JP3492070B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3492070B2
JP3492070B2 JP03176296A JP3176296A JP3492070B2 JP 3492070 B2 JP3492070 B2 JP 3492070B2 JP 03176296 A JP03176296 A JP 03176296A JP 3176296 A JP3176296 A JP 3176296A JP 3492070 B2 JP3492070 B2 JP 3492070B2
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sheet
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0085Using suction for maintaining printing material flat

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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録手段によりシ
ートに画像を形成する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、様々な記録方式を備えた記録
装置が実用化されており、中でも、インクジェット記録
方式、感熱記録方式等が比較的安価で小型化、静音化が
可能なため、パーソナルユースからオフィスユースまで
多岐にわたって用いられている。これらの記録方式を備
えた記録装置では、装置内の記録部(記録ヘッド)及び
記録媒体を相対的に移動させて画像記録を行うのが一般
的である。
【0003】例えば、インクジェット記録方式等を用い
たシリアルスキャン方式のプリンタでは、図10に示すよ
うに、ピックアップローラ51により送り出されたシート
Sが、プラテン52上のシート搬送方向上流側と下流側と
で搬送ローラ対53と排出ローラ対54とにより夫々挟持さ
れ、記録ヘッド55を搭載したキャリッジ56がシート搬送
方向と直交する方向(以下、「幅方向」という)にスキ
ャンして記録が行われる。そして、前記シートSは前記
ローラ対53,54により定量送りされて順次記録され、記
録が終了すると排出ローラ対54により装置外へ排出され
る。
【0004】前記シートSは記録後に記録部で伸びが生
じて搬送ローラ対53と排出ローラ対54との間隔領域Lで
弛む。この弛みによるシートSの浮き量(シートの厚さ
を含む)が、記録部における記録ヘッド55とプラテン52
上面との間隔t(通常は1mm以下に設定)より大きく
なると、該シートSと記録ヘッド55とが接触して、シー
トSが汚れたり、或いは記録ヘッド55が破損する虞があ
り、特に、カラープリントのように記録量が多い(シー
トの伸びが大きい)場合に起きやすい。
【0005】また、前記シートSはカール等の癖があっ
て、単にプラテン52上にシートSを載置しただけでは平
面状にならず、該カール等の癖によりシートSの浮いた
部分の高さが前記間隔tを超えてしまい、前述と同様な
事態になる虞がある。
【0006】そこで、上記問題を解決するための技術と
して、図11に示すように、プラテン52の上面に穴を多数
あけると共に、凹部58を複数設け、プラテン52に吸引フ
ァン19を設けてプラテン52の背面を負圧にして記録後の
シートSの伸びによる浮きを凹部58内に吸収すると共
に、プラテン52の上面にシートSを密着させる技術が本
出願人により提案されている(特願平6-306209号参
照)。この技術によれば、記録後のシートSの伸びによ
る浮きを記録ヘッド55と反対側に導くことが出来、有効
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術を用いても使用するシートSの厚さが比較的厚い場合
や、湿度の低い環境でシートSの腰が比較的強くなった
場合には、カールに抗してシートSをプラテン52上に十
分吸着出来なくなることがあり、この吸着不良には以下
に示す二種類の現象があることが判明した。
【0008】先ず、前記吸着不良の第1の現象を図12
(a),(b)を用いて説明する。図12(a),(b)
はプラテン52近傍のシート搬送方向における断面説明図
である。図12(a)に示すように、搬送ローラ対53によ
り挟持されてプラテン52上を搬送されるシートSの先端
部S1が排出ローラ対54に到達して挟持される前に記録を
行う場合と、図12(b)に示すように、排出ローラ対54
により挟持されてプラテン52上を搬送されるシートSの
後端部S2が搬送ローラ対53を通過した後に記録を行う場
合に、プラテン52上のシートSに覆われていない部分か
ら図12(a),(b)の矢線e,fに示すように空気が
抜けるので、シートSの先端部S1,後端部S2を吸着する
負圧が減少し、シートSのシート搬送方向の上向きカー
ル力が比較的強い場合には、図12(a),(b)に示す
ように、先端部S1,後端部S2の吸着が出来なくなる。
