JP2019110329A - チップ抵抗器 - Google Patents

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JP2019110329A JP2019041835A JP2019041835A JP2019110329A JP 2019110329 A JP2019110329 A JP 2019110329A JP 2019041835 A JP2019041835 A JP 2019041835A JP 2019041835 A JP2019041835 A JP 2019041835A JP 2019110329 A JP2019110329 A JP 2019110329A
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真輔 小川
Shinsuke Ogawa
真輔 小川
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Abstract

【課題】 亀裂の発生を防止できるチップ抵抗器を提供すること。【解決手段】 主面11および裏面12を有する基材1と、基材1に形成された第1電極部2と、基材1に形成され、且つ、第1電極部2に対し第1方向に離間している第2電極部3と、主面11に形成され、第1電極部2および第2電極部3に接する抵抗体4と、抵抗体4を覆うオーバーコート6と、抵抗体4とオーバーコート6との間に介在するアンダーコート5と、を備え、第1電極部2は、主面11に形成された第1主面電極21を含み、第1主面電極21は、抵抗体4を介さずに主面11に接し、抵抗体4は、第1主面電極21の一部を覆い、オーバーコート6およびアンダーコート5の双方が、第1主面電極21に接する。【選択図】 図2

Description

本発明は、チップ抵抗器に関する。
従来からチップ抵抗器が知られている(たとえば特許文献1参照)。同文献に記載のチップ抵抗器は、絶縁基板と、下面電極と、抵抗体と、保護膜と、メッキと、を備える。抵抗体は絶縁基板の上面に形成されている。保護膜は絶縁基板の上面に形成されている。保護膜は抵抗体を覆っている。下面電極は絶縁基板の下面に形成されており、焼成を経ることにより形成される。メッキは抵抗体に導通しており、下面電極と接している。
特開2007−134452号公報
このようなチップ抵抗器が使用される際、チップ抵抗器は、周囲環境の温度の影響を受ける。この温度によりチップ抵抗器における各構成等が熱膨張あるいは収縮する。そのため従来のチップ抵抗器においては、熱膨張あるいは収縮の影響により、メッキと下面電極との間に亀裂が生じるおそれがある。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、亀裂の発生を防止できるチップ抵抗器を提供することをその主たる課題とする。
本発明の第1の側面によると、主面および裏面を有する基材と、前記基材に形成された第1電極部と、前記基材に形成され、且つ、前記第1電極部に対し第1方向に離間している第2電極部と、前記主面に形成され、前記第1電極部および前記第2電極部に接する抵抗体と、を備え、前記第1電極部は、第1裏面電極と、第1メッキ電極と、を含み、前記第1裏面電極は、前記裏面に形成されており、前記第1メッキ電極は、前記第1裏面電極を覆っており、前記第1裏面電極は、第1樹脂部と、前記第1樹脂部に混合された第1導電体と、を含む、チップ抵抗器が提供される。
好ましくは、前記第1裏面電極は、前記抵抗体のうち前記第1方向とは反対の第2方向側の端よりも、前記第1方向側に位置する部位を有する。
好ましくは、前記第1裏面電極の前記第1方向における寸法は、100〜350μmである。
好ましくは、前記第1裏面電極の厚さは、10〜40μmである。
好ましくは、前記裏面は、前記第1方向に沿って延びる一対の端縁を有し、前記第1裏面電極は、前記一対の端縁のいずれもから離間している。
好ましくは、前記第1樹脂部は、エポキシ系樹脂またはフェノール系樹脂よりなる。
