JP2014016259A - 半導体素子およびその製造方法、並びに電子機器 - Google Patents

半導体素子およびその製造方法、並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】高い信頼性を有することができる半導体素子を提供する。
【解決手段】本発明に係る半導体素子100は、溝部14内に配線20が設けられている絶縁基板10と、配線20とシリコン体80との間に配置され互いを電気的に接続するコンタクト部30と、を含み、コンタクト部30は、配線20側に設けられている第1バンプ32と、シリコン体80側に設けられているバリア層36と、第1バンプ32とバリア層36との間に設けられている第2バンプ34と、を有し、第1バンプ32の材質は、金または白金であり、第2バンプ34の材質は、金である。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体素子およびその製造方法、並びに電子機器に関する。
近年、例えばシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical
System)技術を用いて、小型な半導体素子を実現する技術が注目されている。
半導体素子は、例えば、固定電極と可動電極との間の静電容量に基づいて、加速度や角速度等の物理量を検出する物理量センサー素子として用いられる。このような半導体素子は、例えば、配線と固定電極との電気的な接続を可能とするコンタクト部を含んで構成されている。
例えば特許文献1では、電気的な接続を可能とする部材として、半田によって形成されたメタルバンプを用いることが開示されている。
特開2009−74979号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、半田によって形成されたメタルバンプを用いているため、例えばメタルバンプが酸化して接合強度が低くなることがある。そのため、信頼性が低下することがある。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、高い信頼性を有することができる半導体素子を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記半導体素子の製造方法を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記半導体素子を含む電子機器を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係る半導体素子は、
溝部内に配線が設けられている絶縁基板と、
前記配線と前記シリコン体との間に配置され互いを電気的に接続するコンタクト部と、を含み、
前記コンタクト部は、
前記配線側に設けられている第1バンプと、
前記シリコン体側に設けられているバリア層と、
前記第1バンプと前記バリア層との間に設けられている第2バンプと、
を有し、
前記第1バンプの材質は、金または白金であり、
前記第2バンプの材質は、金である。
このような半導体素子によれば、コンタクト部は、第1バンプ、第2バンプ、およびバリア層を有し、第1バンプの材質は、金または白金であり、第2バンプの材質は、金である。そのため、第1バンプおよび第2バンプは、酸化され難く、第1バンプと第2バンプとを、高い強度で接合することができる。これにより、コンタクト部によって、配線とシリコン体とを高い強度で電気的に接続することができる。その結果、このような半導体素子は、高い信頼性を有することができる。
[適用例2]
本適用例に係る半導体素子において、
前記バリア層の材質は、チタンタングステンまたは窒化チタンであってもよい。
このような半導体素子によれば、バリア層は、より確実に、シリコン体のシリコンが第2バンプへ拡散することを抑制できる。
[適用例3]
本適用例に係る半導体素子において、
前記絶縁基板と前記シリコン体との間に設けられている絶縁層を含でいてもよい。
このような半導体素子によれば、より確実に、絶縁基板とシリコン体とを接合(例えば陽極接合)することができる。
[適用例4]
本適用例に係る半導体素子の製造方法は、
溝部が設けられている絶縁基板を準備する工程と、
前記溝部内に、配線および第1バンプを積層する工程と、
シリコン基板に、バリア層および第2バンプを積層する工程と、
前記第1バンプと前記第2バンプとを重ねて、前記絶縁基板上に前記シリコン基板を載置する工程と、
前記絶縁基板と前記シリコン基板とを接合する工程と、
を含み、
前記配線の厚さ、前記第1バンプの厚さ、前記第2バンプの厚さ、および前記バリア層の厚さの合計は、前記溝部の深さよりも大きく、
前記第1バンプの材質は、金または白金であり、
前記第2バンプの材質は、金である。
このような半導体素子の製造方法によれば、高い信頼性を有する半導体素子を得ることができる。
[適用例5]
本適用例に係る電子機器は、
本適用例に係る半導体素子を含む。
