JP2013164285A - 電子デバイスおよびその製造方法、並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】気密性の高いキャビティーを容易に形成することができる電子デバイスを提供する。
【解決手段】本発明に係る電子デバイス100は、第1面11を有する第1部材10と、第1部材10の第1面11側に載置されている第2部材50と、第1部材10および第2部材50に囲まれるキャビティー56に収容されている機能素子80と、キャビティー56の外側であって、第1部材10の第1面11側に設けられている外部接続端子30と、第1部材10の第1面11側に設けられ、キャビティー56の内側から外側に延在する溝部15と、溝部15内に設けられ、機能素子80と外部接続端子30とを電気的に接続している配線20と、第2部材50の、平面視において溝部15と重なる位置に設けられている第1貫通孔57と、第1貫通孔57内に設けられ、溝部15を埋める充填部材60と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子デバイスおよびその製造方法、並びに電子機器に関する。
近年、例えばシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を用いて物理量を検出する機能素子を備えた電子デバイスが開発されている。
機能素子としては、例えば、固定配置された固定電極と、固定電極に対して間隔を隔てて対向するとともに変位可能に設けられた可動電極と、を有し、固定電極と可動電極との間の静電容量に基づいて、加速度等の物理量を検出する物理量センサー素子が知られている(特許文献1参照)。
このような機能素子は、パッケージのキャビティーに収容されて、電子デバイスとして使用される。
特開2000−286430号公報
しかしながら、上記のような電子デバイスでは、機能素子に電気的に接続された配線を、キャビティーの内側から外側に引き出す必要があり、気密性の高いキャビティーを得ることが困難となることがある。キャビティーの気密性が低下すると、機能素子の検出感度が低下することがある。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、気密性の高いキャビティーを容易に形成することができる電子デバイスを提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、気密性の高いキャビティーを容易に形成することができる電子デバイスの製造方法を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記の電子デバイスを含む電子機器を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係る電子デバイスは、
第1面を有する第1部材と、
前記第1部材の前記第1面側に載置されている第2部材と、
前記第1部材および前記第2部材に囲まれるキャビティーに収容されている機能素子と、
前記キャビティーの外側であって、前記第1部材の前記第1面側に設けられている外部接続端子と、
前記第1部材の前記第1面側に設けられ、前記キャビティーの内側から外側に延在する溝部と、
前記溝部内に設けられ、前記機能素子と前記外部接続端子とを電気的に接続している配線と、
前記第2部材の、平面視において前記溝部と重なる位置に設けられている第1貫通孔と、
前記第1貫通孔内に設けられ、前記溝部を埋める充填部材と、
を含む。
このような電子デバイスによれば、充填部材によってキャビティーを密閉することができ、気密性の高いキャビティーを容易に形成することができる。
なお、本発明に係る記載では、「電気的に接続」という文言を、例えば、「特定の部材(以下「A部材」という)に「電気的に接続」された他の特定の部材(以下「B部材」という)」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A部材とB部材とが、直接接して電気的に接続されているような場合と、A部材とB部材とが、他の部材を介して電気的に接続されているような場合とが含まれるものとして、「電気的に接続」という文言を用いている。
[適用例2]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第1部材の材質は、ガラスであり、
前記第2部材の材質は、シリコンであり、
前記第1部材と前記第2部材とは、陽極接合されていてもよい。
このような電子デバイスによれば、第2部材を第1部材に強固に接合することができ、電子デバイスの耐衝撃性を向上させることができる。さらに、例えば、ガラスフリット等の接着部材によって第1部材と第2部材とを接合させる場合には、接合時に接着部材が広がるため、接合しろとしてある程度の領域が必要となるが、陽極接合によれば、このような領域を小さくすることができる。そのため、電子デバイスの小型化を図ることができる。
[適用例3]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第1貫通孔の形状は、前記第1部材側に向かうにつれて開口径が小さくなるテーパー形状であってもよい。
このような電子デバイスによれば、充填部材を、第1貫通孔の内面に容易に形成することができる。
[適用例4]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記充填部材は、絶縁膜であってもよい。
