JP2013001062A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】連続して搬送される記録媒体同士の衝突を抑制することが可能な記録装置及び記録方法を提供する。
【解決手段】インクジェット式プリンター11は、用紙Pを搬送経路に沿って上流側から下流側へ搬送する各ローラー対15,16と、各ローラー対15,16によって搬送された用紙Pを下流側へ搬送する各ローラー対17,18と、各ローラー対15,16によって搬送される用紙Pに印刷を行う記録ヘッド24と、印刷後の用紙Pを切断する回転刃28と、各ローラー対17,18によって搬送される切断後の用紙Psを乾燥させる乾燥機33と、用紙P,Psが連続して搬送される場合に、各ローラー対15,16による用紙Pの平均搬送速度が、各ローラー対17,18による用紙Psの搬送速度よりも遅くなるように、各ローラー対15,16の駆動源である上流側ローラーモーターを制御する制御部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】インクジェット式プリンター11は、用紙Pを搬送経路に沿って上流側から下流側へ搬送する各ローラー対15,16と、各ローラー対15,16によって搬送された用紙Pを下流側へ搬送する各ローラー対17,18と、各ローラー対15,16によって搬送される用紙Pに印刷を行う記録ヘッド24と、印刷後の用紙Pを切断する回転刃28と、各ローラー対17,18によって搬送される切断後の用紙Psを乾燥させる乾燥機33と、用紙P,Psが連続して搬送される場合に、各ローラー対15,16による用紙Pの平均搬送速度が、各ローラー対17,18による用紙Psの搬送速度よりも遅くなるように、各ローラー対15,16の駆動源である上流側ローラーモーターを制御する制御部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの記録装置及び記録方法に関する。
一般に、液体を記録媒体に対して付着させて記録処理を行う記録装置として、インクジェット式プリンターが広く知られている。こうしたプリンターでは、通常、記録媒体に対して記録ヘッド(記録手段)からインク(液体)を噴射することで、印刷(画像形成)が行われる。また、このようなプリンターの中には、記録媒体を間欠搬送して印刷処理を行った後に定着処理を行って印刷内容を定着させるものがある(例えば、特許文献1)。
この特許文献1のプリンターでは、記録媒体の搬送を停止した状態で記録媒体の搬送方向と直交する走査方向へプリントヘッド(記録ヘッド)を往復移動させてのインクの噴射処理と、インクの噴射を停止させての記録媒体の搬送処理とを繰り返し実行することにより、記録媒体に対する印刷処理(前処理)を行っている。そして、インクが付着した記録媒体は、その後、搬送方向の下流側へ連続搬送されて定着処理(後処理)が行われる。
ところで、特許文献1のプリンターでは、記録媒体を間欠搬送して印刷処理を行ってから、その印刷処理後の記録媒体を下流側へ連続搬送して定着処理を行っているため、搬送される複数の記録媒体に連続して印刷を行う場合には、連続搬送される前後の記録媒体同士が衝突するおそれがあった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、連続して搬送される記録媒体同士の衝突を抑制することが可能な記録装置及び記録方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、記録媒体を搬送経路に沿って上流側から下流側へ搬送する上流側搬送手段と、該上流側搬送手段よりも前記搬送経路の下流側に配置されるとともに、前記上流側搬送手段によって搬送された前記記録媒体を下流側へ搬送する下流側搬送手段と、前記上流側搬送手段によって搬送される前記記録媒体に記録処理を含む前処理を行う前処理手段と、該前処理手段によって前記前処理が行われてから前記下流側搬送手段によって搬送される前記記録媒体に後処理を行う後処理手段と、前記記録媒体が連続して搬送される場合に、前記上流側搬送手段による前記記録媒体の平均搬送速度が、前記下流側搬送手段による前記記録媒体の搬送速度よりも遅くなるように、前記上流側搬送手段を制御する制御手段とを備えた。
この発明によれば、記録媒体が連続して搬送される場合に、上流側搬送手段による記録媒体の平均搬送速度が、下流側搬送手段による記録媒体の搬送速度よりも遅くなるため、連続して搬送される記録媒体同士の衝突を抑制することが可能となる。
本発明の記録装置において、前記制御手段は、前記記録処理における最終記録動作の終了後に、前記上流側搬送手段による前記記録媒体の平均搬送速度が、前記下流側搬送手段による前記記録媒体の搬送速度よりも遅くなるように、前記上流側搬送手段を制御する。