このような電子機器によれば、本適用例に係る半導体素子を含むため、高い信頼性を有することができる。
本実施形態に係る半導体素子を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る半導体素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る半導体素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る半導体素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る半導体素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る半導体素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る半導体素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る半導体素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る半導体素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態の変形例に係る半導体素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 半導体素子
まず、本実施形態に係る半導体素子について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る半導体素子100を模式的に示す平面図である。図2は、本実施形態に係る半導体素子100を模式的に示す図1のII−II線断面図である。図3は、本実施形態に係る半導体素子100を模式的に示す図1のII−II線断面図であって、図2の破線で囲まれた領域Aの拡大図である。図4は、本実施形態に係る半導体素子100を模式的に示す図1のIV−IV線断面図である。
なお、便宜上、図1では、蓋体60を透視し、絶縁層40を省略して図示している。また、図2では、コンタクト部30を簡略し、密着層38および絶縁層40を省略して図示している。また、図1〜図4および以下に示す図5〜図10では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、Z軸を図示している。
以下では、半導体素子100が、水平方向(X軸方向)の加速度を検出する加速度センサー素子(静電容量型MEMS加速度センサー素子)である場合について説明する。
半導体素子100は、図1〜図4に示すように、絶縁基板10と、配線20,22,24と、コンタクト部30と、シリコン体80と、を含むことができる。シリコン体80は、固定部81,82と、連結部84,85と、可動部86と、可動電極部87と、固定電極部88,89と、を有することができる。さらに、半導体素子100は、密着層38と、絶縁層40と、接続端子50,52,54と、蓋体60と、を有することができる。
絶縁基板10の材質は、例えば、ガラスである。絶縁基板10は、図2に示すように、第1面(具体的には上面)11と、第1面11と反対側の第2面(具体的には下面)12と、を有している。図示の例では、第1面11は、+Z軸方向を向いており、第2面12は、−Z軸方向を向いている。第1面11には、凹部13が設けられている。第1面11には、さらに、溝部14,15,16が設けられている。
凹部13の上方(+Z軸方向側)には、シリコン体80の可動部86および可動電極部87が配置されている。凹部13によって、可動部86および可動電極部87は、絶縁基板10に妨害されることなく、所望の方向に可動することができる。凹部13の平面形状(Z軸方向から見たときの形状)は、特に限定されないが、図1に示す例では、矩形である。
溝部14は、図1に示すように平面視において(Z軸方向から見て)、凹部13の外周に沿うように設けられている。溝部14は、絶縁基板10および蓋体60によって囲まれるキャビティー62の内側から外側まで延出している。溝部14は、例えば、配線20および接続端子50の平面形状に対応した平面形状を有している。
溝部15は、平面視において、凹部13の外周に沿うように設けられている。図1に示す例では、溝部15は、溝部14の外側に設けられ、溝部14を囲むように設けられている。溝部15は、キャビティー62の内側から外側まで延出している。溝部15は、例えば、配線22および接続端子52の平面形状に対応した平面形状を有している。
溝部16は、キャビティー62の内側から外側まで延出している。溝部16は、例えば、配線24および接続端子54の平面形状に対応した平面形状を有している。
配線20は、溝部14内に設けられている。より具体的には、配線20は、溝部14の底面(溝部14を規定する絶縁基板10の面)14aに設けられている。配線20は、図3に示すように、密着層38およびコンタクト部30を介して、シリコン体80の第1固定電極部88と電気的に接続されている。
