JP2013163283A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体支持部に吸着によって支持される被噴射媒体の搬送方向と直交する幅方向において生ずる撓みが均一化される液体噴射装置を提供する。
【解決手段】用紙RP3を搬送する搬送部と、搬送される用紙を負圧による吸着によって支持する媒体支持面SMを有する媒体支持部20と、媒体支持部に支持された用紙にインクを噴射する液体噴射ヘッドと、を備え、媒体支持部の媒体支持面に、負圧が付与されるとともに被噴射媒体の搬送方向と直交する幅方向における開口の幅寸法が搬送方向の上流側でよりも下流側での方が大きくなるように凹み形成された第1凹部H1〜H18と、負圧が付与されるとともに幅方向における開口の幅寸法が第1凹部の搬送方向の下流側での幅寸法よりも小さくなるように凹み形成され且つ液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射された液体を受容可能である第2凹部F0〜F3とが、幅方向に並設されている
【選択図】図3

Description

本発明は、媒体支持部に吸着によって支持された被噴射媒体に対して液体を噴射する液体噴射装置に関する。
従来から、媒体支持部に支持されたシート状をなす用紙(被噴射媒体)に対して、液体噴射ヘッドから液体としてのインクを噴射して、文字や図形を含む画像を形成する液体噴射装置としてのインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」という)が実用化されている。この種のプリンターには、用紙の全面に液体噴射ヘッドからインクを噴射して画像を形成する所謂「縁なし印刷」を行うプリンターがある。
このような「縁なし印刷」を行うプリンターでは、例えば特許文献1に開示されているように、媒体支持部において、液体噴射ヘッドから噴射され用紙の端部から外れて打ち捨てられるインクを受容するインク打ち捨て溝が、支持される用紙の搬送方向と直交する幅方向の端部に応じた位置に設けられている。また、媒体支持部には、用紙を媒体支持部に吸着させるための吸引力を作用させる吸引孔が形成された凹部が、用紙の幅方向に離れて位置する各インク打ち捨て溝の間に複数設けられている。そして、インク打ち捨て溝は、媒体支持部に設けられた凹部のうち、用紙の幅方向で隣り合う凹部と連通して設けられている。従って、用紙は、吸引力が直接作用する凹部と、吸引力が凹部を介して間接作用するインク打ち捨て溝と、の双方に吸引されて吸着されることによって、媒体支持部に支持される。
ところで、特許文献1に開示されたように、媒体支持部において、インク打ち捨て溝はインクを確実に受容できるように幅寸法が大きく形成される一方、吸引孔が形成された凹部は、吸引力が用紙に直接作用することによる撓み(コックリング)を抑制するために幅寸法が小さく形成される。この結果、従来の媒体支持部において、凹部は、その幅寸法が、インク打ち捨て溝の幅寸法よりも小さく形成されている。このように凹部とインク打ち捨て溝が形成されることによって、用紙は媒体支持面に撓み変形(コックリング量)が抑制された状態で吸着される。
特開2011−189538号公報
しかしながら、プリンターにおいて幅寸法の異なる用紙が支持される場合は、媒体支持部には、幅寸法が大きい幅広用紙の端部に応じて設けられた幅広用インク打ち捨て溝の他に、幅寸法が小さい幅狭用紙の端部に応じて設けられた幅狭用インク打ち捨て溝が設けられる。この結果、この幅狭用インク打ち捨て溝は、幅広用紙に覆われた場合、その幅広用紙における幅方向の端部よりも内側に位置することになる。
このような場合、媒体支持部に吸着によって支持された幅広用紙においては、幅方向に発生する用紙の撓み変形が、凹部と対応する位置では小さいものの、幅狭用インク打ち捨て溝と対応する位置では大きくなりやすい。また、例えば印刷時に液体噴射ヘッドから噴射されるインクの付着によって用紙が膨潤した場合、この膨潤に伴う用紙の幅方向における撓み変形も、凹部では小さいものの、幅狭用インク打ち捨て溝では大きくなりやすい。従って、吸着された用紙は、幅の大きいインク打ち捨て溝にその撓みが集中して、凹部よりもインク打ち捨て溝において用紙が大きく撓みやすくなる。このため、媒体支持部に支持された用紙は、凹部での撓みが小さいので着弾ズレ量は小さく、インク打ち捨て溝での撓みが大きいので着弾ズレ量は大きくなる。