JP2013145825A - 半導体装置用リードフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】多ピン化への対応が可能で信頼性が高い樹脂封止型半導体装置を安定して、より簡易に製造するための半導体装置用リードフレームを提供する。
【解決手段】基板を備えず、かつ、外部リードが突出せずに樹脂パッケージの裏面に露出した構造の半導体装置を製造するためのリードフレームであって、基板と、この基板上に設けられた回路部とを備え、この回路部を、基部と、この基部の基板側と反対側の表面に位置する表面貴金属層を有し、かつ、基部の側壁面に凹部および粗面の少なくとも一方を有するものとした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体装置用リードフレームに係り、特に支持基板上にめっきにより薄く形成された回路部を有する半導体装置用リードフレームに関する。
近年、半導体装置は、高集積化や小型化技術の進歩、電子機器の高性能化と軽薄短小化の傾向から、LSIのASICに代表されるように、ますます高集積化、高機能化が進んできている。このように高集積化、高機能化された半導体装置においては、外部端子(ピン)の総和の増加や更なる多端子(ピン)化が要請されている。
半導体装置における高集積化および小型化を可能とするパッケージ構造として、例えば、QFP(Quad Flat Package)等のような樹脂パッケージの側面から外部リードが突出した構造の表面実装型パッケージがある。しかし、このQFPパッケージは、外部リードの変形等による実装効率、実装性の問題があり、このため、基板の一方の面に半導体素子と、これに接続された回路を備え、基板の他方の面に上記回路に接続した外部端子用電極を備え、これに外部端子としての半田ボールを配置したBGA(Ball Grid Array)と呼ばれる樹脂封止型の半導体装置が開発されてきた。しかしながら、このBGAは、基板の一方の面に備える回路と他方の面に備える外部端子用電極とをスルーホールを介して電気的に接続した複雑な構成であり、樹脂の熱膨張の影響によりスルーホールに断線を生じることもあり、作製上、信頼性の点で問題が多かった。
このため、基板を備えず、かつ、外部リードが突出せずに樹脂パッケージの裏面に露出した構造のQFN(Quad Flat Non−leaded Package)やSON(Small Outline Non−leaded Package)等の表面実装型パッケージが開発されている。このような半導体装置の製造方法は、例えば、導電性基板上に感光性のドライフィルムレジストを配設し、露光・現像してレジストパターンを形成し、このレジストパターンを介して電気めっきにより導電性金属からなる端子部とダイパッドを形成したリードフレームを準備する。そして、このリードフレームのダイパッド上に絶縁性部材を介して半導体素子を搭載し、半導体素子の端子とリードフレームの端子部との必要な電気的接続をワイヤ等を用いて行い、その後、導電性基板上で樹脂部材を用いて封止を行い、次いで、導電性基板を剥離して、樹脂封止された半導体装置を得るものである。しかしながら、半導体装置を導電性基板から剥離する際、加わる力によって封止用の樹脂部材と端子部やダイパッドとが剥離したり、端子部やダイパッドにクラックが入り易く、信頼性の点で問題となっていた。
このため、導電性基板上に電気めっきで端子部とダイパッドを形成する際に、レジストパターンの厚みを超えてめっき形成を行うことにより、周辺部に庇形状の張り出し部を一体に備える端子部とダイパッドを形成し、端子部やダイパッドと封止用の樹脂部材との密着性を向上させた構造の半導体装置が提案されている(特許文献1)。また、導電性基板上に形成する端子部やダイパッドの表面を粗面とすることにより、端子部やダイパッドと封止用の樹脂部材との密着性を向上させた構造の半導体装置が提案されている(特許文献2)。
特開2003−174121号公報 特開2009−141274号公報
しかしながら、周辺部に庇形状の張り出し部を一体に備える端子部とダイパッドを電気めっきにより形成する場合、端子部やダイパッドの厚みを薄くするために薄いドライフィルムレジストを使用すると、導電性基板と張り出し部との間で挟持されたレジストパターンの除去が困難となる。このため、端子部やダイパッドの厚みを薄くできず、したがって、端子部やダイパッドの形成に時間を要し、製造コストの低減に支障を来していた。さらに、隣接する端子部のスペースが狭くなるにしたがってレジストパターンの除去が困難となるため、張り出し部を設けた端子部は、この張り出し部の幅分、隣接する端子部から離間する必要があり、その結果、設計の自由度が低く、表面実装型パッケージの薄型化、小型化には限界があった。
また、表面が粗面である端子部やダイパッドを形成する場合、上記のようなレジストパターン除去における問題は解消されるが、端子部やダイパッドの表面を粗面とするだけでは、例えば、搭載する半導体素子のサイズが大きくなると、ダイパッド表面と封止用の樹脂部材との密着する部位が少なくなり、封止用の樹脂部材との密着性向上が不十分であるという問題があった。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、多ピン化への対応が可能で信頼性が高い樹脂封止型半導体装置を安定してより簡易に製造するための半導体装置用リードフレームを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の半導体装置用リードフレームは、基板と、該基板上に位置する回路部とを備え、該回路部は基部と該基部の前記基板側と反対側の表面に位置する表面貴金属層を有し、かつ、前記基部の側壁面に凹部および粗面の少なくとも一方を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記回路部は、前記基部と前記基板との間に下地貴金属層を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記凹部は、前記基板面と平行方向に沿って連続する凹部であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記凹部は、前記回路部の厚み方向に多段で存在するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記粗面とともに前記回路部の基部の側壁面に存在する前記凹部は、前記粗面よりも前記基板側に位置するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記回路部は複数の端子部を備え、該端子部は前記基板側の面が外部端子面を構成し、該外部端子面と反対側の表面が内部端子面を構成するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記回路部は更にダイパッドを備え、該ダイパッドは前記基板側と反対側の表面が半導体素子搭載用の内部表面であるような構成とした。
