JPH10210902A - 両軸受リールのリール本体 - Google Patents

両軸受リールのリール本体

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JPH10210902A
JPH10210902A JP1547897A JP1547897A JPH10210902A JP H10210902 A JPH10210902 A JP H10210902A JP 1547897 A JP1547897 A JP 1547897A JP 1547897 A JP1547897 A JP 1547897A JP H10210902 A JPH10210902 A JP H10210902A
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JP
Japan
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spool
cover
side cover
front cover
side plates
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JP1547897A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kawasaki
憲一 川崎
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側カバーを専用の回り止め部材を設けること
なく回り止めできるようにする。 【解決手段】 両軸受リールのリール本体1は、ハンド
ル2により回転するスプール15に釣り糸が巻き付けら
れるものであって、1対の側板8,9と、複数の連結部
材11と、1対の側カバー6,7と、前カバー10とを
備えている。側板8,9は間隔を隔てて配置され、一方
にスプール15が貫通可能な開口8aが形成されてい
る。連結部材11は、両側板8,9を連結する。側カバ
ー6,7は、それぞれの側板8,9を覆い、かつ一方の
側カバー6が側板8に対してバヨネット機構13によっ
て回動することにより着脱可能である。前カバー10
は、少なくとも1対の側板8,9間を覆う閉位置とそれ
から離反した開位置とに開閉自在に側板8,9に装着さ
れ、かつ閉位置に配置されたとき側カバー6を回り止め
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体、特
に、ハンドルにより回転するスプールに釣り糸が巻き付
けられる両軸受リールのリール本体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に魚釣り用のベイトリール等の両軸
受リールは、1対の側板を有するリール本体と、側板間
に配置されたスプールと、リール本体に回転自在に支持
されたハンドルとを備えている。1対の側板の外方には
側カバーが装着されており、ハンドル側の側カバーと側
板との間の空間に駆動機構等が設けられている。
【0003】ハンドルと逆側の側カバーは、バックラッ
シュ等が発生した際にスプールを簡単に取り出せるよう
にするために、工具等を使用することなく簡単に側板か
ら取り外せるようになっている。この側カバーを側板か
ら着脱する方法として、従来、側カバーを回動させるこ
とで着脱するバヨネット構造が採用された両軸受リール
が知られている。バヨネット構造は、側板のスプール通
過孔の外方に設けられた複数の係止爪部と、側カバー側
に設けられ、回動により係止爪部に係止される複数の突
起部とを有している。また、側カバーを装着したときに
側カバーが取り外し方向に回らないようにするための回
り止め部材が設けられている。この回り止め部材として
は硬貨で回すことができるネジ等が用いられている。
【0004】このような両軸受リールでは、スプールを
取り外す際には、回り止め部材を硬貨等を用いて緩める
ことで側カバーを回動可能な状態にする。そして、側カ
バーを僅かに回動させて係止爪部と突起部との係止を解
除して側カバーを側板から取り外す。側カバーを取り外
すと、スプールをリール本体から取り出し、釣り糸を巻
き直す。このようなバヨネット構造を採用することで、
着脱の際の回動角度をネジを使用する場合に比べて小さ
くすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
回動角度は小さくなるが、側カバーの回り止めのための
専用の部材が別途必要になる。このため、回り止めのた
めの構造が複雑になる。また、回り止め部材がカバー表
