JP2015189048A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴射部と対向する媒体支持部の支持面に撮像部による媒体撮像用の光を透過させる透光部材を配置した場合において、その透光部材上の媒体の撓み変形部分が位置する場合でも、その撓み変形部分が噴射部に接触する虞を低減できる液体噴射装置を提供する。【解決手段】液体噴射装置は、連続紙Pを搬送する搬送部と、搬送部により搬送された連続紙Pにインクを噴射する噴射部と、搬送部に対して連続紙Pの搬送方向Yの下流側に位置し、搬送部により搬送された連続紙Pを支持可能な支持面20a、支持面20aから下方に凹む第1凹部24A,24Bが形成された媒体支持部20と、支持面20aの下側に配置され、連続紙Pの下面を撮像する撮像部とを備えている。第1凹部24A,24B内には、開口部24bが形成され、この開口部に撮像部30による撮像用の光を透過させる透光部材32が配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば用紙等の媒体に液体を噴射する液体噴射装置に関する。
インク等の液体を噴射部から用紙等の媒体に噴射する液体噴射装置として、媒体を支持する媒体支持部に撮像部を設け、その撮像部によって媒体支持部上を通過する媒体の下面のテクスチャーを撮像し、撮像された画像に基づいて媒体の搬送量を検出するようにした液体噴射装置が知られている。このような液体噴射装置において、媒体支持部の支持面には、撮像部からの光を媒体の下面に向けて照射させるための開口部が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような液体噴射装置では、例えばべた印刷時等のように噴射部から媒体に多量の液体が噴射される場合、媒体が多量の液体を吸収することにより膨潤し、印刷後に媒体が媒体支持部の支持面に対して波打つ、いわゆるコックリングが発生する場合がある。
こうした場合、媒体においてコックリング現象により支持面から浮き上がる方向へ撓み変形した部分は、噴射部と接触する虞がある。
そこで、このような液体噴射装置では、図9に示すように、媒体支持部100の支持面101に複数の凹部102を形成するとともに、その支持面101において一部の凹部102の底面領域を含む複数個所に吸引孔103を形成している。そして、各吸引孔103に連通する吸引ファン(図示略)を駆動させることで、媒体を支持面101側に吸着するようにしている。
特開2013−119439号公報
ところで、従来の液体噴射装置では、図9に示すように、撮像部の透光部材110が媒体支持部100の幅方向において複数の凹部102の間に配置されている。すなわち、媒体支持部100の支持面101上において、透光部材110の配置領域及びその配置領域から媒体の搬送方向の下流側に連続する一定幅の領域は、凹部102が形成されない領域になっている。そのため、この一定幅の領域では、媒体を支持面101よりも噴射部から離れる方向へ変位させて支持することができず、その媒体においてコックリング現象により支持面101から浮き上がる方向へ撓み変形した部分がある場合、その部分を噴射部に接触させる虞が依然としてあった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、噴射部と対向する媒体支持部の支持面に撮像部による媒体撮像用の光を透過させる透光部材を配置した場合において、その透光部材上の媒体の撓み変形部分が位置する場合でも、その撓み変形部分が噴射部に接触する虞を低減できる液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体噴射装置は、媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記媒体に液体を噴射する噴射部と、前記搬送部により搬送された前記媒体を前記噴射部と対向するように支持可能な支持面を有し、前記支持面には前記噴射部から離れる方向に凹む複数の凹部が形成された媒体支持部と、前記支持面を基準にして前記噴射部とは反対側に配置され、前記媒体における前記噴射部と対向する面とは反対側の面を撮像する撮像部とを備え、前記凹部内に開口部が形成され、当該開口部に前記撮像部による媒体撮像用の光を透過させる透光部材が配置された。
上記構成によれば、撮像部による媒体撮像用の光を透過させる透光部材が、媒体支持部の支持面において、支持面よりも噴射部から離れる方向に凹んだ凹部内に配置される。そのため、支持面上で媒体が撓み変形した場合は、その媒体において透光部材の配置領域上に位置する部分を、支持面よりも噴射部から離れる方向に変位させて支持することが可能である。したがって、透光部材上に媒体の撓み変形部分が位置する場合でも、その撓み変形部分が噴射部に接触する虞を低減できる。
また、上記液体噴射装置において、前記撮像部は、前記透光部材が固定され、且つ前記媒体を支持する支持部材を有し、前記支持部材は、前記開口部に挿通された壁部を有し、前記支持壁は、前記透光部材における前記噴射部と対向する面よりも前記噴射部側に突出するとともに前記凹部の周壁の少なくとも一部を構成することが好ましい。
凹部に開口部が形成されることにより、凹部の周壁の一部が開口部により切り取られた場合、その切り取られた凹部の一部分では媒体を支持することができない。このため、媒体が撓み変形した場合、周壁が切り取られた凹部の一部分において媒体が噴射部から離れる方向に撓む量が多くなる。このため、撓む量が多い媒体に噴射部から液体を噴射することとなり、液体の着弾位置の精度が低下してしまう。
