JPH05137487A - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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Publication number
JPH05137487A
JPH05137487A JP30444391A JP30444391A JPH05137487A JP H05137487 A JPH05137487 A JP H05137487A JP 30444391 A JP30444391 A JP 30444391A JP 30444391 A JP30444391 A JP 30444391A JP H05137487 A JPH05137487 A JP H05137487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
case
spool
handle
clutch
Prior art date
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Pending
Application number
JP30444391A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Sato
純 佐藤
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
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Priority to US07/953,869 priority patent/US5429318A/en
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Publication of JPH05137487A publication Critical patent/JPH05137487A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高強度の可動部材を備えず、枠部の外面の手
触りを悪化せさること無く、ハンドル側の枠部もワンタ
ッチで分解できるリールを構成する。 【構成】 スプール側位置に配置されるフレームFと、
この外方に配置されるケースとをスプール軸芯周りで相
対回動自在に構成し、このフレームFとケースとの相対
回動によりフレームFとケースとを連結する、あるい
は、分離する着脱機構Jを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプールの側部位置
に、スプールの側のフレームと、このフレームの外方を
覆うケースとで成る枠部を配置し、このフレームとケー
スとの間にハンドルからの動力をスプールに伝える伝動
系を内装して成る両軸受リールに関し、詳しくは、スプ
ールの両側部に配置される枠部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記にように構成された両軸受リ
ールとして、実公昭54−43031号公報に示される
ものが存在し、この従来例では、スプールの両側部に配
置される枠部のうち、反ハンドル側のものを、スプール
の側に配置されるフレームと、このフレームの外方を覆
う形態のケースとで構成すると共に、夫々の間に操作片
の操作により分離、及び、連結を行う機構を備えて、バ
ックラッシュを生じた場合には、操作片の操作によって
ケースを分離して容易にバックラッシュを解消できるよ
うに構成されている。
【0003】又、市販されているリールのうち、ベイト
キャスティング用のものでは、スプール両側の枠部を貫
通する状態で複数のボルトを備えて、前記従来例と同様
に、反ハンドル側の枠部のフレームとケースとの分離、
及び、連結を可能にしたものも存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前述した従来
例について考えるに、公報番号を挙げたものでは、フレ
ームとケースとの分離、連結を行う構造が、スプール軸
に沿う方向視でスプール軸を挟んで対向する位置に配置
されることから、操作片が比較的大型になるものであ
り、又、連結時には、この操作片に荷重が作用する構造
であることから、この操作片を高強度に構成する必要が
ある。又、前述した従来例のうち後者のものでは、前者
と比較して大型で高強度の部材を必要としない反面、ボ
ルトの頭部が枠部の外面に突出する形態になることも多
く、手触りの面で改善の余地がある。
【0005】又、前述した従来例では、ドライバ等の工
具を用いずにワンタッチで枠部の分解を行えるという、
良好な面を有するものであるが、ベイトキャスティング
用、あるいは、船釣り用等、ハンドルの側の枠部にクラ
ッチ機構、ドラグ機構等を介装した構造のリールでは、
調整、あるいは、修理の目的で、この側の枠部を解放し
たいことも多い。しかし、この種のリールでは、この側
の枠部をワンタッチで分解できず調整、修理等を行う際
にはドライバ等の工具を用いて分解しているのが現状で
ある。
【0006】本発明の目的は、大型で高強度の可動部材
を備えず、又、枠部の外面の手触りを悪化せさること無
く、ハンドル側の枠部もワンタッチで分解できる両軸受
リールを合理的に構成する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は冒頭に記
したように、フレームと、フレームの外方を覆うケース
とでハンドル側の枠部を構成して成る両軸受リールにお
いて、前記フレームとケースとをスプール軸芯周りで相
対回動自在に構成すると共に、このフレームとケースと
の相対回動によりフレームとケースとを連結する、ある
いは、分離する着脱機構を備えて成る点にあり、その作
用、及び、効果は次の通りである。
