JP5585396B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置に関する。
下記特許文献1には、記録装置としてインクジェット式プリンターが開示されている。
このインクジェット式プリンターは、記録媒体としてロール紙を用い、インクジェットヘッドによる印字領域において、巻き癖等の影響で浮いてしまうロール紙の平面性を保つため、プラテンに複数の吸引孔を備えている。複数の吸引孔は、記録媒体の搬送方向上流側から下流側へ離れるにつれて次第に小さくなると共に、記録媒体の幅方向の中心位置近傍から該幅方向外側に離れるにつれて次第に小さくなっている。
この構成によれば、記録媒体が搬送されるにつれて大きい吸引孔から閉塞されていくので、吸引圧の高まりを早めることができる。すなわち、小さい吸引孔が閉塞されずに開口した状態であっても該吸引孔は流路抵抗が高いので、記録媒体の平面性を確保するのに十分な吸引圧を確保できる。
特開2003−211749号公報
しかしながら、上記インクジェット式プリンターは、インクジェットヘッドの印字領域に対して下流側に配置される吸引孔が開口している状態で、記録媒体に対する印字を行う構成となっている。そうすると、インクジェットヘッドから噴射されたインクが、飛行中に該吸引孔に引き寄せられ、所謂インクの飛行曲りが生じる。このため、印字品質の劣化が生じてしまう場合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、記録媒体の平面性を確保しつつ、印字品質の劣化を抑制することができる記録装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、記録媒体を支持する支持面に該記録媒体を吸引する複数の吸引孔が形成された支持部材と、上記記録媒体を上記支持面に沿って搬送する搬送装置と、上記支持面に支持された上記記録媒体に対し、流体を噴射して印字する記録ヘッドと、上記記録媒体の搬送方向の先端部が、上記支持面において上記搬送方向の最下流の位置に形成された上記吸引孔を覆う位置に達した時に、上記記録ヘッドの上記印字を実行させる制御装置と、上記搬送方向において、上記最下流の位置に形成された上記吸引孔よりも下流側に設けられ、上記記録媒体の上記支持面に対する所定高さ以上の浮きを規制する規制部材と、を有し、上記規制部材は、周面が発泡ウレタンで構成されたローラーである記録装置を採用する。
また、本発明においては、記録媒体を支持する支持面に該記録媒体を吸引する複数の吸引孔が形成された支持部材と、上記記録媒体を上記支持面に沿って搬送する搬送装置と、上記支持面に支持された上記記録媒体に対し、流体を噴射して印字する記録ヘッドと、上記記録媒体の搬送方向の先端部が、上記支持面において上記搬送方向の最下流の位置に形成された上記吸引孔を覆う位置に達した時に、上記記録ヘッドの上記印字を実行させる制御装置と、上記搬送方向において、上記最下流の位置に形成された上記吸引孔よりも下流側に設けられ、上記記録媒体の上記支持面に対する所定高さ以上の浮きを規制する規制部材と、を有する記録装置を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明は、記録媒体をプラテンの支持面に沿って搬送し、記録媒体の搬送方向の先端部が、支持面において搬送方向の最下流の位置に形成された吸引孔を覆う位置に達した時点で、記録ヘッドの印字が実行される。そうすると、吸引孔が全て閉塞されて、記録媒体の周辺に不要な空気の流れが形成されないので、流体の飛行曲りによる印字品質の劣化を抑制することができる。但し、記録媒体の搬送方向の先端部が、支持面において搬送方向の最下流の位置に形成された吸引孔を覆う位置に達した時点で、記録ヘッドの印字を実行すると、その印字中、搬送によって吸引領域から徐々に外れていく記録媒体の先端部の浮きを抑えることができなくなるので、吸引領域よりも下流側に規制部材を設け、記録媒体の先端部の浮きを抑制する。これにより、吸引領域を外れた記録媒体の先端部に浮きが生じて、記録ヘッドに接触したり、また、先端部の浮きが印字領域の部位まで浮きの影響を与えて吸引孔の一部を開口させ、記録媒体の裏側に流体が引き込まれるといったことを抑制することができる。
また、本発明においては、上記複数の吸引孔で上記記録媒体を吸引する吸引領域は、上記搬送方向において、上記記録ヘッドによる印字領域を含み、且つ、該印字領域に対して上流側と下流側とに延在しており、上記搬送方向における、上記下流側の上記吸引領域の長さは、上記上流側の上記吸引領域の長さより小さいという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明は、印字領域に対して搬送方向下流側の吸引領域を、該印字領域に対して搬送方向上流側の吸引領域よりも相対的に小さくすることで、印字領域に対して搬送方向下流側にはみ出る記録媒体の領域を小さくすることができる。これにより、記録媒体が印字される領域を大きく確保することができる。
