JP2010269456A - インクジェット画像形成装置 - Google Patents

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Yoshihiro Koyama
慶博 小山
Norio Sasaki
規夫 佐々木
Shinji Toyoshima
慎二 豊島
Masamichi Kimura
征道 木村
Yutaka Sotozono
豊 外園
Toshiaki Yamaguchi
敏明 山口
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Abstract

【課題】 インクジェット画像形成装置で複数の負圧発生手段を直列に構成するプラテン吸引機構において 記録媒体幅の狭い場合は開口するプラテン吸引孔のリークが原因でプラテン流量の増加によりプラテンの負圧発生源の吸引流量が増えると負圧が低下する。前記、直列接続では単体での使用条件に比べて 吸引流量の増加に対する吸引圧の低下量が大きい。解決する課題は高吸引圧を維持しつつ流量の増加時に吸引圧の低下を抑えることが求められている。
【解決手段】 本発明は前記、課題を解決するために複数のファンを構成したプラテン吸引機構において吸引流量に応じて複数のファンが直列あるいは並列接続に切り替える機構を有する。以上により負圧源の高吸引圧を維持しつつ、プラテン吸引機構の記録媒体幅が狭い場合といった吸引流量の多い条件においても負圧源の吸引圧低下を抑制することが可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ノズル開口部分から液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録部に対向した位置で記録媒体を搬送支持するプラテンおよびそのプラテンを備えたインクジェット画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置、複写機、ファクシミリ等の機能を有する画像形成装置、あるいはコンピュータ等を含む複合型機器、ワークステーションの出力機器として用いられる画像形成装置は、画像情報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(記録媒体)に画像を記録していくような構成を有する。このようなインクジェット画像形成装置は、記録方式によってインクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けることができる。
記録媒体の搬送方向(副走査方向)と交差する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリアルタイプの画像形成装置においては、記録媒体に沿って移動するキャリッジ上に搭載した記録手段によって画像が記録(主走査)される。そして、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り(ピッチ搬送)が行なわれるという動作を繰り返されて、記録媒体全体の記録が行なわれる。上記画像形成装置のうち、インクジェット画像形成装置は、記録手段(記録ヘッド)から記録媒体にインクを吐出して記録を行うものである。よって、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、特別の処理を施さない普通紙に記録することができる。さらには、ランニングコストが低く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。インクジェット式の記録ヘッドは、副走査方向に多数のドット形成要素(以下では、ノズルと言う)が配列されており、記録ヘッドに対向してプラテンが設けられている。該プラテンは、記録媒体の記録時の位置を規定する役割をする。プラテンの記録媒体搬送面には複数のリブが、主走査方向に所定間隔をもって配列されていて、記録媒体は該リブの平坦な頂面に支えられて、記録ヘッドに対する位置が規定されるものがある。また、紙厚や材質、温湿度などの影響によって変化する巻き癖量や、巻き癖とは逆方向へのカールなど様々な特性をもつロール紙状の記録媒体を搬送するプラテンにおいては、記録媒体搬送面に吸着面を備え、ファン等の負圧発生手段で記録媒体を吸着し、記録ヘッドに対する位置が規定されるものがある。