この結果、例えば用紙に印刷された画像において局所的な色ムラが発生するという課題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、媒体支持部に吸着によって支持される被噴射媒体の搬送方向と直交する幅方向において生ずる撓みが均一化される液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、被噴射媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部よりも前記被噴射媒体の搬送方向の下流側に配置され、搬送される前記被噴射媒体を負圧による吸着によって支持する媒体支持面を有する媒体支持部と、前記媒体支持部に支持された前記被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、を備え、前記媒体支持部の前記媒体支持面に、前記負圧が付与されるとともに前記被噴射媒体の前記搬送方向と直交する幅方向における開口の幅寸法が前記搬送方向の上流側でよりも前記搬送方向の下流側での方が大きくなるように凹み形成された第1凹部と、前記負圧が付与されるとともに前記幅方向における開口の幅寸法が前記第1凹部の前記搬送方向の下流側での幅寸法よりも小さくなるように凹み形成され且つ前記液体噴射ヘッドから前記被噴射媒体に噴射された前記液体を受容可能である第2凹部とが、前記幅方向に並設されている。
この構成によれば、媒体支持面における搬送方向の上流側において吸着によって支持された被噴射媒体は、第2凹部において生ずる撓み変形が、媒体支持面における搬送方向の下流側へ搬送されるに従い、第2凹部よりも開口の幅寸法が大きい第1凹部内における搬送方向の下流側において生ずる撓み変形に吸収される。したがって、媒体支持面に吸着によって支持される被噴射媒体は、搬送方向と直交する幅方向において生ずる撓みが均一化する。
本発明の液体噴射装置において、前記第1凹部の開口における前記搬送方向の上流側の縁からは前記搬送方向の下流側に向ってリブが延設され、前記第1凹部の開口における前記幅方向で対応する両縁と前記リブとの間の前記幅寸法は、前記第2凹部の開口における前記幅寸法よりも小さい。
この構成によれば、被噴射媒体の吸着が開始される媒体支持面の搬送方向の上流側において、搬送方向と直交する幅方向に発生する第1凹部での被噴射媒体の撓み変形をリブにより抑制することができる。この結果、第1凹部において、撓み変形が抑制された状態で吸着されて媒体支持面に支持されるので、被噴射媒体は媒体支持面に対して適切な位置に支持される。
本発明の液体噴射装置において、前記第2凹部の開口における前記搬送方向の上流側の縁は、前記第1凹部の開口における前記搬送方向の上流側の縁よりも前記搬送方向の上流側に位置している。
この構成によれば、液体噴射ヘッドより噴射される液体を、第2凹部において高い確度で受容することができる。したがって媒体支持面が液体で汚れることが抑制される。
本発明の液体噴射装置において、前記第2凹部は前記被噴射媒体の前記搬送方向と直交する幅方向の端部と対応する位置に配置されている。
この構成によれば、被噴射媒体の端部よりもはみだした位置に液体噴射ヘッドから噴射される液体を、第2凹部で受容することができる。したがって媒体支持面が液体で汚れることが抑制される。
本発明の液体噴射装置において、前記第1凹部は、前記負圧を発生させる負圧発生部と連通する吸引孔を備える。
この構成によれば、第1凹部に設けられた吸引孔を介して第1凹部に負圧が付与されるので、第1凹部において被噴射媒体に対して確実に撓み変形を発生させることができる。
本発明に係る一実施形態である液体噴射装置の概略構成図。 実施形態の液体噴射装置が備える媒体支持部を示す斜視図。 (a)は、第1凹部と第2凹部とが設けられた媒体支持面を有する媒体支持部の一部を、媒体支持面の法線方向視で示す平面図、(b)(c)は、第1凹部と第2凹部とを拡大した平面図。 従来の媒体支持部の媒体支持面上を用紙が搬送される状態を示す模式図で、(a)は媒体支持面の部分平面図、(b)は(a)における4b−4b線矢視断面図、(c)は(a)における4c−4c線矢視断面図。 実施形態の媒体支持部の媒体支持面上を用紙が搬送される状態を示す模式図で、(a)は媒体支持面の部分平面図、(b)は(a)における5b−5b線矢視断面図、(c)は(a)における5c−5c線矢視断面図。 (a)(b)ともに、第1凹部の形状の変形例を示す平面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態として、液体を噴射する液体噴射ヘッドを備え、被噴射媒体としての用紙(ロール紙)に、液体を噴射して文字や図形を含む画像等を形成(印刷)する液体噴射装置の一例としてのインクジェット式プリンター(以降、単に「プリンター」)について、図を参照して説明する。