通常、記録処理における最終記録動作の終了後には、記録媒体に未記録の領域があっても、該記録媒体が速やかに下流側へ搬送されるため、該記録媒体と、該記録媒体の前を搬送される記録媒体との距離が詰まってしまい、記録媒体同士が衝突し易くなる。この点、この発明によれば、記録処理における最終記録動作の終了後に、上流側搬送手段による記録媒体の平均搬送速度が、下流側搬送手段による記録媒体の搬送速度よりも遅くなるため、連続して搬送される記録媒体同士の衝突を効果的に抑制することが可能となる。
本発明の記録装置において、前記記録処理は、記録手段によって前記記録媒体に液体を噴射して画像を形成する処理であり、前記後処理は、前記記録処理が行われた前記記録媒体を乾燥する乾燥処理を含む。
この発明によれば、記録処理によって記録媒体に形成した画像を、乾燥処理によって定着させることが可能となる。
本発明の記録装置において、前記記録媒体は、長尺状をなしており、前記前処理は、前記記録処理によって画像が形成された前記記録媒体を画像領域毎に切断する切断処理を含み、前記制御手段は、前記記録媒体の前記記録処理が行われてから該記録媒体の切断処理が行われるまでの間、前記上流側搬送手段による前記記録媒体の平均搬送速度が、前記下流側搬送手段による前記記録媒体の搬送速度よりも遅くなるように、前記上流側搬送手段を制御する。
本発明の記録装置において、前記記録媒体は、長尺状をなしており、前記前処理は、前記記録処理によって画像が形成された前記記録媒体を画像領域毎に切断する切断処理を含み、前記制御手段は、前記記録媒体の前記記録処理が行われてから該記録媒体の切断処理が行われるまでの間、前記上流側搬送手段による前記記録媒体の平均搬送速度が、前記下流側搬送手段による前記記録媒体の搬送速度よりも遅くなるように、前記上流側搬送手段を制御する。
この発明によれば、記録媒体の記録処理が行われてから該記録媒体の切断処理が行われるまでの間、上流側搬送手段による切断前の記録媒体の平均搬送速度が、下流側搬送手段による切断後の記録媒体の搬送速度よりも遅くなるため、連続して搬送される記録媒体同士の衝突を効果的に抑制することが可能となる。
本発明の記録方法は、記録媒体を搬送経路に沿って上流側から下流側へ搬送する上流側搬送ステップと、該上流側搬送ステップで搬送された前記記録媒体を下流側へ搬送する下流側搬送ステップと、前記上流側搬送ステップで搬送される前記記録媒体に記録処理を含む前処理を行う前処理ステップと、前記下流側搬送ステップで搬送される前記記録媒体に後処理を行う後処理ステップと、前記記録媒体が連続して搬送される場合に、前記上流側搬送ステップでの前記記録媒体の平均搬送速度を、前記下流側搬送ステップでの前記記録媒体の搬送速度よりも遅くなるように制御する制御ステップとを備えた。
この発明によれば、上記構成の記録装置と同様の作用効果を得ることが可能となる。
以下、本発明の記録装置をインクジェット式プリンターに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」をいう場合は、各図中に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。また、各図中の上方向、左方向及び前方向を示す矢印において、丸印の中に点が記載されたものは、紙面の裏から表に向かう矢印を意味するものとする。なお、上下方向は鉛直方向となっている。
図1に示すように、記録装置としてのインクジェット式プリンター11は、略直方体状をなす本体ケース12を備えている。本体ケース12の後面上部には、巻き軸Jにロール状に巻かれた状態の記録媒体としての長尺帯状のロール紙(連続紙)RPが該巻き軸Jを中心として回転可能に収容される略中空円柱状をなす紙ケース13が設けられている。一方、本体ケース12の前面上部には、略矩形板状をなす排紙トレイ14が設けられている。
本体ケース12内の上部には、紙ケース13内に収容されたロール紙RPから巻き解かれながら繰り出される用紙Pを、該用紙Pの搬送方向である前方向に向かって搬送する上下一対のローラーを有する複数(本実施形態では4つ)のローラー対15〜18が前後方向において適宜間隔を置いてそれぞれ配置されている。
各ローラー対15〜18は、用紙Pの搬送経路の上流側となる後側から下流側となる前側に向かって順に、給送ローラー対15、搬送ローラー対16、中間ローラー対17、排紙ローラー対18とされている。各ローラー対15〜18は、用紙Pの搬送方向と直交する方向である左右方向に沿って延びる軸線を中心に回転可能になっている。