好ましくは、前記第1導電体は、Ag、Au、Cu、NiまたはPtよりなる。
好ましくは、前記第1導電体は、粒子状である。
好ましくは、前記基材は、前記第1方向とは反対の第2方向を向く第1側面を有し、前記第1電極部は、前記第1側面に形成された第1下地電極を含む。
好ましくは、前記第1下地電極は、前記第1裏面電極に接しており、且つ、前記第1メッキ電極に覆われている。
好ましくは、前記第1裏面電極は、前記第1下地電極と前記裏面との間に介在している。
好ましくは、前記第1方向と前記基材の厚さ方向とに直交する方向において、前記第1下地電極の寸法は、前記第1裏面電極の寸法よりも、大きい。
好ましくは、前記第1下地電極は、前記主面側に形成された部位を有する。
好ましくは、前記基材には、前記第1側面から凹む第1凹部が形成されており、前記第1凹部の内面の一部は、前記第1下地電極に覆われている。
好ましくは、前記第1電極部は、前記主面に形成された前記第1主面電極を含み、前記第1主面電極は、前記抵抗体に接している。
好ましくは、前記第1主面電極は、前記第1メッキ電極と前記主面との間に介在している。
好ましくは、前記第2電極部は、第2裏面電極と、第2メッキ電極と、を含み、前記第2裏面電極は、前記裏面に形成されており、前記第2メッキ電極は、前記第2裏面電極を覆っており、前記第2裏面電極は、第2樹脂部と、前記第2樹脂部に混合された第2導電体と、を含む。
好ましくは、前記第2裏面電極は、前記第1方向側の端よりも、前記第1方向とは反対の第2方向側に位置する部位を有する。
好ましくは、前記基材は、前記第1方向を向く第2側面を有し、前記第2電極部は、前記第2側面に形成された第2下地電極を含む。
好ましくは、前記基材には、前記第2側面から凹む第2凹部が形成されており、前記第2凹部の内面の一部は、前記第2下地電極に覆われている。
好ましくは、前記第2電極部は、前記主面に形成された前記第2主面電極を含み、前記第2主面電極は、前記抵抗体に接している。
好ましくは、前記抵抗体を覆う、絶縁性のアンダーコートを更に備える。
好ましくは、前記アンダーコートの一部は、前記主面に接している。
好ましくは、前記抵抗体を覆う、絶縁性のオーバーコートを更に備える。
好ましくは、前記第1メッキ電極は、前記オーバーコートに接している。
好ましくは、前記第1メッキ電極は、Cu、Au、Ni、および、Snの少なくともいずれかよりなる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態にかかるチップ抵抗器の平面図(第1メッキ電極および第2メッキ電極を省略、また、一部構成透視化)である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1からオーバーコートを省略した平面図(一部透視化)である。 図4から第1下地電極および第2下地電極を省略した平面図(一部透視化)である。 本発明の第1実施形態にかかるチップ抵抗器の底面図(第1メッキ電極および第2メッキ電極を省略、また、一部構成透視化)である。 図6から第1下地電極および第2下地電極を省略した底面図である。 図1に示したチップ抵抗器の左側面図(一部透視化)である。 図1に示したチップ抵抗器の右側面図(一部透視化)である。 図1に示したチップ抵抗器の正面図である。 図1に示したチップ抵抗器の背面図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図11を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかるチップ抵抗器の平面図(第1メッキ電極および第2メッキ電極を省略、また、一部構成透視化)である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。
これらの図に示すチップ抵抗器100は、基材1と、第1電極部2と、第2電極部3と、抵抗体4と、アンダーコート5と、オーバーコート6と、を備える。
