JP7223681B2 - 魚釣用リールの歯車取付構造 - Google Patents
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また、特許文献2では、螺軸の端部から側方に突出して歯車を貫通する略T字形状の抜け止め部を設けている。特許文献2では、歯車の側部外面に略T字形状の抜け止め部が係止される溝部を設けている。
なお、回転軸の被係止部に対するフック部の係止状態を解除することで回転軸に対する歯車の抜け方向の移動が可能になるので、回転軸から歯車を容易に抜き取ることができる。
したがって、本発明の魚釣用リールの歯車取付構造によれば、歯車の取付構造が簡単で組立てや分解が容易であるとともに、歯車の安定した噛合状態の維持、及び回転軸に対する歯車の取付強度を確保することができる。
図1に示すように、魚釣用リール1Rは、両軸受型のリールである。魚釣用リール1Rは、左右に離間して配置される左右の側板2a,2bを有するリール本体1と、右側の側板2bに回転自在に支持されるハンドル7と、左右の側板2a,2b間に配置されたスプール8と、釣りに関する情報を表示可能な表示装置9と、を備えている。
リール本体1の前部には、公知のレベルワインド装置40が備わる。レベルワインド装置40は、釣糸をスプール8に平行に巻回するために摺動体である釣糸案内部41を往復動させるものであり、左右の側板2a,2b間に回転自在に支持され、釣糸案内部41を左右方向に往復動させる回転駆動部として機能する螺軸42を有している。
ハンドル軸7aは、公知のように、右サイドプレート4bに設けられた一方向クラッチ15により、釣糸巻き取り方向の回転を許容し、釣糸繰り出しに伴う逆回転を防止する逆回転防止機構を構成している。
この係止によって、中径部10bのフランジ部10b2の右側面10b3に対する歯車20の係止突部24の左端部25の当接が維持されるとともに、中径部10bから抜ける方向への歯車20の移動が規制される。これによって、歯車20は、中径部10bに対して回り止め保持されるとともに、抜け止め保持された状態で固定されることとなる。
また、フック部22は、歯車20の周方向の少なくとも一箇所から溝部10eに向けて延出することにより構成されるので、歯車20の係止構造を簡単に構成でき、コストの低減を図ることができる。
図6から図8を参照して第2実施形態の魚釣用リールの歯車取付構造について説明する。本実施形態では、レベルワインド装置40へ駆動力を伝達する歯車伝達機構50の途中部分に、出力歯車20Aを配置している。
第2連結歯車52は、第1連結歯車51の後段に配置されており、軸受52bを介して右フレーム3bに回転可能に支持される支軸52aの一端部に固定されている。支軸52aの他端部(嵌合部)には、出力歯車20Aが固定されている。出力歯車20Aは、第1実施形態で説明した歯車20と同様の構造によって、支軸52aの他端部(右部)に取り付けられている。
この係止によって、支軸52aのフランジ部52a2の右側面52a3に対する出力歯車20Aの係止突部24の左端部25の当接が維持されるとともに、支軸52aから抜ける方向への出力歯車20Aの移動が規制される。これによって、出力歯車20Aは、支軸52aに対して回り止め保持されるとともに、抜け止め保持された状態で固定されることとなる。
なお、第2連結歯車52は、支軸52aの取付穴52cに螺合する取付ネジ52dを介して、支軸52aの一端部(左部)に取り付けられる構造であるが、これに限られることはなく、出力歯車20Aと同様の構造を採用して、支軸52aの一端部に取り付けられるように構成してもよい。
図9を参照して第3実施形態の魚釣用リールの歯車取付構造について説明する。本実施形態では、レベルワインド装置40の螺軸42に取り付けられる入力歯車20Bに対して歯車取付構造を採用している。
この係止によって、螺軸42の胴部42dの右端面42gに対する入力歯車20Bの段差面21jの当接が維持されるとともに、螺軸42から抜ける方向への入力歯車20Bの移動が規制される。これによって、入力歯車20Bは、螺軸42に対して回り止め保持されるとともに、抜け止め保持された状態で固定されることとなる。
例えば、前記各実施形態では魚釣用リール1Rの歯車伝達機構50に本発明の歯車取付構造を採用したが、これに限られることはなく、魚釣用スピニングリールの歯車伝達機構として備わる公知のオシレーティング装置に対して設けてもよい。オシレーティング装置においても、歯車の取付構造が簡単で組立てや分解が容易であるとともに、歯車の安定した噛合状態の維持、及び回転軸(螺軸)に対する歯車の取付強度を確保することができる。これにより、摺動体をスムーズに往復動させることができ、魚釣操作性が向上する。
1R 魚釣用リール
7 ハンドル
8 スプール
10 スプール軸(回転軸)
10b 中径部(嵌合部)
20 歯車
20A 出力歯車(歯車)
20B 入力歯車(歯車)
22 フック部(係止部)
23 爪部(係止部)
41 釣糸案内部(摺動体)
42 螺軸(回転軸)
42h 溝部(被係止部)
50 歯車伝達機構
52a 支軸(回転軸)
52e 溝部(被係止部)
Claims (3)
- ハンドルの回転操作により回転する回転軸と、前記回転軸に設けられた嵌合部と、前記回転軸に挿通されて前記嵌合部に回り止め嵌合される歯車と、を備えた魚釣用リールの歯車取付構造であって、
前記歯車には、前記回転軸の外面に係止し前記回転軸に対して前記歯車を挿通する際の挿通方向と反対方向に、前記歯車が移動するのを規制する係止部が設けられており、
前記係止部は、
前記回転軸に対して前記歯車を挿通する際の挿通方向と同方向に延在し、前記回転軸の外面に設けられた被係止部に係止されるフック部を備えており、
前記嵌合部は、前記回転軸の外周面を平らに面取りして形成した係止面と、前記係止面の端部に形成され、前記係止面よりも径方向に突出するフランジ部とを有し、
前記歯車は、前記歯車を挿通する際の挿通方向と同方向から前記フランジ部の側面に当接する係止突部を有し、
前記フック部は、前記フランジ部の側面に前記係止突部が当接した状態で、前記回転軸の軸方向における前記係止突部との間に、前記フランジ部を挟持するようにして前記被係止部に係止可能であることを特徴とする魚釣用リールの歯車取付構造。 - 前記歯車は、釣糸をスプールに平行に巻回するために摺動体を往復動させるための歯車伝達機構を構成していることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リールの歯車取付構造。
- 前記歯車は、合成樹脂材で形成されており、
前記フック部は、前記歯車の周方向の少なくとも一箇所から前記被係止部に向けて延出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用リールの歯車取付構造。
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JP2019239294A JP7223681B2 (ja) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | 魚釣用リールの歯車取付構造 |
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