JPH0870739A - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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JPH0870739A
JPH0870739A JP21136694A JP21136694A JPH0870739A JP H0870739 A JPH0870739 A JP H0870739A JP 21136694 A JP21136694 A JP 21136694A JP 21136694 A JP21136694 A JP 21136694A JP H0870739 A JPH0870739 A JP H0870739A
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JP
Japan
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spool
clutch
mud
reel
outer peripheral
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JP21136694A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kawasaki
憲一 川崎
Jun Sato
純 佐藤
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Original Assignee
Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両軸受リールにおいて、泥等の異物がリール
本体内に侵入するのを抑える。 【構成】 この両軸受リールは、糸巻き胴部26、フラ
ンジ部25及びリング部27を有するスプール15と、
1対の側板6,7及びスプール上方に形成された開口を
有するとともにリング部27の外周面に対向する外周対
向壁7cが両側板に形成されたリール本体1と、ハンド
ル2と、ハンドル2の回転力をスプール15に伝達する
回転力伝達機構20と、側板の内側面に配置されたクラ
ッチ操作レバー59と、リング部27外周面に両側板の
外周対向壁7cに近接するように形成された泥噛み防止
突起40とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両軸受リール、特に、
ハンドルとスプールとの間に設けられた回転力伝達機構
にクラッチ機構を有する両軸受リールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に魚釣り用の両軸受リールは、リー
ルボディを構成する1対の側板間にスプールが回転自在
に支持されており、リールボディの一方側に設けられた
ハンドルによってスプールが回転させられるようになっ
ている。ハンドルとスプールとの間にはクラッチ機構
(以下、単にクラッチと記す)を含む回転伝達機構が設
けられており、ハンドルからの回転をスプールに伝達し
たり、あるいは遮断したりすることができるようになっ
ている。
【0003】前述のようなクラッチを係合(オン)ある
いは離脱(オフ)状態とするために、従来より各種の操
作機構が提案されている。たとえば、実開平2ー811
73号公報には、リール本体の一方の側板状にクラッチ
操作レバーを設け、このクラッチ操作レバーの操作によ
りクラッチのオン及びオフを行うことが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】両軸リールを用いた竿
でたとえばチヌ釣りを行う場合、クラッチをオフすると
同時に、竿を持った手の親指でスプールをブレーキング
しながら、すなわちサミングを行いながら糠団子のつい
た針を水中に落としていく。そして、所定の深さまで針
を落下させると、クラッチをオンして釣り糸の繰り出し
を停止させる。
【0005】このような操作において、サミングは、糠
団子を針に付ける手と同じ手で行うため、クラッチ操作
の際に指に付着した糠がリール本体内部に侵入しないよ
うに注意する必要がある。チヌ釣りに用いられる糠団子
には、貝殻を砕いたものが加えられている。この貝殻
は、最近では機械加工で砕かれた細かいものが用いられ
るため、スプールのリング部から側板を経てリール本体
内に侵入しやすく、故障の原因となっている。前述のよ
うに、クラッチ操作レバーが側板に配置されたもので
は、クラッチ操作を行う際に特に異物が侵入しやすい。
【0006】本発明の目的は、糠等の異物(泥)がリー
ル本体内に侵入するのを抑えることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リー
ルは、スプールと、リール本体と、ハンドルと、回転力
伝達機構と、クラッチ機構と、クラッチ操作レバーと、