また、本発明においては、上記規制部材の上記記録媒体と接触して上記浮きを規制する接触部は、上記支持面の垂直方向において、上記支持面から上記記録媒体の厚み以上の隙間をあけて配設されているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、記録媒体の先端部に浮きが生じても、接触部が支持面から記録媒体の厚み以上に隙間をあけて配置されているため、記録媒体の先端部をその隙間に導き入れて浮きを抑制することができる。
また、本発明においては、上記規制部材の上記記録媒体と接触して上記浮きを規制する接触部は、上記搬送方向と直交する上記記録媒体の幅方向に延びる軸周りに回転自在に支持されたローラーの周面であるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、ローラーが、記録媒体との間に生じる摩擦を自身の回転運動に変換することで、記録媒体に対する擦傷の発生等を防止することができる。
また、本発明においては、上記記録媒体は、ロール体から延出されて上記搬送されるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、ロール体から延出されて搬送される記録媒体の巻き癖を複数の吸引孔で矯正し、記録媒体の平面性を高めることができる。また、吸引領域を外れた記録媒体の先端部に生じる浮きを、規制部材により抑えることができる。
また、本発明においては、上記規制部材の上記搬送方向における位置は、上記記録媒体の巻き特性に基づいて設定されているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、記録媒体の浮きは、記録媒体の巻き特性(巻き癖の強さ、材質、湿度等)に依存するため、これを考慮して、搬送方向における規制部材の配置を設定する。
また、本発明においては、上記規制部材と対向して上記記録媒体を支持する第2の支持面を有し、上記第2の支持面は、上記支持面の垂直方向において、上記記録ヘッドに対し、上記支持面よりも離間して設けられているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、記録媒体の先端部に浮きが生じても、その浮きを記録ヘッドから離間する側に逃がすことができるため、記録媒体の先端部と記録ヘッドとの接触を回避させることができる。
また、本発明においては、上記複数の吸引孔で上記記録媒体を吸引する吸引領域は、上記搬送方向と直交する上記記録媒体の幅方向において延在しており、上記幅方向において、上記記録媒体から外れた上記吸引領域における上記吸引孔による上記吸引を停止させる吸引停止装置を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明は、幅方向において吸引領域を延在させて、記録媒体の複数のサイズにも対応させる。また、記録媒体から外れた領域にある吸引孔は、その吸引を停止させて、記録媒体の周辺に不要な空気の流れを形成しないようにする。
本発明の実施形態におけるプリンターを示す概略構成図である。 本発明の実施形態における記録部を示す斜視図である。 本発明の実施形態における支持台が備えるプラテンを示す平面図である。 本発明の実施形態における支持台の分解斜視図である。 本発明の実施形態における支持台の分解斜視図である。 本発明の実施形態における支持台本体の分解斜視図である。 本発明の実施形態における吸引停止装置のカム機構を示す斜視図である。 本発明の実施形態における紙押えローラーの配置を示す図である。 本発明の実施形態における用紙の先端部における支持面に対する浮きを示すグラフである。
以下、本発明に係る記録装置の実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面では、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明することがある。ここで、水平面内の所定方向をX軸方向(幅方向)、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向(搬送方向)、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(鉛直方向)をZ軸方向とする。
本実施形態では、記録装置として、インクジェット式プリンター(以下、単にプリンターと称する)について例示する。
