JP2017199597A - コネクタ - Google Patents

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樹春 王
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Abstract

【課題】極数の制約が少ないフロント部材を備えたコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、端子金具90の挿入空間となるキャビティ15を有するハウジング10と、ハウジング10の前面を覆うように配置され、キャビティ15と連通して相手端子金具の挿通路となる貫通孔62を有するフロント部材60とを備える。フロント部材60の貫通孔62の内壁に、下側仮係止部68及び下側本係止部69を有する下側アーム部64が設置される。ハウジング10における下側アーム部64の進入空間に臨む位置に、ハウジング10の抜け方向で下側仮係止部68及び下側本係止部69に係止される下側係止受け部19を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、端子金具を挿入可能なキャビティを有するハウジングと、ハウジングに対しその前面を覆うように組み付けられるフロント部材とを備えている。フロント部材は、キャビティと連通するタブ挿入口を有するとともに、タブ挿入口から離れた位置に、後方に突出する撓み係止片を有している。タブ挿入口には、前方から相手側コネクタに装着された相手端子金具の雄タブが挿入される。ハウジングには、撓み係止片と対応して係止部が設けられている。撓み係止片が係止部に弾性的に係止されることにより、フロント部材がハウジングに抜け止めされた状態に保持される。
特許第5565184号公報
ところで、上記の場合、フロント部材の撓み係止片の配設部分に、タブ挿入口が設けられていないため、対応する位置に端子金具を配設することができず、端子金具の極数に制約を生じるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、極数の制約が少ないフロント部材を備えたコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、端子金具の挿入空間となるキャビティを有するハウジングと、前記ハウジングの前面を覆うように配置され、前記キャビティと連通して相手端子金具の挿通路となる貫通孔を有するフロント部材とを備え、前記フロント部材の前記貫通孔の内壁に、係止部を有するアーム部が設置され、前記ハウジングにおける前記アーム部の進入空間に臨む位置に、前記ハウジングの抜け方向で前記係止部に係止される係止受け部を有しているところに特徴を有する。
アーム部の係止部がハウジングの係止受け部を係止することで、フロント部材がハウジングに抜け止め状態に保持される。ここで、アーム部がフロント部材の貫通孔の内壁に設置され、貫通孔がキャビティと連通して相手端子金具の挿通路となるため、アーム部と対応する位置に端子金具を配設することができ、極数の制約を少なくすることができる。
本発明の実施例1に係るコネクタにおいて、フロント部材がハウジングに対して仮係止位置にある状態を示す断面図である。 フロント部材がハウジングに対して本係止位置にある状態を示す断面図である。 (A)は図1の部分拡大図、(B)は図2の部分拡大図である。 フロント部材がハウジングに対して本係止位置にある状態を示す平面図である。 フロント部材の正面図である。 図5のA−A線断面図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
前記フロント部材が前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とに移動可能となっており、前記係止部が前記仮係止位置にて前記係止受け部と係止する仮係止部と前記本係止位置にて前記係止受け部と係止する本係止部とからなり、前記仮係止部及び前記本係止部が1つの前記アーム部に設けられているとよい。このように仮係止部及び本係止部が1つのアーム部にまとめて設けられていれば、コネクタが大型になるのを回避することができ、スペース効率に優れる。
