってもよい。
(2)第1斜面と第2斜面とが互いに連続せず、第1斜面と第2斜面との間に別の面が配置されていてもよい。
(3)第2斜面の幅寸法が高さ方向に変位する形態であってもよい。
(4)リテーナは、凹部内に嵌り込んで凹部の前端と係止可能な位置にロック突起を有する構成であってもよい。
10…コネクタハウジング
11…ハウジング部
19…キャビティ
20…ランス
21…ランス本体
22…斜面部
31…第1斜面
32…第2斜面
36…貫通孔
38…凹部
70…リテーナ
74…突片
78…ロック突起
90…端子金具

Claims (3)

  1. 端子金具が後方から挿入されるキャビティを有するハウジング部と、
    前記キャビティの内面から前方で且つ前記キャビティの中心側に向けて片持ち状に突出する形態をなし、前記キャビティ内に前記端子金具が挿入される途中では、前記端子金具と干渉して撓み変形され、前記キャビティ内に前記端子金具が正規挿入された状態では、前記端子金具を弾性的に抜け止めするランス本体と、
    前記ランス本体の前端部に連なり且つ前記ランス本体よりも幅狭の形態をなし、前記キャビティ内に臨む位置にあって前方へ向けて前記キャビティの中心から離れる向きに傾斜する第1斜面とその第1斜面と反対側の位置にあって前方へ向けて前記キャビティの中心に近づく向きに傾斜する第2斜面とを有し、前記第1斜面が前方へ向けて次第に幅狭となる先窄まり状の斜面部とを備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記キャビティの内面における前記第2斜面が臨む位置には、前記ランス本体の撓み変形時に前記斜面部が進入する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジング部における前記ランス本体と対向する位置には、前記ランス本体の撓み方向に貫通する貫通孔が形成され、前記ハウジング部には、前記ランス本体の撓み動作を規制することによって前記端子金具を二次的に抜け止めするリテーナが前方から取り付けられ、前記リテーナはロック突起を有し、前記ロック突起が前記貫通孔内に弾性的に嵌り込んで前記貫通孔の前端に係止されることにより、前記リテーナが前記ハウジング部に抜け止めされるようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
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