図1は、本発明の実施形態におけるプリンター11を示す概略構成図である。
プリンター11は、ロール状に巻かれたロール紙(ロール体)RPから延出される長尺の用紙(記録媒体)Pに対して、インク(流体)を記録ヘッド31から噴射して画像や文字等を印字する構成となっている。プリンター11は、ロール紙RPから延出された用紙Pを搬送する搬送部(搬送装置)20と、用紙Pに対し印字を行う記録部30と、印字を経た用紙Pを所定サイズに切断する切断部40と、切断後の用紙Psの裏面に印字を行う裏面印字部50と、上記各構成部位の動作を統括的に制御する制御装置CONTと、を有している。
プリンター11は、ロール紙RPを収容するケース12と、搬送部20、記録部30、切断部40、裏面印字部50等を収容する本体ケース13と、を備えている。そして、本体ケース13の前側(+Y側)には、印字が施されて切断された用紙Psが排出される排紙トレイ17が設けられている。また、用紙Pの切断によって生ずる切断片Pkを受けて溜める容器(以降、「切屑容器」と称する)15が、本体ケース13の右側面において、表面から少し凹むように面が形成された凹部14内に配設されている。切屑容器15は、本実施形態では本体ケース13から搬送方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)に引き抜くことができるようになっており、その直交方向の端面が凹部14において露出するとともに、その端面において切屑容器15を引く抜くための取手16が設けられている。
以下、プリンター11に設けられた各構成部位について、プリンター11に備えられた搬送部20として機能する複数のローラー対によって搬送される用紙Pの搬送順に従って説明する。搬送部20は、給紙ローラー対21、搬送ローラー対22、紙押えローラー(規制部材)23A,23B、搬送ローラー対24,25、排紙ローラー対26、を有する。まず、ロール紙RPから巻き解かれた用紙Pは、給紙ローラー対21によって、記録部30に給紙されるようになっている。記録部30は、インクを噴射する記録ヘッド31と、用紙Pを支持する支持台32と、を有する。
記録部30では、ロール紙RPから給送された用紙Pを搬送して、用紙Pの上面(表面)に画像等を印字する。まず搬送ローラー対22によって記録ヘッド31と支持台32との間に用紙Pを送り出す。送り出された用紙Pの上面(表面)は記録ヘッド31に対して所定の距離を保って搬送され、このとき、用紙Pの上面に記録ヘッド31からインクが噴射されて印字が行われる。その後、用紙Pは、紙押えローラー23A,23Bによって押さえられながら切断部40に搬送される。
切断部40は、回転刃などによって構成されるカッター41を機能部品として有し、用紙Pを、印字された画像等に対応する領域毎に切断する。このとき、切断部40では、印字された領域について搬送方向の端部に存在する不要な領域を取り除くように切断が行われるようになっている。このため、図示するように、用紙Pは、切断によって切断片Pkが発生し、発生した切断片Pkは重力方向に落下するようになっている。従って、この落下する切断片Pkを受けて溜めるために、切屑容器15が切断部40よりも下側に配設されている。
切断後の用紙Psは、次に裏面に文字を印刷する裏面印字部50に搬送される。裏面印字部50は、インクリボンを用紙Psの下面(裏面)に押し付けてインクドットを形成する所謂インパクトドット方式の印字ユニット51と、用紙Psを印字の際に上側から支持する支持台52と、を有している。裏面印字部50では、搬送される用紙Psを、まず搬送ローラー対24によって印字ユニット51と支持台52との間に用紙Psを送り出す。そして、送り出された用紙Psは、その下面(裏面)に印字ユニット51によってドットが記録されることによって所定の文字が印字され、搬送ローラー対25によって搬送方向に送られる。
その後、用紙Psは、例えば、乾燥部(不図示)に搬送され、機能部品としてのヒーターユニット(不図示)などによって乾燥が施されるなどの処理を経て、最後に排紙ローラー対26によって排紙トレイ17に排出されるようになっている。
次に、本実施形態の記録部30の構成について詳しく説明する。
図2は、本発明の実施形態における記録部30を示す斜視図である。図3は、本発明の実施形態における支持台32が備えるプラテン60を示す平面図である。
図2における符号33は、記録ヘッド31を搭載したキャリッジを示す。本実施形態の記録ヘッド31は、搬送される用紙Pの幅方向(X軸方向)に移動するキャリッジ33に搭載される所謂シリアル型インクジェットヘッドである。なお、図2における符号34は、記録ヘッド31のフラッシング(予備吐出)によるメンテナンスを行うフラッシングボックスである。
