JP2019201572A - 魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構 - Google Patents

魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2019201572A
JP2019201572A JP2018097783A JP2018097783A JP2019201572A JP 2019201572 A JP2019201572 A JP 2019201572A JP 2018097783 A JP2018097783 A JP 2018097783A JP 2018097783 A JP2018097783 A JP 2018097783A JP 2019201572 A JP2019201572 A JP 2019201572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
shaft
clutch
rotation
return position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018097783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7105613B2 (ja
Inventor
幸平 中村
Kohei Nakamura
幸平 中村
邦生 武智
Kunio Takechi
邦生 武智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2018097783A priority Critical patent/JP7105613B2/ja
Priority to TW108104538A priority patent/TWI806963B/zh
Priority to CN201910222511.0A priority patent/CN110506716B/zh
Priority to US16/385,390 priority patent/US10798926B2/en
Publication of JP2019201572A publication Critical patent/JP2019201572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7105613B2 publication Critical patent/JP7105613B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/006Hand crank features
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0108Pick-up details

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Abstract

【課題】リールの分解を行うことなく、ハンドルリターンの位置を使用者の好みの回転角度に容易に調整できるハンドルリターン位置調整機構を提供する。【解決手段】ハンドル軸40に支持されるハンドル2を備え、リール本体に設けられたスプールとハンドル2とを連結する連結状態及び遮断する遮断状態を切り替え可能なクラッチを遮断状態から連結状態に戻すときの、ハンドル2における回転方向のリターン位置を調整するためのハンドルリターン位置調整機構6であって、ハンドル軸40には、着脱自在かつ回転不能に嵌合され、複数の頂部61を有する六角部材60が設けられ、ハンドル2には、頂部61に係合可能な凹溝62が設けられ、頂部61及び凹溝62は、それぞれハンドル軸40回りに周回する周方向に間隔をあけて複数配置され、凹溝62は、頂部61に対する周方向の相対位置が選択的に係合される。【選択図】図4