図1に示すように、プリンター11は、本体ケース12と、本体ケース12に対して供給する長尺シート状の用紙RPがロール軸13aに巻きつけられたロール状態で備えられる給紙部13とを有している。本体ケース12内には、供給される用紙RPに対して液体を噴射して画像等を形成する液体噴射部15と、画像等が形成された用紙RPを本体ケース12に設けられた排紙口からカット紙CPとして排紙トレイ12aに排出する排紙部14とを備えている。
給紙部13は、本体ケース12に対して、その排紙部14とは反対側に用紙RPがロール軸13aを中心に回動可能に備えられ、本体ケース12内へ用紙RPを供給する。本体ケース12内には、用紙RPの先端部分が案内されるガイド部材16aなどを備えた搬送路16が設けられている。ロール軸13aの回転に伴ってロール状態から巻き解かれて供給される用紙RPの先端部分はこの搬送路16に沿って搬送され、搬送路16において搬送方向後端に設けられた紙送りローラー17aと、この紙送りローラー17aの回転に従動する紙押さえローラー17bとの一対のローラー間に送られる。用紙RPは、不図示の駆動源(モーター)によって駆動される紙送りローラー17aと紙押さえローラー17bとによって挟持されながら、搬送方向下流側に位置する液体噴射部15側へ搬送される。従って、本実施形態では、紙送りローラー17aと紙押さえローラー17bとが搬送部として機能する。
液体噴射部15は、搬送される用紙RPの上方側(反重力方向側)にキャリッジ18を備えている。キャリッジ18は、搬送方向と直交する用紙RPの幅方向(図1では紙面の手前側と奥側との間の方向)に沿って略水平方向に延びる状態で本体ケース12内に架設されたガイド軸(不図示)に支持されるとともに、そのガイド軸に沿って移動可能とされている。キャリッジ18には搬送される用紙RPに対向する下面側に液体噴射ヘッド19が取り付けられている。液体噴射ヘッド19には、液体の一例であるインクを噴射する複数のノズル(不図示)が設けられ、キャリッジ18がガイド軸に案内されつつ用紙RPの幅方向に沿って往復移動することにより、キャリッジ18とともにガイド軸に沿う方向(主走査方向Xとも呼ぶ)に往復移動する。
また、プリンター11は、搬送される用紙RPを挟んで液体噴射ヘッド19と対向する位置に、用紙RPを下方側(重力方向側)から支持する媒体支持部20を備えている。媒体支持部20は、液体噴射ヘッド19と対峙する上面に主走査方向Xを長手方向とする略矩形形状の面を備え、媒体支持部20に付与される負圧によって用紙RPをこの上面に吸引して支持する。
すなわち、媒体支持部20は、その上面が、搬送方向Y(図中白抜き矢印方向)へ搬送される用紙RPを支持する媒体支持面SMとして形成された略平板状の支持面形成部材21と、この支持面形成部材21に対して、媒体支持面SMとは反対側となる下面側に連結固定された支持部枠部材22とを備えている。そして、連結された支持面形成部材21と支持部枠部材22とによって内部空間が形成され、この内部空間が、用紙RPを媒体支持面SMに吸着させるための負圧が付与される負圧室21sとして機能する。
また、本実施形態では、負圧室21sと連通するように接続され、負圧室21sから空気を吸引する吸引室23aと回転ファン23bとからなる負圧発生部23が、媒体支持部20の下側に設けられている。従って、回転ファン23bの回転によって空気(大気)が図中二点鎖線の矢印Kで示したように流れることによって負圧発生部23において発生する負圧が、負圧室21sに付与される。
そして、媒体支持部20に吸着されて支持された用紙RPの表面(図1では上面)に、液体噴射ヘッド19からインクが噴射されることで、用紙RPにインクの付着による画像等の形成(印刷)が行われる。なお、媒体支持部20には、プリンター11において縁なし印刷が行われる場合に、媒体支持部20に噴射されたインクが排出されるインク排出部24が設けられている。
また、本体ケース12内には、媒体支持部20(支持面形成部材21)よりも搬送方向Yの下流側に、用紙RPを媒体支持部20側から排紙部14側へ搬送する案内板26および中間ローラー対27が備えられている。さらに、排紙口から用紙RPを排紙トレイ12aへ排出する排紙ローラー対28が備えられている。なお、中間ローラー対27と排紙ローラー対28との間には、画像形成後の用紙RPを所定長さのカット紙CPに切断するカッターや、カッターよりも搬送方向Yの下流側に、カット紙CPの印刷面に温風(乾燥風)を吹き付けてインクを乾燥させる乾燥装置などが必要に応じて設けられる。
さらに、プリンター11では、例えば、用紙RPを幅寸法の異なる別の用紙RPに交換する場合などにおいて、ロール軸13aを逆転させて用紙RPを液体噴射部15から搬送方向Yとは反対方向に戻すことが行われる。その際に、紙押さえローラー17bを紙送りローラー17aから離れるようにリリースするためのリリース機構25が、歯車列などによって備えられている。