このような電子デバイスによれば、配線が複数設けられた場合に、複数の配線が互いに短絡することを防止することができる。
[適用例5]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第2部材に設けられ、前記キャビティーと連通する第2貫通孔と、
前記第2貫通孔を塞ぐ封止部材と、
を、さらに含んでもよい。
このような電子デバイスによれば、第2貫通孔を通して、キャビティーを、不活性ガス(例えば窒素ガス)雰囲気とすることができる。また、第2貫通孔を通して、キャビティーの真空度を調整することができる。
[適用例6]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第2部材の、前記配線と対向する面には、凹部が設けられていてもよい。
このような電子デバイスによれば、凹部により、配線と第2部材との間の寄生容量を小さくすることができる。これにより、電子デバイスの高感度化を図ることができる。
[適用例7]
本適用例に係る電子デバイスの製造方法は、
ガラス製の第1部材の第1面側に設けられている溝部内に配線を形成する工程と、
前記第1部材の前記第1面側に、前記配線と電気的に接続される外部接続端子を形成する工程と、
前記第1部材の前記第1面側に、前記配線と電気的に接続される機能素子を形成する工程と、
貫通孔が設けられているシリコン製の第2部材を用意し、前記貫通孔および前記溝部が平面視で重なるように前記第1部材および前記第2部材を陽極接合して前記第1部材および前記第2部材に囲まれるキャビティーに前記機能素子を収容する工程と、
前記貫通孔から前記溝部内に充填部材を埋める工程と、
を含む。
このような電子デバイスの製造方法によれば、充填部材によってキャビティーを密閉することができ、気密性の高いキャビティーを備えた電子デバイスを、容易に形成することができる。さらに、陽極接合によって、第2部材を第1部材に強固に接合することができ、電子デバイスの耐衝撃性の向上を図ることができる。さらに、例えば、ガラスフリット等の接着部材によって第1部材と第2部材とを接合させる場合には、接合時に接着部材が広がるため、接合しろとしてある程度の領域が必要となるが、陽極接合によれば、このような領域を小さくすることができる。そのため、電子デバイスの小型化を図ることができる。
[適用例8]
本適用例に係る電子デバイスの製造方法において、
前記貫通孔は、ウェットエッチングによって形成されてもよい。
このような電子デバイスの製造方法によれば、第1貫通孔の形状を、第1部材側に向かうにつれて開口径が小さくなるテーパー形状にすることができる。これにより、充填部材を、第1貫通孔の内面に容易に形成することができる。
[適用例9]
本適用例に係る電子機器は、
本適用例に係る電子デバイスを含む。
このような電子機器によれば、本適用例に係る電子デバイスを含むため、高い感度を有することができる。
本実施形態に係る電子デバイスを模式的に示す平面図。 本実施形態に係る電子デバイスを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態の変形例に係る電子デバイスを模式的に示す平面図。 本実施形態の変形例に係る電子デバイスを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 電子デバイス
まず、本実施形態に係る電子デバイスについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る電子デバイス100を模式的に示す平面図である。図2は、本実施形態に係る電子デバイス100を模式的に示す図1のII−II線断面図である。図3は、本実施形態に係る電子デバイス100を模式的に示す図1のIII−III線断面図である。なお、図1〜図3では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、Z軸を図示している。
電子デバイス100は、図1〜図3に示すように、基体(第1部材)10と、溝部15と、配線20と、外部接続端子30と、蓋体(第2部材)50と、第1貫通孔(貫通孔)57と、充填部材60と、機能素子80と、を含む。さらに、電子デバイス100は、溝部16,17と、配線22,24と、外部接続端子32,34と、第2貫通孔58と、封止部材70と、を含むことができる。なお、便宜上、図1では、蓋体50、充填部材60、および封止部材70を透視して図示している。
基体10の材質は、例えば、ガラス、シリコンである。基体10は、図2に示すように、第1面11と、第1面11と反対側の第2面12と、を有している。第1面11には、凹部14が設けられている。凹部14の上方には、機能素子80の可動部86および可動電極部87が配置され、凹部14によって、可動部86および可動電極部87は、基体10に妨害されることなく、所望の方向に可動することができる。凹部14の平面形状(Z軸方向から見たときの形状)は、特に限定されないが、図1に示す例では、長方形である。
溝部15は、基体10の第1面11に設けられている。溝部15は、基体10および蓋体50によって囲まれるキャビティー56の内側から外側に延在している。溝部15は、例えば、配線20および外部接続端子30の平面形状に対応した平面形状を有している。
同様に、溝部16,17は、基体10の第1面11に設けられている。図1に示す例では、溝部16,17は、凹部14の外周に沿うように設けられている。溝部16,17は、キャビティー56の内側から外側に延在している。溝部16は、例えば、配線22および外部接続端子32の平面形状に対応した平面形状を有している。溝部17は、例えば、配線24および外部接続端子34の平面形状に対応した平面形状を有している。