【0009】次に、前記吸着不良の第2の現象を図13、
図14を用いて説明する。図13はプラテン52近傍の斜視
図、図14は図13のA−A断面図である。図13に示すよう
に、シートSが搬送ローラ対53と排出ローラ対54との両
方に挟持されている場合でも、図14に示すプラテン52の
吸引部の幅WB が、シートSの幅Ws よりも大きい場
合、プラテン52上のシートSに覆われていない部分から
図14の矢線gに示すように空気が抜けるので、シートS
の側端部S3を吸着する負圧が減少し、シートSのシート
搬送方向と直交する方向(以下、「幅方向」という)の
上向きカール力が比較的強い場合には、図13、図14に示
すように、側端部S3の吸着が出来なくなる。
【0010】上述した第1、第2の現象は、搬送ローラ
対53と排出ローラ対54との間隔Lが比較的長い場合に
は、吸着効果が減退してシートSの浮き量が多くなり、
不利である。
【0011】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、シートのカール力が比較的大
きい場合や、シートを記録手段に対向して支持する支持
手段のシート搬送方向の範囲領域が広い場合でも、シー
トの浮きを確実に防止して記録部における記録ヘッドと
シートとの接触によるシートの汚れや、ヘッドの破損等
を防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、シートを搬送するシート搬
送手段と、前記シート搬送手段により搬送されたシート
に画像情報に応じて画像を形成する記録手段と、前記記
録手段の対向位置においてシートを支持する支持手段と
を有する記録装置において、前記支持手段により支持さ
れたシートの該支持手段側の面に沿ってシート搬送方向
または反搬送方向に気流を流通させて該シートを前記支
持手段側へ吸引するように構成したことを特徴とする記
録装置である。
【0013】上記構成によれば、シートの支持手段側の
面に沿ってシート搬送方向または反搬送方向に気流を流
通させることで、ベルヌーイの定理によって発生する負
圧の力で該シートを支持手段側へ吸引することが出来
る。従って、前述の課題で述べたようなシートを記録手
段に対向して支持する支持手段のシート搬送方向の範囲
領域が広い場合に特に効果的であり、この場合、シート
の支持手段側の面に沿ってシート搬送方向または反搬送
方向に気流を流通させることが容易となり、上述した課
題の欠点を積極的に利用してシートの浮きを防止するこ
とを可能にするものである。
【0014】また、前記記録装置の具体的構成として、
前記支持手段は、シート搬送方向に平行に配置した複数
のリブと、前記複数のリブの隣設するリブ間の空間を前
記記録手段に対向して仕切る仕切り部材とを有して構成
され、前記リブ上を搬送されるシートと、前記リブと、
前記仕切り部材とによって形成される流路の内部を負圧
にする吸引手段を有し、前記吸引手段によって前記流路
内をシート搬送方向または反搬送方向に気流を流通させ
て前記リブ上を搬送されるシートを前記流路側へ吸引す
るように構成したことを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、シート搬送方向に平行
に形成される流路の内部が吸引手段により負圧にされて
前記流路内をシート搬送方向または反搬送方向に気流が
流通し、これによって、シートをシート搬送方向に沿っ
て流路内部へ吸引することが出来、シートのシート搬送
方向のカール力が比較的強い場合でも該シートの先後端
部を含むシート全体を支持手段側へ吸引することが出来
る。これにより、記録によるシートの伸びによる浮きを
流路内に吸収してシートが記録ヘッド等に干渉すること
を防止することが出来る。
【0016】また、前記リブは、使用するシートのサイ
ズに対応させて、搬送される所定のシートのシート搬送
方向の端部よりもシート面内側に対応する所定の位置に
配置したことを特徴とする。上記構成によれば、シート
の側端部を確実に吸着することが出来る。
【0017】また、前記流路の内部を負圧にする吸引手
段は、シート搬送方向において、前記記録手段による記
録範囲外で、且つ上流側に配置され、且つ前記流路に連
通する吸引口から吸引して前記流路の内部を負圧にする
ように構成したことを特徴とする。上記構成によれば、
シートの先端が支持手段上のどこに位置していてもシー
トの先端部を吸着することが出来る。
【0018】また、前記吸引口に対応する位置に蓋部材
を配置した場合には、シートに覆われていない部分の開
口を蓋部材により閉鎖して、該開口から空気が大量に漏
れて吸引力が低下することを防止することが出来る。
【0019】また、前記流路のシート搬送方向と直交す
る方向の断面積が前記吸引口に近づくにつれて大きくな
るように構成した場合には、流路において、吸引口から
離れるにつれて各部位での流路の断面積が徐々に減少す
ることで、吸引口から離れるにつれて流速が増加し、こ
れに対応して負圧が大きくなる。この作用により、吸引
口から離れた部位での圧損による吸引力の低下を補うこ
とが出来る。