キャリッジ33は、ガイドロッド35によって幅方向に移動自在に支持されている。キャリッジ33は、プーリー36に張架されたベルト37の駆動により、ガイドロッド35に沿って移動する構成となっている。ベルト37は、キャリッジモーター38により駆動される。また、記録部30には、キャリッジ33の移動経路に沿って、リニアエンコーダ39が設けられている。リニアエンコーダ39は、キャリッジ33の幅方向の位置を検出する。この検出信号は、位置情報として制御装置CONTに送信されるようになっている。制御装置CONTは、このリニアエンコーダ39からの位置情報に基づいて記録ヘッド31の走査位置を認識し、記録ヘッド31による印字動作等を制御するようになっている。
支持台32は、用紙Pを支持する支持面60aを有するプラテン(支持部材)60を備える。図2及び図3に示すように、プラテン60の支持面60aには、用紙Pの平面性を保つために複数の吸引孔61が形成されている。また、プラテン60には、所謂フチなし印刷を行うために、支持面60aに開口してインクを受けるインク受部62が複数設けられている。インク受部62は、例えば、インクを吸収するスポンジ、不織布等のインク吸収体を備える。本実施形態の用紙Pの給紙形態は、所謂センター給紙を採用しており、インク受部62は、プラテン60のセンター位置に対して対称に配置されている。インク受部62は、用紙Pの規格(A4、B4、A3、B3等)に応じた紙幅に対応する位置にそれぞれ設けられている。
複数の吸引孔61で用紙Pを吸引する吸引領域Aは、幅方向(X軸方向)に延在している。吸引孔61を介した吸引は、図2に示すファン63により行われる構成となっている。ファン63と、支持台32の底部とは、ダクト64を介して接続されている。本実施形態の記録部30は、印字中のインクの飛行曲りを抑制するために、幅方向において、用紙Pから外れた吸引領域Aにおける吸引孔61による吸引を停止させる吸引停止装置90を有する。
次に、本実施形態の吸引停止装置90を含めた支持台32の構成について詳しく説明する。
図4は、本発明の実施形態における支持台32の分解斜視図である。図5は、本発明の実施形態における支持台32の分解斜視図である。図6は、本発明の実施形態における支持台本体70の分解斜視図である。図7は、本発明の実施形態における吸引停止装置90のカム機構91を示す斜視図である。
図4に示すように、支持台32は、プラテン60と、支持台本体70と、底部フレーム80と、が組み合わされて構成されている。支持台本体70には、吸引孔61に連通する空気室71と、インク受部62に連通するインク受室72とが形成されている。空気室71は、幅方向の位置に応じて複数に分割されている。より詳しくは、インク受室72により挟まれた領域毎に分割されている。なお、中央の空気室71を空気室71aと、空気室71aの外側で隣り合う空気室71を空気室71bと、空気室71bの外側で隣り合う空気室71を空気室71cと、空気室71cの外側で隣り合う空気室71を空気室71dと、空気室71dの外側で隣り合う空気室71を空気室71eと、空気室71eの外側で隣り合う空気室71を空気室71fと、称する。
図5に示すように、空気室71a以外の空気室71の底部は、フレーム73及び弁体74によって閉塞されている。すなわち、空気室71aは、用紙Pの最小紙幅に対応する領域に設けられているために常時開放され、この空気室71aに連通する吸引孔61は、用紙Pの紙幅によらずに吸引を行うようになっている。
図6に示すように、空気室71a以外の空気室71には、それぞれ弁体74が設けられている。弁体74は、付勢部材75によって下方に付勢されている。弁体74は、搬送方向に延びる長方形状のベース部74aと、ベース部74aから下方に突出する突出部74bとを有する。突出部74bは、フレーム73に形成された開口部76に挿入可能な大きさを有する。
図4に戻り、底部フレーム80は、支持台本体70の底部と接続され、チャンバーとして機能する構成となっている。底部フレーム80の中央部には、ダクト64(図2参照)が接続される開口部81が設けられている。この底部フレーム80には、弁体74を選択的に持ち上げるカム機構91が設けられている。カム機構91は、幅方向に延びる軸周りに回転自在に支持されており、各弁体74に対応する位置に、各弁体74に対応する形状のカム92を備える構成となっている。具体的に、カム機構91は、空気室71bの弁体74に対応するカム92bと、空気室71cの弁体74に対応するカム92cと、空気室71dの弁体74に対応するカム92dと、空気室71eの弁体74に対応するカム92eと、空気室71fの弁体74に対応するカム92fと、を有する。