前記、インクジェット画像形成装置のファン等の負圧発生手段を構成したプラテン吸引機構において画像品質の向上や記録媒体種類の増加に伴って高吸引圧が求められている。プラテン吸引圧を高める手段として負圧発生手段(以下ファンと記述する。)を複数使用する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照)ファンを直列に接続した構成では図8に示すような圧力−流量特性となり、単体のファンの圧力―流量特性200に対して直列に接続した時の圧力−流量特性201と高吸引圧化が可能となる。又、ファンを直列に接続した構成での最大回転数401は、単体ファンの最大回転数400と同様である。以上のようにファンの直列接続時に最大回転数の増加を回避しながら高吸引圧を実現している。
特開2004−018151号公報
ところでインクジェット画像形成装置は記録媒体の幅がプラテン最大吸引幅より狭い場合にはプラテン上に記録媒体がなく開口したプラテン穴よりリークが発生する。このリークで吸引流量が増加することによりプラテンダクトの圧損特性が変わり吸引圧は低下する。さらにプラテン上に設置された記録媒体端部の余白なし印刷時に使用する余白無し印刷はみだしインク回収口(以下縁なしインク回収口)の負圧発生手段としてプラテンファンを共用する場合がある。このような構成において縁なしインク回収口は吸引流量を必要とするため、前記リークの状態と同様にプラテン吸引流量が増加しプラテン吸引圧が低下する。さらに高スループットへの対応からヘッド幅の拡大している。ヘッド幅の拡大により縁無し印刷排インク回収口は搬送方向に幅を拡大して吸引流量をさらに増加する傾向にある。以上のような状況においてファン単体で対応するためには高吸引圧で高流量の大型ファン化することも可能であるが特殊な仕様となるため、コストが高くなる。あるいは吸引圧を高めるためにファンの高回転駆動が必要となりファンの駆動音が大幅に上昇することが懸念される。また、前記複数のファンの直列接続構成では、プラテン吸引圧の高吸引圧化に適しているが吸引流量の増加に対する吸引圧の低下量が単体ファンで構成する場合により大きくなっていて流量の変化に吸引圧は影響を受けやすい。
そこでインクジェット画像形成装置の印刷条件において必要な高吸引圧に対応しながら吸引流量の変化による吸引圧の変化を最低限に抑える構成が求められている。
本発明は前記課題を鑑みて課題を解決するために複数のファンを構成したプラテン吸引機構においてインクジェット画像形成装置の吸引流量条件に応じて複数のファンを直列あるいは並列接続を選択することにより高い吸引圧のファン接続を選択する接続切り替え機構を構成することを特徴とする。
本機構により、記録媒体の幅がプラテン上を全て塞いだ条件では吸引流量が低流量のため前記複数のファンを直列に接続する。記録媒体の幅が狭く開口部からのリークが多い場合や縁なし印刷時の縁なしインク回収口吸引時などファンの吸引流量が大きくなるために吸引圧が低下する条件では前記、複数ファンを並列接続に切り替える。以上により記録媒体の条件あるいは、印刷条件によるプラテン吸引流量の変化による吸引圧の低下を抑えることが可能になる。
以上のようにファンを複数構成し、吸引流量に応じてプラテン吸引圧が高くなるように複数ファンの流路を選択することで本発明のプラテン吸引機構は高吸引圧への対応と吸引流量が増える条件においても吸引圧の低下を抑えることが可能になり、紙浮きによるヘッドこすれ等の障害を低減して画像品質が向上できる。さらにファンの直列接続においてファンの最大回転数は従来と同等となり単体のファンを高回転数で駆動した場合に比較して騒音を抑える。また並列接続時には流量の多い条件でも吸引圧の低下が抑制できることから吸引圧を必要以上に大きくすることがなくなり設定吸引圧を下げることが可能になる。以上により従来同等なファンを使用して記録媒体種類も広がり、高品質で騒音増大を抑えたインクジェット画像形成装置が提供できる。
本発明の主要な複数負圧発生手段切り替え機能を構成したプラテン吸引機構概要図である。 本発明に主要なプラテン負圧発生手段切り替え制御系ブロック図である。 正面から見たインクジェット画像形成装置概要 斜視図である 背面からみたインクジェット画像形成装置概要 斜視図である インクジェット画像形成装置内部斜視図である プラテンと周辺部分を拡大した斜視図である。 本発明に関するプラテンのホーム位置近傍を示す斜視図である。 負圧発生手段2台直列と負圧発生手段単体のPQ特性と回転数の相関を示すグラフである。 負圧発生手段切り替え機構部 概要斜視図である。 複数の負圧発生手段が並列に接続設定状態を示す。 複数の負圧発生手段が直列接続設定状態を示す。 負圧発生手段2台の直列接続と並列接続のPQ特性とダクト圧損特性を示すグラフである。 負圧発生手段切り替え機構切り替え動作フローを示す。 プラテン吸引状態検出による負圧発生手段切り替え機構切り替え動作フローを示す。
