JP2013188140A - 両軸受リール - Google Patents

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Abstract

【課題】両軸受リールにおいて、回動部材が第1側板から不意に離脱するのを防止する。
【解決手段】環状部材13の係合方向の回動を規制する第1回動規制手段101と、第1回動規制手段101により環状部材13の係合方向の回動が規制された状態で環状部材13の離脱方向の回動を規制する第2回動規制手段102とを有している。
【選択図】図9

Description

本発明は、両軸受リール、特に、釣竿に取り付けられ、釣り糸を巻き取る両軸受リールに関する。
両軸受リールは、一般に、釣竿に装着されるリール本体と、リール本体の内部に配置されたスプールと、リール本体の一側に装着されたハンドルとを備えている。リール本体は、フレームと、フレームの両側方を覆う1対の第1側カバー及び第2側カバーとを有している。フレームは、1対の第1側板及び第2側板と、第1側板及び第2側板を連結する連結部材とを有している。第1側カバー及び第2側カバーは、第1側板及び第2側板の外方にそれぞれ装着されている。第2側カバーの外方には、ハンドルやスタードラグが装着されている。ハンドル装着側と逆側の第1側カバーは、スプールやブレーキ機構を着脱するために、第1側板に開閉自在に装着されている(たとえば、特許文献1参照)。
この種の第1側カバーは、リング状のカム体と、カム体を操作する操作具とを有しており、操作具の揺動操作によってカム体を回動させ、第1側板に突設した係合片にカム体を係脱させることによって、第1側カバーの第1側板に対する固定・分離を行うようになっている。
実用新案登録第2570769号公報
前記従来の両軸受リールは、第1側カバーの操作具の揺動操作することによって、第1側カバーを第1側板に固定したり、第1側カバーを第1側板から離脱させるようになっている。しかし、釣人が操作具を誤操作したり、あるいは操作具が誤動作することによって、第1側カバー(回動部材)が第1側板から不意に離脱してしまうおそれがある。
本発明の課題は、両軸受リールにおいて、回動部材が第1側板から不意に離脱するのを防止することにある。
発明1に係る両軸受リールは、釣竿に取り付けられ、釣り糸を巻き取る両軸受リールであって、リール本体と、スプールと、ハンドルと、回動部材と、第1回動規制手段と、第2回動規制手段とを備えている。リール本体は、所定の間隔をあけて対向するように配置された1対の第1側板及び第2側板を有している。スプールは、第1側板の側部に設けられた開口部から第1側板と第2側板との間の空間に第1側板及び第2側板に対して回転自在に配置され、釣り糸を巻き取る。ハンドルは、第2側板側に設けられ、スプールを回転させる。回動部材は、係合方向又は離脱方向に回動させることにより、外周部に突出して形成された係合部を、第1側板の開口部の周囲に内周側に突出して設けられた被係合部に係合又は離脱させることによって第1側板に着脱可能に装着される。第1回動規制手段は、回動部材の係合方向の回動を規制する。第2回動規制手段は、第1回動規制手段により回動部材の係合方向の回動が規制された状態で、回動部材の離脱方向の回動を規制する。
この両軸受リールでは、回動部材の係合方向の回動を規制する第1回動規制手段と、第1回動規制手段により回動部材の係合方向の回動が規制された状態で回動部材の離脱方向の回動を規制する第2回動規制手段とを有している。ここでは、第1回動規制手段により回動部材の係合方向の回動が規制された状態で、第2回動規制手段によって回動部材の離脱方向の回動が規制されているので、釣人が誤って回動部材を離脱方向に回動させたり、回動部材が勝手に離脱方向に回動したりするのを防止できるために、回動部材が第1側板から不意に離脱するのを防止することができる。
発明2に係る両軸受リールは、発明1の両軸受リールにおいて、被係合部は、第1側板の開口部の周囲の一部が外方に突出し、端面から内周側に突出した板状の部材である。係合部は、第1側板の開口部の周囲と被係合部とで生成される隙間に係合する突出部である。この場合、回動部材の第1側板に対する着脱を簡素な構成で容易に行うことができる。
発明3に係る両軸受リールは、発明1又は2の両軸受リールにおいて、第1回動規制手段は、第1側板の開口部の周囲の一部が外方に突出した第1突出部と、回動部材の外周部に突出して形成され回動部材を係合方向に回動させたとき第1突出部に接触させることにより回動部材の係合方向の回動を規制する第2突出部とを有している。この場合、第1回動規制手段の規制・規制解除を簡素な構成で行うことができる。
発明4に係る両軸受リールは、発明1から3のいずれかの両軸受リールにおいて、第2回動規制手段は、第1側板の開口部の周囲に外方に突出した第3突出部と、回動部材の外周部に突出して形成され回動部材を離脱方向に回動させたとき第3突出部に接触させることにより回動部材の離脱方向の回動を規制する第4突出部とを有している。この場合、第2回動規制手段の規制・規制解除を簡素な構成で行うことができる。
発明5に係る両軸受リールは、発明4の両軸受リールにおいて、第1側板の開口部の周囲にスプールの回転軸と平行な軸に対して揺動自在に装着されたレバー部材をさらに備えている。レバー部材は、操作部と、操作部の揺動操作によって第3突出部に接触可能な規制位置と第3突出部に接触不能な規制解除位置とに位置変更可能な第4突出部とを有している。この場合、レバー部材の操作部の揺動操作によって、第2回動規制手段の規制・規制解除を容易に行うことができる。
発明6に係る両軸受リールは、発明5の両軸受リールにおいて、回動部材の係合方向は、レバー部材の規制方向と同一方向である。この場合、回動部材の係合方向及びレバー部材の規制方向が同一であるので、釣人はレバー部材の揺動操作及び回動部材の回動操作を直感的に行うことができる。