本実施形態のチップ抵抗器100は、抵抗体4が複数形成されたタイプ(多連タイプ)のチップ抵抗器である。そのため、本実施形態では、第1電極部2と、第2電極部3と、抵抗体4と、はそれぞれ複数(本実施形態では2つ)形成されている。本実施形態とは異なり、チップ抵抗器100は、多連タイプではなくてもよい。すなわち、チップ抵抗器100は、抵抗体4が1つのみ形成されたタイプのものであってもよい。
図4は、図1からオーバーコートを省略した平面図(一部透視化)である。図5は、図4から第1下地電極および第2下地電極を省略した平面図(一部透視化)である。図6は、本発明の第1実施形態にかかるチップ抵抗器の底面図(第1メッキ電極および第2メッキ電極を省略、また、一部構成透視化)である。図7は、図6から第1下地電極および第2下地電極を省略した底面図である。図8は、図1に示したチップ抵抗器の左側面図(一部透視化)である。図9は、図1に示したチップ抵抗器の右側面図(一部透視化)である。図10は、図1に示したチップ抵抗器の正面図である。図11は、図1に示したチップ抵抗器の背面図である。
図1〜図9に示す基材1は板状である。基材1は絶縁材料よりなる。このような絶縁材料としてはアルミナなどのセラミックが挙げられる。
基材1は、主面11と、裏面12と、第1側面13と、第2側面14と、第3側面15と、第4側面16と、を有する。主面11、裏面12、第1側面13、第2側面14、第3側面15、第4側面16はいずれも平坦である。
主面11および裏面12は互いに反対側を向く。第1側面13と第2側面14と第3側面15と第4側面16とはいずれも、主面11および裏面12につながっている。第1側面13および第2側面14は互いに反対側を向く。具体的には、第1側面13は第2方向X2を向き、第2側面14は第1方向X1を向く。第3側面15および第4側面16は互いに反対側を向く。具体的には、第3側面15は図1における下側を向き、第4側面16は図1における上側を向く。
図6、図7に示すように、裏面12は、第1方向X1に沿って延びる一対の端縁121,122を有している。端縁121は、裏面12と第3側面15との境界に一致し、端縁122は、裏面12と第4側面16との境界に一致する。本実施形態では、基材1には、第1凹部131および第2凹部141が形成されている。第1凹部131は、第1側面13から凹んでいる。第2凹部141は、第2側面14から凹んでいる。
図2に示すように、第1電極部2は、基材1に形成されている。第1電極部2は、抵抗体4に接している。
第1電極部2は、第1主面電極21と、第1下地電極22と、第1裏面電極23と、第1メッキ電極27と、を含む。第1電極部2は、基材1における第2方向X2側に形成されている。
第1主面電極21は基材1の主面11に形成されている。第1主面電極21は主面11における、第2方向X2側の領域に形成されている。本実施形態において第1主面電極21は、主面11と第1側面13との境界に至っている。第1主面電極21は、第1側面13と面一の端面を有する。第1主面電極21を構成する材料は、たとえば銀系メタルグレーズが挙げられる。本実施形態においては、第1主面電極21は、印刷、乾燥、および焼成を経て形成される。図1、図4、図5に示すように、本実施形態では、第1主面電極21は複数形成されている。
本実施形態とは異なり、第1主面電極21が主面11と第1側面13との境界まで至っていなくてもよい。
図5、図10等に示す第1裏面電極23は基材1の裏面12に形成されている。図6、図7に示すように、本実施形態では、第1裏面電極23は複数形成されている。第1裏面電極23は、裏面12における、第2方向X2側の領域に形成されている。第1裏面電極23は裏面12と第1側面13との境界に至っている。一方、第1裏面電極23は、裏面12と第3側面15との境界に至っていない。また、第1裏面電極23は、裏面12と第4側面16との境界に至っていない。すなわち、第1裏面電極23は、一対の端縁121,122のいずれもから離間している。図2に示すように、第1裏面電極23は、抵抗体4のうち第1方向X1とは反対の第2方向X2側の端よりも、第1方向X1側に位置する部位を有する。第1裏面電極23の第1方向X1における寸法L11は、たとえば、100〜350μmであり、好ましくは、200〜300μmである。第1裏面電極23の厚さは、たとえば、10〜40μmである。第1裏面電極23は、印刷および乾燥を経て形成され、第1裏面電極23を形成するのに焼成は用いられない。