配線22は、溝部15内に設けられている。より具体的には、配線22は、溝部15の底面15aに設けられている。配線22は、密着層38およびコンタクト部30を介して、シリコン体80の第2固定電極部89と電気的に接続されている。
配線24は、溝部16内に設けられている。より具体的には、配線24は、溝部16の底面16aに設けられている。配線24は、図4に示すように、密着層38およびコンタクト部30を介して、シリコン体80の第1固定部81と電気的に接続されている。
配線20,22,24の厚さ(Z軸方向の大きさ)は、例えば、10nm以上1μm以下である。配線20,22,24の材質は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、FTO(Fluorine−doped Tin Oxide)、ガリウムがドープされた酸化亜鉛、アルミニウム、金、白金、チタン、タングステン、クロム等である。配線20,22,24として、ITO等の透明電極材料を用いた場合、絶縁基板10が透明である場合に、例えば、配線20,22,24上に発生する可能性のある異物の検査を、絶縁基板10の第2面12側から観察することで、簡便に行うことができる。配線20,22,24としてITO等の透明電極材料を用いない場合は、溝部14,15,16内を観察することができず、品質確保が困難となる場合がある。
コンタクト部30は、溝部14,15,16内に設けられている。コンタクト部30は、密着層38を介して、配線20,22,24上に設けられている。コンタクト部30は、配線20,22,24とシリコン体80との間に設けられている。より具体的には、コンタクト部30は、配線20と第1固定電極部88との間、配線22と第2固定電極部89との間、および配線24と第1固定部81との間に設けられている。
密着層38は、配線20,22,24と、コンタクト部30と、の間に設けられている。密着層38の材質は、例えば、チタン、窒化チタン、チタンタングステン等である。密着層38の厚さは、例えば、10nm程度である。密着層38は、配線20,22,24と、コンタクト部30と、の密着性を高くすることができる。
コンタクト部30は、図3および図4に示すように、第1バンプ32、第2バンプ34、およびバリア層36を有している。
第1バンプ32は、配線20,22,24側に設けられている。図示の例では、第1バンプ32は、密着層38上に設けられている。第1バンプ32の厚さは、例えば、10nm以上1μm以下である。第1バンプ32の材質は、白金または金である。
第2バンプ34は、第1バンプ32とバリア層36との間に設けられている。図示の例では、第2バンプ34は、第1バンプ32上に設けられている。第2バンプ34の厚さは、例えば、10nm以上1μm以下である。第2バンプ34の材質は、金である。
第1バンプ32の材質が金である場合、第1バンプ32と第2バンプ34とは、第1バンプ32の金が第2バンプ34に拡散し、かつ第2バンプ34の金が第1バンプ32に拡散することによって接合されている。すなわち、第1バンプ32と第2バンプ34とは、金−金接合されている。
バリア層36は、シリコン体80側に設けられている。図示の例では、バリア層36は、第2バンプ34上に設けられ、シリコン体80と接触している。すなわち、バリア層36は、第2バンプ34とシリコン体80との間に設けられている。バリア層36の厚さは、例えば、10nm程度である。バリア層36の材質は、例えば、チタンタングステンまたは窒化チタンである。
絶縁層40は、配線20,22,24の一部を覆って設けられている。より具体的には、絶縁層40は、配線20,22,24の、コンタクト部30が形成されている領域を避けて、設けられている。図4に示すように、配線20,22,24上に接続端子50,52,54が形成される場合は、絶縁層40は、接続端子50,52,54が形成される領域も避けて設けられている。絶縁層40の材質は、例えば、酸化シリコンである。絶縁層40の厚さは、例えば、10nm以上200nm以下である。
接続端子50,52,54は、それぞれ溝部14,15,16内に設けられている。接続端子50,52,54は、それぞれ配線20,22,24と接続されている。したがって、接続端子50は、第1固定電極部88と電気的に接続されている。接続端子52は、第2固定電極部89と電気的に接続されている。接続端子54は、第1固定部81と電気的に接続されている。
接続端子50,52,54は、平面視において蓋体60と重ならない位置に(キャビティー62の外側に)設けられている。接続端子50,52,54の材質は、例えば、配線20,22,24と同じである。
蓋体60は、絶縁基板10上に(第1面11に)載置(接合)されている。蓋体60は、容器状の形状を有しており、絶縁基板10と接合されることにより、キャビティー62を形成することができる。例えば、図4に示す絶縁層40と蓋体60との間の空隙(溝部16内の空隙)2は、接着部材(図示せず)等によって埋められていてもよく、この場合、キャビティー62は、不活性ガス(例えば窒素ガス)雰囲気で密閉されていてもよい。