発明7に係る両軸受リールは、発明5の両軸受リールにおいて、回動部材の係合方向は、レバー部材の規制方向と逆方向である。この場合、回動部材の係合方向及びレバー部材の規制方向が逆方向であるので、釣人はレバー部材の揺動操作及び回動部材の回動操作を意識的に逆方向に操作する必要が生じるため、回動部材が第1側板から容易に離脱するのを防止することができる。
発明8に係る両軸受リールは、発明5から7のいずれかの両軸受リールにおいて、レバー部材は、第1側板の後方下部のスプール側の側部に配置されている。この場合、リールを大型化することなく、レバー部材をコンパクトに配置することができる。
発明9に係る両軸受リールは、発明1から8のいずれかの両軸受リールにおいて、回動部材に対して軸方向に移動不能かつ相対回転可能に回動部材に別体で装着され、スプールの回転軸を支持する支持部材をさらに備えている。この場合、回動部材は支持部材と別体で設けられているので、回動部材と支持部材とを異なる材質の部材で形成できる。
発明10に係る両軸受リールは、発明1から8のいずれかの両軸受リールにおいて、回動部材に一体的に設けられ、スプールの回転軸を支持する支持部材をさらに備えている。この場合、回動部材は支持部材と一体で設けられているので、全体の部品点数を減少させることができる。
本発明によれば、両軸受リールにおいて、回動部材の係合方向の回動を規制する第1回動規制手段と、第1回動規制手段により回動部材の係合方向の回動が規制された状態で回動部材の離脱方向の回動を規制する第2回動規制手段とを有しているので、回動部材が第1側板から不意に離脱するのを防止できる。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。 前記両軸受リールのリール本体内部の構成を示す断面図。 前記両軸受リールのスプール制動装置の拡大断面図。 前記スプール制動装置の分解斜視図。 前記スプール制動装置の構成を示すブロック図。 第1側カバーに装着される環状部材の拡大正面図。 前記リール本体の拡大側面図。 前記リール本体に装着されるレバー部材の拡大正面図。 前記レバー部材の上方向の揺動操作によって前記環状部材の回動が規制されたときの前記両軸受リールの拡大斜視図。 前記レバー部材の下方向の揺動操作によって前記環状部材の回動が規制解除されたときの前記両軸受リールの拡大斜視図。 他の実施形態の前記レバー部材の下方向の揺動操作によって前記環状部材の回動が規制されたときの前記両軸受リールの拡大斜視図。 他の実施形態の前記レバー部材の上方向の揺動操作によって前記環状部材の回動が規制解除されたときの前記両軸受リールの拡大斜視図。
〔リールの構成〕
本発明の一実施形態による両軸受リールは、図1及び図2に示すように、ベイトキャスト用のロープロフィル形の両軸受リールである。このリールは、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。
ハンドル2は、アーム部2aと、アーム部2aの両端に回転自在に装着された把手2bとを有するダブルハンドル形のものであり、アーム部2aは、図2に示すように、ハンドル軸30の先端に回転不能に装着されており、ナット28によりハンドル軸30に締結されている。
リール本体1は、たとえばマグネシウム合金などの軽金属製の部材であり、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6及び第2側カバー7とを有している。リール本体1の内部には糸巻き用のスプール12がスプール軸20(図2参照)を介して回転自在に装着されている。
フレーム5内には、図2に示すように、スプール12と、サミングを行う場合の親指の当てとなるクラッチレバー17(図1参照)と、スプール12内に均一に釣り糸を巻くためのレベルワインド機構18とが配置されている。またフレーム5と第2側カバー7との間には、ハンドル2からの回転力をスプール12及びレベルワインド機構18に伝えるためのギア機構19と、スプール12とハンドル2との連結・遮断するクラッチ機構21と、クラッチレバー17の操作に応じてクラッチ機構21を制御するためのクラッチ制御機構22と、スプール12を制動するドラグ機構23と、スプール12の回転時の抵抗力を調整するためのキャスティングコントロール機構24とが配置されている。また、フレーム5と第1側カバー6との間には、キャスティング時のバックラッシュを抑えるための電気制御式のスプール制動機構25が配置されている。
フレーム5は、図2及び図4に示すように、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された1対の第1側板8及び第2側板9と、これらの第1側板8及び第2側板9を一体で連結する複数の連結部10aとを有している。
第1側板8は、図3、図4及び図7に示すように、中央部に円形に形成された開口部8aと、開口部8aの周囲に間隔をあけて3箇所に形成され環状部材13(本発明の回動部材の一例)を第1側板8に着脱自在に固定する被係合部8bと、後方下部に形成され環状部材13の離脱方向の回動を規制する第2回動規制手段102を構成する第4突出部95b(図8参照)を有するレバー部材95を揺動自在に支持する貫通孔8c(図7参照)と、後方下部の貫通孔8cのやや下方に突出して形成され環状部材13の係合方向の回動を規制する第1回動規制手段101を構成する第1突出部8d(図7参照)とを有している。
被係合部8bは、図7に示すように、第1側板8の開口部8aの周囲の一部が外方に突出し、端面から内周側に突出した3つの板状の部材である。被係合部8bは、第1側板8と一体成形されている。第1側板8の開口部8aの周囲と被係合部8bとの間には、隙間が生成されており、この隙間に後述する環状部材13の係合部13bが第1側カバー6側から見て反時計回りの方向に係合するようになっている。被係合部8bは、第1側板8の開口部8aの周囲に間隔をあけて3箇所に形成されており、具体的には、第1側板8の開口部8aの周囲の前部に2箇所形成され、第1側板8の開口部8aの周囲の後部に1箇所形成されている。
