JP2012533558A5 - - Google Patents

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他の態様では、本発明は、本発明の方法を用いて作製される組成物、例えば、免疫原性組成物を提供する。
本発明の好ましい実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
アミノ酸100〜150が配列番号9、配列番号12、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7;配列番号8、配列番号10、配列番号11、配列番号13、配列番号91または配列番号92のアミノ酸配列で置き換えられている1つ以上のRSウイルスF(RSV F)ポリペプチドを含む免疫原性組成物。
(項目2)
前記RSV Fのアミノ酸100〜150が配列番号12のアミノ酸配列で置き換えられている、項目1に記載の免疫原性組成物。
(項目3)
前記RSV Fのアミノ酸100〜150が、配列番号9、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7;配列番号8、配列番号10、配列番号11、配列番号13または配列番号92のアミノ酸配列で置き換えられている、項目1に記載の免疫原性組成物。
(項目4)
アミノ酸100〜150が配列番号9のアミノ酸配列で置き換えられている、項目1に記載の免疫原性組成物。
(項目5)
前記RSV Fが単量体、三量体、または単量体と三量体の組合せの形態である、項目1または項目2に記載の免疫原性組成物。
(項目6)
RSV Fが単量体、三量体、ロゼットまたはその任意の組合せの形態である、項目3または4に記載の免疫原性組成物。
(項目7)
前記RSV Fポリペプチドが、RSV−Fエクトドメインを含む可溶性ポリペプチドである、項目1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物。
(項目8)
前記RSV Fが、配列番号1または配列番号2のアミノ酸23〜99および151〜524を含む、項目1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物。
(項目9)
配列番号49、配列番号68、配列番号71、配列番号25、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号69、配列番号70、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号93、シグナルペプチドおよび/またはHISタグが削除されている前述のいずれかの配列、ならびにその組合せからなる群より選択されるポリペプチドを含む免疫原性組成物。
(項目10)
前記ポリペプチドが、シグナルペプチドおよび任意選択でHISタグが削除されている配列番号68または配列番号68である、項目9に記載の免疫原性組成物。
(項目11)
前記ポリペプチドが、配列番号49、配列番号71、ならびにシグナルペプチドおよび任意選択でHISタグが削除されている前述のいずれかの配列からなる群より選択される、項目9に記載の免疫原性組成物。
(項目12)
アジュバントをさらに含む、項目1〜11のいずれか1項に記載の免疫原性組成物。
(項目13)
前記アジュバントが、アルミニウム塩、水中スクアレン型エマルジョン、ベンゾナフチリジン化合物、リン脂質化合物、小分子免疫増強物質および前述のものの任意の組合せからなる群より選択される、項目12に記載の免疫原性組成物。
(項目14)
アミノ酸100〜150が、配列番号9、配列番号12、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号10、配列番号11、配列番号13、配列番号91または配列番号92のアミノ酸配列で置き換えられている、組換えRSウイルスFポリペプチド(RSV F)。
(項目15)
前記RSV Fのアミノ酸100〜150が配列番号12のアミノ酸配列で置き換えられている、項目14に記載の組換えRSV F。
(項目16)
前記RSV Fのアミノ酸100〜150が、配列番号9、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7;配列番号8、配列番号10、配列番号11、配列番号13または配列番号92のアミノ酸配列で置き換えられている、項目15に記載の組換えRSV F。
(項目17)
アミノ酸100〜150が配列番号9のアミノ酸配列で置き換えられている、項目14に記載の組換えRSV F。
(項目18)
単量体、三量体、または単量体と三量体の組合せの形態である、項目14または15に記載の組換えRSV F。
(項目19)
単量体、三量体、三量体のロゼットまたはその組合せの形態である、項目16または17に記載の組換えRSV F。
(項目20)
配列番号49、配列番号68、配列番号71、配列番号25、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号69、配列番号70、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号93、シグナルペプチドおよび/またはHISタグが削除されている前述のいずれかの配列、ならびにその組合せからなる群より選択される組換えポリペプチド。
(項目21)
異種オリゴマー化ドメイン、エピトープ、またはシグナルペプチドをさらに含む、項目14〜20のいずれか1項に記載の組換えポリペプチド。
(項目22)
前記異種オリゴマー化ドメインが、インフルエンザ血球凝集素由来の三量体化ドメイン、SARSスパイク由来の三量体化ドメイン、またはHIV gp41、NadA、修飾GCN4もしくはATCase由来の三量体化ドメインを含む群から選択される、項目21に記載の組換えポリペプチド。
(項目23)
項目14〜21のいずれかに記載のポリペプチドをコードする単離された核酸。
(項目24)
自己複製RNA分子である、項目23に記載の単離された核酸。
(項目25)
項目24に記載の自己複製RNA分子を含む免疫原性組成物。
(項目26)
送達系をさらに含む、項目25に記載の免疫原性組成物。
(項目27)
項目1〜14のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を被験体に投与する工程を含む、被験体においてRSV Fに対する免疫応答を誘導する方法。
(項目28)
項目25に記載の免疫原性組成物を被験体に投与する工程を含む、被験体においてRSV Fに対する免疫応答を誘導する方法。
(項目29)
切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物を作製するための方法であって、
a)切断されるとF およびF サブユニットが生成されるプロテアーゼ切断部位を含む非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを準備する工程であって、該非切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドのアミノ酸配列は、改変型フリン切断部位を106〜109位および133〜136位に含み、該非切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは、該ポリペプチドを非切断型で産生する細胞から得られる、工程;ならびに
b)準備した該可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、該プロテアーゼ切断部位で切断するプロテアーゼで切断し、それにより、切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物を生成させる工程
を含む、方法。
(項目30)