本発明によれば、基板上に位置する回路部が、その基部の側壁面に凹部および粗面の少なくとも一方を有しているので、リードフレームの基板上で樹脂封止が行なわれる際に、上記の凹部および/または粗面が樹脂部材に係合して回路部を確実に固定するので、基板からの樹脂封止型半導体装置の剥離において、樹脂部材と回路部が剥離したり、回路部にクラックが入ることが防止され、信頼性の高い樹脂封止型半導体装置の製造が可能となる。さらに、本発明では、回路部の厚みを薄くすることができ、さらに、隣接する回路部のスペースを狭くすることができ、設計の自由度が高いという効果も奏される。
図1は、本発明の半導体装置用リードフレームの一実施形態を示す平面図である。 図2は、図1に示される半導体装置用リードフレームのA−A線における概略断面図である。 図3は、回路部を説明するための図であり、図2に示される半導体装置用リードフレームの鎖線で囲まれた部位の拡大図である。 図4は、本発明の半導体装置用リードフレームの他の実施形態を説明するための図3相当の部分拡大図である。 図5は、本発明の半導体装置用リードフレームの他の実施形態を説明するための図3相当の部分拡大図である。 図6は、本発明の半導体装置用リードフレームの他の実施形態を説明するための図3相当の部分拡大図である。 図7は、本発明の半導体装置用リードフレームの他の実施形態を示す平面図である。 図8は、図7に示される半導体装置用リードフレームのB−B線における概略断面図である。 図9は、本発明の半導体装置用リードフレームの他の実施形態を示す平面図である。 図10は、図9に示される半導体装置用リードフレームのC−C線における概略断面図である。 図11は、本発明の半導体装置用リードフレームの製造例を示す工程図である。 図12は、本発明の半導体装置用リードフレームの製造例を示す工程図である。 図13は、本発明の半導体装置用リードフレームの製造例を示す工程図である。 図14は、本発明の半導体装置用リードフレームの製造例を示す工程図である。 図15は、本発明の半導体装置用リードフレームを用いた樹脂封止型半導体装置の製造例を説明するための工程図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[半導体装置用リードフレーム]
図1は、本発明の半導体装置用リードフレームの一実施形態を示す平面図であり、図2は図1に示される半導体装置用リードフレームのA−A線における概略断面図である。
図1および図2において、本発明の半導体装置用リードフレーム11は、基板12と、この基板12の一方の面に位置する回路部13からなっており、回路部13は、矩形のダイパッド13Bと、このダイパッド13Bの4方向にそれぞれ1列に所定の間隔で配列された複数の端子部13Aで構成されている。
基板12は、銅、銅合金、鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−クロム合金、鉄−ニッケル−カーボン合金等の導電性基板、または、少なくとも回路部13が位置する面にCu、Ni、Ag、Pd、Au等、あるいはこれらの合金からなる導電性層を備えた絶縁性基板のいずれでもよい。また、本発明の半導体装置用リードフレームを用いた樹脂封止型半導体装置の製造において、樹脂封止後の半導体装置と基板12との剥離のために、溶解除去可能な金属層(例えば、銅層等)を予め形成した基板を用いてもよい。
回路部13は、基部と、この基部の基板側と反対側の表面に位置する表面貴金属層を有し、かつ、基部の側壁面に凹部を有するものである。図3は、回路部を説明するための図であり、図2に示される半導体装置用リードフレームの鎖線で囲まれた部位の拡大図である。図3に示される例では、回路部13を構成する端子部13Aおよびダイパッド13Bは、それぞれ基部14と、この基部14の基板12側と反対側の表面14aに位置する表面貴金属層15と、基部14の基板12側の表面14bに位置する下地貴金属層16を有している。また、基部14の側壁面14cに凹部17を有している。
回路部13を構成する端子部13A、ダイパッド13Bの基部14は、Cu、Ni等のいずれか1種の金属からなる単層構造、あるいは、2種以上の金属からなる多層構造とすることができる。また、表面貴金属層15は、Ag、Au、Pd等のいずれか1種の貴金属からなる単層構造、あるいは、2種以上の貴金属からなる多層構造とすることができる。そして、端子部13Aの表面貴金属層15は、内部端子面をなし、ダイパッド13Bの表面貴金属層15は、半導体素子搭載用の内部表面をなしている。また、下地貴金属層16は、Au、Pd、Ag等のいずれか1種の貴金属からなる単層構造、あるいは、2種以上の貴金属からなる多層構造とすることができ、多層構造の場合、例えば、基板12側から、Au/Pdの順に積層することができる。そして、端子部13Aの下地貴金属層16は、外部端子面をなしている。このような表面貴金属層15、および、下地貴金属層16は、後述する半導体装置用リードフレームの製造において、回路部13(端子部13A、ダイパッド13B)の基部14の側壁面14cに凹部17(あるいは、後述するような粗面)を形成するときに、回路部13の所望のパターン形状、寸法を維持する作用をなす。また、下地貴金属層16は、基板12が溶解除去可能な金属(例えば、Cu)からなる場合、あるいは、基板12が溶解除去可能な金属層(例えば、Cu層等)を絶縁性基板上に形成したものである場合、後述する半導体装置の製造において、基板12の除去を確実なものとする作用をなす。