蓋体60の材質は、例えば、シリコン、ガラスなどである。蓋体60と絶縁基板10との接合方法は、特に限定されないが、例えば、絶縁基板10の材質がガラスであり、蓋体60の材質がシリコンである場合は、絶縁基板10と蓋体60とを陽極接合することができる。
シリコン体80は、絶縁基板10上に(第1面11に)支持されている。シリコン体80は、キャビティー62に収容されている。シリコン体80の材質は、リン、ボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されたシリコンである。
シリコン体80の可動部86は、X軸方向の加速度の変化に応じて、連結部84,85を弾性変形させながら、X軸方向(+X軸方向または−X軸方向)に変位する。このような変位に伴って、可動電極部87と第1固定電極部88との間の隙間、および可動電極部87と第2固定電極部89との間の隙間の大きさが変化する。すなわち、このような変位に伴って、可動電極部87と第1固定電極部88との間の静電容量、および可動電極部87と第2固定電極部89との間の静電容量の大きさが変化する。これらの静電容量の変化に基づいて、半導体素子100は、X軸方向の加速度を検出することができる。
第1固定部81および第2固定部82は、絶縁基板10の第1面11に接合されている。図1に示す例では、固定部81,82は、平面視において、凹部13の外周縁を跨ぐように設けられている。固定部81,82の平面形状は、例えば、矩形である。
第1固定部81は、溝部16を跨いで設けられている。図1に示す例では、第1固定部81の一部は、溝部16と重なっている。第1固定部81は、図4に示すように、コンタクト部30、密着層38、および配線24を介して、接続端子54と電気的に接続されている。
可動部86は、図1に示すように、第1固定部81と第2固定部82との間に設けられている。図1に示す例では、可動部86の平面形状は、X軸に沿った長辺を有する矩形である。
連結部84,85は、可動部86と固定部81,82とを連結している。より具体的には、第1連結部84は、可動部86と第1固定部81とを連結し、第2連結部85は、可動部86と第2固定部82とを連結している。連結部84,85は、所望のばね定数を持ち、X軸方向に可動部86を変位し得るように構成されている。図1に示す例では、第1連結部84は、Y軸方向に往復しながらX軸方向に延びる形状をなす2つの梁84a,84bによって構成されている。同様に、第2連結部85は、Y軸方向に往復しながらX軸方向に延びる形状をなす2つの梁85a,85bによって構成されている。
可動電極部87は、可動部86に接続されている。可動電極部87は、複数設けられている。可動電極部87は、可動部86から+Y軸方向および−Y軸方向に突出し、櫛歯状をなすようにX軸方向に並んでいる。
固定電極部88,89は、一方の端部が固定端として絶縁基板10の第1面11に接合され、他方の端部が自由端として可動部86側へ延出している。固定電極部88,89の各々は、複数設けられている。固定電極部88,89は、櫛歯状をなすようにX軸方向に交互に並んでいる。固定電極部88,89は、可動電極部87に対して間隔を隔てて対向して設けられている。図1に示す例では、第1固定電極部88は、可動電極部87の一方側(−X軸方向側)に配置され、第2固定電極部89は、他方側(+X軸方向側)に配置されている。例えば、第1固定電極部88の可動電極部87と対向する面積と、第2固定電極部89の可動電極部87と対向する面積とは、同じである。
第1固定電極部88は、溝部14,15を跨いで設けられている。図1に示す例では、第1固定電極部88は、溝部14,15と交差している。第1固定電極部88は、コンタクト部30、密着層38、および配線20を介して、接続端子50と電気的に接続されている。
第2固定電極部89は、溝部14,15を跨いで設けられている。図1に示す例では、第2固定電極部89は、溝部14,15と交差している。第2固定電極部89は、コンタ
クト部30、密着層38、および配線22を介して、接続端子52と電気的に接続されている。第2固定電極部89は、第1固定電極部88と電気的に分離されている。
固定部81,82、連結部84,85、可動部86、および可動電極部87は、一体に設けられている。固定部81,82および固定電極部88,89と、絶縁基板10と、の接合方法は、特に限定されないが、例えば絶縁基板10の材質がガラスである場合、固定部81,82および固定電極部88,89と、絶縁基板10とは、陽極接合によって接合されている。
半導体素子100では、接続端子50,54を用いることにより、可動電極部87と第1固定電極部88との間の静電容量を測定することができる。さらに、半導体素子100では、接続端子52,54を用いることにより、可動電極部87と第2固定電極部89との間の静電容量を測定することができる。このように半導体素子100では、可動電極部87と第1固定電極部88との間の静電容量、および可動電極部87と第2固定電極部89との間の静電容量を別々に測定し、それらの測定結果に基づいて、高精度に物理量(加速度)を検出することができる。