面から突出したり回り止め部材と側カバーとの間に隙間
があき、釣り糸が回り止め部材に引っ掛かったり、回り
止め部材と側カバーとの間の隙間にゴミが詰まったりす
る。
【0006】本発明の課題は、側カバーを専用の回り止
め部材を設けることなく回り止めできるようにすること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リー
ルのリール本体は、ハンドルにより回転するスプールに
釣り糸が巻き付けられるものであって、1対の側板と、
複数の連結部材と、1対の側カバー部材と、前カバー部
材とを備えている。側板は間隔を隔てて配置され、一方
にスプールが貫通可能な開口が形成されている。連結部
材は、両側板を連結する。側カバー部材は、それぞれの
側板を覆い、かつ少なくとも一方が側板に対して回動す
ることにより着脱可能である。前カバー部材は、少なく
とも1対の側板間を覆う閉位置とそれから離反した開位
置とに開閉自在に側板に装着され、かつ閉位置に配置さ
れたとき一方の側カバー部材を回り止めする。
【0008】このリール本体では、スプールを取り出す
際には、前カバー部材を開位置に配置し、側カバー部材
を回動させて側板から取り外す。すると、スプールを開
口から取り出すことが可能になる。また、スプールを装
着する際には、スプールを開口に挿入し、側カバー部材
を回動させて側板に装着する。そして、前カバー部材を
閉位置に配置すると側カバー部材が回り止めされる。こ
こでは、前カバー部材の開閉で側カバー部材の回り止め
の解除及び回り止めを行えるので、側カバー部材を専用
の回り止め部材を設けることなく回り止めできるように
なる。
【0009】発明2に係る両軸受リールのリールの本体
は、発明1に記載の本体において、一方の側カバー部材
は、バヨネット構造で側板と係止される回動着脱機構を
有する。この場合には,バヨネット構造により小さい回
動角度で側カバー部材を着脱できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態によ
るリール本体を有する両軸受リールの平面図である。図
1に示す両軸受リールは、リール本体1と、リール本体
1の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハ
ンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用の
スタードラグ3とを備えている。
【0011】図1及び図2で示すように、リール本体1
は、フレーム5と、フレーム5の両側方に着脱自在に装
着された第1側カバー6及び第2側カバー7と、フレー
ム5の前方に開閉自在に装着された前カバー10とを有
している。フレーム5は、所定の間隔をあけて互いに対
向するように配置された1対の側板8,9と、これらの
側板8,9を連結する複数の連結部11とを有してい
る。
【0012】ハンドル2側の第2側カバー7はネジによ
り側板9に着脱自在に固定されている。ハンドル2と逆
側の第1側カバー6は、バヨネット機構13によりフレ
ーム5の側板8に着脱自在に装着されている。ハンドル
2と逆側の側板8には、図3に示すようにスプール15
が通過可能な開口8aが形成されている。また開口8a
の前方には、前カバー10を開閉自在に装着するための
長孔8bが形成されている。長孔8bは、開口8aの前
方に斜めに形成されており、側板9にもこの長孔8bと
対向する位置に同様な長孔(図示せず)が斜めに形成さ
れている。
【0013】前カバー10は、図3に示すように、滑ら
かな曲面で構成されたカバー本体10aと、カバー本体
10aを側板8,9に装着するための装着脚部10bと
を有している。カバー本体10aの前面には、後述する
レベルワインド機構16のラインガイド27が移動可能
な前開口10dが形成されている。また、カバー本体の
前下部には側板8,9に係合する係合部10eが形成さ
れている。この係合部10eには半球状の突起10fが
形成されており、この突起10fが側板8,9の内側面
に形成された長溝(図示せず)を移動可能である。
【0014】装着脚部10bは正面視コ字状の部材であ
り、図4及び図5に示すように、その両先端には軸部1
0c(一方のみ図示)が外方に突出している。軸部10
cは、側板8,9の長孔内に延びて長孔の長手方向に移
動可能である。側板8側の軸部10cは、側板8からさ
らに外方に突出している。このような構成の前カバー1
0は、側板8,9に対して、図3に2点鎖線で示す開位
置と実線で示す閉位置との間で開閉自在である。
【0015】フレーム5内には、スプール15と、スプ