泥噛み防止突起とを備えている。スプールは、外周に釣
り糸が巻かれる糸巻き胴部と、糸巻き胴部両端に形成さ
れたフランジ部と、フランジ部外周に軸方向外方に延び
るように形成されたリング部とを有している。リール本
体は、所定の間隔をあけて対向するように配置された第
1、第2の側板とスプール上方に形成された開口とを有
するとともに、リング部の外周面に対向する外周対向壁
が両側板に形成されている。ハンドルは、リール本体に
回転自在に支持され、スプールを回転させる。回転力伝
達機構は、ハンドルからの回転力をスプールに伝達する
機構である。クラッチ機構は、ハンドルとスプールとの
間で回転力の伝達及び遮断を行うための機構である。ク
ラッチ操作レバーは、第1の側板の内側面に配置され、
クラッチ機構を操作するためのレバーである。泥噛み防
止突起は、リング部外周面及び両側板の外周対向壁の少
なくともいずれか一方に、他方側に近接するように形成
されている。
【0008】発明2に係る両軸受リールは、発明1のリ
ールにおいて、前記泥噛み防止突起は前記リング部に形
成されている。発明3に係る両軸受リールは、発明1又
は2のリールにおいて、前記スプールは、前記泥噛み防
止突起の前記フランジ部側の内周端部から前記フランジ
部にかけて、前記フランジ部に近づくにつれて径が小さ
くなる傾斜部を有している。
【0009】発明4に係る両軸受リールは、発明1から
3のいずれかのリールにおいて、前記泥噛み防止突起
は、外周側に行くにしたがって軸方向厚みが薄くなるよ
うに形成されるとともに、前記フランジ部側の側面が前
記スプールの回転軸芯に対して直交している。発明5に
係る両軸受リールは、発明1から4のいずれかのリール
において、前記リール本体の両側板は前記リング部の内
周面に対向する内周対向壁を有し、前記内周対向壁より
半径方向内方側に前記スプールを前記リール本体に回転
自在に支持する軸支部が配置されている。
【0010】
【作用】発明1に係る両軸受リールでは、たとえば釣り
糸を繰り出す際には、クラッチ機構を離脱させ、スプー
ルの回転によってハンドルが回転されないようにする。
釣り糸を繰り出す際には、スプール上方に形成された開
口から指を側板間に挿入し、スプールを押さえてサミン
グを行う。そして、所定の長さの釣り糸が繰り出された
後は、クラッチ操作レバーを操作してクラッチ機構をオ
ンする。この状態では、ハンドルからの回転力は回転力
伝達機構を介してスプールに伝達されるので、ハンドル
を操作することによって釣り糸をスプールに巻き付ける
ことができる。
【0011】ここで、サミングを行ったり、クラッチ操
作レバーを操作する際に、指についた糠等の泥(異物)
が、スプールに付着する。すると、これらの泥はスプー
ルのフランジ部からリング部を伝わってリール本体内部
に侵入しようとする。しかし、この発明では、スプール
のリング部外周面及びリール本体側板の外周対向壁の少
なくともいずれか一方に泥噛み防止突起が他方側に近接
するように形成されているので、この泥噛み防止突起に
よって泥のリール本体内部への侵入が抑えられる。ま
た、リング部及び外周対向壁は突起によって近接してい
るので、偏荷重によりスプールが傾いた場合でもリング
部と外周対向壁とが接触しにくい。
【0012】発明2に係る両軸受リールでは、前記泥噛
み防止突起がスプールのリング部に形成されているの
で、リール本体側の外周対向壁に形成する場合に比較し
て製造が容易である。発明3に係る両軸受リールでは、
前記スプールは、泥噛み防止突起のフランジ部側の内周
端部からフランジ部にかけて内周側に傾く傾斜部を有し
ている。ここでは、泥噛み防止突起に泥が付着しても、
スプールの回転によって泥が傾斜部に沿って落下し、リ
ール本体内への泥の侵入をより少なくする。
【0013】発明4に係る両軸受リールでは、泥噛み防
止突起は外周側先端がとがっているので、リール本体側
の外周対向壁との接触のおそれがより低くなる。また、
泥噛み防止突起のフランジ部側の側面は垂直壁となって
いるので、泥噛み防止突起と外周対向壁との間に泥が詰
まりにくくなる。発明5に係る両軸受リールでは、リー
ル本体の両側板がリング部の内周面に対向する内周対向
壁を有している。したがって、リング部からの泥はより
リール本体内へ侵入しにくい。
【0014】
【実施例】図1及び図2に示す両軸受リールは、リール
本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回
転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置
されたブレーキ調整用のブレーキつまみ3とを備えてい
る。リール本体1は、リール取付部材を介して釣り竿4
に固定される。
【0015】リール本体1は、所定の間隔をあけて配置
された1対の側板6,7を有するフレーム8と、フレー
ム8の両側方に装着された第1カバー9及び第2カバー