貫通孔8cは、図7に示すように、第1側板8の後方下部に円形に貫通して形成されており、後述するレバー部材95の筒部95c(図8参照)を支持している。貫通孔8cは、第1側板8の開口部8aの周囲の後部に形成された被係合部8bの下部近傍に配置されている。
第1突出部8dは、図7に示すように、第1側板8の後方下部の貫通孔8cのやや下方に突出して形成され、後述する環状部材13の第2突出部13cが接触して環状部材13の係合方向の回動を規制する突出部である。第1突出部8dは、第1側板8の後方下部の外形に沿って形成された突出部の下端部であって、この下端部は第2突出部13cが接触可能な壁面を有している。なお、第1突出部8dは、環状部材13の係合方向の回動を規制する第1回動規制手段101を構成している。
環状部材13は、図3、図4及び図6に示すように、ダイカスト成形により形成されたリング状のアルミニウム合金製の部材であって、その表面には、陽極酸化処理による陽極酸化被膜が形成されている。環状部材13の内周部には、後述する支持部材81が装着されており、支持部材81の内周側には、スプール12の一端を支持する軸受26aが収納される軸受収納部14が設けられている。
環状部材13は、図6に示すように、内周部に円形に形成された開口部13aと、外周部の3箇所に間隔をあけて径方向外方に突出して形成され第1側板8の被係合部8bにそれぞれ係合する係合部13bと、前部下側の係合部13bと後部の係合部13bとの間の外周部に径方向外方に突出して形成され第1側板8の第1突出部8dに接触し環状部材13の係合方向の回動を規制する第1回動規制手段101を構成する第2突出部13cと、後部の係合部13bの第2突出部13cに近接する側に連設して形成され後述するレバー部材95の第4突出部95b(図8参照)に接触して環状部材13の離脱方向の回動を規制する第2回動規制手段102を構成する第3突出部13dとを有している。
係合部13bは、図6に示すように、第1側板8の開口部8aの周囲と被係合部8bとで生成される隙間に係合する突出部であって、第1側カバー6側から見て反時計回りの方向に係合するようになっている。係合部13bは、係合側端部が係合方向に向かって板厚がやや薄くなるように形成されたカム形状になっている。係合部13bは、環状部材13の外周部に間隔をあけて3箇所に形成されており、具体的には、環状部材13の前部に2箇所形成され、環状部材13の後部に1箇所形成されている。環状部材13の前部に2箇所形成された係合部13bは、第1側板8の開口部8aの周囲の前部に2箇所形成された被係合部8bにそれぞれ係合し、環状部材13の後部に形成された係合部13bは、第1側板8の開口部8aの周囲の後部に形成された被係合部8b係合するようになっている。ここでは、環状部材13は、係合方向又は離脱方向に回動させることにより、外周部に突出して形成された係合部13bを、第1側板8の開口部8aの周囲に内周側に突出して設けられた被係合部8bに係合又は離脱させることによって第1側板8に着脱可能に装着される。
第2突出部13cは、図6に示すように、前部下側の係合部13bと後部の係合部13bとの間の外周部に径方向外方に突出して形成され、第1側板8の第1突出部8dに接触し環状部材13の係合方向の回動を規制する突出部である。第2突出部13cは、環状部材13の外周部の径方向外方に突出した先端部がやや軸方向外方に突出し、この突出部分がさらに後方に突出するように形成されており、この後方突出部は第1側板8の第1突出部8dに接触可能な壁面を有している。なお、第2突出部13cは、環状部材13の係合方向の回動を規制する第1回動規制手段101を構成している。
第3突出部13dは、図6に示すように、後部の係合部13bの第2突出部13cに近接する側に連設して形成され、レバー部材95の第4突出部95b(図8参照)に接触して環状部材13の離脱方向の回動を規制する突出部である。第3突出部13dは、後部の係合部13bの下側に後部の係合部13bよりやや小さい外形となるように後部の係合部13bと一体成形された突出部である。ここでは、第3突出部13dの下端部がレバー部材95の第4突出部95bに接触し、環状部材13の係合方向の回動が規制された状態で、環状部材13の離脱方向の回動を規制する。なお、第3突出部13dは、環状部材13の離脱方向の回動を規制する第2回動規制手段102を構成している。
レバー部材95は、図3、図4及び図8に示すように、第1側板8の後方下部のスプール12側の側部に配置され、第1側板8の開口部8aの周囲にスプール軸20と平行な軸に対して揺動自在に装着されている。レバー部材95は、操作部95aと、操作部95aの揺動操作によって第3突出部13dに接触可能な規制位置と第3突出部13dに接触不能な規制解除位置とに位置変更可能な第4突出部95b(図8参照)と、第1側板8の貫通孔8cに揺動自在に支持される筒部95c(図8参照)と、筒部95cの先端外周部に形成されOリング96(図4参照)を装着することによってレバー部材95を抜け止めする溝部95d(図8参照)とを有している。
操作部95aは、図8に示すように、筒部95cの基端部に筒部95cより大径に形成された部分の下部に径方向外方に突出し、さらに筒部95cの先端部方向に折れ曲がるように突出して形成されている。操作部95aは、釣人が指で摘んで上下方向に揺動操作可能なつまみであって、操作部95aの上方向の揺動操作によって第4突出部95bが第3突出部13dの下端部に接触して環状部材13の回動が規制され(図9参照)、操作部95aの下方向の揺動操作によって第4突出部95bが第3突出部13dの下端部に接触しない状態になることで環状部材13の回動が規制解除される(図10参照)。