上記構成によれば、凹部に開口部が形成されることにより凹部の周壁の一部が開口部により切り取られた場合でも、凹部において切り取られた周壁に代わり支持部材の壁部が媒体を支持する。このため、媒体が噴射部から離れる方向に撓む量が少なくなる。したがって、液体の着弾位置の精度の低下を抑制することができる。
また、上記液体噴射装置において、前記凹部の前記底面と前記壁部が前記媒体を支持する面との高さ寸法は、前記凹部の前記底面と前記支持面との高さ寸法と等しいことが好ましい。
上記構成によれば、支持部材の壁部の面及び媒体支持部の支持面が媒体の搬送方向に段差を形成することが抑制される。このため、媒体が段差により引っ掛かることが抑制される。したがって、媒体が円滑に搬送される。
また、上記液体噴射装置においては、前記媒体を前記支持面に吸着させるための吸引部を備え、前記凹部には、前記吸引部と連通する吸引孔が形成され、前記吸引部は、前記吸引孔で吸引することにより、前記媒体において前記透光部材に対向する部分を前記凹部の底面側に吸引することが好ましい。
上記構成によれば、吸引部が吸引孔を介して透光部材と媒体との間の空間に存在する空気を吸引するため、透光部材における噴射部と対向する面上に透光部材から吸引孔に向かう気流が形成される。このため、透光部材における噴射部と対向する面に異物が付着した場合、気流により異物を透光部材から除去することができる。
また、上記液体噴射装置において、前記撮像部は、前記透光部材が固定され、且つ前記媒体を支持する支持部材を有し、前記支持部材は、前記開口部に挿通されるとともに前記凹部の周壁の一部を構成する壁部を有し、前記壁部は、前記凹部の底面よりも前記噴射部側に突出するとともに前記媒体の搬送方向に延び、且つ前記媒体の搬送方向と直交する方向である幅方向において前記透光部材の両側を挟むように形成された一対の壁部であり、前記凹部に形成された前記吸引孔は、前記媒体の搬送方向において前記一対の壁部とは異なる位置に形成され、且つ前記幅方向において前記一対の壁部の間に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、媒体の搬送方向の端部が凹部に形成された吸引孔又は透光部材上を通過するとき、媒体の搬送方向の端部と凹部とにより形成された搬送方向の開口部から媒体と凹部との間に形成された空間内に空気が導入される。このため、媒体と凹部との間に形成された空間内に搬送方向の気流が発生する。この気流は、一対の壁部により透光部材における噴射部側の面上を通過するように案内される。これにより、透光部材に塵埃等の異物が付着している場合、上記気流により異物が搬送方向に向けて移動する。したがって、透光部材から異物を除去することができる。
(a)は一実施形態のインクジェット式プリンターの概略構成図、(b)は(a)の給紙ローラー対及びその周辺の拡大図。 (a)は媒体支持部の一部の平面図、(b)は(a)における第1凹部及び第2凹部の拡大図。 図1の3−3線の断面図。 図3の一点鎖線円Aの拡大図。 第1凹部及びその周辺の斜視図。 媒体支持部の一部の断面図。 媒体支持部の一部の平面図。 変形例の媒体支持部の一部の平面図。 従来の媒体支持部の一部の平面図。
以下、液体噴射装置をインクジェット式プリンターに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1(a)に示すように、液体噴射装置の一例としてのインクジェット式プリンター(以下、「プリンター11」)は、媒体の一例である長尺シート状の連続紙Pを搬送する搬送装置12と、搬送装置12によって搬送される連続紙Pに対して液体の一例であるインクを噴射して印刷を行う噴射部17とを備えている。また、プリンター11は、搬送装置12と噴射部17とを制御する制御部18を備えている。
搬送装置12は、連続紙Pを繰り出す繰出部14と、繰出部14から繰り出され、噴射部17によって印刷が行われた連続紙Pを巻き取る巻取部15とを備えている。図1では、連続紙Pにおける搬送方向Y(図1の左方向)の上流側となる右側の位置に繰出部14が配置される一方、下流側となる左側の位置に巻取部15が配置されている。
噴射部17は、繰出部14と巻取部15との間の位置に連続紙Pの搬送経路と対向するように配置されている。噴射部17における連続紙Pの搬送経路と対向する面には、連続紙Pにインクを噴射するための複数のノズル17aが形成されている。
またプリンター11において、噴射部17に対して連続紙Pの搬送経路を挟んで対向する位置には、連続紙Pを支持する媒体支持部20が配置されている。媒体支持部20は、噴射部17側とは反対側となる下面側に口部21が形成された有底四角箱状をなしている。
媒体支持部20の下面には、媒体支持部20の内部空間22内の空気を吸引する吸引部の一例である吸引ファン28が口部21を塞ぐように設けられている。媒体支持部20における噴射部17との対向面は、搬送される連続紙Pを支持する水平な支持面20aとされている。媒体支持部20には、連続紙Pを支持面20aに吸着するための複数の吸引孔23が形成されている。各吸引孔23は、媒体支持部20の内部空間22と連通している。このような構成によれば、吸引ファン28が回転駆動することにより口部21を吸気口として吸気することにより内部空間22及び吸引孔23を介して連続紙P及び媒体支持部20の間の空間を負圧にする。これにより、連続紙Pを支持面20aに吸着させるための吸引力が連続紙Pに付与される。
