JPH1129296A - 巻上・牽引機 - Google Patents
巻上・牽引機Info
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- JPH1129296A JPH1129296A JP9199605A JP19960597A JPH1129296A JP H1129296 A JPH1129296 A JP H1129296A JP 9199605 A JP9199605 A JP 9199605A JP 19960597 A JP19960597 A JP 19960597A JP H1129296 A JPH1129296 A JP H1129296A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66D—CAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
- B66D3/00—Portable or mobile lifting or hauling appliances
- B66D3/12—Chain or like hand-operated tackles with or without power transmission gearing between operating member and lifting rope, chain or cable
- B66D3/14—Chain or like hand-operated tackles with or without power transmission gearing between operating member and lifting rope, chain or cable lever operated
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
装置の小形化を図れながら、円滑な操作を確保して、作
業性の向上を図ることができる、巻上・牽引機を提供す
ること。 【解決手段】 駆動部材55に非円形外周部61を設け
るとともに、操作レバー14は、非円形外周部61に相
対回転不能に嵌合する非円形嵌合孔63をもち、外周部
に伝動歯64をもつラチェットホイール62と、ラチェ
ットホイール62に噛み合う送り爪65と、送り爪65
を、正方向噛合位置、逆方向噛合位置、および正方向お
よび逆方向に噛合しない遊転位置に切換る切換手段69
とを備えた。操作レバー14をユニット化して、装置の
小形化を図れ、送り爪65を遊転位置に位置させること
により、操作レバー14がロードシーブ12と供回りす
ることを防止できる。
Description
しくは、荷物の昇降や、荷締め、ロープなどの緊張など
に用いることができる、小形軽量の巻上・牽引機に関す
る。
どの緊張などに用いることができる、小形の巻上・牽引
機としては、たとえば、実開昭63−60575号公報
に記載され、かつ、図22に示されるものが知られてい
る。図22において、本体1には、ロードシーブ2が挿
嵌されるロードシーブ収容部3と、一端側がロードシー
ブ収容部3に連通し、他端側が外部に開放され、ロード
シーブ2に巻装されるロードチェンを導通するためのチ
ェン導通路4とが一体に形成されている。そして、ロー
ドシーブ収容部3に、ロードシーブ2を回転自由に支持
するとともに、該ロードシーブ2の軸方向一側外方に、
このロードシーブ2の径より大径としたラチェットホイ
ール5を設けている。また、該ラチェットホイール5の
軸方向外方には、6角形状の外面をもつハンドル嵌合部
6を設けており、さらに、本体1には、ラチェットホイ
ール5と噛み合う逆転防止爪7を設けている。
8などの治具を脱着自由に嵌合させて、この治具を回転
操作することにより、ロードシーブ2を回転駆動させ、
該ロードシーブ2に巻装されるロードチェンの巻上げ、
巻下げを行うようにしている。
は、治具を回転操作させることにより、ロードチェンの
巻上げ、巻下げ操作を行うため、操作が煩雑となる。一
方、往復動操作が可能な、ラチェットレンチなどをハン
ドル嵌合部6に嵌合させて、ロードチェンの巻上げ、巻
下げ操作を行うことも考えられる。しかし、たとえば、
作業時において、ロードチェンの負荷側の長さが長い場
合には、逆転防止爪7のラチェットホイール5への噛み
合いを外して、ロードシーブ2の回転を自由とした上
で、ロードチェンの逆負荷側を引張り、負荷側のロード
チェンを予め緊張状態として作業の迅速化を図っている
が、ラチェットレンチを使用した場合には、ハンドル嵌
合部6に嵌合するラチェットレンチがそのままロードシ
ーブ2と共回りをするため、円滑な作業を阻害する虞が
ある。
るためになされたものであり、巻上・牽引機の操作レバ
ーをユニット化して装置の小形化を図れながら、円滑な
操作を確保して、作業性の向上を図ることができる、巻
上・牽引機を提供することにある。
め、請求項1に記載の発明は、フックをもつ本体と、前
記本体に回転自由に支持されるロードシーブと、前記ロ
ードシーブを駆動する駆動軸と、前記駆動軸に相対回転
不能に結合される従動部材と、前記駆動軸に相対回転可
能に結合される駆動部材と、前記駆動軸に相対回転可能
に結合される逆転防止ギヤと、前記本体に設けられ、前
記逆転防止ギヤに噛み合う逆転防止爪と、前記駆動部材
を駆動する操作レバーとを備える巻上・牽引機におい