さて、本実施形態のプリンター11では、媒体支持部20を搬送される用紙RPが媒体支持面SMに吸着される際に、用紙RPに生ずる撓み変形が均一化するように構成されている。この構成について、図2および図3を参照して説明する。
図2に示すように、媒体支持部20は、上面側が媒体支持面SMとして機能する略平板状の支持面形成部材21に対して、上方が開口した略箱形状を有する支持部枠部材22が取り付けられて形成されている。本実施形態では、支持部枠部材22の開口近辺に設けられた突起部位22aに、支持面形成部材21に設けられたフック形状部位21aが係合して、支持面形成部材21に対して支持部枠部材22が連結固定されて取り付けられる。
媒体支持面SMには、媒体支持面SMに開口するとともに、支持される用紙RPから離れるように下方へそれぞれ所定量凹み形成された第1凹部Hm(m=1〜31)と第2凹部Fn(n=0〜8)とが、用紙RPの搬送方向Yと直交する幅方向(以降、単に「幅方向」とも言う)に並んで複数設けられている。すなわち、本実施形態では、図2に示すように、幅寸法の異なる8種類の用紙RP(RP1〜RP8)のそれぞれの幅方向の端部に対応する位置に、9つの第2凹部Fn(F0〜F8)が所定の間隔を空けて設けられている。このうち搬送方向Yの上流側から見て最も左側に設けられた第2凹部F0は、媒体支持部20に支持される用紙RPについて、搬送方向Yの上流側から見て左側のそれぞれの端部RPeが全て共通して対応する位置に設けられている。換言すれば、各用紙RPはその一方の端部RPeが全て同じ位置になるように搬送方向Yの上流側から見て左側に片寄せされた状態で媒体支持部20において搬送される。
そしてこれらの9つの第2凹部Fnのうち、間隔を空けて並ぶ2つの第2凹部Fnの間には、第1凹部Hmがほぼ同じピッチで所定数並設されている。例えば、第2凹部F0と第2凹部F1との間には、第1凹部H1から第1凹部H15までの15個の第1凹部Hmが並設されている。なお、本実施形態では、製造上の理由などにより、媒体支持面SMを有する支持面形成部材21は分割された3つの部材によって構成されている。もとより、分割されていない一つの部材で構成されていてもよい。
媒体支持面SMに設けられた全ての第1凹部Hmには、負圧室21sと連通する吸引孔32が設けられ、各第1凹部Hmは、負圧を発生させる負圧発生部23とこの吸引孔32を介して連通する。また、各第2凹部Fnは、用紙RPによって覆われる各第1凹部Hmのうち用紙RPの内側に隣り合う第1凹部Hmと、媒体支持面SMから所定量下がって形成された溝部31を介して連通し、第1凹部Hmに付与される負圧室21sの負圧がこの溝部31を介して付与される。従って、用紙RPはその端部も含めて第1凹部Hmと第2凹部Fnによって吸引される。また、媒体支持面SMには、第1凹部Hmと第2凹部Fnが設けられていない面領域においても用紙RPを安定して吸着するように、負圧室21sと連通する吸引孔33が適所(例えば吸引孔32と搬送方向Yに沿って並ぶ位置)に設けられている。
次に、第1凹部Hmと第2凹部Fnとについて、図3(a)(b)(c)を参照して説明する。なお、ここでは一例として媒体支持部20を搬送される用紙RPは用紙RP3であるものとして説明する。また、図3(a)では、媒体支持部20(支持面形成部材21)の搬送方向Yの手前側から見て用紙RP3よりも左側に位置する第1凹部Hmおよび第2凹部Fnが省略されて図示されている。
図3(a)に示すように、媒体支持面SMには、搬送される用紙RP3の端部に対応する位置にそれぞれ設けられている第2凹部F0と第2凹部F3との間に、搬送方向Y(図中白抜き矢印)と直交する幅方向において、用紙RP3によってその開口が覆われる第2凹部F1および第2凹部F2が存在する。そして、第2凹部F0と第2凹部F1との間には第1凹部Hmが15個設けられ、第2凹部Fnと第2凹部Fnとの間には第1凹部Hmが2個設けられ、第2凹部Fnと第2凹部Fnとの間には第1凹部Hmが一個設けられている。
本実施形態では、4つの第2凹部Fn(F0,F1,F2,F3)は、全て媒体支持面SMから略同様に凹み形成され、媒体支持面SMにおいて少なくとも幅方向の幅寸法Bが同じ略矩形形状の開口を有している。これに対して、各第1凹部Hmは、同じく媒体支持面SMから全てが略同様に凹み形成されるとともに、媒体支持面SMにおいて、全ての第1凹部Hmは、その開口の幅寸法Aが第2凹部Fnの開口の幅寸法Bよりも大きい矩形の開口形状を有している。なお、第1凹部Hmの開口は、搬送方向Yにおいて液体噴射ヘッド19から噴射されるインクの噴射領域と凡そ等しい長さで形成される。また、第2凹部Fnの開口は、液体噴射ヘッド19から噴射されるインクを確実に受容するために、搬送方向Yにおいてインクの噴射領域よりも広い領域となる長さで形成される。加えて、第1凹部Hmおよび第2凹部Fnは、それぞれの開口の搬送方向の下流側の縁における凹み部分は、用紙RPが引っ掛かることなく円滑に搬送されるように斜面形成とされている。