各ローラー対15〜18は、下側に位置するローラーが回転駆動されるとともに、上側に位置するローラーが下側に位置するローラーの回転駆動に伴ってそれぞれ従動回転する。そして、ロール紙RPから繰り出される用紙Pは、各ローラー対15〜18の回転駆動により、該各ローラー対15〜18に挟持されながら搬送経路に沿って排紙トレイ14へ搬送される。なお、ローラー対15における下側に位置するローラーの回転軸には、該ローラーの回転量を検出するロータリーエンコーダー19が取着されている。
ローラー対15と搬送ローラー対16との間における用紙Pの搬送経路に対して上側から対向する位置には、該搬送経路に沿って搬送される用紙Pの先端位置を検出する紙端センサー20が配置されている。一方、用紙Pの搬送経路を挟んで紙端センサー20と対向する位置には、該搬送経路に沿って搬送される用紙Pを下側からガイドするガイド板21が配置されている。
搬送ローラー対16の前側には、搬送経路に沿って搬送される用紙Pを下側から支持する矩形箱状の支持台22が配置されている。一方、用紙Pの搬送経路を挟んで支持台22と対向する位置には、搬送される用紙Pの幅方向(左右方向;走査方向)に沿って移動可能に構成されたキャリッジ23が配置されている。
キャリッジ23の下端部には、支持台22に支持された用紙Pに複数のノズル(図示略)から液体としてのインクを噴射可能な記録手段としての記録ヘッド24が支持されている。記録ヘッド24の下面には、支持台22に支持された用紙Pに対してインクが噴射される複数のノズル(図示略)が開口している。各ノズル(図示略)は前後方向に複数並んでなるノズル列を複数形成するとともに、該各ノズル列は左右方向に沿って互いに等間隔で平行に配置されている。
そして、各ローラー対15,16によって用紙Pの搬送(前後方向における各ノズル列の長さ分の搬送)と停止とを交互に繰り返すとともに、キャリッジ23を走査方向に移動させながら停止したときの用紙Pに対して記録ヘッド24の各ノズル(図示略)からインクを噴射することで、該用紙Pに各ノズル列の長さ分ずつの記録処理としての印刷(画像の形成)が行われる。したがって、記録ヘッド24は所謂シリアル方式のヘッドであるとともに、支持台22の上面上の領域は用紙Pの印刷が行われる印刷領域となっている。
図1及び図2に示すように、支持台22の内部には、ファン25が回転駆動可能に配置されている。支持台22の上壁には、該支持台22の内外を貫通する複数の吸引孔22aが形成されている。各吸引孔22aは、支持台22のほぼ上面全体にわたって規則的に配列されている。そして、ファン25が回転駆動されると、支持台22内に負圧が発生し、該負圧によって支持台22上を搬送される用紙Pが各吸引孔22aから吸引されて該支持台22上に吸着される。
支持台22に対して前側に隣り合う位置には、搬送経路に沿って搬送される用紙Pを下側からガイドするガイド板26が配置されている。ガイド板26と中間ローラー対17との間の位置には、搬送経路に沿って搬送される用紙Pを下側からガイドするガイド板27が配置されている。ガイド板27は、中間ローラー対17に対して後側に隣り合う位置に位置している。用紙Pの搬送経路におけるガイド板26とガイド板27との間の位置には、隙間Sが形成されている。
隙間Sの左側には、用紙Pの搬送方向と平行な方向である前後方向に延びる軸線を中心に回転駆動されるとともに隙間Sに沿って左右方向に移動可能に構成された円板状の回転刃28が配置されている。回転刃28は、回転駆動されながら左右方向に移動することで、用紙Pに印刷(形成)された画像領域毎に該用紙Pを切断する切断処理を行う。この場合、回転刃28は、用紙Pの画像領域について搬送方向の端部に存在する不要な領域も切除する。なお、本実施形態では、記録処理と切断処理とによって前処理が構成されている。
本体ケース12の右側面において、表面から少し凹むように面が形成された凹部30内には、回転刃28による用紙Pの切断によって生じて重力方向である下側に落下する切断片Pkを受けて溜める切屑容器31が収容されている。この場合、切屑容器31は、用紙Pにおける回転刃28によって切断される位置と対応する位置であって、回転刃28よりも下側に位置している。
切屑容器31は、上端が開口した矩形箱状をなしているとともに、本体ケース12から用紙Pの搬送方向と直交する右方向に引き抜くことができるようになっている。切屑容器31は、その右側面が凹部30において露出している。そして、切屑容器31の右側面における上端部には、該切屑容器31を本体ケース12から引き抜く際に掴むための取手32が設けられている。