Description

本発明は、魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構に関する。
従来、釣糸を前方に向けて繰り出す魚釣用リールの一つとして知られている両軸受リールでは、ハンドルとスプールとを連結及び遮断するクラッチ機構が設けられている。このクラッチ機構を操作することにより、釣り糸をスプールから繰り出したりスプールに釣り糸を巻き付けたりできる。
クラッチ機構は、ピニオンギアと、スプール軸に設けられた径方向に延びるクラッチピンとから構成されている。ピニオンギアの端面には、クラッチピンが係合可能な噛み合い溝が形成されており、ピニオンギアを軸方向に移動させることでクラッチ機構が連結・遮断(オンオフ)する。クラッチ機構は、クラッチ操作機構により遮断状態に操作できる。クラッチ操作機構は、例えば連結姿勢と遮断姿勢との間でリール本体に揺動自在に装着されたクラッチ操作レバーと、クラッチ操作レバーの揺動によりスプール軸に向けて移動するクラッチプレートと、クラッチプレートの移動によりスプール軸方向に移動するクラッチヨークと、クラッチヨークをスプール軸方向に案内する一対のガイド軸と、を有している(例えば、特許文献1参照)。
クラッチプレートは、クラッチ操作レバーの揺動に応じてスプール軸から遠い連結位置とスプール軸に近い遮断位置との間で移動する。クラッチプレートは、スプール軸を挟んで配置された第1プレート部と第2プレート部と、第2プレート部からハンドル軸側に延びるアーム部と、を有している。第1プレート部及び第2プレート部にはクラッチヨークをスプール軸方向に沿って移動させるための第1カム部及び第2カム部が各別に設けられている。アーム部は、第2プレート部からさらにハンドル軸側に延びており、その先端にクラッチ復帰機構を回動自在に支持するための回動軸が装着された回動支持部が設けられている。
クラッチ復帰機構は、回動支持部に設けられた回動軸に回動自在に支持されたクラッチ爪と、釣り用リールラッチ爪を押圧する押圧部を有する回転部材と、を有している。回転部材は、通常は爪式のワンウェイクラッチのラチェットホイールが用いられ、ラチェットホイールには、押圧部(リターンピン)が設けられている。クラッチ爪は、クラッチプレートのクラッチオン位置とクラッチオフ位置との移動に連動して、ハンドル軸に近い当接位置とハンドル軸から遠い遮断位置とに移動する。また、クラッチ爪は、トグルバネにより当接姿勢と解除姿勢とに振り分けて付勢されている。
このような構成のクラッチ復帰機構では、クラッチ操作レバーを連結姿勢から遮断姿勢に操作すると、クラッチプレートが連結位置から遮断位置に移動する。これにより、クラッチヨークがピニオンギアをクラッチピンから離反する方向に移動させ、クラッチ機構がクラッチオフ状態となる。これとともに、クラッチ爪が解除姿勢から当接姿勢に移動する。当接姿勢では、クラッチ爪の先端部をラチェットホイールのリターンピンが押圧可能である。クラッチオフ状態でハンドルが糸巻取方向に回転すると、リターンピンによりクラッチ爪の先端部が押圧され、クラッチ爪が当接姿勢から解除姿勢に移動し、クラッチ爪によりクラッチプレートが遮断位置から連結位置に移動する。これにより、クラッチ機構がクラッチオン状態に戻る。このとき、回動軸を介してクラッチ爪の力がクラッチプレートに伝達される。
特許第3490892号公報
しかしながら、従来の魚釣用リールでは、リターンピンにおけるクラッチ爪の先端部の押圧位置、すなわちリターンピンの押圧によって当接姿勢から解除姿勢に移動させる位置が所定の回転角度に決められている。つまり、リターンピンを有するラチェットホイールがハンドル軸に対して同軸に回転不能に支持されているので、ハンドル軸に装着されるハンドルの周方向の向きもリターンピンに対して決まった位置のみに装着されている。
そして、クラッチを解除するときのハンドルリターン位置を変更する場合には、リールを分解し、リターンピン付きのラチェットホールを組み替えることで、ハンドルリターン位置の回転角度を調整するといった手間のかかる作業を行う必要があった。そのため、リールの分解を行うことなく簡単な調整により、ハンドルリターン位置を使用者の好みの回転角度に容易に調整できるものが求められており、その点で改良の余地があった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、リールの分解を行うことなく、ハンドルリターンの位置を使用者の好みの回転角度に容易に調整できる魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構を提供することである。
(1)本発明に係る魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構は、魚釣用リールに設けられハンドル軸に支持されるハンドルを備え、前記魚釣用リールのリール本体に設けられたスプールと前記ハンドルとを連結する連結状態及び遮断する遮断状態を切り替え可能なクラッチを前記遮断状態から前記連結状態に戻すときの、前記ハンドルにおける回転方向のリターン位置を調整するための魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構であって、前記ハンドル軸には、着脱自在かつ回転不能に嵌合され、第1回転係合部を有する位置調整部材が設けられ、前記ハンドルには、前記第1回転係合部に係合可能な第2回転係合部が設けられ、前記第1回転係合部及び前記第2回転係合部のうち少なくとも一方は、前記ハンドル軸回りに周回する周方向に間隔をあけて複数配置され、前記第2回転係合部は、前記第1回転係合部に対する前記周方向の相対位置が選択的に係合されることを特徴としている。
本発明に係る魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構によれば、第1回転係合部及び第2回転係合部のうち少なくとも一方が周方向に間隔をあけて複数配置されているので、ハンドル軸に回転不能に嵌合された位置調整部材の第1回転係合部に対して、回転方向の相対位置を選択してハンドルの第2回転係合部を係合させることができる。これにより、ハンドルを位置調整部材を介してハンドル軸に装着することができ、第1回転係合部の周方向の間隔に応じた回転角度を任意に選択してハンドルをハンドル軸に取り付けることができる。
このように、本発明では、魚釣用リールを従来のように分解することなく、ハンドルにおける回転方向のハンドルリターン位置を容易に調整することができ、魚釣用リールを使用する使用者が好みの回転角度でハンドルリターンをさせてクラッチを遮断状態から連結状態に切り替えることが可能となる。
(2)前記位置調整部材は、頂部を前記第1回転係合部とする多角形部材であり、前記第2回転係合部は、前記多角形部材の各頂部に対応する位置に設けられ、複数の前記頂部に係合可能でハンドル軸方向に延びる凹溝であってもよい。