本実施形態では、第1裏面電極23は、裏面12に接している。しかしながら、第1裏面電極23は裏面12に接している必要は必ずしもない。たとえば、第1裏面電極23と裏面12との間に、焼成することにより形成された電極層が介在していてもよい。
本実施形態においては、第1裏面電極23は、樹脂を含んだ材料よりなる。図2に示すように、具体的には、第1裏面電極23は、第1樹脂部231および第1導電体232を有する。
第1樹脂部231は、エポキシ系樹脂またはフェノール系樹脂よりなる。第1導電体232は、第1樹脂部231に混合されている。第1導電体232は粒子状である。第1導電体232は、Ag、Au、Cu、NiまたはPtよりなる。第1導電体232がAgよりなる場合、第1樹脂部231に第1導電体232が混合されたものは、樹脂銀と称されることがある。上述のように、第1裏面電極23を形成するのに焼成が用いられない理由は、第1裏面電極23を形成する際に第1樹脂部231を気化させないためである。これにより、第1裏面電極23に第1樹脂部231が残存する。
図1〜図4、図6等に示す第1下地電極22は基材1の第1側面13に形成されている。本実施形態においては、第1下地電極22は第1側面13の全面を覆っている。本実施形態とは異なり、第1下地電極22が第1側面13の全面を覆っている必要はない。すなわち、第1下地電極22から第1側面13が露出していてもよい。本実施形態では、第1方向X1と基材1の厚さ方向Zとに直交する方向(方向Y)において、第1下地電極22の寸法は、第1裏面電極23の寸法よりも、大きい。図1等に示すように、本実施形態では、第1下地電極22は複数形成されている。第1下地電極22は、第1主面電極21側に形成された部位を有する。第1下地電極22は、第1主面電極21と、第1裏面電極23と、に接している。これにより、第1下地電極22は、第1主面電極21と第1裏面電極23とに導通している。本実施形態においては更に、第1下地電極22と主面11との間には、第1主面電極21が介在している。第1下地電極22と裏面12との間には、第1裏面電極23が介在している。また、第1下地電極22は、第1凹部131の内面の一部を覆っている。
本実施形態では、第1下地電極22は、第1裏面電極23と同様に、樹脂部と、樹脂部に混合された導電体と、を含む。第1下地電極22における樹脂部と導電体との説明は、第1裏面電極23における第1樹脂部231と第1導電体232との説明を適用できるから、省略する。本実施形態では、第1下地電極22は、ディップコーティング法により形成される。そのため、図2に示すように、第1下地電極22は、方向Zにおける中央部分が第2方向X2に膨らんだ形状となっている。
本実施形態とは異なり、第1下地電極22がスパッタによって形成されていてもよい。第1下地電極22がスパッタによって形成される場合、第1下地電極22を構成する材料は、たとえば、NiやCrが挙げられる。
なお、第1メッキ電極27についての説明は、オーバーコート6の説明をした後に行う。
図2に示すように、第2電極部3は、基材1に形成されている。第2電極部3は、抵抗体4に接している。第2電極部3は、第1電極部2に対し第1方向X1に離間している。
第2電極部3は、第2主面電極31と、第2下地電極32と、第2裏面電極33と、第2メッキ電極37と、を含む。第2電極部3は、基材1における第1方向X1側に形成されている。
第2主面電極31は基材1の主面11に形成されている。第2主面電極31は主面11における、第1方向X1側の領域に形成されている。本実施形態において第2主面電極31は、主面11と第2側面14との境界に至っている。第2主面電極31は、第2側面14と面一の端面を有する。第2主面電極31を構成する材料は、たとえば銀系メタルグレーズが挙げられる。本実施形態においては、第2主面電極31は、印刷、乾燥、および焼成を経て形成される。本実施形態では、チップ抵抗器100は多連タイプであるので、第2主面電極31は複数形成されている。