より具体的には、可動電極部87と第1固定電極部88との間の静電容量と、可動電極部87と第2固定電極部89との間の静電容量と、をモニターして差動検出することで、高精度に加速度を検出することができる。
なお、上記では、半導体素子100を、X軸方向の加速度を検出する加速度センサー素子として説明したが、本発明に係る半導体素子は、Y軸方向の加速度を検出する加速度センサー素子であってもよいし、鉛直方向(Z軸方向)の加速度を検出する加速度センサー素子でもあってもよい。また、本発明に係る半導体素子は、加速度センサー素子に限定されず、例えば、角速度を検出するジャイロセンサー素子であってもよい。
本実施形態に係る半導体素子100によれば、例えば、以下の特徴を有する。
半導体素子100によれば、コンタクト部30は、第1バンプ32、第2バンプ34、およびバリア層36を有し、第1バンプ32の材質は、金または白金であり、第2バンプ34の材質は、金である。そのため、第1バンプ32および第2バンプ34は、酸化され難く、第1バンプ32と第2バンプ34とを、高い強度で接合することができる。これにより、コンタクト部30によって、配線20,22,24とシリコン体80とを高い強度で電気的に接続することができる。その結果、半導体素子100は、高い信頼性を有することができる。また、例えば、第1バンプと第2バンプとを接合する前に、第1バンプおよび第2バンプに形成された酸化膜を除去する工程が不要となる。その結果、工程の簡略化を図ることができる。例えば第1バンプと第2バンプの材質が半田である場合には、第1バンプと第2バンプが酸化されて接合強度が低くなる場合がある。また、第1バンプおよび第2バンプに形成された酸化膜を除去する工程が必要となる場合がある。
さらに、半導体素子100では、第2バンプ34の材質が金であるため、第2バンプ34は、ヤング率が小さく、変形しやすい。そのため、第2バンプ34を押し潰しつつ、絶縁基板10とシリコン体80(シリコン体80となるシリコン基板80a)とを陽極接合することができる(図8参照)。したがって、確実に、バンプ32,34を接触させてバンプ32,34を接合しつつ、絶縁基板10とシリコン体80とを陽極接合することができる。
さらに、第1バンプ32の材質が金である場合は、第2バンプ34と同様に第1バンプ32も押し潰しつつ、絶縁基板10とシリコン体80とを陽極接合することができる。さ
らに、バンプ32,34を金−金接合することができ、半導体素子100は、より高い信頼性を有することができる。
さらに、半導体素子100では、バリア層36は、シリコン体80側に設けられている。すなわち、バリア層36は、第2バンプ34とシリコン体80との間に設けられている。そのため、例えば、シリコン体のシリコンが第2バンプに拡散することを抑制でき、半導体素子100は、高い信頼性を有することができる。
例えば、バリア層を設けず、シリコン体と第2バンプが直接接している場合は、シリコン体のシリコンが第2バンプへ拡散することにより、空隙が発生する場合がある。また、金とシリコンとの共晶温度(363℃)を超えるような温度を与えた後に、冷却した場合には、液相化した金とシリコンとが共晶体として析出するため、空隙が発生する場合がある。半導体素子100では、バリア層36により、このような問題を回避することができ、配線20,22,24は、高温下でも安定してシリコン体80と電気的に接続されることができる。
半導体素子100によれば、バリア層36の材質は、チタンタングステンまたは窒化チタンである。これにより、バリア層36は、より確実に、シリコン体80のシリコンが第2バンプ34へ拡散することを抑制できる。
半導体素子100によれば、絶縁基板10の材質は、ガラスである。そのため、絶縁基板10とシリコン体80(シリコン基板80a)とを陽極接合することができる。さらに、第1バンプ32の材質が金である場合、当該陽極接合の際に、第1バンプ32と第2バンプ34とを金−金接合することができる。
半導体素子100によれば、絶縁層40は、配線20,22,24の、コンタクト部30が形成されている領域を避けて、設けられている。そのため、例えば、配線20上に異物が付着して配線20と第2固定電極部89とが短絡することや、配線22上に異物が付着して配線22と第1固定電極部88とが短絡することを防止できる。その結果、半導体素子100は、より高い信頼性を有することができる。
2. 半導体素子の製造方法
次に、本実施形態に係る半導体素子の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図5〜図9は、本実施形態に係る半導体素子100の製造工程を模式的に示す断面図であって、図3に対応している。