前記仮係止部及び本係止部が前後方向と幅方向の両方向において位置ずれして配置されているとよい。これによれば、仮係止部及び本係止部が前後方向に移動する金型と幅方向に移動する金型とによって所望の形状に形成される。
前記係止部が前記フロント部材の角部に設けられ、前記係止受け部が前記ハウジングの角部に設けられているとよい。これによれば、フロント部材がハウジングにバランス良く保持される。
<実施例1>
以下、実施例1を図面に基づいて説明する。実施例1に係るコネクタは、合成樹脂製のハウジング10と、同じく合成樹脂製のフロント部材60と、導電金属製の端子金具90とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向については、図1及び図2の左側を前側とし、上下方向は、図1及び図2を基準とする。幅方向は、図4〜図6の左右方向に相当する。
図1、図2及び図4に示すように、ハウジング10は、ハウジング本体11と、ハウジング本体11の外周を取り囲む嵌合筒部12と、ハウジング本体11の後端部と嵌合筒部12の後端部とを径方向につなぐ連結部13とを有している。ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で、かつ連結部13の前方の空間は、図示しない相手コネクタのフードが嵌合される嵌合空間部14として開放されている。
ハウジング本体11は、幅方向に長いブロック状をなし、上下複数段で幅方向に多数並列に配置されるキャビティ15を有している。各キャビティ15は、前後方向に延出してハウジング本体11の前後両面に開口する形態とされている。ハウジング本体11の前面には、キャビティ15の前端開口面を部分的に包囲して、図示しない相手端子金具の雄タブを受けるタブ受け部16が設けられている。タブ受け部16の開口縁部には、前方へ向けてテーパ状に拡開する誘い込みが設けられている。
各キャビティ15のうち、ハウジング本体11の幅方向両端部(4つの角部)と対応して配置されるキャビティ15は、他のキャビティ15よりも大きい開口径を有し(図4を参照)、さらに、ハウジング本体11の幅方向両端部における上下2段のキャビティ15のうち、上段のキャビティ15は下段のキャビティ15よりも大きい開口径を有している(図1を参照)。
ハウジング本体11のキャビティ15の内壁には、撓み可能なランス17が設けられている。ランス17は、前方に片持ち状に突出する形態になっている。ランス17は、このランス17を成形する金型(図示せず)の引き抜きによってハウジング本体11の前面側に開放されている。
図1及び図2に示すように、ハウジング本体11の幅方向両端部における下段のキャビティ15の下壁24には、下側進入溝18が前後方向に延出して設けられている。下側進入溝18は、前端が下壁24の前端部において上下方向に沿った下側係止受け部19によって閉塞され、後端が後述するゴム栓収容室27の前側傾斜面に開口している。また、下側進入溝18は、下段のキャビティ15と後述する下側受け溝21とに連通している。
下側受け溝21は、下側進入溝18と嵌合空間部14との間に位置して下側進入溝18と嵌合空間部14とに連通し、下壁24において前後方向に延出する形態になっている。この下側受け溝21は、前端がハウジング本体11の前面に開口し、後端が下壁24において上下方向に段付き状をなす奥端面によって閉塞されている。
また、上記と同様の形態であるが、ハウジング本体11の幅方向両端部における上下2段のキャビティ15間の隔壁25には、上側進入溝22が前後方向に延出して設けられている。上側進入溝22は、前端が隔壁25の前端部において上下方向に沿った上側係止受け部26によって閉塞され、後端が後述するゴム栓収容室27の前側傾斜面に開口している。また、上側進入溝22は、上段のキャビティ15と後述する上側受け溝23とに連通している。
上側受け溝23は、上側進入溝22と下段のキャビティ15との間に位置して上側進入溝22と下段のキャビティ15とに連通し、隔壁25において前後方向に延出する形態になっている。この上側受け溝23は、前端がハウジング本体11の前面に開口し、後端が隔壁25において上下方向に段付き状をなす奥端面によって閉塞されている。なお、上側受け溝23の上下寸法は、下側受け溝21の上下寸法よりも大きくされている。