て、前記駆動部材には、非円形外周部を設けるととも
に、前記操作レバーは、前記非円形外周部に相対回転不
能に嵌合する非円形嵌合孔をもち、外周部に伝動歯をも
つラチェットホイールと、前記ラチェットホイールの伝
動歯に、正方向および逆方向に噛み合う送り爪と、前記
送り爪を、正方向噛合位置、逆方向噛合位置、および正
方向および逆方向に噛合しない遊転位置位置に切換える
切換手段とを備えていることを特徴としている。
該操作レバーの非円形嵌合孔を、駆動部材の非円形外周
部に嵌合することにより、容易に操作レバーの組付けを
行うことができ、操作レバーをユニット化して、装置の
小形化を図ることができる。また、操作レバーの往復動
操作により巻上げ、巻下げを行うことができ、さらに、
作業時において、ロードチェンの負荷側の長さが長い場
合に、逆転防止爪の逆転防止ギヤへの噛み合いを外し
て、ロードシーブの回転を自由とした上で、ロードチェ
ンの逆負荷側を引張り、負荷側のロードチェンを予め緊
張状態として作業の迅速化を図ろうとする場合にも、送
り爪を遊転位置に位置させることにより、操作レバーが
ロードシーブと共回りをすることがなく、円滑な作業を
確保することができ、作業性の向上を図ることができ
る。
の発明において、前記操作レバーは、1対の側板と、1
対の前記側板間の外周を覆う枠体とを備え、前記切換手
段は、前記送り爪を前記伝動歯側に付勢するばねと、前
記送り爪に形成される切換操作部とをもち、前記送り爪
は、1対の前記側板間において、揺動可能に枢支され、
前記ばねの付勢力によって、正方向噛合位置、逆方向噛
合位置、および遊転位置のいずれかの位置で保持できる
ようにされており、前記枠体には、前記ばねを収容する
ためのばね収容部と、前記切換操作部を外部に露出させ
るための切換孔とが一体に形成されていることを特徴と
している。
た操作レバーを、簡易な構成で実現でき、しかも、枠体
には、ばね収容部と切換孔とが一体に形成されているの
で、部品点数を少なくでき、簡易かつ低コストで製造す
ることができる。また、請求項3に記載の発明は、請求
項1に記載の発明において、前記本体に、前記ロードシ
ーブが挿嵌されるロードシーブ収容部と、一端側が前記
ロードシーブ収容部に連通し、他端側が外部に開放さ
れ、前記ロードシーブに巻装されるロードチェンを導通
するためのチェン導通路と、前記フックの取付部とを一
体に形成していることを特徴としている。
フックの取付部を本体に一体に形成することにより、こ
れらを格別に設けるための部品を要せず、コストの低減
を図ることができ、また、装置の小形化を図ることがで
きる。また、このような本体は、アルミニウムまたはそ
の合金などの軽量材で成形できるため、装置の軽量化が
可能となり、また、片手で把持するに適した形状、大き
さにすることが可能となり、巻上げ、巻下げ時の操作性
も向上できる。
に記載の発明において、前記本体に、前記ロードシーブ
収容部に連続して、前記ロードシーブ収容部を外方に開
放する開放部を形成し、前記開放部に、前記チェン導通
路がその両側に形成されるように、前記ロードシーブへ
巻装されるロードチェンの出入りを案内するチェン案内
体を設けていることを特徴としている。ロードシーブ収
容部に連続して、ロードシーブ収容部を外方に開放する
開放部を形成したので、本体をダイキャストなどにより
成形する場合にも、成形型を簡単にでき、製造コストを
低減することができ、また、チェン案内体を設けて、そ
の両側にチェン導通路が形成されるようにしたので、ロ
ードチェンを良好に案内でき、ロードシーブの円滑な駆
動操作を行うことができる。
3に記載の発明において、前記本体に、前記チェン導通
路の開放側端部において、1対の縦溝部と、前記縦溝部
に直交する横溝部とを形成していることを特徴としてい
る。ロードチェンが縺れた状態でチェン導通路に進入し
ようとした場合に、位置ずれしたロードチェンのリンク
を案内し、このリンクに後続するリンクを、本体の開放
側端部に係止させて、ロードシーブへの引込み力により
その縺れを解消させ、ロードチェンを正常な状態で、チ
ェン導通路に進入させることができる。また、1対の縦
溝部および横溝部は、本体の開放側端部に設けるので、
ロードチェンの縺れを解消するための格別な部材を設け
る必要がなく、装置の小形化、軽量化、低コスト化を図
ることができる。
に記載の発明において、前記フックの前記取付部は、前
記本体の上部において、前記ロードシーブ収容部と隔離
された位置に、前記本体の厚さ方向を貫通する貫通部
と、前記貫通部の天井壁に形成される挿通孔とをもち、
前記フックは取付軸部をもち、前記取付軸部を、前記挿
通孔に挿通して、その挿通側端部を、前記貫通部に挿入
される固定部材により固定して、前記フックを前記本体
に回転自由に支持していることを特徴としている。
おいて、フックを支持するので、本体の強度を低下させ
ることなく、簡易な構成でフックの支持が可能となり、
これにより、小形化、軽量化、低コスト化を図ることが
できる。また、請求項7に記載の発明は、請求項3に記
載の発明において、前記ロードシーブに、前記駆動軸を
一体に形成するとともに、前記ロードシーブへの前記ロ
ードチェンの巻装により、前記ロードシーブを、前記ロ
ードチェンを介して前記本体に保持していることを特徴
としている。
駆動軸を一体に設けているので、部品点数を少なくでき
てコストの低減を図ることができ、かつ、ロードシーブ
はロードチェンを介して本体に保持されるので、ロード