端子部13A、ダイパッド13Bからなる回路部13の厚みは、基部14の側壁面14cに有する凹部17(あるいは、後述するような粗面)による樹脂部材との係合を考慮しつつ、端子部13Aやダイパッド13Bの厚みを薄くする方向で設定することができ、例えば、5〜50μm、好ましくは5〜40μmの範囲で設定することができる。また、回路部13を構成する各層は、例えば、基部14の厚みを5〜50μm、好ましくは5〜40μmの範囲で設定することができ、表面貴金属層15の厚みを0.001〜10μm、好ましくは0.1〜5μmの範囲で設定することができ、下地貴金属層16の厚みを0.001〜1μm、好ましくは0.01〜0.5μmの範囲で設定することができる。
回路部13が基部14の側壁面14cに有する凹部17は、図示例では、基板12の表面と平行方向に沿って連続する凹部である。しがたって、個々の端子部13A、および、ダイパッド13Bにおいて、基部14の側壁面14cの全周囲に亘って連続して凹部17が存在している。このような凹部17の幅W(図3参照)は、基部14の厚みと同じ、あるいは、厚み以下であってもよく、また、凹部17の深さD(図3参照)は、例えば、0.1〜40μm、好ましくは1〜10μmの範囲で設定することができる。凹部17の深さDが0.1μm未満であると、本発明の半導体装置用リードフレームを用いた樹脂封止型半導体装置の製造において、凹部17と樹脂部材との係合が不十分となり、基板12からの樹脂封止型半導体装置の剥離において、樹脂部材と回路部13が剥離したり、回路部13にクラックが入ることがあり好ましくない。一方、凹部17の深さDが40μmを超えると、表面貴金属層15が庇状に大きく張り出し、凹部17と樹脂部材との係合は十分であるものの、基板12からの樹脂封止型半導体装置の剥離において、応力が表面貴金属層15に集中して破損を生じることがあり好ましくない。
尚、基部14の側壁面14cが有する凹部17は、基板12の表面と平行方向に沿って複数の凹部が所望の位置に設けられたものであってもよい。
図4は、本発明の半導体装置用リードフレームの他の実施形態を説明するための図3相当の部分拡大図である。図4において、本発明の半導体装置用リードフレーム21は、基板22と、この基板22の一方の面に位置する回路部23からなっており、回路部23は、矩形のダイパッド23Bと、このダイパッド23Bの4方向にそれぞれ1列に所定の間隔で配列された複数の端子部23Aで構成されている。
この半導体装置用リードフレーム21は、回路部23が上述の半導体装置用リードフレーム11における回路部13と異なる構造であるが、回路部23の配置は上述の半導体装置用リードフレーム11における回路部13と同様であり、また、基板22は上記の基板12と同様である。
回路部23は、端子部23Aとダイパッド23Bからなり、基部24と、この基部24の基板22側と反対側の表面24aに位置する表面貴金属層25と、基部24の基板22側の表面24bに位置する下地貴金属層26を有している。そして、基部24の側壁面24cに粗面28を有している。尚、回路部23を構成する基部24の材質は、上記の基部14と同様であり、また、表面貴金属層25は、上記の表面貴金属層15と同様とすることができ、さらに、下地貴金属層26は、上記の下地貴金属層16と同様とすることができる。
回路部23が基部24の側壁面24cに有する粗面28は、図示例では、側壁面24cの全域に存在しており、粗面28の平均粗さRaは0.1μm以上、好ましくは0.2〜1μmの範囲で設定することができる。粗面28の平均粗さRaが0.1μm未満であると、本発明の半導体装置用リードフレームを用いた樹脂封止型半導体装置の製造において、粗面28と樹脂部材との係合が不十分となり、基板22からの樹脂封止型半導体装置の剥離において、樹脂部材と回路部23が剥離したり、回路部23にクラックが入ることがあり好ましくない。本発明において平均粗さRaは、(株)菱化システム製 Vertscan R5300用いて測定する。
尚、粗面28は側壁面24cの全域に存在するのではなく、粗面28の幅が基部24の厚みより小さくてもよく、また、基板22の表面と平行方向に沿って複数の粗面が所望の位置に設けられたものであってもよい。
図5は、本発明の半導体装置用リードフレームの他の実施形態を説明するための図3相当の部分拡大図である。図5において、本発明の半導体装置用リードフレーム31は、基板32と、この基板32の一方の面に位置する回路部33からなっており、回路部33は、矩形のダイパッド33Bと、このダイパッド33Bの4方向にそれぞれ1列に所定の間隔で配列された複数の端子部33Aで構成されている。
この半導体装置用リードフレーム31は、回路部33が上述の半導体装置用リードフレーム11における回路部13と異なる構造であるが、回路部33の配置は上述の半導体装置用リードフレーム11における回路部13と同様であり、また、基板32は上記の基板12と同様である。
回路部33は、端子部33Aとダイパッド33Bからなり、基部34と、この基部34の基板32側と反対側の表面34aに位置する表面貴金属層35と、基部34の基板32側の表面34bに位置する下地貴金属層36を有している。そして、基部34の側壁面34cに凹部37を有している。尚、回路部33を構成する基部34の材質は、上記の基部14と同様であってよく、また、後述する凹部37aと凹部37bとの境界部位に基板32と平行となるように貴金属の薄膜を備えるものであってもよい。また、回路部33を構成する表面貴金属層35は、上記の表面貴金属層15と同様とすることができ、さらに、下地貴金属層36は、上記の下地貴金属層16と同様とすることができる。
回路部33が基部34の側壁面34cに有する凹部37は、図示例では、回路部33の厚み方向に2段で存在する凹部37aおよび凹部37bを有し、各凹部37a,37bは、基板32の表面と平行方向に沿って連続するものである。しがたって、個々の端子部33A、および、ダイパッド33Bにおいて、基部34の側壁面34cの全周囲に亘って連続して2段の凹部37a,37bが存在している。このような凹部37の幅W(図5参照)は、基部34の厚みと同じであってよく、また、凹部37aの幅Wa、凹部37bの幅Wb(図5参照)は同じであってもよく、異なるものであってもよい。さらに、凹部37aの深さDa、凹部37bの深さDb(図5参照)は同じであってもよく、また、異なるものであってもよく、例えば、0.1〜40μm、好ましくは1〜10μmの範囲で設定することができる。凹部37aの深さDa、凹部37bの深さDbが0.1μm未満であると、本発明の半導体装置用リードフレームを用いた樹脂封止型半導体装置の製造において、凹部37と樹脂部材との係合が不十分となり、基板32からの樹脂封止型半導体装置の剥離において、樹脂部材と回路部33が剥離したり、回路部33にクラックが入ることがあり好ましくない。一方、凹部37の深さD、特に凹部37aの深さDaが40μmを超えると、表面貴金属層35が庇状に大きく張り出し、凹部37と樹脂部材との係合は十分であるものの、基板32からの樹脂封止型半導体装置の剥離において、応力が表面貴金属層35に集中して破損を生じることがあり好ましくない。