[実施例1]
本発明に関するインクジェット画像形成装置
本発明を搭載した、記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット画像形成装置を説明する。
図3と図4を参照して、本発明のインクジェット画像形成装置の一例であるインクジェット画像形成装置(以下、画像形成装置という)の概略構成を説明する。
図3は、正面から見た画像形成装置の概略構成を示す斜視図である。図4は、背面から見た画像形成装置の概略構成を示す斜視図である。
画像形成装置10は、画像形成装置10を操作するための操作部12を備えており、この操作部12に配置された各種のスイッチ等により、オンライン/オフライン、コマンドなどが指示される。記録紙(記録媒体の一例である)は、画像形成装置10の内部でカラー−画像が印字されて、記録紙排紙口14から矢印A方向に排出される。なお、画像形成装置10の幅方向一端部には大容量のインクタンクユニット16が配置されている。また、カバー18を開くことにより画像形成装置10の内部を見ることができる。
画像形成装置10の背面側には、記録紙が挿入される記録紙挿入口20が形成されている。記録紙挿入口20には、画像形成装置10の内部に記録紙を案内する給紙ガイド22が取り付けられている。
図5と図6を参照して、記録紙の搬送経路と印字(画像形成)工程などを説明する。
図5は、画像形成装置の内部を示す斜視図である。図6は、プラテンとその周辺部分を拡大して示す斜視図である。これらの図では、図5と図6を示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
画像形成装置10では、シ−ト状の記録紙と、ロ−ル状に巻かれた記録紙(ロ−ル紙P)に印字できる。ここでは、本体後面側の記録紙挿入口20(図4参照)から挿入されたロ−ル紙Pの搬送経路を説明する。
ロ−ル紙Pの長手方向一端を矢印B方向(図4参照)から記録紙挿入口20に挿入する。挿入されたロ−ル紙Pは給紙ガイド22に案内されて、走査ロ−ラ24と、ピンチローラアーム26に回転自在に固定されたピンチロ−ラ28に狭持されながら、プラテン30の印字部30a(画像形成領域)に搬送される。印字部30aには、多数の吸引孔30bが形成されており、ロ−ル紙Pが印字部30aを搬送される際は、印字部30aの下方からファン(図示せず)によって、印字部30aの上方を通過中の記録紙を、吸引孔30bを通して吸引し、印字部30aの上面から記録紙が浮かないようにする。その後、記録紙は走査ロ−ラ24とピンチロ−ラ28に狭持されながら、さらに搬送され、本体前面側の記録紙排紙口14(図3参照)から排出される。
画像形成装置10は、矢印C方向に往復するキャリッジ40を備えている。キャリッジ40はヘッドホルダ42を備えており、このヘッドホルダ42には、印字ヘッド44が着脱自在に装着される。印字ヘッド44には、インクタンクユニット46(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロ−、淡シアン、淡マゼンタの6色搭載)からインク供給チュ−ブ(インク導管)48を経由してインクが供給される。画像形成装置10は、ロ−ル紙Pに縁無し記録を行えるタイプである。このため、印字ヘッド44から吐出されてロ−ル紙Pからはみ出したインクを受けるインク受け機構30cHP,30cS,30cLがプラテン30には形成されている。各インク受け機構30cHP,30cS,30cLは、多数の吸引孔30bと並んで印字部30aに形成されている。
インク受け機構30cHPは、ロ−ル紙Pをプラテン30に載置するときの基準になる直線状のHP(ホームポジション)に跨るように形成されている。従って、幅のサイズに拘らず各種のロ−ル紙Pをプラテン30に載置するときは、ロ−ル紙Pの紙端(矢印C方向の一端)がHPに合わせられてインク受け機構30cHPの真上に位置するようにロ−ル紙Pがプラテン30に載置される。また、インク受け機構30cSは、幅(矢印C方向の長さ)の小さいロ−ル紙の紙端(矢印C方向の他端)からはみ出したインクを受けるものであり、インク受け機構30cLは、幅(矢印C方向の長さ)の大きいロ−ル紙の紙端(矢印C方向の他端)からはみ出したインクを受けるものである。
キャリッジ40は、キャリッジ駆動モ−タ50の回転軸に掛設されたベルト52に固定されており、このベルト52は、キャリッジ駆動モ−タ50の正逆回転によって矢印C方向に往復する。ベルト52が矢印C方向に往復することによりキャリッジ40も2本の案内レ−ル54に案内されて矢印C方向に往復する。