この場合には、ハンドル軸に嵌合された多角形部材の複数の頂部(第1回転係合部)のうち任意の頂部を選択してハンドルの第2回転係合部の凹溝を係合させることで、ハンドルを好みの回転角度のハンドルリターン位置に容易に変更することができる。
(3)前記位置調整部材は、ハンドル軸方向で前記ハンドル側を向く面に設けられた凸部又は凹部からなる第1凹凸部を前記第1回転係合部とし、前記第2回転係合部は、前記ハンドルにおける前記位置調整部材側を向く面に設けられ、複数の前記第1凹凸部に係合可能な凸部又は凹部からなる第2凹凸部であることを特徴としてもよい。
この場合には、ハンドル軸に嵌合された位置調整部材の複数の第1凹凸部(第1回転係合部)のうち任意の第1凹凸部を選択してハンドルの第2回転係合部の第2凹凸部を係合させることで、ハンドルを好みの回転角度のハンドルリターン位置に容易に変更することができる。
(4)前記ハンドルは、前記ハンドル軸に支持されるハンドルアームと、該ハンドルアームの少なくとも一端に設けられるハンドル把手と、を有し、前記ハンドルアームには、前記ハンドル軸に着脱可能な装着部が前記ハンドルアームの長さ方向に複数設けられ、複数の前記装着部のうち少なくとも一つは、前記位置調整部材の前記第1回転係合部に係合する複数の前記第2回転係合部の集合体を構成する第2回転係合群であることを特徴としてもよい。
この場合には、ハンドルアームの複数の装着部を選択して位置調整部材に係合させることで、ハンドルのリターン位置の調整に加え、ハンドル軸に支持されるハンドルアームの長さ方向の支持位置を調整することができる。すなわち、ハンドルアームにおけるハンドル軸とハンドル把手との距離を使用者の好みに合わせて調整することが可能となる。
本発明に係る魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構によれば、リールの分解を行うことなく、ハンドルリターンの位置を使用者の好みの回転角度に容易に調整できる。
本発明の第1実施形態による両軸受リールの構成を示す斜視図である。 リール本体の内部構成をハンドル軸方向から見た側面図である。 ハンドル軸にハンドルアームを装着した斜視図である。 図3に示すハンドル軸とハンドルアームの分解斜視図である。 図3に示すハンドル軸とハンドルアームの斜視図において、キャッブを破断した図である。 六角部材をハンドル軸方向から見た平面図である。 図3に示すA−A線断面図であって、ハンドルリターン位置調整機構の構成を示す側断面図である。 ハンドルアームの構成を示す平面図である。 他の形態によるハンドルアームの構成を示す平面図である。 ハンドルリターンの位置を調整する手順を示す図であって、ハンドル軸方向から見た側面図である。 図10に続くハンドルリターンの位置を調整する手順を示す図である。 図11に続くハンドルリターンの位置を調整する手順を示す図である。 本発明の第2実施形態によるハンドルリターン位置調整機構の構成を示す図であって、突起付き座金部材をハンドル軸方向から見た側面図である。 図13に示す突起付き座金部材の斜視図である。 第2実施形態によるハンドルアームの構成を示す平面図である。 第2実施形態によるハンドルリターン位置調整機構の構成を示す側断面図であって、図7に対応した図である。
以下、本発明に係る魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、魚釣用リールとして両軸受リールを例に挙げて説明する。また、各図面において、各構成部材を視認可能な大きさとするために必要に応じて各構成部材の縮尺を適宜変更している場合がある。
(第1実施形態)
図1に示すように本実施形態のハンドルリターン位置調整機構は、例えば中型の丸型リールからなる両軸受リール1(魚釣用リール)に設けられ、リール本体10に設けられたスプール11とハンドル2とを連結する連結状態及び遮断する遮断状態を切り替え可能なクラッチ機構5(図2参照)を遮断状態から連結状態に戻すときの、ハンドル2における回転方向のリターン位置を調整するための機構である。
(全体構成)
両軸受リール1は、リール本体10と、リール本体10の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体10側に配置されたスタードラグ3と、を備えている。リール本体10には、リール本体10に対してハンドル軸線O1と平行なスプール軸線O2回りに回転可能で、図示しない釣糸が巻かれるスプール11が装着されている。リール本体10は、竿取付脚12を介して不図示の釣り竿に装着されるようになっている。
スプール11は、スプール駆動機構(図示省略)によって駆動され、クラッチ操作機構50(クラッチ操作レバー51)によって駆動されるクラッチ機構5(図2参照)が連動している。
ここで、本実施形態では、ハンドル軸線O1及びスプール軸線O2に沿う方向に直交すると共にスプール11に巻かれた釣糸が繰り出される方向に沿う方向を前後方向として定義する。前後方向においてスプール11から釣糸が繰り出される方向を前方、その反対方向を後方と定義する。
(リール本体)
リール本体10は、フレーム13と、カバー14と、機構装着板15(図2参照)と、を有している。フレーム13は、ダイキャスト成形により得られ、所定の間隔をあけて配置された一対の側板13A、13Bを有している。一方の第1側板13Aはハンドル軸線O1方向の側面から見て円形をなしており、他方の第2側板13Bは同じく側面から見て円形の一部が径方向に突出した形状である。
カバー14は、一方の第1側板13Aの外方を覆う第1側カバー14Aと、第2側板13Bのスプール軸線O2と同軸となる円形部分の外周部を覆うように一体的に固定された第2側カバー14Bと、これら側カバー14A、14B同士を連結する複数の連結部材14Cと、を有し、金属薄板をプレス成形して得られる。連結部材14Cは、板状の部材からなり、第1側カバー14Aと第2側カバー14Bの周方向に間隔をあけて設けられている。
機構装着板15は、図2に示すように、第2側板13Bに配置され、後述する各種機構を収納するための空間15Aが形成されている。ここで、図2は、空間15Aをハンドル軸線O1方向でハンドル2側から見た断面矢視図であって、後述するラチェットホイール43の一部を切り欠いた状態を示している。
(ハンドル)
ハンドル2は、図1及び図3に示すように、ハンドル軸40の軸先端部40aに回転不能に装着されたハンドルアーム21と、ハンドルアーム21の一端にハンドル軸線O1と平行な軸回りに回転自在に装着されたハンドル把手22(図1参照)と、を有している。ハンドル2は、本実施形態のハンドルリターン位置調整機構6を介してハンドル軸40に対して着脱自在に取り付けられている。
(スプール)
スプール11は、図1及び図2に示すように、第1側板13A及び第2側板13B間に回転自在に配置されている。スプール11の中心にはスプール軸11a(図2参照)が貫通して固定されている。スプール軸11aは、第1側カバー14A及び機構装着板15に軸受を介して回転自在に各別に支持されている。スプール軸11aの両端には、キャスティングコントロール機構16が配置されている。