ール15に均一に糸を巻くためのレベルワインド機構1
6と、サミングを行う場合の親指の当てとなるサムレス
ト17とが配置されている。またフレーム5と第2側カ
バー7との間には、ハンドル2からの回転力をスプール
15及びレベルワインド機構16に伝えるためのギア機
構18と、クラッチの係脱を行うためのクラッチ係脱機
構19と、サムレスト17の操作に応じてクラッチの係
脱を制御するための係脱制御機構20と、ドラグ機構2
1と、スプール15の回転時の抵抗力を調整するための
キャスティングコントロール機構22とが配置されてい
る。また、フレーム5と第1側カバー6との間には、キ
ャスティング時のバックラッシュを抑えるためのマグネ
ットブレーキ機構23が配置されている。
【0016】マグネットブレーキ機構23は第1側カバ
ー6に固定されており、マグネットブレーキ機構23と
側板8とに、第1側カバー6を着脱自在にフレーム5に
装着するためのバヨネット機構13が設けられている。
バヨネット機構13は、マグネットブレーキ機構23か
ら外方に突出する突起部13aと、側板8の開口8aの
周囲に周方向に間隔を隔てて形成された係止爪部13b
とを有している。突起部13aは、マグネットブレーキ
機構23の外周面に周方向に間隔を隔てて3か所形成さ
れている。また、係止爪部13bは、突起部13aを挟
持して係止可能な鉤形に内方に延びる部材であり、開口
8aの周囲に周方向に間隔を隔てて3か所形成されてい
る。このようなバヨネット機構13により第1側カバー
6をわずかに回動させるだけで、フレーム5の側板8に
対して第1側カバー6を簡単に着脱できる。
【0017】スプール15は、例えばアルミニウム合金
製の部材であり、両側部にフランジ部15aを有してお
り、両フランジ部15aの間に糸巻胴部15bを有して
いる。スプール15はその中心を貫通するスプール軸1
4に固定されている。スプール軸14は軸受によってフ
レーム5に回転自在に支持されており、第2側カバー7
側の端部は第2側カバー7を貫通して側方に突出するよ
うに延びている。
【0018】レベルワインド機構16は、図2及び図3
に示すように、1対の側板8,9間に固定されたガイド
筒25と、ガイド筒25内に回転自在に支持されたウォ
ームシャフト26と、ラインガイド27とを有してい
る。ウォームシャフト26の端部には、ギヤ機構18を
構成するギア28が固定されている。また、ウォームシ
ャフト26には螺旋状の溝26aが形成されており、ラ
インガイド27の内部に装着された係止部27dがこの
螺旋状の溝26aに噛み合っている。このため、ギヤ機
構18を介してウォームシャフト26が回転させられる
ことにより、ラインガイド27はガイド筒25に沿って
往復動する。ラインガイド27の上部には、釣り糸が挿
通するための硬質リング27aが嵌め込まれている。硬
質リング27aは、外径より軸長さが長い筒状のリング
であり、その内周部に小径孔部27bとそれより大径の
大径孔部27bとを有している。小径孔部27bは、釣
り糸が実際に接触して案内する部分であり、大径孔部2
7cはキャスティング時の接触抵抗を小さくするために
形成された逃がし部である。
【0019】ギア機構18は、ハンドル軸30に固定さ
れたマスターギア31と、マスターギア31に噛み合う
ピニオン32と、前述のウォームシャフト26端部に固
定されたギヤ28とを有している。ピニオン32は、一
端側外周部に形成された歯部32aと、他端側に形成さ
れた噛み合い部32bと、歯部32aと噛み合い部32
bとの間に形成された小径部32cとを有している。噛
み合い部32bの中心部には係合溝が形成されており、
スプール軸14に形成された係合凸部14aと係合ある
いは離脱が可能である。このような構成のピニオン32
の噛み合い部32bとスプール軸14の係合凸部14a
とによりクラッチ機構が構成されている。ここでは、ピ
ニオン32が外方に移動してその噛み合い部32bの係
合溝とスプール軸14の係合凸部14aとが離脱する
と、ハンドル軸30からの回転力はスプール軸14に伝
達されない。
【0020】サムレスト17は、1対の側板8,9間の
後部(図2下方)でスプール後方に配置されている。ま
た、フレーム5の側板8,9には長孔(図示せず)が形
成されており、サムレスト17の回転軸17aがこの長
孔に回転自在に支持されている。このため、サムレスト
17は長孔に沿って上下方向にスライドすることも可能
である。なお、サムレスト17の前側面は連結部11に
当接しており、このため回転可能な角度が規制されてい
る。
【0021】クラッチ係脱機構19はクラッチヨーク4
0を有している。クラッチヨーク40は、図2に示すよ
