JP2006197810A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2006197810A5
JP2006197810A5 JP2005010201A JP2005010201A JP2006197810A5 JP 2006197810 A5 JP2006197810 A5 JP 2006197810A5 JP 2005010201 A JP2005010201 A JP 2005010201A JP 2005010201 A JP2005010201 A JP 2005010201A JP 2006197810 A5 JP2006197810 A5 JP 2006197810A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
braking
coil
casting
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005010201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006197810A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2005010201A priority Critical patent/JP2006197810A/ja
Priority claimed from JP2005010201A external-priority patent/JP2006197810A/ja
Priority to US11/319,582 priority patent/US7165737B2/en
Priority to SG200600149A priority patent/SG124353A1/en
Priority to MYPI20060115A priority patent/MY135103A/en
Priority to TW095101462A priority patent/TW200635507A/zh
Priority to KR1020060004943A priority patent/KR20060083907A/ko
Priority to CN 200610001508 priority patent/CN1806540A/zh
Publication of JP2006197810A publication Critical patent/JP2006197810A/ja
Publication of JP2006197810A5 publication Critical patent/JP2006197810A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

両軸受リールのスプール制動装置
本発明は、スプール制動装置、特に、キャスティングに用いられ、リール本体に回転自在に装着され釣り糸が装着されるスプールを電気的に制御可能に制動する両軸受リールのスプール制動装置に関する。
両軸受リールのスプールを電気的に制御可能に制動するスプール制動装置が知られている。従来の電気制御可能なスプール制動装置は、スプール制動ユニット(スプール制動手段の従来例)と、スプール制動ユニットを電気的に制御するスプール制御ユニット(スプール制御手段の従来例)とを有している(たとえば、特許文献1及び2参照)。
前者の従来のスプール制動装置では、スプール制動ユニットは、スプールの外側でスプール軸の外周に装着された複数の磁石と、複数の磁石の外周側にその端面が対向するよう放射状に配置された複数のコイルと、スイッチ素子(マイクロプロセッサ)とを有している。スプール制御ユニットは、スプールが最大回転速度で回転するピーク時間を識別し、識別したピーク時間に基づいてスプール制動ユニットを制御している。
後者の従来のスプール制動装置では、スプール制動ユニットは、スプールの糸巻胴部の内周面に固定された複数の磁石と、スプールが回転自在に装着されたスプール軸に周方向に間隔を隔てて装着された複数のコイルと、コイルの両端に接続されたスイッチ素子とを有している。コイルは複数の磁石の内周側に磁石に対向可能に配置されている。スプール制御ユニットは、スイッチ素子をオンオフ制御して制動力を制御する。具体的には、スプール制御ユニットは、スプールの回転速度の変化により釣り糸に作用する張力を検出し、張力が一定以下になるとスイッチ素子を短絡してスプールを制動している。
特開平11−332436号 特開2000−217478号公報
前者のスプール制動装置では、スプールの外側でスプール軸の外周に複数の磁石が配置されているとともに、複数の磁石の外周面に複数のコイルが端面を磁石に端面を対向させた状態で放射状に配置されている。このようにコイルを放射状に配置すると、スプール軸方向の寸法はそれほど大きくならない。しかし、放射状にコイルを配置するために、コイルの径方向の面積が大きくなり、リール本体のスプール軸の径方向の寸法が大きくなり、両軸受リールの大型化を招く。
後者のスプール制動装置では、磁石を糸巻胴部の内周に配置し、磁石の内周側でスプール軸にコイルが配置されている。したがって、スプールの糸巻胴部の内周部にスプール制動ユニットを配置しているため、スプール軸の径方向の寸法を前者のスプール制動装置に比べて小さくすることができる。しかし、このように、スプールの糸巻胴部の内周部にスプール制動ユニットを配置すると、糸巻胴部の直径が小さいスプールを有する両軸受リールの場合、スプール制動ユニットを配置できない。したがって、この場合、前者のスプール制動装置のようにスプールの外側にスプール制動ユニットを配置しなければならない。このため、糸巻胴部の径が小さくスプール外部にスプール制動ユニットを配置すると、リール本体のスプール軸方向の寸法が長くなり、やはり、両軸受リールの大型化を招く。
本発明の課題は、両軸受リールのスプール制動装置において、スプール外部にスプール制動装置を設けても、リールの大型化を抑えることができるようにすることにある。