第4突出部95bは、図8に示すように、筒部95cの先端部の上側部分に突出して形成された突出部であって、操作部95aの揺動操作によって第3突出部13dに接触可能な規制位置と第3突出部13dに接触不能な規制解除位置とに位置変更可能である。第4突出部95bは、図9に示すように、操作部95aを上方向の揺動操作すると、第3突出部13dの下端部に接触して環状部材13の回動が規制される。逆に、第4突出部95bは、図10に示すように、操作部95aの下方向の揺動操作すると、第3突出部13dの下端部に接触しない位置に配置されるので、環状部材13の回動が規制解除される。なお、第4突出部95bは、環状部材13の離脱方向の回動を規制する第2回動規制手段102を構成している。
第1回動規制手段101は、図9及び図10に示すように、環状部材13の係合方向の回動を規制する。第1回動規制手段101は、第1側板8の開口部8aの周囲の一部が外方に突出した第1突出部8dと、環状部材13の外周部に突出して形成され環状部材13を係合方向に回動させたとき第1突出部8dに接触させることにより環状部材13の係合方向の回動を規制する第2突出部13cとを有している。
第2回動規制手段102は、図9及び図10に示すように、第1回動規制手段101により環状部材13の係合方向の回動が規制された状態で、環状部材13の離脱方向の回動を規制する。第2回動規制手段102は、第1側板8の開口部8aの周囲に外方に突出した第3突出部13dと、環状部材13の外周部に突出して形成され環状部材13を離脱方向に回動させたとき第3突出部13dに接触させることにより環状部材13の離脱方向の回動を規制する第4突出部95bとを有している。
ここでは、レバー部材95の上方向の揺動操作によって環状部材13の回動が規制され(図9参照)、レバー部材95の下方向の揺動操作によって環状部材13の回動が規制解除される(図10参照)。また、レバー部材95の規制方向は、環状部材13の係合方向と同一方向である。すなわち、環状部材13の係合方向(第1側カバー6側から見て反時計回りの方向)及びレバー部材95の規制方向(上方向、第1側カバー6側から見て反時計回りの方向)が同一である。
次に、環状部材13を第1側板8に着脱する方法を詳細に説明する。
まず、環状部材13を第1側板8に取り付けるには、環状部材13を第1側板8の開口部8aの周囲に配置し、環状部材13を係合方向(第1側カバー6側から見て反時計回りの方向)に回動させて、環状部材13の3箇所の係合部13bを第1側板8の3箇所の被係合部8bに係合する。そして、環状部材13の第2突出部13cが第1側板8の第1突出部8dに接触するまで環状部材13を係合方向に回動させ、環状部材13の係合方向の回動が規制される。環状部材13の係合方向の回動が規制された状態で、レバー部材95の操作部95aを規制方向(上方向、第1側カバー6側から見て反時計回りの方向)に揺動操作すると、レバー部材95の第4突出部95bが環状部材13の第3突出部13dに接触し(図9参照)、環状部材13の離脱方向の回動が規制され、環状部材13が第1側板8に固定される。
逆に、環状部材13を第1側板8からに取り外すには、レバー部材95の操作部95aを規制解除方向(下方向、第1側カバー6側から見て時計回りの方向)に揺動操作すると、レバー部材95の第4突出部95bが環状部材13の第3突出部13dに接触しない状態になり(図10参照)、環状部材13の回動が規制解除される。この状態で、環状部材13を離脱方向(第1側カバー6側から見て時計回りの方向)に回動させて、環状部材13の3箇所の係合部13bが第1側板8の3箇所の被係合部8bから離脱し、環状部材13を第1側板8から取り外すことができる。
スプール12は、図2に示すように、両側部に皿状のフランジ部12aを有しており、両フランジ部12aの間に筒状の糸巻胴部12bを有している。図2左側のフランジ部12aの外周面は、糸噛みを防止するために開口部8aの内周側に僅かな隙間をあけて配置されている。スプール12は、糸巻胴部12bの内周側を貫通するスプール軸20にたとえばセレーション結合により回転不能に固定されている。
スプール軸20は、たとえばSUS304等の非磁性金属製であり、第2側板9を貫通して第2側カバー7の外方に延びている。その延びた一端は、第2側カバー7に装着されたボス部に軸受26bにより回転自在に支持されている。またスプール軸20の他端は軸受26bにより回転自在に支持されている。スプール軸20の中心には、大径部20aが形成されており、両端に軸受26a、軸受26bに支持される小径部20b、小径部20cが形成されている。なお、軸受26a、軸受26bは転がり部材と内輪及び外輪とがSUS404C製でその表面を改質して耐食性を向上させた転がり軸受である。
さらに、図1左側の小径部20cと大径部20aとの間には両者の中間の外径を有する、後述する磁石61を装着するための磁石装着部20dが形成されている。磁石装着部20dには、たとえば、SUM(押出・切削)等の鉄材の表面に無電界ニッケルめっきを施した磁性体製の磁石保持部27がたとえばセレーション結合により回転不能に固定されている。磁石保持部27は、断面が正方形で中心に磁石装着部20dが貫通する貫通孔27aが形成された四角柱状の部材である。磁石保持部27の固定方法はセレーション結合に限定されず、キー結合やスプライン結合等の種々の結合方法を用いることができる。
スプール軸20の大径部20aの右端は、第2側板9の貫通部分に配置されており、そこにはクラッチ機構21を構成する係合ピン29が固定されている。係合ピン29は、直径に沿って大径部20aを貫通しており、その両端が径方向に突出している。
クラッチレバー17は、図1に示すように、1対の第1側板8及び第2側板9の間の後部でスプール12後方に配置されている。クラッチレバー17はクラッチ制御機構22に連結されており、第1側板8及び第2側板9の間で上下方向にスライドして、クラッチ機構21を連結状態と遮断状態とに切り換える。