10とを有している。1対の側板6,7間にはスプール
15が回転自在に配置されており、スプール15の前方
にはスプール15に釣り糸を均一に巻くためのレベルワ
インド機構16が、スプール15の後方にはサムレスト
17がそれぞれ配置されている。また、リール本体1に
おいて、スプール15の上方から前方のレベルワインド
機構16の上方にかけて開口が形成されており、この開
口に指を挿入してサミングが可能である。
【0016】側板7の外側で第2カバー10内には、図
3に示すように、ハンドル2からの回転力をスプール1
5及びレベルワインド機構16に伝えるための回転伝達
機構20と、回転伝達機構20内に設けられたクラッチ
機構21とを有している。回転伝達機構20は、スプー
ル15から逆に回転力がハンドル2側に伝達された場合
の回転方向及び回転力を規制するための回転規制機構2
2を含んでいる。
【0017】スプール15は、両側部にフランジ部25
を有しており、両フランジ部25の間に釣り糸が巻かれ
る胴部26を有している。また、フランジ部25の外周
には、軸方向外方に延びるように形成された筒状のリン
グ部27を有している。スプール15の中心に固定され
たスプール軸28は、第2カバー10内に延び、軸受2
9、30を介して側板7及び第2カバー10に回転自在
に支持されている。
【0018】回転伝達機構20は、一端にハンドル2が
固定されたハンドル軸35と、ハンドル軸35の他端に
固定されたメインギア36と、メインギア36に噛み合
うピニオンギア37とを有している。なお、メインギア
36には、レベルワインド機構16を構成するギア38
が噛み合っている。ハンドル軸35は、スプール軸28
と平行に配置されており、一端側が軸受39を介して側
板7に回転自在に支持されている。メインギア36はハ
ンドル軸35の一端側に相対回転不能に固定されてい
る。このような構成では、クラッチ機構21がオンされ
た状態では、ハンドル2の回転が直接スプール15に伝
達される。ピニオンギア37は、スプール軸28にスラ
イド自在に装着されており、図3の実線で示すクラッチ
係合(オン)位置と一点鎖線で示すクラッチ離脱(オ
フ)位置とをとり得る。なお、図3では、便宜上、スプ
ール軸28の上半分をクラッチオン位置、下半分をクラ
ッチオフ位置として示している。ピニオンギア37は、
一端側(ハンドル2側)の外周部に形成された歯部37
aと、他端側(スプール側)に形成された噛み合い部3
7bと、歯部37aと噛み合い部37bとの間に形成さ
れた小径部37cとを有している。噛み合い部37bの
中心部には係合溝が形成されており、スプール軸28に
形成された係合用の凸部28aと係合あるいは離脱が可
能である。このように、ピニオンギア37の噛み合い部
37bとスプール軸28の凸部28aとによりクラッチ
機構21が構成されている。
【0019】ここで、図4及び図5を用いてスプール外
周部と側板とについて詳細に説明する。側板6及び側板
7は同様の構成であるので、ここでは側板7についての
み説明する。側板7には、スプール15のリング部27
先端が入り込むことが可能な溝7aが全周にわたって形
成されている。この溝7aにより、リング部27の内周
面に対向する内周対向壁7bと、リング部27の外周面
に対向する外周対向壁7cとが形成されている。そし
て、リング部27の外周面には泥噛み防止用の突起40
が形成されている。突起40は、外周対向壁7cの端部
に対向する位置に形成されている。図5に拡大して示す
ように、突起40は、外周側に行くにしたがってその厚
みが薄くなるように、外周側に頂点を有する断面三角形
状であり、側板7側の面40aは斜面であり、内側の面
40bはスプール軸28の軸芯に対して直交する垂直な
面となっている。また、スプール15において、突起4
0の垂直面40bの内周端部からフランジ部25にかけ
ては、内周側に傾く傾斜部27aが形成されている。
【0020】次にクラッチ機構を操作するためのクラッ
チ操作機構について説明する。クラッチ操作機構は、図
6に示すように、クラッチヨーク50を有している。ク
ラッチヨーク50は、スプール軸28の外周に配置され
ており、対向する位置に配置された2本の支持ピン51
によってスプール軸28の軸芯と平行に移動可能であ
る。なお、スプール軸28はクラッチヨーク50に対し
て相対回転が可能である。すなわち、スプール軸28が
回転しても、クラッチヨーク50は回転しないようにな
っている。また、クラッチヨーク50はその中央部にピ
ニオンギア37の小径部37cに係合する係合部50a
を有している。また、クラッチヨーク50を支持する各
支持ピン51の外周で、クラッチヨーク50と第2カバ
ー10との間にはスプリング52が配置されており、ク
ラッチヨーク50は常にスプリング52によって内方
(スプール15側)に付勢されている。
【0021】このような構成では、通常はピニオンギア
