JP2013114966A - 電解質シート - Google Patents
電解質シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013114966A JP2013114966A JP2011261621A JP2011261621A JP2013114966A JP 2013114966 A JP2013114966 A JP 2013114966A JP 2011261621 A JP2011261621 A JP 2011261621A JP 2011261621 A JP2011261621 A JP 2011261621A JP 2013114966 A JP2013114966 A JP 2013114966A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolyte
- sheet
- positive electrode
- binder
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/403—Manufacturing processes of separators, membranes or diaphragms
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/056—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/052—Li-accumulators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/056—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
- H01M10/0561—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of inorganic materials only
- H01M10/0562—Solid materials
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/431—Inorganic material
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/449—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material having a layered structure
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0017—Non-aqueous electrolytes
- H01M2300/0065—Solid electrolytes
- H01M2300/0068—Solid electrolytes inorganic
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0088—Composites
- H01M2300/0091—Composites in the form of mixtures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0088—Composites
- H01M2300/0094—Composites in the form of layered products, e.g. coatings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Abstract
【解決手段】電解質粒子と、バインダーと、を含む電解質層と、電解質層に積層する基材と、を含む電解質シートであって、電解質粒子のイオン伝導度が1.0×10−5S/cm以上であり、電解質粒子とバインダーの合計重量に対する、電解質粒子の割合が50wt%以上99.5wt%以下であり、転写試験において、電解質層の転写後、基材に電解質粒子及びバインダーが残留せず、かつ、電解質層が被転写物に転写し剥がれていないことを満たす、電解質シート。
【選択図】なし
Description
しかし、特許文献1に記載の全固体リチウム電池の製造方法は、金型に電解質粒子を入れて加圧して製造するため、量産化には向いていないという欠点があった。
1.電解質粒子と、バインダーと、を含む電解質層と、前記電解質層に積層する基材と、を含む電解質シートであって、前記電解質粒子のイオン伝導度が1.0×10−5S/cm以上であり、前記電解質粒子とバインダーの合計重量に対する、前記電解質粒子の割合が50wt%以上99.5wt%以下であり、下記転写試験において、前記電解質層の転写後、前記基材に電解質粒子及びバインダーが残留せず、かつ、電解質層が被転写物に転写し剥がれていないことを満たす、電解質シート。
[転写試験]
(A)被転写物である正極シート
厚さ20μmのアルミニウムシートに正極スラリーを塗布し、ホットプレート上で80℃、10分間乾燥させた後、さらに80℃で4時間真空乾燥して厚さ100μmの正極層を有する正極シート(正極層とアルミニウムの積層体)を製造する。
正極スラリーは下記の正極活物質、電解質粒子、バインダー及び溶媒を重量比19:19:2:60で混合したものである。
・正極活物質
正極活物質は、硫黄(アルドリッチ製、純度99.998%)0.400gと多孔質炭素(ケッチェンブラック(KB)EC600JD、ライオン社製)0.400gを乳鉢で混合した後、混合物を密閉性のステンレス容器に入れ、電気炉にて加熱処理して製造する。加熱条件は室温から10℃/分にて150℃まで昇温し、150℃で6時間保持した後、300℃まで10℃/分で昇温し、2.75時間保持、その後、自然冷却する。
・電解質粒子
電解質粒子は、WO2005/078740の実施例1と同様の方法により製造する。
・バインダー
バインダーは、アルケマ製Kynar2500−20を用いる。
・溶媒
溶媒は、東京化成工業製イソブチロニトリルを用いる。
(B)転写試験
試験対象である電解質シートを、パンチで半径16.5mmΦの円筒形とする。同様に、上記正極シートをパンチで半径16.5mmΦの円筒形とする。
電解質シートと正極シートを、電解質層と正極層が接するように重ねて円筒状の中金型内に挿入する。
試料を上金型及び下金型で挟み加圧して、試料全体に270MPaの圧力を10秒間加える。加圧後、金型から一体化した電解質シートと正極シートとを取り出す。電解質シートの基材を剥がし、剥離面及び電解質層と正極層の接合面を目視にて観察する。
2.前記電解質粒子は、式(1)で表される組成を有する1に記載の電解質シート。
LiaMbPcSd…(1)
(式(1)において、MはB、Zn、Si、Cu、Ga及びGeから選択される元素を示し、
a〜dは、各元素の組成比を示し、a:b:c:dが1〜12:0〜0.2:1:2〜9を満たす。)
3.前記バインダーは、分子骨格に下記構造単位Aを含む樹脂である1又は2に記載の電解質シート。
4.前記電解質層のイオン伝導度が1.0×10−6S/cm以上である1〜3のいずれか一項に記載の電解質シート。
5.前記基材の剥離力が20mN/cm以上1500mN/cm以下である1〜4のいずれか一項に記載の電解質シート。
6.上記1〜5のいずれか一項に記載の電解質シートの電解質層を備える電池。
7.上記6に記載の電池を備える装置。
8.電解質粒子と、バインダーと、溶剤と、を含む電解質スラリーであり、前記電解質粒子のイオン伝導度が1.0×10−5S/cm以上であり、前記電解質粒子の平均粒径(D50)が5nm以上50μm以下であり、スラリー固形分濃度が、20wt%以上90wt%以下であり、前記固形分中の電解質粒子の割合が50wt%以上99.5wt%以下であり、前記スラリーを使用して形成した電解質層と基材からなる電解質シートの転写試験において、電解質層の転写後、前記基材に電解質粒子及びバインダーが残留せず、かつ、電解質層が被転写物に転写し剥がれていないことを満たす、電解質スラリー。
9.前記電解質粒子が、式(1)で表される組成を有する8に記載の電解質スラリー。
LiaMbPcSd…(1)