キャスティングコントロール機構16は、図1に示すように、第2側板13Bに設けられたつまみ部材16aを回すことによって微調整できる状態からできない状態まで複数段階に簡単に変更できるようになっている。
(クラッチ機構)
図2に示すように、機構装着板15と第2側板13Bとの間の空間15Aには、ハンドル2からのトルクをスプール11に伝えるための回転伝達機構4と、回転伝達機構4内に設けられたクラッチ機構5と、クラッチ機構5をオンオフ操作するためのクラッチ操作機構50(図1参照)と、が配置されている。
(回転伝達機構)
回転伝達機構4は、一端にハンドル2(図1参照)が固定されたハンドル軸40と、ハンドル軸40の他端に連結されたメインギア(図示省略)に噛合するピニオンギア(図示省略)と、を有している。メインギアは、外周にギア歯を有し、ハンドル軸40に回転自在に装着されている。ピニオンギアは、回転伝達機構4を構成すると共にクラッチ機構5としても機能する。
ピニオンギアは、スプール軸11aと一体的に延出し、第2側板13Bに軸受を介して回転可能に支持されたピニオン軸(図示省略)に設けられており、このピニオン軸に沿って軸方向に移動可能となっている。また、ピニオンギアの外周には、円周溝が形成されており、この円周溝にクラッチ機構5の作動部材が係合して、ピニオンギアを軸方向に移動することによって駆動力が継脱されるようになっている。なお、クラッチ機構5の継脱は、第2側板13Bに設けられたクラッチ操作機構50のクラッチ操作レバー51(図1参照)を回動操作することで作動される。
ハンドル軸40は、スプール軸11aと平行に配置されており、一端側が機構装着板15に回転自在に支持されている。メインギアは、ハンドル軸40の一端側に一体的に回転するように連結できる。このような構成では、クラッチ機構5がクラッチオンされた状態では、ハンドル2からのトルクがスプール11に直接伝達される。
(クラッチ機構)
クラッチ機構5は、クラッチ操作レバー51の操作によってハンドル2の回転をスプール11に伝達可能な連結状態(クラッチオン状態)と、ハンドル2の回転をスプール11に伝達不能な遮断状態(クラッチオフ状態)とに切換可能である。クラッチオン状態では、ピニオンギアの回転がスプール軸11aに伝達され、ピニオンギアとスプール軸11aとが一体的に回転可能になる。また、クラッチオフ状態では、ピニオンギアの回転がスプール軸11aに伝達されないため、スプール11は自由に回転することが可能になる。
(クラッチ操作レバー)
クラッチ操作レバー51は、リール本体10の後部に設けられ、クラッチ機構5をクラッチオン状態とクラッチオフ状態とに切り換え操作するためのものである。クラッチ操作レバー51は、第2側板13Bの後寄りに配置され、リール本体10の後部に設けられる竿取付脚12に対して接近及び離反する方向に移動可能に設けられる。この実施形態では、クラッチ操作レバー51は、スプール軸11aに平行な軸回りに揺動可能に設けられる。
(スプール駆動機構)
上述したスプール駆動機構は、スプール11を糸巻取方向に駆動する。また、巻き取り時にスプール11に対してスタードラグ3によりドラグ力を発生させて釣り糸の切断を防止する。ここで、スタードラグ3は、ハンドル2のハンドルアーム21と第2側板13Bとの間においてハンドル軸40に同軸に設けられている。
回転伝達機構4には、ハンドル軸40に一体的に回転可能に装着されたラチェットホイール43と、ハンドル軸40を糸巻取方向E1にのみ回転させるとともにラチェットホイール43に噛合可能なラチェット爪(図示省略)と、を有している。
上記のラチェット爪、ラチェットホイール43側に付勢されている。ラチェットホイール43は、後述するクラッチ復帰機構52の回転部材としても機能する。
クラッチ操作機構50は、両軸受リール1のリール本体10に設けられたスプール11とハンドル2とを連結及び遮断するクラッチ機構5を操作するための機構である。クラッチ操作機構50は、クラッチ操作レバー51と、一対のガイド軸53、53と、クラッチヨーク54と、クラッチプレート55と、クラッチ復帰機構52と、を備えている。
クラッチ操作レバー51は、リール本体10の第2側板13Bにおいて、連結姿勢と遮断姿勢との間で移動自在に装着されている。一対のガイド軸53、53は、リール本体10の機構装着板15にスプール軸11aを挟んでスプール軸11aに沿って配置されている。クラッチヨーク54は、ガイド軸53に案内されてスプール軸11aに沿って移動自在であり、クラッチ機構5に係合してクラッチ機構5を連結状態と遮断状態とに切り換える。
クラッチ復帰機構52は、クラッチ爪45と、ラチェットホイール43と、トグルバネ46と、を有する。ここで、図2のクラッチ爪45、クラッチプレート55、リターンピン56(後述する)において、連結位置(クラッチオン状態)を実線で示し、遮断位置(クラッチオフ状態)を二点鎖線で示している。
クラッチ爪45は、クラッチプレート55が連結位置(図2に示す実線)から遮断位置(図2に示す二点鎖線)に移動すると、接触部55dに被接触部45aが接触して当接姿勢になる。ラチェットホイール43は、当接姿勢(図2に示す二点鎖線)にあるクラッチ爪45を解除姿勢(図2に示す実線)に向けて押圧可能なリターンピン56を有し、ハンドル2に連動して回転する。
リターンピン56は、クラッチオフ時にハンドル軸40が糸巻取方向E1(図2の時計回り)に回転すると、当接姿勢にあるクラッチ爪45の先端に当接してクラッチプレート55を連結姿勢側(図2の紙面左側)に押圧する。
トグルバネ46は、クラッチ爪45を当接姿勢と解除姿勢とに振り分けて付勢する。クラッチ復帰機構52は、ハンドル2の糸巻取方向E1の回転に連動してラチェットホイール43のリターンピン56がクラッチ爪45を押圧してクラッチプレート55を遮断位置から連結位置に移動させる。
クラッチ操作機構50では、クラッチ操作レバー51を連結姿勢から遮断姿勢に操作すると、クラッチプレート55が連結位置から遮断位置に移動し、傾斜カム部55aの作用により、クラッチヨーク54がクラッチ機構5を連結状態から遮断状態に切り換える。これより、アーム部55bに回動軸55cを介して連結されたクラッチ爪45が解除姿勢(図2に示す実線)から当接姿勢(図2に示す二点鎖線)に移動する。このとき、トグルバネ46により付勢されたクラッチ爪45の被接触部45aがアーム部55bの接触部55dに接触し、当接状態が維持される。
この状態でハンドル2が糸巻取方向E1に回転すると、ラチェットホイール43が同方向に回転し、リターンピン56がクラッチ爪45の先端部を解除姿勢に向けて押圧する。このとき、クラッチ爪45の被接触部45aがアーム部55bの接触部55dに接触しているため、クラッチ爪45に作用する押圧力は、被接触部45aからアーム部55bの接触部55dを介してクラッチプレート55に伝達される。
次に、両軸受リール1のハンドルリターン位置調整機構6について、具体的に説明する。
本実施形態では、図1に示すように、ハンドルアーム21がハンドルリターン位置調整機構6を介してハンドル軸40に装着される。