発明1に係る両軸受リールのスプール制動装置は、キャスティングに用いられ、リール本体に回転自在に装着されるスプールを制動する装置であって、スプール制動手段と、キャスティング状態検出手段と、スプール制御手段とを備えている。スプール制動手段は、回転方向に並べて配置され極性が交互に異なる複数の磁極を有しスプールに連動して回転する回転子、回転子の側面に対向する位置に端面が配置され周方向に間隔を隔ててリール本体に装着され直列接続されその巻径がスプールの軸芯に沿う長さより大きい複数のコイル、及び直列接続された複数のコイルの両端に接続されたスイッチ素子を有し、スプールを制動する手段である。キャスティング状態検出手段は、キャスティング状態を検出する手段である。スプール制御手段は、キャスティング状態検出手段で検出されたキャスティング状態に応じてスイッチ素子をオンオフ制御する手段である。
このスプール制動装置では、キャスティングが行われ、スプールが糸繰り出し方向に回転し、釣り糸がスプールから放出される。スプールが回転すると、回転子が発する磁力線をコイルが横切ってコイルが発電する。この発生した電力はスイッチ素子がオンすると電気エネルギーが熱に変換して消費されスプールが制動される。このとき、キャスティング状態検出手段によって検出されたキャスティング状態に応じてスプール制動手段のスイッチ素子がオンオフ制御され、キャスティング中のスプールの制動力が変化する。このスプール制動手段は、巻径がスプールの軸芯に沿う長さより大きい複数のコイルの端面が複数の磁極を有する回転子の側面に対向して配置されている。このため、スプールの内部に設ける必要がなくなる。たとえば、スプールのフランジ部の外側面に回転子を配置することができる。しかも、コイルの巻径が軸芯に沿う長さより大きいのでコイルをたとえばスプールのフランジ部に対向して設けても、スプールの軸芯方向の寸法は従来の制動装置を収納する寸法と同様にできる。ここでは、回転子の側面にコイルの端面を対向して配置しているので、スプールの外部にスプール制動手段を設けても、スプールの径方向の寸法の増加を抑えることができる。また、巻径より軸芯に沿う長さが小さいコイルを用いたので、スプール外部にスプール制動手段を設けても、スプールの軸芯方向の長さの増加を抑えることができる。このため、スプール外部にスプール制動装置を設けても、リールの大型化を抑えることができるようになる。
発明2に係る両軸受リールのスプール制動装置は、発明1に記載の装置において、キャスティング状態検出手段は、キャスティング時にスプールから放出される釣り糸に作用する張力を検出する張力検出手段を有する。この場合には、キャスティング状態として張力を検出してスプールを制動するので、可及的に小さい張力となるようにスプールを制動して仕掛けを遠方にキャストすることができる。
発明3に係る両軸受リールのスプール制動装置は、発明1又は2に記載の装置において、複数のコイルは、スプールの軸芯と平行な軸を中心として扇形に巻回されかつ軸芯を中心とする円周方向に間隔を隔てて配置されており、軸芯に沿う方向の長さが扇形の対角線長さの1/4以下である。この場合には、軸芯に双方向の長さすなわちコイルの長さが対角線の長さ、すなわち最大巻径の1/4以下であるので、全長を短くしても巻径を大きくすることにより、コイル面積が大きくなり、制動力を維持してスプールの軸芯方向の寸法の増加を抑えることができる。
発明4に係る両軸受リールのスプール制動装置は、発明1から3のいずれかに記載の装置において、回転子は、スプールのフランジ部に固定され交互に極性を異ならせてスプール軸の軸芯を中心として回転方向に並べて配置された複数の磁石を有する。この場合には、交互に極性を異ならせた複数の磁石で回転子を構成しているので、たとえば筒状の成形磁石を用いて着磁する場合に比べて回転子の構成が簡素で安価になる。
発明5に係る両軸受リールのスプール制動装置は、発明1から4のいずれかに記載の装置において、スプール制御手段は、リール本体のスプールの一方の端面と対向する面に装着され複数のコイルが取り付けられた回路基板及び回路基板に搭載された複数の制御素子を有する。この場合には、回路基板がリール本体のスプールの一方の端面と対向する面に装着されているので、回転子の周囲に対向して配置されたコイルを回路基板に直接取り付けることができる。このため、コイルと回路基板とを接続するリード線が不要になり、コイルと回路基板との絶縁不良を軽減できる。しかも、コイルがリール本体に取り付けられた回路基板に装着されているので、回路基板をリール本体に取り付けるだけでコイルもリール本体に装着される。このため、装置を容易に組み立てできる。
発明6に係る両軸受リールのスプール制動装置は、発明5に記載の装置において、回路基板は、切欠き部が径方向に沿って形成されスプール軸芯と実質的に同芯に配置された座金形状のリング部材である。この場合には、回路基板が座金形状のリング状部材でありかつスプール軸芯と実質的に同芯に配置されているので、回路基板をリール本体に装着するだけでコイルをスプール軸芯と実質的に同芯に配置できる。また、回路基板に切欠き部を設けたので、レベルワインド機構の駆動部分や発音機構などを切欠き部分に回路基板と重複して配置することができる。
発明7に係る両軸受リールのスプール制動装置は、発明から6のいずれかに記載の装置において、スプール制御手段は、張力検出手段で検出された張力が第1所定値以下になったとき、所定の第1制動力で第1所定時間の間スプールを制動するようにスプール制動手段を電気的に制御する。この場合には、キャスティング直後の比較的回転速度が速い期間に比較的強くスプールを制動することにより張力が急激に大きくなりバックラッシュを防止できるとともに、仕掛けが安定して飛行する。このため、バックラッシュを防止しつつ仕掛けの姿勢を安定させてより遠くに仕掛けをキャスティングできるようになる。