下段のキャビティ15に突出するランス17の先端部は、上側受け溝23に下方から臨むように配置されている。なお、下側受け溝21と下側進入溝18、並びに、上側受け溝23と上側進入溝22とで、フロント部材60の後述する下側アーム部64及び上側アーム部72の進入空間が形成される。
ハウジング本体11のキャビティ15には端子金具90が挿入される。図1及び図2に示すように、端子金具90は、筒状の接続部91と、接続部91の後方に位置するオープンバレル状のバレル部92とを一体に有している。接続部91は、前方から図示しない相手端子金具の雄タブを受けて導通接続される。バレル部92は、電線95に圧着して導通接続されるとともに、電線95に嵌着されたゴム栓96に圧着して接続される。
接続部91がランス17に弾性的に係止されることにより、端子金具90がキャビティ15に抜け止め状態に挿入される。また、端子金具90がキャビティ15に挿入されると、ゴム栓96がキャビティ15の後部に形成された大径のゴム栓収容室27に挿入され、ゴム栓収容室27の内周面に密着して電線95とキャビティ15との間の隙間がシールされる。
フロント部材60は、ハウジング本体11の前面を覆うように配置される前壁部61を有している。フロント部材60は、前壁部61がハウジング本体11の前面から前方に離間する仮係止位置(図1を参照)と、前壁部61がハウジング本体11の前面側と前後方向で重なる本係止位置(図2を参照)とに移動可能とされている。本実施例1の場合、仮係止位置では、前壁部61の前面がハウジング10の前面よりも前方に突出する位置に配置され、本係止位置では、前壁部61の前面がハウジング10の前面と前後方向に関してほぼ同一位置に揃うように配置される。
図5に示すように、前壁部61は、幅方向に長い板状をなし、各キャビティ15と対応する位置に、貫通孔62を有している。貫通孔62は、前壁部61を板厚方向(前後方向)に貫通する形態とされている。図2及び図3(B)に示すように、フロント部材60が本係止位置にあるときに、貫通孔62の内部にタブ受け部16が嵌合状態で挿入される。ハウジング10が相手コネクタに嵌合される際には、貫通孔62の孔縁とタブ受け部16とによって雄タブの周囲が全周にわたって包囲され、これによって雄タブの挿通動作が円滑に案内されるようになっている。
図2に示すように、前壁部61の後面には、各貫通孔62の上辺部から後方へ突出する規制片63が設けられている。規制片63は、フロント部材60が本係止位置にあるときに、ハウジング本体11の下側受け溝21及び上側受け溝23に進入してランス17にその撓み方向で対向し、ランス17の撓み動作を規制するようになっている。
図5に示すように、各貫通孔62のうち、フロント部材60の幅方向両端部(4つの角部)と対応して配置される貫通孔62は、他の貫通孔62よりも大きい開口径を有し、さらに、フロント部材60の幅方向両端部における上下2段の貫通孔62のうち、上段の貫通孔62は下段の貫通孔62よりも大きい開口径を有している。
図5及び図6に示すように、フロント部材60の幅方向両端部における下段の貫通孔62の下壁には、下側アーム部64が突出して設けられている。下側アーム部64は、貫通孔62の下壁前端の幅方向中央部に立設された基端部65(図3(A)、(B)を参照)と、基端部65の立ち上げ端から後方へ延出する本体部66と、本体部66の後端から幅方向両側に張り出して貫通孔62の両側壁に連なる一対の張出部67(図6を参照)とを有している。このため、下側アーム部64は、基端部65及び両張出部67を支点として本体部66が弓なりに湾曲するように撓み変形可能となっている。
下側アーム部64の本体部66の上面には、下側仮係止部68及び下側本係止部69が突出して設けられている。下側仮係止部68及び下側本係止部69は、いずれも同様な形状であって、突出端面が平坦な扁平状をなし、前面が突出端へ向けてテーパ状に後傾し、後面が突出端へ向けてテーパ状に前傾している。
下側仮係止部68は、本体部66の後端部でかつ幅方向一側に偏在して配置されている。一方、下側本係止部69は、本体部66の前端部でかつ幅方向他側に偏在して配置されている。また、下側仮係止部68及び下側本係止部69は、幅方向両側の下側アーム部64において、フロント部材60の幅方向中央部に対し左右対称となるように配置されている。