ハンドルリターン位置調整機構6は、図3〜図5に示すように、ハンドル軸40に着脱自在に設けられる複数(6箇所)の頂部61、61、…(第1凹凸部、第1回転係合部)を有する六角部材60(位置調整部材、多角形部材)と、前記ハンドル2に形成され、六角部材60の複数の頂部61に対して係合可能な複数の凹溝62、62、…(第2凹凸部、第2回転係合部)と、を有している。
六角部材60は、図4に示すように、ハンドル軸40の軸先端部40aに対して着脱自在、かつハンドル軸40回りに回転不能に嵌合され、ハンドル軸40回りに周回する周方向に間隔をあけて配置される6箇所の頂部61を有している(図6参照)。
ハンドル軸40の軸先端部40aは、ハンドル軸線O1方向から見て断面非円形状の略長方形状に形成されている。軸先端部40aの周面の一部には、雄ねじ部40bが形成されている。軸先端部40aの雄ねじ部40bには、雌ねじが形成されたキャップ42が螺合される。ハンドル軸40の軸先端部40aに締め込まれたキャップ42によって、六角部材60に係合したハンドルアーム21が外れないように固定される。
六角部材60は、図4〜図7に示すように、6箇所の頂部61を有する六角形部材で、中央部にハンドル軸40の軸先端部40aに嵌合する貫通穴60aが設けられている。貫通穴60aの穴形状は、ハンドル軸40の軸先端部40aと同形状の非円形状の略長方形状をなしている。
ハンドル2のハンドルアーム21には、図4、図5及び図8に示すように、ハンドル軸40に着脱可能な一対の装着部63A、63Bがハンドルアーム21の長さ方向に並んで設けられている。ハンドルアーム21の基端21a側の第1装着部63Aには、上述したように、六角部材60の頂部61に係合する複数(本実施形態では12個)の凹溝62、62、…が周方向に一定の間隔をあけて配置されている。
第1装着部63Aは、複数の凹溝62、62、…の集合体を構成する第2回転係合群を形成している。凹溝62の数量と周方向の間隔は、本実施形態のように六角部材60を採用する場合には、6の倍数で、等ピッチであることが好ましい。これにより、ハンドル軸40に対して12箇所の回転角度の位置にハンドルアーム21を装着させることができる。
凹溝62は、六角部材60の各頂部61に対応する位置に設けられ、溝方向がハンドル軸線O1方向に延びている。また、軸先端部40aに嵌合した六角部材60の頂部61に係合する凹溝62は、ハンドルアーム21の回り止めの機能を有している。
凹溝62は、複数の頂部61に対する周方向の相対位置、すなわち回転角度を選択的に係合可能となっている。そのため、ハンドルアーム21は、ハンドル軸40に対する周方向の位置が変更可能な構成となっている。
第2装着部63Bは、図示では円形の穴が形成されているが、ハンドル軸40の軸先端部40aに嵌合され、上述した六角部材60の貫通穴と同形状の嵌合穴(図示省略)が形成されていてもよいし、あるいは、図9に示すように、第1装着部63Aと同様に複数(ここでは12箇所)の凹溝62、62、…を有するものであってもかまわない。
このように第2装着部63Bを使用してハンドル軸40にハンドルアーム21を装着すると、ハンドル把手22の回転半径が短い位置で固定されることになる。
次に、このように構成されるハンドルリターン位置調整機構6を使用してハンドル2の位置の調整方法と、ハンドルリターン位置調整機構6の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
図10に示すように、ハンドルリターン位置を調整する場合には、ハンドル軸40に対してハンドル2を取り外した状態のリール本体10において、先ずハンドル軸40の軸先端部40aに対して六角部材60を嵌合させる。このとき、六角部材60はハンドル軸40に対して回転不能な状態で固定される。続いて、図11に示すように、ハンドルアーム21の第1装着部63Aを六角部材60に対して任意の回転角度をもって係合させる。例えば、ハンドルアーム21は、図11に示す実線の位置でもよいし、二点鎖線の位置とすることも可能である。
その後、図7及び図12に示すように、ハンドル軸40の軸先端部40aの雄ねじ部40bにキャップ42を螺合させて締め込むことで、ハンドルアーム21が固定される。
ハンドル軸40におけるハンドルリターンの位相は、上述したように図2に示すリターンピン56の位置によって固定された位置となる。そのため、六角部材60に対してハンドルアーム21の回転角度を変更した位置に装着することで、ハンドル2におけるハンドルリターン位置を好みの位置に変更することができる。
本実施形態によるハンドルリターン位置調整機構6では、六角部材60の頂部61及び凹溝62がそれぞれ周方向に間隔をあけて複数配置されているので、ハンドル軸40に回転不能に嵌合された六角部材60の頂部61に対して、回転方向の相対位置を選択してハンドル2の凹溝62を係合させることができる。これにより、ハンドル2を六角部材60及び凹溝62を介してハンドル軸40に装着することができ、六角部材60の頂部61の周方向の間隔に応じた回転角度を任意に選択してハンドル2をハンドル軸40に取り付けることができる。
このように、本実施形態では、両軸受リール1を従来のように分解することなく、ハンドル2における回転方向のハンドルリターン位置を容易に調整することができ、両軸受リール1を使用する使用者が好みの回転角度でハンドルリターンをさせてクラッチを遮断状態から連結状態に切り替えることが可能となる。
また、本実施形態では、ハンドルアーム21の一対の装着部63A、63Bを選択して六角部材60に係合させることで、ハンドル2のリターン位置の調整に加え、ハンドル軸40に支持されるハンドルアーム21の長さ方向の支持位置を調整することができる。すなわち、ハンドルアーム21におけるハンドル軸40とハンドル把手22との距離を使用者の好みに合わせて調整することが可能となる。
上述のように構成された本実施形態による魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構では、リールの分解を行うことなく、ハンドルリターンの位置を使用者の好みの回転角度に容易に調整できる。
(第2実施形態)
第2実施形態による両軸受リール1のハンドルリターン位置調整機構7は、図13及び図14に示すように、位置調整部材として突起付き座金部材70を用いた構成である。
ハンドルリターン位置調整機構7は、ハンドル軸40に着脱自在に設けられる複数の凸部71、71、…(第1凹凸部、第1回転係合部)を有する突起付き座金部材70(位置調整部材)と、ハンドル2のハンドルアーム21に形成され、突起付き座金部材70の複数の凸部71に対して係合可能な図15に示す複数の凹部72(第2凹凸部、第2回転係合部)と、を有している。