工程b)において、準備した前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、101位付近〜161位付近の1つ以上の位置で切断する、項目29に記載の方法。
(項目31)
準備した前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、106位付近〜142位付近の1つ以上の位置で切断する、項目30に記載の方法。
(項目32)
a)において準備する前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを精製する、項目29〜32のいずれか1項に記載の方法。
(項目33)
a)において準備する前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドがインタクトな融合ペプチドを含むものである、項目29〜32のいずれか1項に記載の方法。
(項目34)
工程b)での切断により、三量体のロゼットの形成がもたらされる、項目33に記載の方法。
(項目35)
c)前記三量体のロゼットを精製する工程をさらに含む、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記三量体のロゼットの精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む、項目35に記載の方法。
(項目37)
a)において準備する前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが改変型融合ペプチドを含むものである、項目29〜32のいずれか1項に記載の方法。
(項目38)
前記融合ペプチドの少なくとも一部分が、前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドにおいて欠失している、項目37に記載の方法。
(項目39)
アミノ酸137〜153、アミノ酸137〜146、アミノ酸137〜145、またはアミノ酸137〜142が前記融合ペプチドから欠失している、項目37に記載の方法。
(項目40)
工程b)での切断により、三量体の形成がもたらされる、項目37〜39のいずれか1項に記載の方法。
(項目41)
c)前記三量体を精製する工程をさらに含む、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記三量体の精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む、項目41に記載の方法。
(項目43)
a)において準備する前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、昆虫細胞、哺乳動物細胞、鳥類細胞、酵母細胞、テトラヒメナ細胞またはその組合せにおいて発現させる、項目29〜42のいずれか1項に記載の方法。
(項目44)
a)において準備する前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを細胞馴化培養培地中で準備する、項目29〜43に記載の方法。
(項目45)
前記細胞馴化培養培地が、昆虫細胞馴化培養培地、哺乳動物細胞馴化培養培地およびその組合せからなる群より選択される、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記三量体のロゼットが、FurdelおよびDelp23 furdelからなる群より選択される少なくとも1つのポリペプチドのF およびF 断片を含む、項目29〜36および41のいずれか1項に記載の方法。
(項目47)
前記切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドに実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、項目29〜46のいずれか1項に記載の方法。
(項目48)
項目29〜47のいずれか1項に記載の方法を用いて作製された切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物。
(項目49)
免疫原性組成物である、項目48に記載の組成物。
(項目50)
非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体または単量体と三量体の組合せを含む組成物を作製するための方法であって、
a)非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む生物学的材料を準備する工程であって、該非切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドのアミノ酸配列は改変型フリン切断部位を106〜109位および133〜136位に含み、該非切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは該ポリペプチドを非切断型で産生する細胞から分泌される、工程;ならびに
b)非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体または三量体を該生物学的材料から精製し、それにより該組成物を生成させる工程
を含む、方法。
(項目51)
前記生物学的材料が、昆虫細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、哺乳動物細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、鳥類細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、酵母細胞の馴化培地または細胞溶解物、テトラヒメナ細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、およびその組合せからなる群より選択される、項目50に記載の方法。
(項目52)
b)において、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体を精製する、項目50または51に記載の方法。
(項目53)
b)において、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド単量体を精製する、項目50または51に記載の方法。
(項目54)
b)での精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む、項目50に記載の方法。
(項目55)
前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、改変型融合ペプチドをさらに含むものである、項目50〜54のいずれか1項に記載の方法。
(項目56)
前記可溶性の非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、furmt、furdel、Delp21 furx、Delp23 furx、Delp21
furdel、Delp23 furdel、および第Xa因子構築物からなる群より選択される少なくとも1つのポリペプチドを含む、項目50に記載の方法。
(項目57)
非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む前記組成物に実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、項目50〜56のいずれか1項に記載の方法。
(項目58)
項目50〜57のいずれか1項に記載の方法を用いて作製された可溶性の非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体または三量体を含む組成物。
(項目59)
免疫原性組成物である、項目58に記載の組成物。