さらに、本実施形態では、第1凹部Hmの開口における搬送方向Yの上流側の縁から、搬送方向Yの下流側に向かって延設されたリブ35が設けられている。このリブ35によって、第1凹部Hmにおける搬送方向Yの上流側は、第1凹部Hmの開口における幅方向の両縁とリブ35との間の寸法が、第2凹部Fnの開口の幅寸法よりも小さく形成される。換言すれば、媒体支持面SMに間隔を空けて設けられた各第2凹部Fn間には、開口の幅寸法が第2凹部Fnよりも大きく、且つ、その開口において搬送方向Yの上流側に設けられるリブ35と開口の両縁との間の幅寸法Aa,Abが第2凹部Fnよりも小さくなるように設定された個数で、第1凹部Hmが設けられる。
ちなみに、本実施形態では、図3(b)に示すように、幅寸法が13インチの用紙RP3が搬送され、搬送方向Yに向かって幅方向右側の一方の端部に対応する第2凹部F3は、媒体支持面SMにおいて幅寸法Bが約12ミリメートルの開口を有して形成されている。一方、第2凹部F3に隣り合う第1凹部H18の幅寸法Aは12ミリメートルよりも大きな約14ミリメートルで形成されている。また、第1凹部H18における搬送方向Yの上流側の開口は、幅寸法Aaと幅寸法Abとがそれぞれ約5.5ミリメートルとなる2つの開口部分に、リブ35によって分割される。
また、図3(c)に示すように、用紙RP3の搬送方向Yに向かって幅方向左側の他方の端部に対応する第2凹部F0は、媒体支持面SMにおいて同じく幅寸法Bが12ミリメートルの開口を有して形成されている。もとより、この第2凹部F0は、搬送される全ての用紙RPについて、搬送方向Yに向かって左側の一方の端部に対応して設けられる。一方、第2凹部F0に隣り合う第1凹部H1は、幅寸法が第2凹部F0よりも大きな約14ミリメートルの開口を有して形成されている。また、第1凹部H1(および第1凹部H2)の搬送方向Yにおける上流側の開口は、幅寸法Aaと幅寸法Abとがそれぞれ約5.5ミリメートルとなる2つの開口部分に、リブ35によって分割される。
このように、第1凹部Hmの開口における幅方向の幅寸法は、第2凹部Fnの開口における幅方向の幅寸法よりも大きい寸法で形成されている。そして、本実施形態では、媒体支持面SMに設けられた全ての第2凹部Fn間において設定される個数に依存して、第1凹部Hmは、その開口の幅寸法Aが略13.5〜15.4ミリメートルの間の値を有するように形成されている。
なお、媒体支持部20に支持される用紙RPの幅方向の端部は、対応する第2凹部Fnの幅寸法が12ミリメートルの開口において、用紙RPの内側に位置する開口の縁から約4.5ミリメートル離れた位置になるように媒体支持面SMに吸着される。また、第2凹部Fnは、液体噴射ヘッド19から噴射されるインクを確実に受容するために、第1凹部Hmの開口に対して搬送方向Yの上流側および下流側の双方向に、開口の縁がそれぞれ所定寸法(ここでは約3〜6ミリメートル)長い開口で形成されている。
また、図3(b)(c)に示すように、隣り合う第1凹部H18と第2凹部F3との間、および第1凹部H1と第2凹部F0との間は、それぞれ媒体支持面SMから所定量下がった2つの溝部31によって互いの凹み形成部分が繋がれ、媒体支持面SMに用紙RP3が支持された状態で空間が形成されることによって互いに連通する。このため、第2凹部F3には、第1凹部H18の吸引孔32から溝部31を介して負圧が付与されて用紙RP3が吸引される。また、第2凹部F0には、第1凹部H1の吸引孔32から溝部31を介して負圧が付与されて用紙RP3が吸引される。
用紙RPの幅方向における端部に対応して設けられる他の第2凹部Fnについても、同様に、覆われる用紙RPの内側に隣り合う第1凹部Hmと溝部31を介して連通し、さらにこの溝部31を介して第1凹部Hmから負圧室21sの負圧が付与されて用紙RPの端部が吸引される。なお、第2凹部Fnと溝部31を介して連通する第1凹部Hmに設けられた吸引孔32には、その孔の周囲にミスト化した浮遊インクの流入を抑制する壁部32aが形成されている。
次に、このように第1凹部Hmおよび第2凹部Fnが媒体支持面SMに形成された本実施形態の媒体支持部20が、搬送される用紙RPに及ぼす作用について、図5(a)(b)(c)を参照して説明する。なお、本実施形態の作用を説明する前に、本実施形態の作用との比較のため、従来の媒体支持部20に支持されて搬送される用紙RPにおける作用について、図4(a)(b)(c)を参照して説明する。また、以下の説明において、図4(a)(b)(c)および図5(a)(b)(c)では、用紙RP3が搬送されるものとし、第1凹部H14〜H19および第2凹部F1〜F3が、凹み深さが誇張された状態で模式的に図示されている。