37は内方のクラッチ係合位置に位置しており、その噛
み合い部37bとスプール軸28の凸部28aとが係合
してクラッチオン状態となっている。一方、クラッチヨ
ーク50によってピニオンギア37が外方に移動させら
れた場合には、噛み合い部37bと凸部28aとの係合
が外れ、クラッチオフ状態となる。
【0022】クラッチ操作機構はさらに、クラッチカム
55と、第1クラッチプレート56と、第2クラッチプ
レート57と、クラッチカム55の下方に配置されたク
ラッチ解除部材58とを有している。クラッチカム55
は、スプール軸28を中心に回動自在であり、クラッチ
解除部材58が装着される突出部55bと、スプール軸
28と同心のカム部55cとを有している。クラッチカ
ム55と第1及び第2クラッチプレート56、57とは
係合しており、両クラッチプレート56、57はクラッ
チカム55を介して連動している。さらに第1プレート
56は側板7から両側板間に延び、その先端がサムレス
ト17に連結されている。また、第2プレート57は、
図4に示すように、側板7からリール本体1の上方に延
び、その先端がクラッチ操作レバー59に連結されてい
る。したがって、サムレスト17あるいはクラッチ操作
レバー59を操作することによって、クラッチのオン、
オフの切り換えを行うことができる。なお、クラッチ解
除レバー58は、ハンドルによって回転する部材に当接
するようになっており、ハンドルの操作によってもクラ
ッチのオフからオンへの切り換えが可能である。
【0023】第2クラッチプレート57に連結されたク
ラッチ操作レバー59は、図4に示すように、側板7の
上部内側面に配置されている。側板7の上部には、スプ
ール15の外周に沿うように凹部7aが形成されてい
る。この凹部7aの側板6に対向する面、すなわち側板
7の内側面7bに、クラッチ操作レバー59が内側面7
bに沿ってスライド自在に配置されている。
【0024】次に動作について説明する。通常の状態で
は、クラッチヨーク50はスプリング52によってスプ
ール15側に押されており、これによりピニオン37は
クラッチ係合位置に移動させられている。この状態で
は、ピニオン37の噛み合い部37bとスプール軸28
の凸部28aとが噛み合ってクラッチオン状態となって
おり、ハンドル2からの回転力は、ハンドル軸35、メ
インギア36及びピニオン37を介してスプール軸28
及びスプール15に伝達される。
【0025】本実施例の竿及びリールを用いて特にチヌ
釣りを行う場合の動作について説明する。まず餌として
の糠団子を針につける。そして、糠団子をつけた手でリ
ール及び釣竿を持つ。このとき、親指の腹部分をスプー
ル15上に載せ、さらにサムレスト17上に載せる。次
に親指の根元部分でサムレスト17を下方に押すと、第
1クラッチプレート56が図6において反時計回りに回
動し、これによりクラッチカム55がクラッチヨーク5
0を外方に追い出す。したがって、ピニオン37の噛み
合い部37bとスプール軸28の凸部28aとの噛み合
いが外れ、クラッチはオフとなる。この状態では、サミ
ングの加減によって釣り糸を所望のスピードで繰り出す
ことができる。
【0026】所望長さの釣り糸が繰り出されると、釣り
糸の繰り出しを止めるためにクラッチをオンする。この
場合は、サミングしている指の先で、側板7からスプー
ル側に突出しているクラッチ操作レバー59を前方に押
す。これにより第2クラッチプレート57が図6におい
て時計回りに回動する。すると、クラッチカム55はス
プリング52によって内方に移動させられる。これによ
りクラッチはオンとなり、釣り糸の繰り出しは停止す
る。
【0027】また、クラッチオフ状態において、ハンド
ル2によりハンドル軸35を釣り糸の巻き取り方向に回
転させれば、メインギア31に固定されたピン(図示せ
ず)が回転し、これがクラッチ解除部材58に当接す
る。これにより第1クラッチプレート56が図6におい
て時計回りに回動させられ、クラッチはオン状態とな
る。
【0028】このように本実施例では、側板7の内側面
にクラッチ操作レバー59が配置されているので、サミ
ングをしている指をスプール15から離すことなくクラ
ッチ操作を行うことができる。以上の操作時において、
糠団子を針に装着した指でサミングを行うので、スプー
ル15のフランジ部に糠を含む泥が多量に付着する。し
かも、本実施例のリールでは、クラッチ操作レバー59
が側板7の内側面に設けられているため、クラッチ操作
レバー59の操作時に、糠等がスプール15と側板7と
の間からリール本体内に侵入する機会が多い。しかし本
実施例では、スプールのリング部に泥噛み防止用の突起
40を形成しているので、糠等のリール本体内への侵入
を抑えられる。また、突起40の内方側の側面40bは
垂直面であり、さらにその内方側は内周側に傾斜する傾
斜部となっているので、より糠等が侵入しにくくなって
いる。
【0029】なお、前記実施例では泥噛み防止突起をス