本発明によれば、回転子の側面にコイルの端面を対向して配置しているので、スプールの外部にスプール制動手段を設けても、スプールの径方向の寸法の増加を抑えることができる。また、巻径より軸芯に沿う長さが小さいコイルを用いたので、スプール外部にスプール制動手段を設けても、スプールの軸芯方向の長さの増加を抑えることができる。このため、スプール外部にスプール制動手段を設けても、リールの大型化を抑えることができるようになる。
図1において、本発明の一実施形態を採用した両軸受リールは、たとえば、5号の釣り糸を300m程度巻き付け可能な中型の丸型リールである。両軸受リールは、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル組立体2と、ハンドル組立体2のリール本体1側に配置されたスタードラグ3とを備えている。なお、この両軸受リールは、レベルワインド機構は有していない。
リール本体1には、スプール12が回転自在に装着されている。リール本体1は、竿取付脚4を介して釣り竿RDに装着され得る。リール本体1は、図1及び図2に示すように、フレーム5とフレーム5の両側方を覆う第1及び第2カバー6,7とを有している。フレーム5は、所定の間隔をあけて配置された左右1対の側板8,9と側板8,9を連結する複数の連結部材10a,10b,10cとを有している。第2カバー7には、機構装着板16(図2)が装着されている。機構装着板16は側板8に接触して配置され、機構装着板16と第2カバー7との間には、後述する各種機構を収納するための空間が形成されている。
フレーム5はダイキャスト成形により得られ、第2カバー7は、金属薄板をプレス成形して得られる。1対の側板8,9及び第1カバー6は、それぞれ側面から見て円形をなしており、外周面はたとえば旋盤等を用いて機械加工されている。第1カバー6には、図3に示すように、後述する強弱調整つまみ43や発音オンオフつまみ82やスプールロックつまみ54をそれぞれ外部に露出させるための3つの開口6a,6b,6cが形成されている。第2カバー7及び機構装着板16は、側面から見て円形の一部が径方向に突出した形状である。第2カバー7は、ハンドル軸30(後述)の装着部分を中心に軸方向外方にも膨出している。フレーム5内には、糸巻用のスプール12が回転自在に装着されている。また、第2カバー7の後部側面には、クラッチ操作レバー17が揺動自在に装着されている。
連結部材10a〜10cは、両側板8,9の外周に沿う形状で両側板8,9と一体で形成された板状の部材であり、たとえばリール本体1の前部と後部と下部との3か所(図1)で1対の側板8,9を連結している。このように側板8,9と複数の連結部材10a〜10cとを一体で形成することで、リール本体1に大きな荷重が作用しても撓み等の変形が生じがたく、巻上げ効率の低下が抑制される。この連結部材10a〜10の外周部と側板8,9とは一体で、第1カバー6と同様に機械加工されている。
下部の連結部材10cには竿取付脚4が固定されている。竿取付脚4は、フレーム5の側板8,9間の中心位置に沿って配置されている。この中心位置は、スプール12の糸巻12aの中心位置でもある。
ハンドル組立体2は、図1に示すように、ハンドル軸30の先端に回転不能に装着されたクランクアーム2aと、クランクアーム2aの一端にクランクアーム2aの一端部と直交する軸回りに回転自在に装着されたハンドル把手2bとを有している。クランクアーム2aは、ハンドル把手2b側がリール本体1に接近するように途中で折れ曲がっている。
スプール12は、図2に示すように、1対の側板8,9間に回転自在に配置されている。スプール12は、糸巻胴部12aと、糸巻胴部12aの両端に一体で形成された左右1対のフランジ部12b,12cとを有している。スプール12の中心にはスプール軸20が貫通して固定されている。
スプール軸20は、たとえばSUS304等の非磁性金属製であり、機構装着板16を貫通して第2カバー7の外方に延びている。スプール軸20は、第1カバー6に装着された軸受13aと、機構装着板16に装着された軸受13bとによりリール本体1に回転自在に支持されている。スプール軸20の機構装着板16の貫通部分には、係合ピン29が径方向に貫通して装着されている。
機構装着板16と第2カバー7の間の空間には、ハンドル組立体2からのトルクをスプール12に伝えるためのギア機構19と、ギア機構19の途中に設けられハンドル組立体2の回転を伝達・遮断するクラッチ機構21と、クラッチ機構21をオンオフ操作するためのクラッチ制御機構22と、スプール12緒糸繰り出し方向の回転を制動するドラグ機構23と、スプール12の回転時の抵抗力を調整するためのキャスティングコントロール機構24とが配置されている。
また、側板8の外側で第1カバー6内には、クラッチ機構21の状態に関わらずスプール12の糸繰り出し方向の逆転を禁止する逆転禁止状態と許可する逆転許可状態に切換可能なスプールロック機構26と、スプール12の回転時に発音する発音可能状態と発音不能状態とに切換可能なスプール発音機構27とが配置されている。また、スプール12と、第1カバー6との間には、スプール12をキャスティング時等に電気制御可能に制動するスプール制動機構25が配置されている。
ギア機構19は、ハンドル軸30と、ハンドル軸30に固定されたメインギア31と、メインギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32とを有している。ハンドル軸30は、機構装着板16及び第2カバー7に回転自在に装着されており、ローラ型のワンウェイクラッチ89及び爪式のワンウェイクラッチ90により糸繰り出し方向の回転(逆転)が禁止されている。ワンウェイクラッチ89は、第2カバー7とハンドル軸30との間に装着されている。メインギア31は、ハンドル軸30に回転自在に装着されており、ハンドル軸30とドラグ機構23を介して連結されている。
ピニオンギア32は、側板9の外方から内方に延び、中心にスプール軸20が貫通する筒状部材であり、スプール軸20に軸方向に移動自在に装着されている。ピニオンギア32の図2左端部には係合ピン29に噛み合う噛み合い溝32aが形成されている。この噛み合い溝32aと係合ピン29とによりクラッチ機構21が構成される。また中間部にはくびれ部32bが、右端部にはメインギア31に噛み合うギア部32cがそれぞれ形成されている。