(式(1)において、MはB、Zn、Si、Cu、Ga及びGeから選択される元素を示し、
a〜dは、各元素の組成比を示し、a:b:c:dが1〜12:0〜0.2:1:2〜9を満たす。)
10.前記バインダーが、分子骨格に下記構造単位Aを含む樹脂である8又は9に記載の電解質スラリー。
本発明の電解質シートは、例えば、本発明の電解質スラリーを使用して製造できる。以下、本発明の電解質シート及び電解質スラリーの構成材料について説明する。
(1)電解質粒子
本発明で使用する電解質粒子は、イオン伝導度が1.0×10−5S/cm以上である。イオン伝導度が1.0×10−5S/cm以上であれば、得られる電解質シートを用いて形成した電池は、電池として機能する。イオン伝導度は、5.0×10−5S/cm以上であることが好ましく、より好ましくは、1×10−4S/cm以上である。イオン伝導度が高くなるほど電解質層の抵抗が低くなり、この電解質層を有する電池の性能を高くすることができる。
電解質粒子を0.3g秤量し、図1に示す金型内に入れて電解質粒子をならして平らにし、電解質粒子に対して上面から185MPaで加圧する。加圧後、試料の上下に、TIMCAl社製SFG−15を1.0mgずつ入れ、再度、185MPaで加圧し、容器の上下に電極を形成したイオン伝導度測定用の電池を製造する。得られた電池を東陽テクニカ製インピーダンス装置にて、25℃、AC振幅変調10mV、周波数10M〜10Hzの条件で伝導度を測定する。
レーザー回折式粒度分布測定装置がMalvern Instruments Ltd社製マスターサイザー2000である場合の測定例は以下の通りである。
上記混合物を十分混合した後、電解質粒子を添加して粒子径を測定する。電解質粒子の添加量は、マスターサイザー2000で規定されている操作画面で、粒子濃度に対応するレーザー散乱強度が規定の範囲内(10〜20%)に収まるように加減して加える。この範囲を超えると多重散乱が発生し、正確な粒子径分布を求めることができなくなるおそれがある。また、この範囲より少ないとSN比が悪くなり、正確な測定ができないおそれがある。マスターサイザー2000では、電解質粒子の添加量に基き、レーザー散乱強度が表示されるので、上記レーザー散乱強度に入る添加量を見つけるとよい。
電解質粒子の添加量は、その種類等により最適量は異なるが、概ね0.01g〜0.05g程度である。
好ましくは、酸化物系固体電解質又は硫化物系固体電解質であり、より好ましくは、硫化物系固体電解質である。
ポリマー系固体電解質としては、特に制限はなく、特開2010−262860に開示されているように、フッ素樹脂、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレートやこれらの誘導体、共重合体等の、ポリマー電解質として用いられる材料が使用できる。
LiaMbPcSd…(1)
a〜dは各元素の組成比を示し、a:b:c:dは1〜12:0〜0.2:1:2〜9を満たす。
各元素の組成比は、硫化物系固体電解質を製造する際の原料化合物の配合量を調整することにより制御できる。
結晶構造として、例えば、特開2002−109955に開示されているLi7PS6構造、Li4P2S6構造、Li3PS4構造、Li4SiS4構造、Li2SiS3構造、特開2005−228570やWO2007/066539に開示されているLi7P3S11構造が好ましい。
上記結晶構造であれば、非晶体よりイオン伝導度が高くなるからである。
硫化物系固体電解質の結晶化度が50%未満の場合は、結晶化によりイオン伝導度を高くするという効果が少なくなるためである。
結晶化度は、NMRスペクトル装置を用いることにより測定できる。具体的には、硫化物系固体電解質の固体31P−NMRスペクトルを測定し、得られたスペクトルについて、70−120ppmに観測される共鳴線を、非線形最少二乗法を用いたガウス曲線に分離し、各曲線の面積比を求めることにより測定できる。
以下、硫化物系固体電解質の原料として、Li2S及びP2S5を用いた硫化物系固体電解質について説明する。
また、水溶媒中で水酸化リチウムと硫化水素とを10℃〜100℃で反応させて、水硫化リチウムを生成し、次いでこの反応液を脱硫化水素化することにより硫化リチウムを合成できる(特願2009−238952)。
一方、特開2010−163356に記載の硫化リチウムの製法で製造した硫化リチウムは、硫黄酸化物のリチウム塩等の含有量が非常に少ないため、精製せずに用いても良い。
好ましい精製法としては、例えば、国際公開WO2005/40039号に記載された精製法等が挙げられる。具体的には、上記のようにして得られた硫化リチウムを、有機溶媒を用い、100℃以上の温度で洗浄する。
溶融急冷法は、例えば、特開平6−279049、WO2005/119706に記載されている。具体的には、P2S5とLi2Sを所定量乳鉢にて混合しペレット状にしたものを、カーボンコートした石英管中に入れ真空封入する。所定の反応温度で反応させた後、氷中に投入し急冷することにより、硫化物系ガラス固体電解質が得られる。
反応時間は、好ましくは0.1時間〜12時間、より好ましくは、1〜12時間である。
MM法は、例えば、特開平11−134937、特開2004−348972、特開2004−348973に記載されている。
具体的には、P2S5とLi2Sを所定量乳鉢にて混合し、例えば、各種ボールミル等を使用して所定時間反応させることにより、硫化物系ガラス固体電解質が得られる。
上記原料を用いたMM法は、室温で反応を行うことができる。そのため、原料の熱分解が起らず、仕込み組成のガラス固体電解質を得ることができるという利点がある。
また、MM法では、ガラス固体電解質の製造と同時に、ガラス固体電解質を微粉末化できるという利点もある。
MM法の条件としては、例えば、遊星型ボールミル機を使用した場合、回転速度を数十〜数百回転/分とし、0.5時間〜100時間処理すればよい。
また、特開2010−90003に記載されているように、ボールミルのボールは異なる径のボールを混合して使用してもよい。
また、特開2009−110920や特開2009−211950に記載されているように、原料に有機溶媒を添加してスラリー状にし、このスラリーをMM処理してもよい。
また、特開2010−30889に記載のようにMM処理の際のミル内の温度を調整してもよい。
MM処理時の原料温度が60℃以上160℃以下になるようにすることが好ましい。
スラリー法は、WO2004/093099、WO2009/047977に記載されている。
具体的には、所定量のP2S5粒子とLi2S粒子を有機溶媒中で所定時間反応させることにより、硫化物系ガラス固体電解質が得られる。
ここで、特開2010−140893に記載されているように、反応を進行させるため、原料を含むスラリーをビーズミルと反応容器との間で循環させながら反応させてもよい。
また、WO2009/047977に記載されているように、原料の硫化リチウムを予め粉砕しておくと効率的に反応を進行させることができる。
また、特願2010−270191に記載されているように、原料の硫化リチウムの比表面積を大きくするために溶解パラメーターが9.0以上の極性溶媒(例えば、メタノール、ジエチルカーネート、アセトニトリル)に所定時間浸漬してもよい。
反応時間は、好ましくは1時間以上16時間以下、より好ましくは、2時間以上14時間以下である。
非プロトン性有機溶媒としては、非プロトンの非極性有機溶媒(例えば、炭化水素系有機溶媒)、非プロトン性の極性有機化合物(たとえば、アミド化合物,ラクタム化合物,尿素化合物,有機イオウ化合物,環式有機リン化合物等)を、単独溶媒として、又は、混合溶媒として、好適に使用することができる。
飽和炭化水素としては、ヘキサン、ペンタン、2−エチルヘキサン、ヘプタン、デカン、シクロヘキサン等が挙げられる。
不飽和炭化水素しては、ヘキセン、ヘプテン、シクロヘキセン等が挙げられる。
芳香族炭化水素としては、トルエン、キシレン、デカリン、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン等が挙げられる。
これらのうち、特にトルエン、キシレンが好ましい。
具体的には、上記で得られた硫化物系固体電解質(ガラス)を所定の温度で熱処理し、硫化物系結晶化ガラス(ガラスセラミックス)を生成させる。