【0008】
【作用】上記特徴を例えば、図1乃至図3に示すように
構成すると、ハンドル5の側の枠部Aを分解する場合に
は、フレームFとケース10とを相対的に回動操作をす
ることにより、着脱機構JがフレームFとケース10と
の分離を許す状態に達し、フレームFにからケース10
を取り外しにより、この枠部Aの内部を解放できるもの
となり、又、この枠部Aを組み立てる場合にはフレーム
Fとケース10とを所定の姿勢に設定して相対的に回動
操作することにより着脱機構JがフレームFとケース1
0とを連結することになる。
【0009】つまり、このリールでは、図1に示すよう
に、着脱機構JをフレームFとケース10とに形成した
爪体41等と、これに係脱する係合部43等とで構成す
ることが可能になるので、前記従来例のように可動型の
部材を備える必要が無く、しかも、この爪体41等と、
係合部43等とをフレームF、あるいは、ケース10に
直接形成できるのでガタツキ等を発生させない高強度の
ものできると共に、着脱を行うためのボルト頭等が枠部
の外面に露出することも無いのである。
【0010】
【発明の効果】従って、大型で高強度の可動部材を備え
ず、又、枠部の外面の手触りを悪化せさること無く、ハ
ンドル側の枠部もワンタッチで分解でき、調整、修理な
どを容易に行える両軸受リールが合理的に構成できたの
である。
【0011】特に、本発明を図1に示すように、構成し
た場合には、枠部の着脱操作時に、一方の手でハンドル
と共にケースを握り、他方の手で左側の枠部と共にフレ
ームを握って操作を行うので、小さい操作片、あるい
は、ボルト等を操作するものと比較して、この操作を楽
に行えるという効果も奏する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3、4、6に示すように、左右の枠部A,Aの
間の前部に螺軸1の回転によって左右に糸案内具2を往
復駆動する構造のレベルワインド機構を配置すると共
に、中央部にスプール3、後部にクラッチ操作具4を夫
々配置し、又、右側の枠部Aに、ハンドル5、ドラグ操
作具6、キャストコントローラ7夫々を備えてベイトキ
ャスティング用の両軸受リールを構成する。
【0013】このリールでは左側の枠部Aと右側の枠部
Aの一部、及び、夫々の枠部A,Aの間の上部に配置さ
れる上部サムレスト8、下部に配置される前後一対のロ
アーフレーム9,9夫々がアルミダイキャストにより一
体的に形成され、この一体形成物の右側端部に連設され
たフレームFに対してケース10を連結して右側の枠部
Aを構成し、前記ロアーフレーム9,9夫々に亘って脚
部11を備えている。
【0014】図3及び図5に示すように、右側の枠部A
の内部のプレート12に立設したハンドル軸13に対し
て前記ハンドル5、ドラグ操作具6夫々を備え、該ハン
ドル軸13の内端部にドラグ機構D、出力ギヤ14を備
え、又、該ハンドル軸13とケース10との間にローラ
型の一方向クラッチ15を備えてハンドル5の逆転を阻
止し、又、図5に示すように、ハンドル5からの駆動力
を出力ギヤ14、及び、中間ギヤ14Aを介して前記螺
軸1の入力ギヤ1Aに伝える。
【0015】尚、ハンドル軸13の内端部には、止め輪
16で抜け止めされたベアリング17を備え、このベア
リング17の脱落を阻止するリテーナ18により、該ハ
ンドル軸13はプレート12に支持されてハンドル軸1
3の軸芯方向への外力に強力に耐えるように構成され、
又、ドラグ操作具6のハンドル側の面には、ピン19を
介してドラグ操作具6と伴に回転するディスク20を備
え、又、このディスク20の凹凸面20Aと係脱するバ
ネ板材21をハンドル5に備えて、ドラグ操作具6の操
作量をクリック音で把握できるようにする。
【0016】又、スプール軸22にスライド操作自在に
遊嵌したクラッチスリーブ23とスプール軸22に固設
したピン24との係脱構造によりクラッチ機構Cを構成
し、クラッチスリーブ23の入力ギヤ23Aとドラグ機
構Dの出力ギヤ25との噛合により、ハンドル5からの
回動操作力をドラグ機構D、クラッチ機構C夫々を介し
てスプール3に伝える伝動系を構成する。
【0017】図5に示すように、前記クラッチスリーブ
23を係合支持するシフタ26が、一対の支軸27,2
7にスライド移動自在に支持されると共に、スプール3
の軸芯と同軸芯で回転自在な回転カム28の一対のカム
面28A,28Aの接当により、このシフタ26を介し
てクラッチスリーブ23を操作する構造を形成し、又、
前記クラッチ操作具4の操作ピン4Aに接当操作される
リンク部材29を回転カム28の係合ピン28Bに係合
している。
【0018】前記支軸27,27にはシフタ26をクラ
ッチ機構Cの入り側に操作する圧縮バネ30,30を外
嵌し、回転カム28には該回転カム28の回転姿勢をク
ラッチ機構Cの入り、及び、切り夫々の状態に保持する
トッグルバネ31を作用させ、クラッチ機構Cが切り状
態に設定された際にトッグル式のバネ32の作用によ
り、その端部を戻し操作用のホイール33と干渉する姿
勢に切換える戻しアーム34を備えている。
【0019】尚、クラッチ機構Cを切り操作する際に
は、クラッチ操作具4の押下げ操作を行うことにより、
クラッチ操作具4に形成されたピン4Aからの操作力で
リンク部材29がガイド部材35との接触により円弧状
の軌跡を描き乍ら回転カム28を回転操作する結果、カ
ム面28A,28Aの押圧により、前記クラッチスリー
ブ23がクラッチ切り方向に作動し、又、クラッチ機構
Cを入り操作する場合にはハンドル5を巻取り方向に操
作することにより、ホイール33の歯部33Aからの押
圧力が戻しアーム34を介して回転カム28をクラッチ
入り方向に操作し、シフタ26が圧縮バネ30,30の
付勢力により作動してクラッチ機構Cは入り状態に達す
る。
【0020】図4に示すように、左側の枠部Aの内部に
はスプール軸22に固定されたホルダ36に備えた軸3