クラッチ制御機構22は、ピニオンギア32のくびれ部32bに係合してピニオンギア32をスプール軸20方向に沿って移動させるクラッチヨーク35とクラッチ操作レバー17とを有している。このクラッチヨーク35は、クラッチ操作レバー17の揺動操作によりピニオンギア32をスプール軸方向に移動させ、クラッチ機構21をクラッチオン状態とクラッチオフ状態とに切り換える。スプール軸20に沿ってピニオンギア32を移動させて、噛み合い溝32aを係合ピン29に噛み合わせれば、スプール軸20とピニオンギア32との間で回転力が伝達される。この状態が連結状態(クラッチオン状態)である。噛み合い溝32aと係合ピン29の係合を外せば、スプール軸20とピニオンギア32との間で回転力は伝達されない。この状態が遮断状態(クラッチオフ状態)である。クラッチオフ状態では、スプール12は自由に回転する。クラッチヨーク35は、図示しない付勢部材により噛み合い溝32aと係合ピン29とが係合する方向すなわちクラッチオン状態に付勢されている。また、クラッチ制御機構22は、スプール12の糸巻取方向の回転に連動してクラッチ機構21をクラッチオンさせるクラッチ戻し機構(図示せず)を有している。
キャスティングコントロール機構24は、スプール軸20の両端を挟むように配置された複数の摩擦プレート51と、摩擦プレート51によるスプール軸20の挟持力を調節するための制動キャップ52とを有している。左側の摩擦プレート51は、第1カバー6内に装着されている。
スプールロック機構26は、クラッチ機構21の状態に関わらずスプール12の糸繰り出し方向の逆転を禁止可能であり、逆転禁止状態と逆転許可状態とに切換可能な機構である。スプールロック機構26を逆転禁止状態にするとスプール12が完全にロックされるので、仕掛けが根掛かりしたときなどに釣り糸を切断するのに便利である。
スプールロック機構26は、図4に示すように、スプール軸20に回転不能に装着されたラチェットホイール50と、ラチェットホイール50に噛み合うラチェット爪(図示せず)とを有している。ラチェット爪は、図3に示すように、第1カバー6の開口6cから露出するスプールロックつまみ54によりラチェットホイール50に噛み合う二点鎖線で示すロック位置(図3二点鎖線)と離反するロック解除位置(図3実線)とに移動する。
スプール発音機構27は、スプール12の回転に応じて発音可能でありかつ発音可能な状態と発音不能な状態とに切換可能な機構である。スプール発音機構27は、図4及び図5に示すように、スプール軸20に回転不能に装着され外周に凹凸部70aを有する第1発音部70と、第1発音部70に接触する第2発音部71とを有している。
第1発音部70は、ラチェットホイール50よりスプール12側でスプール軸に回転不能に装着されている。第1発音部70は、外周面に周方向に間隔を隔ててギア歯形状の多数の凹凸部70aが並べて形成された円板状の金属製の部材である。
第2発音部71は、第1カバー6に左右に移動自在に装着された揺動軸73と、揺動軸73に揺動自在に装着され先端が凹凸部70aに接触可能な爪部材74と、爪部材74を凹凸部70aに接触する中立位置に向けて付勢する付勢部材75とを有している。
揺動軸73は、爪部材74を先端が凹凸部70aに接触する発音位置と凹凸部70aから離反する離反位置との間で移動させるように、第1発音部70と接離する方向に移動自在に第1カバー6に設けられている。揺動軸73の先端には発音オンオフつまみ82が形成されている。発音オンオフつまみ82は、第1カバー6の開口6bから露出して配置されており、揺動軸73を第1カバー6の外から2つの位置に移動操作できる。
爪部材74は、金属製の部材であり、先端に形成され凹凸部70aに接触する先細りの尖った接触部74aと、揺動軸73の先端に揺動自在に装着される装着部74bと、接触部74aと装着部74bとの間に配置されたくびれ部74cとを有している。爪部材74は、図5に実線で示す凹凸部70aに接触部74aが接触する発音位置と、図5に二点鎖線で示す凹凸部70aから離反する離反位置とに揺動軸73の移動操作により移動する。
付勢部材75は、第1カバー6に2本のビス80により固定される固定部75aと、固定部75aから爪部材74のくびれ部74cを両側から挟むように湾曲して形成され先端が対向して配置されたばね部75bとを有する金属製のばね部材である。ばね部75bは、C形に湾曲しており、爪部材74が発音位置にあるとき先端の開放端がくびれ部74cを挟んで対向して配置されている。
〔スプール制動機構の構成〕
スプール制動機構25は、図3〜図7に示すように、スプール12とリール本体1とに設けられたスプール制動ユニット(スプール制動手段の一例)40と、キャスティング時等にスプール12から放出される釣り糸に作用する張力を検出するための回転速度センサ(張力検出手段の一例)41と、スプール制動ユニット40を8段階の制動パターンの強弱調整のいずれかで電気的に制御するスプール制御ユニット(スプール制御手段の一例)42と、8段階の制動パターンを選択するための強弱調整つまみ43とを有している。
スプール制動ユニット40は、スプール12を発電により制動する電気的に制御可能なものである。スプール制動ユニット40は、回転方向に並べて配置され極性が交互に異なる複数の磁極を有しスプール12に連動して回転する回転子60と、回転子60の側面に対向する位置に端面が配置され周方向に間隔を隔ててリール本体1に装着され直列接続されその巻径が全長より大きい複数のコイル62と、直列接続された複数のコイル62の両端に接続されたスイッチ素子63とを備えている。スプール制動ユニット40は、回転子60とコイル62との相対回転により発生する電流を、スイッチ素子63によりオンオフすることによりスプール12を制動する。スプール制動ユニット40で発生する制動力はスイッチ素子63のオン時間の長さに応じて大きくなる。