また、加熱は、露点−40℃以下の環境下で行うことが好ましく、より好ましくは露点−60℃以下の環境下で行うことが好ましい。
また、加熱時の圧力は、常圧であってもよく、減圧下であってもよい。
また、雰囲気は、空気であってもよく、不活性雰囲気下であってもよい。
さらに特開2010−186744に記載されているように溶媒中で加熱してもよい。
例えば、特開2002−109955に開示されている方法により上記結晶構造を有する結晶化ガラスを製造することができる。
本発明で使用するバインダーは、分子骨格に下記構造単位Aを含む樹脂が好ましい。
具体的にはPVDF−HFP,PVDF−HFP−TEF、PVDF−TEF、TEF−HFP等が挙げられる。
本発明の電解質層には、上述した電解質粒子及びバインダーの他に、必要に応じて導電助剤、増粘剤、分散剤等の添加剤を使用してもよい。
導電助剤としては、デンカブラックやケッチェンブラック等のカーボンブラック系や、導電性酸化物粒子、銀粒子、導電ポリマー等が挙げられる。
増粘剤としては、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリアクリロニトリル(PAN),ポリブチレンナフタレート(PBN),ポリエチレンオキシド(PEO)等が挙げられる。
好ましくは、電解質粒子の割合は65wt%以上99.5wt%以下、さらに好ましくは、75wt%以上99wt%以下、80wt%以上99wt%以下であり、より好ましくは、85%以上99wt%以下である。
本発明で使用する基材は、上述した電解質層を支持するものであり、電解質層を転写する際には、電解質層から剥離するものである。
基材は、特に制限されないが、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、シンジオタクチックポリスチレン(SPS)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネート(PC)、フッ素樹脂等の樹脂フィルムや、Al、Cu、SUS、Ti等の金属シートが使用できる
基材の厚さは、特に制限はないが、通常20μm〜150μmである。
基材は、工業的に市販されているものが使用できる。
電解質スラリーは、上述した電解質粒子及びバインダーと、溶剤を含有する。さらに、必要に応じて上述した添加剤を含有してもよい。
溶剤としては、炭化水素系溶媒、ニトリル系溶媒、フッ素系溶媒、チオ系溶媒が使用できる。
上述したとおり、溶剤は上記バインダーを溶解するものが好ましい。バインダーが溶解していることにより、電解質層を製造することが容易になる。
尚、電解質層における電解質粒子の割合から、スラリー固形分中に電解質粒子が50wt%以上99.5wt%以下含む。
電解質層の厚さは、電池の形状や用途により適宜調整すればよい。通常、10〜500μm程度である。
同様に、本発明の電解質スラリーは、該スラリーを使用して形成した電解質層と基材からなる電解質シートの転写試験において、電解質層の転写後、前記基材に電解質粒子及びバインダーが残留せず、かつ、電解質層が被転写物に転写し剥がれていない。
本願の転写試験では、被転写物である正極シートに、本発明の電解質シート、又は、本発明のスラリーを使用して形成した電解質層と基材からなる電解質シートを使用して、電解質層を転写させ、転写後の状態を観察することにより評価する。
(1)正極シート
厚さ20μmのアルミニウムシートに正極スラリーを塗布し、ホットプレート上で80℃、10分間乾燥させた後、さらに80℃で4時間真空乾燥して厚さ100μmの正極層を有する正極シート(正極層とアルミニウムの積層体)を製造する。
・正極活物質
正極活物質は、硫黄(アルドリッチ製、純度99.998%)0.400gと多孔質炭素(ケッチェンブラック(KB)EC600JD、ライオン社製)0.400gを乳鉢で混合した後、混合物を密閉性のステンレス容器に入れ、電気炉にて加熱処理して製造する。加熱条件は室温から10℃/分にて150℃まで昇温し、150℃で6時間保持した後、300℃まで10℃/分で昇温し、2.75時間保持、その後、自然冷却する。
・電解質粒子
電解質粒子は、WO2005/078740の実施例1と同様の方法により製造する。
・バインダー
バインダーは、アルケマ製Kynar2500−20を用いる。
・溶媒
溶媒は、東京化成工業製イソブチロニトリルを用いる。
試験対象である電解質シートを、パンチで半径16.5mmΦの円筒形とする。同様に、上記正極シートをパンチで半径16.5mmΦの円筒形とする。
図1に転写試験で使用する金型の側面図を示す。(a)は各金型の側面図、(b)は試料を置いた時の側面図を示す。この金型は、中金型11、上金型12及び下金型13からなり、上金型12及び下金型13の突起部を中金型11の円筒状空洞部に挿入し、上金型12及び下金型13の間に置いた試料14を中金型11内で加圧するものである。材質はSUS製である。尚、上金型12及び下金型13の突起部の直径は16.5mm、底部の直径は50mm、底部の厚さは6mm、上金型12の突起部の高さは32mm、下金型13の突起部の高さは10mmとする。また、中金型11の空洞部の直径は16.65mm、高さは30mmとする。
試料14を上金型12及び下金型13で挟み加圧して、試料全体に270MPaの圧力を10秒間加える。加圧後、金型から一体化した電解質シートと正極シートとを取り出す。電解質シートの基材を剥がし、剥離面及び電解質層と正極層の接合面を目視にて観察する。
本発明の電解質シートでは、この転写試験において、電解質層の転写後、基材に電解質粒子及びバインダーが残留せず、かつ、電解質層が被転写物に転写し剥がれていない。
電解質シートの基材は、藤森工業製剥離PETフィルムNGS(剥離力244mN/cm)とする。
電解質シートは、基材上に測定対象のスラリーを塗布し、ホットプレート上で80℃、5分間乾燥させた後、さらに100℃で4時間真空乾燥して電解質層を形成することにより製造する。電解質層の厚さは100μm(塗布時)とする。
また、金型の材質をハードクロムめっき製とした他は上記(2)と同様とする。
パンチで半径10mmΦの円筒形にくりぬいた電解質シートを、加圧金型に挿入し、370MPaの圧力を10秒間加える。金型から電解質シートを取り出し、電解質シートの基材を剥離する。剥離して得られる電解質層のみを再度加圧に挿入する。
パンチで半径9.5mmΦの円筒形にくりぬいた厚さ0.1mmの金を電解質層の上下に入れ、さらに185MPaの圧力を10秒間加える。金型のネジを8Nで締め、金型の上下から電極をとる。
この試料について、東陽テクニカ製インピーダンス装置を用い、25℃、AC振幅変調10mV、周波数5×106〜0.1Hzの条件でイオン伝導度を測定する。
尚、正極層、負極層の製造方法は、公知の製造方法であり、特に制限されない。
(1)電解質粒子のイオン伝導度
電解質粒子を0.3g秤量し、容器内に入れ、電解質粒子に対して185MPaで加圧する。加圧後、試料の上下に、TIMCAl社製SFGを1.0mgずつ入れ、再度、185MPaで加圧し、容器の上下に電極を形成する。得られた試料を東陽テクニカ製インピーダンス装置にて、25℃、AC振幅変調10mV、周波数10M〜10Hzの条件で伝導度を測定する。
レーザー回折式粒度分布測定装置(「Malvern Instruments Ltd社製マスターサイザー2000)を使用し、装置の分散槽に脱水処理されたトルエン(和光純薬製、製品名:特級)110mlを入れ、さらに分散剤として脱水処理されたターシャリーブチルアルコール(和光純薬製、特級)を6%添加する。
上記混合物を十分混合した後、電解質粒子を添加して粒子径を測定する。電解質粒子の添加量は、マスターサイザー2000で規定されている操作画面で、粒子濃度に対応するレーザー散乱強度が規定の範囲内(10〜20%)に収まるように加減して加える(電解質粒子の添加量は、その種類等により最適量は異なるが、概ね0.01g〜0.05g程度である。)。
パンチで半径10mmΦの円筒形にくりぬいた電解質シートを、加圧金型に挿入し、370MPaの圧力を10秒間加える。金型から電解質シートを取り出し、電解質シートの基材を剥離する。剥離して得られる電解質層のみを再度加圧に挿入する。