【0020】また、前記流路の内部を負圧にする吸引手
段は、シート搬送方向において、前記記録手段による記
録範囲外で、且つ上流側に配置され、且つ前記流路に連
通して開閉可能な上流側吸引口と、シート搬送方向にお
いて、前記記録手段による記録範囲外で、且つ下流側に
配置され、且つ前記流路に連通して開閉可能な下流側吸
引口とを有し、前記シート搬送手段により搬送されるシ
ートの後端が前記上流側吸引口を通過するまでは、該上
流側吸引口を開放すると共に、前記下流側吸引口を閉鎖
し、前記シートの後端が前記上流側吸引口を通過した後
は、該上流側吸引口を閉鎖すると共に、前記下流側吸引
口を開放するように構成したことを特徴とする。
【0021】上記構成によれば、シートの先後端が支持
手段上のどこに位置していてもシートの先後端部を確実
に吸着することが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る記録装置の一例として、フルカラー画像形成が可能な
インクジェット方式のプリンタに適用した場合の実施形
態について具体的に説明する。
【0023】〔第1実施形態〕先ず、図1〜図5を用い
て本発明に係る記録装置の第1実施形態について説明す
る。図1は本発明に係る記録装置の全体構成を示す断面
説明図、図2は本発明に係る記録装置の第1実施形態の
記録部周辺を示す斜視図、図3は第1実施形態の支持手
段周辺の構成を示す平面説明図、図4は第1実施形態の
支持手段周辺の構成を示す断面説明図、図5は第1実施
形態において、使用するシートのサイズに対応させてリ
ブを配置した様子を示す平面説明図である。
【0024】図1に示すように、プリンタの底部には装
置本体に対して着脱可能なカセット1が配置されてお
り、該カセット1内には、紙や合成樹脂等で構成される
種々のサイズのシートSが載置収容される。該カセット
1内に載置されたシートSは、ピックアップローラ2が
一回転することにより、該ピックアップローラ2の曲面
部2aに当接して繰り出され、分離爪1aの作用により
最上位の一枚だけがシートガイド3a,3b間へ送り込
まれる。
【0025】ピックアップローラ2が一回転すると、図
1に示すように、該ピックアップローラ2の平面部2b
がシートSに対向して停止して搬送力を失う。ピックア
ップローラ2が一回転する間に、繰り出されたシートS
の先端S1がシート搬送手段となる搬送ローラ対4,5に
挟持されるようになっており、以降は該搬送ローラ対
4,5によって搬送される。
【0026】搬送上ローラ4は軸6を回動中心として支
持された加圧板7の一端に回転可能に軸支されており、
加圧板7の他端には、一端が装置本体フレームに係合さ
れたバネ8が係合されている。上記構成により、加圧板
7はバネ8の引っ張り力に常時、軸6を中心に図1の反
時計回り方向に付勢されており、これによって搬送上ロ
ーラ4は、駆動回転する搬送下ローラ5の回転に伴って
従動的に回転するようになっている。
【0027】搬送下ローラ5の近傍で、且つシート搬送
方向上流側(以下、単に「上流側」という)には、シー
トSの有無を検知するシートセンサ9が配置されてお
り、ピックアップローラ2により繰り出されたシートS
の先端S1がシートセンサ9により検知されると、搬送下
ローラ5の回転駆動が開始され、シートSが搬送ローラ
対4,5により挟持されて搬送されるようになってい
る。
【0028】また、搬送ローラ対4,5の下流側には、
詳しくは後述する支持手段となるプラテン10が配置され
ており、該プラテン10の下流側には、排出ローラ対11,
12が配置されている。排出ローラ対11,12は、前記搬送
ローラ対4,5によってプラテン10上を送られてくるシ
ートSを挟持して搬送する。
【0029】排出上ローラ11は軸13を回動中心として支
持された加圧板14の一端に回転可能に軸支されており、
加圧板14の他端には、一端が装置本体フレームに係合さ
れたバネ15が係合されている。上記構成により、加圧板
14はバネ15の引っ張り力に常時、軸13を中心に図1の時
計回り方向に付勢されており、これによって排出上ロー
ラ11は、駆動回転する排出下ローラ12の回転に伴って従
動的に回転するようになっている。
【0030】また、排出下ローラ12の外周面の回転速度
は、前記搬送下ローラ5の外周面の回転速度に対して数
%増速された状態に設定されているため、搬送ローラ対
4,5及び排出ローラ対11,12により挟持されてプラテ
ン10上を搬送されるシートSには常に適度なテンション
が付与されて弛まないようになっている。
【0031】プラテン10の上方にはシート搬送方向と直
交する方向に架設されたガイドレール16a,16bに沿っ
て移動可能なキャリッジ17が設けられており、該キャリ
ッジ17には記録手段となる記録ヘッド18が搭載されてい
る。
【0032】尚、本実施形態における記録ヘッド18は、
画像信号に応じてインクを吐出して記録を行うインクジ
ェット方式の記録ヘッドであり、図2に示すように、フ
ルカラー画像形成を行うためにシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の4色の記録