中間ローラー対17と排紙ローラー対18との間の位置には、記録ヘッド24によって印刷されるとともに回転刃28によって切断された用紙Psに対して上側(印刷面側)から温風を吹き付けて後処理としての乾燥処理を行うための後処理手段としての乾燥機33が配置されている。用紙Pの搬送経路を挟んで乾燥機33と対向する位置には、搬送経路に沿って搬送される用紙Pを下側からガイドするガイド板34が配置されている。
次に、インクジェット式プリンター11の電気的構成について説明する。
図3に示すように、インクジェット式プリンター11は、該インクジェット式プリンター11の稼働状態を統括的に制御する制御手段としての制御部40と、印刷データが記憶されたメモリーカード(図示略)が接続されるメモリーカードインターフェース48と、使用する用紙Pの縦横の幅、用紙Pに印刷する画像の解像度、用紙Pの印刷枚数などをユーザーが入力可能な操作部41とを備えている。操作部41は、ユーザーが各種操作を行う際に確認するための表示画面を有している。
図3に示すように、インクジェット式プリンター11は、該インクジェット式プリンター11の稼働状態を統括的に制御する制御手段としての制御部40と、印刷データが記憶されたメモリーカード(図示略)が接続されるメモリーカードインターフェース48と、使用する用紙Pの縦横の幅、用紙Pに印刷する画像の解像度、用紙Pの印刷枚数などをユーザーが入力可能な操作部41とを備えている。操作部41は、ユーザーが各種操作を行う際に確認するための表示画面を有している。
制御部40は、操作部41、ロータリーエンコーダー19、紙端センサー20、記録ヘッド24、及び乾燥機33とそれぞれ電気的に接続されている。さらに、制御部40は、モータードライバー42を介して、各ローラー対15,16を回転駆動する上流側ローラーモーター43、各ローラー対17,18を回転駆動する下流側ローラーモーター44、キャリッジ23を左右方向に移動させるための駆動源となるキャリッジモーター45、ファン25を回転駆動するファンモーター46、及び回転刃28を回転させながら左右方向に移動させるための駆動源となる切断モーター47とそれぞれ電気的に接続されている。
そして、制御部40は、操作部41、ロータリーエンコーダー19、紙端センサー20からそれぞれ送信される信号に基づき、記録ヘッド24及び乾燥機33の駆動をそれぞれ制御するとともに、モータードライバー42を介して各モーター43〜47の駆動をそれぞれ制御する。
制御部40は、紙端センサー20によって用紙Pの先端が検出されると、ロータリーエンコーダー19からの信号をリセットする。その後、制御部40は、ロータリーエンコーダー19からのパルス信号をカウントしてローラー対15における駆動側のローラーの回転量を演算することで、用紙Pの先端位置を把握する。
また、制御部40は、ROM、RAM、不揮発性メモリーなどから構成された記憶部49を有している。記憶部49には、操作部41から入力される用紙Pの印刷枚数などの情報や、メモリーカード(図示略)から読み込まれる印刷データ、図4に示すテーブル、各種の制御プログラムなどがそれぞれ記憶される。
図4に示すテーブルには、用紙Pの印刷頁と、印刷されてから切断されるまでの用紙Pの平均搬送速度VAとの関係が示されている。そして、平均搬送速度VA1は用紙Pが乾燥処理される際の用紙Pの搬送速度Vと同じ速度に設定される一方、平均搬送速度VA2は用紙Pが乾燥処理される際の用紙Pの搬送速度Vよりも遅い速度に設定されている。この場合、搬送速度Vは、印刷後の用紙Pが十分に乾燥される一定速度に設定されている。
さらにこの場合、用紙Pが印刷されてから切断されるまでの該用紙Pの各平均搬送速度VA1,VA2は、間欠搬送(停止と搬送を繰り返す搬送)の場合では停止状態での搬送速度と搬送状態での搬送速度との両方を含めた平均の搬送速度を示し、連続搬送(停止させない搬送)の場合では搬送状態での搬送速度を示す。
なお、本実施形態では、各ローラー対15,16及び上流側ローラーモーター43によって上流側搬送手段が構成され、各ローラー対17,18及び下流側ローラーモーター44によって下流側搬送手段が構成され、記録ヘッド24、回転刃28、及び切断モーター47によって前処理手段が構成されている。
次に、ユーザーが操作部41を操作した際に制御部40が実行する搬送速度設定処理ルーチンについて、図5のフローチャートに基づき説明する。
さて、制御部40は、操作部41からの操作信号が入力されると、記憶部49から用紙Pの印刷枚数の情報を読み出して、用紙Pの印刷枚数が複数枚か否かを判定する(ステップS1)。ステップS1の判定結果が否定判定である場合、制御部40は、搬送速度設定処理ルーチンを終了する。一方、ステップS1の判定結果が肯定判定である場合、制御部40は、用紙Pが印刷されてから切断されるまでの間の該用紙Pの平均搬送速度VAを図4のテーブルに基づいてVA1に設定する(ステップS2)。