シーブを本体に保持するための格別な部品を要せず、構
造を簡単にでき、軽量化、低コスト化を図ることができ
る。
3に記載の発明において、前記本体の側壁に、前記逆転
防止ギヤの外周に突出する、第1ガード体を設けている
ことを特徴としている。第1ガード体を設けることによ
り、本体を手で把持する場合にも、把持する手をこの第
1ガード体の側壁面で受け止めて、逆転防止ギヤに手が
触れることを回避でき、よって、良好に手で把持できな
がら、ロードシーブの円滑な駆動操作を行うことができ
る。
に記載の発明において、前記本体の側壁に、前記逆転防
止爪の外側に突出する、第2ガード体を設けていること
を特徴としている。第2ガード体を設けることにより、
本体を手で把持する場合にも、把持する手をこの第2ガ
ード体の側壁面で受け止めて、逆転防止爪に手が触れる
ことを回避でき、よって、良好に手で把持できながら、
逆転防止爪が逆転防止ギヤに対して不用意に外れること
を防止できる。
3に記載の発明において、前記本体が、複数の分割体か
ら構成されていることを特徴としている。本体を複数の
分割体から構成することで、本体の成形をより容易化で
きるとともに、本体への各部品の組付けを容易化するこ
とができる。
す巻上・牽引機を示す正面図であり、また、図2は、図
1におけるA−A線断面図である。この巻上・牽引機
は、定格負荷150Kgで、自重が700g、上下長さ
68mm,左右幅42mm、厚さ20mmの小形の立方
体からなり、片手で把持できる小形軽量の本体11に、
ロードシーブ12、メカニカルブレーキ13、操作レバ
ー14および本体11を吊り下げるフック15がそれぞ
れ取付けられている。
斜視図、図4は本体の正面図、図5は本体の背面図、図
6は図4におけるB−B線断面図、図7は図4における
C−C線断面図、図8は本体の下面図、図9は図8にお
けるD−D線断面図である。これら、図3ないし図9を
用いて本体11を説明する。本体11は、主としてアル
ミニウム合金を用いアルミダイキャストにより成形され
ており、図4ないし図9に示すように、本体11の厚さ
方向に貫通し、ロードシーブ12が挿嵌されるロードシ
ーブ収容部16と、一端側がロードシーブ収容部16に
連通し、他端側が外部に開放され、ロードシーブ12に
巻装されるロードチェン17を導通するためのチェン導
通路18および19と、フック15の取付部20とを一
体に形成している。ロードシーブ収容部16、チェン導
通路18および19およびフック15の取付部20を、
本体11に一体に形成することにより、これらを格別に
設けるための部品を要せず、コストの低減を図ることが
でき、また、装置の小形化を図ることができる。また、
このような本体11は、アルミダイキャストにより容易
に成形できるため、装置の軽量化が可能となり、また、
片手で把持するに適した形状、大きさにすることが可能
となり、巻上げ、巻下げ時の操作性を向上することがで
きる。
16に連続して、ロードシーブ収容部16を外方に開放
する開放部21が形成されており、開放部21の幅方向
両側と、ロードシーブ収容部16の内周面には、ロード
チェン17の縦リンクを案内するリンク導通溝23が連
続して形成されている。ロードシーブ収容部16に連続
して、ロードシーブ収容部16を外方に開放する開放部
21を形成したので、本体11をアルミダイキャストに
より成形する場合に、成形型を簡単にでき、製造コスト
を低減することができる。
7が導通されるチェン導通路18および19がその両側
に形成されるように、ロードシーブ12へ巻装されるロ
ードチェン17の出入りを案内するチェン案内体22が
設けらている。このチェン案内体22によりロードチェ
ン17をチェン導通路18および19に良好に案内で
き、ロードシーブ12の円滑な駆動操作を確保すること
ができる。
1はチェン案内体22の下面図である。図8ないし図1
1を用いてチェン案内体22を説明する。図8ないし図
11に示すように、このチェン案内体22は、その幅方
向両側に、開放部21の幅方向両側に設けるリンク導通
溝23に対向するリンク導通溝24および25が形成さ
れており、このチェン案内体22を、開放部21におけ
る開放端部に結合することにより、チェン導通路18お
よび19に十字状規制孔が形成されるようにしている。
また、チェン案内体22には、その上部に、ロードシー
ブ12からロードチェン17を良好に離脱させるための
チェン巻き込み防止片26を突設することともに、1対
の嵌合突起27および28を設けており、また、本体1
1における開放部21の厚さ方向内面には、嵌合溝29
および30を設けて、嵌合突起27および28を、嵌合
溝29および30に嵌合し、固定ピン31の挿通によ
り、チェン案内体22を本体11に結合している。
ェン導通路18および19における外方への開放端部
で、本体11の厚さ方向両側には、1対の縦溝部32お
よび33をそれぞれ形成するとともに、チェン案内体2
2の外側端部にも、1対の縦溝部32および33に直交
する横溝部34を、リンク導通溝24および25間に連
続するように設けている。
11の幅方向両側には、図8に点線で示したように1対
の縦溝部32および33に直交し、横溝部34に対向す
る外側横溝部35を設けてもよい。図12および図13
に示すように、ロードチェン17のチェン36が縺れた
状態で、チェン導通路18に進入しようとした場合に、
位置ずれしたロードチェン17のチェン37が、1対の
