JP2013153137A - チップ抵抗器、および、電子デバイス - Google Patents

チップ抵抗器、および、電子デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】レーザーを照射する際に極端に正確な位置精度を必要とせず、且つ、基材の抵抗体が形成された側のメッキ層を、外部の導電層に接合できるチップ抵抗器を提供する。
【解決手段】基材1と、第1主面電極21と、第1主面電極21に対し第1方向X1に離間している第2主面電極と、第1主面電極21および第2主面電極に接する抵抗体4と、抵抗体4、第1主面電極21、および第2主面電極を覆うオーバーコート6と、第1主面電極21およびオーバーコート6を覆う第1補助電極25と、第1補助電極25を覆う第1メッキ電極27と、を備え、第1補助電極25は、第1主面電極21よりも、第1方向X1側に位置する部位259を有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、チップ抵抗器、および、電子デバイスに関する。
従来からチップ抵抗器が知られている(たとえば特許文献1参照)。同文献に記載のチップ抵抗器は、絶縁基板と、抵抗体と、保護膜と、メッキと、を備える。抵抗体は絶縁基板の上面に形成されている。保護膜は絶縁基板の上面に形成されている。保護膜は抵抗体を覆っている。メッキは抵抗体に導通している。メッキは、絶縁基板の上面と下面とに形成された部位を有している。メッキにおける絶縁基板の上面側の部位を、メッキ上面部とし、メッキにおける絶縁基板の下面側の部位をメッキ下面部とする。
従来のチップ抵抗器が実装された状態においては、メッキ下面部を、チップ抵抗器の外部の導体に接合する。当該外部の導体は、絶縁樹脂層に形成されたビアホールの内面に形成される。なお絶縁樹脂層にビアホールを形成するには、絶縁樹脂層にレーザを照射することにより行う。
特開2011−199188号公報
しかしながら、場合によっては、メッキ上面部を、チップ抵抗器の外部の導体に接合したい、といった要望がある。メッキ上面部を導体に接合する際に、絶縁樹脂層にビアを形成するためのレーザを絶縁樹脂層に照射した場合、メッキ上面部の領域にレーザを確実に照射することは非常に困難である。従来のチップ抵抗器では、メッキ上面部の領域にレーザを確実に照射するためには、極端に正確な位置精度が要求されてしまう。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、レーザを照射する際に極端に正確な位置精度を必要とせず、且つ、基材の抵抗体が形成された側のメッキ層を、外部の導電層に接合できるチップ抵抗器を提供することをその主たる課題とする。
本発明の第1の側面によると、主面を有する基材と、前記主面に形成された第1主面電極と、前記主面に形成され、前記第1主面電極に対し第1方向に離間している第2主面電極と、前記主面に形成され、前記第1主面電極および前記第2主面電極に接する抵抗体と、前記抵抗体、前記第1主面電極、および前記第2主面電極を覆うオーバーコートと、前記第1主面電極および前記オーバーコートを覆う第1補助電極と、前記第1補助電極を覆う第1メッキ電極と、を備え、前記第1補助電極は、前記第1主面電極よりも、前記第1方向側に位置する部位を有する、チップ抵抗器が提供される。
好ましくは、前記第1メッキ電極は、前記オーバーコートよりも、前記主面の主面の向く方向側に位置する部位を有する。
好ましくは、前記第1補助電極は、前記第1メッキ電極に覆われ、前記オーバーコートに接する補助電極表面を有し、前記オーバーコートは、前記主面の向く方向と同一方向側を向くオーバーコート表面を有し、前記補助電極表面は、前記オーバーコート表面と面一、もしくは、前記オーバーコート表面よりも前記主面側に位置する。
好ましくは、前記補助電極表面のうち、前記第1主面電極よりも前記第1方向側に位置する部分は全て、前記オーバーコート表面の最も前記主面の向く方向側の端部の位置との差が、前記主面の向く方向において0〜10μmの範囲内にある。
好ましくは、前記補助電極表面のうち、前記第1主面電極よりも前記第1方向側に位置する部分は全て、前記オーバーコート表面の最も前記主面の向く方向側の端部の位置との差が、前記主面の向く方向において0〜6μmの範囲内にある。
好ましくは、前記第2主面電極および前記オーバーコートを覆う第2補助電極と、前記第2補助電極を覆う第2メッキ電極と、を備え、前記第2補助電極は、前記第2主面電極よりも、前記第1方向とは反対の第2方向側に位置する部位を有する。
好ましくは、前記基材は、前記主面とは反対側を向く裏面を有し、前記裏面に形成され、前記第1メッキ電極に覆われた第1裏面電極と、前記裏面に形成され、前記第2メッキ電極に覆われた第2裏面電極と、を更に備える。
好ましくは、前記第1メッキ電極は、前記主面側に位置する主面層を含み、前記主面層は、前記第1裏面電極よりも前記第1方向側に位置している部位を有する。
好ましくは、前記主面層の前記第1方向における寸法は、200〜260μmである。
好ましくは、前記第1メッキ電極は、前記裏面側に位置する裏面層を含み、前記裏面層は、前記第1補助電極よりも前記第1方向側に位置している部位を有する。
好ましくは、前記裏面層の前記第1方向における寸法は、200〜260μmである。
好ましくは、前記基材は、前記第1方向とは反対の第2方向を向く側面を有し、前記側面を覆う側面電極を更に備え、前記第1メッキ電極は、前記側面電極を覆っている。
好ましくは、前記側面電極は、スパッタによって形成されている。
好ましくは、前記第1メッキ電極は、Cu、Au、Ni、およびSnの少なくともいずれかよりなる。
好ましくは、前記第1メッキ電極は、第1層および第2層を含み、前記第1層は、前記第2層と前記第1補助電極との間に介在している部分を有する。
好ましくは、前記第1層は、Niよりなり、前記第2層は、Cu、Au、およびSnの少なくともいずれかよりなる。
好ましくは、前記抵抗体と前記オーバーコートとの間に介在するアンダーコートを更に備える。
本発明の第2の側面によると、本発明の第1の側面によって提供されるチップ抵抗器と、前記チップ抵抗器を包囲している充填樹脂基板と、を備える、電子デバイスが提供される。
好ましくは、前記充填樹脂基板には、ビアが形成され、前記ビアを規定する内面に形成された導電層を更に備え、前記導電層は、前記第1メッキ電極に直接接している。
好ましくは、前記導電層は、前記第1メッキ電極のうち、前記基材の前記主面側に位置する部位に直接接している。
好ましくは、前記導電層は、前記第1メッキ電極のうち、前記基材の前記主面とは反対側の裏面側に位置する部位に直接接している。
好ましくは、前記導電層および前記第1メッキ電極は、いずれもCuよりなる。