回転子60は、スプール12の左側のフランジ部12bに回転方向に並べて配置された6つの磁石61と、6つの磁石を周方向に等間隔に保持する磁石保持部28とを有している。6つの磁石61は、周方向に並べて配置され極性が交互に異なっている。磁石保持部28はリング状の合成樹脂製の部材であり、6つの磁石61とたとえばインサート成形により一体で形成されている。磁石61及び磁石保持部28の背面は、スプール12のフランジ部12bの外側面12dに合わせた形状になっている。磁石61及び磁石保持部28と外側面12dとの間には、中心に貫通孔65aを有する非磁性体製の皿状のキャップ部材65が配置されている。
コイル62は、コギングを防止してスプール12の回転をスムーズにするためにコアレスタイプのものが採用されており、ヨークも設けられていない。コイル62は、図4及び図5に示すように、6等配された円周上の5箇所に配置されており、1箇所だけ欠落している。この欠落部分を除いて、コイル62は巻回された芯線が磁石61に対向して磁石61の磁場内に配置されるように、スプール軸20の軸芯Xと平行な軸を中心として扇形に芯線が巻回されかつ軸芯Xを中心として周方向に間隔を隔てて配置されている。これにより発電効率を高めることができ、高い制動力を得ることができる。コイル62の軸芯Xに沿う方向の全長L(図4)が巻径の最大値である扇形の対角線長D(図5)の1/4以下である。5つのコイル62は直列接続されており、その両端がスイッチ素子63に接続されている。コイル62は、磁石61の外側面61aとの距離が略一定になるように配置されている。このため、コイル62と回転中の磁石61との隙間を一定に維持することができる。5つのコイル62は、後述する回路基板66に装着されており、コイル62の表面はニスなどの絶縁被膜により覆われている。
スイッチ素子63は、たとえば高速でオンオフ制御できる並列接続された2つのFET(電界効果トランジスタ)を有している。FETの各ドレイン端子に、直列接続されたコイル62が接続されている。このスイッチ素子63は回路基板66の裏面(フランジ部12aと対向する表面と逆側の面)に装着されている。
回転速度センサ41は、たとえば、投光部と受光部とを有する反射型の光電センサを用いており、図6に示すように、回路基板66のスプール12のフランジ部12aに対向する表面に配置されている。回転速度センサ41は、投光部と受光部とがケースに一体で設けられたセンサユニットである。6つの磁石61のうちの1つの磁石61の外側面には、光電センサから照射された光を反射する読み取りパターン67が印刷やシール貼り付けや反射板の取り付けなどの適宜の方法により形成されている。この回転速度センサ41の受光部からの信号によりスプール12の回転速度を検出して釣り糸に作用する張力を検出する。
強弱調整つまみ43は、後述する制動パターンを強弱8段階に調整するために設けられている。強弱調整つまみ43は、第1カバー6に回動自在に装着され、開口6aを介して外部に露出している。
回路基板66は、中心が円形に開口しかつスプール発音機構27の爪部材74を配置する部分が径方向に沿って切り欠かれた切欠き部66aを有する座金形状のリング状の基板であり、第1カバー6の内側面に軸芯Xと実質的に同芯に配置されている。回路基板66の表裏面には、マイクロコンピュータや各種のIC等を含む複数の制御素子が搭載されている。回路基板66は、第1カバー6の内側面にたとえば4本のビス80,81により固定されている。このうち、2本のビス80は、スプール発音機構27の付勢部材75を固定するビスでもある。
制御部55は、図7に示すように、たとえばCPU55a,RAM55b,ROM55c及びI/Oインターフェイス55d等が搭載され回路基板66に配置されたマイクロコンピュータ59から構成されている。制御部55のROM55cには、制御プログラムが格納されるとともに、制動力の8段階の強弱の制動パターンが格納されている。
制御部55には、スプール12の回転速度を検出する回転速度センサ41と、強弱調整つまみ43の回動位置を検出するための回転位置識別センサ45とが接続されている。また、制御部55には、スイッチ素子63の各FETのゲートが接続されている。制御部55は、各センサ41,45からのパルス信号によりスプール制動ユニット40のスイッチ素子63を後述する制御プログラムにより、たとえば周期1/1000秒のPWM(パルス幅変調)信号によりオンオフ制御する。具体的には、制御部55は、キャスティングの経過時間とともにデューティ比Dを変化させた8段階の制動力の強弱の制動パターンでスイッチ素子63をオンオフ制御する。制御部55には電源としての蓄電素子57からの電力が供給される。この電力は回転速度センサ41と回転位置識別センサ45にも供給される。
回転位置識別センサ45は、強弱調整つまみ43の回転位置を読み取るために設けられている。位置識別センサ45は、たとえば投光部と受光部とを有する光電センサから構成されている。
電源としての蓄電素子57は、たとえば電解コンデンサを用いており、整流回路58に接続されている。整流回路58はスイッチ素子63に接続されており、回転子60とコイル62とを有し、発電機として機能するスプール制動ユニット40からの交流電流を直流に変換しかつ電圧を安定化して蓄電素子57に供給する。なお、これらの整流回路58及び蓄電素子57も回路基板66に搭載されている。
〔実釣時のリールの操作及び動作〕
キャスティングを行うときには、クラッチ操作レバー17を後方に揺動させてクラッチ機構21をクラッチオフ状態にする。このクラッチオフ状態では、スプール12が自由回転状態になり、キャスティングを行うと仕掛けの重さにより釣り糸がスプール12から勢いよく繰り出される。このキャスティングによりスプール12が回転すると、磁石61がコイル62に対向して回転して、スイッチ素子63をオンするとコイル62に電流が流れスプール12が制動される。キャスティング時にはスプール12の回転速度は徐々に速くなり、ピークを越えると徐々に減速する。
