JPH0238632Y2 - - Google Patents

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JPH0238632Y2
JPH0238632Y2 JP1982174573U JP17457382U JPH0238632Y2 JP H0238632 Y2 JPH0238632 Y2 JP H0238632Y2 JP 1982174573 U JP1982174573 U JP 1982174573U JP 17457382 U JP17457382 U JP 17457382U JP H0238632 Y2 JPH0238632 Y2 JP H0238632Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は両軸受リール、詳しくは、スプールを
回転させて、該スプールに釣糸を巻取るごとくし
た両軸受リールに関する。
一般に、両軸受リールは、1対の側枠間にスプ
ールをもつたスプール軸を回転自由に支持すると
共に、前記側枠の一方に、ハンドル軸をもつた駆
動機構を内装し、前記ハンドル軸にハンドルを装
着して、このハンドルの回転操作による動力を、
前記駆動機構を介して前記スプールに伝達するご
とく成す一方、前記両側枠間に、前記スプールに
巻取る釣糸のガイド機構を設けて、このガイド機
構におけるガイドを前記スプール軸の軸線と同方
向に往復作動させて、前記釣糸をスプールに案内
するごとく構成されている。
所で、前記ガイド機構には、釣糸に付着した海
水が頻繁にかかるため、他のリール構成部材に比
べて非常に錆付き易いのであるが、従来の両軸受
リールにおけるガイド機構は、前記両側枠を互に
連結する複数本の連結杆の止ねじを取外して、前
記両側枠を分離させないと交換できない構造とな
つているため、このガイド機構を交換する場合、
その交換が行ない難くて、多大の手間を要し、作
業性が非常に悪かつたのであり、又、例えば200
〜500mの海底に生息する深海魚を釣上げる深海
釣の場合、その深海魚の釣上途中で、釣糸に作用
する強大な張力により、前記ガイド機構における
例えば往復螺旋溝をもつ作動軸が破損すると、前
記ガイド機構を利用しての巻取りができないた
め、前記釣糸の巻取に往生する問題があつた。
本考案は以上の点に鑑み考案したもので、目的
は、魚の釣上途中であつても、ガイド機構を、巻
上途中の釣糸を切断することなく、簡単な操作で
もつて容易に交換することのできる両軸受リール
を提供する点にある。
しかして本考案は、1対の側枠間にスプールを
もつたスプール軸を支持すると共に、前記スプー
ル軸を駆動する駆動機構と、ガイド軸のガイド溝
に沿つて移動する釣糸ガイド部をもつたガイド及
び該ガイドを案内する筒軸並びに前記ガイドを往
復動させる作動軸と、この作動軸の一端側に取付
けるガイドギヤとを備えたガイド機構と、前記ガ
イドギヤに噛合するギヤをもち、前記作動軸を前
記駆動機構の回転に連動させる連動機構とを設け
て成る両軸受リールであつて、前記各側枠のうち
一方の側枠に、前記ガイドギヤの外径より大径と
した挿通孔を設け、また他方の側枠に、前記作動
軸の軸線方向に貫通する支持孔を設けて、この支
持孔に、前記筒軸の軸方向他端側を着脱自由に支
持する軸受体を取付ける一方、前記挿通孔に、前
記筒軸の軸方向一端側を支持する支持体を着脱自
由に取付けて、前記作動軸の一端側を前記挿通孔
に対し着脱自由に支持させると共に、前記軸受体
を、前記側枠に対し軸方向に移動可能として、該
軸受体の移動により前記ガイド機構を前記各側枠
に対し着脱可能とし、かつ、前記ガイド部に、前
記ガイド機構を離脱したとき、前記ガイド軸から
離反して開口する糸通し口を設けたことを特徴と
するものである。
以下本考案リールの一実施例を図面に基づいて
説明する。
本考案リールの基本構造は、相対向する1対の
第1、第2側枠1,2間に、スプール3をもつた
スプール軸4を1対の軸受G,Gを介して回転自
由に支持すると共に、前記第1側枠1内に、クラ
ツチ20とドラツグ機構30とを備えた主駆動機
構5及び前記クラツチ20のクラツチ操作機構6
を設けて、前記主駆動機構5に、ハンドル軸71
及びハンドル72を備えたハンドルユニツト7を