尚、基部34の側壁面34cが有する凹部37a,37bは、それぞれ基板32の表面と平行方向に沿って複数の凹部が所望の位置に設けられたものであってもよい。また、凹部37の段数は、3段以上であってもよい。
図6は、本発明の半導体装置用リードフレームの他の実施形態を説明するための図3相当の部分拡大図である。図6において、本発明の半導体装置用リードフレーム41は、基板42と、この基板42の一方の面に位置する回路部43からなっており、回路部43は、矩形のダイパッド43Bと、このダイパッド43Bの4方向にそれぞれ1列に所定の間隔で配列された複数の端子部43Aで構成されている。
この半導体装置用リードフレーム41は、回路部43が上述の半導体装置用リードフレーム11における回路部13と異なる構造であるが、回路部43の配置は上述の半導体装置用リードフレーム11における回路部13と同様であり、また、基板42は上記の基板12と同様である。
回路部43は、端子部43Aとダイパッド43Bからなり、基部44と、この基部44の基板42側と反対側の表面44aに位置する表面貴金属層45と、基部44の基板42側の表面34bに位置する下地貴金属層46を有している。そして、基部44の側壁面44cに凹部47および粗面48を有している。尚、回路部43を構成する基部44の材質は、上記の基部14と同様
であってよく、また、側壁面44cの粗面48が存在する部位には微細孔を有する、あるいは、不連続な貴金属の薄膜を備えるものであってもよい。また、回路部43を構成する表面貴金属層45は、上記の表面貴金属層15と同様とすることができ、さらに、下地貴金属層46は、上記の下地貴金属層16と同様とすることができる。
回路部43が基部44の側壁面44cに有する凹部47は、図示例では、基部44の厚み方向の下側に位置し、基板42の表面と平行方向に沿って連続するものである。また、回路部43が基部44の側壁面44cに有する粗面48は、基部44の厚み方向の上側に位置している。しがたって、個々の端子部43A、および、ダイパッド43Bにおいて、基部44の厚み方向の下側の側壁面44cの全周囲に亘って連続して凹部47が存在し、基部44の厚み方向の上側の側壁面44cの全周囲に亘って粗面48が存在している。このような凹部47の幅W1と粗面48の幅W2(図6参照)は同じであってもよく、異なるものであってもよく、その合計(W1+W2)は基部44の厚みと同じ、あるいは、厚み以下であってもよい。また、凹部47の深さD(図6参照)は、例えば、0.1μm以上、好ましくは1〜40μm、より好ましくは1〜10μmの範囲で設定することができる。また、粗面48の平均粗さRaは、0.1μm以上、好ましくは0.2〜1μmの範囲で設定することができる。凹部47の深さDが0.1μm未満、あるいは、粗面48の平均粗さRaが0.1μm未満であると、本発明の半導体装置用リードフレームを用いた樹脂封止型半導体装置の製造において、凹部47、粗面48と樹脂部材との係合が不十分となり、基板42からの樹脂封止型半導体装置の剥離において、樹脂部材と回路部43が剥離したり、回路部43にクラックが入ることがあり好ましくない。
尚、基部44の側壁面44cが有する凹部47は、基板42の表面と平行方向に沿って複数の凹部が所望の位置に設けられたものであってもよい。また、粗面48は基板42の表面と平行方向に沿って複数の粗面が所望の位置に設けられたものであってもよい。また、凹部47は、上記の凹部37のように多段であってもよい。
また、本発明の半導体装置用リードフレームは、回路部としてダイパッドを含まないものであってもよい。図7は、ダイパッドを備えない本発明の半導体装置用リードフレームの実施形態を例示する平面図であり、図8は図7に示される半導体装置用リードフレームのB−B線における概略断面図である。
図7および図8において、本発明の半導体装置用リードフレーム51は、基板52と、この基板52の一方の面に設けられた回路部53からなっており、回路部53は、搭載する半導体素子の外形形状(図7に鎖線で示す形状)に対応するように、所定の間隔で配列された複数の端子部53Aで構成されている。
半導体装置用リードフレーム51を構成する基板52は、上述の基板12と同様である。
また、回路部53を構成する複数の端子部53Aは、基部54と、この基部54の基板52側と反対側の表面に位置する表面貴金属層55を有し、また、基部54の基板52側の表面に位置する下地貴金属層56を有している。さらに、基部54の側壁面に凹部および粗面の少なくとも一方を有している。そして、端子部53Aは、その表面貴金属層55の一部に半導体素子を載置できる大きさを有する点を除いて、基本的構造は上述の端子部13a,23a,33a,43aのいずれかと同様とすることができる。
また、図9は、ダイパッドを備えない本発明の半導体装置用リードフレームの他の実施形態を示す平面図であり、図10は図9に示される半導体装置用リードフレームのC−C線における概略断面図である。
図9および図10において、本発明の半導体装置用リードフレーム61は、基板62と、この基板62の一方の面に設けられた回路部63からなっており、回路部63は、中央に半導体素子の配置部位(図9に鎖線で示す部位)を囲むように所定の間隔で配列された複数の端子部63Aで構成されている。
半導体装置用リードフレーム61を構成する基板62は、上述の基板12と同様である。
また、回路部63を構成する複数の端子部63Aは、基部64と、この基部64の基板62側と反対側の表面に位置する表面貴金属層65を有し、また、基部64の基板62側の表面に位置する下地貴金属層66を有している。さらに、基部64の側壁面に凹部および粗面の少なくとも一方を有している。そして、端子部63Aの基本的構造は上述の端子部13a,23a,33a,43aのいずれかと同様とすることができる。