さて、制御部40は、操作部41からの操作信号が入力されると、記憶部49から用紙Pの印刷枚数の情報を読み出して、用紙Pの印刷枚数が複数枚か否かを判定する(ステップS1)。ステップS1の判定結果が否定判定である場合、制御部40は、搬送速度設定処理ルーチンを終了する。一方、ステップS1の判定結果が肯定判定である場合、制御部40は、用紙Pが印刷されてから切断されるまでの間の該用紙Pの平均搬送速度VAを図4のテーブルに基づいてVA1に設定する(ステップS2)。
続いて、制御部40は、用紙Pの最終頁の印刷(最終ラスターの印刷)が完了したか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3の判定結果が否定判定である場合、制御部40は、ステップS3の判定結果が肯定判定となるまで、ステップS3の処理を繰り返し実行する。一方、ステップS3の判定結果が肯定判定である場合、制御部40は、用紙Pが印刷されてから切断されるまでの間の該用紙Pの平均搬送速度VAを図4のテーブルに基づいてVA2に設定する(ステップS4)。その後、制御部40は、搬送速度設定処理ルーチンを終了する。
次に、インクジェット式プリンター11の作用について説明する。
初めに、本実施形態では、用紙Pの印刷ジョブが10枚(10頁)の場合について説明する。
初めに、本実施形態では、用紙Pの印刷ジョブが10枚(10頁)の場合について説明する。
さて、ロール紙RPの印刷を行う場合には、まず、ロール紙RPをセットする。続いて、ユーザーによる操作部41の操作に伴って、各ローラー対15〜18が回転駆動されると、ロール紙RPから用紙Pが巻き解かれながら搬送経路の上流側から下流側へ搬送される(上流側搬送ステップ)。このとき、各ローラー対15,16による用紙Pの平均搬送速度VAは、各ローラー対17,18による用紙Pの搬送速度と同じ速度であるVA1に設定される。そして、用紙Pの先端部が支持台22上に達すると、用紙Pの搬送が停止される。すなわち、用紙Pの頭出しが行われる。
そして、ファン25が回転駆動されると、用紙Pにおける印刷領域(支持台22の上面上)に位置する部分が各吸引孔22aからの吸引力によって支持台22の上面上に吸着される。続いて、キャリッジ23を左右方向に往復移動させながら記録ヘッド24から印刷領域の用紙Pにインクを噴射するとともに、該用紙Pを下流側に間欠搬送することで、該用紙Pの1頁目の印刷が行われる(前処理ステップ)。すなわち、用紙Pに1頁目の画像が形成される。
引き続き、用紙Pは、印刷されながら1頁面の画像領域が搬送経路の下流側へ移動するように搬送される(上流側搬送ステップ)。そして、用紙Pの先端部における画像が形成されていない不要部分が隙間Sに達すると、用紙Pが停止されて、用紙Pの先端部の不要部分が回転刃28によって切除される。この切断された用紙Pの切断片Pkは、隙間Sから落下して切屑容器31内に収容される。
引き続き、用紙Pは、その先端部の不要部分が切除された後、下流側へ搬送される(上流側搬送ステップ)。このとき、用紙Pの2頁目の印刷が開始される。そして、用紙Pの先端部が中間ローラー対17に挟持された後、用紙Pの1頁目の画像領域が前後方向において回転刃28よりも前側に達すると、用紙Pの搬送を停止させた状態で、用紙Pの1頁目の画像領域が回転刃28によって切り離される(前処理ステップ)。このとき、用紙Pの3頁目の印刷が開始される。
回転刃28によって切り離された1頁目の用紙Psは、中間ローラー対17により排紙ローラー対18へ向かって搬送される(下流側搬送ステップ)。このとき、用紙Psは、中間ローラー対17から排紙ローラー対18へ搬送される過程で、その印刷面側に乾燥機33から温風が吹き付けられるとともに、予め乾燥機33から温風を受けてガイド板34に蓄熱されていた熱を印刷面側とは反対側の面から受け取ることで、乾燥される(後処理ステップ)。これにより、用紙Psに付着していたインクが定着する。そして、乾燥機33によって乾燥された用紙Psは、その後、排紙ローラー対18により排紙トレイ14上に排紙される。
続いて、用紙Pの2頁目の画像領域が前後方向において回転刃28よりも前側に達すると、用紙Pの搬送を停止させた状態で、用紙Pの2頁目の画像領域が回転刃28によって切り離される。このとき、用紙Pの4頁目の印刷が開始される。同様に、用紙Pは、5頁目以降も順次印刷されて、回転刃28により、印刷された画像領域毎に左右方向に沿って切断されながら、搬送経路の下流側に順次搬送される。