パンチで半径9mmΦの円筒形にくりぬいた厚さ0.01mmの金を電解質層の上下に入れ、さらに185MPaの圧力を10秒間加える。金型のネジを8Nで締め、金型の上下から電極をとる。
この試料について、東陽テクニカ製インピーダンス装置を用い、25℃、AC振幅変調10mV、周波数5×106〜0.1Hzの条件でイオン伝導度を測定する。
(A)正極シート
厚さ20μmのアルミニウムシートに正極スラリーを塗布し、ホットプレート上で80℃、10分間乾燥させた後、さらに80℃で8時間真空乾燥して厚さ100μmの正極層を有する正極シート(正極層とアルミニウムシートの積層体)を製造する。
正極スラリーは下記の正極活物質、電解質粒子、バインダー及び溶媒を重量比19:19:2:60で混合したものである。
・正極活物質
正極活物質は、硫黄(アルドリッチ製、純度99.998%)0.400gと多孔質炭素(ケッチェンブラック(KB)EC600JD、ライオン社製)0.400gを乳鉢で混合した後、混合物を密閉性のステンレス容器に入れ、電気炉にて加熱処理して製造する。加熱条件は室温から10℃/分にて150℃まで昇温し、150℃で6時間保持した後、300℃まで10℃/分で昇温し、2.75時間保持、その後、自然冷却する。
・電解質粒子
電解質粒子は、WO2005/078740の実施例1と同様の方法により製造する。
・バインダー
バインダーは、アルケマ製Kynar2500−20を用いる。
・溶媒
溶媒は、東京化成工業製イソブチロニトリルを用いる。
試験対象である電解質シートを、パンチで半径16.5mmΦの円筒形とする。同様に、上記正極シートをパンチで半径16.5mmΦの円筒形とする。
電解質シートと正極シートを、電解質層と正極層が接するように重ねて図1に示す中金型内に挿入する。
試料を上金型及び下金型で挟み加圧して、試料全体に270MPaの圧力を10秒間加える。加圧後、金型から一体化した電解質シートと正極シートとを取り出す。電解質シートの基材を剥がし、剥離面及び電解質層と正極層の接合面を目視にて観察する。
日東電工製31Bテープを、基材に70℃、20時間2kPaで圧着した後、室温で基材側から300mm/min、剥離角度180°で剥離し求めた(JIS Z0237に準拠)。
硫化リチウムの製造及び精製は、国際公開公報WO2005/040039A1の実施例と同様に行った。具体的には、下記のとおりである。
(1)硫化リチウムの製造
撹拌翼のついた10リットルオートクレーブにN−メチル−2−ピロリドン(NMP)3326.4g(33.6モル)及び水酸化リチウム287.4g(12モル)を仕込み、300rpm、130℃に昇温した。昇温後、液中に硫化水素を3リットル/分の供給速度で2時間吹き込んだ。
続いて、この反応液を窒素気流下(200cc/分)昇温し、反応した硫化水素の一部を脱硫化水素化した。昇温するにつれ、上記硫化水素と水酸化リチウムの反応により副生した水が蒸発を始めたが、この水はコンデンサにより凝縮し系外に抜き出した。水を系外に留去すると共に反応液の温度は上昇するが、180℃に達した時点で昇温を停止し、一定温度に保持した。脱硫化水素反応が終了後(約80分)反応を終了し、硫化リチウムを得た。
上記(1)で得られた500mLのスラリー反応溶液(NMP−硫化リチウムスラリー)中のNMPをデカンテーションした後、脱水したNMP100mLを加え、105℃で約1時間撹拌した。その温度のままNMPをデカンテーションした。さらにNMP100mLを加え、105℃で約1時間撹拌し、その温度のままNMPをデカンテーションし、同様の操作を合計4回繰り返した。デカンテーション終了後、窒素気流下230℃(NMPの沸点以上の温度)で硫化リチウムを常圧下で3時間乾燥した。得られた硫化リチウム中の不純物含有量を測定した。
製造例1で製造した硫化リチウムを用いて、国際公開公報WO07/066539の実施例1と同様の方法で固体電解質の製造及び結晶化を行った。
具体的には、下記のように行った。
製造例1で製造した硫化リチウム0.6508g(0.01417mol)と五硫化二リン(アルドリッチ社製)を1.3492g(0.00607mol)をよく混合した。そして、この混合粉末と直径10mmのジルコニア製ボール10ケと遊星型ボールミル(フリッチュ社製:型番P−7)アルミナ製ポットに投入し完全密閉するとともにこのアルミナ製ポット内に窒素を充填し、窒素雰囲気にした。
得られた硫化物ガラスセラミックス72gと、トルエン100gを(株)伊藤製作所製 遊星ボールミルLP−4、φ10mmZrボール(743g)を用いて200rpmで2時間撹拌し、電解質粒子を得た。
電解質粒子1の平均粒径は、8.8μmであった。イオン伝導度は6.36×10−4S/cmであった。
製造例1で製造・精製した高純度硫化リチウム0.766g(0.0166モル)と、五硫化二リン(アルドリッチ社製)を1.22g(0.0055モル)としたことと、窒素雰囲気下で、300℃で2時間加熱しない以外は製造例2と同様にして電解質粒子を製造した。
得られた電解質粒子2について、X線測定してガラス化していることを確認した。電解質粒子2の平均粒径は、11.2μmであった。イオン伝導度は、1.22×10−4S/cmであった。
バインダー(アルケマ製、KYNAR2500−20、PVDF−HFP共重合体、重量比PVDF:HFP=80:20)を10.0g秤量し、これにイソブチロニトリル(東京化成工業(株)製)を40.0g加え、80℃で加熱溶解させ、バインダー溶液とした。以下、このバインダー溶液をKYNAR2500−20バインダー溶液という。
得られたスラリーを、基材であるPETフィルム(藤森工業製PETフィルム38E−0010NSG:剥離力:244mN/cm)上に、500μmGAPドクターブレードを用いて塗布して電解質シートを製造した。これをホットプレート上で80℃、5分間乾燥させた後、さらに100℃で4時間真空乾燥した。尚、100μmGAPドクターブレードを用いて塗布した試料も作製し、同様に乾燥した。500μm(塗布時)のシートはイオン伝導度測定用に、100μm(塗布時)のシートは転写試験に用いた。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
製造例2の電解質粒子1を5.56g、KYNAR2500−20バインダー溶液を1.46g、イソブチロニトリルを5.98gとした他は、実施例1と同様にして電解質スラリー及び電解質シートを製造し評価した。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は9.71×10−5S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
製造例2の電解質粒子1を4.90g、KYNAR2500−20バインダー溶液を0.25g、イソブチロニトリルを5.85gとした他は、実施例1と同様にして電解質スラリー及び電解質シートを製造し評価した。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は1.01×10−4S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
製造例2の電解質粒子1を4.68g、KYNAR2500−20バインダー溶液を5.85g、イソブチロニトリルを2.47gとした他は、実施例1と同様にして電解質スラリー及び電解質シートを製造し評価した。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は8.44×10−6S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
製造例2の電解質粒子1を4.10g、上記KYNAR2500−20バインダー溶液を8.76g、イソブチロニトリルを0.13gとした他は、実施例1と同様にして電解質スラリー及び電解質シートを製造し評価した。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は1.79×10−6S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