図7(a)及び図7(b)に示すように、カム92の形状は、幅方向における位置に応じて異なる形状を有している。カム92は、弁体74の突出部74bと当接可能な径を有する凸部93を有しており、この凸部93の周方向に占める割合が、カム92b〜92fで異なっている。カム92bにおける凸部93の割合が最も多く、次に、カム92c〜92fの順で小さくなっている。
具体的に、カム機構91を軸周りに回転させると、カム92b〜92fの全てが弁体74と当接しない状態と、カム92bのみが弁体74を持ち上げ空気室71bを開放する状態と、カム92b,92cが弁体74を持ち上げ空気室71b,72cを開放する状態と、カム92b〜92dが弁体74を持ち上げ空気室71b〜71dを開放する状態と、カム92b〜92eが弁体74を持ち上げ空気室71b〜71eを開放する状態と、カム92b〜92fの全てが弁体74を持ち上げ空気室71b〜71fの全てを開放する状態と、に切り替えることが可能となっている。
上記構成のカム機構91は、ギア機構94を介して接続されるモーター95(図2参照)によって回転駆動する構成となっている。制御装置CONTは、セットされた用紙Pの紙幅情報に基づいてモーター95を駆動させ、カム機構91の回転角度制御を行う構成となっている。具体的に、図3に示す紙幅の用紙Pがセットされた場合は、カム機構91を駆動させ、カム92bのみが弁体74を持ち上げ空気室71bを開放する状態とさせる。そうすると、幅方向において、用紙Pから外れた吸引領域Aにおける吸引孔61c〜61fによる吸引を停止させることができる。なお、図3に示す吸引孔61aは空気室71aに連通し、吸引孔61bは空気室71bに連通し、吸引孔61cは空気室71cに連通し、吸引孔61dは空気室71dに連通し、吸引孔61eは空気室71eに連通し、吸引孔61fは空気室71fに連通している。
図3に示すように、複数の吸引孔61は、幅方向(X軸方向)において間隔をあけて、搬送方向(Y軸方向)に沿う複数の列を成している。そして、複数の吸引孔61は、搬送方向に沿う各列で、同一の形状、且つ、同一のピッチで配置されている。この複数の列は、第1の形状(丸孔形状)の吸引孔61を有する第1の列と、第2の形状(長孔形状)の吸引孔61を有する第2の列と、を有する。第1の列は、吸引孔61a,61d〜61fの各列を含む。また、第2の列は、吸引孔61b,61cの各列を含む。第2の列の幅方向両側にはインク受部62が設けられている。第2の列の吸引孔61b,61cの形状は、搬送方向に延びる長孔形状となっている。これにより、インク受部62が設けられて幅が取れない狭い領域に、第2の列の吸引孔61b,61cを配置して、用紙Pの吸引を行うことができる。
複数の吸引孔61で用紙Pを吸引する吸引領域Aは、搬送方向において、記録ヘッド31による印字領域Bを含み、且つ、該印字領域Bに対して上流側と下流側とに延在している。そして、搬送方向における、下流側の吸引領域Aの長さa1は、上流側の吸引領域Aの長さa2よりも小さい構成となっている。
なお、搬送方向における吸引領域Aの長さとは、支持面60aにおいて、搬送方向(Y軸方向)最上流の位置に設けられた吸引孔61から、搬送方向最下流の位置に設けられた吸引孔61までの長さを意味する。また、搬送方向における印字領域Bの長さとは、記録ヘッド31のインクを噴射するノズル列31aの搬送方向(Y軸方向)最上流端(上端)から、搬送方向最下流端(下端)までの長さを意味する。
用紙Pは、ロール紙RPから延出して給紙されるため、その先端部において巻き癖の影響が大きく出てしまう。また、吸引力を高めると、用紙Pの先端部の浮きは小さくなるが、完全に支持面60aに押し付けることは難しい。したがって、本実施形態では、吸引領域Aを印字領域Bに対して搬送方向下流側に延在させ、用紙Pの先端部が浮く部位を印字領域Bから外す構成となっている。但し、印字領域Bから外れた用紙Pの先端部は、不要な領域として上述した切断部40によって切断片Pkとして切り落とされる部位であるので、下流側の吸引領域Aの長さa1を、後述する用紙Pの先端部の巻き特性に基づいて最小限に設定している。したがって、搬送方向における、下流側の吸引領域Aの長さa1は、上流側の吸引領域Aの長さa2よりも小さい構成となっている。
続いて、図8及び図9を参照して、紙押えローラー23A,23Bの構成及び配置について説明する。
図8は、本発明の実施形態における紙押えローラー23A,23Bの配置を示す図である。図9は、本発明の実施形態における用紙Pの先端部における支持面60aに対する浮きを示すグラフである。なお、図9では、吸引領域Aにおける吸引圧が350Pa、外気が32℃、湿度が20%の条件のときの用紙Pの表面高さのプロファイルを示している。