本発明の実施形態にかかるチップ抵抗器の平面図(一部透視化)である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1から第1メッキ電極と第2メッキ電極とを省略した平面図(一部透視化)である。 図3から第1補助電極と第2補助電極とを省略した平面図(一部透視化)である。 図1に示したチップ抵抗器の底面図(一部透視化)である。 図1に示したチップ抵抗器の正面図である。 図1に示したチップ抵抗器の背面図である。 図1に示したチップ抵抗器の左側面図(一部透視化)である。 図1に示したチップ抵抗器の右側面図(一部透視化)である。 図2に示したチップ抵抗器の部分拡大断面図である。 図2に示したチップ抵抗器の部分拡大断面図である。 図1に示したチップ抵抗器の製造方法における一工程を示す断面図である。 本発明の実施形態の変形例にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。 本発明の実施形態の変形例にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。 本発明の実施形態にかかる電子デバイスの断面図である。 本発明の実施形態にかかる電子デバイスの製造方法における一工程を示す断面図である。 図16に続く一工程を示す断面図である。 本発明の実施形態の変形例にかかる電子デバイスの断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。 本発明の実施形態の変形例にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。 本発明の実施形態の変形例にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。 本発明の実施形態の変形例にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。 本発明の実施形態の変形例にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。
図1は、本発明の実施形態にかかるチップ抵抗器の平面図(一部透視化)である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。
これらの図に示すチップ抵抗器100は、基材1と、第1電極部2と、第2電極部3と、抵抗体4と、アンダーコート5と、オーバーコート6と、を備える。図1の横方向におけるチップ抵抗器100の寸法は、たとえば、570〜630μm程度であり、同図の縦方向におけるチップ抵抗器100の寸法は、たとえば、270〜330μm程度であり、図2の縦方向における寸法は、たとえば、150μm以下である。
図3は、図1から第1メッキ電極と第2メッキ電極とを省略した平面図(一部透視化)である。図4は、図3から第1補助電極と第2補助電極とを省略した平面図(一部透視化)である。図5は、図1に示したチップ抵抗器の底面図(一部透視化)である。図6は、図1に示したチップ抵抗器の正面図である。図7は、図1に示したチップ抵抗器の背面図である。図8は、図1に示したチップ抵抗器の左側面図(一部透視化)である。図9は、図1に示したチップ抵抗器の右側面図(一部透視化)である。
図1〜図9に示す基材1は直方体状である。基材1は絶縁材料よりなる。このような絶縁材料としてはアルミナなどのセラミックが挙げられる。基材1は、主面11と、裏面12と、第1側面13と、第2側面14と、第3側面15と、第4側面16と、を有する。主面11、裏面12、第1側面13、第2側面14、第3側面15、第4側面16はいずれも平坦である。
主面11および裏面12は互いに反対側を向く。第1側面13と第2側面14と第3側面15と第4側面16とはいずれも、主面11および裏面12につながっている。第1側面13および第2側面14は互いに反対側を向く。具体的には、第1側面13は第2方向X2を向き、第2側面14は第1方向X1を向く。第3側面15および第4側面16は互いに反対側を向く。具体的には、第3側面15は図1における下側を向き、第4側面16は図1における上側を向く。
図10は、図2に示したチップ抵抗器の部分拡大断面図である。
図1〜図4、図9、図10に示すように、第1電極部2は、第1主面電極21と、第1側面電極22と、第1裏面電極23と、第1補助電極25と、第1メッキ電極27と、を含む。第1電極部2は、基材1における第2方向X2側に形成されている。
第1主面電極21は基材1の主面11に形成されている。第1主面電極21は主面11における、第2方向X2側の領域に形成されている。本実施形態において第1主面電極21は、主面11と第1側面13との境界に至っている。第1主面電極21は、第1側面13と面一の端面を有する。図4に示すように、本実施形態においては、第1主面電極21の方向Y1における寸法は、主面11の方向Y1における寸法より小さい。第1主面電極21を構成する材料は、たとえば銀系メタルグレーズが挙げられる。本実施形態においては、第1主面電極21は、印刷によって形成される。
本実施形態とは異なり、第1主面電極21が主面11と第1側面13との境界まで至っていなくてもよい。また、本実施形態とは異なり、第1主面電極21の方向Y1における寸法が、主面11の方向Y1の寸法と同一であってもよい。
図8、図10等に示す第1側面電極22は基材1の第1側面13に形成されている。本実施形態においては、第1側面電極22は第1側面13の全面を覆っている。本実施形態とは異なり、第1側面電極22が第1側面13の全面を覆っている必要はない。すなわち、第1側面電極22から第1側面13が露出していてもよい。第1側面電極22を構成する材料は、たとえば、NiやCrが挙げられる。本実施形態においては、第1側面電極22はスパッタによって形成される。そのため、第1側面電極22の厚さは非常に薄い。スパッタによって形成される第1側面電極22の厚さは、たとえば、100μmである。本実施形態とは異なり、第1側面電極22が印刷によって形成されていてもよい。第1側面電極22は第1主面電極21につながっている。これにより、第1側面電極22は第1主面電極21に導通している。本実施形態では、第1側面電極22のスパッタ膜は、第1主面電極21の上面には形成されていない。
図5、図10等に示す第1裏面電極23は基材1の裏面12に形成されている。第1裏面電極23は、裏面12における、第2方向X2側の領域に形成されている。第1裏面電極23は裏面12と第1側面13との境界に至っている。図5に示すように、第1裏面電極23の方向Y1における寸法は、裏面12の方向Y1における寸法と同一である。図5に示したのとは異なり、第1裏面電極23の方向Y1における寸法は、裏面12の方向Y1における寸法よりも小さくてもよい。本実施形態において、第1裏面電極23を構成する材料は、たとえば、NiやCrが挙げられる。本実施形態においては、第1裏面電極23はスパッタによって形成される。そのため、第1裏面電極23の厚さは非常に薄い。スパッタによって形成される第1裏面電極23の厚さは、たとえば、100μmである。第1裏面電極23は第1側面電極22につながっている。これにより、第1裏面電極23は第1側面電極22に導通している。したがって、第1裏面電極23と第1側面電極22と第1主面電極21とは互いに導通している。本実施形態とは異なり、第1裏面電極23は、印刷によって形成されていてもよい(変形例として図21に図示している)。本実施形態では、第1側面電極22と第1裏面電極23とは連続してつながっている。
なお、第1補助電極25および第1メッキ電極27についての説明は、オーバーコート6の説明をした後に行う。
図11は、図2に示したチップ抵抗器の部分拡大断面図である。
第2電極部3は、第2主面電極31と、第2側面電極32と、第2裏面電極33と、第2補助電極35と、第2メッキ電極37と、を含む。第2電極部3は、基材1における第1方向X1側に形成されている。