媒体支持部20の下部には、連続紙Pの搬送量を非接触に検出するための撮像部30が取り付けられている。撮像部30は、連続紙Pの下面(非印刷面)のテクスチャーを撮像し、撮像部30の下部に取り付けられた制御部18に画像を送信する。制御部18は、撮像部30からの画像に基づいて、既知の手法により連続紙Pの搬送量を制御する。
繰出部14には、連続紙Pの搬送方向Yと直交する方向である連続紙Pの幅方向X(図1では紙面と直交する方向)に延びる繰出軸14aが回転駆動可能に設けられている。繰出軸14aには、連続紙Pが予めロール状に巻かれた状態で繰出軸14aと一体回転可能に支持されている。そして、繰出軸14aが回転駆動することで繰出軸14aから連続紙Pがその搬送経路の下流側に向かって繰り出される。
繰出軸14aの左斜め下方には、繰出軸14aから搬送される連続紙Pを挟持しながら支持面20aに導く搬送部の一例である給紙ローラー対13が配置されている。給紙ローラー対13は、媒体支持部20の搬送方向Yの上流側端部に搬送方向Yにおいて隣り合う位置に配置されている。給紙ローラー対13は、回転駆動可能に設けられた給紙ローラー13aと、この給紙ローラー13aの回転に従動する紙押さえローラー13bとを有している。図1(b)に示すように、給紙ローラー13aと紙押さえローラー13bとにより連続紙Pを挟持する位置は、媒体支持部20の支持面20aよりも上側に位置している。
図1(a)に示すように、連続紙Pの搬送経路における支持面20aの搬送方向Yの下流側には、連続紙Pにおける印刷済みの領域の張力を調整するためのテンションローラー16が配置されている。連続紙Pの搬送経路におけるテンションローラー16の下流側には、巻取部15が配置されている。
巻取部15には、連続紙Pの幅方向Xに延びる巻取軸15aが回転駆動可能に設けられている。そして、巻取軸15aが回転駆動することでテンションローラー16側から搬送される印刷済みの連続紙Pが巻取軸15aによって順次巻き取られる。
次に、媒体支持部20の詳細な構成について図2及び図3を用いて説明する。
図2(a)に示すように、媒体支持部20には、噴射部17(図1参照)側に開口し、支持面20aから下方に凹む凹部の一例である複数の第1凹部24と、第1凹部24と同様に凹む一方、第1凹部24とは形状が異なる凹部の一例である複数の第2凹部26とが形成されている。複数の第1凹部24及び複数の第2凹部26における各々の搬送方向Yの上流側端部は、媒体支持部20の搬送方向Yの上流側端部に形成されている。
図2(a)に示すとおり、複数の第1凹部24及び複数の第2凹部26は、媒体支持部20において噴射部17によりインクを連続紙Pに向けて噴射する領域である印刷領域に形成されている。複数の第1凹部24は、幅方向Xに所定の間隔をおいて並ぶように形成されている。一方、複数の第2凹部26は、このプリンター11で使用が予定される複数種類の連続紙Pの各幅方向Xのサイズに応じて、基準となる一端(図2(a)では右端)に形成された一つの第2凹部26(以下、「第2凹部26K」ともいう。)からの幅方向Xにおける距離を相違させた複数個所にそれぞれ形成されている。なお、幅方向Xにおいて第2凹部26K以外の各第2凹部26の両側には、第1凹部24が形成されている。
また、幅方向Xにおいて隣り合う第1凹部24の間には、幅方向Xに隣り合う第1凹部24の境界を構成し、且つ連続紙Pを支持する支持壁27Aが形成されている。この支持壁27Aは、搬送方向Yが長手方向となり、第1凹部24を構成する周壁の一部を形成している。また幅方向Xにおいて隣り合う第1凹部24と第2凹部26との間には、幅方向Xにおいて隣り合う第1凹部24と第2凹部26との境界を構成し、且つ連続紙Pを支持する支持壁27Bが形成されている。この支持壁27Bは、搬送方向Yが長手方向となり、第1凹部24を構成する周壁の一部及び第2凹部26を構成する周壁の一部を形成している。全ての第1凹部24及び全ての第2凹部26の搬送方向Yの上流側端部には、媒体支持部20の搬送方向Yの上流側端部を構成する支持壁27Cが形成されている。支持壁27Cは、幅方向Xが長手方向となり、第1凹部24及び第2凹部26を構成する周壁の一部を構成している。支持壁27Aの上面、支持壁27Bの上面、及び支持壁27Cの上面は、媒体支持部20の支持面20aの一部を構成している。
第1凹部24内には、搬送方向Yの下流側に向けて延びるリブ25が形成されている。リブ25は、第1凹部24の底面24aから噴射部17側に向けて立ち上がっている。第1凹部24の底面24aからリブ25の上面までの高さ寸法は、第1凹部24の底面24aから支持面20aまでの高さ寸法と同じであり、この点で、リブ25の上面は支持面20aの一部を構成している。リブ25は、搬送方向Yにおいて、第1凹部24の搬送方向Yの上流側端部から下流側に向けて延びている。リブ25の下流側端部は、第1凹部24の搬送方向Yの中央部よりも上流側に位置している。また各第1凹部24においてリブ25よりも搬送方向Yの下流側には、吸引孔23が形成されている。このため、第1凹部24は、吸引孔23を介して媒体支持部20の内部空間22(図1参照)と連通している。