(項目60)
非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体または単量体と三量体の組合せを含む組成物を作製するための方法であって、
a)非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む生物学的材料を準備する工程であって、該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドのアミノ酸配列は改変型フリン切断部位を含み、101位付近と161位付近との間に存在するリジン残基とアルギニン残基は欠失しているか、あるいはリジンもしくはアルギニンではないアミノ酸で置き換えられており、該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは、該ポリペプチドを101位付近と161位付近との間を非切断の状態で産生する宿主細胞から得られ、該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは101位付近と161位付近との間が切断されていない、工程;ならびに
b)非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体または単量体と三量体の組合せを、該生物学的材料から精製する工程
を含む、方法。
(項目61)
前記生物学的材料が、昆虫細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、哺乳動物細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、鳥類細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、酵母細胞の馴化培地または細胞溶解物、テトラヒメナ細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、およびその組合せからなる群より選択される、項目60に記載の方法。
(項目62)
b)において、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体を精製する、項目60または61に記載の方法。
(項目63)
b)において、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド単量体を精製する、項目60または61に記載の方法。
(項目64)
b)において、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド単量体と非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体を精製する、項目60または61に記載の方法。
(項目65)
b)での精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む、項目60〜64のいずれか1項に記載の方法。
(項目66)
前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、改変型融合ペプチドをさらに含むものである、項目60〜64のいずれか1項に記載の方法。
(項目67)
前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、Furx、Furx R113Q K123N K124N、Delp21 furxおよびDelp23 furxからなる群より選択される少なくとも1つのポリペプチドを含む、項目60に記載の方法。
(項目68)
非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む前記組成物に実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、項目60〜67のいずれか1項に記載の方法。
(項目69)
項目60〜68のいずれか1項に記載の方法を用いて作製された可溶性の非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物。
(項目70)
免疫原性組成物である、項目69に記載の組成物。
(項目71)
切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体または単量体と三量体の組合せを含む組成物を作製するための方法であって、
a)改変型融合ペプチドを含む切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む生物学的材料を準備する工程;および
b)切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを該生物学的材料から精製する工程
を含む、方法。
(項目72)
前記RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、アミノ酸137〜152付近が欠失しているか、アミノ酸137〜153付近が欠失しているか、アミノ酸137〜145付近が欠失しているか、アミノ酸137〜146付近が欠失しているか、またはアミノ酸137〜142付近が欠失しているアミノ酸配列を含む、項目71に記載の方法。
(項目73)
前記生物学的材料が、昆虫細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、哺乳動物細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、鳥類細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、酵母細胞の馴化培地または細胞溶解物、テトラヒメナ細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、およびその組合せからなる群より選択される、項目71または72に記載の方法。
(項目74)
b)において、切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体を精製する、項目71〜73のいずれか1項に記載の方法。
(項目75)
b)において、切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド単量体を精製する、項目71〜73のいずれか1項に記載の方法。
(項目76)
b)において、切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド単量体と切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体を精製する、項目71〜73のいずれか1項に記載の方法。
(項目77)
b)での精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む、項目71〜73のいずれか1項に記載の方法。
(項目78)
前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、少なくとも融合ペプチド欠失ポリペプチドを含むものである、項目71に記載の方法。
(項目79)
非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む前記組成物に実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、項目71〜78のいずれか1項に記載の方法。
(項目80)
項目71〜79のいずれか1項に記載の方法を用いて作製された可溶性の非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物。
(項目81)
免疫原性組成物である、項目80に記載の組成物。