図4(a)に示すように、従来の媒体支持部20は、媒体支持面SMに設けられた各第2凹部Fnは、全て媒体支持面SMから略同様に下方へ凹み形成され、媒体支持面SMにおいて少なくとも幅方向の幅寸法Bが等しい略矩形形状の開口を有している。一方、第2凹部Fn間に設けられた各第1凹部Hmは、同じく媒体支持面SMから互いに略同様に下方へ凹み形成されるとともに、全ての第1凹部Hmが、媒体支持面SMにおいて幅寸法Aが第2凹部Fnの幅寸法Bよりも小さい略矩形形状の開口を有している。
また、従来の媒体支持部20において、第1凹部Hmの開口には、搬送方向Yの上流側の開口の縁から搬送方向Yの下流側に向かって延設された所定幅のリブ35が設けられている。このリブ35によって、第1凹部Hmの開口の搬送方向Yの上流側において、幅方向に位置する第1凹部Hmの開口の両縁とリブ35との間のそれぞれの幅寸法が、第1凹部Hmの開口における搬送方向Yの下流側の幅寸法Aよりも小さくされている。
従って、用紙RP3が、媒体支持面SM上での搬送が開始され第1凹部Hmにおける上流側に吸着された状態(図4(a)において符号P1で示す状態)では、図4(b)に示すように、用紙RP3は、開口の幅寸法が小さい第1凹部Hm(例えば第1凹部H17)において吸引によって発生する下方への撓み変形TAは小さく抑制される。一方、用紙RP3に覆われた第2凹部Fn、すなわち用紙RP3よりも幅狭の用紙RP1,RP2の端部に対応する第2凹部F1,F2の開口においては、幅方向の幅寸法Bが大きいために、用紙RP3は、吸引によって発生する下方への撓み変形TBは大きくなる。
この状態から更に用紙RP3が下流側に搬送され、第1凹部Hmの開口における搬送方向Yの下流側に用紙RP3が吸着された状態(図4(a)において符号P2で示す状態)では、図4(c)に示すように、第1凹部Hm(例えば第1凹部H17)の開口における幅方向の幅寸法は、上流側よりも下流側の方が大きくなる。しかしながら、第1凹部Hmの開口における幅方向の幅寸法Aは、第2凹部Fnの幅寸法Bに比べて小さいので、用紙RP3は、吸引による下方への撓み変形TAが第2凹部Fnにおける撓み変形TBよりも小さく発生する。したがって、用紙RPに覆われた第2凹部Fnでは吸引による下方への撓み変形TBが大きく発生した状態が維持される。この結果、液体噴射ヘッド19から噴射されたインクは撓み変形が大きい第2凹部Fnにおいて着弾ズレ量が大きくなるため、例えば用紙RP3に印刷された画像において局所的な色ムラが発生する。更に、着弾したインクによって用紙RP3が膨潤する際も、開口幅の広い第2凹部Fnに発生する撓みの方が、第1凹部Hmに発生する撓みよりも大きいので、第2凹部Fnの撓みが少なくなる確率は低い。
これに対して、図5(a)に示すように、本実施形態の媒体支持部20は、媒体支持面SMに凹み形成された各第2凹部Fnの開口において、幅方向の幅寸法Bが、従来の第2凹部Fnの開口における幅寸法Bよりも小さい略矩形形状の開口とされている。さらに、媒体支持面SMに凹み形成された各第1凹部Hmの開口における幅寸法Aが、従来の第1凹部Hmの開口における幅寸法Aよりも大きい略矩形形状の開口とされている。
従って、用紙RP3が、媒体支持面SM上での搬送が開始され、第1凹部Hmの開口における搬送方向Yの上流側に用紙RPが吸着された状態(図5(a)において符号P1で示す状態)では、図5(b)に示すように、用紙RP3は、第1凹部Hmにおいて従来の第1凹部Hmよりは大きく撓む。しかしながら、第1凹部Hmの開口における搬送方向Yの上流側の幅寸法はリブ35による分割によって小さくされているので、吸引によって発生する下方への撓み変形TAは小さく抑制される。一方、用紙RP3に覆われた第2凹部Fnでは吸引による下方への撓み変形TBが発生するものの、従来の第2凹部Fnにおいて発生する下方への撓み変形TBよりも小さく発生するように抑制される。
この状態から更に用紙RP3が搬送方向Yの下流側に搬送され、第1凹部Hmの開口における搬送方向Yの下流側に用紙RP3が吸着された状態(図5(a)において符号P2で示す状態)では、図5(c)に示すように、第1凹部Hmにおいて上流側よりも開口の幅寸法は大きくなる。このとき、第1凹部Hmは、第2凹部Fnの開口の幅寸法Bに比べて開口の幅寸法Aが大きくなるので、用紙RP3は、吸引による下方への撓み変形TAが第2凹部Fnにおける撓み変形TBよりも大きく発生する。したがって、用紙RP3に覆われた第2凹部Fnにおいて発生した吸引による下方への撓み変形TBが第1凹部Hmでの撓み変形TAに吸収され、媒体支持面SMにおいて撓み変形TA,TBが全体に均一化される。