仕掛けが着水すると、ハンドル組立体2を糸巻取方向に回転させて図示しないクラッチ戻し機構を作動させたりクラッチ操作レバー17を前方に揺動させたりしてクラッチ機構21をクラッチオン状態にし、リール本体1をパーミングしてアタリを待つ。
〔制御部の制御動作〕
次に、キャスティング時の制御部55の概略のブレーキ制御について、制動パターン及び変更パターンを示すグラフにより説明する。
このスプール制動機構25では、図8に示す8種類の制動パターンのいずれかで動作する。制動パターンは、強弱調整つまみ43で選択される。なお、制動パターンは、キャスティング開始からの制動時間で制動力(スイッチ素子63のデューティ比)が変化するパターンである。本発明者等は、張力が所定以下になったときに大きな制動力を作用させると、回転速度のピークの手前で仕掛け(ルアー)の姿勢が反転して安定して飛行することを知見した。
この回転速度のピークの手前で制動して安定した姿勢で仕掛けを飛行させるために以下の制御を行う。すなわち、キャスティング当初の第1期間では、もっとも高いデューティ比Dn1(nは制動力の段階を示し、1〜8の整数)で短時間強い制動力を作用させて仕掛けを反転させる(第1制動処理)。その後の第2期間では、制動力が徐々に弱くなりかつ途中で一定になる制動力で徐々に制動していくようにデューティ比Dn2を変化させる(第2制動処理)。最後の第3期間では、所定回転数まで下がるまでさらに徐々に弱くなる制動力でスプール12を制動するようにデューティ比Dn3を変化させる(第3制動処理)。このデューティ比Dn1〜Dn3は、強弱調整つまみ43の設定により8段階に変化する。なお、この実施形態では、8段階でデューティ比をシフトさせている。したがって、制御部55は制動時間に応じてスイッチ素子63をオンするデューティ比を3段階で変化させる第1〜第3制動処理を行う。
次に、制御部55の具体的なブレーキ制御動作について、図9の制御フローチャートを参照しながら説明する。
キャスティング前には、蓄電素子57を充電するための予備キャスティングを行う。これによりスプール12が回転して蓄電素子57に電力が蓄えられ制御部55に電源が投入される。電源が投入されると、ステップS1で初期設定が行われる。ここでは、各種のフラグや変数がリセットされる。ステップS2では、回転位置識別センサ45からの信号により強弱調整つまみ43によって制動力の強弱の何れの段階nが選択されたかを判断する。ステップS4では、ROM55cから選択された強弱の段階nの制動パターンを読み出し、制動パターンをRAM55bにセットする。以降は、次に強弱調整つまみ43が変更操作されるまでこの変更された制動パターンで制動動作が行われる。また、以降の制御で制御部55内のRAM55bから制動パターンに応じたデューティ比Dが読み出される。ステップS5では、回転速度センサ41からのパルスによりキャスティング当初のスプール12の回転速度Vを検出する。ステップS7では、スプール12から繰り出される釣り糸に作用する張力Fを算出する。
ここで、張力Fは、スプール12の回転速度の変化率(Δω/Δt)とスプール12の慣性モーメントJとで求めることができる。ある時点でスプール12の回転速度が変化すると、このとき、もしスプール12が釣り糸からの張力を受けずに単独で自由回転していた場合の回転速度との差は釣り糸からの張力により発生した回転駆動力(トルク)によるものである。このときの回転速度の変化率を(Δω/Δt)とすると、駆動トルクTは、下記(1)式で表すことができる。
T=J×(Δω/Δt)・・・・・(1)
(1)式から駆動トルクTが求められれば、釣り糸の作用点の半径(通常は15〜20mm)から張力を求めることができる。
ステップS8では、回転速度の変化率(Δω/Δt)と慣性モーメントJとにより算出された張力Fが所定値Fs(たとえば、0.5〜1.5Nの範囲のいずれかの値)以下か否か判断する。所定値Fsを超えている場合にはステップS9に移行してデューティ比Dを10に、つまり周期の10%だけスイッチ素子63をオンするように制御し、ステップS2に戻る。これにより、スプール制動ユニット40はスプール12を僅かに制動するが、スプール制動ユニット40が発電するため、スプール制御ユニット42が安定して動作する。
張力Fが所定値Fs以下になるとステップS10に移行する。ステップS10では、タイマT1をスタートさせる。このタイマT1は、強い制動力で制動する第1制動処理の処理時間を定めるタイマである。ステップS11では、タイマT1がタイムアップしたか否かを判断する。タイムアップしていない場合には、ステップS13に移行し、タイマT1がアップするまで第1制動処理を行ってステップS11に戻る。この第1制動処理では、図8に左下がりのハッチングで示すように、一定の第1デューティ比Dn1で時間T1だけスプール12を制動する。この第1デューティ比Dn1は、たとえば50〜100%デューティ(全体の周期の50%から100%がオン時間)、好ましくは70〜90%デューティの範囲である。時間T1は、0.1〜0.3秒の範囲が好ましい。このような範囲で制動すると回転速度のピークの前にスプール12を制動しやすくなる。
第1デューティ比Dn1は、制動力の強弱の段階nよって上下にシフトし、この実施形態では、制動力が最大の時(n=1)、デューティ比D11が最も大きくそれから徐々に小さくなる。このように仕掛けに合わせて強い制動力を短時間作用させると仕掛けの姿勢が釣り糸係止部分から反転して釣り糸係止部分が手前になって仕掛けが飛行する。これにより仕掛けの姿勢が安定して仕掛けがより遠くに飛ぶようになる。
一方、タイマT1がタイムアップしたときは、タイマT1をリセットした後、ステップS11からステップS12に移行する。ステップS12では、タイマT2がすでにスタートしているか否かを判断する。タイマT2がスタートしている場合にはステップS17に移行する。タイマT2スタートしていない場合はステップS14に移行してタイマT2をスタートさせる。このタイマT2は、第2制動処理の処理時間を定めるタイマである。
