JPH0242137Y2 - - Google Patents

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JPH0242137Y2
JPH0242137Y2 JP15369984U JP15369984U JPH0242137Y2 JP H0242137 Y2 JPH0242137 Y2 JP H0242137Y2 JP 15369984 U JP15369984 U JP 15369984U JP 15369984 U JP15369984 U JP 15369984U JP H0242137 Y2 JPH0242137 Y2 JP H0242137Y2
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handle
shaft
spool
reel
gear
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【考案の詳細な説明】 考案の目的 本考案は魚釣用電動リールにおいて電動捲取り
作用に手動捲取りを同時併用して釣糸の捲取りを
効率的に行うようにしたものである。
従来の技術 魚釣用リールに電動機を装着することは特公昭
50−26790号公報等で知られているが、従来の方
式は電動捲取り操作と手動捲取り操作とを夫々別
個に切換えて操作しなければならず、両操作を同
時に併用することができないのが現状である。
ところが深場釣りの如く長大な釣糸を迅速に捲
取りたいときには、電動リールの捲取り速度は手
動捲取り速度に比し遅いため、手動操作だけで捲
取らなければならず、多大の労力を要する欠陥が
ある。
考案の解決しようとする問題点 本考案は電動リールにおいて電動捲取り動作に
手動捲取り操作を同時に併用できるようにして特
に迅速な釣糸の捲取り操作を少労力で効率良く行
うようにしたものである。
考案の構成 本考案は上記目的を達成するための構成とし
て、電動機を両軸受型リールのスプールにクラツ
チ機構を介して切換自在に連結し、スプール軸に
対してクラツチ機構で係脱自在のピニオンをハン
ドル軸の駆動歯車に噛合せしめると共に前記ハン
ドル軸にハンドルを捲取り方向のみに係合するよ
うに一方向クラツチを介して取付けたことを要旨
とするものである。
本考案の実施例を図面について説明すると、両
軸受型リールのリール側板1,2に支承されたス
プール軸3にはスプール4が固着され、該スプー
ル4のリール側板1の側のフランジ部には歯車5
が固着されている。
前記リール側板1,2の後部には電動機6が装
着され、その駆動軸7の駆動歯車8は第1中間軸
9の大歯車10と噛合すると共に該第1中間軸9
の小歯車11は第2中間軸12に軸方向のみ摺動
自在に嵌装されかつ発条13で附勢された歯車1
4に噛合し、更に該歯車14の内側部には係合凹
部15が形成されている。
また第2中間軸12には前記歯車5と噛合しか
つ前記係合凹部15に係着する係合部16を一体
に形成した歯車17が固着され、該歯車17の係
合部16部分に嵌合したクラツチ板18を作動レ
バー19で摺動することによりクラツチ板18の
作動突部20で歯車14を押圧自在に形成し、第
4図及び第5図のように作動突部20が歯車14
を発条13に抗して外側に押圧したときは係合凹
部15を係合部16から離脱し、第1図及び第3
図のように作動突部20が歯車14を押圧しない
ときは歯車14の係合凹部15は発条13の附勢
力で係合部16に係合して電動機6でスプール4
を回動できるように構成されている。
またスプール軸3のリール側板2側に形成され
た係合部21には発条22で附勢されたクラツチ
プレート23で軸方向に摺動自在のピニオン24
が係脱自在に設けられ、前記クラツチプレート2
3を公知のようにスライドプレート25で作動し
ピニオン24をスプール軸3に係合したり、分離
したりできるように形成されると共に前記ピニオ
ン24はこれまた公知のようにハンドル軸26と
一体的に回動する駆動歯車27と噛合している。
前記ハンドル軸26の断面は欠円状に形成され
その端部には押え板28を有する押え筒29が螺
合されると共に該押え筒29の軸筒部には鍔板3
0を有する軸筒31が回動自在嵌着し、更に該軸
筒31の外周部にはハンドル32が嵌合し鍔板3
0にビス33で固定されている。
しかして前記押え板28には押出し面34′と
係止面34″を有する切欠34が形成されると共
に鍔板30には1乃至複数の溝孔35が半径方向
に対して稍々傾斜して設けられ、各溝孔35には
ボール36が嵌合支承されており、更に押え板2
8の外端面にはボール反転片37を一体に形成し
た取付板38が固着され、前記ボール反転片37
は略切欠34部分の鍔板30外周縁部に位置して
いる。
従つてハンドル32を釣糸捲取り方向である時
計廻り方向に回動すると、ボール反転片37で溝
孔35を中心部に押しやられたボール36のうち
押え板28の切欠34内に入り込んだボール36
は係止面34″に係合して、ハンドル32は第1
0図のように軸筒31、押え筒29を介してハン
ドル軸26と一体的となり、ハンドル軸26を回
動して釣糸をスプール4に捲取ることができる。
またハンドル軸26が時計廻り方向に回動する
と、切欠34に入り込んだボール36はその都度
切欠34の押出し面34′によつて溝孔35の外
方に押出され、ハンドル軸26はハンドル32に
係合しないのでハンドル32は回転しない。
なお図中、36はカバー、40は電動機スイツ
チ、41はコードである。
本考案実施例は上記のように構成されているか
ら、釣糸を電動機6で捲揚する場合には、作動レ