第2主面電極31は基材1の主面11に形成されている。第2主面電極31は、第1主面電極21に対し第1方向X1に離間している。第2主面電極31は主面11における、第1方向X1側の領域に形成されている。本実施形態において第2主面電極31は、主面11と第2側面14との境界に至っている。第2主面電極31は、第2側面14と面一の端面を有する。図4に示すように、本実施形態においては、第2主面電極31の方向Y1における寸法は、主面11の方向Y1における寸法より小さい。第2主面電極31を構成する材料は、たとえば銀系メタルグレーズが挙げられる。本実施形態においては、第2主面電極31は、印刷によって形成される。
本実施形態とは異なり、第2主面電極31が主面11と第2側面14との境界まで至っていなくてもよい。また、本実施形態とは異なり、第2主面電極31の方向Y1における寸法が、主面11の方向Y1の寸法と同一であってもよい。
図9、図11等に示す第2側面電極32は基材1の第2側面14に形成されている。本実施形態においては、第2側面電極32は第2側面14の全面を覆っている。本実施形態とは異なり、第2側面電極32が第2側面14の全面を覆っている必要はない。すなわち、第2側面電極32から第2側面14が露出していてもよい。第2側面電極32を構成する材料は、たとえば、NiやCrが挙げられる。本実施形態においては、第2側面電極32はスパッタによって形成される。そのため、第2側面電極32の厚さは非常に薄い。スパッタによって形成される第2側面電極32の厚さは、たとえば、100μmである。本実施形態とは異なり、第2側面電極32が印刷によって形成されていてもよい。第2側面電極32は第2主面電極31につながっている。これにより、第2側面電極32は第2主面電極31に導通している。本実施形態では、第2側面電極32のスパッタ膜は、第1主面電極31の上面には形成されていない。
図5、図11等に示す第2裏面電極33は基材1の裏面12に形成されている。第2裏面電極33は、裏面12における、第1方向X1側の領域に形成されている。第2裏面電極33は裏面12と第2側面14との境界に至っている。図5に示すように、第2裏面電極33の方向Y1における寸法は、裏面12の方向Y1における寸法と同一である。図5に示したのとは異なり、第2裏面電極33の方向Y1における寸法は、裏面12の方向Y1における寸法よりも小さくてもよい。本実施形態において、第2裏面電極33を構成する材料は、たとえば、NiやCrが挙げられる。本実施形態においては、第2裏面電極33はスパッタによって形成される。そのため、第2裏面電極33の厚さは非常に薄い。スパッタによって形成される第2裏面電極33の厚さは、たとえば、100μmである。第2裏面電極33は第2側面電極32につながっている。これにより、第2裏面電極33は第2側面電極32に導通している。したがって、第2裏面電極33と第2側面電極32と第2主面電極31とは互いに導通している。本実施形態とは異なり、第2裏面電極33は、印刷によって形成されていてもよい(変形例として図22に図示している)。本実施形態では、第2側面電極32と第1裏面電極33とは連続してつながっている。
なお、第2補助電極35および第2メッキ電極37についての説明は、オーバーコート6の説明をした後に行う。
図1〜図4、図10、図11に示す抵抗体4は基材1の主面11に形成されている。抵抗体4は、第1主面電極21および第2主面電極31に接している。抵抗体4は、第1主面電極21と第2主面電極31との間に電気的に介在している。抵抗体4と主面11との間には、第1主面電極21の一部分が介在している。同様に、抵抗体4と主面11との間には第2主面電極31の一部分が介在している。図4に示すように、抵抗体4は、第1主面電極21および第2主面電極31に跨るように形成されている。本実施形態においては、抵抗体4の第1方向X1における寸法は、主面11の第1方向X1における寸法より小さい。抵抗体4の方向Y1における寸法は、主面11の方向Y1における寸法より小さい。抵抗体4は、たとえば酸化ルテニウム等の抵抗材料よりなる。抵抗体4は、たとえば、印刷によって形成される。
本実施形態とは異なり、抵抗体4の第1方向X1における寸法が、主面11の第1方向X1における寸法と同一であってもよい。また、抵抗体4の方向Y1における寸法が主面11の方向Y1における寸法と同一であってもよい。更に、図2等では、抵抗体4と主面11との間に第1主面電極21が介在している例を示したが、抵抗体4が主面11と第1主面電極21との間に介在していてもよい。同様に、図2等では、抵抗体4と主面11との間に第2主面電極31が介在している例を示したが、抵抗体4が主面11と第2主面電極31との間に介在していてもよい。
図1〜図4、図10、図11に示すアンダーコート5は抵抗体4を覆っている。図2に示すように、アンダーコート5と主面11との間には抵抗体4が介在している。アンダーコート5は、トリミング時の抵抗体4への熱衝撃を緩和するためのものである。本実施形態においては、アンダーコート5の第1方向X1における寸法は、抵抗体4の第1方向X1における寸法よりも大きい。そのため、アンダーコート5は、第1主面電極21および第2主面電極31に直接接している。また、アンダーコート5の方向Y1における寸法は、抵抗体4の方向Y1における寸法よりも大きい。そのため、アンダーコート5は主面11に直接接している。アンダーコート5はガラス系の材料よりなる。このようなガラス系の材料としては、ホウケイ酸鉛系ガラスが挙げられる。アンダーコート5は、たとえば、印刷によって形成される。
抵抗体4およびアンダーコート5には、トリミング溝79が形成されている。トリミング溝79を形成してトリミングを行うことにより、チップ抵抗器100の抵抗値が調整される。
図1〜図4、図6、図7、図10、図11に示すオーバーコート6は、第1主面電極21と第2主面電極31と抵抗体4とを覆っている。オーバーコート6は絶縁材料よりなる。このような絶縁材料としてはエポキシ樹脂が挙げられる。図2に示すように、オーバーコート6は、第1主面電極21と第2主面電極31とアンダーコート5とに直接接している。オーバーコート6と主面11との間には、第1主面電極21が介在している。また、オーバーコート6と主面11との間には、第2主面電極31が介在している。オーバーコート6と抵抗体4との間には、アンダーコート5が介在している。本実施形態においては、図3、図4に示すように、オーバーコート6の方向Y1における寸法は、主面11の方向Y1における寸法と同一である。そのため、オーバーコート6は主面11と直接接している。オーバーコート6は、たとえば、印刷によって形成される。
オーバーコート6は、オーバーコート表面61を有する。オーバーコート表面61は、主面11の向く方向Z1側を向く。オーバーコート表面61は、平坦面611と第1曲面612と第2曲面613とを有する。図4では、平坦面611と第1曲面612との境界、および、平坦面611と第2曲面613との境界を、想像線(2点鎖線)を用いて示している。
平坦面611は、方向Z1視(主面11の平面視)において、抵抗体4に重なっている。平坦面611は主面11と平行な面である。図4に示すように、本実施形態において平坦面611は、方向Z1視において、第1主面電極21と第2主面電極31との間に位置している。図10に示すように、第1曲面612は、平坦面611から連続するようにつながっている。第1曲面612は、平坦面611から第2方向X2に向かうにつれて主面11に近づく形状である。第1曲面612は第1主面電極21に接している。図11に示すように、第2曲面613は、平坦面611から連続するようにつながっている。第2曲面613は、平坦面611から第1方向X1に向かうにつれて主面11に近づく形状である。第2曲面613は第2主面電極31に接している。