本実施形態とは異なり、第2主面電極31が主面11と第2側面14との境界まで至っていなくてもよい。
図5、図10等に示す第2裏面電極33は基材1の裏面12に形成されている。本実施形態では、第2裏面電極33は複数形成されている。第2裏面電極33は、裏面12における、第1方向X1側の領域に形成されている。第2裏面電極33は裏面12と第2側面14との境界に至っている。一方、第2裏面電極33は、裏面12と第3側面15との境界に至っていない。また、第2裏面電極33は、裏面12と第4側面16との境界に至っていない。すなわち、第2裏面電極33は、一対の端縁121,122のいずれもから離間している。第2裏面電極33は、抵抗体4のうち第2方向X2とは反対の第1方向X1側の端よりも、第2方向X2側に位置する部位を有する。第2裏面電極33の第2方向X2における寸法L12は、たとえば100〜350μmであり、好ましくは、200〜300μmである。第2裏面電極33の厚さは、たとえば、10〜40μmである。第2裏面電極33は、印刷および乾燥を経て形成され、第2裏面電極33を形成するのに焼成は用いられない。
本実施形態では、第2裏面電極33は、裏面12に接している。しかしながら、第2裏面電極33は裏面12に接している必要は必ずしもない。たとえば、第2裏面電極33と裏面12との間に、焼成することにより形成された電極層が介在していてもよい。
本実施形態においては、第2裏面電極33は、樹脂を含んだ材料よりなる。具体的には、第2裏面電極33は、第2樹脂部331および第2導電体332を有する。
第2樹脂部331は、エポキシ系樹脂またはフェノール系樹脂よりなる。第2導電体332は、第2樹脂部331に混合されている。第2導電体332は粒子状である。第2導電体332は、Ag、Au、Cu、NiまたはPtよりなる。第2導電体332がAgよりなる場合、第2樹脂部331に第2導電体332が混合されたものは、樹脂銀と称されることがある。上述のように、第2裏面電極33を形成するのに焼成が用いられない理由は、第2裏面電極33に第2樹脂部331を残存させるためである。
図1〜図4、図6等に示す第2下地電極32は基材1の第2側面14に形成されている。本実施形態においては、第2下地電極32は第2側面14の全面を覆っている。本実施形態とは異なり、第2下地電極32が第2側面14の全面を覆っている必要はない。すなわち、第2下地電極32から第2側面14が露出していてもよい。本実施形態では、第1方向X1と基材1の厚さ方向Zとに直交する方向(方向Y)において、第2下地電極32の寸法は、第2裏面電極33の寸法よりも、大きい。本実施形態では、第2下地電極32は複数形成されている。第2下地電極32は、第2主面電極31側に形成された部位を有する。第2下地電極32は、第2主面電極31と、第2裏面電極33と、に接している。これにより、第2下地電極32は、第2主面電極31と第2裏面電極33とに導通している。本実施形態においては更に、第2下地電極32と主面11との間には、第2主面電極31が介在している。第2下地電極32と裏面12との間には、第2裏面電極33が介在している。また、第2下地電極32は、第2凹部141の内面の一部を覆っている。
本実施形態では、第2下地電極32は、第2裏面電極33と同様に、樹脂部と、樹脂部に混合された導電体と、を含む。第2下地電極32における樹脂部と導電体との説明は、第2裏面電極33における第2樹脂部331と第2導電体332との説明を適用できるから、省略する。本実施形態では、第2下地電極32は、ディップコーティング法により形成される。そのため、図2に示すように、第2下地電極32は、方向Zにおける中央部分が第1方向X1に膨らんだ形状となっている。
本実施形態とは異なり、第2下地電極32がスパッタによって形成されていてもよい。第2下地電極32がスパッタによって形成される場合、第2下地電極32を構成する材料は、たとえば、NiやCrが挙げられる。