溝部15,16,17の深さ(Z軸方向の大きさ)は、配線20,22,24および外部接続端子30,32,34の厚み(Z軸方向の大きさ)よりも大きい。これにより、配線20,22,24および外部接続端子30,32,34が、第1面11よりも上方(+Z方向)に突出することを防止することができる。
配線20は、溝部15内に設けられている。より具体的には、配線20は、溝部15の底面を規定する基体10の面に設けられている。配線20は、機能素子80と外部接続端子30とを電気的に接続している。図示の例では、配線20は、溝部15内に設けられたコンタクト部40を介して、機能素子80の固定部81に接続されている。
配線22は、溝部16内に設けられている。より具体的には、配線22は、溝部16の底面を規定する基体10の面に設けられている。配線22は、機能素子80と外部接続端子32とを電気的に接続している。図示の例では、配線22は、コンタクト部42を介して、機能素子80の固定電極部88に接続されている。
配線24は、溝部17内に設けられている。より具体的には、配線24は、溝部17の底面を規定する基体10の面に設けられている。配線24は、機能素子80と外部接続端子34とを電気的に接続している。図示の例では、配線24は、コンタクト部44を介して、機能素子80の固定電極部89に接続されている。
外部接続端子30は、基体10の第1面11側に設けられている。図2に示す例では、外部接続端子30は、溝部15内であって配線20上に設けられている。外部接続端子30は、キャビティー56の外側に配置されている。すなわち、外部接続端子30は、蓋体50と重ならない位置に設けられている。
同様に、外部接続端子32,34は、基体10の第1面11側に設けられている。例えば、外部接続端子32は、溝部16内であって配線22上に設けられ、外部接続端子34は、溝部17内であって配線24上に設けられている。外部接続端子32,34は、キャビティー56の外側に配置されている。図1に示す例では、外部接続端子30,32,34は、Y軸に沿って並んで配置されている。
配線20,22,24および外部接続端子30,32,34の材質は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、アルミニウム、金、白金、チタン、タングステン、クロム、等である。コンタクト部40,42,44の材質は、例えば、金、銅、アルミニウム、白金、チタン、タングステン、クロム、等である。配線20,22,24および外部接続端子30,32,34の材質がITO等の透明電極材料であると、基体10が透明である場合に、例えば、配線20,22,24上や外部接続端子30,32,34上に存在する異物を、基体10の第2面12側から容易に視認することができる。
なお、上記では、一例として、3つの配線20,22,24および3つの外部接続端子30,32,34を備える電子デバイス100について説明したが、配線および外部接続端子の数は、機能素子80の形状や数によって適宜変更することができる。
蓋体50は、基体10の第1面11に載置されている。図2および図3に示す例では、蓋体50は、基体10上に載置されている。蓋体50は、第3面51と、第3面51と反対側の第4面52と、を有している。第4面52は、基体10(第1面11)と接合される部分を含むことができる。第4面52には、キャビティー56を形成する凹部が設けられ、これにより、蓋体50は、キャビティー56を規定する第5面53を有することができる。
蓋体50は、図2に示すように、配線20が溝部15内に設けられていることにより、配線20と離間して配置されている。より具体的には、蓋体50の第4面52は、配線20と空隙を介して対向配置された部分を含んでいる。同様に、第4面52は、配線22,24と空隙を介して対向配置された部分を含んでいる。
蓋体50の材質は、例えば、シリコン、ガラスである。蓋体50と基体10との接合方法は、特に限定されないが、例えば、基体10の材質がガラスであり、蓋体50の材質がシリコンである場合は、基体10と蓋体50とは、陽極接合されることができる。
基体10および蓋体50は、パッケージを構成することができる。基体10および蓋体50は、キャビティー56を形成することができ、キャビティー56に機能素子80を収容することができる。キャビティー56は、例えば、不活性ガス(例えば窒素ガス)雰囲気や減圧状態で密閉されている。
第1貫通孔57は、蓋体50に設けられている。第1貫通孔57は、図1に示すように平面視において(Z軸方向から見て)、溝部15,16,17と重なる位置に設けられている。図3に示す例では、第1貫通孔57は、溝部15,16,17の上方(配線20,22,24の上方)に設けられている。
第1貫通孔57は、図2および図3に示すように、蓋体50の第3面51から第4面52まで設けられ、蓋体50をZ軸方向に貫通している。第1貫通孔57は、例えば、基体10側に向かうにつれて(第3面51から第4面52に向かうにつれて)、開口径が小さくなるテーパー形状であることが好ましい。このような形態では、充填部材60(後述)を成膜時に、孔底まで成膜しやすくなる。
なお、図示の例では、平面視において、溝部15,16,17と重なる1つの第1貫通孔57が設けられているが、複数の溝部15,16,17に対応して複数の貫通孔が設けられていてもよい。このような形態では、例えば、基体10と蓋体50との接合面積を大きくすることができ、接合強度を大きくすることができる。