図5に示すように、フロント部材60の幅方向両端部における上段の貫通孔62の下壁には、下側仮係止部68と同様の形状をなす上側仮係止部71が設けられている。上側仮係止部71は、貫通孔62の下壁の幅方向中央部に突設されている。また、フロント部材60の幅方向両端部における上段の貫通孔62の一側壁(幅方向外側の側壁)には、上側アーム部72が突出して設けられている。上側アーム部72は、下側アーム部64と同様の形態であるが、下側アーム部64の幅寸法より小さい上下寸法で構成されている。また、上側アーム部72には上側本係止部73のみが突出して設けられている。上側本係止部73は、上側アーム部72の上下方向中央部に突設されている。
次に、本実施例1に係るコネクタの組み付け方法と作用効果について説明する。
フロント部材60がハウジング本体11に前方から組み付けられる。組み付けの過程では、下側アーム部64が下側受け溝21に進入し、下側仮係止部68が下段のキャビティ15の下壁前端部29(図3(A)、(B)を参照)と干渉して、下側アーム部64の本体部66が撓み変形させられる。同じく組み付けの過程では、上側アーム部72が上側受け溝23に進入し、上側仮係止部71が上段のキャビティ15の側壁前端部と干渉して、上側アーム部72の本体部66が撓み変形させられる。
さらに組み付けが進むと、本体部66が弾性的に復帰し、下側仮係止部68が下側進入溝18に進入して下側係止受け部19に後方から係止可能に配置されるとともに、下側本係止部69が下段のキャビティ15の下壁前端部29に設けられた切欠部28に前方から係止可能に配置される(図3(A)を参照)。同様に、上側仮係止部71が上側進入溝22に進入して上側係止受け部26に後方から係止可能に配置されるとともに、上側本係止部73が上段のキャビティ15の側壁前端部に設けられた切欠部に前方から係止可能に配置される。これにより、フロント部材60が、ハウジング10に対し仮係止位置にて前後方向への移動を規制された状態に保持される。仮係止位置では、規制片63がランス17の撓み空間よりも前方に退避して配置され、ランス17の撓み動作が許容される。
続いて、端子金具90がハウジング本体11のキャビティ15に後方から挿入される。挿入過程では、接続部91がランス17と干渉してランス17が撓み空間に撓み変形させられる。端子金具90がキャビティ15に正規挿入されると、ランス17が弾性復帰して端子金具90に係止可能に配置される。これにより、端子金具90がキャビティ15に一次的に抜け止めされた状態に保持される。
次いで、フロント部材60に後方への押し込み力が付与される。すると、下側本係止部69と下段のキャビティ15の下壁前端部29との係止が解除されるとともに、上側本係止部73と上段のキャビティ15の側壁前端部との係止が解除され、フロント部材60が本係止位置に向けて後退する。
フロント部材60が本係止位置に向かう過程では、下側本係止部69が下段のキャビティ15の下壁前端部29に干渉して下側アーム部64が撓み変形させられるとともに、上側本係止部73が上段のキャビティ15の側壁前端部に干渉して上側アーム部72が撓み変形させられる。
フロント部材60が本係止位置に至ると、下側アーム部64が弾性復帰し、下側本係止部69が下側進入溝18に進入して下側係止受け部19に後方から係止可能に配置されるとともに(図3(B)及び図4を参照)、上側アーム部72が弾性復帰し、上側本係止部73が上段のキャビティ15の側壁前端部の対応部位に係止可能に配置される。また、下側アーム部64が下側受け溝21の奥端面に前方から対向して配置されるとともに、規制片63が上側受け溝23の奥端面に前方から対向して配置される(図2を参照)。これにより、フロント部材60がハウジング10に対し本係止位置にて前後方向への移動を規制された状態に保持される。また、本係止位置では、規制片63がランス17の撓み空間に進入して、ランス17の撓み動作が規制され、端子金具90がキャビティ15に二次的に抜け止めされる。
ここで、下側仮係止部68及び下側本係止部69、並びに、上側仮係止部71及び上側本係止部73は、フロント部材60の前壁部61において、ハウジング本体11の幅方向両側部に設けられたキャビティ15と対応する位置に配置されている。そして、ハウジング本体11の幅方向両端部に設けられたキャビティ15にも端子金具90が収容される。したがって、下側仮係止部68、下側本係止部69、上側仮係止部71及び上側本係止部73の存在に起因して、キャビティ15(端子金具90の収容スペース)の領域が犠牲にならずに済み、端子金具90の極数を減少させる必要がない。