図5に示すように、溝部14,15,16および凹部13(図2,4参照)が設けられている絶縁基板10を準備する。凹部13および溝部14,15,16は、例えば、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術により形成される。
図6に示すように、溝部14,15,16内に、それぞれ配線20,22,24を形成する。配線20,22,24は、例えば、スパッタ法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法などによる成膜、およびフォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によるパターニングによって形成される。
次に、コンタクト部30が形成される領域(密着層32が形成される領域)、および接続端子50,52,54が形成される領域を避けて、配線20,22,24を覆うように、絶縁層40を形成する。絶縁層40は、CVD法による成膜、およびフォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によるパターニングによって形成される。
次に、配線20,22,24上に、それぞれ接続端子50,52,54(図1参照)を形成する。50,52,54は、例えば、配線20,22,24と同じ方法で形成される。
次に、図6に示すように、配線20,22,24上に密着層38を形成する。密着層38は、例えば、配線20,22,24と同じ方法で形成される。
次に、密着層38上に第1バンプ32を形成する。第1バンプ32は、例えば、スパッタ法やめっき法などによる成膜、およびフォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によるパターニングによって形成される。以上の工程により、配線20,22,24内に、それぞれ配線20,22,24、密着層38、および第1バンプ32を積層することができる。
図7に示すように、シリコン基板80aを準備する。次に、シリコン基板80aの第3面(具体的には下面)80bに、バリア層36を形成する。バリア層36は、例えば、配線20,22,24と同じ方法で形成される。
次に、バリア層36の下(−Z軸方向側)に、第2バンプ34を形成する。第2バンプ34は、例えば、第1バンプ32と同じ方法で形成される。以上の工程により、シリコン基板80aに、バリア層36および第2バンプ34を積層することができる。
なお、配線20,22,24内に、配線20,22,24、密着層38、および第1バンプ32を積層する工程と、シリコン基板80aに、バリア層36および第2バンプ34を積層する工程と、の順番は、特に限定されない。
図8に示すように、第1バンプ32と第2バンプ34とを重ねて、絶縁基板10上にシリコン基板80aを載置する。本工程において、配線20、密着層38、第1バンプ32、第2バンプ34、およびバリア層36の厚さの合計Tは、溝部14の深さDよりも大きい。すなわち、溝部14の深さDよりも、配線20、密着層38、第1バンプ32、第2バンプ34、およびバリア層36の厚さの合計Tが大きくなるように、配線20、第1バンプ32、バリア層36、および第2バンプ34は、積層されている。同様に、配線22、密着層38、第1バンプ32、第2バンプ34、およびバリア層36の厚さの合計は、溝部15の深さよりも大きい。また、配線24、密着層38、第1バンプ32、第2バンプ34、およびバリア層36の厚さの合計は、溝部16の深さよりも大きい。本工程では、絶縁基板10とシリコン基板80aとは、離間している。
図9に示すように、絶縁基板10とシリコン基板80aとを接合する。より具体的には、絶縁基板10の第1面11とシリコン基板80aの第3面80bとを陽極接合する。本工程では、第2バンプ34を押し潰しつつ、絶縁基板10とシリコン基板80aとを陽極接合することができる。これにより、コンタクト部30を形成することができる。
さらに、第1バンプ32の材質が金である場合、第1バンプ32および第2バンプ34を押し潰しつつ、絶縁基板10とシリコン基板80aとを陽極接合することができる。また、絶縁基板10とシリコン基板80aの陽極接合の際に、第1バンプ32の金が第2バンプ34に拡散し、かつ第2バンプ34の金が第1バンプ32に拡散する。これにより、第1バンプ32と第2バンプ34とを、金−金接合することができる。
図2および図3に示すように、シリコン基板80aを、例えば研削機によって研削して薄膜化した後、所望の形状にパターニングして、シリコン体80を形成する。パターニングは、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術(ドライエッチング)によって行
われ、より具体的なエッチング技術として、ボッシュ(Bosch)法を用いることができる。本工程では、シリコン基板80aをパターニング(エッチング)することにより、固定部81,82、連結部84,85、可動部86、および可動電極部87を一体的に形成することができる。