第1補助電極25は、第1主面電極21およびオーバーコート6を覆っている。第1補助電極25は、第1主面電極21およびオーバーコート6に直接接している。第1補助電極25と主面11との間に、第1主面電極21およびオーバーコート6が介在している。図10に示すように、第1補助電極25は、第1主面電極21よりも、第1方向X1側に位置する部位259を有する。換言すれば、第1補助電極25は、方向Z1視(主面11の平面視)において、第1主面電極21を越えて基材1の中心側まで延びている。そのため、第1補助電極25の第1方向X1側の端部は、第1主面電極21よりも、第1方向X1側に位置している。一方、第1補助電極25の第2方向X2側の端部は、方向Z1視において、主面11のうち第2方向X2側の端部まで至っている。第1補助電極25は、樹脂と銀粉末とを含む樹脂銀系材料よりなる。第1補助電極25の側面は、第1側面電極22により覆われている。すなわち、第1補助電極25と、第1主面電極21と、基材1の第1側面13とは、第1側面電極22により覆われている。
図10に示すように、第1補助電極25は第1補助電極表面251を有する。第1補助電極表面251は第1メッキ電極27に覆われ、オーバーコート6に接する。本実施形態においては、第1補助電極表面251は、オーバーコート表面61と面一である。同図に示す場合、第1補助電極表面251は平坦面611と面一となっている。一方、図13に示すように、第1補助電極表面251は、オーバーコート表面61よりも主面11側に位置していてもよい。同図に示す場合、第1補助電極表面251は第1曲面612に接している。好ましくは、第1補助電極表面251のうち、第1主面電極21よりも第1方向X1側に位置する部分は全て、オーバーコート表面61の最も方向Z1側の端部の位置との差(図10、図13における高低差)が、方向Z1において0〜10μmの範囲内にある。更に好ましくは、第1補助電極表面251のうち、第1主面電極21よりも第1方向X1側に位置する部分は全て、オーバーコート表面61の最も方向Z1側の端部の位置との差(図10、図13における高低差)が、方向Z1において0〜6μmの範囲内にある。第1補助電極表面251は、第1主面電極21の上方に位置する部分から、オーバーコート6の上方に位置する部分に渡って略平坦面となっている。すなわち、第1補助電極表面251は、第1主面電極21およびオーバーコート6を覆っているが、第1補助電極表面251には、第1主面電極21からオーバーコート6にかけての高さの変化が反映されていない。
第1補助電極25を形成するには、以下に述べるような工程を経る。図12は、図1に示したチップ抵抗器の製造方法における一工程を示す断面図である。同図に示すように、切断される前の基材1の主面11に形成された複数のオーバーコート6どうしの間に、導電材料893を印刷する。導電材料893がオーバーコート6を過度に覆ってしまうことのないように、印刷する導電材料893の量は適宜調整される。印刷される導電材料893の量にはばらつきがある。本実施形態において導電材料893の量が所望の量である場合、図13に示すように、第1補助電極表面251は、オーバーコート表面61よりも主面11側に位置することとなる。一方、導電材料893の量が所望の量よりも多かった場合には、図10に示したように、第1補助電極表面251は平坦面611と面一となりうる。導電材料893の粘度は比較的小さい。これにより、第1補助電極表面251をより平坦にすることができる。印刷された導電材料893は、硬化および焼成される。なお、図12に示す2点差線に沿って、個片化のため、基材1はダイシングされる。
図1、図2、図10に示す第1メッキ電極27は、第1補助電極25と、第1側面電極22と、第1裏面電極23とを覆っている。第1メッキ電極27は、Cu、Au、Ni、およびSnの少なくともいずれかよりなる。第1メッキ電極27は、Cu、Au、Ni、およびSnの少なくともいずれかを含む合金であってもよいし、特に、銅を主成分とする銅合金であってもよい。本実施形態では、第1メッキ電極27はCuよりなる。第1メッキ電極27からはオーバーコート6が露出している。第1メッキ電極27の厚さは、たとえば、6〜15μmである。第1メッキ電極27は、オーバーコート6よりも、方向Z1側に位置する部位を有している。すなわち、図10において、第1メッキ電極27の上面は、オーバーコート表面61よりも上位に位置している。本実施形態と異なり、第1メッキ電極27の上面がオーバーコート表面61と面一であってもよい。図13のように、オーバーコート表面61よりも第1補助電極25の第1補助電極表面251が低い場合には、第1メッキ電極27の厚みはオーバーコート表面61と第1補助電極表面25との段差よりも厚くなるように形成されるので、第1メッキ電極27の上面はオーバーコート表面61よりも高くなる。これにより、中心部分(オーバーコート6が露出する部分)が凹で、両端のメッキ部分が凸の表面形状のチップになる。
第1メッキ電極27は、第1主面層271と、第1側面層272と、第1裏面層273と、を有する。
第1主面層271は、第1メッキ電極27のうち、基材1の主面11側に位置する部位である。第1主面層271は、第1補助電極25およびオーバーコート6を覆っている。より具体的には、第1主面層271は、第1補助電極25における第1補助電極表面251と、オーバーコート6におけるオーバーコート表面61とを覆っている。本実施形態においては更に、第1主面層271は、オーバーコート表面61における平坦面611の一部を覆っている。図10に示すように、第1主面層271は、第1裏面電極23よりも第1方向X1側に位置する部位を有する。すなわち、図10において、第1主面層271の右端は、第1裏面電極23よりも右側に位置している。第1主面層271の第1方向X1における寸法L21(図1参照)は、たとえば、200〜260μmである。第1主面層271の方向Y1における寸法は、主面11の方向Y1における寸法よりも大きい。
第1側面層272は、第1補助電極25と第1側面電極22とを覆っている。第1側面層272は第1主面層271につながっている。図8に示すように、第1側面層272の方向Y1における寸法は、第1側面13の方向Y1における寸法よりも大きい。
第1裏面層273は、第1メッキ電極27のうち、基材1の裏面12側に位置する部位である。第1裏面層273は第1裏面電極23を覆っている。図10に示すように、第1裏面層273は、第1補助電極25よりも第1方向X1側に位置する部位を有する。すなわち、同図において、第1裏面層273の右端は、第1補助電極25よりも右側に位置している。第1裏面層273の第1方向X1における寸法L22(図5参照)は、たとえば、200〜260μmである。第1裏面層273は、第1主面層271とほぼ同一の形状であることが好ましい。第1裏面層273の方向Y1における寸法は、裏面12の方向Y1における寸法よりも大きい。
第2補助電極35は、第2主面電極31およびオーバーコート6を覆っている。第2補助電極35は、第2主面電極31およびオーバーコート6に直接接している。第2補助電極35と主面11との間に、第2主面電極31およびオーバーコート6が介在している。図11に示すように、第2補助電極35は、第2主面電極31よりも、第2方向X2側に位置する部位359を有する。換言すれば、第2補助電極35は、方向Z1視において、第2主面電極31を越えて基材1の中心側まで延びている。そのため、第2補助電極35の第2方向X2側の端部は、第2主面電極31よりも、第2方向X2側に位置している。一方、第2補助電極35の第1方向X1側の端部は、方向Z1視において、主面11のうち第1方向X1側の端部まで至っている。第2補助電極35は、樹脂と銀粉末とを含む樹脂銀系材料よりなる。また、第2補助電極35の側面は、第2側面電極32により覆われている。すなわち、第2補助電極35と、第2主面電極31と、基材1の第2側面14とは、第2側面電極32により覆われている。