画像形成装置10の本体(装置本体)におけるキャリッジ40の位置を検出するために、キャリッジ40が走査する(往復する)範囲の全域にわたって、リニアエンコーダスケール56が配置されている。このリニアエンコーダスケール56は、光学または磁気を利用したセンサによってキャリッジ40の位置を検出するためのものである。キャリッジ40には、リニアエンコーダスケール56を光学的(又は磁気的)に読むスケール読取器(図示せず)が搭載されている。このスケール読取器でリニアエンコーダスケール56を読むことによりキャリッジ40の位置が検出される。なお、リニアエンコーダスケール56とスケール読取器は周知の構造である。
また、キャリッジ40には、プラテン30に載置されたロ−ル紙Pの幅方向(矢印C方向)の端(紙端)を検出する紙端検出センサ58が搭載されている。この紙端検出センサ58はプラテン30に向かって光を照射してその反射光によってロ−ル紙Pの有無を判定し紙端を検出するタイプのものである。
ロ−ル紙Pをプラテン30上に載置してキャリッジ40を矢印C方向に動かすことによって紙端検出センサ58でロ−ル紙Pの紙端を検出し、このときのリニアエンコーダスケール56の位置をスケール読取器で読むことにより、画像形成装置10におけるキャリッジ40の位置が検出されてロ−ル紙Pの位置(絶対位置)が検出されることとなる。
ロ−ル紙Pは、矢印C方向に直交する方向に断続的に搬送される。ロ−ル紙Pに画像を形成するときは、ロ−ル紙Pを一時停止させ、キャリッジ40を矢印C方向に往復させながら、記録紙のうち画像形成領域(印字部30aに相当する領域)に位置する部分に、印字ヘッド44からインクを吐出する。その後、所定長さだけロ−ル紙Pを搬送して画像形成領域に位置する新たな部分に次のバンド分の画像を形成する。この動作をロ−ル紙Pの全長に亘って繰り返す。これによって、ロ−ル紙Pにカラー−画像が形成され、画像の形成されたロ−ル紙Pは走査ロ−ラ24とピンチロ−ラ28とに挟持されて搬送されながら記録紙排紙口14から排出される。
図7はプラテンホーム位置近傍を示す斜視図である。図7は記録状態で記録媒体Pはプラテン30上にありプラテン吸引穴30bによってプラテン30上に吸引されている。ホーム位置縁無しインク受け機構30cHP上に記録媒体PLの端部が配置される。
次に図2を参照して、画像形成装置の制御系を説明する。図2は、画像形成の制御系661の概要を示すブロック図である。画像形成装置10(図3)には、画像形成装置10の様々な動作を制御して装置全体を制御するCPU651と、制御用のプログラム及び各種データを不揮発的に格納するROM652が内蔵されている。また、画像形成装置10には、CPU651おける処理に使用される作業領域やデータの一時記憶領域などとして使用されるRAM653や、画像情報を担持する画像信号をヘッドドライバ665に送信しプリントヘッド669に送り出して各ノズルからのインクの吐出を制御するヘッド制御部機能も内蔵されている。また、画像形成装置10には、記録媒体を搬送する用紙搬送制御はCPU651が画像情報に応じてモータドライバ663に制御信号を送信し、紙送りモータ667を駆動する。駆動状態をエンコーダ671で検出し、CPU651はこの情報を基に制御を行う。このとき、ヘッド下のプラテン吸引機構30(図6)には第1のファン100と第2のファン101とファンを駆動するために第1のファンドライバ673、第2のファンドライバ674がそれぞれ構成されておりCPU651の指令するファン回転数で駆動する。このプラテンファンの駆動により搬送する記録媒体をプラテン上に吸着する。なお、画像形成装置10には、この画像形成装置10の操作や各種事項を設定するための操作部655も設けられている。また、表示部656は画像形成装置10に形成したが、画像形成装置10にコンピュータを接続してこのコンピュータに表示してもよい。キヤリッジ40(図4)の駆動はCPU651が制御条件に基づいてモータドライバ664でキヤリッジモータ50を駆動するキヤリッジ用位置検出をエンコーダ672で行い速度、位置といった情報のフィードバックを行う。さらにこのエンコーダ信号672を基に吐出タイミングを発生させる。また、ヘッド内ノズルの初期回復時にはヘッド回復装置662の位置へキヤリッジ40はキヤリッジ用モータ50で駆動されヘッドを移動する。CPU651は回復系駆動ドライバ662へ指令し、回復系モータ666で回復系メカを駆動させてヘッド669へのキヤップや吸引回復動作を行う。