第2貫通孔58は、蓋体50の第3面51から第5面53まで設けられ、蓋体50をZ軸方向に貫通している。第2貫通孔58は、キャビティー56と連通している。第2貫通孔58は、例えば、基体10側に向かうにつれて(第3面51から第5面53に向かうにつれて)、開口径が小さくなるテーパー形状が好ましい。このような形態では、半田ボール(後述)溶融時に半田ボールの落下を防止することができる。また、キャビティー56側に向かうにつれて開口面積が狭くなっていく構造のため、より確実に封止することができる。
充填部材60は、図2および図3に示すように、第1貫通孔57内および溝部15,16,17内に設けられ、溝部15,16,17を埋めている。図2に示す例では、充填部材60は、溝15の一部を埋めている。充填部材60は、図3に示すように、例えば、第1貫通孔57の内面(第1貫通孔57を規定する蓋体50の面)に沿って設けられ、配線20,22,24および基体10の第1面11に接している。図示はしないが、充填部材60は、第1貫通孔57を完全に埋め込むように設けられていてもよい。充填部材60によって、キャビティー56は、密閉されている。充填部材60としては、例えば、酸化シリコン膜(より具体的には、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)膜)、窒化シリコン(SiN)膜などの絶縁膜を用いる。
封止部材70は、第2貫通孔58内に設けられ、第2貫通孔58を塞いでいる。封止部材70によって、キャビティー56は、密閉されている。封止部材70の材質は、例えば、AuGe、AuSi、AuSn、SnPb、PbAg、SnAgCu、SnZnBiなどの合金である。
機能素子80は、基体10の第1面11に(基体10上に)支持されている。機能素子80は、基体10および蓋体50によって囲まれるキャビティー56に収容されている。以下では、機能素子80が、水平方向(X軸方向)の加速度を検出する加速度センサー素子(静電容量型MEMS加速度センサー素子)である場合について説明する。
機能素子80は、図1および図2に示すように、固定部81,82と、連結部84,85と、可動部86と、可動電極部87と、固定電極部88,89と、を含むことができる。
可動部86は、X軸方向の加速度の変化に応じて、連結部84,85を弾性変形させながら、X軸方向(+X方向または−X方向)に変位する。このような変位に伴って、可動電極部87と固定電極部88との間の隙間、および可動電極部87と固定電極部89との間の隙間の大きさが変化する。すなわち、このような変位に伴って、可動電極部87と固定電極部88との間の静電容量、および可動電極部87と固定電極部89との間の静電容量の大きさが変化する。これらの静電容量の変化に基づいて、機能素子80は(電子デバイス100は)、X軸方向の加速度を検出することができる。
固定部81,82は、基体10の第1面11に接合されている。図示の例では、固定部81,82は、平面視において、凹部14の外周縁を跨ぐように設けられている。
可動部86は、固定部81と固定部82との間に設けられている。図1に示す例では、可動部86の平面形状は、X軸に沿った長辺を有する長方形である。
連結部84,85は、可動部86を固定部81,82に連結している。連結部84,85は、所望のばね定数を持ち、X軸方向に可動部86を変位し得るように構成されている。図1に示す例では、連結部84は、Y軸方向に蛇行しながらX軸方向に延びる形状をなす2つの梁84a,84bによって構成されている。同様に、連結部85は、Y軸方向に蛇行しながらX軸方向に延びる形状をなす2つの梁85a,85bによって構成されている。
可動電極部87は、可動部86に接続されている。可動電極部87は、複数設けられている。可動電極部87は、可動部86から+Y方向および−Y方向に突出し、櫛歯状をなすようにX軸方向に並んでいる。
固定電極部88,89は、一方の端部が固定端として基体10の第1面11に接合され、他方の端部が自由端として可動部86側へ延出している。固定電極部88,89の各々は、複数設けられている。固定電極部88は、配線22と電気的に接続され、固定電極部89は、配線24と電気的に接続されている。固定電極部88,89は、櫛歯状をなすようにX軸方向に交互に並んでいる。固定電極部88,89は、可動電極部87に対して間隔を隔てて対向して設けられ、可動電極部87の一方側(−X方向側)に固定電極部88が配置され、他方側(+X方向側)に固定電極部89が配置されている。
固定部81,82、連結部84,85、可動部86,および可動電極部87は、一体的に形成されている。機能素子80の材質は、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されたシリコンである。
機能素子80(固定部81,82および固定電極部88,89)と基体10との接合方法は、特に限定されないが、例えば、基体10の材質がガラスであり、機能素子80の材質がシリコンである場合は、基体10と機能素子80とは、陽極接合されることができる。
電子デバイス100では、外部接続端子30,32を用いることにより、可動電極部87と固定電極部88との間の静電容量を測定することができる。さらに、電子デバイス100では、外部接続端子30,34を用いることにより、可動電極部87と固定電極部89との間の静電容量を測定することができる。このように電子デバイス100では、可動電極部87と固定電極部88との間の静電容量、および可動電極部87と固定電極部89との間の静電容量を別々に測定し、それらの測定結果に基づいて、高精度に物理量(加速度)を検出することができる。