なお、第2メッキ電極37についての説明は、オーバーコート6の説明をした後に行う。
図1、図2、図4、図5等に示す抵抗体4は基材1の主面11に形成されている。本実施形態では、チップ抵抗器100は多連タイプであるので、抵抗体4は複数形成されている。抵抗体4は、第1主面電極21および第2主面電極31に接している。抵抗体4は、第1主面電極21と第2主面電極31との間に電気的に介在している。抵抗体4と主面11との間には、第1主面電極21の一部分が介在している。同様に、抵抗体4と主面11との間には第2主面電極31の一部分が介在している。図4に示すように、抵抗体4は、第1主面電極21および第2主面電極31に跨るように形成されている。抵抗体4は、たとえば酸化ルテニウム等の抵抗材料よりなる。抵抗体4は、たとえば、印刷、乾燥、および焼成を経て形成される。
図2等では、抵抗体4と主面11との間に第1主面電極21が介在している例を示したが、抵抗体4が主面11と第1主面電極21との間に介在していてもよい。同様に、図2等では、抵抗体4と主面11との間に第2主面電極31が介在している例を示したが、抵抗体4が主面11と第2主面電極31との間に介在していてもよい。
図1、図2、図4、図5に示す、絶縁性のアンダーコート5は抵抗体4を覆っている。図2に示すように、アンダーコート5と主面11との間には抵抗体4が介在している。アンダーコート5は、トリミング時の抵抗体4への熱衝撃を緩和するためのものである。本実施形態においては、アンダーコート5の第1方向X1における寸法は、抵抗体4の第1方向X1における寸法よりも大きい。そのため、アンダーコート5は、第1主面電極21および第2主面電極31に直接接している。また、アンダーコート5の方向Yにおける寸法は、抵抗体4の方向Yにおける寸法よりも大きい。そのため、アンダーコート5は主面11に直接接している。アンダーコート5はガラス系の材料よりなる。このようなガラス系の材料としては、ホウケイ酸鉛系ガラスが挙げられる。アンダーコート5は、たとえば、印刷、乾燥、および焼成を経て形成される。
抵抗体4およびアンダーコート5には、トリミング溝79が形成されている。トリミング溝79を形成してトリミングを行うことにより、チップ抵抗器100の抵抗値が調整される。
図1〜図3、図10、図11に示す、絶縁性のオーバーコート6は、第1主面電極21と第2主面電極31と抵抗体4とを覆っている。オーバーコート6は絶縁材料よりなる。このような絶縁材料としてはエポキシ樹脂が挙げられる。図2に示すように、オーバーコート6は、第1主面電極21と第2主面電極31とアンダーコート5とに直接接している。オーバーコート6と主面11との間には、第1主面電極21が介在している。また、オーバーコート6と主面11との間には、第2主面電極31が介在している。オーバーコート6と抵抗体4との間には、アンダーコート5が介在している。本実施形態においては、図1に示すように、オーバーコート6の方向Yにおける寸法は、主面11の方向Yにおける寸法と同一である。そのため、オーバーコート6は主面11と直接接している。オーバーコート6は、たとえば、印刷、乾燥、および焼成を経て形成される。
図2、図3等に示す第1メッキ電極27は、第1主面電極21と、第1下地電極22と、第1裏面電極23とを覆っている。更に具体的には、第1メッキ電極27は、第1主面電極21と、第1下地電極22と、第1裏面電極23と、に接している。第1メッキ電極27は、Cu、Au、Ni、およびSnの少なくともいずれかよりなる。たとえば、第1メッキ電極27は、第1裏面電極23に近接するものから、Ni層、Sn層の順に積層されたものであってもよい。更には、Ni層とSn層との間に、Cu層が介在していてもよい。あるいは、第1メッキ電極27は、Cu層のみからなっていてもよい。第1メッキ電極27からはオーバーコート6が露出している。第1メッキ電極27の厚さは、たとえば、6〜15μmである。