装着する一方、前記第1、第2側枠1,2間に、
半径方向一側面にガイド溝87aをもつたガイド
軸87と、前記スプール3に巻取る釣糸のガイド
機構8とを設け、このガイド機構8の作動軸81
を、連動機溝9を介して前記スプール軸4の回転
に連動させたものである。
しかして、前記第1側枠1は、円形貫通孔をも
つ環状の側板11と、該側板11の外側に添設す
る添板12及び該添板12の外側に添設する椀形
カバー13とから成り、又、前記第2側枠2は、
側板21と該側板21の外側に添設する椀形カバ
ー22とから成るものであつて、これら第1、第
2側枠1,2は、複数本の連結杆(図示せず)に
より連結している。
又、前記主駆動機構5は、前記スプール軸4の
一端を前記第1側枠1内に突入させて、該突入端
に回転並びに摺動自由に支持するピニオンギヤ5
1と、前記椀形カバー13に軸受31を介して回
転自由に支持する第1筒軸52と、該筒軸52の
前記第1側枠1内への突入部に回転自由に支持す
る主駆動ギヤ53とドラツグ機構30とにより構
成するのであつて、前記第1筒軸52の軸孔52
aに前記ハンドルユニツト7のハンドル軸71を
挿脱可能に挿嵌して、該ハンドル軸71と前記第
1筒軸52との間に、第1噛合部10aと、該第
1噛合部10aと噛合する第2噛合部10bとを
もつた回転伝動機構10を設けて、前記ハンドル
72の回転操作による動力を、前記第1筒軸52
及びドラツグ機構30を介して前記主駆動ギヤ5
3に伝え、更に該主駆動ギヤ53から前記ピニオ
ンギヤ51及び該ピニオンギヤ51と前記スプー
ル軸4との間に設ける前記クラツチ20を介して
スプール軸4に伝達し、前記スプール3を駆動す
るようにしている。
又、前記ハンドルユニツト7は、ロツクレバー
73aと該レバーの一端に設ける弾性変形可能な
ロツク体73bと、他端に設けるロツクレバー7
3cとから成るロツク機構73によりロツクして
いる。
又、前記ガイド機構8は、外周に往復螺旋溝8
1aを設けた作動軸81と、該作動軸81の一端
部に取付けるガイドギヤ82と、前記作動軸81
に套嵌してその両端を前記側板11,21に支持
する断面C字形の筒軸83と、前記作動軸81の
往復螺旋溝81aと係合する係合突起をもち、か
つ前記ガイド軸84のガイド溝87aに沿つて移
動する釣糸ガイド部84aをもつたガイド84と
から成り、このガイド84を前記筒軸83に移動
自由に支持すると共に、前記ガイドギヤ82を、
前記スプール軸4の軸端に設ける従動ギヤ91と
前記第2側枠2に軸支する3つの中間ギヤ92,
93,94とから成る前記連動機構9を介して前
記スプール軸4の回転に連動させて前記作動軸8
1を駆動し、前記ガイド84を往復動させるよう
にしている。
尚、前記駆動機構5における前記クラツチ20
は、前記スプール軸4の中間部に扁平面を設ける
と共に、前記スプール軸4に回転並びに摺動自由
に支持するピニオンギヤ51に、前記扁平面に係
合する非円形内面をもつた筒部を設けて構成する
のであつて、前記ピニオンギヤ51の筒部を、前
記クラツチ操作機構6のクラツチレバー61の往
動操作で前記スプール軸4の扁平面形成部分から
離脱させることにより、前記スプール軸4及び該
スプール軸に固定のスプール3をフリー回転可能
としている。
又、前記トラツグ機構30は、前記軸受31と
主駆動ギヤ53との間に配置して前記第1筒軸5
2に支持する複数の摩擦板32及び該摩擦板32
と対接する接触板33と、前記軸受31並びに該
軸受31の外方に配置して前記第1筒軸52に支
持する制御筒34と該制御筒34に相対回転不能
に支持するドラツグレバー35とから成り、前記
接触板33を前記第1筒軸52に回転不能で、か
つ軸方向移動可能に支持し、前記ドラツグレバー
35の回転操作により、前記制御筒34を螺進さ
せると共に、前記軸受31及び接触板33を軸方
向に移動させて、前記摩擦板32を圧接し、前記
ハンドル軸71からの回動力を接触板33から摩
擦板32を介して主駆動ギヤ53に伝達し、又、
前記ドラツグレバー35による前記摩擦板32の
圧接力を小さくすることにより、前記駆動ギヤ5
3を第1筒軸52に対し滑り回転させ得るように
している。
又、前記クラツチ操作機構6は、前記ピニオン