なお、上記では、機能素子80が、X軸方向の加速度を検出する加速度センサー素子である場合について説明したが、機能素子80は、Y軸方向の加速度を検出する加速度センサー素子であってもよいし、鉛直方向(Z軸方向)の加速度を検出する加速度センサー素子でもあってもよい。また、電子デバイス100には、このような機能素子80が複数搭載されていてもよい。また、機能素子80は、加速度センサー素子に限定されず、例えば、角速度を検出するジャイロセンサー素子や、圧力センサー素子であってもよい。
電子デバイス100によれば、例えば、以下の特徴を有する。
電子デバイス100によれば、蓋体50の、平面視において溝部15,16,17と重なる位置に第1貫通孔57が設けられ、第1貫通孔57内および溝部15,16,17内には、溝部15,16,17を埋める充填部材60が設けられている。そのため、充填部材60によってキャビティー56を密閉することができ、気密性の高いキャビティー56を容易に形成することができる。その結果、機能素子80は、例えば、高い検出感度を有することができる。
さらに、電子デバイス100では、充填部材60によってキャビティー56を密閉することにより、耐水性を向上させることができる。例えば、樹脂などの接着部材によって溝部を埋める場合には、キャビティーの気密性や耐水性が低下することがある。
電子デバイス100によれば、基体10の材質は、ガラスであり、蓋体50の材質は、シリコンであり、基体10および蓋体50は、陽極接合されている。これにより、蓋体50を基体10に強固に接合することができ、電子デバイス100の耐衝撃性を向上させることができる。さらに、例えば、ガラスフリット等の接着部材によって基体と蓋体とを接合させる場合には、接合時に接着部材が広がるため、接合しろとしてある程度の領域が必要となるが、陽極接合によれば、このような領域を小さくすることができる。そのため、電子デバイス100の小型化を図ることができる。
電子デバイス100によれば、第1貫通孔57の形状は、基体10側に向かうにつれて開口径が小さくなるテーパー形状である。そのため、充填部材60を、第1貫通孔57の内面に容易に形成することができる。
電子デバイス100によれば、充填部材60は、絶縁膜である。これにより、配線20,22,24が互いに短絡することを防止することができる。
電子デバイス100によれば、蓋体50に、キャビティー56と連通する第2貫通孔58が設けられ、第2貫通孔58内には、第2貫通孔58を塞ぐ封止部材70が設けられている。そのため、第2貫通孔58を通して、キャビティー56を、不活性ガス(例えば窒素ガス)雰囲気とすることができる。また、第2貫通孔58を通して、キャビティー56の真空度を調整することができる。
2. 電子デバイスの製造方法
次に、本実施形態に係る電子デバイスの製造方法について、図面を参照しながら説明する。図4〜図9は、本実施形態に係る電子デバイス100の製造工程を模式的に示す断面図である。
図4に示すように、基体10の第1面11に、凹部14および溝部15,16,17を形成する。凹部14および溝部15,16,17は、例えば、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術により形成される。これにより、第1面11に凹部14および溝部15,16,17が設けられている基体10を用意することができる。基体10は、例えば、ガラス製である。
図5に示すように、溝部15,16,17内に、それぞれ配線20,22,24を形成する。次に、配線20上に(基板10の第1面11側に)、配線20と電気的に接続されるように、外部接続端子30およびコンタクト部40を形成する。同様に、配線22上に、配線22と電気的に接続されるように、外部接続端子32およびコンタクト部42を形成する(図1参照)。また、配線24上に、配線24と電気的に接続されるように、外部接続端子34およびコンタクト部44を形成する(図1参照)。
配線20,22,24は、例えば、導電層(図示せず)を、スパッタ法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法などによって成膜した後、該導電層を、パターニングすることにより形成される。パターニングは、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によって行われる。外部接続端子30,32,34およびコンタクト部40,42,44は、例えば、配線20,22,24と同じ方法で形成される。また、コンタクト部40,42,44は溝部15,16,17よりも上面(+Z方向)に所望の値で突出していることが好ましい。この構造によると、後述の機能素子80を形成するためのシリコン基板と、基体10と、の接合時に、コンタクト部40,42,44が押しつぶされるため、より確実にシリコン基板との電気的接続を行うことができる。
以上の工程により、配線20,22,24、外部接続端子30,32,34、およびコンタクト部40,42,44が設けられている基体10を用意することができる。