図2(b)に示すように、2個の第2凹部26により幅方向Xに挟まれた、幅方向Xに隣り合う2個の第1凹部24内において、搬送方向Yの上流側寄りの領域には開口部24bが形成されている。この開口部24bには、撮像部30の一部が下方側から挿入されている。すなわち、撮像部30は、開口部24bを介して連続紙Pの下面を撮像している。なお、以下の説明において、第1凹部24のうちの開口部24bが形成される2個の第1凹部24を「第1凹部24A」及び「第1凹部24B」と称する。第1凹部24A,24Bは、その搬送方向Yの寸法が他の第1凹部24の搬送方向Yの寸法よりも大きい。
一方、第2凹部26は、噴射部17(図1参照)から連続紙Pに噴射されたインクを受容可能な開口形状をしている。第2凹部26は、その幅方向Xにおける寸法である幅寸法が第1凹部24の幅寸法よりも僅かに小さく、その搬送方向Yの寸法が第1凹部24A,24B以外の第1凹部24の搬送方向Yの寸法よりも大きい開口を有する。なお、以下の説明において、第1凹部24Aに幅方向Xに隣り合う第2凹部26を「第2凹部26A」と称し、第1凹部24Bに幅方向Xに隣り合う第2凹部26を「第2凹部26B」と称する。
次に、撮像部30の詳細な構成について図3〜図5を用いて説明する。
図3に示すように、撮像部30は、上下方向Zに延びる円筒状の鏡筒31を備えている。鏡筒31は、その上端部においてねじ38(図2(b)参照)により媒体支持部20に固定され、その下端部においてねじ(図示略)により筐体を有する制御部18に固定されている。
鏡筒31の上端部には、内部の収容空間が搬送方向Yに延びる収容部31aが形成されている。この収容部31aは、上方が開口したケース体であり、その開口には上側から塞ぐように支持部材の一例である鏡筒カバー40が取り付けられている。鏡筒カバー40の上端部は、第1凹部24A,24Bの開口部24bに挿入されている。鏡筒カバー40の上部には、光の透過を許容する一方で撮像部30内への塵埃等の異物の進入を抑制するための無色透明の透光部材32が固定されている。すなわち、この透光部材32により開口部24bは塞がれている。
収容部31a及び鏡筒カバー40により形成された収容空間には、連続紙Pの下面に光を照射する光照射部33が配置されている。光照射部33は、光照射部33は、発光ダイオード及びハロゲンランプ等の光源であり、本実施形態では発光ダイオード(LED)によって構成されている。光照射部33は、支持面20a上に搬送される連続紙Pの下面側から透光部材32越しに光を連続紙Pに向けて照射する。この場合、光照射部33は、幅方向X側から光が連続紙Pの下面に対して斜めに照射されるように配置される。
鏡筒31内には、上側(媒体支持部20側)に位置する物体側レンズ34、物体側レンズ34よりも下側(制御部18側)に位置する像側レンズ35、及び、物体側レンズ34と像側レンズ35との間に位置する絞り36が収容されている。物体側レンズ34は、一例としてテレセントリックレンズであり、光照射部33から出射されて透光部材32を透過した光が連続紙Pの下面で反射した後に再び透光部材32を透過して鏡筒31内に入射した反射光を集光させる。絞り36は、物体側レンズ34を通過した光が通過することにより光の範囲を狭くする。像側レンズ35は、一例としてテレセントリックレンズであり、絞り36を通過した光を集光させる。
制御部18に収容された鏡筒31の下端部には、像側レンズ35により集光された連続紙Pの下面の像が結像される撮像面37aを有する撮像素子37が設けられている。撮像素子37は、例えば2次元イメージセンサーにより構成される。撮像部30により撮像された画像は、制御部18における搬送装置12を制御するための制御回路(図示略)に出力される。
図4に示すように、鏡筒カバー40の上端部には、透光部材32を支持する一対の壁部の一例である一対の第1壁部41、一対の第1壁部41に対して幅方向Xに間隔をおいて形成された第2壁部42、及び第1壁部41と第2壁部42とを連結する側壁である第3壁部43が形成されている。また、鏡筒カバー40には、幅方向Xにおいて光照射部33に対応する位置に形成され、第1壁部41及び第2壁部42の下部を連結して鏡筒カバー40における上壁の一部を構成する第4壁部44が形成されている。
図4及び図5に示すとおり、一対の第1壁部41の上端面である上面41a、第2壁部42の上端面である上面42a、及び第3壁部43の上端面である上面43aは、媒体支持部20の支持面20aと上下方向Zにおいて同じ高さとなるように形成されている。すなわち、第1凹部24Aの底面24aから上面41a〜43aまでの上下方向Zの寸法(高さ寸法Z1)は、第1凹部24Aの底面24aから支持面20aまでの上下方向Zの寸法(高さ寸法Z2)と等しい。このため、上面41a〜43aは、媒体支持部20に連続紙Pが搬送されたとき、連続紙Pを支持する。また、一対の第1壁部41は、透光部材32の上面32aよりも上側(支持面20a側)に突出している。言い換えれば、透光部材32は、支持面20aよりも下側に位置している。
なお、「第1凹部24Aの底面24aから上面41a〜43aまでの高さ寸法Z1が第1凹部24Aの底面24aから支持面20aまでの高さ寸法Z2と等しい」とは、鏡筒31及び鏡筒カバー40の加工誤差及び組立誤差等により高さ寸法Z1及び高さ寸法Z2が互いに僅かにずれる範囲を含む。要するに、高さ寸法Z1が高さ寸法Z2と実質的に等しければよい。