図11に示すように、第2補助電極35は第2補助電極表面351を有する。第2補助電極表面351は第2メッキ電極37に覆われ、オーバーコート6に接する。本実施形態においては、第2補助電極表面351は、オーバーコート表面61と面一である。同図に示す場合、第2補助電極表面351は平坦面611と面一となっている。一方、図14に示すように、第2補助電極表面351は、オーバーコート表面61よりも主面11側に位置していてもよい。同図に示す場合、第2補助電極表面351は第2曲面613に接している。好ましくは、第2補助電極表面351のうち、第2主面電極31よりも第2方向X2側に位置する部分は全て、オーバーコート表面61の最も方向Z1側の端部の位置との差(図11、図14における高低差)が、方向Z1において0〜10μmの範囲内にある。更に好ましくは、第2補助電極表面351のうち、第2主面電極31よりも第2方向X2側に位置する部分は全て、オーバーコート表面61の最も方向Z1側の端部の位置との差(図11、図14における高低差)が、方向Z1において0〜6μmの範囲内にある。第2補助電極表面351は、第2主面電極31の上方に位置する部分から、オーバーコート6の上方に位置する部分に渡って略平坦面となっている。すなわち、第2補助電極表面351は、第2主面電極31およびオーバーコート6を覆っているが、第2補助電極表面351には、第2主面電極31からオーバーコート6にかけての高さの変化が反映されていない。
第2補助電極35を形成するには、第1補助電極25を形成するのと同様の工程を経るため、第2補助電極35を形成する工程の説明については、省略する。
図1、図2、図11に示す第2メッキ電極37は、第2補助電極35と、第2側面電極32と、第2裏面電極33とを覆っている。第2メッキ電極37は、Cu、Au、Ni、およびSnの少なくともいずれかよりなる。第2メッキ電極37は、Cu、Au、Ni、およびSnの少なくともいずれかを含む合金であってもよいし、特に、銅を主成分とする銅合金であってもよい。本実施形態では、第2メッキ電極37はCuよりなる。第2メッキ電極37からはオーバーコート6が露出している。第2メッキ電極37の厚さは、たとえば、6〜15μmである。第2メッキ電極37は、オーバーコート6よりも、方向Z1側に位置する部位を有している。すなわち、図11において、第2メッキ電極37の上面は、オーバーコート表面61よりも上位に位置している。本実施形態と異なり、第2メッキ電極37の上面がオーバーコート表面61と面一であってもよい。
第2メッキ電極37は、第2主面層371と、第2側面層372と、第2裏面層373と、を有する。
第2主面層371は、第2メッキ電極37のうち、基材1の主面11側に位置する部位である。第2主面層371は、第2補助電極35およびオーバーコート6を覆っている。より具体的には、第2主面層371は、第2補助電極35における第2補助電極表面351と、オーバーコート6におけるオーバーコート表面61とを覆っている。本実施形態においては更に、第2主面層371は、オーバーコート表面61における平坦面611の一部を覆っている。図11に示すように、第2主面層371は、第2裏面電極33よりも第2方向X2側に位置する部位を有する。すなわち、同図において、第2主面層371の左端は、第2裏面電極33よりも左側に位置している。第2主面層371の第2方向X2における寸法L31(図1参照)は、たとえば、200〜260μmである。第2主面層371の方向Y1における寸法は、主面11の方向Y1における寸法よりも大きい。
第2側面層372は、第2補助電極35と第2側面電極32とを覆っている。第2側面層372は第2主面層371につながっている。図9に示すように、第2側面層372の方向Y1における寸法は、第2側面14の方向Y1における寸法よりも大きい。
第2裏面層373は、第2メッキ電極37のうち、基材1の裏面12側に位置する部位である。第2裏面層373は第2裏面電極33を覆っている。図11に示すように、第2裏面層373は、第2補助電極35よりも第2方向X2側に位置する部位を有する。すなわち、同図において、第2裏面層373の左端は、第2補助電極35よりも左側に位置している。第2裏面層373の第2方向X2における寸法L32(図5参照)は、たとえば、200〜260μmである。第2裏面層373は、第2主面層371とほぼ同一の形状であることが好ましい。第2裏面層373の方向Y1における寸法は、裏面12の方向Y1における寸法よりも大きい。
図15は、本発明の実施形態にかかる電子デバイスの断面図である。
同図に示す電子デバイス800は、チップ抵抗器100と、充填樹脂基板803と、第1導電層804と、第2導電層805と、を備える。
充填樹脂基板803はチップ抵抗器100を包囲している。図15に示す電子デバイス800においては、基材1の裏面12が下側を向いている。充填樹脂基板803はチップ抵抗器100に密着している。具体的には、第1メッキ電極27、第2メッキ電極37、基材1、ないしオーバーコート6と、充填樹脂基板803と、の間には、隙間が無い。充填樹脂基板803は、たとえば絶縁性の樹脂よりなる。このような樹脂としてはガラスエポキシ樹脂が挙げられる。充填樹脂基板803には第1ビア809および第2ビア810が形成されている。第1ビア809および第2ビア810は充填樹脂基板803の表面から凹んでいる。
第1導電層804および第2導電層805を構成する材料は、特に限定されないが、本実施形態ではCuである。第1導電層804は、充填樹脂基板803の表面と第1ビア809を規定する内面とに形成されている。第1導電層804は、チップ抵抗器100に物理的および電気的に接続している。第1導電層804は、第1メッキ電極27における第1主面層271に直接接している。一方、第2導電層805は、充填樹脂基板803の表面と第2ビア810を規定する内面とに形成されている。第2導電層805は、チップ抵抗器100に物理的および電気的に接続している。第2導電層805は、第2メッキ電極37における第2主面層371に直接接している。
次に、電子デバイス800の製造方法の一例について簡単に説明する。
既知の方法により、図16に示すように、チップ抵抗器100が内蔵された充填樹脂基板803を作製する。この作製工程には、予め硬化された基板上にチップ抵抗器100を配置する工程が含まれる。予め硬化された基板上にチップ抵抗器100を配置するこの工程では、チップ抵抗器100を基板に置くときにチップ抵抗器100に応力が加わる。本願ではこのときにチップ抵抗器100が割れるのを効果的に防止できる。詳細は後述する。
次に、図17に示すように、充填樹脂基板803にレーザ891を照射することにより、充填樹脂基板803に第1ビア809および第2ビア810を形成する。レーザ891の照射範囲は、第1主面層271、および、第2主面層371の各々の中央になるようにする。