図2、図3等に示す第2メッキ電極37は、第2主面電極31と、第2下地電極32と、第2裏面電極33とを覆っている。更に具体的には、第2メッキ電極37は、第2主面電極31と、第2下地電極32と、第2裏面電極33と、に接している。第2メッキ電極37は、Cu、Au、Ni、およびSnの少なくともいずれかよりなる。たとえば、第2メッキ電極37は、第2裏面電極33に近接するものから、Ni層、Sn層の順に積層されたものであってもよい。更には、Ni層とSn層との間に、Cu層が介在していてもよい。あるいは、第2メッキ電極37は、Cu層のみからなっていてもよい。第2メッキ電極37からはオーバーコート6が露出している。第2メッキ電極37の厚さは、たとえば、6〜15μmである。
図2に示すように、チップ抵抗器100が面実装される場合、チップ抵抗器100は導電性接合部882を介して、実装基板881に実装される。実装基板881はたとえばガラスエポキシ樹脂基板であり、導電性接合部882は、たとえばハンダである。実装基板881にチップ抵抗器100が実装された際、第1メッキ電極27および第2メッキ電極37が導電性接合部882に接することとなる。
図示は省略するが、チップ抵抗器100を製造するには、まず、基材1となる母材に第1主面電極21と第2主面電極31とを形成する。次に、抵抗体4を形成し、その後、アンダーコート5を形成し、抵抗体4およびアンダーコート5に対しトリミングを行う。次に、オーバーコート6を形成した後に、第1主面電極21および第2主面電極31を形成する。次に、第1裏面電極23および第2裏面電極33を形成する。次に、母材を切断し、方向Yに延びるバー部材を形成する。この際に、上述の第1側面13および第2側面14が形成される。次に、第1下地電極22および第2下地電極32を形成した後に、バー部材を切断し個片を形成する。この際に、上述の第3側面15および第4側面16が形成される。その後、第1メッキ電極27および第2メッキ電極37を形成することにより、チップ抵抗器100が製造される。
なお、母材やバー部材を切断するには、たとえば、ブレイクやダイシングを用いる。ブレイクを用いる場合、母材には予めブレイク溝を形成しておくとよい。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態においては、第1裏面電極23は、第1樹脂部231と、第1樹脂部231に混合された第1導電体232と、を含む。このような構成によると、第1裏面電極23は、焼成された材料よりなる場合と比較して、第1メッキ電極27の変形に伴って伸縮しやすい。そのため、熱膨張や収縮の影響により、チップ抵抗器100の使用時に第1メッキ電極27が変形したとしても、第1裏面電極23と第1メッキ電極27との間に亀裂が生じることを防止することが可能となる。
本実施形態のように、裏面12側を実装面とする場合、実装基板881が熱膨張すると、第1メッキ電極27の熱膨張に起因する変形に加え、実装基板881の熱膨張に起因する第1メッキ電極27における裏面12側の部分の変形が顕著となる。このような第1メッキ電極27の変形が生じた場合であっても、チップ抵抗器100は、第1メッキ電極27と第1裏面電極23との間に亀裂が生じることを、好適に防止できる。
本実施形態においては、第2裏面電極33は、第2樹脂部331と、第2樹脂部331に混合された第2導電体332と、を含む。このような構成によると、第1裏面電極23に関して述べたのと同様に、第2裏面電極33と第2メッキ電極37との間に亀裂が生じることを防止することが可能となる。
チップ抵抗器のサイズが大きくなると、上記のような熱膨張の影響が大きくなる。そのため、本実施形態の構成は、比較的大型のサイズのチップ抵抗器に好適である。また、多連タイプのチップ抵抗器は、大型のチップ抵抗器となる傾向にある。したがって、本実施形態の構成は、多連タイプのチップ抵抗器に特に好適である。
本実施形態においては、第1裏面電極23は、抵抗体4のうち第1方向X1とは反対の第2方向X2側の端よりも、第1方向X1側に位置する部位を有する。このような構成によると、第1裏面電極23の第1方向X1における寸法を大きくするのに適する。これにより、第1裏面電極23が第1メッキ電極27の変形により追従して伸縮しやすくなる。そのため、第1裏面電極23と第1メッキ電極27との間に亀裂が生じることを、より効果的に防止することが可能となる。