ギア機構19は、ハンドル軸30と、ハンドル軸30に固定されたドライブギア31と、ドライブギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32とを有している。ハンドル軸30は、第2側板9及び第2側カバー7に回転自在に装着されており、ローラ型のワンウェイクラッチ及び爪式のワンウェイクラッチにより糸繰り出し方向の回転(逆転)が禁止されている。ローラ型のワンウェイクラッチは、第2側カバー7とハンドル軸30との間に装着されている。ドライブギア31は、ハンドル軸30に回転自在に装着されており、ハンドル軸30とドラグ機構23を介して連結されている。
ピニオンギア32は、第2側板9の外方から内方に延び、中心にスプール軸20が貫通する筒状部材であり、スプール軸20に軸方向に移動自在に装着されている。また、ピニオンギア32の図2左端側は、軸受33により第2側板9に回転自在かつ軸方向移動自在に支持されている。ピニオンギア32の図2左端部には係合ピン29に噛み合う噛み合い溝32aが形成されている。この噛み合い溝32aと係合ピン29とによりクラッチ機構21が構成される。また中間部にはくびれ部32bが、右端部にはドライブギア31に噛み合うギア部32cがそれぞれ形成されている。
クラッチ制御機構22は、スプール軸20方向に沿って移動するクラッチヨーク35を有している。また、クラッチ制御機構22は、スプール12の糸巻き取り方向の回転に連動してクラッチ機構21をクラッチオンさせる図示しないクラッチ戻し機構を有している。
キャスティングコントロール機構24は、スプール軸20の両端を挟むように配置された複数の摩擦プレート51と、摩擦プレート51によるスプール軸20の挟持力を調節するための制動キャップ52とを有している。左側の摩擦プレート51は、軸受収納部14内に装着されている。
〔スプール制動機構の構成〕
スプール制動機構25は、図5に示すように、スプール12とリール本体1とに設けられたスプール制動ユニット40と、釣り糸に作用する張力を検出するための回転速度センサ41と、スプール制動ユニット40を4つの制動モードのいずれかで電気的に制御するスプール制御ユニット42と、4つの制動モードを選択するためのモードつまみ43とを有している。
スプール制動ユニット40は、スプール12を発電により制動する電気的に制御可能なものである。スプール制動ユニット40は、スプール軸20に回転方向に並べて配置された複数(たとえば4つ)の磁石61を含む回転子60と、回転子60の外周側に対向して配置され直列接続された複数(たとえば4つ)のコイル62と、直列接続された複数のコイル62の両端が接続されたスイッチ素子63とを備えている。スプール制動ユニット40は、磁石61とコイル62との相対回転により発生する電流を、スイッチ素子63によりオンオフすることによりデューティ比を変更してスプール12を制動する。スプール制動ユニット40で発生する制動力はスイッチ素子63のオン時間が長いほど(デューティ比が大きいほど)に強くなる。
回転子60の4つの磁石61は、周方向に並べて配置され極性が交互に異なっている。磁石61は、磁石保持部27と略同等の長さを有する部材であり、その外側面は断面円弧状の面であり、内側面は平面である。この内側面がスプール軸20の磁石保持部27の外周面に接触して配置されている。
糸巻胴部12bの内周面の磁石61に対向する位置には、図2に示すように、たとえば、SUM(押出・切削)等の鉄材の表面に無電界ニッケルめっきを施した磁性体製のスリーブ68が装着されている。スリーブ68は、糸巻胴部12bの内周面に圧入又は接着などの適宜の固定手段により固定されている。このような磁性体製のスリーブ68を磁石61に対向して配置すると、磁石61からの磁束がコイル62を集中して通過するので、発電及びブレーキ効率が向上する。
コイル62は、コギングを防止してスプール12の回転をスムーズにするためにコアレスタイプのものが採用されている。さらにヨークも設けられていない。コイル62は、巻回された芯線が磁石61に対向して磁石61の磁場内に配置されるように略矩形に巻回されている。4つのコイル62は直列接続されており、その両端がスイッチ素子63に接続されている。コイル62は、磁石61の外側面との距離が略一定になるようにスプール軸芯に対して実質的に同芯の円弧状にスプール12の回転方向に沿って湾曲して成形されている。このため、コイル62と回転中の磁石61との隙間を一定に維持することができる。コイル62は、後述する回路基板70に取り付けられている
スイッチ素子63は、図5に示すように、たとえば高速でオンオフ制御できる並列接続された2つのFET63a(電界効果トランジスタ)を有している。FET63aの各ドレイン端子に直列接続されたコイル62が接続されている。このスイッチ素子63も回路基板70に装着されている。
回転速度センサ41は、たとえば、投光部と受光部とを有する投受光型の光電スイッチを用いている。回路基板70に対向するスプール12のフランジ部12aの外側面には、回転方向に間隔を隔てて配置されたに複数のスリットを有する検出筒部12cが一体形成されており、回転速度センサ41は、検出筒部12cを挟んで投光部と受光部とが対向して配置され、スリットを通過する光によりスプール12の回転速度を検出している。
モードつまみ43は、4つの制動モードのいずれかを選択するために設けられている。4つの制動モードは、第1制動力及び第2制動力が異なる制動モードであり、Lモード(遠投モード)と、Mモード(中距離モード)と、Aモード(オールラウンドモード)と、Wモード(ウインドモード)の4つのモードである。
ここで、Lモードは、比重の軽い釣り糸を使用し、追い風の恵まれた条件においてスプーン、メタルジグ、バイブレーションなどの空気抵抗が少なく重い仕掛け(ルアー)を超遠投するためのロングディスタンスモードである。キャスティング直後のエネルギーを極限まで利用し、最大回転数を可能な限り高め、さらに中盤以降をほとんどフリーにして飛距離を伸ばせるように考慮された制動モードであり、第1制動力が最も小さく設定されている。