次に、第1ビア809および第2ビア810の各々を規定する内面と充填樹脂基板803の表面とに、酸性の液体を用いて酸処理を行う。次に、第1ビア809を規定する内面と充填樹脂基板803の表面とに第1導電層804(図15参照)を、第2ビア810を規定する内面と充填樹脂基板803の表面とに第2導電層805(図15参照)を、それぞれ形成する。第1導電層804および第2導電層805の形成は、メッキにより行う。このようにして、電子デバイス800を製造できる。
図15では、第1メッキ電極27に導通する導電層は、第1導電層804の一つのみである例を示しているが、第1メッキ電極27に導通する導電層は、複数であってもよい。同様に、第2メッキ電極37に導通する導電層は、第2導電層805の一つのみである例を示しているが、第2メッキ電極37に導通する導電層は、複数であってもよい。
図18は、本発明の実施形態の変形例にかかる電子デバイスの断面図である。
同図に示す電子デバイス800は、チップ抵抗器100の表裏が逆になっている点において、図15に示した電子デバイス800と異なる。具体的には、図18に示す電子デバイス800においては、基材1の主面11が下側を向いている。第1導電層804および第2導電層805は、チップ抵抗器100に物理的および電気的に接続している。第1導電層804は、第1メッキ電極27における第1裏面層273に直接接している。一方、第2導電層805は、第2メッキ電極37における第2裏面層373に直接接している。図18に示す電子デバイス800の製造方法は、図15に示した電子デバイス800の製造方法と同様であるから、説明を省略する。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
図10に示したように、本実施形態においては、第1補助電極25は、第1主面電極21よりも、第1方向X1側に位置する部位を有する。このような構成は、第1補助電極25の第1方向X1における寸法を大きくするのに適する。第1補助電極25の第1方向X1における寸法を大きくできると、第1補助電極25を覆う第1メッキ電極27の主面11の部分(すなわち第1主面層271)の、第1方向X1における寸法を大きくできる。第1主面層271の第1方向X1における寸法を大きくできると、第1主面層271におけるレーザ891の照射領域を十分に確保することができる。そのため、レーザ891を照射する際に極端に正確な位置精度を必要とすることなく、充填樹脂基板803における、方向Z1視において第1主面層271に重なる領域に、第1ビア809を確実に形成することができる。これにより、レーザ891を照射する際に極端に正確な位置精度を必要とすることなく、第1主面層271を、チップ抵抗器100の外部の導電層である第1導電層804に接合することができる。
第1主面層271の第1方向X1における寸法を大きくできると、オーバーコート6における第1メッキ電極27から露出している領域を、小さくすることができる。そのため、レーザ891が誤ってオーバーコート6に照射してしまいオーバーコート6が損傷することを、防止できる。
図11に示したように、本実施形態においては、第2補助電極35は、第2主面電極31よりも、第2方向X2側に位置する部位を有する。このような構成によると、上述したのと同様の理由により、レーザ891を照射する際に極端に正確な位置精度を必要とすることなく、第2主面層371を、チップ抵抗器100の外部の導電層である第2導電層805に接合することができる。このような構成によっても、オーバーコート6における第2メッキ電極37から露出している領域を小さくできる。そのため、レーザ891が誤ってオーバーコート6に照射してしまいオーバーコート6が損傷することを、防止できる。
一般に、メッキを施す電極の面積が大きいほど、メッキの形状を所望の形状に形成しやすい。本実施形態においては、第1補助電極25の第1方向X1における寸法を大きくできるため、第1補助電極25を覆う第1メッキ電極27の形状を所望の形状に形成しやすい。同様に、第2補助電極35の第2方向X2における寸法を大きくできるため、第2補助電極35を覆う第2メッキ電極37の形状を所望の形状に形成しやすい。
図10に示したように、本実施形態においては、第1メッキ電極27は、オーバーコート6よりも、方向Z1側に位置する部位を有している。このような構成によると、たとえばノズルでチップ抵抗器100の主面11側を吸着する場合、ノズルは、第1メッキ電極27の主面11側の部分(すなわち第1主面層271)に当接し、オーバーコート6に直接当接しにくい。特に、従来のように電極の幅が小さく、オーバーコートが露出する幅が大きい場合に比べて、ノズルがオーバーコート6に当接しにくい。オーバーコート6を直接吸着した状態でマウントが行われると、マウント時にチップに加わる応力が大きくなり割れやすくなるが、本実施形態ではノズルがオーバーコート6に当接しにくいので、チップ抵抗器100の割れの発生を抑制できる。また本実施形態では、上述のように、第1主面層271の第1方向X1における寸法を大きくできる。そのため、ノズルが、主面11側を吸着したチップ抵抗器100をマウント対象にマウントする場合、チップ抵抗器100における基材1のより内側に力がかかる。そのため、基材1を折る力を減少させることができ、基材1が折れたり割れたりする不具合を抑制できる。
図11に示したように、本実施形態においては、第2メッキ電極37は、オーバーコート6よりも、方向Z1側に位置する部位を有している。このような構成によると、上述したのと同様の理由により、基材1が折れたり割れたりする不具合を更に抑制できる。
本実施形態においては、第1補助電極25は、第1メッキ電極27に覆われ、オーバーコート6に接する第1補助電極表面251を有する。オーバーコート6は、方向Z1側を向くオーバーコート表面61を有する。第1補助電極表面251は、オーバーコート表面61と面一、もしくは、オーバーコート表面61よりも主面11側に位置する。このような構成によると、オーバーコート表面61を覆う第1メッキ電極27の図10の上面の位置を、過度に高くする必要がない。これは、方向Z1におけるチップ抵抗器100の寸法を小さくするのに適する。
本実施形態においては、第2補助電極35は、第2メッキ電極37に覆われ、オーバーコート6に接する第2補助電極表面351を有する。第2補助電極表面351は、オーバーコート表面61と面一、もしくは、オーバーコート表面61よりも主面11側に位置する。このような構成は、上述したのと同様に、方向Z1におけるチップ抵抗器100の寸法を小さくするのに適する。
本実施形態においては、第1補助電極表面251のうち、第1主面電極21よりも第1方向X1側に位置する部分は全て、オーバーコート表面61の最も方向Z1側の端部の位置との差(図10、図13における高低差)が、方向Z1において0〜10μmの範囲内にある。好ましくは、第1補助電極表面251のうち、第1主面電極21よりも第1方向X1側に位置する部分は全て、オーバーコート表面61の最も方向Z1側の端部の位置との差(図10、図13における高低差)が、方向Z1において0〜6μmの範囲内にある。すなわち、第1補助電極表面251のうち、第1主面電極21よりも第1方向X1側に位置する部分は、ほぼ平坦である。このような構成によると、第1メッキ電極27における第1主面層271の上面を平坦にすることができる。第1主面層271の上面を平坦にできると、第1主面層271と充填樹脂基板803との間に不要な隙間が生じることを防止できる。同様に、第2主面層371と充填樹脂基板803との間に不要な隙間が生じることを防止できる。