ヘッド18C,18M,18Y,18Bがシート搬送方向と直交
する走査方向(図2中矢印a方向)に並設された構成と
なっている。
【0033】また、プラテン10の下方にはシートSをプ
ラテン10に密着させるための吸引手段を構成する吸引フ
ァン19が設けられている。尚、この吸引手段は吸引ファ
ンに限定されるものではなく、例えば吸引ポンプ等で構
成しても良い。
【0034】次に、図2〜図5を用いて本発明の特徴で
ある支持手段となるプラテン10の構成について詳細に説
明する。図2〜図5に示すように、プラテン10はシート
搬送方向に平行に所定の間隔を隔てて配置された複数の
リブ32が櫛歯形状で構成されており、リブ32の上面32a
は搬送されるシートSを載置するシート載置面となって
シート搬送方向に平行に延びている。
【0035】櫛歯形状のリブ32の下部には記録手段とな
る記録ヘッド18に対向して該リブ32間の空間の下側を仕
切る平板状の仕切り部材34がリブ32の上面32aに対して
平行に配置されており、リブ32と仕切り部材34とによっ
てシート搬送方向に平行に延びる溝部33が形成されてい
る。
【0036】図4に示すように、仕切り部材34の下部に
は、該仕切り部材34の下面とリブ32の下面とプラテン10
の外装枠10aの内壁面とで形成された吸引室19bが設け
てあり、該吸引室19bは吸引ファン19のダクト19aに接
続されている。
【0037】プラテン10の外装枠10aの上流側端部10b
は、リブ32の上面32aまで伸びてリブ32に固着されてお
り、これによって溝部33の上流側を閉鎖している。一
方、プラテン10の外装枠10aの下流側端部10cは、リブ
32の下部に設けられた仕切り部材34に固着されており、
これによって溝部33の下流側を開口している。
【0038】また、仕切り部材34は記録ヘッド18のシー
ト搬送方向の記録範囲Hの近傍上流側で開口されて、吸
引口31が形成されており、該吸引口31を介して溝部33が
吸引室19bに接続されている。
【0039】吸引口31に対向する位置には、搬送上ロー
ラ4を支持する加圧板7に固着されて該加圧板7と一体
的に回動可能に構成された弾性を有する蓋部材となる薄
板35が設けられており、シートSが吸引口31の上部を搬
送されていない状態では、薄板35はリブ32の上面32aに
軽く当接して吸引口31の上部を閉鎖し、図4に示すよう
に、シートSが吸引口31の上部を搬送されている状態で
は、薄板35はシートSの上面に軽く当接してシートSは
薄板35に対して摺動して搬送されるようになっている。
【0040】上記構成により、薄板35は、吸引口31の上
部がシートSによって覆われていない部分を閉鎖して、
吸引口31の上部から該吸引口31に空気が大量に漏れて溝
部33内の吸引力が低下することを防止する。従って、シ
ートSの先端S1が吸引口31の上部を通過する時、及びシ
ートSの後端S2が吸引口31の上部を通過する時に、シー
トSの先端S1の下流側及びシートSの後端S2の上流側か
ら空気が漏れてプラテン10に対するシートSの吸着力の
低下を防止することが出来る。
【0041】また、薄板35は、搬送ローラ対4,5によ
り搬送されるシートSを記録ヘッド18が対向する該記録
ヘッド18の記録範囲Hの近傍までプラテン10に対して押
さえつける機能を兼ねている。シートSは薄板35の弾性
による当接力に抗して搬送されるが、薄板35の当接力は
比較的弱く構成されるのでシートSの搬送に影響を与え
ることはない。
【0042】図4は、搬送ローラ対4,5により搬送さ
れたシートSが記録ヘッド18による先頭行の記録動作を
待機している様子を示し、シートSの先端S1はプラテン
10上の記録ヘッド18の下部で記録範囲Hの領域内に配置
されている。
【0043】シートSがこの状態にある時、従来例の技
術では、図12(a)に示すように、シートSの先端S1の
下流側で単に空気がシートSのシート面に対して略垂直
方向に吸引室52aに抜けるだけなので吸着力が弱くなる
が、本実施形態ではシートSの先端S1の下流側から吸い
込まれた全ての空気がリブ32と仕切り部材34とによって
形成された溝部33と、シートSとによって形成された流
路を図4の矢線bのように流通し、吸引口31を介して吸
引室19bに抜ける。
【0044】この時、溝部33とシートSとにより形成さ
れた比較的狭い流路を空気が高速で流通するので、溝部
33とシートSとにより形成された流路において、ベルヌ
ーイの定理により負圧が発生し、シートSには溝部33の
内部側に強く引き付けられる力が作用する。
【0045】溝部33はシートSの搬送方向に平行に複数
並設されるので、シートSの各部位が各溝部33の内部側
に引き付けられて記録後の伸びが溝部33の内部に吸収さ
れて、シートSはリブ32の上面32aでは見かけ上平面状
を呈して搬送される。
【0046】上記構成によれば、シートSの先端S1がリ
ブ32上のどこの位置にあっても該先端S1に溝部33の内部
側に向けて強い吸引力が作用するのでシートSの先端S1
が上カールしていた場合でも確実にリブ32の上面32aに
吸着することが出来る。