そして、用紙Pの10頁目(最終頁)の印刷(最終記録動作)が終了すると、各ローラー対15,16による用紙Pの平均搬送速度VAは、各ローラー対17,18による用紙Pの搬送速度よりも遅い速度であるVA2に変更される(制御ステップ)。続いて、回転刃28によって切り離された9頁目の用紙Psは、中間ローラー対17により排紙ローラー対18へ向かって搬送される。
すると、用紙Pの10頁目の画像領域が前後方向において回転刃28よりも前側に達するまで、すなわち用紙Pの10頁目の画像領域が回転刃28によって切り離されるまでは、該用紙Pが平均搬送速度VA2で搬送されるため、9頁目の用紙Psと、切断前の10頁目の画像が形成された用紙Pとの間隔は広がる。したがって、9頁目の用紙Psに10頁目の用紙Psが追いついて衝突することが抑制される。その後、用紙Pの10頁目の画像領域が前後方向において回転刃28よりも前側に達すると、用紙Pの10頁目の画像領域が回転刃28によって切り離される。
続いて、回転刃28によって切り離された10頁目の用紙Psは、中間ローラー対17により排紙ローラー対18へ向かって搬送される過程で乾燥機33によって乾燥された後、排紙ローラー対18により排紙トレイ14上に排紙される。このようにして、10枚の用紙Psが連続して印刷される。
ここで、用紙Pは、通常、10頁目(最終頁)の印刷が1頁分に満たない場合が多い。そして、用紙Pの10頁目(最終頁)の印刷が、例えば画像を形成可能な領域の半分程度で終了するような場合に、用紙Pの10頁目(最終頁)の印刷が終了した後も、各ローラー対15,16による用紙Pの平均搬送速度VAがVA1に設定されていると、用紙Pの10頁目の印刷時間が短くなるので、切断後の用紙Psの9頁目と10頁目との間隔が他の頁間の間隔よりも狭くなる。
すると、9頁目の用紙Psがガイド板34上で乾燥機33によって乾燥された後、ガイド板34が乾燥機33からの温風を受けて十分に蓄熱されない状態で、ガイド板34上に10頁目の用紙Psが搬送される。このため、乾燥機33による10頁目の用紙Psの乾燥時に、ガイド板34から10頁目の用紙Psに対して乾燥に必要な熱量が十分に与えられなくなるので、10頁目の用紙Psが十分に乾燥されなくなるという問題がある。
なぜなら、各用紙Psは、中間ローラー対17から排紙ローラー対18へ搬送される過程で、乾燥機33から直接受ける熱量と、乾燥機33によって蓄熱されたガイド板34から受ける熱量との合計の熱量を受け取ることで、その乾燥が成立するようになっているからである。
この点、本実施形態では、用紙Pの10頁目(最終頁)の印刷(最終記録動作)が終了すると、各ローラー対15,16による用紙Pの平均搬送速度VAは、VA1から、各ローラー対17,18による用紙Psの搬送速度よりも遅い速度であるVA2に変更されるため、用紙Pの10頁目の印刷が1頁分に満たない場合(用紙Pの10頁目の印刷時間が他の頁の印刷時間よりも短い場合)でも、切断後の用紙Psの9頁目と10頁目との間隔が他の頁間の間隔よりも狭くなることはない。したがって、印刷が1頁分に満たない10頁目(最終頁)の用紙Psを十分に乾燥することができる。
以上、詳述した実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)1つの印刷ジョブ(本実施形態では、10枚の印刷)の10頁目(最終頁)の印刷終了後(最終ラスターの印刷後)に、各ローラー対15,16による用紙Pの平均搬送速度VAが、各ローラー対17,18による用紙Psの搬送速度よりも遅くなるため、9頁目の用紙Psと10頁目の用紙Psとの間隔を広げることができる。したがって、9頁目の用紙Psに10頁目の用紙Psが追いついて衝突することを抑制することができる。
(1)1つの印刷ジョブ(本実施形態では、10枚の印刷)の10頁目(最終頁)の印刷終了後(最終ラスターの印刷後)に、各ローラー対15,16による用紙Pの平均搬送速度VAが、各ローラー対17,18による用紙Psの搬送速度よりも遅くなるため、9頁目の用紙Psと10頁目の用紙Psとの間隔を広げることができる。したがって、9頁目の用紙Psに10頁目の用紙Psが追いついて衝突することを抑制することができる。
(2)また、通常、用紙Pの10頁目(最終頁)の印刷終了後(最終ラスターの印刷後)には、この用紙Pの10頁目の画像形成領域における下流側半分に画像が形成されない未記録の領域があっても、該用紙Pが速やかに下流側へ搬送されるため、10頁目の用紙Psと9頁目の用紙Psとの間隔が狭くなる(距離が詰まる)。このため、用紙Psの9頁目がガイド板34上で乾燥機33によって乾燥された後、ガイド板34が乾燥機33からの温風を受けて十分に蓄熱されない状態で、ガイド板34上に用紙Psの10頁目が搬送されることとなり、10頁目の用紙Psの乾燥が不足してしまう。