このような本発明の半導体装置用リードフレームは、基板上に位置する回路部が、その基部の側壁面に凹部および粗面の少なくとも一方を有しているので、リードフレームの基板上で樹脂封止が行なわれる際に、上記の凹部および/または粗面が樹脂部材に係合して回路部を確実に固定するので、基板からの樹脂封止型半導体装置の剥離において、樹脂部材と回路部が剥離したり、回路部にクラックが入ることが防止され、信頼性の高い樹脂封止型半導体装置の製造が可能となる。さらに、本発明の半導体装置用リードフレームは、回路部の厚みを薄くすることができ、さらに、隣接する回路部のスペースを狭くすることができ、設計の自由度が高いものである。
尚、上述の半導体装置用リードフレームの回路部の形状、配置、個数等は例示であり、これに限定されるものではない。また、本発明の半導体装置用リードフレームは、基板上に複数の回路部を設けた複数面付けであってもよい。さらに、本発明の半導体装置用リードフレームは、下地貴金属層を備えていないものであってもよい。
[半導体装置用リードフレームの製造例]
次に、本発明の半導体装置用リードフレームの製造方法について説明する。
図11は、図1〜図3に示される半導体装置用リードフレーム11の製造例を示す工程図である。尚、図11(A)は、図2相当の断面を示し、図11(B),(C)は、図3相当の断面を示している。
図11において、まず、基板12の両面にレジストパターン19を形成する(図11(A))。このレジストパターン19は、基板12の一方の面の回路部13を形成する予定部位に相当する箇所に開口部19aをもち、この開口部19aには基板12が露出している。基板12は、鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−クロム合金、鉄−ニッケル−カーボン合金等の導電性基板、表面にCu、Ni、Ag、Pd、Auあるいはこれらの合金からなる導電性層を備えた絶縁性基板を使用することができる。また、レジストパターン19は、後工程で形成する下地貴金属層16、基部14、表面貴金属層15からなる積層体の設定厚み以上の厚みで形成する。
尚、半導体装置用リードフレーム11を用いた樹脂封止型半導体装置の製造において、基板12からの回路部13の剥離が容易となるように、予め基板12の一面に凹凸をつける表面処理を行い、かつ、剥離性をもたせる剥離処理を行っておく等の処置をとることが好ましい。ここでの表面処理としては、サンドブラストによるブラスト処理、剥離処理としては、基板12の表面に酸化膜を形成する方法等が挙げられる。
次に、電気めっき法により、レジストパターン19を介して基板12上に金属を析出させて、下地貴金属層16、基部14、表面貴金属層15を積層し、その後、レジストパターン19を除去する(図11(B))。下地貴金属層16は、Au、Pd、Agのいずれか1種の貴金属からなる単層構造、あるいは、2種以上の貴金属からなる多層構造とすることができ、多層構造の場合、例えば、基板12側から、Au/Pdの順に積層することができる。また、基部14は、Cu、Niのいずれか1種の金属からなる単層構造、あるいは、2種以上の金属からなる多層構造とすることができる。また、表面貴金属層15は、Ag、Au、Pdのいずれか1種の貴金属からなる単層構造、あるいは、2種以上の貴金属からなる多層構造とすることができる。上記のように、下地貴金属層16、基部14、表面貴金属層15からなる積層体の設定厚み以上の厚みでレジストパターン19が形成されているので、表面貴金属層15を形成するための金属がレジストパターン19の表面に沿って横方向に析出することはなく、最上層である表面貴金属層15はレジストパターン19の開口部19a内に収まるものとなる。したがって、レジストパターン19の除去は、下地貴金属層16、基部14、表面貴金属層15からなる積層体の構造的障害を受けることなく容易に行える。
次に、露出している基部14の側壁面14cに対してエッチングを行い、凹部17を形成し、複数の端子部13Aとダイパッド13Bからなる回路部13を形成して、半導体装置用リードフレーム11を得る(図11(C))。使用するエッチング液は、例えば、下地貴金属層16がAu/Pd、基部14がNi、表面貴金属層15がAgの場合、メック(株)製 メックリムーバー NH-1865等を挙げることができ、エッチング液の濃度、エッチング時間、エッチング温度、撹拌条件等を適宜設定して、所望の深さの凹部17を形成することができる。
図12は、図4に示される半導体装置用リードフレーム21の製造例を示す工程図である。
半導体装置用リードフレーム21の製造では、まず、上述の半導体装置用リードフレーム11の製造と同様に、基板22にレジストパターンを形成し、このレジストパターンを介して基板22上に金属を析出させて、下地貴金属層26、基部24、表面貴金属層25を積層し、その後、レジストパターンを除去する(図12(A))。
次に、露出している基部24の側壁面24cに対してエッチングを行い、粗面28を形成し、複数の端子部23Aとダイパッド23Bからなる回路部23を形成して、半導体装置用リードフレーム21を得る(図12(B))。使用するエッチング液は、例えば、下地貴金属層26がAu/Pd、基部24がNi、表面貴金属層25がAgの場合、日本化学産業(株)製 NCH等を挙げることができ、エッチング液の濃度、エッチング時間、エッチング温度、撹拌条件等を適宜設定して、所望の平均粗さRaを有する粗面28を形成することができる。
図13は、図5に示される半導体装置用リードフレーム31の製造例を示す工程図である。
半導体装置用リードフレーム31の製造では、まず、上述の半導体装置用リードフレーム11の製造と同様に、基板32にレジストパターン39を形成し、このレジストパターン39を介して基板32上に所望の貴金属を析出させて、下地貴金属層26を形成し、次いで、基部34を形成するための金属を所望の厚みまで析出させて、基部薄膜34′を形成する(図13(A))。この基部薄膜34′の厚みは、上述の凹部37bの幅Wbを決定するものとなる。