【0047】上記のように構成した装置を使用して、従
来例の装置と比較する実験を行ったところ、図12に示す
従来例のプラテン52ではシートSの上カールが吸着でき
なかった条件下で吸引ファン19の設定はそのままにし
て、従来例のプラテン52を本実施形態のプラテン10に交
換した場合、シートSの上カールを確実に吸着すること
が出来た。
【0048】上述したように、記録後にはシートSに伸
びが発生するが、該伸びは溝部33内に呼び込まれるので
記録ヘッド18側に出っ張ることはない。また、櫛歯状の
リブ32はシートSの搬送方向に平行に配置されているの
で、溝部33の内部に吸引されて表面がわずかに凹形にな
ったシートSは、リブ32に沿ってシートSの搬送方向に
平行にそのまま搬送され、前記凹部がリブ32の上面32a
上に乗り上げて記録ヘッド18とシートSが接触したり、
搬送の抵抗になったりすることはない。
【0049】次に、シートSのシート搬送方向の端部
(以下、「側端部」という)のカールを確実に吸着する
ためのリブ32の構成について図5を用いて説明する。図
5に示すように、装置に使用される代表的なサイズのシ
ートSのシート搬送方向と直交する方向の長さ(以下、
「シートSの幅」という)に対応して実際に搬送される
所定サイズのシートSの両側端S3よりも所定の距離だけ
シート面内側にリブ32が配置されている。
【0050】即ち、図5は中央基準でシートSが搬送さ
れる場合において、A4サイズのシートSの幅WA4に対
応するリブ対32bと、A5サイズのシートSの幅WA5
対応するリブ対32cとが所定の間隔で配置された例を示
す。尚、片側基準でシートSが搬送される場合や、他の
サイズのシートSの幅に対応して適宜リブ32を適宜配置
することで他の種々の構成が可能である。
【0051】上記の構成により、シートSの側端部の下
部でも溝部33とシートSとにより形成された流路を空気
が高速で流通し、これによって発生した負圧によりシー
トSの側端部を吸着できる。
【0052】リブ32の配置は、シートSの幅のばらつき
や搬送の位置精度等を勘案し、シートSの側端S3がリブ
32から2mm程度はみ出すように設定している。この2
mm程度の自由端のカールの影響は無視できる程度のも
のである。
【0053】本実施形態の場合、例えば、A5サイズの
シートSを搬送する場合には、図5に示す吸引口31a,
31b,31c,31d,31e,31fから吸引される空気が無
駄になるが、前述したように、図5の二点鎖線で示す薄
板35が吸引口31a〜31fの上部を覆っているので該吸引
口31a〜31fから空気の漏れる量を少なくして圧損を低
減している。これにより、シートSに覆われた部分の溝
部33での吸着力を維持し得るようになっている。
【0054】本実施形態においては、吸着力を優先する
ために、リブ32相互の間隔を10mm程度と広めにとっ
ているため、シートSの側端S3が溝部33の上部に位置す
ると、この溝部33の流路が開口して負圧が発生しなくな
り、シートSの側端S3を吸着出来なくなってしまう。こ
の対策として、本実施形態におけるリブ32は、代表的な
サイズのシートSに対して、その幅方向の端部近傍の内
側に配置されているのである。
【0055】ここで、例えば、吸引ファン19に強力なも
のを用意し、隣設するリブ32相互の間隔を、例えば5m
m程度に構成して比較的狭めに設定すれば任意の幅サイ
ズのシートSに適用することが出来る。
【0056】〔第2実施形態〕次に、図6を用いて本発
明に係る記録装置の第2実施形態について説明する。図
6は第2実施形態の支持手段周辺の構成を示す断面説明
図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したもの
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】前記第1実施形態における薄板35は、シー
トSの先端S1を吸着することに対しては補助的な部材な
ので、本実施形態では、薄板35の代わりに、図6のよう
にプラテン10の上部に、吸引口31に対向してプラテン10
の上流側端部10bに一体に固着された蓋部材36を設けて
構成している。
【0058】上記構成によれば、シートSの後端S2が吸
引口31の上部にかかっている状態で該シートSに記録す
ることがある場合でも、シートSの後端S2のカールが記
録ヘッド18に当接しなければ、十分前記第1実施形態と
同様の効果を得ることが出来る。
【0059】尚、使用するシートSの上カール力が比較
的弱い場合には、他の構成として、前記第1、第2実施
形態における薄板35や蓋部材36を省略して構成した場合
でも、圧損が大きくなるものの、十分なシートSの吸着
力を得ることが出来る場合もある。
【0060】但し、この場合、シートSの後端S2が記録
範囲Hに入ってしまうと、シートSの後端S2と上流側に
ある吸引口31との間で空気が漏れるため、シートSの吸
着力が減退するという制約がある。
【0061】〔第3実施形態〕次に、図7、図8を用い
て本発明に係る記録装置の第3実施形態について説明す
る。図7、図8は第3実施形態の支持手段周辺の構成を