バインダー(アルケマ製、KYNAR2801−00、PVDF−HFP共重合体、重量比PVDF:HFP=90:10)を5.0g秤量し、これにイソブチロニトリル(東京化成工業(株)製)を45.0g加え、80℃で加熱溶解して、バインダー溶液とした。以下、このバインダー溶液をKYNAR2801−00バインダー溶液という。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は8.43×10−5S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
バインダー(アルケマ製、KYNAR―ADS、PVDF−HFP−TEF共重合体)2.4gを、トリフルオロメチルベンゼン(和光純薬工業製)27.6gに加え、80℃で加熱溶解させたものをKYNAR―ADSバインダー溶液として用いた。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は2.00×10−5S/cmであった。
であった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
バインダー(アルケマ製、KYNAR―SL、PVDF−TEF共重合体)3.0gを、イソブチロニトリル(東京化成工業(株)製)27.0gに加え、80℃で加熱溶解させたものを、KYNAR―SLバインダー溶液として用いた。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は1.29×10−4S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
住友スリーエム製、ダイニオンTHV221AZ 3.0gを、イソブチロニトリル(東京化成工業(株)製)27.0gに加え、80℃で加熱溶解させたものをTHV221AZバインダー溶液として用いた。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は8.92×10−5S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
製造例3の電解質粒子2を使用した以外は実施例2と同様にシートを作製した。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は7.82×10−6S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
上記製造法3で作製した電解質粒子2を5.13g、KYNAR―SLバインダー溶液を5.4g、イソブチロニトリルを1.47g用いた他は、実施例1と同様にして電解質スラリー及び電解質シートを製造し評価した。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は2.04×10−5S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
基材をパナック製、パナピールNP−75C(剥離力:59mN/cm)に変更した他は、実施例1と同様にして電解質スラリー及び電解質シートを製造し評価した。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は8.60×10−5S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
基材をパナック製、パナピールTP−01(剥離力:1000mN/cm)に変更した用いた他は、実施例1と同様にして電解質スラリー及び電解質シートを製造し評価した。
電解質シートの電解質層のイオン伝導度は9.12×10−5S/cmであった。
また、転写試験の結果、基材側に残留物がなく、また、正極層と電解質層の間に剥がれもなかった。
バインダーとしてポリエチレンオキシド(PEO、−[OCH2CH2]n−)とポリプロピレンオキシド(PPO、−[OCHCH3CH2]n−)の共重合樹脂を用いた以外は実施例2と同様にスラリーを作製した。しかしながら、電解質粒子が沈殿してしまい塗布することができなかった。
製造例2の電解質粒子1を5.85gと、イソブチロニトリル7.15gを、小型フィルミックスの容器内に入れ、15000rpmで1分間撹拌混合し、得られたスラリーを実施例1と同様にシート化した。このシートを用いて転写試験を行なったところ、カット時にエッジ部分が剥がれた。
実施例1で作製した電解質スラリーを、基材であるパナック製パナピールSG−1(剥離力:3600mN/cm)上に、100μmGAPドクターブレードを用いて塗布し、転写試験を行なった。その結果、転写されずにシートは基材に残ったままであった。
上記固体電解質の製造例2で作製した電解質粒子1を2.08gとKYNAR2801−00粉末を3.12g、イソブチロニトリル7.80gを、プライミクス製、小型フィルミックスのベッセル内に入れ、15000rpmで1分間攪拌混合した。結果、得られたスラリーは固まってしまい、塗布することができなかった。
上記実施例及び比較例で使用した材料及び評価結果を表1に示す。
(1)硫化リチウム(Li2S)の製造
硫化リチウムは、特開平7−330312号公報の第1の態様(2工程法)の方法にしたがって製造した。具体的には、撹拌翼のついた10リットルオートクレーブにN−メチル−2−ピロリドン(NMP)3326.4g(33.6モル)及び水酸化リチウム287.4g(12モル)を仕込み、300rpm、130℃に昇温した。昇温後、液中に硫化水素を3リットル/分の供給速度で2時間吹き込んだ。続いてこの反応液を窒素気流下(200cc/分)昇温し、反応した硫化水素の一部を脱硫化水素化した。昇温するにつれ、上記硫化水素と水酸化リチウムの反応により副生した水が蒸発を始めたが、この水はコンデンサにより凝縮し系外に抜き出した。水を系外に留去すると共に反応液の温度は上昇するが、180℃に達した時点で昇温を停止し、一定温度に保持した。脱硫化水素反応が終了後(約80分)反応を終了し、硫化リチウムを得た。
上記(1)で得られた500mLのスラリー反応溶液(NMP−硫化リチウムスラリー)中のNMPをデカンテーションした後、脱水したNMP 100mLを加え、105℃で約1時間撹拌した。その温度のままNMPをデカンテーションした。さらにNMP 100mLを加え、105℃で約1時間撹拌し、その温度のままNMPをデカンテーションし、同様の操作を合計4回繰り返した。デカンテーション終了後、窒素気流下230℃(NMPの沸点以上の温度)で硫化リチウムを常圧下で3時間乾燥した。得られた硫化リチウム中の不純物含有量を測定した。
上記製造例にて製造したLi2SとP2S5(アルドリッチ製)を出発原料に用いた。これらを70対30のモル比に調製した混合物を約1gと粒径10mmΦのアルミナ製ボール10ケとを45mLのアルミナ製容器に入れ、遊星型ボールミル(フリッチュ社製:型番P−7)にて、窒素中、室温(25℃)にて、回転速度を370rpmとし、20時間メカニカルミリング処理することで、白黄色の粉末である硫化物系ガラスを得た。
Claims (10)
- 電解質粒子と、バインダーと、を含む電解質層と、
前記電解質層に積層する基材と、を含む電解質シートであって、
前記電解質粒子のイオン伝導度が1.0×10−5S/cm以上であり、
前記電解質粒子とバインダーの合計重量に対する、前記電解質粒子の割合が50wt%以上99.5wt%以下であり、
下記転写試験において、前記電解質層の転写後、前記基材に電解質粒子及びバインダーが残留せず、かつ、電解質層が被転写物に転写し剥がれていないことを満たす、電解質シート。
[転写試験]
(A)被転写物である正極シート
厚さ20μmのアルミニウムシートに正極スラリーを塗布し、ホットプレート上で80℃、10分間乾燥させた後、さらに80℃で4時間真空乾燥して厚さ100μmの正極層を有する正極シート(正極層とアルミニウムの積層体)を製造する。
正極スラリーは下記の正極活物質、電解質粒子、バインダー及び溶媒を重量比19:19:2:60で混合したものである。
・正極活物質