本実施形態において基材1は、主面11とは反対側を向く裏面12を有する。チップ抵抗器100は、第1裏面電極23と第2裏面電極33とを備える。第1裏面電極23は、裏面12に形成され、第1メッキ電極27に覆われている。第2裏面電極33は、裏面12に形成され、第2メッキ電極37に覆われている。このような構成によると、図18に示したように、第1メッキ電極27のうち、第1裏面電極23を覆う部分(第1裏面層273)を、第1導電層804に接合することができる。そのため、チップ抵抗器100は、図15に示したように、第1主面層271を第1導電層804に接合でき、且つ、図18に示したように、第1裏面層273を第1導電層804に接合することもできる。同様に、チップ抵抗器100は、図15に示したように、第2主面層371を第2導電層805に接合でき、且つ、図18に示したように、第2裏面層373を第2導電層805に接合することもできる。すなわち、チップ抵抗器100は、表裏の区別なく、充填樹脂基板803内に配置することができる。従来のように電極の幅が裏面のみ広い場合、チップ抵抗器の実装方向が決まっているので、図18のように、チップ抵抗器の裏面側からレーザを照射して内蔵基板の表面と導通をとる必要がある。しかし、図15のように、チップの表面側から導通をとる場合もあり、その両方の場合に対応できるように、従来は、裏面が上を向いて収納されたものと、表面が上を向いて収納されたものの2種類テーピングを提供していた。ここで、本実施形態では、同じチップ抵抗器100で表裏いずれの側から導通させる場合でも対応できるので、テーピングは1種類で済み、従来のようにテーピングを2種類用意する必要がない。
また、チップ抵抗器100に対して充填樹脂基板803の表面側および裏面側の両方を導通させるような使い方も可能である。つまり、図15において、第2主面層371側(第1主面層271側)だけでなく、第2裏面層373側(第1裏面層273側)にもビアが設けられ、基板の裏面と導通をとるような構造である。このような使い方も従来の構造ではできない。
次に、図19、図20を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。
図19、図20は、本発明の第2実施形態にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。
図19、図20に示すように、本実施形態は、第1メッキ電極27が第1層276および第2層277を含む点、および、第2メッキ電極37が第1層376および第2層377を含む点、において、上述の実施形態とは異なる。本実施形態におけるその他の点は上述の実施形態と同一であるから、上述の実施形態における符号と同一の符号を付して、説明を省略する。
図19に示すように、第1層276は、第2層277と第1補助電極25との間に介在している部分を有する。本実施形態において第1層276は、第1補助電極25と、第1側面電極22と、第1裏面電極23とに積層されている。本実施形態において第1層276は、オーバーコート6と、基材1とに直接接している。第1層276の厚さは、たとえば、2〜7μmである。第1層276は、たとえばNiよりなる。第1層276はメッキによって形成される。
第2層277は、第1層276に積層されている。本実施形態においては、第2層277の厚さは、第1層276の厚さよりも厚い。第2層277の厚さは、たとえば、5〜15μmである。第2層277は、たとえば、Cu、Au、およびSnの少なくともいずれかよりなる。第2層277は、メッキによって形成される。
図20に示すように、第1層376は、第2層377と第2補助電極35との間に介在している部分を有する。本実施形態において第1層376は、第2補助電極35と、第2側面電極32と、第2裏面電極33とに積層されている。本実施形態において第1層376は、オーバーコート6と、基材1とに直接接している。第1層376の厚さは、たとえば、2〜7μmである。第1層376は、たとえばNiよりなる。第1層376はメッキによって形成される。
第2層377は、第1層376に積層されている。本実施形態においては、第2層377の厚さは、第1層376の厚さよりも厚い。第2層377の厚さは、たとえば、5〜15μmである。第2層377は、たとえば、Cu、Au、およびSnの少なくともいずれかよりなる。第2層377は、メッキによって形成される。
チップ抵抗器101の厚さを、チップ抵抗器100の厚さと同程度に維持するためには、本実施形態の基材11の厚さを、図10等に示したチップ抵抗器100における基材11の厚さよりも、たとえば10μm程度薄くすることが好ましい。
本実施形態によると、図1〜図18を参照して説明した実施形態の作用効果に加え、以下の作用効果を奏する。
本実施形態のチップ抵抗器101は、テーピング梱包されて、運搬される。テーピング梱包する際に、チップ抵抗器101を配置するテープの下部に磁石が配置されることがある。本実施形態においては、Niは強磁性体であるから、チップ抵抗器101をテープに配置する際、Niよりなる第1層276,376に磁性を帯びさせることができる。そのため、磁力を用いて、テープ上にて複数のチップ抵抗器101を整列させることができる。
なお、第1メッキ電極27が第1層276および第2層277を含む構成を、図13に示したチップ抵抗器100に採用してもよい。同様に、第2メッキ電極37が第1層376および第2層377を含む構成を、図14に示したチップ抵抗器100に採用してもよい。本実施形態のチップ抵抗器101を、図15、図18に示した電子デバイス800におけるチップ抵抗器100に代えて用いてもよい。
図21〜図24は、本発明の実施形態の変形例にかかるチップ抵抗器の部分拡大断面図である。
図21、図22に示すチップ抵抗器200は、第1裏面電極23および第2裏面電極33が印刷によって形成されている点において、第1実施形態にかかるチップ抵抗器100と異なる。チップ抵抗器200のその他の点は、チップ抵抗器100と同様であるから、説明を省略する。なお、チップ抵抗器200では、第1側面電極22はスパッタによって形成される。本変形例では、第1側面電極22は、スパッタによって、第1主面電極21と、基材1の第1側面13と、第1裏面電極25の側面と、第1補助電極25の側面と、のみに形成されている。なお、チップ抵抗器200では、第2側面電極32はスパッタによって形成される。本変形例では、第2側面電極32は、スパッタによって、第2主面電極31と、基材1の第2側面14と、第2裏面電極35の側面と、第2補助電極35の側面と、のみに形成されている。
本変形例のチップ抵抗器200はチップ抵抗器100の変形例として示したが、第1裏面電極23および第2裏面電極33が印刷によって形成される構成を、第2実施形態にかかるチップ抵抗器101の変形例として採用してもよい。
図23、図24に示すチップ抵抗器201は、第1補助電極25および第2補助電極35がスパッタによって形成されている点において、第1実施形態にかかるチップ抵抗器100と異なる。この場合、第1補助電極25の厚みはオーバーコート6の厚みなどよりも大分小さいので、第1メッキ電極27の表面の形状は、第1主面電極21の表面およびオーバーコート6の表面を反映した形状となる。同様に、第2補助電極35の厚みはオーバーコート6の厚みなどよりも大分小さいので、第2メッキ電極37の表面の形状は、第2主面電極31の表面およびオーバーコート6の表面を反映した形状となる。本変形例においては、第1側面電極22と、第1裏面電極23と、第2側面電極32と、第2裏面電極33とを、スパッタによって形成するとよい。