Mモードは、重心移動式プラグやペンシルベイト、バイブレーションなど空気抵抗の少ない仕掛け(プラグ)で快適に遠投できるように設定された制動モードである。キャスティング直後のオーバーランを抑えつつ、中盤以降を上手く補正してギリギリのところでバックラッシュさせずに飛距離を伸ばせるように設定している。比重の小さいポリアミド樹脂系の釣り糸を使用する場合、このモードを基準に設定するのが好ましい。
Aモードは、キャスティング直後のエネルギーを極限まで利用しつつ、後半の伸びを重視したブレーキ設定である。釣り糸や仕掛けの種類、風向きを問わず、ほとんどの状況でオールマイティーに使用可能である。特に、比重の重いフロロカーボン系の釣り糸を使用する場合、このモードを基準に設定するのが好ましい。
Wモードは、完全な向かい風の中で仕掛けの飛行距離が落ちる状況でもバックラッシュを可及的に抑えて飛行距離を伸ばすモードであり、第2制動力が最も大きく設定されている。飛行中に回転して減速しやすい重心固定ミノーやフラットサイドクランクを向かい風に向かって投げる場合に最適な用に設定されている。また、ピッチングやスキッピングなどのライトキャスティングであっても低回転からしっかりとバックラッシュを防止するように設定されている。
モードつまみ43は、図4に示すように、第1側カバー6に回動自在かつ制動モードに応じた4つの回転位相に位置決め可能に設けられている。モードつまみ43には、図示しない磁石が設けられている。回路基板70には、図10に示すように、磁石が回動する領域に間隔を隔てて配置された2つのホール素子からなるモードつまみ位置センサ45が設けられている。モードつまみ位置センサ45は、磁石の通過による2つのホール素子のオンオフの変化、具体的には、両方オン、一方オン他方オフ、一方オフ他方オン、両方オフにより、後述する制御部55は、モードつまみの回転位相を検出し、4つの制動モードのいずれかを回転位相に応じて設定する。
モードつまみ43は、図4に示すように、4つの制動モードを選択するために回動操作するためのダイヤルであるつまみ部43aと、つまみ部43aが回動自在に支持されるつまみ本体43bと、つまみ部43aの先端部に固定され図示しない磁石を取り付けるための磁石取付台43cと、つまみ本体43bの裏面側に形成されつまみ部43aの回動に連動して揺動する磁石取付台43cの揺動を規制するために磁石取付台43cの側端部が当たる段差である図示しない壁部と、つまみ本体43bのつまみ部43aと逆側に配置され4つの凹部を有する円板状の発音円板43eと、発音円板43eの凹部に当接して発音するピン部材とばね部材からなる発音部材43fとを有している。
スプール制御ユニット42は、支持部材81のスプール12のフランジ部12aに対向する面に装着された回路基板70と、回路基板70に搭載された制御部55とを有している。
回路基板70は、中心が円形に開口する座金形状のリング状の基板であり、軸受収納部14の外周側でスプール軸20と実質的に同芯に配置されている。回路基板70は、支持部材81に相対回動自在に装着されている。また、回路基板70は、開口部8aに対して所定の位相で配置されるように位置決めされている。これにより、支持部材81を開口部8aに固定された環状部材13に対して回して着脱しても回路基板70が一定の位相で配置される。
ここでは、回路基板70が支持部材81のスプール12のフランジ部12aと対向する面に装着されているので、回転子60の周囲に配置されたコイル62を回路基板70に直接取り付けることができる。このため、コイル62と回路基板70とを接続するリード線が不要になり、コイル62と回路基板70との絶縁不良を軽減できる。しかも、コイル62が支持部材81に取り付けられた回路基板70に装着されているので、回路基板70を支持部材81に取り付けるだけでコイル62も支持部材81に装着される。このため、スプール制動機構25を容易に組み立てできる。さらに、回路基板70がスプール軸部に相対回転自在に装着され、かつ開口部8aに対して所定の位相に位置決めされるので、回路基板70とリール本体1との位相が変化しない。このため、開閉する第1側カバー6に装着されたモードつまみ43に磁石を設け、回路基板70にホール素子を設けても、ホール素子が磁石を常に同じ位置関係で検出できる。
制御部55は、たとえばCPU55a、RAM55b、ROM55c及びI/Oインターフェイス55d等が搭載されたマイクロコンピュータから構成されている。制御部55のROM55cには、制御プログラムが格納されるとともに、2つの制動処理にわたる基本制動力や補正制動力やタイマなどのデータがそれぞれ4つの制御モードに応じて格納されている。また、各制御モード時の張力の参照張力や開始張力などの設定値なども格納されている。制御部55には、回転速度センサ41と、モードつまみ43の回動位置を検出するためのモードつまみ位置センサ45とが接続されている。また、制御部55には、スイッチ素子63の各FET63aのゲートが接続されている。制御部55は、回転速度センサ41、つまみ位置検出センサ56からの入力と制御プログラムとにより、スプール制動ユニット40のスイッチ素子63をたとえば周期1/1000秒のPWM(パルス幅変調)信号によりオンオフ制御する。具体的には、制御部55は、選択された制動モードにおいて、回転速度に応じて減少するデューティ比Dでスイッチ素子63をオンオフ制御する。制御部55には電源としての蓄電素子57からの電力が供給される。この電力は回転速度センサ41とつまみ位置検出センサ56にも供給される。
電源としての蓄電素子57は、たとえば電解コンデンサを用いており、整流回路58に接続されている。整流回路58はスイッチ素子63に接続されており、回転子60とコイル62とを有し発電機として機能するスプール制動ユニット40からの交流電流を直流に変換しかつ電圧を安定化して蓄電素子57に供給する。