本実施形態においては、第2裏面電極33は、抵抗体4のうち第1方向X1側の端よりも、第2方向X2側に位置する部位を有する。このような構成によると、第2裏面電極33の第2方向X2における寸法を大きくできるから、第1裏面電極23に関して述べたのと同様に、第2裏面電極33と第2メッキ電極37との間に亀裂が生じることを、より効果的に防止することが可能となる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
100 チップ抵抗器
1 基材
11 主面
12 裏面
121 端縁
122 端縁
13 第1側面
131 第1凹部
14 第2側面
141 第2凹部
15 第3側面
16 第4側面
2 第1電極部
21 第1主面電極
22 第1下地電極
23 第1裏面電極
231 第1樹脂部
232 第1導電体
27 第1メッキ電極
3 第2電極部
31 第2主面電極
32 第2下地電極
33 第2裏面電極
331 第2樹脂部
332 第2導電体
37 第2メッキ電極
4 抵抗体
5 アンダーコート
6 オーバーコート
79 トリミング溝
881 実装基板
882 導電性接合部
L11 寸法
L12 寸法
X1 第1方向
X2 第2方向
Y 方向
Z 方向

Claims (7)

  1. 主面および裏面を有する基材と、
    前記基材に形成された第1電極部と、
    前記基材に形成され、且つ、前記第1電極部に対し第1方向に離間している第2電極部と、
    前記主面に形成され、前記第1電極部および前記第2電極部に接する抵抗体と、
    前記抵抗体を覆うオーバーコートと、
    前記抵抗体と前記オーバーコートとの間に介在するアンダーコートと、を備え、
    前記第1電極部は、前記主面に形成された第1主面電極を含み、
    前記第1主面電極は、前記抵抗体を介さずに前記主面に接し、
    前記抵抗体は、前記第1主面電極の一部を覆い、
    前記オーバーコートおよび前記アンダーコートの双方が、前記第1主面電極に接する、チップ抵抗器。
  2. 前記基材は、前記第1方向とは反対の第2方向を向く第1側面を有し、
    前記第1電極部は、少なくとも前記第1側面を覆う第1下地電極を含み、
    前記第1下地電極は、前記第1主面電極の一部を覆い且つ前記オーバーコートおよび前記アンダーコートから離間している、請求項1に記載のチップ抵抗器。
  3. 前記第1電極部は、第1裏面電極および第1メッキ電極をさらに含み、
    前記第1下地電極は、前記第1裏面電極の一部を覆い、
    前記第1メッキ電極は、前記第1主面電極の少なくとも一部、前記第1下地電極および前記第1裏面電極を覆う、請求項2に記載のチップ抵抗器。
  4. 前記第1メッキ電極は、前記主面と同じ側を向く第1面、および前記裏面と同じ側を向く第2面を有し、
    前記第1面および前記第2面は、いずれも平坦である、請求項3に記載のチップ抵抗器。
  5. 前記第1メッキ電極のうち前記主面側に形成された部分は、前記第1主面電極に接し且つ相対的に厚さが厚い部位と、前記第1下地電極に接し且つ相対的に厚さが薄い部位と、を有する、請求項4に記載のチップ抵抗器。
  6. 前記第1メッキ電極のうち前記裏面側に形成された部分は、前記第1裏面電極に接し且つ相対的に厚さが厚い部位と、前記第1下地電極に接し且つ相対的に厚さが薄い部位と、を有する、請求項4または5に記載のチップ抵抗器。
  7. 前記アンダーコートは、前記基材の厚さ方向視において、前記抵抗体のすべてと重なり且つ前記抵抗体から延出しているとともに、前記オーバーコートにそのすべてが内包されている、請求項1ないし6のいずれかに記載のチップ抵抗器。
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