示す断面説明図である。尚、前記第1実施形態と同様に
構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】本実施形態では、図7、図8に示すよう
に、プラテン10のリブ32相互間に設けられた仕切り部材
34の上下流側が削除されており、これにより、記録ヘッ
ド18のシート搬送方向の記録領域Hの近傍で、該記録領
域Hよりもシート搬送方向上流側には、上流側吸引口31
が設けられ、プラテン10の記録ヘッド18のシート搬送方
向の記録領域Hの近傍で、該記録領域Hよりもシート搬
送方向下流側には、下流側吸引口40が設けられている。
【0063】前記上流側吸引口31,下流側吸引口40は、
溝部33に連通すると共に、吸引室19bに連通しており、
前記第1実施形態と同様に、吸引ファン19を駆動して吸
引室19bを負圧にすることで、溝部33とシートSとによ
って形成される通路に気流を流通させてシートSをリブ
32の上面32aに吸着することが出来るようになってい
る。
【0064】上流側吸引口31及び下流側吸引口40には、
該上流側吸引口31、下流側吸引口40を夫々開閉可能なフ
ラッパ37,38が設けられており、該フラッパ37,38は図
示しない駆動手段により図7、図8に示す回動中心37
a,38aを中心にしてプラテン10に対して夫々回動可能
に構成されている。
【0065】ここで、39はリブ32の下流側上面32aに設
けられ、シートSのガイドを兼ねると共に、下流側吸引
口40の上部を覆って圧損を防止するための蓋部材であ
り、シートSの先端S1が引っ掛からないように蓋部材39
の上流側がリブ32の上面32aより僅かに下方になるよう
に形成されている。
【0066】上記構成において、シートSが搬送ローラ
対4,5により挟持搬送されてシートSの先端S1が上流
側吸引口31の上部を通過して記録ヘッド18が対向する記
録範囲Hに進入し、記録動作を行って、シートSの後端
S2が上流側吸引口31を通過するまでの間は、図7に示す
ように、フラッパ37の作用により上流側吸引口31を開放
すると共に、フラッパ38の作用により下流側吸引口40を
閉鎖した状態を維持する。
【0067】この状態でフラッパ37は図7に示すよう
に、起立姿勢状態で保持され、上流側吸引口31を開放す
ると共に、リブ32の上流側側面を覆って空気の漏れを防
いでいる。また、この時、フラッパ38は水平姿勢状態で
仕切り部材34に接続され、下流側吸引口40を閉鎖すると
共に、リブ32の下流側側面を開放して空気の流入口を形
成している。
【0068】従って、リブ32と仕切り部材34とにより形
成される溝部33と、シートSの下面とにより形成された
流路には常時矢線cに示すように溝部33の下流側から上
流側吸引口31に向かって気流が流通し、前述の第1実施
形態と同様にシートSの先端S1が記録ヘッド18の記録範
囲Hにある時も、シートSの伸びを溝部33側に吸収して
該シートSをリブ32の上面32aに吸着する。
【0069】次に、記録が進んでシートセンサ9がシー
トSの後端S2を検知した時の検知情報をもとにシートS
の後端S2が上流側吸引口31に到達するまでの記録回数を
求め、その回数分の記録が終了した時点でシートSの後
端S2が上流側吸引口31に到達したと認識して図示しない
駆動手段によって、フラッパ37,38を回動させ、フラッ
パ37の作用により上流側吸引口31を閉鎖すると共に、フ
ラッパ38の作用により下流側吸引口40を開放する。
【0070】この状態では、図8に示すように、フラッ
パ37は水平姿勢状態になり、上流側吸引口31を閉鎖する
と共に、リブ32の上流側側面を開放して空気の流入口を
形成する。また、フラッパ38は起立姿勢状態になり、下
流側吸引口40を開放すると共に、リブ32の下流側側面を
覆って空気の漏れを防いでいる。
【0071】従って、リブ32と仕切り部材34とにより形
成される溝部33と、シートSの下面とにより形成された
流路には常時矢線dに示すように溝部33の上流側から下
流側吸引口40に向かって気流が流通し、シートSの後端
S2が記録ヘッド18の記録範囲Hにある時も、シートSの
伸びを溝部33側に吸収して該シートSをリブ32の上面32
aに吸着する。
【0072】本実施形態では、記録動作の途中でシート
Sの搬送位置によって上流側吸引口31と下流側吸引口40
とを切り換えて吸引するように構成したので、溝部33と
シートSとにより形成される流路を流通する気流の方向
を適宜変化させて、シートSの先端S1、後端S2を確実に
吸着できる。
【0073】〔第4実施形態〕次に、図9を用いて本発
明に係る記録装置の第4実施形態について説明する。図
9は第4実施形態の支持手段周辺の構成を示す断面説明
図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したもの
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0074】本実施形態では、リブ32と仕切り部材34と
で形成される溝部33と、シートSの下面とで形成される