突起付き座金部材70は、ハンドル軸40の軸先端部40aに対して着脱自在、かつハンドル軸40回りに回転不能に嵌合されている。突起付き座金部材70は、円板部材74の一方面(ハンドル軸線O1方向でハンドル側を向く表面70a)の外周側に複数の凸部71、71、…が配置され、中央部にハンドル軸40の軸先端部40aに嵌合する貫通穴74aが設けられている(図16参照)。貫通穴74aの穴形状は、ハンドル軸40の軸先端部40aと同形状の非円形状の略長方形状をなしている。突起付き座金部材70の凸部71は、ハンドル軸線O1回りに周回する周方向に間隔をあけて複数(ここでは、8個)が配置されている。
ハンドル2のハンドルアーム21には、図15に示すように、ハンドル軸40に着脱可能な一対の装着部73A、73Bがハンドルアーム21の長さ方向に並んで設けられている。すなわち、第1装着部73Aと第2装着部73Bのいずれか一方が選択的にハンドル軸40に装着される。第2装着部73Bを使用してハンドル軸40にハンドルアーム21を装着すると、第1装着部73Aをハンドル軸40に装着した場合に比べてハンドル把手22(図1参照)の回転半径が短い位置で固定される。そのため、ハンドル軸40に対して装着部73A、73Bを選択することで、使用者の好みに合わせてハンドルアーム21の長さを調整することができる。
ハンドルアーム21の基端21a側の第1装着部73Aには、ハンドル軸40の軸先端部40aを挿通可能な円形の貫通穴73aが形成されている。第1装着部73Aにおけるハンドルアーム21の一方面21bには、貫通穴73aの周縁部において、突起付き座金部材70の凸部71に係合する複数(本実施形態では8個)の凹部72、72、…が周方向に一定の間隔をあけて配置されている。凹部72は、凸部71と同数で、周方向に同じピッチで設けられている。
第1装着部73Aは、複数の凹部72、72、…の集合体を構成する第2回転係合群を形成している。第1装着部73Aの貫通穴73aは、ハンドル軸線O1と同軸に設けられ、複数の凹部72の数量と周方向の間隔は、突起付き座金部材70の凸部71と等ピッチとなっている。これにより、ハンドル2は、ハンドル軸40に対して8箇所の回転角度に回転角度調整することができる。
第2装着部73Bは、ハンドルアーム21の長さ方向で第1装着部73Aよりもハンドル把手22側に位置し、第1装着部73Aと同様の構成で貫通穴73aと複数(8個)の凹部72、72、…を有している。なお、本実施形態では、第1装着部73Aと第2装着部73Bの隣り合う位置に配置される凹部72は共通とされる。
ハンドルアーム21は、凹部72が複数の凸部71に対する周方向の相対位置が選択的に係合されることで、ハンドル軸40に対する周方向の位置が変更可能な構成となっている。このように、軸先端部40aに嵌合した突起付き座金部材70の凸部71に係合する凹部72は、ハンドルアーム21の回り止めの機能を有している。
第2実施形態のハンドルリターン位置調整機構7を使用してハンドルリターン位置を調整する場合には、図16に示すように、ハンドル軸40に対してハンドル2を取り外した状態において、先ずハンドル軸40の軸先端部40aに対して突起付き座金部材70を嵌合させる。このとき、突起付き座金部材70は、凸部71がハンドル2側に向くように配置され、ハンドル軸40に対して回転不能な状態で固定される。続いて、ハンドルアーム21の第1装着部73Aを突起付き座金部材70に対して任意の回転角度をもって係合させる。その後、ハンドル軸40の軸先端部40aの雄ねじ部40bにキャップ42を螺合させて締め込むことで、ハンドルアーム21が固定される。
ハンドル軸40におけるハンドルリターンの位相は固定位置となっているので、突起付き座金部材70に対してハンドルアーム21の回転角度を変更した位置に取り付けることで、ハンドル2におけるハンドルリターンの位置を好みの位置に変更することができる。
第2実施形態によるハンドルリターン位置調整機構7では、ハンドル軸40に回転不能に嵌合された突起付き座金部材70の複数の凸部71に対して、回転方向の相対位置を選択してハンドル2の凹部72を係合させることができる。これにより、ハンドル2を突起付き座金部材70を介してハンドル軸40に装着することができ、凸部71の周方向の間隔に応じた回転角度を任意に選択してハンドル2をハンドル軸40に取り付けることができる。
このように、本実施形態では、両軸受リール1を従来のように分解することなく、ハンドル2における回転方向のハンドルリターン位置を容易に調整することができ、両軸受リール1を使用する使用者が好みの回転角度でハンドルリターンをさせてクラッチを遮断状態から連結状態に切り替えることが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形例には、例えば当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものなどが含まれる。
例えば、上記第1実施形態において、複数の頂部61を有する六角部材60と、複数の凹溝62を有する第1装着部63(ハンドルアーム21)と、を有するハンドルリターン位置調整機構6とし、上記第2実施形態において、複数の凸部71を有する突起付き座金部材70と、複数の凹部72を有する第1装着部73(ハンドルアーム21)と、を有するハンドルリターン位置調整機構7とし、係合される双方の凹凸部がそれぞれ複数設けられているが、いずれか一方のみが複数設けられている形態であってもかまわない。例えば、上述した第1実施形態において凹溝62が1箇所のみであってもよい。また、上述した第2実施形態において突起付き座金部材70の凸部71が1箇所のみであってもよい。要は、第1回転係合部及び第2回転係合部のうち少なくとも一方がハンドル軸回りに周回する周方向に間隔をあけて複数配置されていればよいのであって、回転角度を選択してハンドルアーム21をハンドル軸40に装着できる構成となる。
また、凹凸部の数量や周方向の間隔等の構成は適宜変更可能である。例えば、第1実施形態では、6箇所の頂部61を有する六角部材60としているが、六角形状であることに限定されることはなく、例えば三角形、五角形等、他の形状であってもかまわない。
また、第2実施形態において、突起付き座金部材70の凸部71に代えて凹部を設け、ハンドルアーム21の凹部72に代えて凸部を設けた構成としてもよい。
さらに、本実施形態では、ハンドルアーム21の長手方向に沿って一対の装着部を備えた構成としているが、装着部は1つのみであってもかまわない。
1 両軸受リール(魚釣用リール)
2 ハンドル
4 回転伝達機構
5 クラッチ機構
6、7 ハンドルリターン位置調整機構
10 リール本体
11 スプール
11a スプール軸
13 フレーム
14 カバー
15 機構装着板
21 ハンドルアーム
22 ハンドル把手
40 ハンドル軸
40a 軸先端部
40b 雄ねじ部
45 クラッチ爪
51 クラッチ操作レバー
55 クラッチプレート
56 リターンピン
60 六角部材(位置調整部材、多角形部材)
60a 貫通穴
61 頂部(第1凹凸部、第1回転係合部)
62 凹溝(第2凹凸部、第2回転係合部)
63A、63B 装着部
70 突起付き座金部材(位置調整部材)
71 凸部(第1凹凸部、第1回転係合部)
72 凹部(第2凹凸部、第2回転係合部)
73A、73B 装着部
O1 ハンドル軸線
O2 スプール軸線