7に対してスライド自在にカラー38を外嵌し、このカ
ラー38の回転軌跡の外方にリング状の摩擦材39を配
置して成る遠心型のブレーキ機構を備えている。
【0021】このリールでは、前記フレームFとケース
10とがスプール3の軸芯周りで回転自在に構成され、
この回動操作によって、このケース10をフレームFか
ら分離する着脱機構Jを備えている。即ち、図1乃至図
3に示すように、フレームFのスプール挿入用開口の内
周の筒状部40には複数箇所には、複数の爪体41を形
成し、又、プレート12には切欠き部42を形成し、こ
の切欠き部42に連なる状態にフランジ状の係合部43
を形成して着脱機構Jを構成してあり、フレームFから
ケース10を分離する際には、ロック片44の係合を解
除した後、一方の手でハンドル5と共にケース10を握
り、他方の手で左側の枠部Aと共にフレームFを握って
スプール軸芯周りで相対的に回動操作することにより係
合部43と爪体41との係合が解除され、ケース10の
分離が可能になると共に、ケース10を装着する場合に
は、逆の操作を行うことによって所定の相対姿勢に達す
るとロック片44がバネ45の付勢力によってロック状
態に達して装着が完了するようになっている。
【0022】尚、前記ロック片44は押し操作型の操作
片46によってロックの解除が行われるよう構成され、
又、このロック片44はプレート12に形成された係合
孔12Aとの係合により、ロック状態に達するものであ
り、このロック時のガタツキを阻止するためにプレート
12と爪体41との間にO−リング47が介装されるも
のとなっている。
【0023】又、この着脱操作のうち、分離はハンドル
側からの方向視で、ケース10の側を右回転(時計回り
方向)に操作することにより可能となり、この分離操作
を無理なく行うようクラッチ操作具4の操作ピン4Aが
挿通する長孔状の開口48は上方に向けて融通48Aを
有した形状に形成され、又、図5に示すように、螺軸1
の入力ギヤ1Aは着脱機構Jの回動中心(スプール軸2
2の軸芯と一致する)と中間ギヤ14Aとを結ぶ延長線
上で中間ギヤ14Aと咬合するよう位置が設定されてい
る。
【0024】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
例えば、ハンドルを備えない側の枠部に、この着脱機構
を備えても良く、又、左右の枠部夫々を、この着脱機構
によって分離できるよう構成しても良い。
【0025】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロック状態の着脱機構の断面図
【図2】非ロック状態の着脱機構の断面図
【図3】リール右側部の断面図
【図4】リール左側部の断面図
【図5】伝動系を表す断面図
【図6】リールの後面図
【符号の説明】
3 スプール 5 ハンドル 10 ケース A 枠部 F フレーム J 着脱機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール(3)の側部位置に、スプール
    (3)の側のフレーム(F)と、このフレーム(F)の
    外方を覆うケース(10)とで成る枠部(A)を配置
    し、このフレーム(F)とケース(10)との間にハン
    ドル(5)からの動力をスプール(3)に伝える伝動系
    を内装して成る両軸受リールであって、 前記フレーム(F)とケース(10)とをスプール軸芯
    周りで相対回動自在に構成すると共に、このフレーム
    (F)とケース(10)との相対回動によりフレーム
    (F)とケース(10)とを連結する、あるいは、分離
    する着脱機構(J)を備えて成る両軸受リール。
JP30444391A 1991-10-04 1991-11-20 両軸受リール Pending JPH05137487A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30444391A JPH05137487A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 両軸受リール
US07/953,869 US5429318A (en) 1991-10-04 1992-09-30 Baitcasting reel having a locking device disposed laterally of a reel body
KR1019920018172A KR100222366B1 (ko) 1991-10-04 1992-10-05 릴 본체 측부에 고정수단을 구비한 양 축받이 릴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30444391A JPH05137487A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 両軸受リール

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JPH05137487A true JPH05137487A (ja) 1993-06-01

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ID=17933073

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JP30444391A Pending JPH05137487A (ja) 1991-10-04 1991-11-20 両軸受リール

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JP (1) JPH05137487A (ja)

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