流路のシート搬送方向と直交する方向の断面積が吸引口
31に近づくにつれて大きくなるように構成している。
【0075】即ち、プラテン10の仕切り部材34をリブ32
の上面32aに対して所定の角度θだけ傾斜させて構成す
ることで、溝部33と、シートSの下面とで形成される流
路のシート搬送方向と直交する方向の断面積が吸引口31
に近づくにつれて大きくなるように構成している。
【0076】前記第1実施形態の構成で吸引試験を行っ
た結果、吸引ファン19の吸引出力に余裕がない場合にお
いて、シートSの先端S1が吸引口31から遠い場合には、
シートSの先端S1付近の吸着力が比較的弱くなる現象が
生じた。これは、空気が狭い溝部33を流通する際に圧損
を生じてシートSの先端S1の空気の流速が遅くなること
によるものであることが判明した。
【0077】本実施形態では、上述の現象を緩和するた
めに、リブ32の上面32aと仕切り部材34との間の距離を
吸引口31に近づくにつれて大きくして、溝部33と、シー
トSの下面とで形成される流路を吸引口31に近づくにつ
れて広く構成しているので、シートSの先端S1が吸引口
31から遠い場合にも流路全体の圧損を少なくして必要な
流速を確保し、結果として、吸引口31から遠い流路での
吸着力を増加する。
【0078】反対に、シートSの先端S1が吸引口31に近
い場合には、溝部33とシートSの下面により形成される
流路のシート搬送方向と直交する方向の断面積が増加す
るためにシートSの先端S1の下面を流通する気流の流速
が下がるはずであるが、圧損がさらに少なくなるので、
仕切り部材34の傾斜角度θを適当な値に設定すれば、吸
引口31近傍の溝部33とシートSの下面とにより形成され
る流路を流通する気流のの流速は、シートSの先端S1が
吸引口31から遠い場合よりも遅くならず、吸着力が下が
ることはない。
【0079】上記構成によれば、吸引ファン19の吸引出
力を増やさずに吸引力を上げることが出来、有利であ
る。
【0080】尚、前記各実施形態において、記録後のシ
ートSの伸びが問題にならない程度の量である場合に
は、リブ32の形状は、前述のようにシート搬送方向に平
行な櫛歯形状に構成する必要はなく、例えば、シート搬
送方向に対して所定の角度を有する溝部や、湾曲した溝
部等を構成する、他の形状で構成しても良い。
【0081】前記各実施形態では、記録手段としてイン
クジェット記録方式を用いて構成した場合について説明
したが、他の構成として、サーマルヘッドを装備した感
熱,熱転写記録方式や、ワイヤドット記録方式等の記録
手段を備えた記録装置に適用することも可能である。
【0082】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したことによ
り、シートのカール力が比較的大きい場合や、シートを
記録手段に対向して支持する支持手段のシート搬送方向
の範囲領域が広い場合でも、シートの下面をシート搬送
方向または反搬送方向に流通する気流により該シートの
先後端を含むシート全体を支持手段に確実に吸着するこ
とが出来、シートの浮きを確実に防止して記録部におけ
る記録ヘッドとシートとの接触によるシートの汚れや、
ヘッドの破損等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の全体構成を示す断面説
明図である。
【図2】本発明に係る記録装置の第1実施形態の記録部
周辺を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態の支持手段周辺の構成を示す平面
説明図である。
【図4】第1実施形態の支持手段周辺の構成を示す断面
説明図である。
【図5】第1実施形態において、使用するシートのサイ
ズに対応させてリブを配置した様子を示す平面説明図で
ある。
【図6】第2実施形態の支持手段周辺の構成を示す断面
説明図である。
【図7】第3実施形態の支持手段周辺の構成を示す断面
説明図である。
【図8】第3実施形態の支持手段周辺の構成を示す断面
説明図である。
【図9】第4実施形態の支持手段周辺の構成を示す断面
説明図である。
【図10】従来例を説明する図である。
【図11】従来例を説明する図である。
【図12】(a),(b)は、従来例の課題を説明する図
である。
【図13】従来例の課題を説明する図である。
【図14】従来例の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1…カセット、1a…分離爪、2…ピックアップロー
ラ、2a…曲面部、2b…平面部、3a,3b…シート
ガイド、4…搬送上ローラ、5…搬送下ローラ、6…
軸、7…加圧板、8…バネ、9…シートセンサ、10…プ
ラテン、10a…外装枠、10b…上流側端部、10c…下流
側端部、11…排出上ローラ、12…排出下ローラ、13…
軸、14…加圧板、15…バネ、16a,16b…ガイドレー
ル、17…キャリッジ、18…記録ヘッド、19…吸引ファ
ン、19a…ダクト、19b…吸引室、31…(上流側)吸引
口、31a〜31f…吸引口、32…リブ、32a…上面、32