次に本発明で主要なプラテンファン接続切り替え機構(以下ファン接続切り替え部)の説明を図1、図9、図10、図11を参照して説明する。図1はプラテン吸引機構及び第1のファン100と第2ファン101の接続切り替え部の概略図で図9は接続切り替え部周辺の拡大図である。図1のように記録媒体Pをプラテン30上に吸引される。プラテン30の下部にプラテンダクト60が配置される。プラテンダクト60は中継ダクト102と接続している。中継ダクト102は第1のファン100の吸引口と接続している。また第1の接続切り替えダクト103、第2の接続ダクト106を経由して第2のファン101の吸引口に接続している。
前記、第1のファン100の吸引口は中継ダクト102に接続する。
第1のファン100の排気口は前記、接続切り替え部104と第2のファン101吸引口の間は接続口1001および接続切り替え部104の接続口1002と接続する排気ダクト107を経由して排気口108に接続する。
以上第1のファン100の下流に接続する2つのダクトがある。
前記中継ダクト102と第1のファン100は接続している。第1のファン100は排気口が接続切り替え部104を経由して第2のファンの吸引口と第2ファン吸引用ダクト106に接続口1001で接続する。また中継ダクト 102は接続切り替え中継ダクト103を経由して接続口1002で第2ファン吸引用ダクト106に接続する。以上第2ファン101の吸引口の上流に接続する2つのダクトがある。ファンの接続切り替え部105は前記第1の接続切り替えダクト103、第2の接続切り替えダクト104の下流に第2のファンの吸引ダクト106.排気ダクト107の間に構成されている。
以上2つのファンの接続形態は接続切り替え部105を駆動して切り替える。図9のように接続切り替え部105には接続部の開口穴1006あるいは遮蔽穴1005が配置されている。切り替え機構駆動部1004によって前記接続口1000、1001、1002へ切り替え駆動部1004で移動して接続口を開口状態、遮蔽状態に切り替える。
図10および図11を参照して接続切り替え部105を移動させたときの吸気の流れを示す。図10は記録媒体の幅が狭いPs場合(吸引流量が多い場合)の例で接続切り替え部105が接続切り替え駆動部1004で上に駆動されて接続口1000と接続口1002が開口状態で1001は遮蔽状態となり第1のファン100と第2のファン101は並列に構成されている。
図11は記録媒体の幅が広いPL場合(吸引流量が少ない場合)の例で接続切り替え部105は切り替え駆動部1004で下方に駆動されて接続口1001が開口状態で接続口1000と1002は遮蔽状態にあり第1のファン100と第2のファン101は直列に接続される。
図12に本発明に関するプラテンダクト60ダクトとファンの吸引圧―吸引流量の関係をグラフに示す。グラフは横軸に吸引流量、縦軸に吸引圧を示す。グラフ201は直列に接続したファンの吸引圧―吸引流量特性、グラフ202は並列接続したファンの吸引圧―吸引流量特性である。また、グラフ204はプラテン全塞ぎ条件での吸引流量が変化したときの圧損特性で、グラフ205はプラテンの開放部分が多い条件(吸引流量が多い条件)での圧損特性である。吸引圧が高い条件を選択するためには全塞ぎ条件204では流量Aの点の近傍で動作するために直列接続を選択する。吸引流量が多い条件において流量Cの点で吸引圧が高い並列接続グラフ202を選択する。
以上のように吸引流量が増加に伴い、吸引圧の大きさが逆転する流量B点の前後でファンの接続を切り替える。
次に本発明に主要な制御系について前記図2の制御系ブロック図で説明する。図2の画像形成装置制御系ブロック図破線内が接続切り替え制御系である。第1のファン100および第2のファン101はあらかじめ取得した吸引圧と流量の関係からこれら条件での接続構成の情報をRAM653で記憶する。このファンの接続の情報から最適な接続構成に切り替える。図2に記載のプラテン吸引圧の状態検出部1006にプラテンダクト60内のダクト圧を圧力検出用センサ(図示しない)を構成する。プラテン30上の吸引圧とプラテンダクト60内の圧力との関係をプラテン状態圧力検出部1006で検出し、この情報を制御系のメモリRAM653に記憶する。印刷時のプラテンダクト60のダクト圧を検出して記録媒体の幅と使用条件での目標ダクト圧に対して大きいか小さいかで接続形態を選択する。
以上のようにCPU 651はプラテン吸引圧の状態を検出するために、プラテンダ
クト60のダクト圧を、プラテン吸引状態検出部1006の圧力センサで検出する例