縦溝部32および33の一方、または図示していない
が、横溝部34に介入して、このリンク37に続く後続
リンク38の進入前端部が、縦溝部32および33の一
方または横溝部34の溝間に係止され、そして、ロード
シーブ12の駆動でチェン37は、ロードシーブ12
側、つまり、図12および図13の矢印87方向に引き
込まれるから、この引込み力により、後続リンク38の
係止点39を支点を中心に位置ずれしたリンク37が図
12および図13の矢印40方向に回転して点線のよう
に修正されながら、チェン導通路18に案内される。し
たがって、この1対の縦溝部32および33および横溝
部34とにより、ロードチェン17の縺れを解消するこ
とができる。また、1対の縦溝部32および33および
横溝部34は、本体11の開放側端部に設けるので、ロ
ードチェン17の縺れを解消するための格別な部材を設
ける必要がなく、装置の小形化、軽量化、低コスト化を
図ることができる。
に、本体11に形成されるフック15の取付部20は、
本体11の上部において、ロードシーブ収容部16と隔
離された位置に、本体11の厚さ方向を貫通する貫通部
75と、貫通部75の天井壁77に形成され、本体11
の上壁面と貫通部75の天井壁面とを連通する挿通孔7
8とを有している。一方、フック15の下端部には、フ
ック15を本体11に取付けるための取付軸部79が形
成されており、この取付軸部79の軸端部には、ねじ部
が設けられている。そして、挿通孔78にフック15の
取付軸部79を挿通して、その挿通した軸端部のねじ部
に、貫通部75から挿入される固定部材としてのナット
80を螺着し、割形ピン81で固定することにより、フ
ック15を本体11に回転自由に支持している。このよ
うにしてフック15を本体11に支持すれば、本体11
の貫通部75において、フック15を支持するので、本
体11の強度を低下させることなく、簡易な構成でフッ
ク15の支持が可能となり、これにより、小形化、軽量
化、低コスト化を図ることができる。
る。図14に示すように、本体11のロードシーブ収容
部16に収容されるロードシーブ12は、外周にチェン
係合溝41を設けるとともに、そのチェン係合溝41の
両側に、1対の軸部43および44を設け、一方の軸部
44の外方には駆動軸45を一体に形成している。ロー
ドシーブ12に駆動軸45を一体に設けることにより、
部品点数を少なくできてコストの低減を図ることができ
る。
に、本体11には、該本体11の厚さ方向において、ロ
ードシーブ収容部16の両側に連続して、ロードシーブ
12の軸部43および44を回転可能に支持する軸孔4
2を設けている。そして、図2に示すように、ロードシ
ーブ12をロードシーブ収容部16に挿嵌し、図には現
れていないが、チェン導通路18および19の一方から
リンク導通溝23にロードチェン17を導通させて、ロ
ードシーブ12に巻装することにより、ロードチェン1
7を介して、ロードシーブ12は、本体11に保持され
る。したがって、ロードシーブ12を本体11に保持す
るための格別な部品を要せず、構造を簡単にでき、軽量
化、低コスト化を図ることができる。
は、円形軸部46と、ねじ軸部47とを備え、円形軸部
46の基部に、駆動軸45と相対回転不能の円板状の従
動部材48を一体に突設するとともに、ねじ軸部47の
軸端部には、ねじ孔50を設けている。そして、円形軸
部46における従動部材48の外側に逆転防止ギヤ53
を、駆動軸45に対し相対回転可能に支持するととも
に、この逆転防止ギヤ53の外側に、円板状のライニン
グ板54を、逆転防止ギヤ53と同様に、駆動軸45に
対し相対回転可能に支持している。
54の外側であって、駆動軸45のねじ軸部47に、フ
ランジ56をもつ駆動部材55を螺着し、その外側に
は、抜止体として、ねじ軸部47よりも大径のワッシャ
52を、ボルト51のねじ孔50への螺着により固定し
ている。また、図4および図5に示すように、本体11
の側壁の上方部には、本体11を厚さ方向に貫通する軸
孔72が形成されており、図7に示すように、この軸孔
72に、本体11の一側から、6角頭部をもった段付ボ
ルトからなる爪軸60を挿通し、その挿通側軸端部をナ
ット73で締め込むことにより、爪軸60を本体11に
固定している。また、本体11のナット締め込み側に
は、ナット73の受座74を凹入状に設けて、ナット7
3が本体11のナット締め込み側側面から突出しないよ
うにしている。そして、図2および図7に示すように、
この爪軸60には、操作部57をもつ逆転防止爪59
が、本体11の側壁とこの逆転防止爪59との間に介装
される爪ばね58により、逆転防止ギヤ53に向かって
付勢されながら支持されている。
転防止ギヤ53、ライニング板54、駆動部材55およ
び逆転防止爪59により、メカニカルブレーキ13が構
成されている。なお、以上の構成において、従動部材4
8は、駆動軸45と一体に形成し、逆転防止ギヤ53お
よびライニング板54を円形軸部46に支持したが、従
動部材48を別途形成して駆動軸45にセレーション結
合などにより相対回転不能に結合し、この従動部材48
の筒状ボス部に逆転防止ギヤ53およびライニング板5
4を支持してもよい。また、ライニング板54は、逆転
防止ギヤ53と駆動部材55のフランジ56との間にの
み介装したが、逆転防止ギヤ53と従動部材48との間
にもう1つ介装してもよい。
は、そのボス部に、非円形外周部としての6角形の外周