ステップS17では、タイマT2がタイムアップしたか否かを判断する。タイムアップしていない場合には、ステップS18に移行し、タイマT2がアップするまで第2制動処理を行う。この第2制動処理では、図8に右下がりのハッチングで示すように、最初急激に下降しその後徐々に下降し最後に一定の値になる変化するデューティ比Dn2で第2所定時間T2の間スプール12を制動する。このデューティ比Dn2の最小値は、たとえば30〜70%の範囲が好ましい。また、第2所定時間T2は、0.3〜2秒の間が好ましい。タイマT2がタイムアップしたときは、タイマT2をリセットした後、ステップS17からステップS21に移行する。
ステップS21では、速度Vが制動終了速度Ve以下になったか否かを判断する。速度Vが制動終了速度Veを超えている場合にはステップS22に移行する。ステップS22では第3制動処理を行う。図8に縦縞のハッチングで示すように徐々に下降割合が小さくなる第2制動処理と同様な時間とともに変化するデューティ比Dn3で制御する。速度Vが制動終了速度Ve以下となると、ステップS2に戻る。
ここでは、回転速度のピーク前に強い制動力で制動すると、第1所定値Fs以下であった張力が急激に大きくなりバックラッシュを防止できるとともに、仕掛けが安定して飛行する。このため、バックラッシュを防止しつつ仕掛けの姿勢を安定させてより遠くに仕掛けをキャスティングできるようになる。
また、キャスティング当初のスプールの回転速度に応じて3つの制動処理において異なるデューティ比及び制動時間で制御されるので、同じ設定であってもスプールの回転速度によって異なるデューティ比及び制動時間でスプールが制動される。このため、スプールの回転速度が異なるキャスティングを行っても制動力の調整操作が不要になり、制動力の調整操作にかかる釣り人の負担を軽減できる。
さらに、回転子60の側面にコイル62の端面を対向して配置しているので、スプール12の外部にスプール制動機構25を設けても、スプール12の径方向の寸法の増加を抑えることができる。また、コイル62の巻径Dより全長Lが小さいコイル62を用いたので、スプール12外部にスプール制動機構25を設けても、スプール12の軸芯方向の長さの増加を抑えることができる。このため、スプール12外部にスプール12制動機構を設けても、リールの大型化を抑えることができるようになる。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、発電効率を高めるためにコイル62を扇形に巻回した芯線で構成したが、コイル62を円筒状に巻回した芯線で構成してもよい。
(b)前記実施形態では、コイルをコアレスタイプで構成したがコアを設けてもよい。
(c)前記実施形態では、レベルワインド機構を有さない両軸受リールを例に本発明を説明したが、レベルワインド機構を有する両軸受リールにも本発明を適用できる。この場合、レベルワインド機構の螺軸やガイド軸等を避けるために回路基板に切欠きを設けてもよい。
(d)前記実施形態では、キャスティング状態として釣り糸に作用する張力を検出するものを例示したが、キャスティング状態は張力に限定されない。たとえば、キャスティング状態としてスプールの回転速度を検出してもよい。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。 その断面図。 リールの左側の側面図。 図3のIV−IV断面拡大部分図。 スプールを除いた状態の図4のV−V断面図。 第1カバーを把持した状態のリールの側面図。 スプール制動機構の制御ブロック図。 各制動処理での制動パターンのデューティ比の変化を模式的に示すグラフ。 スプール制御ユニットの制御動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 リール本体
12 スプール
25 スプール制動機構
40スプール制動ユニット
41 回転速度センサ
42 スプール制御ユニット
43 強弱調整つまみ
55 制御部
59 マイクロコンピュータ
60 回転子
61 磁石
62 コイル
63 スイッチ素子
66 回路基板
66a 切欠き部
JP2005010201A 2005-01-18 2005-01-18 両軸受リールのスプール制動装置 Pending JP2006197810A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005010201A JP2006197810A (ja) 2005-01-18 2005-01-18 両軸受リールのスプール制動装置
US11/319,582 US7165737B2 (en) 2005-01-18 2005-12-29 Spool braking device for dual-bearing reel
SG200600149A SG124353A1 (en) 2005-01-18 2006-01-06 Spool braking device for dua-bearing reel
MYPI20060115A MY135103A (en) 2005-01-18 2006-01-11 Spool braking device for dual-bearing reel
TW095101462A TW200635507A (en) 2005-01-18 2006-01-13 Spool braking device for dual-bearing reel
KR1020060004943A KR20060083907A (ko) 2005-01-18 2006-01-17 듀얼 베어링 릴의 스풀 제동 장치
CN 200610001508 CN1806540A (zh) 2005-01-18 2006-01-18 双轴承渔线轮的卷线筒制动装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005010201A JP2006197810A (ja) 2005-01-18 2005-01-18 両軸受リールのスプール制動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006197810A JP2006197810A (ja) 2006-08-03