図2に示すように、絶縁基板10に蓋体60を接合して、絶縁基板10および蓋体60によって形成されるキャビティー62にシリコン体80を収容する。絶縁基板10と蓋体60との接合は、例えば、陽極接合や接着剤等を用いて行われる。本工程を、不活性ガス雰囲気で行うことにより、キャビティー62に不活性ガスを充填することができる。
以上の工程により、本実施形態に係る半導体素子100を製造することができる。
半導体素子100の製造方法によれば、絶縁基板10上にシリコン基板80aを載置する工程において、配線20の厚さ、第1バンプ32の厚さ、第2バンプ34の厚さ、およびバリア層36の厚さの合計は、溝部14の深さよりも大きい。同様に、配線22,24の厚さ、第1バンプ32の厚さ、第2バンプ34の厚さ、およびバリア層36の厚さの合計は、溝部15,16の深さよりも大きい。さらに、第2バンプの材質は、金である。そのため、第2バンプ34を押し潰しつつ、絶縁基板10とシリコン基板80aとを陽極接合することができる。したがって、確実に、バンプ32,34を接触させてバンプ32,34を接合しつつ、絶縁基板10とシリコン基板80aとを陽極接合することができる。
半導体素子100の製造方法によれば、絶縁基板10とシリコン基板80aとを陽極接合することができる。第1バンプ32の材質が金である場合、当該陽極接合の際に、第1バンプ32と第2バンプ34とを金−金接合することができる。したがって、絶縁基板とシリコン基板とを接合する工程と、第1バンプと第2バンプとを金−金接合する工程と、を別々に行う場合に比べて、工程の簡略化を図ることができる。
3. 半導体素子の変形例
次に、本実施形態の変形例に係る半導体素子について、図面を参照しながら説明する。図10は、本実施形態の変形例に係る半導体素子200を模式的に示す断面図であって、図3に対応している。以下、本実施形態の変形例に係る半導体素子200において、本実施形態に係る半導体素子100の例と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
半導体素子100では、図3に示すように、絶縁層40は、溝部14,15,16内に設けられていた。
これに対し、半導体素子300では、図10に示すように、絶縁層40は、溝部14,15,16内および絶縁基板10の第1面11に設けられている。すなわち、絶縁層40は、絶縁基板10とシリコン体80との間に設けられている。
半導体素子200によれば、第2バンプ34を押し潰しつつ、絶縁基板10とシリコン基板80aとを陽極接合する際に、絶縁層40の厚さによって、第2バンプ34が押し潰される量を調整することができる。すなわち、絶縁層40によって、絶縁基板10の第1面11とシリコン体80の第3面(シリコン基板80aの第3面)80bとの間に空隙が形成されることを抑制でき、より確実に、絶縁基板10とシリコン体80(シリコン基板80a)とを陽極接合することができる。絶縁層40の厚さが200nm以下であれば、絶縁基板10とシリコン体80との間に絶縁層40が設けられていても、絶縁基板10とシリコン体80とを陽極接合することができる。
例えば、絶縁基板10の第1面11に絶縁層40が設けられていない場合は、第1面11と第3面80bとの間に空隙が形成されることを抑制するために、十分に、第1バンプ32が押し潰される量を多くしなければならない場合がある。しかしながら、絶縁基板10の第1面11に絶縁層40を設けることにより、絶縁層40の厚さによって、第1バンプ32が押し潰される量を調整することができる。
4. 電子機器
次に、本実施形態に係る電子機器について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る電子機器は、本発明に係る半導体素子を含む。以下では、本発明に係る半導体素子として、半導体素子100を含む電子機器について、説明する。
図11は、本実施形態に係る電子機器として、モバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューター1100を模式的に示す斜視図である。
図11に示すように、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を有する表示ユニット1106と、により構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このようなパーソナルコンピューター1100には、半導体素子100が内蔵されている。
図12は、本実施形態に係る電子機器として、携帯電話機(PHSも含む)1200を模式的に示す斜視図である。
図12に示すように、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。
このような携帯電話機1200には、半導体素子100が内蔵されている。