部61が設けられており、この外周部61に、次に説明
する操作レバー14のラチェットホイール62を挿嵌で
きるようにしている。図15は、操作レバー14の内部
構造を示した斜視図である。図1、図2および図15を
用いて、操作レバー14を説明する。
89と、1対の側板88および89間の外周を覆う枠体
90とを備え、この枠体90の内方に、ラチェットホイ
ール62と、ラチェットホイール62に噛合する送り爪
65と、送り爪65をラチェットホイール62側に付勢
するばね71と、送り爪62とばね71との間に介装さ
れるボール70とを内装している。
駆動部材55の外周部61に相対回転不能に嵌合する非
円形嵌合孔としての12角形の嵌合孔63と、その外周
部に伝動歯64とを備えている。そして、伝動歯64に
対して正方向および逆方向に噛み合うことができる送り
爪65が、ラチェットホイール62の径方向外方に配置
されている。この送り爪65は、ラチェットホイール6
2を正方向(巻上方向)に回転させるときのみ伝動歯6
4に噛合して、操作レバー14の駆動を駆動部材55に
伝達する正方向噛合突起66と、ラチェットホイール6
2を逆方向(巻下方向)に回転させるときのみ伝動歯6
4に噛合して、操作レバー14の駆動を駆動部材55に
伝達する逆方向噛合突起67と、正方向および逆方向に
噛合しない遊転位置に位置させるための遊転溝68とを
備え、また、その両側端部には、送り爪65を切り換え
るための切換操作部91が形成されている。また、この
送り爪65のラチェットホイール62に対する反対側に
は、ボール70とばね71とが配置されている。
体90の肉抜き部92を貫通する複数の止めピン93に
より、枠体90を挟んで固定されており、ラチェットホ
イール62は、止めピン93の締めつけとともに、1対
の側板88および89間に介装される状態で回転可能に
支持される。また、送り爪65は、複数の止めピン93
のうち、1つの止めピン94により、1対の側板88お
よび89間において、揺動可能に枢支される。また、枠
体90には、その内方に、ばね71を収容するためのば
ね収容部95と、その両側方に、送り爪65の切換操作
部91を外部に露出させるための切換孔96および97
とが一体に形成されており、ばね71は、ばね収容部9
5に収容されるとともに、送り爪65の切換操作部91
は、切換孔96および97から外部に露出されるように
組付けられている。
方向噛合突起66、逆方向噛合突起67および遊転溝部
68と、ボール70とばね71とにより切換手段69が
構成され、送り爪65の切換操作部91を操作すること
で、この送り爪65を、伝動歯64に対し正方向に噛み
合う正方向噛合位置と、逆方向に噛み合う逆方向噛合位
置と、正方向および逆方向に噛合しない遊転位置とに、
切り換え可能としている。このような構成によれば、切
換手段69を備えた操作レバー14を、簡易な構成で実
現でき、しかも、枠体90には、ばね収容部95と切換
孔96および97とが一体に形成されているので、部品
点数を少なくでき、簡易かつ低コストで製造することが
できる。
への組付は、ラチェットホイール62の嵌合孔63を駆
動部材55の外周部63に嵌合するだけよく、操作レバ
ー14を駆動部材55に容易に支持でき、したがって、
操作ハンドル14を小形でユニット化できるので、その
組付性を向上できながら、全体を小形化でき、また、低
コストを実現できる。なお、本実施形態では、図1およ
び図2に示すように、操作レバー14を挿嵌した上で、
前述した、抜け止め体としてのワッシャ52をボルト5
1のねじ孔50への螺着により固定している。このよう
にすれば、操作レバー14が駆動部材55から不用意に
外れることを防止できる。
向噛合位置および遊転位置に位置した状態を、図1、図
16および図17を用いて説明する。図1は、送り爪6
5が正方向噛合位置に位置している状態を示しており、
図1において、左側に露出する切換操作部91を、矢印
98で示す方向に手で押すことにより、送り爪65の正
方向噛合突起66をラチェットホイール62の伝動歯6
4に噛合させて、送り爪65を正方向噛合位置に位置さ
せ、そしてこの状態は、ボール70を介してばね71の
付勢により保持されるのである。また、図16は、送り
爪65が逆方向噛合位置に位置している状態を示してお
り、図16において、右側に露出する切換操作部91
を、矢印99で示す方向に手で押すことにより、送り爪
65の逆方向噛合突起67をラチェットホイール62の
伝動歯64に噛合させて、送り爪65を逆方向噛合位置
に位置させ、そしてこの状態は、ボール70を介してば
ね71の付勢により保持されるのである。さらに、図1
7は、送り爪65が遊転位置に位置している状態を示し
ており、図17において、切換操作部91により、送り
爪65を、正方向噛合位置と逆方向噛合位置との途中位
置に位置させて、正方向噛合突起66および逆方向噛合
突起67のいずれもが、ラチェットホイール62の伝動
歯64に噛合しないようにして、そしてこの状態を、遊
転溝68へ受け入れられるボール70を介して、ばね7
1の付勢により保持するのである。
11の側壁には、逆転防止ギヤ53の外周に位置し、こ
の逆転防止ギヤ53より軸方向外方に突出して、逆転防
止ギヤ53の外周を覆う円弧状の第1ガード体82を、
本体11と一体に設けている。第1ガード体82を設け
ることにより、本体11を手で把持する場合にも、把持
する手をこの第1ガード体82の側壁面で受け止めて、