本変形例のチップ抵抗器201はチップ抵抗器100の変形例として示したが、第1補助電極25および第2補助電極35がスパッタによって形成されている構成を、第2実施形態にかかるチップ抵抗器101の変形例として採用してもよい。また、チップ抵抗器200と、チップ抵抗器201と、を組み合わせてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。上述した説明では、抵抗体4が第1方向X1に沿って延びる一つの帯状である例を示したが、抵抗体4が、第1方向X1に沿って延びる複数の帯状のものであってもよい。また、図12に示すように本実施形態では個片化をダイシングにより行った例を示したが、基材1にブレイク溝を予め設けておき、溝に沿ってブレイクすることにより個片化を行ってもよい。
800 電子デバイス
803 充填樹脂基板
804 第1導電層
805 第2導電層
806,807,808 コア材
809 第1ビア
810 第2ビア
100,101,200,201 チップ抵抗器
1 基材
11 主面
12 裏面
13 第1側面
14 第2側面
15 第3側面
16 第4側面
2 第1電極部
21 第1主面電極
22 第1側面電極
23 第1裏面電極
25 第1補助電極
251 第1補助電極表面
259 部位
27 第1メッキ電極
271 第1主面層
272 第1側面層
273 第1裏面層
276 第1層
277 第2層
3 第2電極部
31 第2主面電極
32 第2側面電極
33 第2裏面電極
35 第2補助電極
351 第2補助電極表面
359 部位
37 第2メッキ電極
371 第2主面層
372 第2側面層
373 第2裏面層
376 第1層
377 第2層
4 抵抗体
5 アンダーコート
6 オーバーコート
61 オーバーコート表面
611 平坦面
612 第1曲面
613 第2曲面
79 トリミング溝
X1 第1方向
X2 第2方向
Y1 方向
Z1 方向
891 レーザ
893 導電材料
L21,L22,L31,L32 寸法

Claims (22)

  1. 主面を有する基材と、
    前記主面に形成された第1主面電極と、
    前記主面に形成され、前記第1主面電極に対し第1方向に離間している第2主面電極と、
    前記主面に形成され、前記第1主面電極および前記第2主面電極に接する抵抗体と、
    前記抵抗体、前記第1主面電極、および前記第2主面電極を覆うオーバーコートと、
    前記第1主面電極および前記オーバーコートを覆う第1補助電極と、
    前記第1補助電極を覆う第1メッキ電極と、を備え、
    前記第1補助電極は、前記第1主面電極よりも、前記第1方向側に位置する部位を有する、チップ抵抗器。
  2. 前記第1メッキ電極は、前記オーバーコートよりも、前記主面の向く方向側に位置する部位を有する、請求項1に記載のチップ抵抗器。
  3. 前記第1補助電極は、前記第1メッキ電極に覆われ、前記オーバーコートに接する補助電極表面を有し、
    前記オーバーコートは、前記主面の向く方向と同一方向側を向くオーバーコート表面を有し、
    前記補助電極表面は、前記オーバーコート表面と面一、もしくは、前記オーバーコート表面よりも前記主面側に位置する、請求項2に記載のチップ抵抗器。
  4. 前記補助電極表面のうち、前記第1主面電極よりも前記第1方向側に位置する部分は全て、前記オーバーコート表面の最も前記主面の向く方向側の端部の位置との差が、前記主面の向く方向において0〜10μmの範囲内にある、請求項3に記載のチップ抵抗器。
  5. 前記補助電極表面のうち、前記第1主面電極よりも前記第1方向側に位置する部分は全て、前記オーバーコート表面の最も前記主面の向く方向側の端部の位置との差が、前記主面の向く方向において0〜6μmの範囲内にある、請求項3に記載のチップ抵抗器。
  6. 前記第2主面電極および前記オーバーコートを覆う第2補助電極と、
    前記第2補助電極を覆う第2メッキ電極と、を備え、
    前記第2補助電極は、前記第2主面電極よりも、前記第1方向とは反対の第2方向側に位置する部位を有する、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  7. 前記基材は、前記主面とは反対側を向く裏面を有し、
    前記裏面に形成され、前記第1メッキ電極に覆われた第1裏面電極と、
    前記裏面に形成され、前記第2メッキ電極に覆われた第2裏面電極と、を更に備える、請求項6に記載のチップ抵抗器。
  8. 前記第1メッキ電極は、前記主面側に位置する主面層を含み、
    前記主面層は、前記第1裏面電極よりも前記第1方向側に位置している部位を有する、請求項7に記載のチップ抵抗器。
  9. 前記主面層の前記第1方向における寸法は、200〜260μmである、請求項8に記載のチップ抵抗器。
  10. 前記第1メッキ電極は、前記裏面側に位置する裏面層を含み、
    前記裏面層は、前記第1補助電極よりも前記第1方向側に位置している部位を有する、請求項7ないし請求項9のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  11. 前記裏面層の前記第1方向における寸法は、200〜260μmである、請求項10に記載のチップ抵抗器。
  12. 前記基材は、前記第1方向とは反対の第2方向を向く側面を有し、
    前記側面を覆う側面電極を更に備え、
    前記第1メッキ電極は、前記側面電極を覆っている、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  13. 前記側面電極は、スパッタによって形成されている、請求項12に記載のチップ抵抗器。
  14. 前記第1メッキ電極は、Cu、Au、Ni、およびSnの少なくともいずれかよりなる、請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  15. 前記第1メッキ電極は、第1層および第2層を含み、
    前記第1層は、前記第2層と前記第1補助電極との間に介在している部分を有する、請求項14に記載のチップ抵抗器。
  16. 前記第1層は、Niよりなり、前記第2層は、Cu、Au、およびSnの少なくともいずれかよりなる、請求項15に記載のチップ抵抗器。
  17. 前記抵抗体と前記オーバーコートとの間に介在するアンダーコートを更に備える、請求項1ないし請求項16のいずれかに記載のチップ抵抗器。
  18. 請求項1ないし請求項14、請求項17のいずれかに記載のチップ抵抗器と、
    前記チップ抵抗器を包囲している充填樹脂基板と、を備える、電子デバイス。
  19. 前記充填樹脂基板には、ビアが形成され、
    前記ビアを規定する内面に形成された導電層を更に備え、
    前記導電層は、前記第1メッキ電極に直接接している、請求項18に記載の電子デバイス。
  20. 前記導電層は、前記第1メッキ電極のうち、前記基材の前記主面側に位置する部位に直接接している、請求項19に記載の電子デバイス。
  21. 前記導電層は、前記第1メッキ電極のうち、前記基材の前記主面とは反対側の裏面側に位置する部位に直接接している、請求項19に記載の電子デバイス。
  22. 前記導電層および前記第1メッキ電極は、いずれもCuよりなる、請求項19ないし請求項21のいずれかに記載の電子デバイス。
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