うにスプール軸14の外周側に配置されており、2本の
ピン41(1本のみ図示)によってスプール軸14の軸
芯と平行に移動可能に支持されている。なお、スプール
軸14はクラッチヨーク40に対して相対回転が可能で
ある。すなわち、スプール軸14が回転しても、クラッ
チヨーク40は回転しないようになっている。また、ク
ラッチヨーク40はその中央部にピニオン32の小径部
32cに係合する係合部40aを有している。またクラ
ッチヨーク40を支持する各ピン41の外周で、クラッ
チヨーク40と第2側カバー7との間にはスプリング4
2が配置されており、クラッチヨーク40は常にスプリ
ング42によって内方(フレーム5側)に付勢されてい
る。
【0022】このような構成では、通常状態ではピニオ
ン32は内方のクラッチ係合位置に位置しており、その
噛み合い部32bとスプール軸14の係合凸部14aと
が係合してクラッチ係合状態となっている。一方、クラ
ッチヨーク40によってピニオン32が外方に移動した
場合は、噛み合い部32bと係合凸部14aとの係合が
外れ、クラッチ離脱状態となる。
【0023】係脱制御機構20は、サムレスト17の回
動によりクラッチヨーク40をスプール軸14の軸芯と
平行に移動させる。ドラグ機構21は図2に示すよう
に、マスターギア31に押圧される摩擦プレート60
と、スタードラグ3の回転操作によって摩擦プレート6
0をマスターギア31に所定の力で押圧するための押圧
プレート61とを有している。ドラグ機構21では、ス
タードラグ3を回転させることで押圧プレート61を押
圧し摩擦プレート60を押圧する力を調整する。
【0024】キャスティングコントロール機構22は、
スプール軸14を挟むように配置された複数のプレート
62,63と、プレート62,63によるスプール軸1
4の挟持力を調節するためのキャップ64とを有してい
る。キャップ64の内周部には雌ねじが形成されてお
り、第2側カバー7側に形成された雄ねじと噛み合って
いる。キャップ64は、第2側カバー7によって周囲を
覆われており、回動しにくい構成となっている。このよ
うにキャップ64を調整しにくくすることで、キャステ
ィングコントロール機構22によるスプール軸14の挟
持力が変動しにくくなる。
【0025】マグネットブレーキ機構23は、有底円筒
状のブレーキケース65と、ブレーキケース65内に設
けられ、スプール15のフランジ部15aに対向するマ
グネットホルダー66と、ブレーキ力調整用のキャップ
68とを有している。ブレーキケース65は第1側カバ
ー6にネジにより固定されており、ブレーキケース65
の外周面に前述したバヨネット機構13を構成する突起
部13aが周方向に間隔を隔てて3か所形成されてい
る。
【0026】またブレーキケース65の外周面には、図
3〜図5に示すように、前カバー10の軸部10cの周
面に当接可能な回り止め突起65aが設けられている。
回り止め突起65aは、前カバー10が図3に実線で示
す閉位置にあるとき、軸部10cに当接することでマグ
ネットブレーキ機構23が固定された第1側カバー6を
回り止めするために設けられている。つまり、前カバー
10の軸部10cが第1側カバー6の回り止め機能を実
現している。このように、フレーム5の前部を開閉自在
に覆う前カバー10により第1側カバー6の回り止めを
行うことで、専用の回り止め部材を設けることなく、第
1側カバー6を回り止めできる。
【0027】マグネットホルダー66はブレーキケース
65内に軸方向に移動自在に配置されている。またマグ
ネットホルダー66は、スプリング67によりスプール
15から離れる方向に付勢されに配置されており、スプ
ール15のフランジ部15aと対向する面に複数のマグ
ネット69を有している。マグネットホルダー66の背
面側(外方側)にはキャップ68側に突出する2本のピ
ン70(図では1本のみを示している)が固定されてい
る。一方、キャップ68の内壁面には斜板カム部が形成
されており、この斜板カム部にピン70が当接してい
る。このような構成では、キャップ68を回転させるこ
とにより、ピン70を介してマグネット69と導電部材
67との間の間隙を調整し、ブレーキ力を調整すること
が可能である。
【0028】次に第1側カバー6の着脱手順について説
明する。通常の状態では、前カバー10は図6に示す閉
位置に配置される。このとき、前カバー10の軸部10
cは、長孔8bの下端に配置されている。そしてこの軸
部10cにブレーキケース65に設けられた回り止め突
起65aが当接してブレーキケース65に固定された第
1側カバー6が図6の反時計回りに回転できないように