正極活物質は、硫黄(アルドリッチ製、純度99.998%)0.400gと多孔質炭素(ケッチェンブラック(KB)EC600JD、ライオン社製)0.400gを乳鉢で混合した後、混合物を密閉性のステンレス容器に入れ、電気炉にて加熱処理して製造する。加熱条件は室温から10℃/分にて150℃まで昇温し、150℃で6時間保持した後、300℃まで10℃/分で昇温し、2.75時間保持、その後、自然冷却する。
・電解質粒子
電解質粒子は、WO2005/078740の実施例1と同様の方法により製造する。
・バインダー
バインダーは、アルケマ製Kynar2500−20を用いる。
・溶媒
溶媒は、東京化成工業製イソブチロニトリルを用いる。
(B)転写試験
試験対象である電解質シートを、パンチで半径16.5mmΦの円筒形とする。同様に、上記正極シートをパンチで半径16.5mmΦの円筒形とする。
電解質シートと正極シートを、電解質層と正極層が接するように重ねて円筒状の中金型内に挿入する。
試料を上金型及び下金型で挟み加圧して、試料全体に270MPaの圧力を10秒間加える。加圧後、金型から一体化した電解質シートと正極シートとを取り出す。電解質シートの基材を剥がし、剥離面及び電解質層と正極層の接合面を目視にて観察する。 - 前記電解質粒子は、式(1)で表される組成を有する請求項1に記載の電解質シート。
LiaMbPcSd…(1)
(式(1)において、MはB、Zn、Si、Cu、Ga及びGeから選択される元素を示し、
a〜dは、各元素の組成比を示し、a:b:c:dが1〜12:0〜0.2:1:2〜9を満たす。) - 前記電解質層のイオン伝導度が1.0×10−6S/cm以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載の電解質シート。
- 前記基材の剥離力が20mN/cm以上1500mN/cm以下である請求項1〜4のいずれか一項に記載の電解質シート。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電解質シートの電解質層を備える電池。
- 請求項6に記載の電池を備える装置。
- 電解質粒子と、バインダーと、溶剤と、を含む電解質スラリーであり、
前記電解質粒子のイオン伝導度が1.0×10−5S/cm以上であり、
前記電解質粒子の平均粒径(D50)が5nm以上50μm以下であり、
スラリー固形分濃度が、20wt%以上90wt%以下であり、
前記固形分中の電解質粒子の割合が50wt%以上99.5wt%以下であり、
前記スラリーを使用して形成した電解質層と基材からなる電解質シートの転写試験において、電解質層の転写後、前記基材に電解質粒子及びバインダーが残留せず、かつ、電解質層が被転写物に転写し剥がれていないことを満たす、電解質スラリー。 - 前記電解質粒子が、式(1)で表される組成を有する請求項8に記載の電解質スラリー。
LiaMbPcSd…(1)
(式(1)において、MはB、Zn、Si、Cu、Ga及びGeから選択される元素を示し、
a〜dは、各元素の組成比を示し、a:b:c:dが1〜12:0〜0.2:1:2〜9を満たす。)
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011261621A JP2013114966A (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 電解質シート |
CN201280059125.0A CN103947028A (zh) | 2011-11-30 | 2012-11-28 | 电解质片材 |
US14/361,976 US10511052B2 (en) | 2011-11-30 | 2012-11-28 | Electrolyte sheet |
PCT/JP2012/007638 WO2013080540A1 (ja) | 2011-11-30 | 2012-11-28 | 電解質シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011261621A JP2013114966A (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 電解質シート |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016102538A Division JP6257698B2 (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 極材層と電解質層を有する積層体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013114966A true JP2013114966A (ja) | 2013-06-10 |
Family
ID=48535029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011261621A Pending JP2013114966A (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 電解質シート |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10511052B2 (ja) |
JP (1) | JP2013114966A (ja) |
CN (1) | CN103947028A (ja) |
WO (1) | WO2013080540A1 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014241240A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | トヨタ自動車株式会社 | 硫化物全固体電池の製造方法 |
JP2015125872A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池の製造方法及び全固体電池 |
WO2015198848A1 (ja) * | 2014-06-25 | 2015-12-30 | 国立大学法人東京工業大学 | 硫化物固体電解質材料、電池および硫化物固体電解質材料の製造方法 |
JP2016096108A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | トヨタ自動車株式会社 | 電解質膜構造体 |
JP2016139512A (ja) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | 富士フイルム株式会社 | 全固体二次電池、これに用いる固体電解質組成物および電池用電極シートならびに電池用電極シートおよび全固体二次電池の製造方法 |
JP2017010936A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 出光興産株式会社 | 固体電解質の製造方法 |
US10644340B2 (en) | 2015-04-02 | 2020-05-05 | Soitec | Advanced solid electrolyte and method of fabrication |
US10644349B2 (en) | 2014-07-31 | 2020-05-05 | Fujifilm Corporation | All solid-state secondary battery, solid electrolyte composition, electrode sheet for battery using same, method for manufacturing electrode sheet for battery, and method for manufacturing all solid-state secondary battery |
JP2020534644A (ja) * | 2017-09-18 | 2020-11-26 | ブルー ソリューション | 溶媒和ポリマー、リチウム塩及び選択されたハロゲン化ポリマーを含む固体高分子電解質並びにそれを含む電池 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014196442A1 (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-11 | 国立大学法人東京工業大学 | 硫化物固体電解質材料、電池および硫化物固体電解質材料の製造方法 |