次に、電気めっきにより、基部34を形成するための金属に対してエッチング選択性のある金属、例えば、Au、Ag、Pd、Cu等の貴金属の1種または2種以上を析出して中間層34″を基部薄膜34′上に析出する。この中間層34″の厚みは、例えば、0.05〜5μmの範囲とすることができる。その後、中間層34″上に基部34を形成するための金属を所望の厚みまで析出させて、基部薄膜34′を形成し、次いで、表面貴金属層35を積層する(図13(B))。この基部薄膜34′の厚みは、上述の凹部37aの幅Waを決定するものとなる。
次に、レジストパターン39を除去して、下地貴金属層36、基部34(基部薄膜34′/中間層34″/基部薄膜34′)、表面貴金属層35の積層体を露出させ、基部34の側壁面34cに対してエッチングを行い、凹部37aおよび凹部37bを形成し、複数の端子部33Aとダイパッド33Bからなる回路部33を形成して、半導体装置用リードフレーム31を得る(図13(C))。この基部34の側壁面34cに対するエッチングでは、基部34が中間層34″を基部薄膜34′で挟持した積層構造となっているため、中間層34″が存在する部位でのエッチングが阻害され、各基部薄膜34′に対応した2段の凹部37a,37bが形成される。使用するエッチング液は、例えば、下地貴金属層36がAu/Pd、基部薄膜34′がNi、中間層34″がAu、表面貴金属層35がAgの場合、メック(株)製 メックリムーバー NH-1865等を挙げることができ、エッチング液の濃度、エッチング時間、エッチング温度、撹拌条件等を適宜設定して、所望の深さの凹部37a,37bを形成することができる。尚、基部薄膜34′がNi、中間層34″がAuの場合、中間層34″をなすAuが、これを挟持する基部薄膜34′中に経時的に拡散するが、通常、この拡散がほとんど開始されない段階で上記の2段の凹部37a,37bが形成されるので問題となることはない。
図14は、図6に示される半導体装置用リードフレーム41の製造例を示す工程図である。
半導体装置用リードフレーム41の製造では、まず、上述の半導体装置用リードフレーム11の製造と同様に、基板42にレジストパターンを形成し、このレジストパターンを介して基板42上に金属を析出させて、下地貴金属層46、基部44、表面貴金属層45を積層し、その後、レジストパターンを除去する(図14(A))。
次に、下地貴金属層46、基部44、表面貴金属層45からなる積層体が存在する面の基板42上に、積層体よりも薄くなるように、レジスト49′を配設する。このレジスト49′の表面49′aの位置が、半導体装置用リードフレーム41における基部44の側壁面44cに位置する凹部47と粗面48の境界位置となる。その後、露出している上記の積層体に貴金属を析出して、積層体の側壁面に貴金属層45′を形成する(図14(B))。この貴金属層45′は表面貴金属層45とは異なって緻密な膜ではなく、後工程におけるエッチングにより、貴金属層45′が形成された基部44の側壁面44cに粗面48が形成され得るようなものとする。このような貴金属層45′は表面貴金属層45上にも形成されるため、表面貴金属層45と同じ貴金属を析出させることが好ましく、めっき液の濃度、めっき時間、電流値、めっき温度、めっき液撹拌条件等を適宜設定して形成することができ、例えば、厚みが3〜50nm程度の微細孔を有する薄膜、あるいは、不連続な薄膜とすることができる。
次いで、レジスト49′を除去して、下地貴金属層46、基部44、表面貴金属層45、貴金属層45′からなる積層体を露出させ、基部44の側壁面44cに対してエッチングを行い、凹部47と粗面48を形成し、複数の端子部43Aとダイパッド43Bからなる回路部43を形成して、半導体装置用リードフレーム41を得る(図14(C))。この基部44の側壁面44cに対するエッチングでは、貴金属層45′が存在しない部位(基部44の厚み方向の下側)がエッチング液に曝されて凹部47が形成される。一方、貴金属層45′が存在する部位(基部44の厚み方向の上側)では、貴金属層45′を通過することができたエッチング液によって粗面48が形成される。使用するエッチング液は、例えば、下地貴金属層46がAu/Pd、基部44がNi、表面貴金属層45および貴金属層45′がAgの場合、日本化学産業(株)製 NCH等を挙げることができ、エッチング液の濃度、エッチング時間、エッチング温度、撹拌条件等を適宜設定して、所望の深さの凹部47と所望の平均粗さRaを有する粗面28を形成することができる。
本発明の半導体装置用リードフレームは、上述の製造例のようにして製造することができ、従来の端子部やダイパッドに張り出し部を備える半導体装置用リードフレームが抱えるようなレジストパターン除去の困難性に起因する端子部やダイパッドの厚み、隣接する端子部のスペースの制限がない。したがって回路部の厚みを薄くすることができ、さらに、隣接する回路部のスペースを狭くすることができ、設計の自由度が高いものである。
[樹脂封止型半導体装置の製造例]
次に、本発明の半導体装置用リードフレームを用いた樹脂封止型半導体装置の製造例を、図1〜図3に示される半導体装置用リードフレーム11を例として図15を参照して説明する。
まず、半導体装置用リードフレーム11のダイパッド13Bの表面貴金属層15(内部表面)上に絶縁性部材106を介して半導体素子105を搭載する(図15(A))。次に、半導体素子105の端子105aと、半導体装置用リードフレーム11の端子部13Aの表面貴金属層15(内部端子面)とを、ワイヤ107を用いて接続する(図15(B))。その後、基板12上で、端子部13A、ダイパッド13B、半導体素子105、ワイヤ107を樹脂部材108により封止する(図15(C))。
次いで、樹脂封止された半導体装置を基板12から剥離し(図15(D))、その後、端子部103の露出した外部端子面(端子部13Aの下地貴金属層16)に半田ボール109を取り付けて樹脂封止型半導体装置101が得られる。
このような樹脂封止型半導体装置101では、端子部13A、ダイパッド13Bが有する凹部17が樹脂部材108に係合して回路部13を確実に固定するので、基板12からの樹脂封止型半導体装置101の剥離において、樹脂部材108と回路部13が剥離したり、回路部13にクラックが入ることが防止される。
次に、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
[実施例1]