バー19で歯車14の係合凹部15を歯車17の
係合部16に結合すると共にスライドプレート2
5もピニオン24をスプール軸3に係合した状態
で電動機6を駆動すると、スプール4は駆動軸7
から順次第1中間軸、第2中間軸12及び歯車5
を介して回動され釣糸を捲取ることができるが、
ハンドル32はハンドル軸26が回動しても回動
しない。
またこの状態でハンドル32を回動すればボー
ル36は切欠34の係止面34″に係合してハン
ドル32はハンドル軸26と一体に係合し電動機
6による捲取作用を行いながら釣糸を手動でまき
とることができる。
次に手動のみによつて釣糸を捲取る場合には、
作動レバー19で歯車14の係合凹部15を歯車
17の係合部16から分離すれば良く、また釣糸
を繰出す場合には、これに加えて更にスライドプ
レート25でピニオン24をスプール軸3の係合
部21から分離してスプール4を逆転して釣糸を
繰り出すものである。
第13図及び第15図にはハンドル軸26とハ
ンドル32との間の一方向クラツチの別実施例で
あつて、第13図は押え板28の中心部に磁石4
2を設置しボール36を吸引するようにして切欠
34への係合作用を一層円滑に行うようにしたも
のであり、第14図はボール反転片37に代えて
磁石42だけでボール36を切欠34へ入り込ま
せるようにしたものであり、更に第15図は各溝
孔35の内端部に夫々磁石42を設置してボール
36を切欠35に入り込ませるように形成したも
のである。
なお本考案における前記ハンドル軸26とハン
ドル32との間の一方向クラツチ機構及び電動機
6とスプール4間の連動機構並びにこれに設ける
クラツチ着脱機構は前記実施例に限定されるもの
ではない。
本考案は電動機とスプールの間及びスプール軸
とハンドル軸によつて連動されるピニオンとの間
に夫々クラツチ機構を設けてこれらクラツチ機構
を夫々係脱することにより電動捲取り操作と手動
捲取り操作を選択使用できると共に特にこれに加
えてハンドル軸とハンドル間には捲取方向のみ係
合する一方向クラツチを設けたので、電動捲取り
動作中に手動捲取り操作を同時に併用でき、従つ
て例えば深場釣りの如く長大な釣糸を捲取る場合
でも電動捲取りと手動捲取りを併用することによ
り少労力で迅速に捲取ることができ、従来のこの
種電動リールでは期待できない巾広い魚釣り操作
ができる優れた特徴と実用性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一部切欠平面図、第2図は第
1図A〜A線断面図、第3図及び第4図は夫々電
動機のクラツチ機構の正面図、第5図は同横断平
面図、第6図は同分解斜視図、第7図乃至第10
図は夫々ハンドル軸とハンドルとの間の一方向ク
ラツチ機構の縦断正面図、第11図は同作動説明
図、第12図は同分解斜視図、第13図乃至第1
5図は夫々本考案の一方向クラツチ機構の別実施
例の正面図である。 3……スプール軸、4……スプール、15……
係合凹部、16……係合部、19……作動レバ
ー、24……ピニオン、25……スライドプレー
ト、26……ハンドル軸、27……駆動歯車、3
4……切欠、35……溝孔、36……ボール、3
8……ボール反転片、42……磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電動機を両軸受型リールのスプールにクラツチ
    機構を介して切換自在に連結し、スプール軸に対
    してクラツチ機構で係脱自在のピニオンをハンド
    ル軸の駆動歯車に噛合せしめると共に前記ハンド
    ル軸にハンドルを捲取り方向のみに係合するよう
    に一方向クラツチを介して取付けた魚釣用電動リ
    ール。
JP15369984U 1984-10-12 1984-10-12 Expired JPH0242137Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15369984U JPH0242137Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15369984U JPH0242137Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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Publication Number Publication Date
JPS6169976U JPS6169976U (ja) 1986-05-13
JPH0242137Y2 true JPH0242137Y2 (ja) 1990-11-09

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ID=30711711

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JP15369984U Expired JPH0242137Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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JPH0425976Y2 (ja) * 1986-04-23 1992-06-23

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JPS6169976U (ja) 1986-05-13

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