なお、着弾したインクによって用紙RP3が膨潤する際、幅寸法の小さい開口を有する第2凹部Fnにおける撓みの方が、幅寸法の大きい開口を有する第1凹部Hmにおける撓みよりも抑制されるので、吸引による第2凹部Fnの撓み変形TBが膨潤によって更に大きくなることが抑制される。従って、この膨潤による変形と合わせて、第2凹部Fnに発生した撓み変形TBは、吸引によって生じる第1凹部Hmの撓み変形TAに吸収される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)媒体支持面SMにおける搬送方向Yの上流側において吸着によって支持された用紙RPは、第2凹部Fnにおいて生ずる撓み変形が、媒体支持面SMにおける搬送方向Yの下流側へ搬送されるに従い、第2凹部Fnよりも開口の幅寸法が大きい第1凹部Hm内における搬送方向の下流側において生ずる撓み変形に吸収される。したがって、媒体支持面SMに吸着によって支持される用紙RPは、幅方向において生ずる撓みが均一化する。この結果、用紙RPに対して、液体噴射ヘッド19から噴射されたインクの第2凹部Fnおよび第1凹部Hmにおける着弾ズレ量は抑制される。また、用紙RPには大きな撓み変形の発生が抑制されるので液体噴射ヘッド19に当接しないように抑制される。
(2)用紙RPの吸着が開始される媒体支持面SMの搬送方向Yの上流側において、幅方向に発生する第1凹部Hmでの用紙RPの撓み変形をリブ35により抑制することができる。この結果、第1凹部Hmにおいて、撓み変形が抑制された状態で吸着されて媒体支持面SMに支持されるので、用紙RPは媒体支持面SMに対して適切な位置に支持される。
(3)第2凹部Fnの開口における搬送方向Yの上流側の縁は、第1凹部Hmの開口における搬送方向Yの上流側の縁よりも搬送方向Yの上流側に位置しているので、液体噴射ヘッド19より噴射されるインクを、第2凹部Fnにおいて高い確度で受容することができる。したがって媒体支持面SMがインクで汚れることが抑制される。
(4)第2凹部Fnは用紙RPの幅方向の端部と対応する位置に配置されているので、用紙RPの端部よりもはみだした位置に液体噴射ヘッド19から噴射されるインクを、第2凹部Fnで受容することができる。したがって媒体支持面SMがインクで汚れることが抑制される。
(5)第1凹部Hmは、負圧を発生させる負圧発生部23と連通する吸引孔32を備えるので、第1凹部Hmに設けられた吸引孔32を介して第1凹部Hmに負圧が付与される。したがって、第1凹部Hmにおいて用紙RPに対して確実に撓み変形を発生させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、第1凹部Hmの形状は、図3(b)(c)に示した形状に限らず、それとは異なる形状であってもよい。例えば、図6(a)に示すように、第1凹部H18(Hm)は、開口における搬送方向Yの上流側の縁から複数(ここでは2つ)のリブ35が搬送方向Yの下流側に向けて形成された形状であってもよい。こうすれば、第1凹部H18(Hm)の搬送方向Yの上流側における開口の幅寸法Aa,Ab,Acを、搬送方向Yの下流側における幅寸法Aよりも相当に小さくすることができる。すなわち、搬送方向Yの上流側において幅の狭い開口とする一方、搬送方向Yの下流側において第2凹部F3(Fn)の幅寸法Bの開口よりも幅の広い開口を有する凹部を形成することが容易である。
あるいは、図6(b)に示すように、第1凹部H18(Hm)の開口は、搬送方向Yの上流側において、搬送方向Yの下流側よりも幅寸法が小さくなった形状としてもよい。こうすれば、第1凹部H18(Hm)の搬送方向Yの上流側における開口の幅寸法Aaを、リブ35を形成することなく搬送方向Yの下流側における幅寸法Aよりも任意に小さくすることができる。すなわち、搬送方向Yの上流側においてリブ35を形成することなく幅寸法の小さい開口とする一方、搬送方向Yの下流側において第2凹部F3(Fn)の幅寸法Bの開口よりも幅寸法の大きい開口を有する凹部を形成することが可能である。
・上記実施形態において、第1凹部Hmは、必ずしも負圧を発生させる負圧発生部23と連通する吸引孔32を備えなくてもよい。例えば、第2凹部Fnと同様に、一部の第1凹部Hmにおいて隣り合う別の第1凹部Hmと媒体支持面SMに形成された溝部31によって、その別の第1凹部Hmに設けられた吸引孔32と連通するようにしてもよい。
・上記実施形態において、第2凹部Fnは必ずしも用紙RPの搬送方向Yと直交する幅方向の端部に対応する位置に配置されていなくてもよい。例えば、縁なし印刷とは関係なく媒体支持面SMにインクを噴射する場合は、媒体支持面SMにおいて、このインクを噴射する位置に第2凹部Fnを形成すればよい。