図13は、本実施形態に係る電子機器として、デジタルスチルカメラ1300を模式的に示す斜視図である。なお、図13には、外部機器との接続についても簡易的に示している。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、デジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
デジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このデジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、ビデオ信号出力端子1312には、テレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314には、パーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなデジタルスチルカメラ1300には、半導体素子100が内蔵されている。
以上のような電子機器1100,1200,1300は、半導体素子100を含むため、高い信頼性を有することができる。
なお、上記半導体素子100を備えた電子機器は、図11に示すパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図12に示す携帯電話機、図13に示すデジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、各種ナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ヘッドマウントディスプレイ、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、ロケット、船舶の計器類)、ロボットや人体などの姿勢制御、フライトシミュレーターなどに適用することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2…空隙、10…絶縁基板、11…第1面、12…第2面、13…凹部、14…溝部、14a…底面、15…溝部、15a…底面、16…溝部、16a…底面、20,22,24…配線、30…コンタクト部、32…第1バンプ、34…第2バンプ、36…バリア層、38…密着層、40…絶縁層、50,52,54…接続端子、60…蓋体、62…キャビティー、80…シリコン体、80a…シリコン基板、80b…第3面、81…第1固定部、82…第2固定部、84…連結部、84a,84b…梁、85…連結部、85a,85b…梁、86…可動部、87…可動電極部、88…第1固定電極部、89…第2固定電極部、100,200…半導体素子、1100…パーソナルコンピューター、1102…キーボード、1104…本体部、1106…表示ユニット、1108…表示部、1200…携帯電話機、1202…操作ボタン、1204…受話口、1206…送話口、1208…表示部、1300…デジタルスチルカメラ、1302…ケース、1304…受光ユニット、1306…シャッターボタン、1308…メモリー、1310…表示部、1312…ビデオ信号出力端子、1314…入出力端子、1430…テレビモニター、1440…パーソナルコンピューター

Claims (5)

  1. 溝部内に配線が設けられている絶縁基板と、
    前記配線とシリコン体との間に配置され互いを電気的に接続するコンタクト部と、
    を含み、
    前記コンタクト部は、
    前記配線側に設けられている第1バンプと、
    前記シリコン体側に設けられているバリア層と、
    前記第1バンプと前記バリア層との間に設けられている第2バンプと、
    を有し、
    前記第1バンプの材質は、金または白金であり、
    前記第2バンプの材質は、金である、半導体素子。
  2. 請求項1において、
    前記バリア層の材質は、チタンタングステンまたは窒化チタンである、半導体素子。
  3. 請求項1または2において、
    前記絶縁基板と前記シリコン体との間に設けられている絶縁層を含む、半導体素子。
  4. 溝部が設けられている絶縁基板を準備する工程と、
    前記溝部内に、配線および第1バンプを積層する工程と、
    シリコン基板に、バリア層および第2バンプを積層する工程と、
    前記第1バンプと前記第2バンプとを重ねて、前記絶縁基板上に前記シリコン基板を載置する工程と、
    前記絶縁基板と前記シリコン基板とを接合する工程と、
    を含み、
    前記配線の厚さ、前記第1バンプの厚さ、前記第2バンプの厚さ、および前記バリア層の厚さの合計は、前記溝部の深さよりも大きく、
    前記第1バンプの材質は、金または白金であり、
    前記第2バンプの材質は、金である、半導体素子の製造方法。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体素子を含む、電子機器。
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