逆転防止ギヤ53に手が触れることを回避でき、よっ
て、良好に手で把持できながら、ロードシーブの円滑な
駆動操作を行うことができる。
爪59の外側の位置には、この逆転防止爪59より軸方
向外方に突出する第2ガード体83が設けられている。
この第2ガード体83は、図1に示すように、2分割さ
れ、その中間部に爪ばね58の一方のばね足を係止して
いる。なお、爪ばね58の他方のばね足は、逆転防止爪
59における操作部57の内側に係止させており、爪ば
ね58のコイル部は、逆転防止爪59のボス部に巻き付
けられて外部に露出するが、各ばね足の先端は何れも本
体11の外面に突出しないように構成されている。この
第2ガード体83を設けることにより、本体11を手で
把持する場合にも、把持する手をこの第2ガード体83
の側壁面で受け止めて、逆転防止爪59に手が触れるこ
とを回避でき、よって、良好に手で把持できながら、逆
転防止爪59が逆転防止ギヤ53に対して不用意に外れ
ることを防止できる。
の作用について説明する。この巻上・牽引機は、小形軽
量であり、しかもメカニカルブレーキ13を備えている
から、荷物の昇降、荷締め、ロープの緊張などの作業に
手軽に用いることができる。たとえば、荷締めに用いる
場合には、フック15を、荷物を掛け渡したロープやベ
ルトなどの荷締部材に引っ掛け、また、ロードチェン1
7の負荷側に設ける下フック84を、トラックの荷台フ
ックなどの固定側部材に、直接、または別部材を介して
間接的に引っ掛けて、切換操作部91を手で操作するこ
とにより、送り爪65を正方向噛合位置に位置させた上
で、操作レバー14を往復動作することにより、負荷側
のロードチェン17を牽引し荷物の荷締めを行うことが
できる。このとき、作業の開始時に、ロードチェン17
の負荷側の長さがあまりに長い場合には、逆転防止爪5
9の操作部57を操作して、逆転防止爪59の逆転防止
ギヤ53への噛み合いを外して、ロードシーブ12の回
転を自由とした上で、ロードチェン17の逆負荷側を引
張り、負荷側のロードチェン17を予め緊張状態として
作業の迅速化を図ろうとする場合にも、切換操作部91
を手で操作して、送り爪65を遊転位置に位置させるこ
とにより、操作レバー14がロードシーブ12と共回り
をすることがなく、円滑な作業を確保することができ、
作業性の向上を図ることができる。
作部91を手で操作して、送り爪65を逆方向噛合位置
に位置させた上で、操作レバー14を往復動作すること
により、負荷側のロードチェン17を緩めて、荷締めを
解除することができる。この場合、メカニカルブレーキ
13の作用・不作用により荷締めを徐々に行うことがで
き、一挙に解除されることによる荷崩れを防止できる。
を握って行えるから、操作レバー14の操作を安定よく
行え、その操作性を向上できる。また、前述したよう
に、第1ガード体82および第2ガード体83により逆
転防止ギヤ53および逆転防止爪59が、手に触れるこ
とを回避できるから、操作を円滑に行える。また、本実
施形態では、本体11を複数の分割体、たとえば、第1
分割体101および第2分割体102から構成してもよ
い。図19は第1分割体101の正面図、図20は第2
分割体102の正面図、図21は、第1分割体101と
第2分割体102とを組付ける状態を示す説明図であ
る。これら図19ないし図21を用いて、第1分割体1
01と第2分割体102とで本体11を構成する構成に
ついて説明する。
101および第2分割体102は、本体11を、厚さ方
向途中で、この厚さ方向に対して実質的に直交する方向
に分割した2つの半割体からなり、第1ガード体82お
よび第2ガード体83が形成されている側の半割体が、
第1分割体101を構成し、爪軸60に螺着されるナッ
ト73の凹入状の受座74が形成されている側の半割体
が、第2分割体102を構成している。図19におい
て、第1分割体101は、その左側側端部の上下部およ
び右側側端部の下部に、それぞれ膨出部103、104
および105を一体に形成して、この膨出部103、1
04および105に、ボルト106、107および10
8を挿通するための挿通孔109、110および111
をそれぞれ形成している。また、図20において、第2
分割体102は、その右側側端部の上下部および左側側
端部の下部に、それぞれ膨出部112、113および1
14を一体に形成して、この膨出部112、113およ
び114に、ボルト106、107および108を挿通
するための挿通孔115、116および117をそれぞ
れ形成している。そして、図21に示すように、第1分
割体101の背面と第2分割体102の背面とを接合
し、第1分割体101の膨出部103、104および1
05と、第2分割体102の膨出部112、113およ
び114とを重合させて、重合された各挿通部109お
よび115、110および116、および111および
117に、それぞれボルト106、107および108
を挿通し、ナット118、119および120で螺締す
ることにより、第1分割体101および第2分割体10
2から本体11を構成するのである。このように、第1
分割体101および第2分割体102から本体11を構
成することで、本体11の成形をより容易化することが
できる。また、フック15の取付けに際しては、その取
付軸部79の軸端部にナット80を螺着させて、割形ピ
ン81で固定するようにしたが、第1分割体101およ
び第2分割体102から本体11を構成する場合には、