Claims (4)

  1. 魚釣用リールに設けられハンドル軸に支持されるハンドルを備え、前記魚釣用リールのリール本体に設けられたスプールと前記ハンドルとを連結する連結状態及び遮断する遮断状態を切り替え可能なクラッチを前記遮断状態から前記連結状態に戻すときの、前記ハンドルにおける回転方向のリターン位置を調整するための魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構であって、
    前記ハンドル軸には、着脱自在かつ回転不能に嵌合され、第1回転係合部を有する位置調整部材が設けられ、
    前記ハンドルには、前記第1回転係合部に係合可能な第2回転係合部が設けられ、
    前記第1回転係合部及び前記第2回転係合部のうち少なくとも一方は、前記ハンドル軸回りに周回する周方向に間隔をあけて複数配置され、
    前記第2回転係合部は、前記第1回転係合部に対する前記周方向の相対位置が選択的に係合される、魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構。
  2. 前記位置調整部材は、頂部を前記第1回転係合部とする多角形部材であり、
    前記第2回転係合部は、前記多角形部材の各頂部に対応する位置に設けられ、複数の前記頂部に係合可能でハンドル軸方向に延びる凹溝である、請求項1に記載の魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構。
  3. 前記位置調整部材は、ハンドル軸方向で前記ハンドル側を向く面に設けられた凸部又は凹部からなる第1凹凸部を前記第1回転係合部とし、
    前記第2回転係合部は、前記ハンドルにおける前記位置調整部材側を向く面に設けられ、複数の前記第1凹凸部に係合可能な凸部又は凹部からなる第2凹凸部である、請求項1に記載の魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構。
  4. 前記ハンドルは、前記ハンドル軸に支持されるハンドルアームと、該ハンドルアームの少なくとも一端に設けられるハンドル把手と、を有し、
    前記ハンドルアームには、前記ハンドル軸に着脱可能な装着部が前記ハンドルアームの長さ方向に複数設けられ、
    複数の前記装着部のうち少なくとも一つは、前記位置調整部材の前記第1回転係合部に係合する複数の前記第2回転係合部の集合体を構成する第2回転係合群である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構。
JP2018097783A 2018-05-22 2018-05-22 魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構 Active JP7105613B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097783A JP7105613B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構
TW108104538A TWI806963B (zh) 2018-05-22 2019-02-12 釣魚用捲線器的把手返回位置調整機構
CN201910222511.0A CN110506716B (zh) 2018-05-22 2019-03-22 钓鱼用绕线轮的手柄返回位置调整机构
US16/385,390 US10798926B2 (en) 2018-05-22 2019-04-16 Handle return position adjustment mechanism for a fishing reel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097783A JP7105613B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019201572A true JP2019201572A (ja) 2019-11-28
JP7105613B2 JP7105613B2 (ja) 2022-07-25

