JP2570769Y2 - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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JP2570769Y2
JP2570769Y2 JP1991080793U JP8079391U JP2570769Y2 JP 2570769 Y2 JP2570769 Y2 JP 2570769Y2 JP 1991080793 U JP1991080793 U JP 1991080793U JP 8079391 U JP8079391 U JP 8079391U JP 2570769 Y2 JP2570769 Y2 JP 2570769Y2
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純 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リール本体の側部に配
置された着脱部材をリール本体から分離自在に構成し
て、この着脱部材の分離により形成される開放部からス
プールの抜き出しを可能に構成すると共に、この着脱部
材を分離可能にリール本体に固定する固定手段を備えて
成る両軸受リールの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成される両軸受リ
ールの内、ボルトを使用しないで着脱 部材の着脱を行え
る構成のものとして、実開平2−81172号公報に示
されるものがある。この従来例では、着脱部材を円盤状
に形成すると共に、リール本体のスプールの側部に位置
を設定して円形の開口を形成し、この開口の内周面、及
び、着脱部材の外周面に対し回転操作により係脱を行う
爪型の固定手段を形成してあり、着脱部材自体を回転操
作して、着脱部材の分離連結を行うよう構成されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例のものは、
リール本体に対して分離連結を行う際には、着脱部材全
体を回動操作しながら同時に爪型の固定手段を合わせ操
作する必要があるために、手指で回転操作する場合に思
いの外の操作力が要求され、操作力が非力であると、爪
型の固定手段が十分に係合せず、着脱部材を所定の連結
状態にもっていけないとか、所定の連結状態に設定して
もその連結状態に緩みを生じたりするという問題があ
る。これは、回動操作と合わせ操作との二つの操作を同
時に行うところに原因があり、その為に操作自体も難し
いものになっていた。しかも、所定の連結状態で緩みの
生じないようにするには、爪型の固定手段等を比較的高
い精度で形成する必要があり、製作精度の面で改善の余
地がある。
【0004】本考案の目的は、着脱部材の分離、固定操
作を迅速に行えるという有効な面を損なうこと無く、あ
まり高い精度を維持しなくとも、この分離、固定を行う
固定手段を構成する点、及び、着脱部材の分離、固定操
作を迅速に行えるという有効な面を損なうこと無く、リ
ール本体の側部を大きく開放できる構造を合理的に構成
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の第1の特徴は、
冒頭に記したように着脱部材を分離可能にリール本体に
固定する固定手段を備えて成る両軸受リールにおいて、
固定連結具と、自身の軸芯回りで回転して固定連結具に
結合する回転連結具とを、着脱部材とリール本体とに設
けて結合機構を形成するとともに、前記固定手 段を、ス
プール軸芯を基準とした周方向複数箇所に配置した前記
結合機構と、前記着脱部材の回転を伴わずに前記回転連
結具を同時に回転操作する単一の操作機構とで構成して
ある点にあり、又、本考案の第2の特徴は、リール本体
の側部に配置された非円形状の外形を呈する着脱部材
を、分離自在にリール本体に固定する固定手段を備えて
成る両軸受リールにおいて、前記固定手段を、複数の係
合片と、複数の係合片と同時に係脱する複数のカム面を
有する単一のカム体と、カム体をそのカム体の周方向に
回動操作する操作具とで構成してある点にあり、その作
用、及び、効果は次の通りである。
【0006】
【作用】上記第1の特徴によると図1及び図2に示すよ
うに、着脱部材14の分離、あるいは、固定を行う場合