図8に示すように、紙押えローラー23Aは、搬送方向(Y軸方向)において、最下流の位置に形成された吸引孔61(吸引領域Aの最下流端)よりも下流側に設けられ、用紙Pの支持面60aに対する所定高さ以上の浮きを規制する構成となっている。紙押えローラー23Aは、用紙支持板27と対向して配置されている。用紙支持板27は、プラテン60の支持面60aと略同一の高さで、且つ、略連続的に連なる支持面27aを有する。一方、紙押えローラー23Bは、搬送方向において、紙押えローラー23Aよりも下流側に設けられ、支持面27aとの間で用紙Pを押えて、その下流側に設けられる切断部40(図1参照)による切断を適切に行わせる構成となっている。
紙押えローラー23A,23Bは、幅方向(X軸方向)に延びる軸周りに回転自在に支持されている。この構成によれば、紙押えローラー23A,23Bが、用紙Pとの間に生じる摩擦を自身の回転運動に変換することで、用紙Pに対する擦傷の発生等を防止することができる。
また、紙押えローラー23A,23Bの周面(接触部)28は、印字された用紙Pの上面(表面)に接触するものであるから、印字品質への影響(例えば、傷を付けないこと、インク付着による印字面の乱れ、汚染が生じないこと)を考慮して選定された材料で構成されている。本実施形態の紙押えローラー23A,23Bの周面は、発泡ウレタン(例えば、INOAC社製ENDUR)で、硬度が20度(アスカー硬度)程度のものを採用するのが好適である。
紙押えローラー23A,23Bの周面28は、用紙支持板27に対し所定の隙間をあけて配設されている。より詳しくは、用紙Pの先端部を当該隙間に誘い込めるように、支持面27aの垂直方向(Z軸方向)において、支持面27aに対して用紙Pの厚み以上の隙間をあけて配設されている。具体的に、本実施形態では、0.5〜1.0mm程度の隙間をあけて配設されている。
紙押えローラー23Aの搬送方向(Y軸方向)における位置は、用紙Pの巻き特性に基づいて設定されている。すなわち、用紙Pの浮きは、図9に示すような用紙Pの巻き特性(巻き癖の強さ、材質、湿度等)に依存するため、これを考慮して、搬送方向における紙押えローラー23Aの配置を設定している。詳しくは、紙押えローラー23Aの搬送方向における位置は、用紙Pの巻き癖により生じる用紙Pの浮き上がりが吸引領域Aまで及ばない位置で、且つ、上に凸となる浮きの頂上が記録ヘッド31に及ばない位置に設定している。本実施形態では具体的に、用紙Pの巻き特性に基づいて、搬送方向において吸引領域Aの最下流端から40mm付近に、紙押えローラー23Aを配置している。
続いて、上記構成のプリンター11の記録部30における印字動作について説明する。
先ず、セットされた用紙Pの紙幅に基づいて、幅方向において、用紙Pから外れた吸引領域Aにおける吸引孔61による吸引を停止させる。具体的には、制御装置CONTが、吸引停止装置90を駆動させることで行う。図3に示す紙幅の用紙Pがセットされた場合、制御装置CONTは、セットされた用紙Pの紙幅情報に基づいてモーター95を駆動させ、カム機構91の回転角度を制御し、カム92bのみが弁体74を持ち上げ空気室71bを開放する状態とさせる。そうすると、ファン63の駆動によって、常時開放されている空気室71aに連通する吸引孔61a及び開放された空気室71bに連通する吸引孔61bからの吸引が開始される。一方、空気室71c〜71fは、弁体74によって閉塞された状態となるので、幅方向において、用紙Pから外れた吸引領域Aにおける吸引孔61c〜61fによる吸引を停止させることができる。
次に、搬送部20によって、用紙Pをプラテン60の支持面60aに沿ってY軸方向に搬送する。用紙Pの先端部が、吸引領域Aに進入すると、吸引孔61a,61bによる吸引力が作用する。吸引領域Aにおいては、搬送方向に沿う各列で、吸引孔61a,61bが同一の形状、且つ、同一のピッチで形成されているので、用紙Pが搬送されるに従って作用する吸引力を一定とし、その変動を抑制することができる。このため、用紙Pの搬送精度を高めることができる。
また、インク受部62に挟まれた吸引孔61bの形状は、搬送方向に延びる長孔形状となっているので、幅がとれない狭い領域においても用紙Pの吸引を行うことができる。
そして、図3に示すように、用紙Pの搬送方向の先端部が、印字領域Bを超えて、支持面60aにおいて搬送方向の最下流の位置に形成された吸引孔61を覆う位置に達した時を紙送り量や不図示のセンサ等により検知した制御装置CONTは、記録ヘッド31の印字を実行させる。本実施形態では、吸引領域Aが、印字領域Bに対して搬送方向下流側に延在しているため、用紙Pの先端部が浮く部位を印字領域Bから外すことができる。また、この時、用紙Pによって、吸引孔61a,61bが全て閉塞されているので、用紙Pの周辺に不要な空気の流れが形成されなくなる。したがって、記録ヘッド31は、インクの飛行曲りを生じさせることなく、平面性が確保された用紙Pに対して印字を行うことができる。これにより、用紙Pの表面に対し、高品質の画像等を形成することができる。