図6に示すように、配線20,22,24と電気的に接続されるように、基体10の第1面11に機能素子80を形成する。より具体的には、機能素子80は、シリコン基板(図示せず)を、平面視において凹部14と重なるように第1面11に載置(接合)し、該シリコン基板を薄膜化させた後にパターニングすることにより形成される。パターニングは、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によって行われる。シリコン基板と基体10の接合は、上述のとおり、陽極接合によって行うことができる。
図7に示すように、蓋体50の第4面52に、キャビティー56となる凹部56aを形成する。次に、蓋体50の第3面51から第4面52まで貫通する第1貫通孔57、および蓋体50の第3面51から第5面53まで貫通する第2貫通孔58を形成する。蓋体50は、例えば、シリコン製である。
凹部56aおよび貫通孔57,58は、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によって形成される。より具体的には、凹部56aは、第4面52側からのウェットエッチングにより形成される。貫通孔57,58は、第3面51側からのウェットエッチングにより形成される。貫通孔57,58をウェットエッチングにより形成することにより、貫通孔57,58の形状を、テーパー形状にすることができる。貫通孔57,58が設けられる蓋体50を、(100)シリコン基板をウェットエッチングにより加工して形成する場合、貫通孔57,58の内面は、(111)面または(111)面と等価な面となる。
なお、第1貫通孔57および第2貫通孔58は、同じウェットエッチング工程によって形成されてもよいし、別々のウェットエッチング工程によって形成されてもよい。また、凹部56aを形成する工程と貫通孔57,58を形成する工程との順序は、限定されない。
以上の工程により、凹部56aおよび貫通孔57,58が設けられている蓋体50を用意することができる。
なお、配線20,22,24、外部接続端子30,32,34、およびコンタクト部40,42,44が設けられている基体10を準備する工程と、凹部56aおよび貫通孔57,58が設けられている蓋体50を準備する工程との順序は、限定されない。
また、基体10の第1面11に機能素子80を形成する工程と、凹部56aおよび貫通孔57,58が設けられている蓋体50を準備する工程との順序は、限定されない。
図8に示すように、第1貫通孔57および溝部15が平面視で重なるように蓋体50および基体10を接合して、基体10および蓋体50によって囲まれるキャビティー56に機能素子80を収容する。基体10と蓋体50との接合は、上述のとおり、陽極接合によって行うことができる。
図9に示すように、第1貫通孔57内および溝部15内に、溝部15を埋めるように充填部材60を形成する。より具体的には、充填部材60を、第1貫通孔57から(第1貫通孔57を通して)溝部15内に埋める。充填部材60は、溝部16,17内にも形成され、溝部16,17を埋めることができる(図3参照)。充填部材60は、CVD法などによって成膜される。このとき、あらかじめ用意した第1貫通孔57に対応する部分に貫通孔310を有するマスク300を用いることが好ましい。マスク300は、例えば、メタルマスク、シリコンマスク、等を使用することができる。この方法を用いることで、第1貫通孔57以外に充填部材60となる絶縁膜が成膜されにくくなるため、パターニング工程が不要となり、工程の簡略化が可能となる。
次に、第2貫通孔58によって、キャビティー56の雰囲気を調整する。例えば、第2貫通孔58を通して、キャビティー56を不活性ガス(窒素ガス)雰囲気にしもよいし、減圧状態にしてもよい。
なお、充填部材60を、CVD法などのように減圧した状態で形成することにより、第2貫通孔58を通してキャビティー56を減圧状態にする工程を、省略することができる。すなわち、第2貫通孔58を設けなくてもよい。これにより、工程の簡略化を図ることができる。例えば、機能素子80がジャイロセンサー素子である場合、キャビティー56は、減圧状態であることが望ましい。これにより、ジャイロセンサー素子の振動現象が空気粘性によって減衰することを抑制できる。
図2に示すように、第2貫通孔58内に封止部材70を形成し、第2貫通孔58を塞ぐ。より具体的には、封止部材70は、第2貫通孔58内に球状の半田ボール(図示せず)を配置し、該半田ボールをレーザー照射によって溶融させることにより形成される。充填部材60および封止部材70によって、キャビティー56を密閉することができる。
以上の工程により、電子デバイス100を製造することができる。
電子デバイス100の製造方法によれば、例えば、以下の特徴を有する。
電子デバイス100の製造方法によれば、蓋体50の、平面視において溝部15,16,17と重なる位置に第1貫通孔57を形成し、第1貫通孔57内および溝部15,16,17内に、溝部15,16,17を埋める充填部材60を形成することができる。そのため、キャビティー56を密閉することができ、気密性の高いキャビティー56を備えた電子デバイス100を、例えば半導体デバイスの作製に用いられる加工技術によって容易に形成することができる。
さらに、電子デバイス100の製造方法では、基体10の材質は、ガラスであり、蓋体50の材質は、シリコンであり、基体10と蓋体50との接合は、陽極接合によって行われる。これにより、蓋体50を基体10に強固に接合することができ、電子デバイス100の耐衝撃性の向上を図ることができる。さらに、例えば、ガラスフリット等の接着部材によって基体と蓋体とを接合させる場合には、接合時に接着部材が広がるため、接合しろとしてある程度の領域が必要となるが、陽極接合によれば、このような領域を小さくすることができる。そのため、電子デバイス100の小型化を図ることができる。