図4の破線で示すように、撮像部30が連続紙Pの下面を鮮明に撮像するため、上下方向Zにおける物体側レンズ34の焦点位置は、支持面20aに設定されている。すなわち、物体側レンズ34の焦点位置が透光部材32の上面32aよりも上側に設定されている。なお、吸引ファン28により連続紙Pが吸引されることにより、連続紙Pにおいて透光部材32と上下方向Zに対向する部分が支持面20aよりも下側に僅かに撓む場合がある。しかし、連続紙Pの下面が支持面20aよりも下側に僅かに撓むことにより連続紙Pの下面が物体側レンズ34の焦点位置よりも下側に位置したとしても、物体側レンズ34の焦点位置と連続紙Pの下面との上下方向Zの間の距離が僅かであれば、撮像部30は、連続紙Pの下面を鮮明に撮像することができる。
図5に示すとおり、一対の第1壁部41は、搬送方向Yが長手方向となる。一対の第1壁部41である壁部41A,41Bは、幅方向Xにおいて透光部材32を挟むように間隔をおいて形成されている。一対の第1壁部41の搬送方向Yの両端部には、空隙が形成されている。一対の壁部41の間において透光部材32と支持壁27Cとの間には、鏡筒カバー40と支持壁27Cとにより収容部45が形成されている。収容部45は、上方に開口し、透光部材32の上面32aから下方に凹む凹形状に形成されている。
一対の第1壁部41のうちの第2凹部26A側の壁部41Aは、第1凹部24A内に位置している。この壁部41Aは、第1凹部24A及び第2凹部26Aの境界壁となる支持壁27Bと、第1凹部24A,24Bの境界壁となる支持壁27Aとの間の幅方向Xの略中央部に位置している。
一対の第1壁部41のうちの第2凹部26B側の壁部41Bは、第1凹部24A,24Bの境界壁となる支持壁27Aの一部を構成している。この壁部41Bは、第1凹部24A,24Bの支持壁27Aの搬送方向Yの上流側端部として構成されている。
第2壁部42は、搬送方向Yが長手方向となる。第2壁部42は、第1凹部24A,24Bの境界壁となる支持壁27Aと、第1凹部24B及び第2凹部26Bの境界壁となる支持壁27Bとの幅方向Xの中央部に位置している。第2壁部42は、媒体支持部20の搬送方向Yの上流側端部に形成されている。
第3壁部43は、第1凹部24B内に位置している。第3壁部43は、幅方向Xが長手方向となり、壁部41Bの搬送方向Yの上流側端部と、第2壁部42の搬送方向Yの上流側端部とを連結している。第3壁部43が配置される第1凹部24の搬送方向Yの上流側端部には、切欠部24cが形成されている。第3壁部43は、第1凹部24内における切欠部24cの形成された位置に配置されている。そして、この切欠部24c内において、第3壁部43は、支持壁27Cの一部を構成している。
鏡筒カバー40の上壁の一部である第4壁部44は、幅方向X及び搬送方向Yにより形成される平面と平行な面として形成されている。第4壁部44の上面44aは、第1凹部24Bの底面24aと面一となっている。そして、第4壁部44は、開口部24bの一部を上側から覆っている。
第1凹部24Aに形成された吸引孔23は、幅方向Xにおいて一対の第1壁部41の間に位置し、搬送方向Yにおいて透光部材32よりも下流側に位置している。第1凹部24Bに形成された吸引孔23は、幅方向Xにおいて第1凹部24Bの中央部に位置し、搬送方向Yにおいて鏡筒カバー40の第4壁部44よりも下流側に位置している。第1凹部24Aの吸引孔23は、第1凹部24Bの吸引孔23よりも搬送方向Yの上流側に位置している。
このように、上述した媒体支持部20の構成、並びに鏡筒カバー40の一対の第1壁部41、第2壁部42、及び第3壁部43の構成によれば、連続紙Pが印刷されることにより膨潤して幅方向Xに連続紙Pが波打つ現象であるコックリングが発生したとき、図6に示すとおり、連続紙Pを支持することができる。
具体的には、第1凹部24A,24B以外の第1凹部24及び第2凹部26において、吸引ファン28により支持壁27A〜27Cの上面及びリブ25の上面に連続紙Pの噴射部17側(上方)の撓み部分が吸着され、第1凹部24及び第2凹部26に連続紙Pの支持面20a側(下方)の撓み部分が収容される。一方、第1凹部24A及び第2凹部26においては、一対の第1壁部41の上面、第2壁部42の上面、及び支持壁27A〜27Cに連続紙Pの噴射部17側(上方)の撓み部分が吸着され、第1凹部24A,24Bに連続紙Pの支持面20a側(下方)の撓み部分が収容される。このため、連続紙Pが支持面20aから噴射部17側に浮き上がることが抑制される。
次に、プリンター11の作用について図1及び図4〜図6を用いて説明する。
図1(b)に示すように、給紙ローラー対13により挟み込まれた連続紙Pの位置が媒体支持部20の支持面20aよりも上方に位置しているため、給紙ローラー対13により媒体支持部20に搬送される連続紙Pは、支持面20aに対して交差するように支持面20aに進入する。これにより、連続紙Pは、支持面20aと交差する搬送方向Yの上流側端部から下流側に連続する一定幅の領域において支持面20aから上方に浮き上がりにくく、上記領域よりも下流側に向かうにつれて支持面20aから浮き上がりやすい。
一方、図4に示すように、撮像部30は、連続紙Pが支持面20aに吸着されて搬送されることを前提に、物体側レンズ34の焦点位置を支持面20aに一致するように設計されている。このため、撮像部30が上記領域に搬送される連続紙Pの下面を撮像するようにすれば、連続紙Pの下面と物体側レンズ34の焦点位置とが一致しやすくなるため、連続紙Pの下面のテクスチャーを鮮明に撮像することができる。したがって、光照射部33からの光を連続紙Pの下面に向けて照射させるための開口部24bが上記領域に形成され、透光部材32が開口部24b内に配置されることが好ましい。