たとえば、フック15の取付軸部79の軸端部を一体に
膨出させておき、第1分割体101および第2分割体1
02を接合する際に、取付軸部79を挟み込むのみで容
易に取付けることができる等、本体11への各部品の組
付けを容易化することができる。
104および105には、ボルト106、107および
108の受座121、122および123がそれぞれ凹
入状に形成されており、また、第2分割体101の膨出
部112、113および114には、ナット118、1
19および120の受座124、125および126が
それぞれ凹入状に形成されている。これら受座121、
122、123、124、125および126を形成す
ることで、ボルト106、107および108、および
ナット118、119および120が、それぞれ膨出部
103、104、105、112、113および114
の上面から突出しないようして、本体11を良好に把持
できるようにしている。
101および第2分割体102を、本体11の厚さ方向
途中で、この厚さ方向に対して実質的に直交する方向に
分割した2つの半割体から構成したが、2つの半割体で
なくとも、たとえば、本体11を2つ以上に分割した分
割体から構成してもよく、また、任意の形状に分割され
ていてもよい。また、膨出部103、104、105、
112、113および114は、第1分割体101およ
び第2分割体102のそれぞれについて、3箇所に形成
したが、たとえば、4箇所以上形成してもよく、その部
位は特に限定されない。
21にチェン案内体22を挿嵌固定し、チェン導通路1
8および19を形成したが、チェン案内体22を設ける
ことなく、チェン導通路18および19を一体に形成し
てもよい。さらに、本実施形態では、ボルト51を、駆
動軸45のねじ軸部47にねじ孔50を設けて、ねじ孔
50にボルト51を螺着したが、図19に示すように、
ナット85を用い、駆動軸45におけるねじ軸部47の
軸端部に小径の結合ねじ軸部86を設けて、この結合ね
じ軸部86にナット85を螺着してもよい。いずれの場
合でも、ワッシャ52をねじ軸部47の軸端面に当接さ
せて結合するのであるが、ワッシャ52と駆動部材55
との間には、メカニカルブレーキ13の解除ができるよ
うに隙間を設けている。
明によれば、操作レバーは、該操作レバーの非円形嵌合
孔を、駆動部材の非円形外周部に嵌合することにより、
容易に操作レバーの組付けを行うことができ、操作レバ
ーをユニット化して、装置の小形化を図ることができ
る。また、操作レバーの往復動操作により巻上げ、巻下
げを行うことができ、さらに、作業時において、ロード
チェンの負荷側の長さが長い場合に、逆転防止爪の逆転
防止ギヤへの噛み合いを外して、ロードシーブの回転を
自由とした上で、ロードチェンの逆負荷側を引張り、負
荷側のロードチェンを予め緊張状態として作業の迅速化
を図ろうとする場合にも、送り爪を遊転位置に位置させ
ることにより、操作レバーがロードシーブと共回りをす
ることがなく、円滑な作業を確保することができ、作業
性の向上を図ることができる。
を備えた操作レバーを、簡易な構成で実現でき、しか
も、枠体には、ばね収容部と切換孔とが一体に形成され
ているので、部品点数を少なくでき、簡易かつ低コスト
で製造することができる。また、請求項3によれば、ロ
ードシーブ収容部、チェン導通路およびフックの取付部
を本体に一体に形成することにより、これらを格別に設
けるための部品を要せず、コストの低減を図ることがで
き、また、装置の小形化を図ることができる。また、こ
のような本体は、アルミニウムまたはその合金などの軽
量材で成形できるため、装置の軽量化が可能となり、ま
た、片手で把持するに適した形状、大きさにすることが
可能となり、巻上げ、巻下げ時の操作性も向上できる。
ードシーブ収容部に連続して、ロードシーブ収容部を外
方に開放する開放部を形成したので、本体をダイキャス
トなどにより成形する場合にも、成形型を簡単にでき、
製造コストを低減することができ、また、チェン案内体
を設けて、その両側にチェン導通路が形成されるように
したので、ロードチェンを良好に案内でき、ロードシー
ブの円滑な駆動操作を行うことができる。
ードチェンが縺れた状態でチェン導通路に進入しようと
した場合に、位置ずれしたロードチェンのリンクを案内
し、このリンクに後続するリンクを、本体の開放側端部
に係止させて、ロードシーブへの引込み力によりその縺
れを解消させ、ロードチェンを正常な状態で、チェン導
通路に進入させることができる。また、1対の縦溝部お
よび横溝部は、本体の開放側端部に設けるので、ロード
チェンの縺れを解消するための格別な部材を設ける必要
がなく、装置の小形化、軽量化、低コスト化を図ること
ができる。
体の貫通部において、フックを支持するので、本体の強
度を低下させることなく、簡易な構成でフックの支持が
可能となり、これにより、小形化、軽量化、低コスト化
を図ることができる。また、請求項7に記載の発明によ
れば、ロードシーブに駆動軸を一体に設けているので、
部品点数を少なくできてコストの低減を図ることがで
き、かつ、ロードシーブはロードチェンを介して本体に
保持されるので、ロードシーブを本体に保持するための
格別な部品を要せず、構造を簡単にでき、軽量化、低コ
スト化を図ることができる。
1ガード体を設けることにより、本体を手で把持する場
合にも、把持する手をこの第1ガード体の側壁面で受け