ギヤ51を保持して常時前記クラツチ20が係合
する方向に押圧するクラツチヨーク62と、この
クラツチヨーク62を押圧する押圧部をもつたフ
オーク状のクラツチレバー61と、前記第1筒軸
52に回転不能に支持する複数個のクラツチピン
(図示せず)を備えたリターン板63とから成り、
前記クラツチレバー61を前記第1側枠1の添板
12に、前記スプール軸4に対し直交する方向に
往復動自由に支持すると共に、リターンスプリン
グ64により復動方向に付勢し、該クラツチレバ
ー61を押圧して前記クラツチヨーク62を軸方
向に移動させることにより前記ピニオンギヤ51
を、前記クラツチ20が離脱する方向に移動さ
せ、又、ハンドル72を回転して前記リターン板
63に設けたクラツチピンを前記クラツチレバー
61の先端に設けた接触体65に押当て、該クラ
ツチレバー61を前記リターンスプリングの力で
元位置に復動させることにより、前記ピニオンギ
ヤ51を、前記クラツチヨーク62による押圧力
でもつて前記クラツチ20が係合する方向に移動
させるようにしている。
この考案は、以上の如く構成する両軸受リール
における前記第2側枠2の側板21に、前記ガイ
ドギヤ82の外径より大径とした挿通孔23を設
け、この挿通孔23に、前記筒軸83の軸方向一
端側を支持し、前記作動軸81の軸受を兼用する
支持体85を着脱自由に取付けて、この支持体8
5を介して前記作動軸81のガイドギヤ側一端側
を前記挿通孔23に対し着脱自由に支持させる一
方、前記第1側枠1に、前記作動軸81の軸線方
向に貫通する貫通孔14と取付孔15とから成る
支持孔を設けて、該支持孔の前記取付孔15に、
凹状軸受部16aをもつ軸受体16を螺合により
前記第1側枠1に対し軸方向に移動可能に支持す
ると共に、前記筒軸83の軸方向他端側及び作動
軸81の他端側を、軸受86を介して前記第1側
枠1に支持した前記軸受体16の凹状軸受部16
aに着脱自由に支持し、前記軸受体16を緩み方
向に回転操作して、前記作動軸81及び筒軸83
に対し離反方向に作動させることにより、前記ガ
イド機構8を前記第1、第2側枠1,2に対し離
脱させ得るようにする一方、前記ガイド部84a
に、前記ガイド機構8を離脱したとき、前記ガイ
ド軸87から離反して開口する糸通し口84bを
設けたのである。
以上の構成において、前記軸受体16は、一端
に前記凹状軸受部16aをもち、他端に摘み16
bをもち、かつ外周にねじ16cをもつ軸により
形成して、前記ねじ16c部を、前記第1側枠1
のカバー13に設ける取付孔15に螺合により取
付け、前記凹状軸受部16a外周を前記第1側枠
1の側板11及び添板12に設ける貫通孔14に
挿嵌支持すると共に、前記摘み16bを前記カバ
ー13の外方に突出させて、外部から操作可能と
するものである。
又、前記ガイド機構8は、一端部に前記ガイド
ギヤ82を取付けた前記作動軸81の外周に前記
筒軸83を套嵌して、前記作動軸81の一端部に
前記支持体85を設け、他端部に前記軸受86を
設け、前記支持体85と軸受86との間に前記筒
軸83を支持して、前記ガイドギヤ82、作動軸
81、筒軸83、ガイド84、支持体85及び軸
受86をユニツト化し、前記支持体85及び軸受
86を介して前記第2側枠2の挿通孔23と、前
記軸受体16の凹状軸受部16aとに挿脱自由に
支持するのである。
又、前記ガイド84の釣糸ガイド部84aは、
前記作動軸81の軸線と直交する方向に延びる2
本のガイド杆により形成して、これらガイド杆の
先端部を、前記ガイド軸87のガイド溝87aに
挿嵌して、前記ガイド溝8を離脱したとき前記各
ガイド杆の先端部が開口することになり、この開
口部により前記糸通し口84bを構成するのであ
る。このように2本のガイド杆で前記糸通し口8
4bを形成することにより、前記ガイド溝8を釣
糸の巻取途中で交換する場合ガイド部84aに挿
通する釣糸を、該釣糸を切断することなく前記ガ
イド部84aから容易に挿脱できるのである。
尚、図示した両軸受リールの第2側枠2には、
前記スプール軸4に設ける従動ギヤ91と噛合す
る副駆動ギヤ53a及び該副駆動ギヤ53aを支
持し、かつ前記ハンドルユニツト7のハンドル軸
71を装着可能とした第2筒軸52aから成る副