電子デバイス100の製造方法によれば、第1貫通孔57は、ウェットエッチングによって形成される。そのため、第1貫通孔57の形状を、基体10側に向かうにつれて開口径が小さくなるテーパー形状にすることができる。これにより、充填部材60を、第1貫通孔57の内面に容易に形成することができる。
3. 電子デバイスの変形例
次に、本実施形態の変形例に係る電子デバイスについて、図面を参照しながら説明する。図10は、本実施形態の変形例に係る電子デバイス200を模式的に示す平面図である。図11は、本実施形態の変形例に係る電子デバイス200を模式的に示す図10のXI−XI線断面図である。なお、便宜上、図10では、蓋体50、充填部材60、および封止部材70を透視して図示している。
以下、本実施形態の変形例に係る電子デバイス200において、本実施形態に係る電子デバイス100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
電子デバイス200では、図10および図11に示すように、蓋体50の第4面52に、凹部250,252,254が設けられている。より具体的には、凹部250は、第4面52の、配線20と対向配置された部分(対向する部分)に設けられている。図11に示す例では、凹部250は、配線20の上方に、第1貫通孔57を挟むように2つ設けられている。
同様に、凹部252は、第4面52の、配線22と対向配置された部分に設けられている。凹部254は、第4面52の、配線24と対向配置された部分に設けられている。
凹部250,252,254は、例えば、キャビティー56となる凹部56a(図7参照)を形成する際に、同時に形成されることができる。
電子デバイス200によれば、例えば、以下の特徴を有する。
電子デバイス200によれば、例えば電子デバイス100に比べて、凹部250により、配線20と蓋体50との間の寄生容量を小さくすることができる。同様に、凹部252により、配線22と蓋体50との間の寄生容量を小さくすることができ、凹部254により、配線24と蓋体50との間の寄生容量を小さくすることができる。これにより、電子デバイス200の高感度化を図ることができる。特に、機能素子80が、静電容量型の加速度センサー素子やジャイロセンサー素子である場合は、寄生容量に対して敏感であるため、配線20,22,24と蓋体50との間の寄生容量は、小さいことが望ましい。
電子デバイス200によれば、配線20,22,24に対応して、凹部250,252,254が設けられている。そのため、例えば、凹部250,252,254が連続して1つの凹部となっている場合に比べて、凹部の面積を小さくすることができ、蓋体50の強度が小さくなることを抑制することができる。
なお、図示はしないが、凹部250は、キャビティー56と連続していてもよい。すなわち、蓋体50の、凹部250とキャビティー56との間の壁部256は、設けられておらず、これにより、凹部250とキャビティー56とは、連続していてもよい。同様に、凹部252,254とキャビティー56とは、連続していてもよい。
また、図示はしないが、第1貫通孔57の一方側(−X方向側)に設けられた凹部250,252,254は、互いに、連続していてもよい。同様に、第1貫通孔57の他方側(+X方向側)に設けられた凹部250,252,254は、互いに、連続していてもよい。
4. 電子機器
次に、本実施形態に係る電子機器について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る電子機器は、本発明に係る電子デバイスを含む。以下では、本発明に係る電子デバイスとして、電子デバイス100を含む電子機器について、説明する。
図12は、本実施形態に係る電子機器として、モバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューター1100を模式的に示す斜視図である。
図12に示すように、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を有する表示ユニット1106と、により構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このようなパーソナルコンピューター1100には、電子デバイス100が内蔵されている。
図13は、本実施形態に係る電子機器として、携帯電話機(PHSも含む)1200を模式的に示す斜視図である。
図13に示すように、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。
このような携帯電話機1200には、電子デバイス100が内蔵されている。
図14は、本実施形態に係る電子機器として、デジタルスチルカメラ1300を模式的に示す斜視図である。なお、図14には、外部機器との接続についても簡易的に示している。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、デジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
デジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このデジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、ビデオ信号出力端子1312には、テレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314には、パーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなデジタルスチルカメラ1300には、電子デバイス100が内蔵されている。