b,32c…リブ対、33…溝部、34…仕切り部材、35…薄
板、36…蓋部材、37,38…フラッパ、37a,38a…回動
中心、40…下流側吸引口、S…シート、S1…先端、S2…
後端、S3…側端
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−11809(JP,A) 特開 昭64−81731(JP,A) 特開 平1−209170(JP,A) 特開 昭61−280967(JP,A) 特開 平8−192544(JP,A) 特開 平9−58897(JP,A) 特表 平5−503887(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 13/22 B41J 11/02 - 11/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送するシート搬送手段と、前
    記シート搬送手段により搬送されたシートに画像情報に
    応じて画像を形成する記録手段と、前記記録手段の対向
    位置においてシートを支持する支持手段とを有する記録
    装置において、 前記支持手段により支持されたシートの該支持手段側の
    面に沿ってシート搬送方向または反搬送方向に気流を流
    通させて該シートを前記支持手段側へ吸引するように構
    成したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は、 シート搬送方向に平行に配置した複数のリブと、 前記複数のリブの隣設するリブ間の空間を前記記録手段
    に対向して仕切る仕切り部材と、 を有して構成され、 前記リブ上を搬送されるシートと、前記リブと、前記仕
    切り部材とによって形成される流路の内部を負圧にする
    吸引手段を有し、 前記吸引手段によって前記流路内をシート搬送方向また
    は反搬送方向に気流を流通させて前記リブ上を搬送され
    るシートを前記流路側へ吸引するように構成したことを
    特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記リブは、使用するシートのサイズに
    対応させて、搬送される所定のシートのシート搬送方向
    の端部よりもシート面内側に対応する所定の位置に配置
    したことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のリブは、櫛歯形状のリブで構
    成したことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記流路の内部を負圧にする吸引手段
    は、 シート搬送方向において、前記記録手段による記録範囲
    外で、且つ上流側に配置され、且つ前記流路に連通する
    吸引口から吸引して前記流路の内部を負圧にするように
    構成したことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記吸引口に対応する位置に蓋部材を配
    置したことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記流路のシート搬送方向と直交する方
    向の断面積が前記吸引口に近づくにつれて大きくなるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項5に記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記流路の内部を負圧にする吸引手段
    は、 シート搬送方向において、前記記録手段による記録範囲
    外で、且つ上流側に配置され、且つ前記流路に連通して
    開閉可能な上流側吸引口と、 シート搬送方向において、前記記録手段による記録範囲
    外で、且つ下流側に配置され、且つ前記流路に連通して
    開閉可能な下流側吸引口と、 を有し、 前記シート搬送手段により搬送されるシートの後端が前
    記上流側吸引口を通過するまでは、該上流側吸引口を開
    放すると共に、前記下流側吸引口を閉鎖し、 前記シートの後端が前記上流側吸引口を通過した後は、
    該上流側吸引口を閉鎖すると共に、前記下流側吸引口を
    開放するように構成したことを特徴とする請求項2に記
    載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記吸引手段は、吸引ファンまたは吸引
    ポンプを有して構成したことを特徴とする請求項2に記
    載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は、信号に応じてインク
    を吐出して記録を行うインクジェット記録方式であるこ
    とを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の記
    録装置。
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