プールのリング部に形成したが、この突起をリール本体
側板の外周対向壁に形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】発明1に係る両軸受リールでは、スプー
ルのリング部外周面及びリール本体側板の外周対向壁の
少なくともいずれか一方に泥噛み防止突起が他方側に近
接するように形成されているので、サミングを行った
り、クラッチ操作レバーを操作する際に、糠等の泥(異
物)がスプールのフランジ部からリング部を伝わってリ
ール本体内部に侵入するのを少なくできる。
【0031】発明2に係る両軸受リールでは、前記泥噛
み防止突起がスプール側に形成されているので、リール
本体側に形成する場合に比較して製造が容易である。発
明3に係る両軸受リールでは、前記スプールは、泥噛み
防止突起のフランジ部側の内周端部からフランジ部にか
けて内周側に傾く傾斜部を有しているので、スプールの
回転によって泥が傾斜部に沿って落下しやすくなる。
【0032】発明4に係る両軸受リールでは、泥噛み防
止突起は外周側先端がとがっているので、リール本体側
の外周対向壁との接触のおそれがより低くなる。また、
泥噛み防止突起のフランジ部側の側面は垂直壁となって
いるので、泥噛み防止突起と外周対向壁との間に泥が詰
まりにくくなる。発明5に係る両軸受リールでは、リー
ル本体の両側板がリング部の内周面に対向する内周対向
壁を有しているので、リング部からの泥はよりリール本
体内へ侵入しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による両軸受リールの平面
図。
【図2】前記両軸受リールの断面側面図。
【図3】前記両軸受リールの断面平面部分図。
【図4】前記両軸受リールのスプール外周部及び側板の
拡大部分図。
【図5】前記スプール外周部の拡大部分図。
【図6】前記両軸受リールのカバーを外した状態の側面
図。
【符号の説明】
1 リール本体 2 ハンドル 6,7 側板 15 スプール 17 サムレスト 20 回転力伝達機構 21 クラッチ機構 25 フランジ部 26 胴部 27 リング部 27a 傾斜部 40 泥噛み防止突起 59 クラッチ操作レバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に釣り糸が巻かれる糸巻き胴部と、前
    記糸巻き胴部両端に形成されたフランジ部と、前記フラ
    ンジ部外周に軸方向外方に延びるように形成されたリン
    グ部とを有するスプールと、 所定の間隔をあけて対向するように配置された第1、第
    2の側板と前記スプール上方に形成された開口とを有す
    るとともに、前記リング部の外周面に対向する外周対向
    壁が前記両側板に形成されたリール本体と、 前記リール本体に回転自在に支持され、前記スプールを
    回転させるためのハンドルと、 前記ハンドルからの回転力を前記スプールに伝達する回
    転力伝達機構と、 前記ハンドルとスプールとの間で回転力の伝達及び遮断
    を行うためのクラッチ機構と、 前記第1の側板の内側面に配置され、前記クラッチ機構
    を操作するためのクラッチ操作レバーと、 前記リング部外周面及び両側板の外周対向壁の少なくと
    もいずれか一方に、他方側に近接するように形成された
    泥噛み防止突起と、を備えた両軸受リール。
  2. 【請求項2】前記泥噛み防止突起は前記リング部に形成
    されている、請求項1に記載の両軸受リール。
  3. 【請求項3】前記スプールは、前記泥噛み防止突起の前
    記フランジ部側の内周端部から前記フランジ部にかけ
    て、前記フランジ部に近づくにつれて径が小さくなる傾
    斜部を有している、請求項1又は2に記載の両軸受リー
    ル。
  4. 【請求項4】前記泥噛み防止突起は、外周側に行くにし
    たがって軸方向厚みが薄くなるように形成されるととも
    に、前記フランジ部側の側面が前記スプールの回転軸芯
    に対して直交している、請求項1から3のいずれかに記
    載の両軸受リール。
  5. 【請求項5】前記リール本体の両側板は前記リング部の
    内周面に対向する内周対向壁を有し、前記内周対向壁よ
    り半径方向内方側に前記スプールを前記リール本体に回
    転自在に支持する軸支部が配置されている、請求項1か
    ら4のいずれかに記載の両軸受リール。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006006192A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Shimano Inc 両軸受リールのスプール
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