Family

ID=68615150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018097783A Active JP7105613B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10798926B2 (ja)
JP (1) JP7105613B2 (ja)
CN (1) CN110506716B (ja)
TW (1) TWI806963B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11293532B2 (en) * 2020-01-23 2022-04-05 Caterpillar Paving Products Inc. Screw jack assembly for paving machine

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1066488A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Shimano Inc 両軸受リールのハンドル取付構造
JPH11346613A (ja) * 1998-06-12 1999-12-21 Shimano Inc 両軸受リールのクラッチ操作機構
JP2014212770A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 株式会社シマノ 釣り用リール

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2282995A (en) * 1940-05-11 1942-05-12 George H Dumond Fishing reel
US3224703A (en) * 1962-10-25 1965-12-21 True Temper Corp Spool oscillating mechanism for spinning reel
US3375993A (en) * 1966-02-15 1968-04-02 Maurice S. Hayes Adjustable crank mechanism for fishing reels
JPS5118295Y2 (ja) * 1973-11-07 1976-05-15
US4815676A (en) * 1986-09-29 1989-03-28 Charles C. Worth Corporation Fishing reel handle with drag adjustment incorporated
US5071086A (en) * 1990-07-24 1991-12-10 Zebco Corporation Click mechanism for drag adjustment on a fishing reel
JP2572095Y2 (ja) * 1992-01-28 1998-05-20 株式会社シマノ 両軸受リール
JP2584454Y2 (ja) * 1992-11-25 1998-11-05 ダイワ精工株式会社 魚釣用リール
JP3043237B2 (ja) * 1993-11-24 2000-05-22 ダイワ精工株式会社 魚釣用リール
JP3494863B2 (ja) * 1997-09-30 2004-02-09 ダイワ精工株式会社 魚釣用リ−ル
US6029922A (en) * 1998-12-08 2000-02-29 Brunswick Corporation Retainer element for a securing element used to maintain a crank handle on a fishing reel
KR200174208Y1 (ko) * 1999-04-27 2000-03-15 주식회사신아스포츠 핸들의 헐거워짐을 방지하는 부재를 구비하는 낚시용 릴
JP2001145446A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Shimano Inc 両軸受リールのハンドル取付構造
US6305627B1 (en) * 1999-12-08 2001-10-23 Roy E. Stiner Fastener and retainer
US6666396B2 (en) * 2001-06-11 2003-12-23 Gator Grip, Inc. Multidirectional rotatable handle
JP4416824B2 (ja) * 2008-04-10 2010-02-17 グローブライド株式会社 魚釣用リール
JP2010273629A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Shimano Components Malaysia Sdn Bhd 釣り用リールのハンドル組立体
MY164166A (en) * 2010-09-02 2017-11-30 Shimano Kk Dual-bearing reel
JP6534556B2 (ja) * 2015-04-15 2019-06-26 シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー. 両軸受リール及び両軸受リールのリール本体
KR101725961B1 (ko) * 2016-02-24 2017-04-12 유한책임회사 도요엔지니어링 풀림방지형 보강 핸들을 구비한 낚시릴

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1066488A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Shimano Inc 両軸受リールのハンドル取付構造
JPH11346613A (ja) * 1998-06-12 1999-12-21 Shimano Inc 両軸受リールのクラッチ操作機構
JP2014212770A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 株式会社シマノ 釣り用リール

Also Published As

Publication number Publication date
US20190357511A1 (en) 2019-11-28
US10798926B2 (en) 2020-10-13
TWI806963B (zh) 2023-07-01
TW202002775A (zh) 2020-01-16
CN110506716B (zh) 2022-11-01
JP7105613B2 (ja) 2022-07-25
CN110506716A (zh) 2019-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5746841B2 (ja) 両軸受リールのクラッチ制御装置
US7191969B2 (en) Fishing reel
JP2012065574A5 (ja)
KR20130087411A (ko) 듀얼 베어링 릴
KR20120140196A (ko) 듀얼 베어링 릴의 드래그 기구
JP2009038978A (ja) 両軸受リールのクラッチ操作部材
KR20170101098A (ko) 양 베어링 릴
JP5961364B2 (ja) 両軸受リールのハンドル組立体及び両軸受リール
KR102004390B1 (ko) 듀얼 베어링 릴
KR20150139412A (ko) 양 베어링 릴의 클러치 복귀 기구
JP2013128439A5 (ja)
TW200812478A (en) Drag device for spinning reel
JP2016220570A (ja) 両軸受リール
JP2019201572A (ja) 魚釣用リールのハンドルリターン位置調整機構
US6598817B2 (en) Dual-bearing reel
JP2016220570A5 (ja)
TWI769353B (zh) 雙軸承捲線器
TWI763961B (zh) 雙軸承捲線器
JP6267874B2 (ja) 両軸受リールのスプール制動装置
JP2017131129A (ja) 電動リール
JP3448324B2 (ja) 両軸受リール
JP2004049115A (ja) 両軸受リール
JP2001204321A (ja) 両軸受リール及びクラッチ操作補助部材
KR20180126364A (ko) 듀얼 베어링 릴
JPH11285336A (ja) 両軸受リールのクラッチ操作部

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7105613

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150