まず、基板として、厚み0.15mmの銅板(TEC64T 1/2H)を準備し、この導電性の基板上に感光性レジストフィルム(旭化成イーマテリアルズ(株)製 AQ-4038)をラミネートし、所望のフォトマスクを介して露光し、現像して、基板の両面にレジストパターン(厚み40μm)を形成した。このレジストパターンは、基板の一方の面の回路部の形成予定部位に相当する箇所に開口部をもち、この開口部に基板が露出する状態とした。尚、この開口部のうち、回路部の端子部に相当する開口部間の間隔は200μmとした。
次いで、以下の電気めっき条件でAu、Pd、Ni、Agの順に4層を積層して、下地貴金属層(Au/Pd層)、基部(Ni層)、表面貴金属層(Ag層)を形成して厚み約20μmの積層体を形成した。
<Auめっき>
電気めっき液(シアン化Auカリウム溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Ti/Pt電極)を正極として、0.3A/dm2の電流密度にて40秒間のめっきを行い、約0.04μmのAuめっきを施した。
<Pdめっき>
電気めっき液(アンモニア系Pd溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Ti/Pt電極)を正極として、3A/dm2の電流密度にて20秒間のめっきを行い、約0.15μmのPdめっきを施した。
<Niめっき>
電気めっき液(スルファミン酸ニッケル溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Sラウンドニッケル;志村化工(株)製)を正極として、5A/dm2の電流密度にて20分間の電気めっきを行い、約20μmのNiめっきを施した。
<Agめっき>
電気めっき液(シアン化Agカリウム溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Ti/Pt電極)を正極として、0.4A/dm2の電流密度にて20秒間のめっきを行い、約0.1μmのAgめっきを施した。
次に、レジストパターンをアルカリ水溶液もしくは有機溶剤により溶解除去し、基板の一方の面に回路部(端子部、ダイパッド)が存在するリードフレームを得た。その後、このリードフレームに対して下記の条件でエッチング処理を施した。
<エッチング条件>
・エッチング方法 : 浸漬法
・エッチング液 : メック(株)製 メックリムーバー NH-1865
・エッチング時間 : 5分間
・エッチング液温度 : 30℃
このエッチング処理により、回路部の基部の側壁面に、幅が基部の厚みに相当する20μmであり、深さが5μmの凹部が形成され、図3に示されるような本発明の半導体装置用リードフレームを得た。
[実施例2]
実施例1と同様にして、基板にレジストパターンを形成した。
また、実施例1と同様にして、下地貴金属層(Au/Pd層)、基部(Ni層)、表面貴金属層(Ag層)を形成し、厚み約20μmの積層体を形成した。
次に、レジストパターンをアルカリ水溶液もしくは有機溶剤により溶解除去し、基板の一方の面に回路部(端子部、ダイパッド)が存在するリードフレームを得た。その後、このリードフレームに対して下記の条件でエッチング処理を施した。
<エッチング条件>
・エッチング方法 : 浸漬法
・エッチング液 : 日本化学産業(株)製 NCH
・エッチング時間 : 1分間
・エッチング液温度 : 30℃
このエッチング処理により、回路部の基部の側壁面の全面に粗面が形成され、図4に示されるような本発明の半導体装置用リードフレームを得た。この粗面の平均粗さRaは0.2μmであった。尚、平均粗さRaは、(株)菱化システム製 Vertscan R5300を用いて測定した。
[実施例3]
実施例1と同様にして、基板にレジストパターンを形成した。
次いで、以下の電気めっき条件でAu、Pd、Ni、Au、Ni、Agの順に6層を積層して、下地貴金属層(Au/Pd層)、基部(基部薄膜(Ni層)/中間層(Au層)/基部薄膜(Ni層))、表面貴金属層(Ag層)を形成して厚み約30μmの積層体を形成した。
<Auめっき(下地貴金属層)>
電気めっき液(シアン化Auカリウム溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Ti/Pt電極)を正極として、0.3A/dm2の電流密度にて40秒間のめっきを行い、約0.04μmのAuめっきを施した。
<Pdめっき>
電気めっき液(アンモニア系Pd溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Ti/Pt電極)を正極として、3A/dm2の電流密度にて20秒間のめっきを行い、約0.15μmのPdめっきを施した。
<Niめっき(基部薄膜、2回共通)>
電気めっき液(スルファミン酸ニッケル溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Sラウンドニッケル;志村化工(株)製)を正極として、5A/dm2の電流密度にて14分間の電気めっきを行い、約14μmのNiめっきを施した。
<Auめっき(基部の中間層)>
電気めっき液(シアン化Auカリウム溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Ti/Pt電極)を正極として、0.3A/dm2の電流密度にて120秒間のめっきを行い、約0.13μmのAuめっきを施した。
<Agめっき>
電気めっき液(シアン化Agカリウム溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Ti/Pt電極)を正極として、0.4A/dm2の電流密度にて20秒間のめっきを行い、約0.1μmのAgめっきを施した。
次に、レジストパターンをアルカリ水溶液もしくは有機溶剤により溶解除去し、基板の一方の面に回路部(端子部、ダイパッド)が存在するリードフレームを得た。その後、このリードフレームに対して下記の条件でエッチング処理を施した。
<エッチング条件>
・エッチング方法 : 浸漬法
・エッチング液 : メック(株)製 メックリムーバー NH-1865
・エッチング時間 : 5分間
・エッチング液温度 : 30℃
このエッチング処理により、回路部の基部の側壁面に2段の凹部が形成され、図5に示されるような本発明の半導体装置用リードフレームを得た。形成された2段の凹部は、基板側の凹部が幅14μm、深さ3μmであり、表面貴金属層側の凹部が幅14μm、深さ3μmであった。
[実施例4]
実施例1と同様にして、基板にレジストパターンを形成した。