とくに、下側アーム部64には下側仮係止部68と下側本係止部69とが集約して設けられているから、スペース効率に優れ、コネクタの小型に寄与することができる。
また、下側仮係止部68及び下側本係止部69が下側アーム部64において前後方向と幅方向の両方向に位置ずれして配置されているため、前後方向に移動して引き抜かれる金型(図示せず)によって下側仮係止部68及び下側本係止部69のそれぞれの前後両面を形成することができるとともに、幅方向に移動して引き抜かれる金型(図示せず)によって下側仮係止部68及び下側本係止部69のそれぞれの左右両側面を形成することできる。したがって、下側仮係止部68及び下側本係止部69が1つの下側アーム部64に設けられているという事情があっても、設計の自由度が制約されることがない。
さらに、下側仮係止部68及び下側本係止部69、並びに、上側仮係止部71及び上側本係止部73が、フロント部材60の4つの角部に設けられ、下側係止受け部19及び上側係止受け部26が、ハウジング10の4つの角部に設けられているため、フロント部材60がハウジング10にバランス良く抜け止め保持される。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)フロント部材は、端子金具を二重係止するリテーナ機能を有しないフロントマスクであってもよい。
(2)下側仮係止部及び上側本係止部のいずれか一方は、貫通孔の内壁における下側アーム部以外の部分に設けられるものであってもよい。
(3)上側仮係止部及び上側本係止部は、1つの上側アーム部にまとめて設けられるものであってもよい。
(4)係止受け部は、フロント部材が仮係止位置にあるときに仮保持部を受ける部分と、フロント部材が本係止位置にあるときに本係止部を受ける部分とが別々に設けられるものであってもよい。
(5)フロント部材は仮係止位置に保持されることなく本係止位置に至らされるものであってもよい。この場合、フロント部材から仮係止部を省略することができる。
10…ハウジング
11…ハウジング本体
15…キャビティ
17…ランス
18…下側進入溝(進入空間)
19…下側係止受け部(係止受け部)
21…下側受け溝(進入空間)
22…上側進入溝(進入空間)
23…上側受け溝(進入空間)
26…上側係止受け部(係止受け部)
60…フロント部材
61…前壁部
62…貫通孔
64…下側アーム部(アーム部)
68…下側仮係止部(仮係止部)
69…下側本係止部(本係止部)
71…上側仮係止部(仮係止部)
72…上側アーム部(アーム部)
73…上側本係止部(本係止部)
90…端子金具

Claims (4)

  1. 端子金具の挿入空間となるキャビティを有するハウジングと、
    前記ハウジングの前面を覆うように配置され、前記キャビティと連通して相手端子金具の挿通路となる貫通孔を有するフロント部材とを備え、
    前記フロント部材の前記貫通孔の内壁に、係止部を有するアーム部が設置され、
    前記ハウジングにおける前記アーム部の進入空間に臨む位置に、前記ハウジングの抜け方向で前記係止部に係止される係止受け部を有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記フロント部材が前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とに移動可能となっており、前記係止部が前記仮係止位置にて前記係止受け部と係止する仮係止部と前記本係止位置にて前記係止受け部と係止する本係止部とからなり、前記仮係止部及び前記本係止部が1つの前記アーム部に設けられている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記仮係止部及び本係止部が前後方向と幅方向の両方向において位置ずれして配置されている請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記係止部が前記フロント部材の角部に設けられ、前記係止受け部が前記ハウジングの角部に設けられている請求項1ないし3のいずれか1項記載のコネクタ。
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