この点、本実施形態では、1つの印刷ジョブ(本実施形態では、10枚の印刷)の10頁目(最終頁)の印刷終了後(最終ラスターの印刷後)に、各ローラー対15,16による用紙Pの平均搬送速度VAが、各ローラー対17,18による用紙Psの搬送速度よりも遅くなるため、用紙Pの10頁目の印刷が1頁分に満たない場合でも、9頁目の用紙Psと10頁目の用紙Psとの間隔を広げることができる。このため、10頁目の用紙Psがガイド板34上に到達する前に乾燥機33によって該ガイド板34に十分に蓄熱させることができるので、印刷が1頁分に満たない10頁目(最終頁)の用紙Psを十分に乾燥させることができる。
(3)記録ヘッド24によって画像が形成されて回転刃28によって切断された各用紙Psは、乾燥機33によって乾燥されるため、各用紙Psに形成された画像を定着させることができる。
(4)用紙Pの10頁目(最終頁)の印刷が行われてから該用紙Pの10頁目(最終頁)の切断処理が行われるまでの間、各ローラー対15,16による切断前の用紙Pの平均搬送速度VAが、各ローラー対17,18による切断後の用紙Psの搬送速度よりも遅くなるため、連続して搬送される9頁目の用紙Psと10頁目(最終頁)の用紙Psとの衝突を効果的に抑制することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・各ローラー対15,16による切断前の用紙Pの平均搬送速度VAは、常に平均搬送速度VA2に設定するようにしてもよい。
・用紙Pの10頁目(最終頁)以外の頁の印刷であっても、その頁の印刷が1頁分に満たない場合であってその頁における最終ラスターの印刷終了後に、各ローラー対15,16による該用紙Pの平均搬送速度VAをVA1からVA2に変更するようにしてもよい。
・用紙Pの10頁目(最終頁)以外の頁の印刷であっても、その頁の印刷が1頁分に満たない場合であってその頁における最終ラスターの印刷終了後に、各ローラー対15,16による該用紙Pの平均搬送速度VAをVA1からVA2に変更するようにしてもよい。
・前処理には、必ずしも切断処理を含ませる必要はない。
・用紙Pの印刷に紫外線硬化型のインクを用いてもよい。この場合、乾燥機33による乾燥処理の代わりに、紫外線照射装置による紫外線照射処理を後処理として行う必要がある。
・用紙Pの印刷に紫外線硬化型のインクを用いてもよい。この場合、乾燥機33による乾燥処理の代わりに、紫外線照射装置による紫外線照射処理を後処理として行う必要がある。
・後処理には、切断後の各用紙Psの仕分け(ソート)を行う仕分処理が含まれていてもよい。
・各ローラー対15,16による切断前の用紙Pの平均搬送速度VA2は、平均搬送速度VA1よりも遅い範囲内であれば、用紙Pの1頁分の印刷領域の左右方向の寸法、用紙Pの1頁分の印刷領域の前後方向の寸法、印刷ジョブの終了間際(用紙Pの10頁目(最終頁)の最終ラスターの印刷終了間際)のインクの使用量などに基づいて適宜変更するようにしてもよい。
・各ローラー対15,16による切断前の用紙Pの平均搬送速度VA2は、平均搬送速度VA1よりも遅い範囲内であれば、用紙Pの1頁分の印刷領域の左右方向の寸法、用紙Pの1頁分の印刷領域の前後方向の寸法、印刷ジョブの終了間際(用紙Pの10頁目(最終頁)の最終ラスターの印刷終了間際)のインクの使用量などに基づいて適宜変更するようにしてもよい。
・記録媒体として枚葉紙を採用してもよい。
・インクジェット式プリンター11において、記録媒体は、プラスチックフィルム、布、金属箔などであってもよい。
・インクジェット式プリンター11において、記録媒体は、プラスチックフィルム、布、金属箔などであってもよい。
・上記実施形態では、記録装置をインクジェット式プリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…記録装置としてのインクジェット式プリンター、15…上流側搬送手段を構成する給送ローラー対、16…上流側搬送手段を構成する搬送ローラー対、17…下流側搬送手段を構成する中間ローラー対、18…下流側搬送手段を構成する排紙ローラー対、24…前処理手段を構成する記録手段としての記録ヘッド、28…前処理手段を構成する回転刃、33…後処理手段としての乾燥機、40…制御手段としての制御部、43…上流側搬送手段を構成する上流側ローラーモーター、44…下流側搬送手段を構成する下流側ローラーモーター、47…前処理手段を構成する切断モーター、RP…記録媒体としてのロール紙、V…搬送速度、VA,VA1,VA2…平均搬送速度。
Claims (5)
- 記録媒体を搬送経路に沿って上流側から下流側へ搬送する上流側搬送手段と、