WO2018173940A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | 三菱瓦斯化学株式会社 | Li3PS4を有する固体電解質の製造方法 |
JP6996244B2 (ja) * | 2017-11-15 | 2022-01-17 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池の製造方法、全固体電池およびスラリー |
KR102403529B1 (ko) * | 2017-11-17 | 2022-05-30 | 후지필름 가부시키가이샤 | 고체 전해질 조성물, 고체 전해질 함유 시트, 전고체 이차 전지용 전극 시트와 전고체 이차 전지, 및 고체 전해질 함유 시트와 전고체 이차 전지의 제조 방법 |
EP3940846A1 (en) | 2020-07-17 | 2022-01-19 | Solvay SA | Solid composite electrolyte |
CN112768763B (zh) * | 2021-01-04 | 2022-09-27 | 长沙矿冶研究院有限责任公司 | 一种夹层结构固态电解质膜及其制备方法 |
WO2024033089A1 (en) | 2022-08-10 | 2024-02-15 | Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. | Solid composite electrolyte |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005078740A1 (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | リチウムイオン伝導性硫化物系結晶化ガラス及びその製造方法 |
JP2006086102A (ja) * | 2004-08-17 | 2006-03-30 | Ohara Inc | リチウムイオン二次電池および固体電解質 |
JP2009140920A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-25 | Toyobo Co Ltd | 高分子電解質膜積層体 |
JP2010033918A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Idemitsu Kosan Co Ltd | リチウム電池の製造方法、及びそれより得られるリチウム電池 |
JP2011014387A (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-20 | Nippon Zeon Co Ltd | 全固体二次電池 |
JP2011181260A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Osaka Prefecture Univ | 全固体リチウム二次電池用正極及びその製造方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3453099B2 (ja) | 2000-03-27 | 2003-10-06 | 大阪府 | リチウム系二次電池の製造方法 |
JP2003208919A (ja) * | 2002-01-15 | 2003-07-25 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | リチウムイオン伝導性硫化物ガラス及びガラスセラミックスの製造方法並びに該ガラスセラミックスを用いた全固体型電池 |
US7008722B2 (en) * | 2002-04-10 | 2006-03-07 | Sui-Yang Huang | Polymer-gel lithium ion battery |
US7282295B2 (en) * | 2004-02-06 | 2007-10-16 | Polyplus Battery Company | Protected active metal electrode and battery cell structures with non-aqueous interlayer architecture |
JP4667375B2 (ja) * | 2004-05-14 | 2011-04-13 | パナソニック株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
CN101040401A (zh) * | 2004-08-17 | 2007-09-19 | 株式会社小原 | 锂离子二次电池及其固体电解质 |
WO2006064774A1 (ja) | 2004-12-13 | 2006-06-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 活物質層と固体電解質層とを含む積層体およびこれを用いた全固体リチウム二次電池 |
CN100495801C (zh) * | 2004-12-13 | 2009-06-03 | 松下电器产业株式会社 | 包含活性材料层和固体电解质层的叠层体及使用这种叠层体的全固态锂二次电池 |
TW200640061A (en) * | 2005-01-04 | 2006-11-16 | Hitachi Chemical Co Ltd | Phase separation type polymer electrolyte film, electrode/phase separation type polymer electrolyte film assembly employing the same, processes for producing the same, and fuel cell employing the same |
KR100833056B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2008-05-27 | 주식회사 엘지화학 | 연료전지용 강화-복합 전해질막 |
US20100047691A1 (en) * | 2006-10-25 | 2010-02-25 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Lithium secondary battery |
JP5599573B2 (ja) * | 2009-04-10 | 2014-10-01 | 出光興産株式会社 | 固体電解質粒子からなるガラス及びリチウム電池 |
JP5315369B2 (ja) * | 2011-03-01 | 2013-10-16 | 株式会社日立製作所 | リチウム二次電池の異常充電状態検出装置及び検査方法 |
-
2011
- 2011-11-30 JP JP2011261621A patent/JP2013114966A/ja active Pending
-
2012
- 2012-11-28 US US14/361,976 patent/US10511052B2/en active Active
- 2012-11-28 WO PCT/JP2012/007638 patent/WO2013080540A1/ja active Application Filing
- 2012-11-28 CN CN201280059125.0A patent/CN103947028A/zh active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005078740A1 (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | リチウムイオン伝導性硫化物系結晶化ガラス及びその製造方法 |
JP2006086102A (ja) * | 2004-08-17 | 2006-03-30 | Ohara Inc | リチウムイオン二次電池および固体電解質 |