なっている。なお、図6に示す閉位置で、第1側カバー
6がそれ以上時計回りには回転できないように、突起部
13aに当接するストッパ(図示せず)が開口8aに設
けられている。この結果、第1側カバー6は、ストッパ
と回り止め突起65aとにより両方向に回り止めされ側
板8に装着されている。
【0029】スプール15を取り出すために第1側カバ
ー6を側板8から取り外す場合には、前カバー10を図
7に示すように開位置に引っ張り出す。前カバー10が
開位置に配置されると、前カバー10の軸部10cは長
孔8bに案内されてその上端まで移動する。すると、回
り止め突起65aから軸部10cが外れ、第1側カバー
6が図7の反時計回りに回動可能な状態になる。この状
態で第1側カバー6を反時計回りに回転させると、側板
8に設けられた係止爪13bから突起部13aが外れ、
側板8から第1側カバー6を取り外すことができる。第
1側カバー6を取り外すと、スプール15は開口8aを
通過して取り出すことができる。
【0030】ここでは、前カバー10の軸部10cによ
り第1側カバー6の回り止めを行っているので、回り止
めのための専用の部材を設ける必要がなくなる。このた
め、回り止めのための構造が簡素になる。また、回り止
め部材がカバー表面から突出したり、回り止め部材と側
カバーとの間に隙間があいたりしなくなる。このため、
回り止め部材に釣り糸が引っ掛かったり、回り止め部材
と側カバーとの間の隙間にゴミが詰まったりしにくくな
る。
【0031】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、バヨネット機構により第1
側カバーを側板8に着脱自在に装着したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、側カバーを回転させるこ
とにより側板に着脱自在に装着する機構であれば、ネジ
機構等の他の機構を用いてもよい。
【0032】(b) 前記実施形態では、第1側カバー
6を側板8に着脱自在に装着したが、第2側カバー7を
側板9に着脱自在に装着するようにしてもよい。 (c) 前カバー10による回り止め構造は前記実施形
態に限定されるものではなく、前カバーの開閉を利用し
て回り止めする構造であればどのような構造でもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、前カバー部材の開閉で
側カバー部材の回り止めの解除及び回り止めを行えるの
で、側カバー部材を専用の回り止め部材を設けることな
く回り止めできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの
平面図。
【図2】その断面平面図。
【図3】その側面破断図。
【図4】その部分断面側面図。
【図5】図4のV−V断面図。
【図6】閉位置での側面破断図。
【図7】開位置での側面破断図。
【符号の説明】
1 リール本体 2 ハンドル 5 フレーム 6 第1側カバー 7 第2側カバー 8,9 側板 8a 開口 10 前カバー 10c 軸部 11 連結部 13 バヨネット機構 13a 突起部 13b 係止爪 15 スプール 65 ブレーキケース 65a 回り止め突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルにより回転するスプールに釣り糸
    が巻き付けられる両軸受リールのリール本体であって 間隔を隔てて配置され、一方に前記スプールが貫通可能
    な開口が形成された1対の側板と、 前記両側板を連結する複数の連結部材と、 それぞれの前記側板を覆い、かつ少なくとも一方が前記
    側板に対して回動することにより着脱可能な1対の側カ
    バー部材と、 少なくとも前記1対の側板間を覆う閉位置とそれから離
    反した開位置とに開閉自在に前記側板に装着され、かつ
    前記閉位置に配置されたとき前記一方の側カバー部材を
    回り止めする前カバー部材と、を備えた両軸受リールの
    リール本体。
  2. 【請求項2】前記一方の側カバー部材は、バヨネット構
    造で前記側板と係止される回動着脱機構を有する、請求
    項1に記載の両軸受リールのリール本体。
JP1547897A 1997-01-29 1997-01-29 両軸受リールのリール本体 Pending JPH10210902A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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