該上流側搬送手段よりも前記搬送経路の下流側に配置されるとともに、前記上流側搬送手段によって搬送された前記記録媒体を下流側へ搬送する下流側搬送手段と、
前記上流側搬送手段によって搬送される前記記録媒体に記録処理を含む前処理を行う前処理手段と、
該前処理手段によって前記前処理が行われてから前記下流側搬送手段によって搬送される前記記録媒体に後処理を行う後処理手段と、
前記記録媒体が連続して搬送される場合に、前記上流側搬送手段による前記記録媒体の平均搬送速度が、前記下流側搬送手段による前記記録媒体の搬送速度よりも遅くなるように、前記上流側搬送手段を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする記録装置。 - 前記制御手段は、前記記録処理における最終記録動作の終了後に、前記上流側搬送手段による前記記録媒体の平均搬送速度が、前記下流側搬送手段による前記記録媒体の搬送速度よりも遅くなるように、前記上流側搬送手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記記録処理は、記録手段によって前記記録媒体に液体を噴射して画像を形成する処理であり、
前記後処理は、前記記録処理が行われた前記記録媒体を乾燥する乾燥処理を含むことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 前記記録媒体は、長尺状をなしており、
前記前処理は、前記記録処理によって画像が形成された前記記録媒体を画像領域毎に切断する切断処理を含み、
前記制御手段は、前記記録媒体の前記記録処理が行われてから該記録媒体の切断処理が行われるまでの間、前記上流側搬送手段による前記記録媒体の平均搬送速度が、前記下流側搬送手段による前記記録媒体の搬送速度よりも遅くなるように、前記上流側搬送手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。 - 記録媒体を搬送経路に沿って上流側から下流側へ搬送する上流側搬送ステップと、
該上流側搬送ステップで搬送された前記記録媒体を下流側へ搬送する下流側搬送ステップと、
前記上流側搬送ステップで搬送される前記記録媒体に記録処理を含む前処理を行う前処理ステップと、
前記下流側搬送ステップで搬送される前記記録媒体に後処理を行う後処理ステップと、
前記記録媒体が連続して搬送される場合に、前記上流側搬送ステップでの前記記録媒体の平均搬送速度を、前記下流側搬送ステップでの前記記録媒体の搬送速度よりも遅くなるように制御する制御ステップと
を備えたことを特徴とする記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011137357A JP2013001062A (ja) | 2011-06-21 | 2011-06-21 | 記録装置及び記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011137357A JP2013001062A (ja) | 2011-06-21 | 2011-06-21 | 記録装置及び記録方法 |
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JP2013001062A true JP2013001062A (ja) | 2013-01-07 |
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ID=47670118
Family Applications (1)
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JP2011137357A Withdrawn JP2013001062A (ja) | 2011-06-21 | 2011-06-21 | 記録装置及び記録方法 |
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JP (1) | JP2013001062A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015150821A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置及び記録方法 |
-
2011
- 2011-06-21 JP JP2011137357A patent/JP2013001062A/ja not_active Withdrawn
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