JP2009140920A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-25 | Toyobo Co Ltd | 高分子電解質膜積層体 |
JP2010033918A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Idemitsu Kosan Co Ltd | リチウム電池の製造方法、及びそれより得られるリチウム電池 |
JP2011014387A (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-20 | Nippon Zeon Co Ltd | 全固体二次電池 |
JP2011181260A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Osaka Prefecture Univ | 全固体リチウム二次電池用正極及びその製造方法 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014241240A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | トヨタ自動車株式会社 | 硫化物全固体電池の製造方法 |
JP2015125872A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池の製造方法及び全固体電池 |
US9634358B2 (en) | 2013-12-26 | 2017-04-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for producing all-solid-state battery, and all-solid-state battery |
KR101750145B1 (ko) * | 2013-12-26 | 2017-06-22 | 도요타 지도샤(주) | 전고체 전지의 제조 방법 및 전고체 전지 |
WO2015198848A1 (ja) * | 2014-06-25 | 2015-12-30 | 国立大学法人東京工業大学 | 硫化物固体電解質材料、電池および硫化物固体電解質材料の製造方法 |
JP2016027545A (ja) * | 2014-06-25 | 2016-02-18 | 国立大学法人東京工業大学 | 硫化物固体電解質材料、電池および硫化物固体電解質材料の製造方法 |
US10644349B2 (en) | 2014-07-31 | 2020-05-05 | Fujifilm Corporation | All solid-state secondary battery, solid electrolyte composition, electrode sheet for battery using same, method for manufacturing electrode sheet for battery, and method for manufacturing all solid-state secondary battery |
JP2016096108A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | トヨタ自動車株式会社 | 電解質膜構造体 |
JP2016139512A (ja) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | 富士フイルム株式会社 | 全固体二次電池、これに用いる固体電解質組成物および電池用電極シートならびに電池用電極シートおよび全固体二次電池の製造方法 |
US10644340B2 (en) | 2015-04-02 | 2020-05-05 | Soitec | Advanced solid electrolyte and method of fabrication |
JP2017010936A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 出光興産株式会社 | 固体電解質の製造方法 |
JP2020534644A (ja) * | 2017-09-18 | 2020-11-26 | ブルー ソリューション | 溶媒和ポリマー、リチウム塩及び選択されたハロゲン化ポリマーを含む固体高分子電解質並びにそれを含む電池 |
JP7104778B2 (ja) | 2017-09-18 | 2022-07-21 | ブルー ソリューション | 溶媒和ポリマー、リチウム塩及び選択されたハロゲン化ポリマーを含む固体高分子電解質並びにそれを含む電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20150132638A1 (en) | 2015-05-14 |
CN103947028A (zh) | 2014-07-23 |
WO2013080540A1 (ja) | 2013-06-06 |
US10511052B2 (en) | 2019-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013080540A1 (ja) | 電解質シート | |
JP6004755B2 (ja) | 正極合材スラリー及び電極シート | |
JP5721494B2 (ja) | リチウム二次電池電極用スラリー組成物及びそれを用いた電池 | |
JP5841384B2 (ja) | 負極合材及びそれを用いた全固体リチウムイオン電池 | |
JP6139864B2 (ja) | 固体電解質成形体及びその製造方法、並びに全固体電池 | |
JP5912493B2 (ja) | リチウム粒子を含む組成物、電極及び電池 | |
JP5926131B2 (ja) | 正極合材スラリー及び電極シート | |
JP6077740B2 (ja) | 固体電解質 | |
JP6181989B2 (ja) | 全固体電池の製造方法 | |
JP2012243408A (ja) | リチウムイオン電池 | |
JP2010033918A (ja) | リチウム電池の製造方法、及びそれより得られるリチウム電池 | |
JP2009176541A (ja) | 全固体リチウム二次電池用の固体電解質膜、正極膜、又は負極膜、及びそれらの製造方法並びに全固体リチウム二次電池 | |
JP2010067499A (ja) | 正極合材の製造方法、及びそれを用いて得られる正極合材 | |
JP2017199631A (ja) | 硫化物固体電解質、電極合材及びリチウムイオン電池 | |
JP2013222530A (ja) | 全固体電池及び全固体電池の充放電方法 | |
JP2014086222A (ja) | 二次電池の製造方法 | |
JP5864993B2 (ja) | 複合電極材料及びその製造方法、並びに該複合電極材料を用いたリチウム電池 | |
JP2012190772A (ja) | 全固体リチウムイオン電池及び正極合材 | |
JPWO2011086689A1 (ja) | 電池用電極、当該電池用電極を備えた電池、及び、当該電池用電極の製造方法 | |
JP6204671B2 (ja) | 全固体電池 | |
JP2013080669A (ja) | リチウムイオン電池 | |
JP5940345B2 (ja) | リチウムイオン電池 | |
JP2013069415A (ja) | 負極合材及びそれを用いた全固体リチウムイオン電池 | |
JP6257698B2 (ja) | 極材層と電解質層を有する積層体の製造方法 | |
JP6181988B2 (ja) | 全固体電池の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150818 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160329 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161004 |