JP2006197810A5 true JP2006197810A5 (ja) 2008-01-24

Family

ID=36838767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005010201A Pending JP2006197810A (ja) 2005-01-18 2005-01-18 両軸受リールのスプール制動装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2006197810A (ja)
CN (1) CN1806540A (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4863891B2 (ja) 2007-01-23 2012-01-25 株式会社シマノ 両軸受リール
JP5122273B2 (ja) * 2007-12-28 2013-01-16 株式会社シマノ 両軸受リールのスプール制動装置
JP4926037B2 (ja) * 2007-12-28 2012-05-09 株式会社シマノ 両軸受リール
JP5507374B2 (ja) * 2010-07-26 2014-05-28 株式会社シマノ 両軸受リールのドラグ発音装置
JP5767526B2 (ja) * 2011-08-08 2015-08-19 株式会社シマノ 両軸受リールのスプール制動装置
JP6655380B2 (ja) * 2015-12-18 2020-02-26 株式会社シマノ 両軸受リールのスプール制動装置
KR101893472B1 (ko) * 2016-11-11 2018-08-30 유한책임회사 도요엔지니어링 분리형 플레이트판을 구비한 낚시 릴용 스풀
CN110740964B (zh) 2017-04-17 2021-06-29 古洛布莱株式会社 电动卷扬机以及其控制装置、控制方法
JP7011945B2 (ja) * 2018-01-23 2022-01-27 株式会社シマノ 両軸受リールのスプール制動装置
JP7098408B2 (ja) * 2018-05-02 2022-07-11 株式会社シマノ 両軸受リールの制動装置
CN110622927A (zh) * 2018-06-25 2019-12-31 宁波海伯集团有限公司 一种摇轮自动刹车系统
CN110710508A (zh) * 2018-07-11 2020-01-21 广东赛肯户外运动器械有限公司 一种渔轮及其分档调节刹车力的刹车系统
KR20220095656A (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 유한책임회사 도요엔지니어링 맴돌이 전류를 이용한 스풀 제동장치 및 이를 구비한 낚시 릴
JP2023068888A (ja) * 2021-11-04 2023-05-18 グローブライド株式会社 魚釣用リール
CN115005170A (zh) * 2022-07-10 2022-09-06 施兆洲 渔线轮电磁制动装置及渔线

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6248330A (ja) * 1985-08-28 1987-03-03 株式会社パシフィック・プロダクツ 釣用リ−ル
JP2573308Y2 (ja) * 1992-06-12 1998-05-28 株式会社シマノ 釣り用リール
JP2575459Y2 (ja) * 1992-06-12 1998-06-25 株式会社シマノ 釣り用リール
JP3481097B2 (ja) * 1997-10-08 2003-12-22 ダイワ精工株式会社 魚釣用リールのスプール制動装置
JPH11332436A (ja) * 1998-05-13 1999-12-07 Johnson Worldwide Assoc Inc ベイトキャスティング制御魚釣りリ―ル
JP3562364B2 (ja) * 1999-01-28 2004-09-08 宇部興産株式会社 魚釣用リールのバックラッシュ防止装置
JP3977747B2 (ja) * 2003-01-06 2007-09-19 株式会社シマノ 両軸受リールの制動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006197810A5 (ja)
JP2006197810A (ja) 両軸受リールのスプール制動装置
TWI604788B (zh) 雙軸承捲線器
JP4901500B2 (ja) 両軸受リールのハンドル軸支持構造
JP4785499B2 (ja) 両軸受リールのスプール制動装置
US7165737B2 (en) Spool braking device for dual-bearing reel
KR101403929B1 (ko) 양 베어링 릴
TWI311043B (ja)
TWI607700B (zh) 雙軸承捲線器的捲筒制動裝置
JP4863891B2 (ja) 両軸受リール
JP2007135417A5 (ja)
JP2008178315A5 (ja)
JP2008178316A5 (ja)
JP4039951B2 (ja) 両軸受リールの制動装置
JP4926036B2 (ja) 釣り用品の電子回路装置
JP2009159848A5 (ja)
TWI465194B (zh) Roller brake device for double bearing reel
JP3977748B2 (ja) 両軸受リールの制動装置
JP3977746B2 (ja) 両軸受リールの制動装置
JP3977747B2 (ja) 両軸受リールの制動装置
JP4266707B2 (ja) 釣り用リールの電子回路装置