(項目82)
RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物を作製するための方法であって、
a)改変型フリン切断部位を133〜136位に含むRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを準備する工程であって、該可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは、該ペプチドを、136/137位が切断されていないがF を含むサブユニットと会合しているF 断片の形態で産生する細胞から分泌される、工程;ならびに
b)準備した該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、RSV Fタンパク質のエクトドメインを101位と161位との間の部位で切断するプロテアーゼで切断し、それにより該組成物を生成させる工程
を含む、方法。
(項目83)
a)において準備する前記RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを精製する、項目82に記載の方法。
(項目84)
a)において準備する前記RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、昆虫細胞、哺乳動物細胞、鳥類細胞、酵母細胞、テトラヒメナ細胞またはその組合せにおいて発現させる、項目82または83に記載の方法。
(項目85)
a)において準備する前記RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、細胞馴化培養培地、細胞抽出物またはその組合せにおいて準備する、項目82〜84のいずれか1項に記載の方法。
(項目86)
前記RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、昆虫細胞馴化培養培地、哺乳動物細胞馴化培養培地、鳥類細胞馴化培養培地、酵母細胞馴化培養培地、テトラヒメナ細胞馴化培養培地およびその組合せからなる群より選択される細胞馴化培養培地において準備する、項目85に記載の方法。
(項目87)
前記RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが少なくともC末端フリンポリペプチドを含む、項目82〜86のいずれか1項に記載の方法。
(項目88)
b)において作製される前記切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドに実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、項目82〜87のいずれか1項に記載の方法。
(項目89)
項目82〜88のいずれか1項に記載の方法を用いて作製された切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物。
(項目90)
免疫原性組成物である、項目89に記載の組成物。
(項目91)
RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物を作製するための方法であって、
a)改変型フリン切断部位を133〜136位に含むRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む生物学的材料を準備する工程であって、該可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは、該ペプチドを、136/137位が切断されていないがF を含むサブユニットと会合しているF 断片の形態で産生する細胞から分泌され、ただし、該改変型フリン切断部位はアミノ酸131〜134の欠失ではないものとする、工程;ならびに
b)該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを該生物学的材料から精製し、それにより該組成物を生成させる工程
を含む、方法。
(項目92)
前記生物学的材料が、昆虫細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、哺乳動物細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、鳥類細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、酵母細胞の馴化培地または細胞溶解物、テトラヒメナ細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、およびその組合せからなる群より選択される、項目91に記載の方法。
(項目93)
b)において、RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体または単量体と三量体の組合せを精製する、項目91または92に記載の方法。
(項目94)
b)での精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む、項目93に記載の方法。
(項目95)
該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが少なくともC末端フリンポリペプチドを含む、項目91〜94のいずれか1項に記載の方法。
(項目96)
RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む前記組成物に実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、項目91〜95のいずれか1項に記載の方法。
(項目97)
項目92〜96のいずれか1項に記載の方法を用いて作製されたRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物。
(項目98)
免疫原性組成物である、項目97に記載の組成物。

Claims (15)

  1. アミノ酸100〜150が、配列番号9、配列番号12、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号10、配列番号11、配列番号13、配列番号91または配列番号92のアミノ酸配列で置き換えられている、組換えRSウイルスFポリペプチド(RSV F)であって、ここで、好ましくは、
    (a)該RSV Fは、単量体、三量体、三量体のロゼットまたはそれらの組合せの形態である;
    (b)アミノ酸100〜150が配列番号9のアミノ酸配列で置き換えられており、ここで好ましくは、該RSV Fは、単量体、三量体、三量体のロゼットまたはそれらの組合せの形態である;あるいは
    (c)(i)該RSV Fのアミノ酸100〜150が配列番号12のアミノ酸配列で置き換えられており;好ましくはここで、該RSV Fは、単量体、三量体、または単量体と三量体との組合せの形態である;または好ましくは(ii)該RSV Fのアミノ酸100〜150が、配列番号9、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7;配列番号8、配列番号10、配列番号11、配列番号13または配列番号92のアミノ酸配列で置き換えられており;好ましくはここで、該RSV Fは、単量体、三量体、または三量体のロゼットまたはそれらの組合せの形態である、
    組換えRSウイルスFポリペプチド。
  2. 配列番号49、配列番号68、配列番号71、配列番号25、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号69、配列番号70、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号93、シグナルペプチドおよび/またはHISタグが削除されている前述のいずれかの配列、ならびにその組合せからなる群より選択される組換えポリペプチド。