また、第1凹部24が給紙ローラー対13(図1参照)から下流側に離間するにつれて支持面20aに支持される連続紙Pの姿勢が安定しにくくなる。このため、第1凹部24は、給紙ローラー対13にできる限り近づけること、すなわち第1凹部24は、媒体支持部20の搬送方向Yの上流側端部に設けられることが好ましい。
そこで、本実施形態では、図5に示すとおり、撮像部30により連続紙Pの下面を撮像するための開口部24bが第1凹部24A,24B内に形成され、開口部24b内に透光部材32が配置されている。この構成によれば、第1凹部24A,24B及び開口部24bを、連続紙Pが支持面20aと交差する搬送方向Yの上流側端部から下流側に連続する一定幅の領域に形成することができる。したがって、この一定幅の領域では、連続紙Pを下方に変位させて支持することができる。
しかし、開口部24bの幅方向Xにおける寸法が大きいため、撮像部30により連続紙Pの下面を撮像するために第1凹部24A,24Bには、第1凹部24A,24Bの境界壁となる支持壁27Aの一部、及びこの第1凹部24A,24Bのリブ25が切り取られている。このため、このように支持壁27Aの一部及びリブ25が切り取られた状態のままであれば、第1凹部24A,24Bにおいて連続紙Pが安定して支持されない虞がある。
そこで、図6に示すとおり、本実施形態では、第1凹部24A,24Bについて、鏡筒カバー40の一対の第1壁部41の壁部41Bが、支持壁27Aの搬送方向Yの上流側端部を構成するため、開口部24bが形成されることにより支持壁27Aの一部が切り取られても、壁部41Bの上面41aが連続紙Pを支持する。
加えて、本実施形態では、第1壁部41の壁部41A及び第2壁部42が第1凹部24の幅方向Xの略中央部且つ搬送方向Yの上流側端部に位置するため、壁部41A及び第2壁部42は、リブ25と同様の機能を備える。このため、壁部41Aの上面41a及び第2壁部42の上面42aが連続紙Pを支持する。
このように鏡筒カバー40の一対の壁部41及び第2壁部42が媒体支持部20の連続紙Pを支持する機能を兼ねるため、透光部材32が第1凹部24の搬送方向Yの上流側端部に配置されても連続紙Pを支持する機能の低下が抑制される。
本実施形態のプリンター11によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)第1凹部24A,24B内に開口部24bが形成され、その開口部24b内に透光部材32が配置されるため、第1凹部24A,24Bを含めた第1凹部24が媒体支持部20の上流側端部から下流側に連続する一定幅の領域に形成することができる。このため、この領域において、連続紙Pがコックリング現象により支持面20aから浮き上がる方向(上方)に撓み変形した部分がある場合でも第1凹部24A,24Bにより連続紙Pを下方に撓み変形させて支持するため、連続紙Pが支持面20aから浮き上がることを抑制することができる。したがって、上記領域において、連続紙Pが噴射部17に接触するおそれを低減できる。
(2)鏡筒カバー40の第1壁部41の壁部41Aが支持壁27Aと同様の機能を備えるため、第1凹部24及び第2凹部26を媒体支持部20の搬送方向Yの上流側端部、すなわち給紙ローラー対13に隣り合う位置に第1凹部24及び第2凹部26を形成することができる。このため、給紙ローラー対13により媒体支持部20の支持面20aに搬送された連続紙Pの姿勢が印刷領域において安定しやすい。
(3)鏡筒カバー40の第1壁部41の壁部41B及び第2壁部42がリブ25と同様の機能を備えるため、第1凹部24Aの搬送方向Yの上流側端部において連続紙Pを支持することができるとともに連続紙Pの下方への撓み量を低減することができる。
(4)媒体支持部20の支持面20a及び各壁部41〜43の上面41a〜43aが面一に形成されるため、支持面20aと上面41a〜43aとの間で段差が形成されることが抑制される。このため、連続紙Pが媒体支持部20上を搬送されるとき、段差に引っ掛かることが抑制される。したがって、連続紙Pが円滑に搬送される。
(5)連続紙Pが鏡筒カバー40の一対の第1壁部41上を搬送されるとき、連続紙Pの紙粉等の異物が透光部材32に付着する場合がある。透光部材32に付着した異物が撮像部30により撮像された画像に写り込むと連続紙Pの搬送量の検出精度が低下する虞がある。
そこで、本実施形態では、第1凹部24Aにおいて透光部材32の搬送方向Yの下流側に吸引孔23が形成されている。この吸引孔23を介して吸引ファン28(図1参照)が連続紙Pと第1凹部24Aとの間の空気を吸引するため、透光部材32に対向する連続紙Pが吸引される。このため、一対の第1壁部41の間には、搬送方向Yの下流側に向かう気流が形成される。すなわち、透光部材32の上面32a上において、透光部材32から吸引孔23に向かう気流が形成される。これにより、透光部材32の上面32aに付着した異物が吸引孔23に吸引される。したがって、透光部材32の上面32aに付着した異物が除去される。
(6)連続紙Pの搬送方向Yの後端部が第1凹部24Aに形成された透光部材32又は吸引孔23上を通過するとき、連続紙Pの後端部と第1凹部24とにより形成される搬送方向Yに開口した開口部から連続紙Pと第1凹部24との間に形成される空間内に空気が導入される。これにより、連続紙Pと第1凹部24との間の空間内には、搬送方向Yの上流側から下流側に向かう気流が発生する。この気流は、図7の一点鎖線の矢印で示すように、鏡筒カバー40の一対の第1壁部41により透光部材32の上面32a上に案内される。これにより、上記気流が透光部材32の上面32a上を通過する。このため、透光部材32の上面32aに付着した異物が上記気流により搬送方向Yの下流側に移動するため、透光部材32の上面32aから異物が除去される。