以上のような電子機器1100,1200,1300は、気密性の高いキャビティー56を容易に形成することができる電子デバイス100を含む。そのため、電子機器1100,1200,1300は、高い感度を有することができる。
なお、上記電子デバイス100を備えた電子機器は、図12に示すパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図13に示す携帯電話機、図14に示すデジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、各種ナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、ロケット、船舶の計器類)、ロボットや人体などの姿勢制御、フライトシミュレーターなどに適用することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10 基体、11 第1面、12 第2面、15,16,17 溝部、
20,22,24 配線、30,32,34 外部接続端子、
40,42,44 コンタクト部、50 蓋体、51 第3面、52 第4面、
53 第5面、56 キャビティー、56a 凹部、57 第1貫通孔、
58 第2貫通孔、60 充填部材、70 封止部材、80 機能素子、
81,82 固定部、84 連結部、84a,84b 梁、85 連結部、
85a,85b 梁、86 可動部、87 可動電極部、88,89 固定電極部、
100 電子デバイス、200 電子デバイス、250,252,254 凹部、
256 壁部、300 マスク、310 貫通孔、
1100 パーソナルコンピューター、1102 キーボード、1104 本体部、
1106 表示ユニット、1108 表示部、1200 携帯電話機、
1202 操作ボタン、1204 受話口、1206 送話口、1208 表示部、
1300 デジタルスチルカメラ、1302 ケース、1304 受光ユニット、
1306 シャッターボタン、1308 メモリー、1310 表示部、
1312 ビデオ信号出力端子、1314 入出力端子、1430 テレビモニター、
1440 パーソナルコンピューター

Claims (9)

  1. 第1面を有する第1部材と、
    前記第1部材の前記第1面側に載置されている第2部材と、
    前記第1部材および前記第2部材に囲まれるキャビティーに収容されている機能素子と、
    前記キャビティーの外側であって、前記第1部材の前記第1面側に設けられている外部接続端子と、
    前記第1部材の前記第1面側に設けられ、前記キャビティーの内側から外側に延在する溝部と、
    前記溝部内に設けられ、前記機能素子と前記外部接続端子とを電気的に接続している配線と、
    前記第2部材の、平面視において前記溝部と重なる位置に設けられている第1貫通孔と、
    前記第1貫通孔内に設けられ、前記溝部を埋める充填部材と、
    を含む、電子デバイス。
  2. 請求項1において、
    前記第1部材の材質は、ガラスであり、
    前記第2部材の材質は、シリコンであり、
    前記第1部材と前記第2部材とは、陽極接合されている、電子デバイス。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1貫通孔の形状は、前記第1部材側に向かうにつれて開口径が小さくなるテーパー形状である、電子デバイス。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記充填部材は、絶縁膜である、電子デバイス。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記第2部材に設けられ、前記キャビティーと連通する第2貫通孔と、
    前記第2貫通孔を塞ぐ封止部材と、
    を、さらに含む、電子デバイス。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記第2部材の、前記配線と対向する面には、凹部が設けられている、電子デバイス。
  7. ガラス製の第1部材の第1面側に設けられている溝部内に配線を形成する工程と、
    前記第1部材の前記第1面側に、前記配線と電気的に接続される外部接続端子を形成する工程と、
    前記第1部材の前記第1面側に、前記配線と電気的に接続される機能素子を形成する工程と、
    貫通孔が設けられているシリコン製の第2部材を用意し、前記貫通孔および前記溝部が平面視で重なるように前記第1部材および前記第2部材を陽極接合して前記第1部材および前記第2部材に囲まれるキャビティーに前記機能素子を収容する工程と、
    前記貫通孔から前記溝部内に充填部材を埋める工程と、
    を含む、電子デバイスの製造方法。
  8. 請求項7において、
    前記貫通孔は、ウェットエッチングによって形成される、電子デバイスの製造方法。
  9. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電子デバイスを含む、電子機器。
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