  3. 異種オリゴマー化ドメイン、エピトープ、またはシグナルペプチドをさらに含む、請求項1または請求項2に記載の組換えポリペプチドであって、好ましくはここで、該異種オリゴマー化ドメインが、インフルエンザ血球凝集素由来の三量体化ドメイン、SARSスパイク由来の三量体化ドメイン、またはHIV gp41、NadA、修飾GCN4もしくはATCase由来の三量体化ドメインを含む群から選択される、組換えポリペプチド
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードする単離された核酸であって;好ましくはここで、該単離された核酸は、自己複製RNA分子である、核酸
  5. 免疫原性組成物であって、該免疫原性組成物は、
    (a)請求項1に記載の1つ以上のRSウイルスF(RSV F)ポリペプチドであって;好ましくはここで:
    (i)該RSV Fポリペプチドが、RSV−Fエクトドメインを含む可溶性ポリペプチドであるか;または
    (ii)該RSV Fが、配列番号1もしくは配列番号2のアミノ酸23〜99および151〜524を含む;
    RSV Fポリペプチド;あるいは
    (b)請求項2に記載のポリペプチドであって;好ましくはここで:
    (i)該ポリペプチドが、配列番号68であるか、もしくはシグナルペプチドおよび任意選択でHISタグ、が削除されている配列番号68であるか、または
    (ii)該ポリペプチドが、配列番号49、配列番号71、ならびにシグナルペプチドおよび任意選択でHISタグ、が削除されている前述のいずれかの配列からなる群より選択される;
    ポリペプチド;
    を含み、該免疫原性組成物は、アジュバントを任意選択でさらに含み;好ましくはここで、該アジュバントが、アルミニウム塩、水中スクアレン型エマルジョン、ベンゾナフチリジン化合物、リン脂質化合物、小分子免疫増強物質および前述のものの任意の組合せからなる群より選択される、免疫原性組成物。
  6. 請求項に記載の自己複製RNA分子を含む免疫原性組成物であって、好ましくは送達系をさらに含む、免疫原性組成物
  7. 験体においてRSV Fに対する免疫応答を誘導するための請求項5または請求項6に記載の免疫原性組成物
  8. 切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物を作製するための方法であって、
    a)切断されるとFおよびFサブユニットが生成されるプロテアーゼ切断部位を含む非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを準備する工程であって、該非切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドのアミノ酸配列は、改変型フリン切断部位を106〜109位および133〜136位に含み、該非切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは、該ポリペプチドを非切断型で産生する細胞から得られる、工程;ならびに
    b)準備した該可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、該プロテアーゼ切断部位切断するプロテアーゼで切断し、それにより、切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物を生成させる工程
    を含み;
    好ましくはここで、工程b)において、準備した該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、101位付近〜161位付近の1つ以上の位置で切断し;より好ましくはここで、準備した該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、106位付近〜142位付近の1つ以上の位置で切断する、方法。
  9. a)において準備する前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを精製する
    および/または
    (a)ここで、a)において準備する該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドがインタクトな融合ペプチドを含むものであり;好ましくはここで、工程b)での切断により、三量体のロゼットの形成がもたらされ、より好ましくはc)該三量体のロゼットを精製する工程をさらに含み;最も好ましくはここで、該三量体のロゼットの精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む;
    および/または
    ここで、該三量体のロゼットが、FurdelおよびDelp23 furdelからなる群より選択される少なくとも1つのポリペプチドのF およびF 断片を含む;
    あるいは
    (b)ここで、a)において準備する該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが改変型融合ペプチドを含むものであり;好ましくはここで、(i)該融合ペプチドの少なくとも一部分が、該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドにおいて欠失しているか、または(ii)アミノ酸137〜153、アミノ酸137〜146、アミノ酸137〜145、もしくはアミノ酸137〜142が該融合ペプチドから欠失している;
    および/または
    ここで、工程b)での切断により、三量体の形成がもたらされる;好ましくは、c)該三量体を精製する工程をさらに含み;より好ましくはここで、(i)該三量体の精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む;または(ii)該三量体のロゼットが、FurdelおよびDelp23 furdelからなる群より選択される少なくとも1つのポリペプチドのF およびF 断片を含む;
    および/または
    ここで、a)において準備する該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、昆虫細胞、哺乳動物細胞、鳥類細胞、酵母細胞、テトラヒメナ細胞またはその組合せにおいて発現させる;
    および/または
    ここで、a)において準備する該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが細胞馴化培養培地中で準備され;好ましくはここで該細胞馴化培養培地が、昆虫細胞馴化培養培地、哺乳動物細胞馴化培養培地およびその組合せからなる群より選択される;
    および/または
    ここで、該切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドに実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、請求項に記載の方法。
  10. 非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体または単量体と三量体の組合せを含む組成物を作製するための方法であって、
    a)非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む生物学的材料を準備する工程であって、該非切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドのアミノ酸配列は改変型フリン切断部位を106〜109位および133〜136位に含み、該非切断型の可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは該ポリペプチドを非切断型で産生する細胞から分泌される、工程;ならびに