駆動機構5aを設けて、前記主駆動機構5に装着
したハンドルユニツト7を、前記主駆動機構5か
ら取外して前記副駆動機構5aの第2筒軸52a
に装着可能としている。又、第2筒軸52aに装
着した場合のハンドルユニツト7は、前記ロツク
機構73によりロツクするのである。又、前記第
2筒軸52aには、前記ハンドル軸71に設ける
第1噛合部10aと噛合する第3噛合部10cを
設けている。
又、図中88は前記作動軸81の軸端に取付け
るC形止め輪、24は前記第2筒軸52aの軸孔
を閉鎖するキヤツプである。
本考案は以上の如く構成するもので、前記ガイ
ド機構8を交換する場合は、第1側枠1に支持し
た軸受体16を緩み方向に回転操作して、前記作
動軸81に対し離反方向に移動させ、前記作動軸
81及び筒軸83の軸受体16による支持を解除
し、次に前記ガイド機構8を第1側枠1方向に移
動させて、前記作動軸81及び筒軸83を第1側
枠1内に進入させると共に、前記作動軸81の一
端に設けたガイドギヤ82を第2側枠2の挿通孔
23から抜出し、次にガイド機構8を第1、第2
側枠1,2に対し第6図鎖線に示す如く傾斜させ
て、前記作動軸81及び筒軸83を第1側枠1の
貫通孔14から抜出すことにより、ガイド機構8
を第1、第2側枠1,2から離脱できるのであ
る。又、新しいガイド機構を装着する場合は、前
記離脱時と反対の操作を行なうのであつて、ガイ
ド機構8を第1、第2側枠1,2に対し傾斜させ
て第6図鎖線に示す如く作動軸81及び筒軸83
の軸端を第1側枠1の貫通孔14に挿入すると共
に、前記ガイドギヤ82を第2側枠2の挿通孔2
3に挿通し、作動軸81及び筒軸83の一端部を
支持体85を介して前記挿通孔23に支持し、次
に前記軸受体16を締込方向に回転操作して、第
1側枠1内に挿入した作動軸81及び筒軸83の
軸端を前記軸受体16の凹状軸受部16aに軸受
86を介して支持することにより、ガイド機構8
を第1、第2側枠1,2に装着できるのである。
以上の如く第1、第2側枠1,2を連結する複数
本の連結杆の止ねじを取外さなくとも、前記一つ
の軸受体16を操作するだけの極めて簡単な操作
で、ガイド機構8を交換できるのである。
又、例えば深海魚を釣る場合は、クラツチレバ
ー61によりクラツチ20を離脱し、スプール3
をフリー回転体制として、該スプール3に巻装し
た釣糸を海中に投入するのである。
そして釣糸の投入後、ハンドル72を逆転操作
して、前記した如く前記クラツチレバー61を元
位置に復動させ、前記クラツチ20を係合させて
釣糸巻取体制とし、魚が掛かるのを持つのであ
る。
又、魚を釣上げる場合は、ハンドル72の回転
操作による動力を、ハンドル軸71から主駆動機
構5を介してスプール軸4に伝達し、スプール3
を駆動して、該スプールに釣糸を巻取るのであ
る。
この魚の釣上げ途中に、該釣糸に作用する強大
な張力によりガイド機構8の作動軸81が破損す
ると、前記軸受体16を回転操作して、前記ガイ
ド機構8を第1、第2側枠1,2から離脱し、ガ
イド84のガイド部84aに挿通した釣糸を、該
釣糸を切断することなく糸通し口84bから抜出
すのである。そして前記巻上途中の釣糸を、新し
いガイド機構8のガイド部84aに前記糸通し口
84bから挿通すると共に、ガイド機構8を、前
記した如く前記軸受体16を利用して前記第1、
第2側枠1,2に装着するのであつて、これによ
り、前記釣上げを続行できるのである。
尚、以上説明した実施例では、第1側枠1に軸
受体16を支持して、作動軸81のガイドギヤ8
2側一端を第2側枠2に支持し、他端を前記軸受
体16に支持したが、その反対に、第2側枠2に
前記軸受体16を支持して、作動軸81のガイド
ギヤ82側一端を第1側枠1に支持し、他端を前
記軸受体16に支持してもよい。この場合、前記
ガイドギヤ82は、前記主駆動ギヤ53に直接噛
合させるか、又は中間ギヤを介して前記主駆動ギ
ヤ53と噛合させるのである。
又、軸受体16を側枠1に対し軸方向に移動可
能にする手段として、該軸受体16を螺合により
取付けたが、その他前記作動軸81の軸線方向に
スライド可能に取付けてもよいのであつて、その
手段は特に限定されない。
又、主駆動機構5として、クラツチ20及びド