用紙Pは、吸引領域Aの最下流端までその先端部が達した位置で印字が開始されて、その後所定の紙送り量で搬送方向下流側に送られる。
ここで、図9に示すように、印字開始時に用紙Pの先端部は、巻き癖により若干の浮き上がりが生じている。本実施形態では、0.1mm程度(巻き癖の強いロール紙RPの内巻き領域(芯近傍の領域)で0.2mm程度)であり、この程度であれば、記録ヘッド31への接触も生じなく、また、印字品質への影響も生じないので特に問題はない。
用紙Pをさらに搬送方向下流側へ搬送すると、吸引領域Aがない領域へとその先端部が進んでいくために、用紙Pの浮きは徐々に大きくなり、印字領域Bにおいても用紙Pの浮きが生じるようになる。図9に示す、印字開始後紙押えローラー無しの線が、記録ヘッド31へ接触せず、印字品質に影響を及ぼさない限界値を示したものである。評価の結果、用紙Pの先端部が、搬送方向において吸引領域Aの最下流端から50mm程度離れた位置に達した位置が限度であり、これ以上搬送すると用紙Pの浮きがさらに成長し、印字品質へ悪影響(記録ヘッド31への接触や、先端部の浮きが印字領域Bの部位まで浮きの影響を与えて吸引孔61の一部を開口させ、用紙Pの裏側にインクが引き込まれるといったこと)を及ぼすようになる。
そこで、本実施形態では、この用紙Pの浮き上がりを規制するために紙押えローラー23Aを設けている。評価の結果、用紙Pの表面プロファイルの頂上近傍(図9では吸引領域Aの最下流端から30mm付近)に紙押えローラー23Aを配置するのが最も効果的であることが判明した。本実施形態では、他の機構との干渉の関係で、吸引領域Aの最下流端から40mmに紙押えローラー23Aを配置しているが、図9に示す、印字開始後紙押えローラー有りの線で示すように、記録ヘッド31への接触、印字領域Bでの用紙Pの浮きを回避できていることが分かる。
したがって、上述した本実施形態によれば、用紙Pを支持する支持面60aに該用紙Pを吸引する複数の吸引孔61が形成されたプラテン60と、用紙Pを支持面60aに沿って搬送する搬送部20と、支持面60aに支持された用紙Pに対し、インクを噴射して印字する記録ヘッド31と、用紙Pの搬送方向の先端部が、支持面60aにおいて搬送方向の最下流の位置に形成された吸引孔61を覆う位置に達した時に、記録ヘッド31の印字を実行させる制御装置CONTと、上記搬送方向において、上記最下流の位置に形成された吸引孔61よりも下流側に設けられ、用紙Pの支持面60aに対する所定高さ以上の浮きを規制する紙押えローラー23Aと、を有するプリンター11を採用することによって、吸引孔61が全て閉塞されて用紙Pの周辺に不要な空気の流れが形成されない状態で、記録ヘッド31の印字を実行させることができ、また、その印字中、搬送によって吸引領域Aから徐々に外れていく用紙Pの先端部の浮きを抑えることができる。
したがって、本実施形態では、用紙Pの平面性を確保しつつ、インクの飛行曲りによる印字品質の劣化を抑制することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、規制部材が発泡ウレタンを有する紙押えローラー23Aである場合を例にして説明したが、規制部材は、スターローラー(ギザローラー)やガイド板等であってもよい。
また、紙押えローラー23Aと対向して用紙Pを支持する支持面(第2の支持面)27aを、Z軸方向において、記録ヘッド31に対し支持面60aよりも離間して設けても良い。この構成によれば、用紙Pの先端部に浮きが生じても、その浮きを記録ヘッド31から離間する側(−Z側)に逃がすことができるため、用紙Pの先端部と記録ヘッド31との接触をより確実に回避させることができる。
また、プリンター11が一定の紙幅の用紙Pを印字する専用機であれば、その紙幅に応じて吸引領域Aの幅を設定する構成としても良い。すなわち、吸引停止装置90を備えずとも、用紙Pの搬送方向の先端部が、支持面60aにおいて搬送方向の最下流の位置に形成された吸引孔61を覆う位置に達した時に、制御装置CONTが記録ヘッド31の印字を実行させれば、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、上記実施形態においては、記録装置がプリンター11である場合を例にして説明したが、プリンターに限られず、複写機及びファクシミリ等の装置であってもよい。