    b)非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体または三量体を該生物学的材料から精製し、それにより該組成物を生成させる工程
    を含み、ここで好ましくは:
    (i)該生物学的材料が、昆虫細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、哺乳動物細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、鳥類細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、酵母細胞の馴化培地または細胞溶解物、テトラヒメナ細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、およびその組合せからなる群より選択される;
    および/または
    ここで、b)において、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体もしくは単量体を精製する;
    あるいは
    (ii)ここで、b)での精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む;
    および/または
    ここで、該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、改変型融合ペプチドをさらに含むものである;
    あるいは
    (iii)ここで、該可溶性の非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、furmt、furdel、Delp21 furx、Delp23 furx、Delp21 furdel、Delp23 furdel、および第Xa因子構築物からなる群より選択される少なくとも1つのポリペプチドを含むか;
    および/または
    ここで、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む該組成物に実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、方法。
  11. 非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体または単量体と三量体の組合せを含む組成物を作製するための方法であって、
    a)非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む生物学的材料を準備する工程であって、該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドのアミノ酸配列は改変型フリン切断部位を含み、101位付近と161位付近との間に存在するリジン残基とアルギニン残基は欠失しているか、あるいはリジンもしくはアルギニンではないアミノ酸で置き換えられており、該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは、該ポリペプチドを101位付近と161位付近との間を非切断の状態で産生する宿主細胞から得られ、該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは101位付近と161位付近との間が切断されていない、工程;ならびに
    b)非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体または単量体と三量体の組合せを、該生物学的材料から精製する工程
    を含み、
    好ましくはここで:
    (A)該生物学的材料が、昆虫細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、哺乳動物細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、鳥類細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、酵母細胞の馴化培地または細胞溶解物、テトラヒメナ細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、およびその組合せからなる群より選択される;および/または
    (i)ここで、b)において、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体を精製する;
    (ii)b)において、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド単量体を精製する;または
    (iii)b)において、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド単量体と非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体を精製する;および/または
    ここで、b)での精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含むか;または該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、改変型融合ペプチドをさらに含むものである;
    あるいは
    (B)該非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、Furx、Furx R113Q K123N K124N、Delp21 furxおよびDelp23 furxからなる群より選択される少なくとも1つのポリペプチドを含むか;
    および/または
    ここで、非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む該組成物に実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、方法。
  12. 切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体または単量体と三量体の組合せを含む組成物を作製するための方法であって、
    a)改変型融合ペプチドを含む切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む生物学的材料を準備する工程;および
    b)切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを該生物学的材料から精製する工程
    を含み;
    好ましくはここで:
    (A)該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、アミノ酸137〜152付近が欠失しているか、アミノ酸137〜153付近が欠失しているか、アミノ酸137〜145付近が欠失しているか、アミノ酸137〜146付近が欠失しているか、またはアミノ酸137〜142付近が欠失しているアミノ酸配列を含む;
    および/または
    該生物学的材料が、昆虫細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、哺乳動物細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、鳥類細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、酵母細胞の馴化培地または細胞溶解物、テトラヒメナ細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、およびその組合せからなる群より選択される;