・上記実施形態において、第2凹部Fnの開口の搬送方向Yの上流側の縁は、必ずしも第1凹部Hmの開口の搬送方向Yの上流側の縁より搬送方向Yの上流側に位置していなくてもよい。例えば、同じ位置であってもよい。すなわち、液体噴射ヘッド19から噴射されるインクを受容できる位置であればよい。
・上記実施形態において、第2凹部Fnは噴射されたインクを吸収する吸収材を備えることとしてもよい。こうすれば、液体噴射ヘッド19より噴射されるインクを、第2凹部Fnにおいて確実に受容することができる。したがって媒体支持面SMがインクで汚れることが高い確率で抑制されるので、例えば第2凹部Fnを覆って搬送される用紙RPの汚れが抑制される。
・上記実施形態において、被噴射媒体は用紙(ロール紙)に限るものでなく、金属板、樹脂板、布などを材料とするシート状部材であってもよい。液体噴射ヘッド19から噴射される液体で画像等の形成が可能な部材であれば、被噴射媒体として採用できる。
・上記実施形態において、液体噴射ヘッド19は、噴射される液体が収容された液体収容容器がキャリッジ18上に搭載されるオンキャリッジタイプであってもよいし、液体収容容器がキャリッジ18上に搭載されないオフキャリッジタイプであってもよい。あるいは、キャリッジ18が主走査方向Xに移動するシリアル式のプリンターに限らず、液体噴射ヘッド19を固定したままでも用紙RPの最大幅範囲の印字が可能なラインヘッド式のプリンターであってもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置を、液体としてのインクを噴射するプリンター11として具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置として具体化してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。あるいは、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…液体噴射装置としてのプリンター、16…搬送路、19…液体噴射ヘッド、20…媒体支持部、23…負圧発生部、32,33…吸引孔、35…リブ、A,B,Aa,Ab,Ac…幅寸法、Y…搬送方向、F0〜F8,Fn…第2凹部、H1〜H31,Hm…第1凹部、SM…媒体支持面、RPe…端部、RP,RP1〜RP8…被噴射媒体としての用紙。

Claims (5)

  1. 被噴射媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部よりも前記被噴射媒体の搬送方向の下流側に配置され、搬送される前記被噴射媒体を負圧による吸着によって支持する媒体支持面を有する媒体支持部と、
    前記媒体支持部に支持された前記被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    を備え、
    前記媒体支持部の前記媒体支持面に、
    前記負圧が付与されるとともに前記被噴射媒体の前記搬送方向と直交する幅方向における開口の幅寸法が前記搬送方向の上流側でよりも前記搬送方向の下流側での方が大きくなるように凹み形成された第1凹部と、
    前記負圧が付与されるとともに前記幅方向における開口の幅寸法が前記第1凹部の前記搬送方向の下流側での幅寸法よりも小さくなるように凹み形成され且つ前記液体噴射ヘッドから前記被噴射媒体に噴射された前記液体を受容可能である第2凹部とが、
    前記幅方向に並設されていることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記第1凹部の開口における前記搬送方向の上流側の縁からは前記搬送方向の下流側に向ってリブが延設され、
    前記第1凹部の開口における前記幅方向で対応する両縁と前記リブとの間の前記幅寸法は、前記第2凹部の開口における前記幅寸法よりも小さいことを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
    前記第2凹部の開口における前記搬送方向の上流側の縁は、前記第1凹部の開口における前記搬送方向の上流側の縁よりも前記搬送方向の上流側に位置していることを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の液体噴射装置において、
    前記第2凹部は前記被噴射媒体の前記搬送方向と直交する幅方向の端部と対応する位置に配置されていることを特徴とする液体噴射装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の液体噴射装置において、
    前記第1凹部は、前記負圧を発生させる負圧発生部と連通する吸引孔を備えることを特徴とする液体噴射装置。
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