また、記録装置としては、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする記録装置を採用してもよい。本発明は、例えば微小量の液滴を吐出させる記録ヘッド等を備える各種の記録装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記記録装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、記録装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクが挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。また、記録装置の具体例としては、上記実施形態で説明したような用紙がロール状に巻かれたロール紙を収容体(ケース12)に備えた装置に限られない。例えば、可撓性を有する基板や金属板、あるいはプラスチックシートや布など、長尺状の記録媒体がロール状に巻かれているものを収容体に備えた装置であれば、いずれも記録装置として採用することができる。さらに、収容体に備えられた長尺状の記録媒体は、例えば葛折状になっているなどのように必ずしもロール状に巻かれていなくてもよい。
11…プリンター(記録装置)、20…搬送部(搬送装置)、23A…紙押えローラー(規制部材)、27…支持面(第2の支持面)、28…周面(接触部)、31…記録ヘッド、60…プラテン(支持部材)、60a…支持面、61(61a〜61f)…吸引孔、90…吸引停止装置、A…吸引領域、B…印字領域、CONT…制御装置、P…用紙(記録媒体)、RP…ロール紙(ロール体)、a1…長さ、a2…長さ

Claims (8)

  1. 記録媒体を支持する支持面に該記録媒体を吸引する複数の吸引孔が形成された支持部材と、
    前記記録媒体を前記支持面に沿って搬送する搬送装置と、
    前記支持面に支持された前記記録媒体に対し、流体を噴射して印字する記録ヘッドと、
    前記記録媒体の搬送方向の先端部が、前記支持面において前記搬送方向の最下流の位置に形成された前記吸引孔を覆う位置に達した時に、前記記録ヘッドの前記印字を実行させる制御装置と、
    前記搬送方向において、前記最下流の位置に形成された前記吸引孔よりも下流側に設けられ、前記記録媒体の前記支持面に対する所定高さ以上の浮きを規制する規制部材と、を有し、
    前記規制部材は、周面が発泡ウレタンで構成されたローラーであることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記発泡ウレタンは、アスカー硬度が20度であることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載の記録装置であって、
    前記制御装置は、前記記録媒体の前記先端部が、印字領域を超えて、前記支持面において前記搬送方向の最下流の位置に形成された前記吸引孔を覆う位置に達した時に、前記記録ヘッドの前記印字を実行させることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記複数の吸引孔で前記記録媒体を吸引する吸引領域は、前記搬送方向において、前記記録ヘッドによる印字領域を含み、且つ、該印字領域に対して上流側と下流側とに延在しており、
    前記搬送方向における、前記下流側の前記吸引領域の長さは、前記上流側の前記吸引領域の長さより小さいことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記規制部材の前記記録媒体と接触して前記浮きを規制する接触部は、前記支持面の垂直方向において、前記支持面から前記記録媒体の厚み以上の隙間をあけて配設されていることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記規制部材の前記搬送方向における位置は、前記記録媒体がロール体から延出される場合における前記記録媒体の巻き特性に基づいて設定されていることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記規制部材と対向して前記記録媒体を支持する第2の支持面を有し、
    前記第2の支持面は、前記支持面の垂直方向において、前記記録ヘッドに対し、前記支持面よりも離間して設けられていることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記複数の吸引孔で前記記録媒体を吸引する吸引領域は、前記搬送方向と直交する前記記録媒体の幅方向において延在しており、
    前記幅方向において、前記記録媒体から外れた前記吸引領域における前記吸引孔による前記吸引を停止させる吸引停止装置を有することを特徴とする記録装置。
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