    および/または
    (i)b)において、切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体を精製する;
    (ii)b)において、切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド単量体を精製する;
    (iii)b)において、切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド単量体と切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド三量体を精製する;または
    (iv)b)での精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む;
    あるいは
    (B)前記非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが、少なくとも融合ペプチド欠失ポリペプチドを含むものであるか;
    および/または
    非切断型のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む前記組成物に実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、方法。
  13. RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物を作製するための方法であって、
    a)改変型フリン切断部位を133〜136位に含むRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを準備する工程であって、該可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは、該ペプチドを、136/137位が切断されていないがFを含むサブユニットと会合しているF断片の形態で産生する細胞から分泌される、工程;ならびに
    b)準備した該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、RSV Fタンパク質のエクトドメインを101位と161位との間の部位で切断するプロテアーゼで切断し、それにより該組成物を生成させる工程
    を含み;
    好ましくはここで:
    (i)a)において準備する該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを精製する;
    および/または
    (ii)a)において準備する該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、昆虫細胞、哺乳動物細胞、鳥類細胞、酵母細胞、テトラヒメナ細胞もしくはその組合せにおいて発現させる;
    および/または
    (iii)a)において準備する該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、細胞馴化培養培地、細胞抽出物またはその組合せにおいて準備する;好ましくはここで、該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを、昆虫細胞馴化培養培地、哺乳動物細胞馴化培養培地、鳥類細胞馴化培養培地、酵母細胞馴化培養培地、テトラヒメナ細胞馴化培養培地およびその組合せからなる群より選択される細胞馴化培養培地において準備する;
    および/または
    ここで、該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが少なくともC末端フリンポリペプチドを含む;
    および/または
    ここで、b)において作製される該切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドに実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、方法。
  14. RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む組成物を作製するための方法であって、
    a)改変型フリン切断部位を133〜136位に含むRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む生物学的材料を準備する工程であって、該可溶性のRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドは、該ペプチドを、136/137位が切断されていないがFを含むサブユニットと会合しているF断片の形態で産生する細胞から分泌され、ただし、該改変型フリン切断部位はアミノ酸131〜134の欠失ではないものとする、工程;ならびに
    b)該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを該生物学的材料から精製し、それにより該組成物を生成させる工程
    を含み;
    好ましくは、ここで、前記生物学的材料が、昆虫細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、哺乳動物細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、鳥類細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、酵母細胞の馴化培地または細胞溶解物、テトラヒメナ細胞の馴化培養培地または細胞溶解物、およびその組合せからなる群より選択される;
    および/または
    b)において、RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体、三量体もしくは単量体と三量体との組合せを精製する;好ましくは、b)での精製がサイズ排除クロマトグラフィーを含む;
    および/または
    ここで、該RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドが少なくともC末端フリンポリペプチドを含む;
    および/または
    ここで、RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドを含む該組成物に実質的に脂質とリポタンパク質が含まれていない、方法
  15. 組成物であって、
    (a)請求項8〜9のいずれか1項に記載の方法を用いて作製された切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド;
    (b)請求項10に記載の方法を用いて作製された可溶性切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチドの単量体もしくは三量体;
    (c)請求項11もしくは請求項12に記載の方法を用いて作製された可溶性の非切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド;
    (d)請求項13に記載の方法を用いて作製された切断型RSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド;または
    (e)請求項14に記載の方法を用いて作製されたRSV Fタンパク質のエクトドメインポリペプチド
    を含む組成物であって、好ましくは、該組成物が免疫原性組成物である、組成物。
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