ラツグ機構30を備えた駆動機構を用いたが、前
記クラツチ20、ドラツグ機構30の両方又は何
れか一方を備えていない駆動機構を用いてもよ
い。又、副駆動機構5aは必ずしも必要でない。
以上の如く本考案は、1対の側枠間にスプール
をもつたスプール軸を支持すると共に、前記スプ
ール軸を駆動する駆動機構と、ガイド軸のガイド
溝に沿つて移動する釣糸ガイド部をもつたガイド
及び該ガイドを案内する筒軸並びに前記ガイドを
往復動させる作動軸と、この作動軸の一端側に取
付けるガイドギヤとを備えたガイド機構と、前記
ガイドギヤに噛合するギヤをもち、前記作動軸を
前記駆動機構の回転に連動させる連動機構とを設
けて成る両軸受リールであつて、前記各側枠のう
ち一方の側枠に、前記ガイドギヤの外径より大径
とした挿通孔を設け、また他方の側枠に、前記作
動軸の軸線方向に貫通する支持孔を設けて、この
支持孔に、前記筒軸の軸方向他端側を着脱自由に
支持する軸受体を取付ける一方、前記挿通孔に、
前記筒軸の軸方向一端側を支持する支持体を着脱
自由に取付けて、前記作動軸の一端側を前記挿通
孔に対し着脱自由に支持させると共に、前記軸受
体を、前記側枠に対し軸方向に移動可能として、
該軸受体の移動により前記ガイド機構を前記各側
枠に対し着脱可能としたから、スプール軸を支持
する1対の側枠の連結を解除することなく、これ
ら側枠の一方に支持した軸受体を移動操作するだ
けの非常に簡単な操作で、前記ガイド機構を容易
に交換することができ、その作業能率を著しく向
上できるのである。
しかも、前記ガイド部に、前記ガイド機構を離
脱したとき、前記ガイド軸から離反して開口する
糸通し口を設けたから、魚の釣上途中にガイド機
構の作動軸が破損した場合でも、巻上途中の釣糸
を切断することなく、前記ガイド機構を交換する
ことができるのである。このため、魚の釣上途中
にガイド機構の作動軸が破損した場合、釣糸の巻
上げに往生することなく、ガイド機構の交換に要
する短時間の休止で釣上げを続行することがで
き、極めて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案リールの一実施例を示す横断平
面図、第2図は主駆動機構を設けた側枠のカバー
を取外した状態の一部切欠側面図、第3図は副駆
動機構を設けた側枠のカバーを取外した状態の側
面図、第4図は正面図、第5図はガイド機構のみ
一部切欠正面図、第6図はガイド機構の脱着状態
を示す説明図である。 1,2……側枠、3……スプール、4……スプ
ール軸、5……駆動機構、8……ガイド機構、8
1……作動軸、16……軸受体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1対の側枠間にスプールをもつたスプール軸を
    支持すると共に、前記スプール軸を駆動する駆動
    機構と、ガイド軸のガイド溝に沿つて移動する釣
    糸ガイド部をもつたガイド及び該ガイドを案内す
    る筒軸並びに前記ガイドを往復動させる作動軸
    と、この作動軸の一端側に取付けるガイドギヤと
    を備えたガイド機構と、前記ガイドギヤに噛合す
    るギヤをもち、前記作動軸を前記駆動機構の回転
    に連動させる連動機構とを設けて成る両軸受リー
    ルであつて、前記各側枠のうち一方の側枠に、前
    記ガイドギヤの外径より大径とした挿通孔を設
    け、また他方の側枠に、前記作動軸の軸線方向に
    貫通する支持孔を設けて、この支持孔に、前記筒
    軸の軸方向他端側を着脱自由に支持する軸受体を
    取付ける一方、前記挿通孔に、前記筒軸の軸方向
    一端側を支持する支持体を着脱自由に取付けて、
    前記作動軸の一端側を前記挿通孔に対し着脱自由
    に支持させると共に、前記軸受体を、前記側枠に
    対し軸方向に移動可能として、該軸受体の移動に
    より前記ガイド機構を前記各側枠に対し着脱可能
    とし、かつ、前記ガイド部に、前記ガイド機構を
    離脱したとき、前記ガイド軸から離反して開口す
    る糸通し口を設けたことを特徴とする両軸受リー
    ル。
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