(7)透光部材32が媒体支持部20の支持面20a及び各壁部41〜43の上面41a〜43aよりも下方に位置しているため、連続紙Pの下面の位置、すなわち支持面20a及び上面41a〜43aの位置に設定された物体側レンズ34の焦点よりも下方に位置している。このため、透光部材32に異物が付着したとしても撮像部30が撮像した画像に対して異物が写りにくくなる。したがって、透光部材32に付着した異物に起因して撮像部30の検出エラーが発生しにくくなるため、制御部18が連続紙Pの搬送量を精度よく算出できる。
(8)鏡筒カバー40の一対の第1壁部41には、一対の第1壁部41の搬送方向Yの端部を幅方向Xに連結する側壁が形成されていない。この構成によれば、使用者が透光部材32の上面32aを刷毛、綿棒等の清掃部材により清掃することにより、透光部材32の上面32aに付着した紙粉等の異物を透光部材32よりも搬送方向Yの上流側及び下流側に除去することができる。また、透光部材32と媒体支持部20との間には、収容部45(図5参照)が形成されるため、使用者は、清掃部材により異物を収容部45に収容させることもできる。このため、透光部材32の清掃が容易となる。
また、上記(6)において説明した連続紙Pの搬送方向Yの後端部が第1凹部24に形成された吸引孔23上を通過するときに発生する気流が一対の第1壁部41の間を通過することにより、透光部材32の上面32a上に気流を導入しやすくなる。このため、透光部材32の上面32aに付着した異物を気流により除去しやすくなる。
(9)第1凹部24A,24Bの境界壁となる支持壁27Aの幅方向Xにおける寸法である幅寸法は、透光部材32の幅方向Xにおける寸法である幅寸法よりも小さい。このため、支持壁27Aの幅寸法が透光部材32の幅寸法よりも大きいとした構成と比較して、連続紙Pにおいてコックリング現象により支持面20aから浮き上がる方向に撓み変形した部分に隣り合う下方に撓み変形した部分を第1凹部24A,24Bに収容しやすくなる。このため、連続紙Pを支持面20aから浮き上がらせることを抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、第1凹部24内に形成される吸引孔23は2個以上であってもよい。
・上記実施形態において、図8に示すように、開口部24bが第1凹部24A,24Bの搬送方向Yの上流側端部よりも下流側に形成されてもよい。また、開口部24bが第1凹部24A,24Bの支持壁27Aの一部を切り欠いた部分に形成されてもよい。この場合、透光部材32は、第1凹部24A,24Bに跨るように配置される。
・図8に示すように、開口部24bが第1凹部24A,24Bの搬送方向Yの下流側に形成され、透光部材32の搬送方向Yの両側に吸引孔23が形成されてもよい。これら吸引孔23の幅方向Xの位置は、一対の第1壁部41の幅方向Xの間の位置と等しい。
この構成によれば、連続紙Pの搬送方向Yの前端部が第1凹部24A,24Bの搬送方向Yの上流側の吸引孔23又は透光部材32を通過するとき、連続紙Pの前端部と第1凹部24A,24Bとにより形成される搬送方向Yに開口した開口部から連続紙Pと第1凹部24A,24Bとの間に形成される空間内に空気を導入する。これにより、連続紙Pと第1凹部24A,24Bとの間の空間内には、図中の一点鎖線の矢印で示すように、搬送方向Yの下流側から上流側に向かう気流が発生する。この気流が透光部材32の上面32a上を通過することにより上面32aに付着した異物が第1凹部24A,24Bの搬送方向Yの上流側の吸引孔23に向けて移動するため、上面32aから異物が除去される。
また、連続紙Pの搬送方向Yの後端部が透光部材32又は第1凹部24A,24Bの搬送方向Yの下流側の吸引孔23を通過するとき、連続紙Pの後端部と第1凹部24A,24Bとにより形成される搬送方向Yに開口した開口部から連続紙Pと第1凹部24A,24Bとの間に形成される空間内に空気を導入する。これにより、連続紙Pと第1凹部24A,24Bとの間の空間内には、搬送方向Yの上流側から下流側に向かう気流が発生する。この気流が透光部材32の上面32a上を通過することにより上面32aに付着した異物が同様に除去される。
・上記実施形態において、鏡筒カバー40が第1凹部24A,24Bの全体を構成してもよい。
・上記実施形態において、鏡筒カバー40の一対の第1壁部41の一方を省略してもよい。
・上記実施形態において、鏡筒カバー40の第2壁部42がリブ25の一部のみを形成してもよい。
・上記実施形態において、鏡筒カバー40の第2壁部42を省略してもよい。
・上記実施形態において、第1凹部24に形成されたリブ25は2個以上であってもよい。複数のリブ25は、幅方向Xに間隔をおいて形成される。
・上記実施形態において、第1凹部24のリブ25を省略してもよい。
・上記実施形態において、媒体支持部20よりも給紙ローラー対13側の空間と、第1凹部24Aと連続紙Pとの間の空間とを連通する連通部を、第1凹部24Aを構成する支持壁27Cに形成してもよい。これにより、連続紙Pが搬送されるとき、連通部を介して第1凹部24Aと連続紙Pとの間の空間に外気が導入される。このため、図7の一点鎖線の矢印で示す気流が発生しやすくなる。