止めて、逆転防止ギヤに手が触れることを回避でき、よ
って、良好に手で把持できながら、ロードシーブの円滑
な駆動操作を行うことができる。また、請求項9に記載
の発明によれば、第2ガード体を設けることにより、本
体を手で把持する場合にも、把持する手をこの第2ガー
ド体の側壁面で受け止めて、逆転防止爪に手が触れるこ
とを回避でき、よって、良好に手で把持できながら、逆
転防止爪が逆転防止ギヤに対して不用意に外れることを
防止できる。
本体を複数の分割体から構成することで、本体の成形を
より容易化できるとともに、本体への各部品の組付けを
容易化することができる。
正面図である。
状態を示す斜視図である。
ンの縺れ状態の一例を示す説明図である。
ンの縺れ状態の他例を示す説明図である。
ある。
状態を示す要部説明図である。
示す要部説明図である。
である。
示す説明図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 フックをもつ本体と、前記本体に回転自
由に支持されるロードシーブと、前記ロードシーブを駆
動する駆動軸と、前記駆動軸に相対回転不能に結合され
る従動部材と、前記駆動軸に相対回転可能に結合される
駆動部材と、前記駆動軸に相対回転可能に結合される逆
転防止ギヤと、前記本体に設けられ、前記逆転防止ギヤ
に噛み合う逆転防止爪と、前記駆動部材を駆動する操作
レバーとを備える巻上・牽引機において、 前記駆動部材には、非円形外周部を設けるとともに、 前記操作レバーは、前記非円形外周部に相対回転不能に
嵌合する非円形嵌合孔をもち、外周部に伝動歯をもつラ
チェットホイールと、前記ラチェットホイールの伝動歯
に、正方向および逆方向に噛み合う送り爪と、前記送り
爪を、正方向噛合位置、逆方向噛合位置、および正方向
および逆方向に噛合しない遊転位置に切換える切換手段
とを備えていることを特徴とする、巻上・牽引機。 - 【請求項2】 前記操作レバーは、1対の側板と、1対
の前記側板間の外周を覆う枠体とを備え、前記切換手段
は、前記送り爪を前記伝動歯側に付勢するばねと、前記
送り爪に形成される切換操作部とをもち、前記送り爪
は、1対の前記側板間において、揺動可能に枢支され、
前記ばねの付勢力によって、正方向噛合位置、逆方向噛
合位置、および遊転位置のいずれかの位置で保持できる
ようにされており、前記枠体には、前記ばねを収容する
ためのばね収容部と、前記切換操作部を外部に露出させ
るための切換孔とが一体に形成されている、請求項1に
記載の巻上・牽引機。 - 【請求項3】 前記本体に、前記ロードシーブが挿嵌さ
れるロードシーブ収容部と、一端側が前記ロードシーブ
収容部に連通し、他端側が外部に開放され、前記ロード
シーブに巻装されるロードチェンを導通するためのチェ
ン導通路と、前記フックの取付部とを一体に形成してい
る、請求項1に記載の巻上・牽引機。 - 【請求項4】 前記本体に、前記ロードシーブ収容部に
連続して、前記ロードシーブ収容部を外方に開放する開
放部を形成し、前記開放部に、前記チェン導通路がその
両側に形成されるように、前記ロードシーブへ巻装され
るロードチェンの出入りを案内するチェン案内体を設け
ている、請求項3に記載の巻上・牽引機。 - 【請求項5】 前記本体に、前記チェン導通路の開放側
端部において、1対の縦溝部と、前記縦溝部に直交する
横溝部とを形成している、請求項3に記載の巻上・牽引
機。 - 【請求項6】 前記フックの前記取付部は、前記本体の
上部において、前記ロードシーブ収容部と隔離された位
置に、前記本体の厚さ方向を貫通する貫通部と、前記貫
通部の天井壁に形成される挿通孔とをもち、 前記フックは取付軸部をもち、前記取付軸部を、前記挿
通孔に挿通して、その挿通側端部を、前記貫通部に挿入
される固定部材により固定して、前記フックを前記本体
に回転自由に支持している、請求項3に記載の巻上・牽
引機 - 【請求項7】 前記ロードシーブに、前記駆動軸を一体
に形成するとともに、前記ロードシーブへの前記ロード
チェンの巻装により、前記ロードシーブを、前記ロード
チェンを介して前記本体に保持している、請求項3に記
載の巻上・牽引機。 - 【請求項8】 前記本体の側壁に、前記逆転防止ギヤの
外周に突出する、第1ガード体を設けている、請求項3
に記載の巻上・牽引機。 - 【請求項9】 前記本体の側壁に、前記逆転防止爪の外
側に突出する、第2ガード体を設けている、請求項3に
記載の巻上・牽引機。 - 【請求項10】 前記本体は、複数の分割体から構成さ
れている、請求項3に記載の巻上・牽引機。
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1998
- 1998-10-20 US US09/176,262 patent/US5971364A/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20160096432A (ko) * | 2015-02-05 | 2016-08-16 | 오철규 | 레버 블록 과부하 표시장치 |
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EP0878433A2 (en) | 1998-11-18 |
US5971364A (en) | 1999-10-26 |
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