なお、これらの整流回路58及び蓄電素子57も回路基板70に搭載されている。この回路基板70に搭載されたコイル62を含む各部は、ホットメルトモールディング法により形成された合成樹脂絶縁体製の絶縁被膜により覆われている。絶縁被膜は鍔付き円筒状に形成されており、コイル62と回路基板70と回路基板70に装着された電気部品とを覆っている。ただし、回転速度センサ41の投受光部分は絶縁被膜から露出している。
このようなスプール制動機構25をリール本体1に着脱可能に取り付けるために必要な両軸受リールの構成部品について説明する。
スプール制動機構25が取り付けられる両軸受リールは、図3及び図4に示すように、第1側板8の開口部8aに固定された環状部材13の内周部に装着される筒状部81aと筒状部81aの内側に設けられスプール軸20の端部を支持する回転支持部81bとを有する支持部材81と、筒状部81aの内側に相対回転可能に装着され回路基板70と回路基板70に装着された電気部品とコイル62とインサート部材84と絶縁被膜とが一体的なユニットとなった基板組立体80と、筒状部81aの内側と基板組立体80の外側との間に装着され基板組立体80を支持部材81に対して軸方向に抜け止めするCリングからなる抜け止め部材83と、第1側板8の開口部8aの内周部に軸方向移動不能に装着される環状部材13と、基板組立体80を環状部材13に対して回り止めする回り止め部材である基板固定板82とをさらに備えている。なお、図示していないが、基板組立体80の支持部材81と対向する面には、基板組立体80の印刷面を隠蔽するためのシート部材が貼付されている。
支持部材81は、図3及び図4に示すように、第1側板8の開口部8aに固定された環状部材13の内周部に装着される筒状部81aと、筒状部81aの内側に設けられスプール軸20の端部を支持する回転支持部81bとを有している。筒状部81aの内周部には、周方向に沿って環状に形成された溝部81dが形成されており、基板組立体80の外周に装着されたCリングからなる抜け止め部材83が溝部81dに圧接された状態で装着される。ここでは、Cリングからなる抜け止め部材83が、基板組立体80の外周部及び溝部81dに圧接された状態で装着されるので、基板組立体80が支持部材81から軸方向に移動するのが規制されるとともに、基板組立体80が支持部材81に対して相対回転可能な状態となる。支持部材81は、図3に示すように、回転支持部81bの底部の2箇所に形成された貫通孔81cをさらに有しており、第1側板8側から装着された2つの固定部材97を第1側カバー6に形成された2箇所の雌ねじ部6aに螺合させることによって、支持部材81を第1側カバー6に固定している。
基板固定板82は、図3及び図4に示すように、コイル62を挿通するように基板組立体80に固定される板状部材であって、板面側に間隔をあけて3箇所に形成された貫通孔82aを有している。ここでは、3つの貫通孔82aに3つのボルトからなる固定部材85を基板組立体80のインサート部材84にねじ止めすることによって、基板組立体80に基板固定板82を相対移動不能に固定している。基板固定板82の外形は、基板組立体80の外形より大きい外形を有しており、基板組立体80を支持部材81に装着したときに、外形の大きい基板固定板82によって、基板組立体80が支持部材81装着側と逆側方向に抜けるのを防止できる。
〔実釣時のリールの操作及び動作〕
キャスティングを行うときには、クラッチレバー17を下方に押圧してクラッチ機構21をクラッチオフ状態にする。このクラッチオフ状態では、スプール12が自由回転状態になり、キャスティングを行うと仕掛けの重さにより釣り糸がスプール12から勢いよく繰り出される。このキャスティングによりスプール12が回転すると、磁石61がコイル62の内周側を回転して、スイッチ素子63をオンするとコイル62に電流が流れスプール12が制動される。キャスティング時にはスプール12の回転速度は徐々に速くなり、ピークを越えると徐々に減速する。
仕掛けが着水すると、ハンドル2を糸巻き取り方向に回転させて図示しないクラッチ戻し機構によりクラッチ機構21をクラッチオン状態にし、リール本体1をパーミングしてアタリを待つ。
このような両軸受リールでは、環状部材13の係合方向の回動を規制する第1回動規制手段101と、第1回動規制手段101により環状部材13の係合方向の回動が規制された状態で環状部材13の離脱方向の回動を規制する第2回動規制手段102とを有している。ここでは、第1回動規制手段101により環状部材13の係合方向の回動が規制された状態で、第2回動規制手段102によって環状部材13の離脱方向の回動が規制されているので、釣人が誤って環状部材13を離脱方向に回動させたり、環状部材13が勝手に離脱方向に回動したりするのを防止できるために、環状部材13が第1側板8から不意に離脱するのを防止できる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、ベイトキャスト用のロープロフィル形の両軸受リールを例にあげて説明したが、丸形の両軸受リールであってもよい。
(b) 前記実施形態では、発電によりスプールを制動するスプール制動ユニットを開示したが、スプール制動ユニットは、電気的に制御可能なものに限定されるものではなく、遠心式のスプール制動ユニットや、マグネット式のスプール制動ユニットであってもよい。
(c) 前記実施形態では、環状部材13の係合方向は、レバー部材95の規制方向と同一方向であったが、図11及び図12に示すように、環状部材13の係合方向を、レバー部材95の規制方向と逆方向にしてもよい。すなわち、環状部材13の係合方向(第1側カバー6側から見て反時計回りの方向)及びレバー部材95の規制方向(下方向、第1側カバー6側から見て時計回りの方向)が逆方向であってもよい。