には、操作機構Eを操作することによって、着脱部材1
4の回転を伴うことなく複数の結合機構Dが同時に結合
状態と、分離状態とに切換られることとなる。 つまり、
操作機構Eで操作するものは、着脱部材14ではなくス
プール軸芯周方向複数箇所に配置された結合機構Dの回
転連結具であるので、操作力としては、着脱部材14全
体を回動操作する程の操作力を必要とされることはな
く、かつ、操作も操作機構Eで回転連結具を回転させる
ことだけに専念すればよい。 したがって、比較的軽い操
作力によって、回転連結具を回転操作すると回転連結具
が固定連結具に結合して、着脱部材14を連結固定で
き、連結固定状態をシッカリしたものにできる。取り外
す場合にも、操作機構Eを操作するだけよい。又、この
構成では、着脱部材14を円盤状に形成する必要が無
く、更に、操作機構Eは結合機構Dを操作するよう伝動
の機能のみを有していれば良いので、この操作機構Eと
結合機構Dとの精度をあまり高めずに済むものとなる。
【0007】又、上記第2の特徴によると図6及び図7
に示すように、着脱部材14の分離、あるいは、固定を
行う場合には、操作具24を操作することによって、複
数の係合片22とカム体23とが同時に係合、あるい
は、分離状態に達することとなり、又、この構成でも上
記と同様に着脱部材14を円盤状に形成する必要が無
い。しかも、固定手段が、カム体23をそのカム体23
の周方向に回動操作するものであるから、カム体23が
移動する範囲は自身の設置範囲内よりはみ出すことがな
く、切換に要するスペースが少なくできる。
【0008】
【考案の効果】従って、着脱部材の分離、固定操作を迅
速に行えるという有効な面を損なうこと無く、あまり高
い精度を維持しなくとも、この分離、固定を行う固定手
段が構成され、又、リール本体の側部を大きく開放で
き、スプールの部位以外の部位の点検等も容易に行える
構造が得られたのである。特に、本考案では、リール本
体の内部にボルト挿通用の空間を確保せずに済み、しか
も、側面に複数のボルトの頭が突出することが無いの
で、リールの手触りが良好になるという効果も奏する。
【0009】
〔第1実施例〕
図4に示すように、左右のケース部を有するリール本体
Aの前部にレベルワインダー1、スプール2、サムレス
ト3夫々を前後方向に順次に配置すると共に、リール本
体Aの右側部にハンドル4を備え、又、右側のケース部
の内部にクラッチ機構Cを、左側のケース部の内部にブ
レーキ機構Bを夫々配置してベイトキャスティング用の
両軸受リールを構成する。
【0010】図3に示すように、前記クラッチ機構C
は、スプール軸5の端部に形成されたピン6と、このピ
ン6と係脱するようスプール軸5の端部にスライド自在
に外嵌するスリーブ7とで成り、このクラッチ機構Cで
はクラッチ切の状態でスプール軸5とスリーブ7とが出
来るだけ大きく離間するよう、スプール軸5の外面、ス
リーブ7の内面ともテーパ面に成形してある。尚、この
スリーブ7には、ハンドル4からの動力がドラグ機構
(図示せず)の出力ギヤ8を介して伝えられる。
【0011】図2に示すように、前記ブレーキ機構B
は、スプール軸5の端部を支持するベアリング8の支持
ボス9に巻き付けた制動ベルト10と、この制動ベルト
10の外周に固設したネジ軸11に螺合するウエイト1
2と、このネジ軸11にスプール2の回転力を伝えるよ
うスプール2の側面に立設した接当片13とで成り、キ
ャスティング時には接当片13がネジ軸11に接当して
ウエイト12を回転させ、このウエイト12の遠心力に
より制動ベルト10が支持ボス9に圧接することによ
り、スプール2に制動力が作用するようになっている。
尚、このブレーキ機構Bではネジ軸11に対するウエイ
ト12の位置調節により、このブレーキ機構Bの制動力
の値を調節できるようになっている。
【0012】又、リールでは左側のケース部を構成する
蓋状の着脱部材14をリール本体Aに対して簡単な操作
で分離できるよう固定手段を介して連結支持してあり、
必要な場合には、この着脱部材14の取り外しによって
形成される開放部からのスプール2の抜き出し、及び、
前記ブレーキ機構B等の調節を行えるよう構成されてい
る。つまり、固定手段は図1、図2、及び図5に示すよ
うに、リール本体Aの側に突設した固定連結具としての