で説明した。前記検出方法以外では記録媒体の情報(幅、紙種等)と前記第1のファン100、第2のファン 101の回転数を回転数検出センサ等(図示しない)で検出することでプラテン吸引圧の状態を予測することも可能であるが一般的に実施されているので本項では説明しない。ファン接続切り替えは接続切り替え駆動部1004と駆動ドライバ670が構成されている。CPU651は前記プラテン吸引圧状態検出部1006の検出結果に基づき、選択したファン接続に接続駆動部1004で設定する。
次に図13を参照して本発明でのプラテン吸引機構のファン接続切り替えにおける設定手順を示す。本フローでは、印刷開始前の準備工程について説明する。先ず、印刷開始コマンドをコンピュータから指令されると画像形成装置の前記CPU651(図2)は印刷のための初期設定を行いROM652の情報を読み込む(:1500)、次に駆動信号をファンドライバ673および674とファン接続切り替え用駆動ドライバ670を設定する(:1501)。記録媒体を初期搬送する(:1502)、次に記録媒体幅の検出する(:1503)、記録媒体を待機位置に戻す(:1504)。CPU651は 前記確認した情報に基づきファンの駆動指令条件とファン接続切り替えを設定する。(:1505)
以上プラテン吸引機構が印刷準備終了となる。(:1506)
上記はあらかじめ印刷条件とファン駆動指令、ファン切り替え条件の関係を取得したデータを基に制御する方法を説明したが、以下に説明する前記 図2で説明したプラテン吸引状態検出部1006でプラテン吸引圧の状態を検出してファンの接続切り替える設定手順についても以下に図14を参照して説明する。
前記と同様にプラテン機構の複数ファンの接続構成は印刷準備段階で設定される。
まず初期設定はコンピュータあるいはプリンタに設定される印刷情報で指定される記録媒体の幅および印刷条件に応じたファンの接続構成、ファン駆動指令値を設定する。(:2000)、吸引状態で記録媒体メディアを初期搬送し、吸着する。吸着状態で記録媒体の幅、プラテンダクト圧を測定する(:2001)記録媒体は待機位置に戻す(:2002)。プラテン吸引機構のダクト圧が所定の値以上になっていれるか確認する(:2003)。所定の吸引圧であれば印刷準備終了(:2007)、プラテンダクト圧が所定の値以下の場合、設定変更が可能であることを確認し(:2004)、ファン接続が印刷条件、記録媒体条件を確認し(:2005)ファン指令値の変更(:2006)を行い、再度ファン駆動指令値、およびファン切り替え接続の設定を行う(:2000)。
以上のように所定の吸引状態になるように設定する。また、変更ができない場合吸引不足の表示を行い終了する。
以上によりプラテン圧力状態1006の検出し、ファンの駆動および接続方法を最適化できることで印刷媒体ごとの設定条件のパラメータの削減が可能になったり、多種メディアの評価が大幅に削減しながらして安定した吸引状態で紙浮きを回避できる。
30 プラテン
50 プラテンダクト
P 記録媒体
PL 幅の広い記録媒体
Ps 幅の狭い記録媒体
100 第1のファン
101 第2のファン
102 中継ダクト
103 第1の接続切り替えダクト
104 第2の接続切り替えダクト
105 ファン接続切り替え部
106 第2ファン吸引用ダクト
107 排気ダクト
108 排気口
1000,1001,1002 接続切り替え流路接続口
1003 接続切り替え部駆動機構
1004 開口部
1005 遮蔽部
1006 プラテン吸引状態検出部

Claims (4)

  1. ノズルの開口を有する記録ヘッドを搭載するキャリッジと、前記記録ヘッドに対し対向配置され記録媒体搬送面に複数の吸引穴を有するプラテンと、前記吸引穴が前記記録媒体を前記プラテンの記録媒体搬送面に吸着させる負圧力を発生する吸引手段が複数構成され、また前記プラテンと前記吸引手段とを接続するダクトを有する装置構成において、記録媒体の幅や印刷条件によって変化するプラテン吸引時の吸引流量に応じて、前記複数の負圧発生手段を直列あるいは並列に接続する形態の切り替えが可能な機構を有することを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  2. 前記、複数構成された負圧発生手段の接続を切り替える条件は吸引流量の条件での負圧発生手段の負圧の大きい接続形態に切り替える方法を特徴とする請求項1のインクジェット画像形成装置。
  3. 前記、複数構成された負圧発生手段の接続きり替えはプラテン吸引状態を検出して直列か並列接続かを切り替える方法を特徴とする請求項1のインクジェット画像形成装置。
  4. 前記、プラテン吸引状態の検出方法はプラテン吸引流路内の圧力を圧力センサで検出することを特徴とする請求項1のインクジェット画像形成装置。
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