(d) 前記実施形態では、環状部材13は、支持部材81と別体であったが、環状部材13を支持部材81と一体で設けたものを回動部材としてもよい。また、第1側カバー6に支持部材81を一体で設けたものを回動部材としてもよい。
1 リール本体
2 ハンドル
2a アーム部
2b 把手
3 スタードラグ
5 フレーム
6 第1側カバー
6a 雌ねじ部
7 第2側カバー
8 第1側板
8a 開口部
8b 被係合部
8c 貫通孔
8d 第1突出部
9 第2側板
10a 連結部
12 スプール
12a フランジ部
12b 糸巻胴部
12c 検出筒部
13 環状部材
13a 開口部
13b 係合部
13c 第2突出部
13d 第3突出部
14 軸受収納部
17 クラッチレバー
18 レベルワインド機構
19 ギア機構
20 スプール軸
20a 大径部
20b 小径部
20c 小径部
20d 磁石装着部
21 クラッチ機構
22 クラッチ制御機構
23 ドラグ機構
24 キャスティングコントロール機構
25 スプール制動機構
26a 軸受
26b 軸受
27 磁石保持部
28 ナット
29 係合ピン
30 ハンドル軸
31 ドライブギア
32 ピニオンギア
32a 噛み合い溝
32b くびれ部
32c ギア部
33 軸受
35 クラッチヨーク
40 スプール制動ユニット
41 回転速度センサ
42 スプール制御ユニット
43 モードつまみ
43a つまみ部
43b つまみ本体
43c 磁石取付台
43e 発音円板
43f 発音部材
45 モードつまみ位置センサ
51 摩擦プレート
52 制動キャップ
55 制御部
55a CPU
55b RAM
55c ROM
55d I/Oインターフェイス
56 つまみ位置検出センサ
57 蓄電素子
58 整流回路
60 回転子
61 磁石
62 コイル
63 スイッチ素子
63a FET
68 スリーブ
70 回路基板
80 基板組立体
81 支持部材
81a 筒状部
81b 回転支持部
81c 貫通孔
81d 溝部
82 基板固定板
82a 貫通孔
83 抜け止め部材
84 インサート部材
85 固定部材
95 レバー部材
95a 操作部
95b 第4突出部
95c 筒部
95d 溝部
96 Oリング
97 固定部材
101 第1回動規制手段
102 第2回動規制手段

Claims (10)

  1. 釣竿に取り付けられ、釣り糸を巻き取る両軸受リールであって、
    所定の間隔をあけて対向するように配置された1対の第1側板及び第2側板を有するリール本体と、
    前記第1側板の側部に設けられた開口部から前記第1側板と前記第2側板との間の空間に前記第1側板及び前記第2側板に対して回転自在に配置され、前記釣り糸を巻き取るスプールと、
    前記第2側板側に設けられ、前記スプールを回転させるハンドルと、
    係合方向又は離脱方向に回動させることにより、外周部に突出して形成された係合部を、前記第1側板の前記開口部の周囲に内周側に突出して設けられた被係合部に係合又は離脱させることによって前記第1側板に着脱可能に装着される回動部材と、
    前記回動部材の前記係合方向の回動を規制する第1回動規制手段と、
    前記第1回動規制手段により前記回動部材の前記係合方向の回動が規制された状態で、前記回動部材の離脱方向の回動を規制する第2回動規制手段と、
    を備えた両軸受リール。
  2. 前記被係合部は、前記第1側板の前記開口部の周囲の一部が外方に突出し、端面から内周側に突出した板状の部材であり、
    前記係合部は、前記第1側板の前記開口部の周囲と前記被係合部とで生成される隙間に係合する突出部である、請求項1に記載の両軸受リール。
  3. 前記第1回動規制手段は、前記第1側板の前記開口部の周囲の一部が外方に突出した第1突出部と、前記回動部材の外周部に突出して形成され前記回動部材を前記係合方向に回動させたとき前記第1突出部に接触させることにより前記回動部材の前記係合方向の回動を規制する第2突出部とを有している、請求項1又は2に記載の両軸受リール。
  4. 前記第2回動規制手段は、前記第1側板の前記開口部の周囲に外方に突出した第3突出部と、前記回動部材の外周部に突出して形成され前記回動部材を前記離脱方向に回動させたとき前記第3突出部に接触させることにより前記回動部材の前記離脱方向の回動を規制する第4突出部とを有している、請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リール。
  5. 前記第1側板の前記開口部の周囲に前記スプールの回転軸と平行な軸に対して揺動自在に装着されたレバー部材をさらに備え、
    前記レバー部材は、操作部と、前記操作部の揺動操作によって前記第3突出部に接触可能な規制位置と前記第3突出部に接触不能な規制解除位置とに位置変更可能な前記第4突出部とを有している、請求項4に記載の両軸受リール。
  6. 前記回動部材の前記係合方向は、前記レバー部材の規制方向と同一方向である、請求項5に記載の両軸受リール。
  7. 前記回動部材の前記係合方向は、前記レバー部材の規制方向と逆方向である、請求項5に記載の両軸受リール。
  8. 前記レバー部材は、前記第1側板の後方下部の前記スプール側の側部に配置されている、請求項5から7のいずれか1項に記載の両軸受リール。
  9. 前記回動部材に対して軸方向に移動不能かつ相対回転可能に前記回動部材に別体で装着され、前記スプールの回転軸を支持する支持部材をさらに備えている、請求項1から8のいずれか1項に記載の両軸受リール。
  10. 前記回動部材に一体的に設けられ、前記スプールの回転軸を支持する支持部材をさらに備えている、請求項1から8のいずれか1項に記載の両軸受リール。
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