一対のネジ15,15、及び、着脱部材14に支持した
回転連結具としての一対のナット16,16夫々で成る
結合機構Dと、ナット16のギヤ部16Aに咬合するリ
ングギヤ17、このリングギヤ17を操作ギヤ18によ
り回動操作するダイヤル19夫々で成る操作機構Eとで
成り、着脱部材14の固定、分離を行う場合には、ダイ
ヤル19の回動操作によりリングギヤ17を介して一対
のナット16,16を同時に操作できるようになってい
る。
【0013】尚、ナット16は図2に示すように、着脱
部材14に対してシフタ20、バネ21を介して、反リ
ール本体の側に常時付勢されることにより、ガタツキの
無い状態での固定を行えるよう構成されている。
【0014】〔第2実施例〕 この第2実施例では、リール本体Aの基本的構造は第1
実施例と変わるところが無く、固定手段が以下のように
構成されている。つまり、図6及び図7に示すように、
固定手段はリール本体Aの側に突設した一対の係合片2
2,22と、この一対の係合片22,22の切欠き部2
2A,22Aと同時に係脱して着脱部材14の固定、及
び、分離を行うリング状のカム体23と、このカム体2
3を操作するレバー状の操作具24とで成り、着脱部材
14の固定、分離を行う場合には、操作具24の揺動操
作によりカム体23のカム面23A,23Aに対して係
合片22,22を同時に係脱できるようになっている。
尚、このカム体23ではカム面23Aが周方向に沿っ
て、その面を傾斜させるよう形成され、複数のビス2
5,25により脱落が防止されている。
【0015】〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、図1に仮想線で示
すように、リングギヤ17にレバー状の操作具19を備
えて実施して良く、又、図7に仮想線で示すように、カ
ム体23の外周にギヤ式に咬合するダイヤル型の操作具
24を備えて実施しても良い。又、この考案では、ハン
ドルを備えた側に着脱部材を形成して実施して良く、更
に、複数の結合機構を同時に回動操作する操作機構を、
例えば、無端チェーンのような索体で構成して良く、
又、複数の係合片と係脱するカム体をスライド操作型に
構成する等様々な形態で実施できる。
【0016】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】結合機構、操作機構を表す側面図
【図2】結合機構、操作機構を表す断面図
【図3】クラッチの構造を表す断面図
【図4】リールの全体平面図
【図5】着脱部材を分離した状態のリールの平面図
【図6】係合片、カム体を表す側面図
【図7】係合片、カム体の断面図
【符号の説明】
2 スプール 14 着脱部材 22 係合片 23 カム体 23Aカム面 24 操作具 A リール本体 D 結合機構 E 操作機構

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体(A)の側部に配置された着
    脱部材(14)を分離可能にリール本体(A)に固定す
    る固定手段を備えて成る両軸受リールであって、固定連結具(15)と、自身の軸芯回りで回転して固定
    連結具(15)に結合する回転連結具(16)とを、着
    脱部材(14)とリール本体(A)とに設けて結合機構
    (D)を形成するとともに、前記固定手段を、スプール
    軸芯を基準とした周方向複数箇所に配置した前記結合機
    構(D)と、前記着脱部材(14)の回転を伴わずに前
    記回転連結具(16)を同時に回転操作する単一の操作
    機構(E)とで構成してある 両軸受リール。
  2. 【請求項2】 リール本体(A)の側部に配置された
    円形状の外形を呈する着脱部材(14)を、分離自在に
    リール本体(A)に固定する固定手段を備えて成る両軸
    受リールであって、 前記固定手段を、複数の係合片(22)と、複数の係合
    片(22)と同時に係脱する複数のカム面(23A)を
    有する単一のカム体(23)と、カム体(23)をその
    カム体(23)の周方向に回動操作する操作具(24)
    とで構成してある両軸受リール。
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