また、実施例1と同様にして、下地貴金属層(Au/Pd層)、基部(Ni層)、表面貴金属層(Ag層)を形成し、厚み約30μmの積層体を形成した。
次に、レジストパターンをアルカリ水溶液もしくは有機溶剤により溶解除去し、その後、下地貴金属層、基部、表面貴金属層からなる積層体が存在する面の基板上に、レジスト(旭化成イーマテリアルズ(株)製 AQ-2058)を配設して厚みが20μmのレジスト層を形成した。したがって、積層体の表面から約10μmまでが、レジスト層から突出して露出したものとなった。
次に、レジスト層から突出して露出している積層体に、下記の電気めっき条件でAg層を積層して貴金属層を形成した
<Agめっき>
電気めっき液(シアン化Agカリウム溶液)に基板を浸漬し、基板を負極とし、アノード(Ti/Pd電極)を正極として、0.4A/dm2の電流密度にて10秒間のめっきを行い、約50nmのAgめっきを施した。
次に、レジスト層をアルカリ水溶液もしくは有機溶剤により溶解除去し、基板の一方の面に回路部(端子部、ダイパッド)が存在するリードフレームを得た。その後、このリードフレームに対して下記の条件でエッチング処理を施した。
<エッチング条件>
・エッチング方法 : 浸漬法
・エッチング液 : 日本化学産業(株)製 NCH
・エッチング時間 : 1分間
・エッチング液温度 : 30℃
このエッチング処理により、回路部の基部の側壁面に凹部と粗面が形成され、図6に示されるような本発明の半導体装置用リードフレームを得た。形成された凹部は、幅14μm、深さ3μmであり、また、粗面は、幅10μm、平均粗さRa0.2μmであった。
[比較例]
実施例1と同様にして、基板にレジストパターンを形成した。
次いで、Niめっき条件の通電時間を60分とした他は、実施例1と同様にAu、Pd、Ni、Agの4層を積層して、下地貴金属層(Au/Pd層)、基部(Ni層)、表面貴金属層(Ag層)を形成して厚み約55μmの積層体を形成した。この積層体は、基部(Ni層)の上部、および、表面貴金属層(Ag層)がレジストパターンの表面に沿って横方向に10μmの長さで張り出したものとなった。
次に、レジストパターンをアルカリ水溶液もしくは有機溶剤により溶解除去し、基板の一方の面に回路部(端子部、ダイパッド)が存在する半導体装置用リードフレームを得た。この回路部は、周辺部に庇形状の張り出し部を有するものであった。しかし、上記のレジストパターンの溶解除去において、特に隣接する端子部間で、上記の張り出し部と基板との間に挟持されたレジストパターンの除去が困難であり、実施例1〜4と同等の処理濃度、温度で溶解除去を行った場合、4倍の処理時間で処理しても部分的にレジストパターンが残り、完全除去が困難であった。
[半導体装置用リードフレームの評価]
上述のように作製した半導体装置用リードフレーム(実施例1〜4、比較例)のダイパッド上に絶縁性部材(ダイアタッチ剤)を介して半導体素子(ダイパッドよりも面積が小さい)を搭載し、この半導体素子の端子と、半導体装置用リードフレームの端子部の内部端子面とを、ワイヤを用いて接続した。次いで、基板上で、ダイパッド、端子部、半導体素子、ワイヤを樹脂部材(ノボラック系樹脂(日東電工(株)製MP−8000))により封止した。その後、基板をアンモニア系のエッチング液でエッチングすることにより、樹脂封止された半導体装置と基板とを剥離して、樹脂封止型半導体装置を得た。
得られた樹脂封止型半導体装置は、いずれもダイパッドおよび端子部と樹脂部材との密着が良好であった。このことから、本発明の半導体装置用リードフレームは、製造が容易でありながら、樹脂部材との係合による信頼性向上に関して、端子部やダイパッドに庇形状の張り出し部を有する従来の半導体装置用リードフレームと同等の効果を奏することが確認された。
本発明は、樹脂封止型半導体装置の製造等において有用である。
11,21,31,41,51,61…半導体装置用リードフレーム
12,22,32,42,52,62…基板
13,23,33,43,53,63…回路部
13A,23A,33A,43A,53A,63A…端子部
13B,23B,33B,43B…ダイパッド
14,24,34,44,54,64…基部
14c,24c,34c,44c…側壁面
15,25,35,45,55,65…表面貴金属層
16,26,36,46,56,66…下地貴金属層
17,37(37a,37b),47…凹部
28,48…粗面

Claims (7)

  1. 基板と、該基板上に位置する回路部とを備え、該回路部は基部と該基部の前記基板側と反対側の表面に位置する表面貴金属層を有し、かつ、前記基部の側壁面に凹部および粗面の少なくとも一方を有することを特徴とする半導体装置用リードフレーム。
  2. 前記回路部は、前記基部と前記基板との間に下地貴金属層を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用リードフレーム。
  3. 前記凹部は、前記基板面と平行方向に沿って連続する凹部であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置用リードフレーム。
  4. 前記凹部は、前記回路部の厚み方向に多段で存在することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体装置用リードフレーム。
  5. 前記粗面とともに前記回路部の基部の側壁面に存在する前記凹部は、前記粗面よりも前記基板側に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の半導体装置用リードフレーム。
  6. 前記回路部は複数の端子部を備え、該端子部は前記基板側の面が外部端子面を構成し、該外部端子面と反対側の表面が内部端子面を構成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の半導体装置用リードフレーム。
  7. 前記回路部は更にダイパッドを備え、該ダイパッドは前記基板側と反対側の表面が半導体素子搭載用の内部表面であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の半導体装置用リードフレーム。
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