・上記実施形態において、物体側レンズ34の焦点位置を透光部材32の上面32aよりも上側、且つ媒体支持部20の支持面20aよりも下側の範囲内に設定してもよい。
この構成によれば、吸引ファン28により吸引孔23を介して連続紙Pが下方に吸引されたとき、連続紙Pは第1凹部24Aにおいて下方に撓む。撮像部30は、第1凹部24A上の連続紙Pの下面を撮像するため、下方に撓んだ連続紙Pを撮像することとなる。そこで、この構成によれば、物体側レンズ34の焦点位置を支持面20aよりも下側に設定しているため、下方に撓んだ連続紙Pの下面に焦点を合わせることができる。したがって、連続紙Pの下面を精度よく撮像することができる。
・液体噴射装置は、サーマルジェットプリンターに適用してもよいし、ソリッドインクジェットプリンターに適用してもよい。
・液体噴射装置は、シリアルプリンターに適用してもよいし、ラインプリンターに適用してもよいし、ページプリンターに適用してもよい。
・液体噴射装置は、巻取部15及びテンションローラー16が省略された構成であってもよい。
・媒体は連続紙に限定されず、単票紙、樹脂製のフィルム、金属箔、金属フィルム、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシートなどであってもよい。
・噴射部17から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、噴射部17から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料などの固形物からなる粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体がインクである場合、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
11…液体噴射装置の一例としてのプリンター、13…搬送部の一例としての給紙ローラー対、17…噴射部、20…媒体支持部、20a…支持面、23…吸引孔、24,24A,24B…凹部の一例としての第1凹部、24a…底面、24b…開口部、26,26A,26B…凹部の一例としての第2凹部、28…吸引部の一例としての吸引ファン、30…撮像部、32…透光部材、32a…透光部材における噴射部と対向する面の一例としての上面、40…支持部材の一例としての鏡筒カバー、41…一対の壁部の一例としての第1壁部、42…壁部の一例としての第2壁部、43…壁部の一例としての第3壁部、41a,42a,43a…壁部が媒体を支持する面の一例としての上面、27A,27B,27C…凹部の周壁の一例としての支持壁、P…媒体の一例としての連続紙、X…幅方向、Y…搬送方向。

Claims (5)

  1. 媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送された前記媒体に液体を噴射する噴射部と、
    前記搬送部により搬送された前記媒体を前記噴射部と対向するように支持可能な支持面を有し、前記支持面には前記噴射部から離れる方向に凹む複数の凹部が形成された媒体支持部と、
    前記支持面を基準にして前記噴射部とは反対側に配置され、前記媒体における前記噴射部と対向する面とは反対側の面を撮像する撮像部と
    を備え、
    前記凹部内に開口部が形成され、当該開口部に前記撮像部による媒体撮像用の光を透過させる透光部材が配置された
    液体噴射装置。
  2. 前記撮像部は、前記透光部材が固定され、且つ前記媒体を支持する支持部材を有し、
    前記支持部材は、前記開口部に挿通された壁部を有し、
    前記壁部は、前記透光部材における前記噴射部と対向する面よりも前記噴射部側に突出するとともに前記凹部の周壁の少なくとも一部を構成する
    請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記凹部の前記底面と前記壁部が前記媒体を支持する面との高さ寸法は、前記凹部の前記底面と前記支持面との高さ寸法と等しい
    請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記媒体を前記支持面に吸着させるための吸引部を備え、
    前記凹部には、前記吸引部と連通する吸引孔が形成され、
    前記吸引部は、前記吸引孔で吸引することにより、前記媒体において前記透光部材に対向する部分を前記凹部の底面側に吸引する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記撮像部は、前記透光部材が固定され、且つ前記媒体を支持する支持部材を有し、
    前記支持部材は、前記開口部に挿通されるとともに前記凹部の周壁の一部を構成する壁部を有し、
    前記壁部は、前記凹部の底面よりも前記噴射部側に突出するとともに前記媒体の搬送方向に延び、且つ前記媒体の搬送方向と直交する方向である幅方向において前記透光部材の両側を挟むように形成された一対の壁部であり、
    前記凹部に形成された前記吸引孔は、前記媒体の搬送方向において前記一対の壁部とは異なる位置に形成され、且つ前記幅方向において前記一対の壁部の間に形成されている
    請求項4に記載の液体噴射装置。
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